JP3025028U - 吸引兼用二薬液混合噴霧ノズル - Google Patents

吸引兼用二薬液混合噴霧ノズル

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JP3025028U
JP3025028U JP1995013282U JP1328295U JP3025028U JP 3025028 U JP3025028 U JP 3025028U JP 1995013282 U JP1995013282 U JP 1995013282U JP 1328295 U JP1328295 U JP 1328295U JP 3025028 U JP3025028 U JP 3025028U
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pipe
gap
pressure
gas
abdominal
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JP1995013282U
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English (en)
Inventor
春彦 石坂
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株式会社八光電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】内視鏡下で使用する噴霧用の高圧ガスが腹腔内
に充満することを排除する。 【解決手段】二薬液を混合して組織接着剤を生成し噴霧
させるノズル体をそのノズル体の外径よりも大きい内径
の外側パイプへ収納載置して、それら外径と内径との差
の隙間を利用して、内視鏡下で腹腔内手術中の高圧ガス
がその腹腔内に充満した場合に、腹腔内圧力を減圧させ
ることができる。した隙間をガス抜き又はガス吸引等の
バイパス機能として、二薬液混合噴霧ノズルを載置した
隙間を得る内径のパイプにそのバイパス機能を付与した
構造を成して、問題解決の手段とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本案は二薬液を混合して噴霧する医療用機械器具装置に 関して、噴霧装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】 噴霧装置において、顔料、その他薬液を混合して塗布する 装置の技術は良く知られている。医薬品の進歩に因って患者の切り傷部分へ薬剤 を塗布して止血させることが可能に成ったことから、特に人のタンパク質に近似 した組織接着剤の開発実用化が進んで来た。臨床現場において二薬液を混合して 塗布又は霧化して患者の切傷部分へ噴霧する作業は一般的に成って来た。特に薬 液等を噴霧させる従前の技術には、特公平3−71894号、特開昭64−25 843号、実開平6−52839号、国際公開WO94/07420号、実公平 3−40367号、実公平3−9806号、実公平3−47609号、実開昭6 2−65972号、実開平1−82049号、実公平3−9806号等公報に開 示された薬液の噴霧ノズルが記載されている。基本的には高圧な気体の噴出流に 伴う陰圧によって薬剤を噴霧させるものであるが、特に内視鏡下で腹腔内手術を 行う医療現場において使用するそれらノズルの場合、手術部位の止血を目的とし て二薬液を混合させて該部位へ高圧ガスで噴霧塗布をすることから、該噴霧用の 高圧ガスがその腹腔内に充満してしまい、腹腔内圧力が増して患者に対して悪影 響をもたらす。かかる充満した高圧ガスをその手術中に適宜そのガスを穿刺中の 内視鏡またはトラカ−ル穿刺具等によってガス抜きを又はガス吸い出し等を行っ てその患者の腹腔内圧力を除去している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 前記した二薬剤はその混合により化学反 応凝固の時間が早いので従前のノズルの構造に於いて、ノズルの高速且つ良質な 混合霧化が必要とされ、そして更に該ノズルは基本的に高圧な気体の噴出流に伴 う陰圧によって薬剤を噴霧させるものであるが、それら薬剤は可なり粘性を有し ているので、高圧な気体の噴出流に伴う陰圧を思う存分に利用出来ない医療現場 では、シリンジのピストン圧を併用している(実公平3−47609号、実開平 6−52839号、国際公開WO94/07420号)ので、必然的に内視鏡下 で使用するノズルの構造は微細で簡単な構成と共に霧化する能力が充分に求めら れて且つ粘性のある該二薬液をシリンジのピストン圧で送り出しをマニュアル操 作して混合噴霧の状態を前記ガス圧で噴霧する。その結果噴霧用ガスは内視鏡下 で前記した様に高圧ガスがその腹腔内に充満してしまい、腹腔内圧力が増して患 者に対して悪影響をもたらす。かかる現象を排除せることを目的として本案に於 て問題解決の課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 前記した医療臨床では、該二薬液を混合し て組織接着剤を生成し噴霧させるノズル体をそのノズル体の外径よりも大きい内 径の外側パイプへ収納載置して、それら外径と内径との差の隙間を利用して、内 視鏡下で腹腔内手術中の高圧ガスがその腹腔内に充満した場合に、該腹腔内圧力 を減圧させることができる。前記した隙間をガス抜き又はガス吸引等のバイパス 機能として、前記二薬液混合噴霧ノズルを載置した該隙間を得る内径のパイプに そのバイパス機能を付与した構造を成して、問題解決の手段とした。
【0005】
【実施例】 図1は従前の一実施例の側面断面図である。不活性等のガスC を通すパイプ1と薬剤Aを通すパイプ2と薬剤Bを通すパイプ3とを設けて、噴 霧ノズル1aは構成されている。ガスCの噴出流はパイプ1の隙間1bから噴出 して、このガスCの噴出に伴う陰圧がノズル1aの先端に発生して押し出された 薬液A及びBは霧化する、この場合のノズル1aの先端部分に露出するパイプ2 及び3の露出長さは最良の噴霧状態に微量調節され得る。
【0006】 図2は図1のノズル1aのX−X部分の断面図である。1bはガスCを噴出させ る隙間である。
【0007】 図3は本考案の一実施例の側面断面図である。二薬液混合噴霧ノズル体4−7を 構成しているパイプ4、5、6、7の集合体の外径よりも大きい内径の外側パイ プ8を設けて、該パイプ8の内側へ該ノズル体4−7を載置して隙間8bを設け て本案は構成されている。前記パイプ5は薬液Aを通すパイプであり、前記パイ プ6は薬液Bを通すパイプであり、前記パイプ4、7は不活性ガス等ガスCを通 し噴出させるパイプである。前記した噴霧ノズル体4−7は単体の薬液噴霧ノズ ル体を集合した(パイプ4、5で構成したノズル及びパイプ6、7で構成したノ ズル)ものである。該ノズル体4−7の噴霧ノズル8aは前記各単体ノズルのパ イプ5、6の先端部より先へ飛びだすことは無い。前記した噴霧ノズル体4−7 の各単体の薬液噴霧ノズル体のパイプ4、5はノズルを構成しているパイプ4、 7から露出具合を調整して二薬液の混合噴霧を最良に調整可能である。前記した パイプ8の内側の隙間8bは内視鏡下で腹腔内手術中の高圧ガスがその腹腔内に 充満した場合に、該腹腔内圧力を減圧減衰させることができるガス抜き又はガス 吸引Dのバイパス機能を有して、必要によっては該バイパスのスイッチ機構Ds を設けてバイパス機能を一時停止可能な構造を成している。
【0008】 図4は図3の噴霧ノズル先端部分Y−Yの断面図である。混合された二薬液Aと Bは噴霧されて混合される。高圧な不活性ガスCがパイプ4、7から噴出する際 にその噴出流の陰圧及び押し出し圧力でパイプ5、6から噴出して二薬液ABは 噴出霧化してされる。パイプ8の隙間8bから、内視鏡下で腹腔内手術中の高圧 ガスがその腹腔内に充満した場合に、該腹腔内圧力を減圧させるために、ガス抜 きが行われる。
【0009】
【考案の効果】 前記した様に、本考案の一実施例によれば、ノズル8aの 先端の隙間8bから、内視鏡下で腹腔内手術中の高圧ガスがその腹腔内に充満し た場合に、該腹腔内圧力を減圧させるために、ガス抜き又はガス吸引等が可能で あるので、手術の前記した腹腔内に充満した該ガスを常に抜き取りその患者の腹 腔内圧力を正常に保ち、不測事態を引き起こす恐れが解消される、等の効果があ る。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】 従前の一実施例の側面断面図である。
【図2】 図1のX−Xの断面図である。
【図3】 本考案の一実施例の側面断面図である。
【図4】 図3のY−Yの断面図である。
【符合の説明】 1 ガスCを通すパイプ 2 薬剤Aを通すパイプ 3 薬剤Bを通すパイプ 1a 噴霧ノズル、先端部分 1b 隙間 4 不活性ガスC通すパイプ 5 薬剤Aを通すパイプ 6 薬剤Bを通すパイプ 7 不活性ガスC通すパイプ 8 二薬液混合噴霧ノズル体4−7を載置する外側パイ
プ 8a 噴霧ノズル先端部分 8b 隙間、腹腔内の不活性ガスCの圧力減衰用バイパ
ス通路で該ガス抜き又はガス吸引Dを行う隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61B 17/04 A61M 35/00

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二薬液を混合し噴霧させるノズルにおい
    て、所望長さの外側パイプ内に二薬液混合噴霧ノズルを
    載置し設けたことを特徴とした吸引兼用二薬液混合噴霧
    ノズル
  2. 【請求項2】 請求項1の二薬液混合噴霧ノズルにおい
    て、一薬液噴霧ノズルを集合して二薬液混合噴霧ノズル
    を構成し設けたことを特徴とした吸引兼用二薬液混合噴
    霧ノズル
JP1995013282U 1995-11-20 1995-11-20 吸引兼用二薬液混合噴霧ノズル Expired - Lifetime JP3025028U (ja)

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