JP3025437B2 - 元のデジタル画像を処理する方法及び装置 - Google Patents

元のデジタル画像を処理する方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置に関
し、特に、デジタル画像を均一にスケーリングする方法
及び装置と、デジタル画像を実時間二次元に均一スケー
リングする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像を合成する能力は、コンピ
ュータのマルチメディア用途において最も重要である。
一般に、デジタル画像は、それが他のデジタル画像と合
成される前に前処理される。前処理は、通常、デジタル
画像のサイズを引伸ばしたり(これ以後、スケーリング
アップと称する)、デジタル画像のサイズを減少させた
り(これ以後、スケーリングダウンと称する)、デジタ
ル画像の選択した部分をカットしたり、デジタル画像の
選択した部分を他の位置にシフトする等して行なわれ
る。
【0003】デジタル画像のスケーリングアップ及びス
ケーリングダウンは、通常、特別にプログラムされたコ
ンピュータによって行われる。スケーリングアップは、
デジタル画像の各2つの走査線の線形補間を行ない、そ
れらの間に挿入された少なくとも1つの補間された走査
線を得、また、各走査線の各2つの画像データの線形補
間を行ない、それらの間に挿入された少なくとも1つの
補間された画像データを得ることによって達成される。
スケーリングダウンは、デジタル画像の走査線のうち幾
つかを削除し、また、残りの走査線の各々の画像データ
のうち幾つかを削除することによって達成される。
【0004】デジタル画像のスケーリングアップでは、
コンピュータによる元の画像データの線形補間は比較的
遅い。従って、欧州特許第0079542A2号明細書
及び英国特許第GB2226471A号明細書に開示さ
れているような各種専用ハードウェア装置、デジタル
画像の実時間スケーリングアップができるように開発さ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 不幸にして、これら専
用ハードウェア装置のほとんどは、デジタル画像のスケ
ーリングアップを限られた範囲までしかできない。そし
て、(N)本の走査線でデジタル画像をスケーリングア
ップするとき、均一性を維持するため、等しい数の補間
走査線を元のデジタル画像の元の走査線の各2つの間に
挿入できるようにするため、補間されるべき走査線の合
計数は、(N−1)の倍数でなければならない。同じこ
とが(N’)個の画像データで走査線をスケーリングア
ップする時にも言える。
【0006】従って、従来のスケーリングアップ装置
は、補間走査線(或いは、1走査線当たりの補間画素デ
ータ)の合計数が(N−1)(或いは、(N’−1))
の倍数でないとき、デジタル画像を、(N)本の走査線
(或いは、1走査線当たり(N’)個の画素データ)で
均一にスケーリングすることができない。加えて、従来
のスケーリングアップ装置は、デジタル画像を水平及び
垂直の両方向にスケーリングアップしかできず、デジタ
ル画像を水平及び垂直のどの方向にもスケーリングダウ
ンすることができない。
【0007】従って、本発明の第1の目的は、デジタル
画像を均一にスケーリングする方法及び装置を提供する
ことにある。 特に、本発明の1つの目的は、補間走査線
或いは1走査線当たりの補間画素データの合計数が、走
査線の元の数−1或いは走査線当たりの画素データの元
の数−1の倍数でない場合でも、水平及び垂直方向のう
ち少なくとも1つの方向にデジタル画像を均一にスケー
リングアップする方法及び装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、水平及び垂直のどの
方向にもデジタル画像を均一にスケーリングダウンもで
きる方法及び装置を提供することにある。近年、デジタ
ル画像の二次元スケーリングは、特殊グラフィックプロ
セッサーを利用して画像のいろいろな引伸ばしや縮小を
行ない、或いは専用ハードウェア装置を使って同様な効
果を達成している。先ず元の画像をフレームメモリに記
憶して、その元の画像は、しかる後第一のディメンショ
ンにスケールされ、その結果、一次元スケール画像がフ
レームメモリに記憶される。そのスケールされた画像
は、しかる後第二のディメンションにスケールされて、
結果として二次元スケール画像が出力装置、例えばコン
ピュータのディスプレイやプリンターへ送られる前にフ
レームメモリに記憶される。従来のスケーリング法は比
較的大きめなメモリが要求されるので費用の有効性がな
く、特に高い拡大率で使用されるとなおさらである。加
うるに、従来のスケーリング法は、上記のように、その
一次元スケール画像は第2のディメンションへ記憶され
る前にフレームメモリに記憶され、またその二次元スケ
ール画像は出力装置に送られる前にフレームメモリに記
憶される等と処理ステージが多いので比較的効率が悪
く、したがって、実況ビデオ放送には適しない。
【0009】上記に鑑み、本発明の第2の目的は、デジ
タル画像の実時間二次元の均一スケーリングが可能な装
置を提供することである。特に、費用有効性に富み効率
が高い実況ビデオ放送に適する装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記本発明の第1の目的
を達成するため、本発明の1つの見地によると、均一に
スケーリングされた所望のデジタル画像を得るために元
のデジタル画像を処理する方法において、前記元のデジ
タル画像は数(N)の順次的な元の画像データを有し、
前記所望のデジタル画像は数(M)の順次的な所望の画
像データを有し、さらに該数(M)は前記数(N)より
も大きく、前記方法は、第1の線形補間器を提供し、前
記第1の線形補間器が元の画像データの(n)番目及び
(n+1)番目のものの線形補間を実行し、(M−N)
を(N−1)で割った結果余り(S)を生じるときまた
(n)が条件(n+1)*(S)≧(s)*(N)、こ
こで(s)は1から(S)の範囲、を満足する最小数で
あるとき、それらの間に挿入された残りの補間画像デー
タを生成するように制御する段階よりなる。
【0011】本発明の他の見地によると、均一にスケー
リングされた所望のデジタル画像を得るために元のデジ
タル画像を処理する方法において、前記元のデジタル画
像は数(N)の順次的な元の画像データを有し、前記所
望のデジタル画像は前記数(N)よりも小さい数(M)
の順次的な所望の画像データを有し、前記方法は、 (I
−1)メモリユニットにおける前記元の画像データを記
憶し、 (I−2)前記元の画像データの第1番目のもの
を出力するために前記メモリユニットを制御するアドレ
ス発生器を提供し、 (I−3)前記数(N)を前記数
(M)で割った結果生ずる余りである数(U)をデータ
レジスタに記憶し、 (I−4)前記数(U)と前記デー
タレジスタに記憶されている数とを加算し和を求め、
(I−5)前記和を前記数(M)と比較し、 (I−6)
前記メモリユニットを制御して前記元の画像データの他
の1つを出力するように前記アドレス発生器を活性化
し、前記元の画像データの前記他の1つは、前記メモリ
ユニットによって出力されたすぐ前の元の画像データか
ら、前記和が前記数(M)よりも小さいときは数(N)
を数(M)で割った結果生ずる商に等しい数(V)だ
け、また前記和が前記数(M)に少なくとも等しいとき
は数(V+1)だけオフセットされ、 (I−7)前記和
が前記数(M)に少なくとも等しいとき前記数(M)を
前記和から減算し、前記データレジスタにおける結果的
に生じた差を記憶し;また、前記和が前記数(M)より
も小さいとき前記データレジスタにおける前記和を記憶
し、 (I−8)前記段階(I−4)から(I−7)を、
(M)個の元の画像データが前記メモリユニットによっ
て出力されるまで繰り返す段階よりなる。
【0012】本発明のさらに他の見地によると、均一に
スケーリングされた所望のデジタル画像を得るために元
のデジタル画像を処理する装置において、前記元のデジ
タル画像は数(N)の順次的な元の画像データを有し、
前記所望のデジタル画像は数(M)の順次的な所望の画
像データを有し、該数(M)は前記数(N)よりも大き
く、前記装置は、線形補間器と、前記線形補間器に接続
され、前記線形補間器が元の画像データの(n)番目及
び(n+1)番目のものの線形補間を実行し、(M−
N)を(N−1)で割った結果余り(S)を生じるとき
また(n)が条件 (n+1)*(S)≧(s)*
(N)、ここで(s)は1から(S)の範囲、を満足す
る最小数であるとき、それらの間に挿入された残りの補
間画像データを生成するように制御する制御手段とより
なる。
【0013】本発明のさらに他の見地によると、均一に
スケーリングされた所望のデジタル画像を得るために元
のデジタル画像を処理する装置において、前記元のデジ
タル画像は数(N)の順次的な元の画像データを有し、
前記所望のデジタル画像は数(M)の順次的な所望の画
像データを有し、該数(M)は前記数(N)よりも小さ
く、前記装置は、 前記元の画像データを記憶するメモリ
ユニットと、 前記メモリユニットに接続され前記元の画
像データの第1番目のものを出力するために前記メモリ
ユニットを制御するアドレス発生器と、 前記数(N)を
前記数(M)で割った結果生ずる余りである数(U)を
生成する生成手段と、 データレジスタと、 前記生成手段
及び前記データレジスタに接続されて前記数(U)と前
記データレジスタに記憶されている数とを加算し和を求
める加算手段と、 前記加算手段、前記アドレス発生器、
及び前記データレジスタに接続され、前記和を前記数
(M)と比較し、前記メモリユニットを制御して前記元
の画像データの他の1つを出力するように前記アドレス
発生器を活性化し、前記元の画像データの前記他の1つ
は、前記メモリユニットによって出力されたすぐ前の元
の画像データから、前記和が前記数(M)よりも小さい
ときは数(N)を数(M)で割った結果生ずる商に等し
い数(V)だけ、また、前記和が前記数(M)に少なく
とも等しいときは数(V+1)だけオフセットされる計
算手段とよりなり、前記計算手段は、前記和が前記数
(M)に少なくとも等しいとき前記数(M)と前記デー
タレジスタにおける前記和との差を記憶し、前記和が前
記数(M)よりも小さいとき前記データレジスタにおけ
る前記和を記憶する。
【0014】上記本発明の第2の目的を達成するため、
本発明は、元のデジタル画像を処理して均一にスケール
された所望のデジタル画像を得ることができる装置であ
る。この装置は、元のデジタル画像を記憶するためのフ
レームメモリを含んでおり、元のデジタル画像は順次的
な元の走査線の数(N)と各走査線毎の順次的な元の画
素データの数(N’)を有している。この装置はさら
に、順次的な所望の走査線の数(M)を得るために、垂
直方向で元のデジタル画像をスケーリングする垂直スケ
ーリングセットと、各走査線ごとの順次的な所望の画素
データの数(M’)を得るために、水平方向において垂
直スケーリングユニットからの所望の走査線をスケーリ
ングする水平スケーリングユニットとを含んでいる。
【0015】垂直スケーリングユニットに、数(M)が
数(N)より大きいときに元のデジタル画像をスケール
させるため、垂直スケーリングユニットは、フレームメ
モリと接続して、フレームメモリからの元の走査線の
(n+1)番目のものを記憶するラインメモリと、この
ラインメモリと接続して、元の走査線の(n)番目のも
のを記憶するラインバッファと、ラインメモリ及びライ
ンバッファと接続する第1の線形補間器と、フレームメ
モリ、ラインバッファ及び第1の線形補間器と接続する
垂直スケーリングコントローラとを含んでいる。垂直ス
ケーリングコントローラは、ラインメモリ及びラインバ
ッファに元の走査線を記憶させるのを制御し、並びに第
1の線形補間器を制御して、ラインメモリ及びラインバ
ッファからの元の走査線の(n)番目と(n+1)番目
のものの線形補間を実行させ、(M−N)を(N−1)
で割った結果の余りが(S)であるとき、及び(n)
が、条件(n+1)×(S)≧(s)×(N),但し
(s)が1から(S)までを満たす最小数であるとき、
元の走査線の(n)番目と(n+1)番目のものの間に
挿入された残りの補間走査線を生成する。
【0016】垂直スケーリングユニットに、数(M)が
数(N)より小さいときに元のデジタル画像をスケール
させるため、垂直スケーリングユニットは、フレームメ
モリと接続して、フレームメモリを制御してラインメモ
リに記憶される元の走査線の第1番目のものを出力させ
る第1のアドレス発生器と、数(N)を数(M)で割っ
た結果の余りである数(U)を生成する第1の生成手段
と、第1のデータレジスタと、第1の生成手段及び第1
のデータレジスタと接続して、数(U)と第1のデータ
レジスタに記憶された数とを加算して和を得る第1の加
算手段と、第1の加算手段、第1のアドレス発生器及び
第1のデータレジスタと接続して前記和と前記数を比較
すると共に、第1のアドレス発生器を促してフレームメ
モリがラインメモリに記憶される元の走査線の他のもの
を出力するように制御する第1の計算手段とを含み、前
記元の走査線の他のものは、その直ぐ前の同じくフレー
ムメモリより出力された元の走査線から、和が数(M)
より小さい場合は数(N)を数(M)で割った結果生ず
る商と等しい数(V)だけ、和が少なくとも数(M)と
等しい場合は数(V+1)だけをそれぞれオフセットさ
れる。第1の計算手段は、和が少なくとも数(M)に等
しいときに、数(M)と第1のデータレジスタにある和
との差を記憶し、和が数(M)より小さいときは、和を
第1のデータレジスタに記憶させる。
【0017】水平スケーリングユニットに、数(M’)
が数(N’)より大きいときに元の垂直スケーリングユ
ニットからの所望の走査線をスケールさせるため、水平
スケーリングユニットは、第1の線形補間器と接続して
該第1の線形補間器からの走査線の1つにおける画素デ
ータの(n’+1)番目のものを記憶するドットレジス
タと、ドットレジスタと接続して前記走査線の1つにお
ける画素データの(n’)番目のものを記憶するドット
バッファと、ドットレジスタ及びドットバッファと接続
する第2の線形補間器と、ラインメモリ、ラインバッフ
ァ、ドットバッファ及び第2の線形補間器と接続した水
平スケーリングコントローラとを含んでいる。水平スケ
ーリングコントローラは、ドットレジスタ及びドットバ
ッファに画素データを記憶させるのを制御し、並びに第
2の線形補間器を制御して、ドットレジスタ及びドット
バッファからの画素データの(n’)番目と(n’+
1)番目のものの線形補間を実行させ、(M’−N’)
を(N’−1)で割った結果の余りが(S’)であると
き、及び(n’)が条件(n’+1)×(S’)≧
(s’)×(N’),但し(s’)が1から(S’)ま
でを満たす最小数であるとき、画素データの(n’)番
目と(n’+1)番目のものの間に挿入された残りの補
間画素データを生成する。
【0018】水平スケーリングユニットに、数(M’)
が数(N’)より小さいときに垂直スケーリングユニッ
トからの所望の走査線をスケールさせるため、水平スケ
ーリングコントローラは、ラインメモリと接続して該ラ
インメモリを制御し、元の走査線の1つの元の画素デー
タの第1番目のものを出力させる第2のアドレス発生器
と、数(N’)を数(M’)で割った余りである数
(U’)を発生する第2の生成手段と、第2のデータレ
ジスタと、第2の生成手段及び第2のデータレジスタと
接続して、数(U’)と第2のデータレジスタに記憶さ
れた数とを加算して和を得る第2の加算手段と、第2の
加算手段、第2のアドレス発生器及び第2のデータレジ
スタと接続して前記和と前記数(M’)を比較すると共
に、第2のアドレス発生器を促してラインメモリが元の
走査線の1つの元の画素データの他のものを出力するよ
うに制御する第2の計算手段とを含み、前記元の走査線
の1つの元の画素データの他のものは、その直ぐ前の同
じくラインメモリから出力された元の画素データから、
和が数(M’)より小さい場合は数(N’)を数
(M’)で割った結果生ずる商と等しい数(V’)だ
け、和が少なくとも数(M’)と等しい場合は数(V’
+1)だけをそれぞれオフセットされる。第2の計算手
段は、和が少なくとも数(M’)に等しいときに、数
(M’)と第2のデータレジスタにある和との差を記憶
し、和が数(M’)より小さいときは、和を第2のデー
タレジスタに記憶させる。
【0019】水平スケーリングユニットの第2の線形補
間器の出力は、直接出力装置に供給することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の他の特徴及び利点は、以
下の好適な実施例の詳細な説明において、添付した図面
を参照して明らかにする。図1を参照するに、本発明に
係わるデジタル画像を均一にスケーリングする装置の好
適な実施例が、垂直スケーリングユニットと水平スケー
リングユニットとを含めて示されている。垂直スケーリ
ングユニットは、デジタル画像を垂直方向にスケーリン
グアップ或いはスケーリングダウンすることができ、ラ
インメモリ3,ラインバッファ4,バイリニア加算器
5,及び垂直スケーリングコントローラ6を含んでい
る。水平スケーリングユニットは、デジタル画像を水平
方向にスケーリングアップ或いはスケーリングダウンす
ることができ、ドットレジスタ7,ドットバッファ8,
バイリニア加算器9,及び水平スケーリングコントロー
ラ10を含んでいる。
【0021】使用においては、好適な実施例の装置を使
用して処理されるデジタル画像は、先ずフレームメモリ
2に記憶される。デジタル画像は、画像デコーダ或いは
画像キャプチャリングシステムから得られる。垂直スケ
ーリングコントローラ6は、フレームメモリ2がデジタ
ル画像の選択した走査線をラインメモリ3に供給するよ
うに制御する。垂直スケーリングコントローラ6はさら
に、ラインバッファ4がラインメモリ3から以前の走査
線を記憶するように制御する。バイリニア加算器5は、
ラインメモリ3及びラインバッファ4から走査線データ
を受信し、垂直スケーリングコントローラ6からの一対
の重み係数α,1−αに従って、バイリニア補間を実行
する。
【0022】該バイリニア加算器5の出力はドットレジ
スタ7が受信し、水平スケーリングコントローラ10
は、ドットバッファ8がドットレジスタ7から以前の画
素データを記憶するように制御する。バイリニア加算器
9は、ドットレジスタ7及びドットバッファ8からの画
素データを受信し、水平スケーリングコントローラ10
からの一対の重み係数α,1−αに従って、バイリニア
補間を実行する。
【0023】図2は、バイリニア加算器5の電気回路ブ
ロック系統図である。図示のように、ラインバッファ4
からの走査線データは、フレームメモリ2におけるデジ
タル画像の(n)番目の走査線に対応し、係数1−αで
乗算される。一方、ラインメモリ3からの走査線データ
は、フレームメモリ2におけるデジタル画像の(n+
1)番目の走査線に対応し、係数αで乗算される。その
結果生ずる積は、次に互いに加えられ、係数αが分数、
即ち0或いは1に等しくないとき補間走査線が得られ
る。バイリニア加算器5の動作は、引き続きの段落で詳
細に説明する。
【0024】バイリニア加算器9の構造は、図2で示し
たバイリニア加算器5と似ており、バイリニア加算器9
では、ドットバッファ8からの画素データ(バイリニア
加算器5からの走査線データの(N’)番目の画素デー
タに対応する)に係数1−αを乗算し、ドットレジスタ
7からの画素データ(バイリニア加算器5からの走査線
データの(n’+1)番目の画素データに対応する)に
係数αを乗算する。従って、ドットレジスタ7は垂直ス
ケーリングユニットのラインメモリ3に相当し、ドット
バッファ8は垂直スケーリングユニットのラインバッフ
ァ4に相当する。
【0025】図3を参照するに、垂直スケーリングコン
トローラ6は、プログラマブルレジスタセット30を含
んで示され、該プログラマブルレジスタセット30は、
フレームメモリ2におけるデジタル画像の元の走査線の
数(N)を記憶する第1のレジスタ30a,補間或いは
削除される走査線の数(▲N)を記憶する第2のレジス
タ30b,及び垂直方向のデジタル画像のスケーリング
アップ或いはスケーリングダウンを示すために使用され
るINC/DECフラグ38を記憶する第3のレジスタ
30cを含む。垂直スケーリングコントローラ6はさら
に、前記第1,第2及び第3のレジスタ30a,30
b,30cの内容を読む第1,第2及び第3の計算回路
31,32,33を含んでいる。第1の計算回路31
は、(▲N)を(N−1)で割った結果生ずる商Tを出
力し、第2の計算回路32は、(▲N)を(N−1)で
割った結果生ずる余りSを出力する。商Tは、フレーム
メモリ2に記憶されているデジタル画像の元の走査線の
各2つの間に挿入された補間走査線の最小数に相当し、
余りSは、デジタル画像がスケーリングアップされると
き、フレームメモリ2に記憶されているデジタル画像の
元の走査線の間に均一に分布される残りの補間走査線の
合計数に相当する。第3の計算回路33は、(N)を
(N−▲)で割った結果生ずる余りUを出力する。余り
Uは、デジタル画像がスケーリングダウンされるとき、
フレームメモリ2に記憶されているデジタル画像から削
除された残りの走査線の合計数に相当する。
【0026】2入力セレクタ34は、第3の計算回路3
3からの余りUを受信する第1入力と第2の計算回路3
2から余りSを受信する第2入力を有する。セレクタ3
4はさらに、第3のレジスタ30cからINC/DEC
フラグ38を受信する制御入力を有している。セレクタ
34の出力は、剰余分配器35によって受信される。剰
余分配器35はさらに、第1の計算回路31から商Tを
受信し、第3のレジスタ30cからINC/DECフラ
グ38を受信する制御入力と、アルファ列発生器36及
びアドレス発生器37に接続される制御出力とを有して
いる。剰余分配器35は、残りの補間段階が、デジタル
画像のスケーリングアップの間のいつに行なわれるの
か、また残りの走査線が、デジタル画像のスケーリング
ダウンの間にいつ削除されるのかを決定する。アルファ
列発生器36は、第1の計算回路31からの商Tと、第
3のレジスタ30cからのINC/DECフラグとを受
信し、バイリニア加算器5に対して係数α,1−αを、
ラインバッファ4に対して記憶命令信号を発生する(図
1参照)。アドレス発生器37もまた、第1の計算回路
31からの商Tと、第3のレジスタ30cからのINC
/DECフラグ38とを受信し、ラインアドレスデータ
をフレームメモリ2に供給する。
【0027】図4を参照するに、剰余分配器35は、
(N)と(▲N)との差を出力する計算回路40と、2
入力セレクタ41を含み、該2入力セレクタ41は、計
算回路40の出力を受信する第1入力、第1のレジスタ
30aからの数(N)を受信する第2入力、及び第3の
レジスタ30cからのINC/DECフラグ38を受信
する制御入力を有している。中間データレジスタ56
は、セレクタ34(図3参照)の出力42を受信し、2
入力加算器43の入力のうちの1つに接続されている出
力を有している。加算器43の他方の入力は、セレクタ
34の出力42を受信する。加算器43の出力及びセレ
クタ41の出力は、計算回路44へ入力として供給さ
れ、前者から後者が差し引かれ、加算器43の出力がセ
レクタ41の出力より大きいか或いは等しいとき、その
制御出力39にイネーブル信号が発生する。2入力セレ
クタ45は、加算器43の出力を受信する第1入力、加
算器43とセレクタ41の出力の差を計算回路44から
受信する第2入力、計算回路44の制御出力39に接続
される制御入力、及び中間データレジスタ56に接続さ
れる出力を有する。
【0028】クロック修正回路46は、元の入力ライン
クロックを受信し、制御出力39の信号及び第1の計算
回路31からの商Tに従ってラインクロックを修正す
る。元の入力ラインクロックが走査線のディスプレイク
ロックであると、垂直スケーリング動作がなし遂げら
れ、元の画像データを出力装置、例えばプリンター或い
はコンピュータのディスプレイに出力して表示させる。
制御出力39が論理ハイ状態のとき、クロック修正回路
46は元の入力ラインクロックの(T+2)倍の期間を
有する(T+2)分周のクロックを出力し、制御出力
9が論理ロー状態のとき、クロック修正回路46は元の
入力ラインクロックの(T+1)倍の期間を有する(T
+1)分周のクロックを出力する。クロック修正回路4
6の出力及び元の入力ラインクロックは、セレクタ47
に入力として供給される。第3のレジスタ30cからの
INC/DECフラグ38は、セレクタ47に制御入力
として供給される。中間データレジスタ56は、クロッ
ク信号mClock1をセレクタ47から受信する負荷
ピンLDを有している。
【0029】図5を参照するに、アルファ列発生器36
は、係数発生器363を含んでおり、該係数発生器36
3は、計算回路44の制御出力39に接続され、また元
の入力ラインクロックと第1の計算回路31からの商T
とを受信する。制御出力39が論理ハイ状態の時、係数
発生器363は、一連の1,1/(T+2),2/(T
+2),・・・(T+1)/(T+2)アルファ数を、
それぞれ連続的な(T+2)倍のラインクロック周期で
発生し、また、制御出力39が論理ロー状態のとき、係
数発生器363は、一連の1,1/(T+1),2/
(T+1),・・・(T)/(T+1)アルファ数を、
それぞれ連続的な(T+1)倍のクロック周期で発生す
る。セレクタ364は、1に固定された第1入力と、係
数発生器363の出力を受信する第2入力と、INC/
DECフラグ38を受信する制御入力を有している。セ
レクタ364の出力は、係数αであり、減算回路365
に入力の1つとして供給される。減算回路365の他方
の入力は、1に固定されている。減算回路365の出力
の1つは、係数1−αである。減算回路365の他方の
出力は、ラインバッファ4(図1参照)用の記憶命令信
号である。減算回路365は、係数1−αが零に等しい
とき、即ちα=1のとき、記憶命令信号を発生する。
【0030】図6を参照するに、アドレス発生器37
は、計算回路371を有しており、該計算回路371
は、(N)を(N−▲N)で割った結果生ずる商Vを出
力する。商Vは、デジタル画像がスケーリングダウンさ
れるときのフレームメモリ2におけるデジタル画像の選
択された2つの走査線の間のオフセット数に相当する。
商V及び制御出力39は、加算器372に入力として供
給される。加算器372の出力は、セレクタ373への
入力の1つとして供給される。セレクタ373の他方の
入力は、1に固定されている。INC/DECフラグ3
8は、セレクタ373の制御入力として供給される。セ
レクタ373は、オフセット数を発生し、該オフセット
数は加算器374に供給される。加算器374の出力
は、アドレスレジスタ375に接続される。アドレスレ
ジスタ375の出力は、ラインアドレスデータであり、
順に加算器374によって受信される。アドレスレジス
タ375は、開始入力を有しており、フレームメモリ2
に記憶されている元の走査線の第1番目のもののライン
アドレスをプリセットする。アドレスレジスタ375は
さらに、次アドレスの記憶をそこにおいて制御するため
の負荷ピンLDを有している。
【0031】ラッチ回路376は、制御出力39の信号
を、元の入力ラインクロックに従ってサンプル及びホー
ルドする。クロック修正回路377は、元の入力ライン
クロックを受信し、ラッチ回路376の出力及び第1の
計算回路からの商Tに従って、ラインクロックを修正す
る。ラッチ回路376の出力が論理ハイ状態のとき、ク
ロック修正回路377は、元の入力ラインクロックの
(T+2)倍の期間を有する(T+2)分周のクロック
を出力し、また、ラッチ回路376の出力が論理ロー状
態のとき、クロック修正回路377は、元の入力ライン
クロックの(T+1)倍の期間を有する(T+1)分周
のクロックを出力する。セレクタ378は、元の入力ラ
インクロック及びクロック修正回路377の出力を受信
し、INC/DECフラグ38によって、そこへの入力
のうち1つを、アドレスレジスタ375の負荷ピンLD
において受信されるクロック入力mClock2として
出力する。
【0032】水平スケーリングコントローラ10の構造
は、ほぼ図3〜図6で示す垂直スケーリングコントロー
ラ6と似ており、両コントローラ6,10の間に存在す
る微小な違いは、例えば、水平スケーリングローラ10
において、プログラマブルレジスタセットの第1のレジ
スタは、フレームメモリ2におけるデジタル画像の各元
の走査線ごとの画素データの数(N’)を記憶するのに
使われ、第2のレジスタは、各走査線の補間或いは削除
するための画素データの数(▲N’)を記憶するのに使
われ、第3のレジスタは、水平方向におけるデジタル画
像のスケーリングアップ或いはスケーリングダウンの何
れかが実行されるかを表示するINC/DECフラグを
記憶するために使われる。第1の計算回路は商T’を発
生し、商T’は、バイリニア加算器5からの走査線デー
タの各2つの画素データの間に挿入された補間画素デー
タの最小数に相当する。第2の計算回路は余りS’を発
生し、余りS’は、デジタル画像がスケールアップされ
た際のバイリニア加算器5からの画素データの間におい
て均等分配された残りの補間画素データの合計数に相当
する。第3の計算回路は余りU’を発生し、余りU’
は、デジタル画像がスケールダウンされた際のバイリニ
ア加算器5からの走査線データから削除された残りの画
素データの合計数に相当する。記憶命令信号の代わり
に、水平スケーリングコントローラ10のアルファ列発
生器はドットバッファ8のためにラッチ命令信号を発生
する。アドレス発生器、アルファ列発生器及び剰余分配
器に出力するクロックは元の画素クロックであり、この
元の画素クロックがディスプレイドットクロックである
と、これにより水平スケーリング動作が行なわれ、同時
に出力装置のディスプレイに対して元の画像データを出
力することができる。水平スケーリングコントローラ1
0におけるアドレスレジスタのアドレス出力はドットア
ドレスであり、ラインメモリ3及びラインバッファ4を
制御するに用いられる。したがって、水平方向でのスケ
ーリングアップ中、もしもあれば、すべての元の走査線
及び補間走査線の(n)番目及び(n+1)番目のもの
の画素データがバイリニア加算器5を通過する。垂直及
び水平方向のスケーリングダウンの際、元の走査線の選
択された1つの画素データにおけるただ1つの選択され
たものがバイリニア加算器5を通過する。
【0033】それ故、本実施例は、垂直方向のスケーリ
ングアップ或いはスケーリングダウン及び水平方向のス
ケーリングアップ或いはスケーリングダウンを同時に行
なうことができる。その動作を下記のように説明する。
A.本実施例における垂直スケーリングアップ操作を容
易に理解して頂くため、次の例を挙げて説明をする。そ
の例において、元のデジタル画像は5つの元の走査線及
び各走査線ごとの5つの画素データを具えて、スケール
アップすると、7つの所望の走査線及び各走査線ごとの
5つの画素データを具えた所望のデジタル画像を得られ
る。
【0034】図3を参照するに、垂直スケーリングコン
トローラ6のプログラマブルレジスタセット30は、始
めに、第1のレジスタ30aには数「5」を記憶し、第
2のレジスタ30bには数「2」を記憶し、第3のレジ
スタ30cには論理“1”を記憶するようにプログラム
される。数「5」は、フレームメモリ2における元のデ
ジタル画像の元の走査線の数(N)に相当する。数
「2」は、補間される走査線の合計数(▲N)に相当す
る。第3のレジスタ30cの論理“1”は、元のデジタ
ル画像のスケーリングアップが実行される予定であるこ
とを示す。水平スケーリングコントローラ10のプログ
ラマブルレジスタセットは、しかる後、各元の走査線に
5つの画素データがあること、各元の走査線に画素デー
タの補間がされていないこと、及び元のデジタル画像の
スケーリングアップが水平方向で実行されることを示す
ようにプログラムされる。
【0035】第1の計算回路31は、(▲N)を(N−
1)で割った結果生ずる商Tを出力する。(▲N)は
(N−1)よりも小さいので、商Tは0である。第2の
計算回路32は、(▲N)を(N−1)で割った結果生
ずる余りSを出力する。この例では、余りは2に等し
い。第3の計算回路33の出力は、セレクタ34が第2
の計算回路32の出力をスケーリングアップ動作の間に
剰余分配器35に供給するので、無関係である。水平ス
ケーリングコントローラ10における第1,第2及び第
3の計算回路の出力が0になると、その後は水平スケー
リングアップやスケーリングダウンの実行がない。
【0036】図1及び図3乃至図7を参照するに、アド
レス発生器37のアドレスレジスタ375は、始めに、
フレームメモリ2に記憶されている元の走査線の第1番
目のもののラインアドレスをセットし、フレームメモリ
2が、ラインクロックを開始する前に、元の走査線の第
1番目のものをラインメモリ3に供給するように制御す
る。同時に、余りSは、中間データレジスタ56に記憶
され、加算器43は次に余りSと中間データレジスタ5
6の内容とを加算する。加算器43の出力は、このとき
4に等しく、5に等しい数(N)よりも小さいので、計
算回路44の制御出力39は、ロー論理状態となる。セ
レクタ45は、加算器43の出力を中間データレジスタ
56に供給し、また中間データレジスタ56に供給され
たクロック入力mClock1は、(T+1)分周クロ
ックであり、これは、商Tが0に等しいので、確かに元
の入力ラインクロックに等しい。
【0037】制御出力39はロー論理状態で、また商T
が0に等しいことから、係数発生器363は、数「1」
をセレクタ364へ供給する。INC/DECフラグ3
8は論理“1”なので、セレクタ364は、係数発生器
363の出力を重み係数αとして選択する。係数αは1
に等しいため、係数1−αは0に等しく、記憶命令信号
が発生され、ラインバッファ4が元の走査線の第1番目
のものをラインメモリ3から記憶するように制御され
る。この段階においてバイリニア加算器5の出力は、元
の走査線の第1番目のものである。
【0038】セレクタ373は、1に等しいオフセット
数を加算器374に供給する。従って、加算器374
は、アドレスレジスタ375の出力を、次のクロックパ
ルスmClock2が到着するとき1単位毎に増加さ
せ、それによって、フレームメモリ2が元の走査線の第
2番目のものをラインメモリ3に供給するように制御す
る。
【0039】次のクロックパルスmClock1が到達
すると、中間データレジスタ56は、加算器43の前記
の出力、数「4」を記憶する。このとき、加算器43の
出力は6に等しく、5に等しい数(N)より大きいの
で、計算回路44の制御出力39はハイ論理状態にな
る。セレクタ45は、加算器43及びセレクタ41の出
力の差を中間データレジスタ56に供給し、また、中間
データレジスタ56へのクロック入力mClock1
は、この際(T+2)分周のクロックであり、その期間
は元の入力ラインクロックの期間の2倍である。
【0040】今、制御出力39はハイ論理状態であり、
係数発生器363は、順次的に2つの出力、1及び1/
2を、1つのmClock1パルス、即ち、2つの連続
的な元の入力ラインクロック以内に発生する。第1番目
の元の入力ラインクロック以内に、バイリニア加算器5
は、元の走査線の第2番目のものを出力し、同時に、係
数αが1に等しいので、それはラインバッファ4に記憶
される。第2番目の元の入力ラインクロック以内に、ア
ドレスレジスタ375の内容は、次のmClock2パ
ルスの受信毎に1単位ずつ増加され、フレームメモリ2
が元の走査線の第3番目のものをラインメモリ3に供給
するように制御される。このとき、係数発生器363の
出力は、1/2に等しく、係数αは1/2に等しく、係
数1−αは1/2に等しく、また記憶命令信号はまだ生
成されない。従って、元の走査線の第2番目のものはラ
インバッファ4に残される。この段階におけるバイリニ
ア加算器5の出力は、元の走査線の第2番目及び第3番
目のもののバイリニアな補間である。
【0041】中間データレジスタ56の内容は、次のm
Clock1パルスが到着したとき、加算器43の出力
と数(N)との差である1になるように更新される。加
算器43の出力は3であり、これは数(N)よりも小さ
いので、制御出力39はロー論理状態となる。セレクタ
45は、加算器43の出力を、中間データレジスタ56
に供給し、また、中間データレジスタ56に供給された
クロック入力mClock1は、(T+1)分周であ
り、アルファ列発生器36からの係数αは1に等しい。
バイリニア加算器5の出力は、元の走査線の第3番目の
ものであり、係数αが1に等しいので、元の走査線の第
3番目のものはラインバッファ4に記憶される。
【0042】垂直スケーリングユニットの一連の動作
は、上述の元の走査線の第5番目のものがバイリニア加
算器5によって出力されるまでと同様である。図7は、
好適な実施例のスケーリングアップ動作を、本例、即ち
N=5及び▲Nについて示すタイミング系統図である。
従って、垂直スケーリングコントローラ6が、バイリニ
ア加算器5を制御して、ラインバッファ4に記憶されて
いる元の走査線の(n)番目のもの、及びラインメモリ
3に記憶されている元の走査線の(n+1)番目のもの
のバイリニア補間を実行する様子が示されており、(▲
N)を(N+1)で割った結果余りが(S)のとき、ま
た、(n)が、条件(n+1)×(S)≧(s)×
(N),但し、(s)は1から(S)までを満たす最小
数であるとき、元の走査線の(n)番目と(n+1)番
目のものの間に挿入された残りの補間走査線を生成す
る。
【0043】再び図1を参照するに、水平スケーリング
動作が実行されていないので、水平スケーリングコント
ローラ10は、ラインメモリ3及びラインバッファ4を
制御して、画素データをバイリニア加算器5に供給して
記憶させるようにする。バイリニア加算器5からの元の
画素データ及び補間画素データはドットレジスタ7が受
信して、順に同じものをバイリニア加算器9に供給す
る。同時に、係数αは常に1に等しく、ドットバッファ
8の出力はバイリニア加算器9から無視される。バイリ
ニア加算器9の出力はバイリニア加算器5のそれに等し
く、直接出力装置(図示せず)に供給することができ
る。
【0044】この例において、(▲N)を(N−1)で
割った結果で生ずる商(T)は0である。もし、この商
(T)が0でない場合、即ち(▲N)が(N−1)より
大きいか或いは等しい場合、垂直スケーリングコントロ
ーラ6は、バイリニア加算器5を制御して、元の走査線
の(n)番目と(n+1)番目のもののバイリニア補間
を実行し、元の走査線の(n)番目と(n+1)番目の
ものの間に挿入される加数Tの順次的な補間走査線を生
成する。図8は、サンプルとして、N=5及び▲N=6
のとき、好適な実施例によって実行される垂直スケーリ
ングアップ動作のタイミング系統図を示す。本例では、
商Tは1に等しく、余りSは2に等しい。明らかに、元
の走査線の(n)番目と(n+1)番目のものの各間に
挿入された付加的な補間走査線が存在する。
【0045】B.後記は、5つの元の走査線及び各走査
線毎に5つの画素データを具えた元のデジタル画像をス
ケールダウンして、3つの所望の走査線及び各走査線毎
に5つの画素データを具えた所望のデジタル画像を得る
例である。図3を再び参照するに、プログラマブルレジ
スタセット30は、始めに、第1のレジスタ30aには
数「5」を記憶し、第2のレジスタ30bには数「2」
を記憶し、第3のレジスタ30cには論理0を記憶する
ようにプログラムされている。数「5」は、フレームメ
モリ2における元のデジタル画像の元の走査線の数
(N)に相当する。数「2」は、削除される走査線の合
計数(▲N)に相当する。第3のレジスタ30cの論理
“0”は、元のデジタル画像のスケーリングダウンが実
行される予定であることを示している。水平スケーリン
グコントローラ10のプログラマブルレジスタセット
は、しかる後、各元の走査線に5つの画素データがある
こと、各元の走査線に画素データの補間がされていない
こと、及び水平方向に元のデジタル画像のスケーリング
アップが実行されていることを表示するようにプログラ
ムされる。
【0046】第1及び第2の計算回路31,32の出力
は、スケーリングダウン動作の間は無関係である。第3
の計算回路33は、(N)を(N−▲N)で割った結果
生ずる余りUを出力し、(N−▲N)は、元の走査線の
うち残される数である。本例では、余りUは2に等し
い。セレクタ34は、第3の計算回路33の出力を剰余
分配器35を供給する。
【0047】図1,図3乃至図6,及び図9を参照する
に、アドレス発生器37のアドレスレジスタ375は、
始めに、フレームメモリ2に記憶されている元の走査線
の第1番目のもののラインアドレスをセットし、フレー
ムメモリ2が、ラインクロックを開始する間に、元の走
査線の第1番目のものをラインメモリ3に供給するよう
に制御する。同時に、余りUは、中間データレジスタ5
6に記憶され、加算器43は次に余りUと中間データレ
ジスタ56の内容を加算する。計算回路44は、セレク
タ41からの数(N−▲N)を加算器43の出力から減
算する。加算器43の出力は、このとき4に等しく、3
に等しい数(N−▲N)よりも大きいので、計算回路4
4の制御出力39は、ハイ論理状態になる。セレクタ4
5は、加算器43とセレクタ41の出力の差を中間デー
タレジスタ56に供給する。元のラインクロックはセレ
クタ47を介して中間データレジスタ56に供給され
る。
【0048】図3及び図5を参照するに、論理“0”が
第3のレジスタ30cに記憶されるので、セレクタ36
4は係数αを1に維持する。従って、係数1−αは0に
等しくなり、記憶命令信号が常に生成され、ラインバッ
ファ4が連続的にラインメモリ3からの元の走査線を記
憶するように活性化される。加えて、バイリニア加算器
5の出力は常にラインメモリ3の出力である。
【0049】図6を参照するに、計算回路371は、
(N)を(N−▲N)で割った結果生ずる商Vを出力す
る。本例では、商Vは1に等しい。加算器372は、商
Vと現在ハイ論理状態である制御出力39の論理状態と
の和を生成する。セレクタ373は、2に等しい加算器
372の出力を選択し、同じ値を加算器374に供給す
る。従って、アドレスレジスタ375の出力は、次のm
Clock2パルスが到着したときに2単位毎に増加
し、それによって、フレームメモリ2が元の走査線の第
3番目のものをラインメモリ3に供給するように制御さ
れる。
【0050】再び図4を参照するに、次のラインクロッ
クパルスが到着すると、中間データレジスタ56は、計
算回路44によって計算された前回の差である数「1」
を記憶する。同時に、3に等しい加算器43の出力は、
セレクタ41の出力に等しくなる。計算回路44の制御
出力39は、ハイ論理状態であり、セレクタ45は、加
算器43及びセレクタ41の出力の差を中間データレジ
スタ56に供給する。
【0051】再び図6を参照するに、加算器372はも
う一度、商Vと制御回路39の現在の論理状態との和を
生成する。加算器372の出力は、2に等しく、セレク
タ373を介して加算器374に供給される。従って、
アドレスレジスタ375の出力は、再び、次のmClo
ck2が到着したときに2単位毎に増加し、それによっ
て、フレームメモリ2が元の走査線の第5番目のものを
ラインメモリ3に供給するように制御される。図9は、
好適な実施例の垂直スケーリングダウン動作を、本例、
即ちN=5及び▲N=2に対して表示するタイミング系
統図である。本例における水平スケーリングユニットの
動作は、前記で述べたのと似ており、ここでは反復しな
い。
【0052】前述より、垂直スケーリングコントローラ
6のアドレス発生器37がフレームメモリ2を制御し
て、元の走査線の選択された只1つを出力するようにし
ているのが表示されている。フレームメモリ2によって
出力されなかった元の走査線は、実質的に放棄される。
フレームメモリ2によって出力される元の走査線は、フ
レームメモリ2によって出力された直ぐ前の元の走査線
から、剰余分配器35における加算器43の出力が差
(N−▲N)より小さい場合は数Vだけ、また、加算器
43の出力が差(N−▲N)に少なくとも等しい場合は
数V+1だけオフセットされる。
【0053】C.後記の本実施例における水平スケーリ
ング動作の説明において、5つの元の走査線及び各走査
線毎に5つの画素データを具えた元のデジタル画像をス
ケールアップすると、5つの所望の走査線及び各走査線
毎に7つの画素データを具えた所望のデジタル画像が得
られる例が示されている。垂直スケーリングコントロー
ラ6のプログラマブルレジスタセット30は、先ず、フ
レームメモリ2に5つの元の走査線があること、走査線
が補間されていないこと、及び垂直方向で元のデジタル
画像のスケーリングアップが実行されていることを表示
するようにプログラムされる。次に、水平スケーリング
コントローラ10のプログラマブルレジスタセットは、
数「5」を第1のレジスタに、数「2」を第2のレジス
タに、及び論理“1”を第3のレジスタにそれぞれ記憶
するようプログラムされる。数「5」は、フレームメモ
リ2における各元の走査線の画素データの数(N’)に
相当し、数「2」は、走査線毎の補間される画素データ
の合計数(▲N)に相当して、第3のレジスタの論理
“1”は、元のデジタル画像のスケーリングアップが水
平方向で実行されていることを表示する。
【0054】垂直スケーリングコントローラ6における
第1,第2及び第3の計算回路31,32,33の出力
が0であると、その後は垂直スケールアップ或いはスケ
ールダウンの実行がない。水平スケーリングコントロー
ラ10の第1の計算回路は、(▲N’)を(N’−1)
で割った結果生ずる商T’を出力する。(▲N’)が
(N’−1)より小さいので、商T’は0である。水平
スケーリングコントローラ10の第2の計算回路は、
(▲N’)を(N’−1)で割った結果生ずる余りS’
を出力する。本例では、余りS’は2に等しい。水平ス
ケーリングコントローラ10の第3の計算回路の出力
は、第2の計算回路の出力が水平スケールアップ動作の
間に剰余分配器に供給されるので、無関係である。
【0055】その後は垂直スケーリング動作がなく、垂
直スケーリングコントローラ6は、フレームメモリ2が
連続に元の走査線をラインメモリ3に供給するよう制御
する。水平スケーリングコントローラ10は、ラインメ
モリ3及びラインバッファ4がそこに記憶された画素デ
ータを連続的にバイリニア加算器5に供給するよう制御
する。同時に、垂直スケーリングコントローラ6からの
係数αは常に1と等しく、ラインバッファ4の出力はバ
イリニア加算器5によって無視される。バイリニア加算
器5の出力はラインメモリ3のそれと等しい。
【0056】前記の如く、水平スケーリングユニットの
スケーリングアップ動作は、実に垂直スケーリングユニ
ットのそれと似ている。兎角、垂直スケーリングコント
ローラ6と異なって、水平スケーリングコントローラ1
0はバイリニア加算器を制御して、ドットバッファ8に
記憶された元の画素データの(n’)番目のものと、ド
ットレジスタ7に記憶された元の画素データの(n’+
1)番目のものとのバイリニア補間を実行させ、これに
より、(▲N’)を(N’−1)で割った結果の余りが
(S’)であるとき、また、(n’)が、条件(n’+
1)×(S’)≧(s’)×(N’),但し(s’)は
1から(S’)までを満たす最小の数であるとき、元の
画素データの(n’)番目と(n’+1)番目のものの
間に挿入された残りの補間画素データを生成する。従っ
て、(N’),(▲N’)及び(S’)はそれぞれ5,
2及び2に等しく、残りの補間された画素データは、1
つの走査線における第2と第3の元の画素データの間、
及び第4と第5の元の画素データの間に挿入される。
【0057】水平スケーリングコントローラ10は、先
ず、ラインメモリ3に記憶される走査線データにおける
画素データの第1番目のもののドットアドレスをセット
し、及びラインメモリ3を制御して画素データの第1番
目のものをバイリニア加算器5に供給させ、これにより
画素クロックが開始した間にドットレジスタ7に受信さ
せる。水平スケーリングコントローラ10からの係数α
は1に等しく、ラッチ命令信号が発生して、ドットバッ
ファ8がドットレジスタ7からの元の画素データの第1
番目のものを記憶するように制御する。この段階にある
バイリニア加算器9の出力は、元の画素データの第1番
目のもので直接出力装置(図示せず)に供給され得る。
【0058】この際、水平スケーリングコントローラ1
0はラインメモリ3を制御して、ドットレジスタ7が受
信する元の画素データの第2番目のものをバイリニア加
算器5に供給する。水平スケーリングコントローラ10
は、2つの元の画素クロックが連続する間に2つの係数
α,即ち1及び1/2を発生する。第1の元の画素クロ
ックのうちに、バイリニア加算器9は、元の画素データ
の第2番目のものを出力し、同時に、係数αが1に等し
くなるとドットバッファ8に記憶する。第2の元の画素
クロックのうちに、ラインメモリ3は、元の画素データ
の第3番目のものをバイリニア加算器5に供給してドッ
トレジスタ7に受信させる。係数αは現在1/2に等し
く、元の画素データの第2番目のものがドットバッファ
8に滞留する。バイリニア加算器5の出力は、この段階
で、元の画素データの第2及び第3番目のもののバイリ
ニア補間である。
【0059】次の元の画素クロックの間に、水平スケー
リングコントローラ10からの係数αは1に復帰し、バ
イリニア加算器9の出力は、元の画素データの第3番目
のもので、同時にドットバッファ8に記憶される。水平
スケーリングユニットの次の動作は、前記バイリニア加
算器9より出力される1つの走査線における元の画素デ
ータの第5番目のものまでと似ている。
【0060】図10は、好適な実施例の水平スケーリン
グアップ動作を、N’=5及び▲N’=2の本例につい
て示したタイミング系統図である。本例において、(▲
N’)を(N’−1)で割った結果生ずる商(T’)は
0である。もし商(T’)が0でなく、(N’)が
(N’−1)より大きく或いは等しいとき、水平スケー
リングコントローラ10は、バイリニア加算器9を制御
して、1走査線の元の画素データの(n’)番目及び
(n’−1)番目のもののバイリニア補間を実行させ、
これにより元の画素データの(n’)番目と(n’−
1)番目のものの間に挿入される連続した補間画素デー
タの付加的な数T’を生成させる。
【0061】D.続いて、それぞれが5つの画素データ
を含んだ5本の元の走査線を具えている元のデジタル画
像をスケールダウンして、それぞれが3つの画素データ
を含んだ5本の所望の走査線を具えている所望のデジタ
ル画像を得る例を挙げる。垂直スケーリングコントロー
ラ6のプログラマブルレジスタセット30は、先ず、フ
レームメモリ2に5つの元の走査線があること、走査線
が補間されていないこと、及び垂直方向で元のデジタル
画像のスケーリングアップが実行されていることを表示
するようにプログラムされる。しかる後、水平スケーリ
ングコントローラ10のプログラマブルレジスタセット
は、第1のレジスタには数「5」を、第2のレジスタに
は数「2」を、及び第3のレジスタには論理“0”をそ
れぞれプログラムされる。数「5」は、フレームメモリ
2におけるデジタル画像の元の走査線毎の画素データの
数(N’)に相当する。数「2」は、各走査線毎の削除
される画素データの合計数(▲N’)に相当する。ま
た、第3のレジスタにおける論理“0”は、水平方向に
おいて元のデジタル画像のスケールダウンが実行されて
いるのを表示する。
【0062】垂直スケーリングコントローラ6の第1,
第2及び第3の計算回路31,32,33の出力が0で
あると、それからは垂直スケーリングアップ或いはスケ
ーリングダウンの動作が実行されない。従って、垂直ス
ケーリングコントローラ6がフレームメモリ2を制御し
て、連続的に元の走査線をラインメモリ3に供給させ
る。水平スケーリングコントローラ10はラインメモリ
3及びラインバッファ4を制御して、画素データの選択
された1つをバイリニア加算器5に記憶させるように供
給する。本例では、垂直スケーリングコントローラ6か
らの係数αは常に1に等しく、ラインバッファ4の出力
はバイリニア加算器5から無視される。バイリニア加算
器5の出力はラインメモリ3の出力と等しい。
【0063】水平スケーリングユニットのスケーリング
ダウン動作は、ほぼ垂直スケーリングユニットのそれと
似ているが、兎角、水平スケーリングユニットでは、水
平スケーリングコントローラ10がラインメモリ3及び
ラインバッファ4を制御して、元の画素データの選択さ
れた只1つを出力させる。ラインメモリ3及びラインバ
ッファ4より出力された元の画素データは、ラインメモ
リ3及びラインバッファ4によって出力された直ぐ前の
元の画素データから、水平スケーリングコントローラ1
0における剰余分配器の加算器の出力が差(N’−▲
N’)より小さい場合は(N’)を(N’−▲N’)で
割った商である数V’だけ、そうでない場合は数(V’
+1)だけオフセットされる。
【0064】水平スケーリングコントローラ10の第1
及び第2の計算回路の出力は、水平スケールダウン動作
の間は無関係である。第3の計算回路は(N’)は
(N’−▲N’)で割った結果生ずる余りU’を出力
し、(N’−▲N’)は各走査線に滞留した元の画素デ
ータの数である。本例では、余りU’は2に等しく、水
平スケーリングコントローラ10の剰余分配器に供給さ
れる。
【0065】水平スケーリングコントローラ10は、先
ず、ラインメモリ3に記憶された走査線データの画素デ
ータの第1番目のもののドットアドレスをセットし、画
素クロックを開始した間にラインメモリ3を制御して、
画素データの第1番目のものをバイリニア加算器5に供
給する。水平スケーリングコントローラ10の第3のレ
ジスタに論理“0”が記憶されているので、水平スケー
リングコントローラ10からの係数αは1に維持され
る。従って、ドットバッファ8が活性化されて連続的に
ドットレジスタ7より画素データを記憶し、バイリニア
加算器9の出力は常にドットレジスタ7の出力である。
【0066】この際、水平スケーリングコントローラ1
0における剰余分配器の加算器の出力が差(N’−▲
N’)よりも大きく、これによりオフセット数(V’+
1)或いは2が生じる。水平スケーリングコントローラ
10はラインメモリ3及びラインバッファ4を制御し
て、走査線データにおける画素データの第3番目のもの
を、バイリニア加算器に記憶させてからドットレジスタ
7が受信するように供給させる。
【0067】次の画素クロックパルスが到着すると、水
平スケーリングコントローラ10における剰余分配器の
加算器の出力は差(N’−▲N’)に等しく、これによ
りオフセット数(V’+1)或いは2が生じる。水平ス
ケーリングコントローラ10はラインメモリ3及びライ
ンバッファ4を制御して、走査線データにおける画素デ
ータの第5番目のものを、バイリニア加算器5に記憶さ
せてからドットレジスタ7が受信するように供給させ
る。
【0068】図11は、好適な実施例の水平スケーリン
グダウン動作を、N’=5及び▲N’=2の例について
示したタイミング系統図である。本発明は、最も実用的
と思われるもの及び好適な実施例について説明してきた
が、本発明は開示した実施例に限られるものではなく、
幅広い解釈の精神及び範囲内に含まれる種々の変更をカ
バーするものであり、全てのこのような修正及び等価な
変更を含むことは理解される。
【0069】
【発明の効果】上記の本発明のデジタル画像を均一にス
ケーリングする装置は、専用ハードウェア装置なので、
実時間のデジタル画像のスケーリングアップが可能であ
る。加 えて、(N)本の走査線(或いは、走査線当たり
(N’)個の画素データ)でのデジタル画像の均一スケ
ーリングが、補間走査線(或いは、走査線当たりの補間
画素データ)の合計数が(N−1)(或いは、(N’−
1))の倍数でなくとも可能である。さらに、本発明の
スケーリング装置は、水平及び垂直のどの方向にも選択
的にデジタル画像をスケーリングアップ或いはスケーリ
ングダウンするために使用できる。従って、本発明の目
的は満たされる。
【0070】更に、上記の本発明のデジタル画像の実時
間二次元スケーリングが可能な装置は、専用ハードウェ
アで構成され、加えるに、スケーリング率や使用処理ス
テージが少ないことに拘わらないで、比較的小さいメモ
リが必要の場合は比較的低い費用で高い効率を得られ、
且つ垂直スケーリングユニットの出力を直接水平スケー
リングユニットに供給できて、一応中間のフレームバッ
ファに記憶させる必要がなく、及び水平スケーリングユ
ニットの出力を直接出力装置に供給できて、出力フレー
ムバッファに記憶させる中間ステップを省き得るので、
実況ビデオ放送に適して理想的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるスケーリング装置の好適な実施
例の電気回路ブロック系統図である。
【図2】好適な実施例のバイリニア加算器の電気回路ブ
ロック系統図である。
【図3】好適な実施例の垂直スケーリングコントローラ
の電気回路ブロック系統図である。
【図4】垂直スケーリングコントローラの剰余分配器の
電気回路ブロック系統図である。
【図5】垂直スケーリングコントローラのアルファ列発
生器の電気回路ブロック系統図である。
【図6】垂直スケーリングコントローラのアドレス発生
器の電気回路ブロック系統図である。
【図7】N=5及び▲N=2の場合の好適な実施例の垂
直スケーリングアップ動作を示すタイミング系統図であ
る。
【図8】N=5及び▲N=6の場合の好適な実施例の垂
直スケーリングアップ動作を示すタイミング系統図であ
る。
【図9】N=5及び▲N=2の場合の好適な実施例の垂
直スケーリングダウン動作を示すタイミング系統図であ
る。
【図10】N’=5及び▲N’=2の場合の好適な実施
例の水平スケーリングアップ動作を示すタイミング系統
図である。
【図11】N’=5及び▲N’=2の場合の好適な実施
例の水平スケーリングダウン動作を示すタイミング系統
図である。
【符号の説明】
2 フレームメモリ 3 ラインメモリ 4 ラインバッファ 5 バイリニア加算器 6 垂直スケーリングコントローラ 7 ドットレジスタ 8 ドットバッファ 9 バイリニア加算器 10 水平スケーリングコントローラ 30 プログラマブルレジスタセット 30a 第1のレジスタ 30b 第2のレジスタ 30c 第3のレジスタ 31 第1の計算回路 32 第2の計算回路 33 第3の計算回路 34 2入力セレクタ 35 剰余分配器 36 アルファ列発生器 37 アドレス発生器 38 INC/DECフラグ 39 制御出力 40,44 計算回路 41,45,47 2入力加算器 42 セレクタ34の出力 43 2入力加算器 46 クロック修正回路 56 中間データレジスタ 363 係数発生器 364 セレクタ 365 減算回路 371 計算回路 372,374 加算器 373,378 セレクタ 375 アドレスレジスタ 376 ラッチ回路 377 クロック修正回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−297739(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/387 - 1/393 G06T 3/40

Claims (47)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 均一にスケーリングされた所望のデジタ
    ル画像を得るために元のデジタル画像を処理する方法で
    あって、前記元のデジタル画像はN個の順次の元の画像
    データを有し、前記所望のデジタル画像は前記数N個
    りもM個の順次の所望の画像データを有し、 第1の線形補間器を提供し、(M−N)を(N−1)で割った結果余り(S)が生
    じ、(s)が1から(S)の範囲の数であり、(n)が
    条件(n+1)*(S)≧(s)*(N)を満足する最
    小数であるとき、 前記第1の線形補間器が前記N個の
    の画像データの中のn番目及びn+1番目の画像データ
    の線形補間を実行し、前記n番目の画像データと前記n
    +1番目の画像データの前記線形補間によって前記n番
    目の画像データと前記n+1番目の画像データの間に挿
    入され残りの補間画像データを生成するように制御す
    る段階よりなる方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の線形補間器が前記元の画像デ
    ータの中のn番目及びn+1番目の画像データの線形補
    間を実行し、(M−N)が(N−1)よりも大き
    (T)は(M−N)を(N−1)で割った結果生じる商
    に等しい数であるとき、前記n番目の画像データと前記
    n+1番目の画像データの前記線形補間によって前記n
    番目の画像データと前記n+1番目の画像データの間に
    挿入され付加的なT個の順次の補間画像データを生成
    するように制御する段階をさらに含請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1の線形補間器は、バイリニア加
    算器である請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記制御する段階は、 (I−1)データレジスタに数(S)を記憶し、 (I−2)数(S)前記データレジスタの内容に加算
    して和を求め、 (I−3)前記和を前記数(N)と比較し、 (I−4)前記和が前記数(N)に少なくとも等しいと
    き、前記第1の線形補間器が前記n番目の画像データと
    前記n+1番目の画像データの前記線形補間に よって前
    記n番目の画像データと前記n+1番目の画像データ
    間に挿入され残りの補間画像データを生成するように
    制御し、前記数(N)を前記和から減算し、これにより
    得られた差を前記データレジスタに記憶し また、前記和が前記数(N)よりも小さいとき、前記和
    を前記データレジスタに記憶し、 (I−5)前記段階(I−2)から(I−4)を、
    (n)を1ずつ増やすことによって(n)が(N)に等
    しくなるまで繰り返す各段階を含む請求項1記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記元の画像データは走査線データであ
    る請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記元の画像データの各々はN’個の順
    次的な元の画素データを有し、前記所望の画像データの
    各々は前記N’個よりも多いM’個の順次的な所望の画
    素データを有し、 第2の線形補間器を提供し、(M’−N’)を(N’−1)で割った結果余り
    (S’)を生じ、(s’)が1から(S’)の範囲の数
    であり、(n’)が条件(n’+1)*(S’)≧
    (s’)*(N’)を満足する最小数であるとき、 前記
    第2の線形補間器が前記N’個の元の画素データの中の
    n’番目及びn’+1番目の画素データの線形補間を実
    行し、前記n’番目の画素データと前記n’+1番目の
    画素データの前記線形補間によって前記n’番目の画素
    データと前記n’+1番目の画素データの間に挿入され
    残りの補間画素データを生成するように制御する段階
    をさらに含む請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の線形補間器が前記元の画像デ
    ータの中のn’番目及びn’+1番目の画素データの線
    形補間を実行し、(M’−N’)が(N’−1)よりも
    大き数(T’)は(M’−N’)を(N’−1)で
    割った結果生じる商に等しい数であるとき、前記n’番
    目の画素データと前記n’+1番目の画素データの前記
    線形補間によって前記n’番目の画素データと前記n’
    +1番目の画素データの間に挿入され付加的なT’個
    の順次の補間画素データを生成するように制御する段階
    をさらに含請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の線形補間器は、バイリニア加
    算器である請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記制御する段階は、 (II−1)データレジスタに数(S’)を記憶し、 (II−2)前記数(S’)と前記データレジスタの内
    容に加算して和を求め、 (II−3)前記和を前記数(N’)と比較し、 (II−4)前記和が前記数(N’)に少なくとも等し
    いとき、前記第2の線形補間器が前記n’番目の画素デ
    ータと前記n’+1番目の画素データの前記線形補間に
    よって前記n’番目の画素データと前記n’+1番目の
    画素データの間に挿入され残りの補間画素データを生
    成するように制御し、前記数(N’)を前記和から減算
    し、これにより得られた差を前記データレジスタに記
    また、前記和が前記数(N’)よりも小さいとき、前記
    和を前記データレジスタに記憶し、 (II−5)前記段階(II−2)から(II−4)
    を、(n’)を1ずつ増やすことによって(n’)が
    (N’)に等しくなるまで繰り返す各段階を含む請求項
    6記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記元の画像データの各々はN’個
    順次的な元の画素データを有し、前記所望の画像データ
    の各々はN’個よりも少ないM’個の順次的な所望の画
    素データを有し、 (III−1)前記元の画像データのうち1つをメモリ
    ユニットに記憶し、 (III−2)前記元の画素データの中の第1番目の
    素データを出力するために前記メモリユニットを制御す
    るアドレス発生器を提供し、 (III−3)前記数(N’)を前記数(M’)で割っ
    た結果生ずる余りである数(U’)をデータレジスタに
    記憶し、 (III−4)前記数(U’)と前記データレジスタ
    内容とを加算して和を求め、 (III−5)前記和を前記数(M’)と比較し、 (III−6)前記メモリユニットを制御して前記元の
    画素データの他の1つを出力するように前記アドレス発
    生器を活性化し、前記元の画素データの前記他の1つは
    前記メモリユニットによって出力されたすぐ前の元の画
    素データから、前記和が前記数(M’)よりも小さいと
    きは数(N’)を数(M’)で割った結果生ずる商に等
    しい数(V’)だけオフセットされ、また前記和が前記
    数(M’)に少なくとも等しいときは数(V’+1)だ
    けオフセットされ、 (III−7)前記和が前記数(M’)に少なくとも等
    しいとき、前記数(M’)を前記和から減算し、結果的
    に生じた差を前記データレジスタに記憶し また、前記和が前記数(M’)よりも小さいとき、前
    和を前記データレジスタに記憶し、 (III−8)前記段階(III−4)から(III−
    7)を、(M’)個の元の画素データが前記メモリユニ
    ットによって出力されるまで繰り返す各段階を含む請求
    項5記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記元の画像データは1つの走査線の
    元の画素データである請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 均一にスケーリングされた所望のデジ
    タル画像を得るために元のデジタル画像を処理する方法
    であって、前記元のデジタル画像はN個の順次の元の画
    像データを有し、前記所望のデジタル画像は前記N個
    りも少なM個の順次的な所望の画像データを有し、 (I−1)前記元の画像データをメモリユニットに記憶
    し、 (I−2)前記元の画像データの中の第1番目の画像デ
    ータを出力するために前記メモリユニットを制御するア
    ドレス発生器を提供し、 (I−3)前記数(N)を前記数(M)で割った結果生
    ずる余りである数(U)をデータレジスタに記憶し、 (I−4)前記数(U)と前記データレジスタの内容
    を加算し和を求め、 (I−5)前記和を前記数(M)と比較し、 (I−6)前記メモリユニットを制御して前記元の画像
    データの他の1つを出力するように前記アドレス発生器
    を活性化し、前記元の画像データの前記他の1つは、前
    記メモリユニットによって出力されたすぐ前の元の画像
    データから、前記和が前記数(M)よりも小さいときは
    数(N)を数(M)で割った結果生ずる商に等しい数
    (V)だけオフセットされ、また前記和が前記数(M)
    に少なくとも等しいときは数(V+1)だけオフセット
    され、 (I−7)前記和が前記数(M)に少なくとも等しいと
    き前記数(M)を前記和から減算し、結果的に生じた差
    前記データレジスタに記憶し また、前記和が前記数(M)よりも小さいとき前記デー
    タレジスタに前記和を記憶し、 (I−8)前記段階(I−4)から(I−7)を、
    (M)個の元の画像データが前記メモリユニットによっ
    て出力されるまで繰り返す各段階よりなる方法。
  13. 【請求項13】 前記元の画像データは走査線データで
    ある請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記元の画像データの各々はN’個の
    順次の元の画素データを有し、前記所望の画像データの
    各々は前記N’個よりも多いM’個の順次の所望の画素
    データを有し、 線形補間器を提供し、(M’−N’)を(N’−1)で割った結果余り
    (S’)を生じ、(s’)が1から(S’)の範囲の数
    であり、(n’)が条件(n’+1)*(S’)≧
    (s’)*(N’)を満足する最小数であるとき、 前記
    線形補間器が前記N’個の元の画素データの中のn’
    目及びn’+1番目の画素データの線形補間を実行し
    前記n’番目の画素データと前記n’+1番目の画素デ
    ータの前記線形補間によって前記n’番目の画素データ
    と前記n’+1番目の画素データの間に挿入され残り
    の補間画素データを生成するように制御する段階をさら
    に含む請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記線形補間器が前記元の画像データ
    の各々の元の画素データの中の(n’)番目の画素デー
    タと(n’+1)番目の画素データの線形補間を実行
    し、(M’−N’)が(N’−1)よりも大きく、数
    (T’)は(M’−N’)を(N’−1)で割った結果
    生じる商に等しい数であるとき、(n’)番目の画素デ
    ータと(n’+1)番目の画素データの間に挿入され
    付加的な数(T’)の順次的な補間画素データを生成す
    るように制御する段階をさらに含請求項14記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 前記線形補間器は、バイリニア加算器
    である請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記制御する段階は、 (II−1)データレジスタに数(S’)を記憶し、 (II−2)前記数(S’)と前記データレジスタの内
    とを加算して和を求め、 (II−3)段階(II−2)における前記和を前記数
    (N’)と比較し、 (II−4)段階(II−2)における前記和が前記数
    (N’)に少なくとも等しいとき、前記線形補間器が元
    の画素データの中の(n’)番目の画素データと(n’
    +1)番目の画素データの間に挿入され残りの補間画
    素データを生成するように制御し、前記数(N’)を段
    階(II−2)における前記和から減算し、結果的に生
    じた差を前記データレジスタに記憶し また、段階(II−2)における前記和が前記数
    (N’)よりも小さいとき、前記データレジスタに前
    和を記憶し、 (II−5)前記段階(II−2)から(II−4)
    を、(n’)を1ずつ増やすことによって(n’)が
    (N’)に等しくなるまで繰り返す段階を含む請求項1
    4記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記元の画像データの各々はN’個
    順次の元の画素データを有し、前記所望の画像データの
    各々は前記N’よりも少ないM’個の順次の所望の画
    素データを有し、 (III−1)メモリユニットに前記元の画像データの
    うち1つを記憶し、 (III−2)前記元の画素データの中の第1番目の
    素データを出力するために前記メモリユニットを制御す
    るアドレス発生器を提供し、 (III−3)前記数(N’)を前記数(M’)で割っ
    た結果生ずる余りである数(U’)をデータレジスタに
    記憶し、 (III−4)前記数(U’)と前記データレジスタに
    記憶されている数とを加算して和を求め、 (III−5)段階(III−4)における前記和を前
    記数(M’)と比較し、 (III−6)前記メモリユニットを制御して前記元の
    画素データの他の1つを出力するように前記アドレス発
    生器を活性化し、前記元の画素データの前記他の1つ
    は、前記メモリユニットによって出力されたすぐ前の元
    の画素データから、段階(III−4)における前記和
    が前記数(M’)よりも小さいときは数(N’)を数
    (M’)で割った結果生ずる商に等しい数(V’)だけ
    オフセットされ、また段階(III−4)における前記
    和が前記数(M’)に少なくとも等しいときは数(V’
    +1)だけオフセットされ、 (III−7)段階(III−4)における前記和が前
    記数(M’)に少なくとも等しいとき、前記数(M’)
    を段階(III−4)における前記和から減算し、結果
    的に生じた差を前記データレジスタに記憶し また、段階(III−4)における前記和が前記数
    (M’)よりも小さいとき、前記データレジスタに前
    和を記憶し、 (III−8)前記段階(III−4)から(III−
    7)を、(M’)個の元の画素データが前記メモリユニ
    ットによって出力されるまで繰り返す段階を含む請求項
    13記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記元の画像データは1つの走査線の
    元の画素データである請求項12記載の方法。
  20. 【請求項20】 均一にスケーリングされた所望のデジ
    タル画像を得るために元のデジタル画像を処理する装置
    であって、前記元のデジタル画像はN個の順次的な元の
    画像データを有し、前記所望のデジタル画像は前記N個
    よりも多いM個の順次的な所望の画像データを有し、 第1の線形補間器と、 前記第1の線形補間器に接続され、(M−N)を(N−
    1)で割った結果余り(S)が生じ、(s)が1から
    (S)の範囲の数であり、(n)が条件(n+1)*
    (S)≧(s)*(N)を満足する最小数であるとき、
    前記第1の線形補間器が前記N個の元の画像データの
    のn番目及びn+1番目の画像データの線形補間を実行
    、前記n番目の画像データと前記n+1番目の画像デ
    ータの前記線形補間によって前記n番目の画像データと
    前記n+1番目の画像データの間に挿入され残りの補
    間画像データを生成するように制御する第1の制御手段
    とよりなる装置。
  21. 【請求項21】 前記第1の制御手段は、前記第1の線
    形補間器が前記元の画像データの中のn番目及びn+1
    番目の画像データの線形補間を実行し、(M−N)が
    (N−1)よりも大き数(T)は(M−N)を(N
    −1)で割った結果生じる商に等しい数であるとき、前
    記n番目の画像データと前記n+1番目の画像データの
    前記線形補間によって前記n番目の画像データと前記n
    +1番目の画像データの間に挿入され付加的なT個
    順次の補間画像データを生成するようにさらに制御
    請求項20記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記第1の線形補間器は、バイリニア
    加算器である請求項21記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記元の画像データは走査線データで
    ある請求項20記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記元の画像データの各々はN’個
    順次的な元の画素データを有し、前記所望の画像データ
    の各々は前記N’個よりも多いM’個の順次的な所望の
    画素データを有し、 第2の線形補間器と、 前記第2の線形補間器に接続されて、(M’−N’)を
    (N’−1)で割った結果余り(S’)を生じ、
    (s’)が1から(S’)の範囲の数であり、(n’)
    が条件(n’+1)*(S’)≧(s’)*(N’)を
    満足する最小数であるとき、前記第2の線形補間器が
    記N’個の元の画素データの中のn’番目及びn’+1
    番目の画素データの線形補間を実行し、前記n’番目の
    画素データと前記n’+1番目の画素データの前記線形
    補間によって前記n’番目の画素データと前記n’+1
    番目の画素データの間に挿入され残りの補間画素デー
    タを生成するように制御する第2の制御手段とをさらに
    含む請求項23記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記第2の制御手段は、前記第2の線
    形補間器が前記元の画像データの中のn’番目及びn’
    +1番目の画素データの線形補間を実行し、(M’−
    N’)が(N’−1)よりも大き数(T’)は
    (M’−N’)を(N’−1)で割った結果生じる商に
    等しい数であるとき、前記n’番目の画素デ ータと前記
    n’+1番目の画素データの前記線形補間によって前記
    n’番目の画素データと前記n’+1番目の画素データ
    の間に挿入され付加的なT’個の順次の補間画素デー
    タを生成するようにさらに制御る請求項24記載の装
    置。
  26. 【請求項26】 前記第2の線形補間器は、バイリニア
    加算器である請求項25記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記元の画像データの各々はN’個の
    順次的な元の画素データを有し、前記所望の画像データ
    の各々は前記N’個よりも少ないM’個の順次的な所望
    の画素データを有し、 前記元の画像データのうち1つを記憶するメモリユニッ
    トと、 前記メモリユニットに接続され前記元の画素データの第
    1番目のものを出力するために前記メモリユニットを制
    御するアドレス発生器と、 前記数(N’)を前記数(M’)で割った結果生ずる余
    りである数(U’)を生成するための生成手段と、 データレジスタと、 前記生成手段及び前記データレジスタに接続され前記数
    (U’)と前記データレジスタの内容とを加算し和を求
    める加算手段と、 前記加算手段、前記アドレス発生器、及び前記データレ
    ジスタに接続され、前記和を前記数(M’)と比較し、
    前記メモリユニットを制御して前記元の画素データの他
    の1つを出力するように前記アドレス発生器を活性化
    し、前記元の画素データの前記他の1つは前記メモリユ
    ニットによって出力されたすぐ前の元の画素データか
    ら、前記和が前記数(M’)よりも小さいときは数
    (N’)を数(M’)で割った結果生ずる商に等しい数
    (V’)だけオフセットされ、また、前記和が前記数
    (M’)に少なくとも等しいときは数(V’+1)だけ
    オフセットされる計算手段とをさらに含み、 前記計算手段は、前記和が前記数(M’)に少なくとも
    等しいとき前記和から前記数(M’)を減算した結果得
    られた差を前記データレジスタに記憶し、前記和が前記
    数(M’)よりも小さいとき前記データレジスタに前
    和を記憶する請求項23記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記元の画像データは1つの走査線の
    元の画素データである請求項20記載の装置。
  29. 【請求項29】 均一にスケーリングされた所望のデジ
    タル画像を得るために元のデジタル画像を処理する装置
    であって、前記元のデジタル画像はN個の順次的な元の
    画像データを有し、前記所望のデジタル画像は前記N個
    よりも少ないM個の順次的な所望の画像データを有し、 前記元の画像データを記憶する第1のメモリユニット
    と、 前記第1のメモリユニットに接続され前記元の画像デー
    タの第1番目のものを出力するために前記第1のメモリ
    ユニットを制御する第1のアドレス発生器と、 前記数(N)を前記数(M)で割った結果生ずる余りで
    ある数(U)を生成する第1の生成手段と、 第1のデータレジスタと、 前記第1の生成手段及び前記第1のデータレジスタに接
    続されて前記数(U)と前記第1のデータレジスタの内
    とを加算し和を求める第1の加算手段と、 前記第1の加算手段、前記第1のアドレス発生器、及び
    前記第1のデータレジスタに接続され、前記和を前記数
    (M)と比較し、前記第1のメモリユニットを制御して
    前記元の画像データの他の1つを出力するように前記第
    1のアドレス発生器を活性化し、前記元の画像データの
    前記他の1つは、前記第1のメモリユニットによって出
    力されたすぐ前の元の画像データから、前記和が前記数
    (M)よりも小さいときは数(N)を数(M)で割った
    結果生ずる商に等しい数(V)だけオフセットされ、ま
    た、前記和が前記数(M)に少なくとも等しいときは数
    (V+1)だけオフセットされる、第1の計算手段とよ
    りなり、 前記第1の計算手段は、前記和が前記数(M)に少なく
    とも等しいとき前記和から前記数(M)を減算して得ら
    れた差を前記第1のデータレジスタに記憶し、前記和が
    前記数(M)よりも小さいとき前記第1のデータレジス
    に前記和を記憶する装置。
  30. 【請求項30】 前記元の画像データは走査線データで
    ある請求項29記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記元の画像データの各々はN’個
    順次的な元の画素データを有し、前記所望の画像データ
    の各々は前記N’個よりも多いM’個の順次的な所望の
    画素データを有し、 線形補間器と、 前記線形補間器に接続され、(M’−N’)を(N’−
    1)で割った結果余り(S’)を生じ、(s’)が1か
    ら(S’)の範囲の数であり、(n’)が条件(n’+
    1)*(S’)≧(s’)*(N’)を満足する最小数
    であるとき、前記第2の線形補間器が前記N’個の元の
    画素データの中のn’番目及びn’+1番目の画素デー
    の線形補間を実行し、前記n’番目の画素データと前
    記n’+1番目の画素データの前記線形補間によって前
    記n’番目の画素データと前記n’+1番目の画素デー
    の間に挿入され残りの補間画素データを生成するよ
    うに制御する制御手段とをさらに含む請求項30記載の
    装置。
  32. 【請求項32】 前記制御手段は、前記線形補間器が前
    記元の画像データの中のn’番目及びn’+1番目の
    素データの線形補間を実行し、(M’−N’)が(N’
    −1)よりも大き数(T’)は(M’−N’)を
    (N’−1)で割った結果生じる商に等しい数であると
    き、前記n’番目の画素データと前記n’+1番目の画
    素データの前記線形補間によって前記n’番目の画素デ
    ータと前記n’+1番目の画素データの間に挿入され
    付加的なT’個の順次の補間画素データを生成するよう
    にさらに制御る請求項31記載の装置。
  33. 【請求項33】 前記線形補間器は、バイリニア加算器
    である請求項32記載の装置。
  34. 【請求項34】 前記元の画像データの各々はN’個
    順次的な元の画素データを有し、前記所望の画像データ
    の各々は前記N’個よりも少ないM’個の順次的な所望
    の画素データを有し、 前記元の画像データのうち1つを記憶する第2のメモリ
    ユニットと、 前記第2のメモリユニットに接続され前記元の画素デー
    タの第1番目のものを出力するために前記第2のメモリ
    ユニットを制御する第2のアドレス発生器と、 前記数(N’)を前記数(M’)で割った結果生ずる余
    りである数(U’)を生成する第2の生成手段と、 第2のデータレジスタと、 前記第2の生成手段及び前記第2のデータレジスタに接
    続され前記数(U’)と前記データレジスタの内容とを
    加算し和を求める第2の加算手段と、 前記第2の加算手段、前記第2のアドレス発生器、及び
    前記第2のデータレジスタに接続され、前記和を前記数
    (M’)と比較し、前記第2のメモリユニットを制御し
    て前記元の画素データの他の1つを出力するように前記
    第2のアドレス発生器を活性化し、前記元の画素データ
    の前記他の1つは、前記第2のメモリユニットによって
    出力されたすぐ前の元の画素データから、前記和が前記
    数(M’)よりも小さいときは数(N’)を数(M’)
    で割った結果生ずる商に等しい数(V’)だけオフセッ
    トされ、また前記和が前記数(M’)に少なくとも等し
    いときは数(V’+1)だけオフセットされる第2の計
    算手段とをさらに含み、 前記第2の計算手段は、前記和が前記数(M’)に少な
    くとも等しいとき前記和から前記数(M’)を減算して
    得られた差を前記第2のデータレジスタに記憶し、前記
    和が前記数(M’)よりも小さいとき前記第2のデータ
    レジスタに前記和を記憶する請求項30記載の装置。
  35. 【請求項35】 前記元の画像データは1つの走査線の
    元の画素データである請求項29記載の装置。
  36. 【請求項36】 均一にスケールされた所望のデジタル
    画像を得るために元のデジタル画像を処理する装置であ
    って、数(M)が数(N)より大きく、数(M’)が数
    (N’)より大きいとき、N本の 順次的な元の走査線及
    び各元の走査線毎のN’個の順次的な元の画素データを
    有する元のデジタル画像を記憶するためのフレームメモ
    リを具え、垂直方向で元のデジタル画像をスケーリング
    してM本の順次的な所望の走査線を得る垂直スケーリン
    グユニットと、水平方向で垂直スケーリングユニットか
    らの所望の走査線をスケーリングして各走査線毎のM’
    個の順次的な所望の画素データを得る水平スケーリング
    ユニットとを含前記 垂直スケーリングユニット、 フレームメモリと接続してフレームメモリからの元の走
    査線の中の(n+1)番目の走査線を記憶するラインメ
    モリと、 ラインメモリと接続して元の走査線の中の(n)番目の
    走査線を記憶するラインバッファと、 ラインメモリ及びラインバッファと接続する第1の線形
    補間器と、 フレームメモリ、ラインバッファ及び第1の線形補間器
    と接続する垂直スケーリングコントローラとを含、 該垂直スケーリングコントローラがラインメモリ及びラ
    インバッファに元の走査線を記憶するように制御し、該
    垂直スケーリングコントローラが更に第1の線形補間器
    を制御して、(M−N)を(N−1)で割った結果の余
    りが(S)であり、(s)が1から(S)までの範囲に
    あり、(n)が条件(n+1)×(S)≧(s)×
    (N)を満たす最小数であるとき、ラインメモリ及びラ
    インバッファからの元の走査線の中の(n)番目の走査
    と(n+1)番目の走査線を線形補間させ、元の走査
    線の中の(n)番目の走査線と(n+1)番目の走査線
    の間に挿入され残りの補間走査線を生成し 前記 水平スケーリングユニットは、 第1の線形補間器と接続して該第1の線形補間器からの
    1本の走査線の(n’+1)番目の画素データを記憶す
    るドットレジスタと、 ドットレジスタと接続して前記1本の走査線のn’番目
    の画素データを記憶するドットバッファと、 ドットレジスタ及びドットバッファと接続する第2の線
    形補間器と、 ラインメモリ、ラインバッファ、ドットバッファ及び第
    2の線形補間器と接続する水平スケーリングコントロー
    ラとを含、 該水平スケーリングコントローラがドットレジスタ及び
    ドットバッファの画素データを記憶するのを制御し、該
    水平スケーリングコントローラが更に第2の線形補間器
    を制御して、(M’−N’)を(N’−1)で割った結
    果の余りが(S’)であり、(s’)が1から(S’)
    までの範囲にあり、(n’)が条件(n’+1)×
    (S’)≧(s’)×(N’)を満たす最小数であると
    き、ドットレジスタ及びドットバッファからの(n’)
    番目の画素データと(n’+1)番目の画素データを線
    形補間させ、元の画素データの中の(n’)番目の画素
    データと(n’+1)番目の画素データの間に挿入され
    残りの補間画素データを生成し、 これにより第2の線形補間器の出力を直接出力装置に供
    給できるようにしてなる元のデジタル画像を処理する装
    置。
  37. 【請求項37】 前記垂直スケーリングコントローラ
    が、更に第1の線形補間器を制御して、元の走査線の
    (n)番目の走査線と(n+1)番目の走査線の線形
    補間を実行させ、(M−N)が(N−1)よりも大き
    数(T)は(M−N)を(N−1)で割った結果生
    じる商に等しい数であるとき、前記n番目の走査線と前
    記n+1番目の走査線の前記線形補間によって前記n番
    目の走査線と前記n+1番目の走査線の間に挿入される
    付加的なT個の順次の補間走査線を生成する請求項36
    に記載の元のデジタル画像を処理する装置。
  38. 【請求項38】 前記第1の線形補間器がバイリニア加
    算器である請求項37に記載の元のデジタル画像を処理
    する装置。
  39. 【請求項39】 前記水平スケーリングコントローラ
    が、更に第2の線形補間器を制御して、第1の線形補間
    器からの1本の走査線の(n’)番目の画素データと
    (n’+1)番目の画素データの線形補間を実行させ、
    (M’−N’)が(N’−1)よりも大きく、数
    (T’)が(M’−N’)を(N’−1)で割った結果
    生ずる商に等しいときに、(n’)番目の画素データと
    (n’+1)番目の画素データの間に挿入される付加的
    なT’個の順次的な補間画素データを生成させ、請求
    項36に記載の元のデジタル画像を処理する装置。
  40. 【請求項40】 前記第2の線形補間器がバイリニア加
    算器である請求項39に記載の元のデジタル画像を処理
    する装置。
  41. 【請求項41】 均一にスケールされた所望のデジタル
    画像を得るために元のデジタル画像を処理する装置であ
    って、数(M)が数(N)より大き、数(M’)が数
    (N’)より小さいとき、N本の順次的な元の走査線及
    び各元の走査線毎のN’個の順次的な元の画素データを
    有する元のデジタル画像を記憶するためのフレームメモ
    リを具え、垂直方向で元のデジタル画像をスケーリング
    してM本の順次的な所望の走査線を得る垂直スケーリン
    グユニットと、水平方向で垂直スケーリングユニットか
    らの所望の走査線をスケーリングして各走査線毎のM’
    順次的な所望の画素データを得る水平スケーリング
    ユニットとを含前記 垂直スケーリングユニット、 フレームメモリと接続してフレームメモリからの(n+
    1)番目の元の走査線を記憶するラインメモリと、 ラインメモリと接続して(n)番目の元の走査線を記憶
    するラインバッファと、 ラインメモリ及びラインバッファと接続する線形補間器
    と、 フレームメモリ、ラインバッファ及び線形補間器と接続
    する垂直スケーリングコントローラとを含、 該垂直スケーリングコントローラがラインメモリ及びラ
    インバッファに元の走査線を記憶するのを制御し、該垂
    直スケーリングユニットが更に線形補間器を制御して、
    (M−N)を(N−1)で割った結果の余りが(S)で
    あり、(s)が1から(S)までの範囲にあり、(n)
    が条件(n+1)×(S)≧(s)×(N)を満たす最
    小数であるとき、ラインメモリ及びラインバッファから
    (n)番目の元の走査線(n+1)番目の元の走査
    を線形補間させ、前記(n)番目の元の走査線と前記
    (n+1)番目の元の走査線の間に挿入され残りの補
    間走査線を生成し、 前記 水平スケーリングユニット水平スケーリングコン
    トローラを具え、 該水平スケーリングコントローラ、 ラインメモリとラインバッファと接続して、該ラインメ
    モリとラインバッファを制御して1本の走査線の第1番
    の元の画素データを出力させるアドレス発生器と、 数(N’)を数(M’)で割った結果の余りである数
    (U’)を発生する生成手段と、 データレジスタと、 生成手段及びデータレジスタと接続して、数(U’)と
    データレジスタの内容とを加算して和を得る加算手段
    と、 加算手段、アドレス発生器及びデータレジスタと接続し
    て、前記和を前記数(M’)と比較させ、アドレス発生
    器を促してラインメモリ及びラインバッファが元の走査
    線の1つの元の画素データの他のものを出力するように
    制御して、前記1本の元の走査線の他の元の画素デー
    が、同じラインメモリ及びラインバッファから直前に
    力された元の画素データから、和が数(M’)より小さ
    い場合は数(N’)を数(M’)で割った結果生ずる商
    と等しい数(V’)だけオフセットさせ、和が少なくと
    も数(M’)と等しい場合は数(V’+1)だけオフセ
    ットする計算手段と、 を含み、 前記計算手段は、和が少なくとも数(M’)に等しいと
    きに前記和から前記数(M’)を減算して得られた差を
    前記データレジスタに記憶し、前記和が前記数(M’)
    より小さいときは前記和を前記データレジスタに記憶さ
    せ、 これにより水平スケーリングユニットの出力を直接出力
    装置に供給するようにしてなる元のデジタル画像を処理
    する装置。
  42. 【請求項42】 前記垂直スケーリングコントローラ
    が、更に線形補間器を制御して、(n)番目の元の走査
    (n+1)番目の元の走査線の線形補間を実行さ
    せ、(M−N)が(N−1)よりも大き数(T)は
    (M−N)を(N−1)で割った結果生じる商に等しい
    数であるとき、前記n番目の走査線と前記n+1番目の
    走査線の前記線形補間によって前記n番目の走査線と前
    記n+1番目の走査線の間に挿入される付加的なT個の
    順次の補間走査線を生成する請求項41に記載の元のデ
    ジタル画像を処理する装置。
  43. 【請求項43】 前記線形補間器がバイリニア加算器で
    ある請求項42に記載の元のデジタル画像を処理する装
    置。
  44. 【請求項44】 均一にスケールされた所望のデジタル
    画像を得るために元のデジタル画像を処理する装置であ
    って、数(M)が数(N)より小さく、数(M’)が数
    (N’)より大きいとき、N本の順次的な元の走査線及
    び各元の走査線毎のN’個の順次的な元の画素データを
    有する元のデジタル画像を記憶するためのフレームメモ
    リを具え、垂直方向で元のデジタル画像をスケーリング
    してM本の順次的な所望の走査線を得る垂直スケーリン
    グユニットと、水平方向で垂直スケーリングユニットか
    らの所望の走査線をスケーリングして各走査線毎のM’
    個の順次的な所望の画素データを得る水平スケーリング
    ユニットとを含前記 垂直スケーリングユニット、垂直スケーリングコ
    ントローラと、前記フレームメモリ接続したラインメ
    モリとを具え、前記垂直スケーリングコントローラ、 フレームメモリと接続して、該フレームメモリが第1番
    目の元の走査線を出力してラインメモリに記憶させるよ
    うに制御するアドレス発生器と、 数(N)を数(M)で割った結果の余りである数(U)
    を生成する生成手段と、 データレジスタと、 生成手段及びデータレジスタと接続して、数(U)とデ
    ータレジスタの内容とを加算して和を得る加算手段と、 加算手段、アドレス発生器及びデータレジスタと接続し
    て、前記和を前記数(M)と比較させ、アドレス発生器
    を促してフレームメモリが他の元の走査線を出力してラ
    インメモリに記憶させるように制御して、前記他の元の
    走査線が、同じフレームメモリから直前に出力された元
    の走査線から、前記和が前記数(M)より小さい場合は
    数(N)を数(M)で割った結果生ずる商と等しい数
    (V)だけオフセットさせ、和が少なくとも数(M)と
    等しい場合は数(V+1)だけオフセットする計算手段
    と、 を含み、 前記計算手段は、和が少なくとも数(M’)に等しいと
    きに前記和から前記数(M’)を減算して得られた差を
    前記データレジスタに記憶し、前記和が前記数(M’)
    より小さいときは前記和を前記データレジスタに記憶さ
    せ、 上記 水平スケーリングユニット、 ラインメモリと接続してラインメモリからの1本の走査
    線の(n’+1)番目の画素データを記憶するドットレ
    ジスタと、 ドットレジスタと接続してラインメモリからの1本の
    査線の(n’)番目の画素データを記憶するドットバッ
    ファと、 ドットレジスタ及びドットバッファと接続する線形補間
    器と、 ラインメモリ、ドットバッファ及び線形補間器と接続す
    る水平スケーリングコントローラとを含、 該水平スケーリングコントローラがドットレジスタ及び
    ドットバッファの画素データを記憶するのを制御し、該
    水平スケーリングコントローラが更に線形補間器を制御
    して、(M’−N’)を(N’−1)で割った結果の余
    りが(S’)であり、(s’)が1から(S’)までの
    範囲にあり、(n’)が条件(n’+1)×(S’)≧
    (s’)×(N’)を満たす最小数であるとき、ドット
    レジスタ及びドットバッファからの(n’)番目の画素
    データと(n’+1)番目の画素データを線形補間さ
    せ、元の画素データの中の(n’)番目の画素データ
    (n’+1)番目の画素データの間に挿入され残りの
    補間画素データを生成し、 これにより線形補間器の出力を直接出力装置に供給する
    ようにしてなる元のデジタル画像を処理する装置。
  45. 【請求項45】 前記水平スケーリングコントローラ
    が、更に線形補間器を制御して、ラインメモリからの
    本の走査線の(n’)番目の画素データと(n’1)番
    目の画素データの線形補間を実行させ、(M’−N’)
    が(N’−1)よりも大きく、数(T’)が(M’−
    N’)を(N’−1)で割った結果生ずる商に等しい
    きに、(n’)番目の画素データと(n’+1)番目の
    画素データの間に挿入される付加的なT’個の順次的な
    補間画素データを生成させ請求項44に記載の元のデ
    ジタル画像を処理する装置。
  46. 【請求項46】 前記線形補間器がバイリニア加算器で
    ある請求項45に記載の元のデジタル画像を処理する装
    置。
  47. 【請求項47】 均一にスケールされた所望のデジタル
    画像を得るために元のデジタル画像を処理する装置であ
    って、数(M)が数(N)より小さく、数(M’)が数
    (N’)より小さいとき、N本の順次的な元の走査線及
    び各元の走査線毎のN’個の順次的な元の画素データを
    有する元のデジタル画像を記憶するためのフレームメモ
    リを具え、垂直方向で元のデジタル画像をスケーリング
    してM本の順次的な所望の走査線を得る垂直スケーリン
    グユニットと、水平方向で垂直スケーリングユニットか
    らの所望の走査線をスケーリングして各走査線毎のM’
    個の順次的な所望の画素データを得る水平スケーリング
    ユニットとを含前記 垂直スケーリングユニットは、垂直スケーリングコ
    ントローラと、フレームメモリ接続したラインメモリ
    を具え、前記 垂直スケーリングコントローラ、 フレームメモリと接続して、フレームメモリが第1番目
    元の走査線を出力してラインメモリに記憶させるよう
    に制御する第1のアドレス発生器と、 数(N)を数(M)で割った結果の余りである数(U)
    を発生する第1の生成手段と、 第1のデータレジスタと、 第1の生成手段及び第1のデータレジスタと接続して、
    数(U)と第1のデータレジスタの内容を加算して和を
    得る第1の加算手段と、 第1の加算手段、第1のアドレス発生器及び第1のデー
    タレジスタと接続して、前記和と前記数(M)とを比較
    させ、第1のアドレス発生器を促してフレームメモリが
    他の元の走査線を出力してラインメモリに記憶させるよ
    うに制御して、前記他の元の走査線が、同じフレームメ
    モリから直前に出力された元の走査線から、前記和が前
    記数(M)より小さい場合は数(N)を数(M)で割っ
    た結果生ずる商と等しい数(V)だけオフセットさせ
    和が少なくとも数(M)と等しい場合は数(V+1)だ
    けオフセットする第1の計算手段(44)と、 を含、 前記第1の計算手段は、前記和が少なくとも前記
    (M)に等しいときに前記和から前記数(M)を減算し
    て得られた差を第1のデータレジスタに記憶し、前記
    前記数(M)より小さいときは前記和を第1のデータ
    レジスタに記憶させ、 前記 水平スケーリングユニットが水平スケーリングコン
    トローラを具え、 前記水平スケーリングコントローラは、 ラインメモリと接続して、該ラインメモリを制御して
    本の元の走査線の第1番目の元の画素データを出力させ
    る第2のアドレス発生器と、 数(N’)を数(M’)で割った結果の余りである数
    (U’)を生成する第2の生成手段と、 第2のデータレジスタと、 第2の生成手段及び第2のデータレジスタと接続して、
    数(U’)と第2のデータレジスタの内容とを加算して
    和を得る第2の加算手段と、 第2の加算手段、第2のアドレス発生器及び第2のデー
    タレジスタと接続して、前記和と前記数(M’)とを比
    較させ、第2のアドレス発生器を促してラインメモリが
    1本の元の走査線の他の元の画素データを出力するよう
    に制御して、前記1本の元の走査線の他の元の画素デー
    タが、同じラインメモリから直前に出力された元の画素
    データから、和が数(M’)より小さい場合は数
    (N’)を数(M’)で割った結果生ずる商と等しい数
    (V’)だけオフセットさせ、和が少なくとも数
    (M’)と等しい場合は数(V’+1)だけオフセット
    する第2の計算手段と、 を含み、 前記第2の計算手段は、前記和が少なくとも前記
    (M’)に等しいときに前記和から前記数(M’)を減
    算して得られた差を第2のデータレジスタに記憶し、
    和が前記数(M’)より小さいときは前記和を第2の
    データレジスタ(56)に記憶させ、 これにより水平スケーリングユニットの出力を直接出力
    装置に供給するようにしてなる元のデジタル画像を処理
    する装置。
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