JP3024992U - プラスチックデシケーター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】プラスチックデシケーターで、４０ｍｍとか５
０ｍｍピッチでしか調整できなかった棚板間隔を任意に
するとともに、本体の強度をアップする。 【解決手段】アルミフレーム１に四角ナット７が嵌り込
むようにした連続溝２を設け、棚受け５をネジ６で締め
付ける。この時溝幅は四角ナットの対辺よりやや広く、
対角より狭くしておくと四角ナットの回転が止まりナッ
トの役目をする。その棚受けの上に棚板４を載せる。又
シリコン溜溝底にプラスチック板嵌合溝を設け、プラス
チック板を嵌め込んだ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

旧来デシケーターは、実験室等で使用されシリカゲル入りガラス容器が一般的 であったが、近年半導体液晶関係のクリーンルーム等で使用されるようになり、 保管物が大型化且つ多量化した。

【０００２】

【従来の技術】

使いやすさ並びに経済性からアルミフレームにプラスチツク板を嵌め込み、そ のところをシリコンでシールドし保管庫状とした本体・扉とシリカゲルを有すプ ラスチックデシケーターが主流となり、棚板はフレームの棚受け穴１１に旧棚受 け１２を取付け、その上に旧棚板１３を載せていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従って、従来品は４０ｍｍとか５０ｍｍピッチでしか棚板間隔の調整ができな かった。保管物の大小とか多少、及びプラスチックデシケーターの限られた内寸 法では各段の棚間隔の調整による累積寸法ロスが大きく、又もう１段設けたい為 に、やむなく更に１台あるいは特注サイズで購入するなどのケースが発生し、不 満や経済的ロスがしばしば発生していた。又本体も、多量保管の傾向から強度が 不十分だった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

縦フレームに四角ナットが入る連続した溝を設け、それによって任意の位置で 棚受けをネジで締め付けることができ、その上に棚板を載せた。又アルミフレー ムのシリコン溜溝底にプラスチック板嵌合溝を設けた。

【０００５】

【作用】

ネジをゆるめて希望の上下位置にセッティングするだけでよく、簡単である。 又従来に比し、プラスチック板の支える点が２点になり、理論上からも強度アッ プとなる。

【０００６】

【実施例】

それを図面について説明すれば、アルミフレーム１に四角ナット７が嵌り込む ようにした連続溝２を設け、棚受け５をネジ６で締め付ける。この時溝幅は四角 ナットの対辺よりやや広く、対角より狭くしておくと四角ナットの回転が止まり ナットの役目をする。その棚受けの上に棚板４を載せる。又シリコン溜溝９底に プラスチック板嵌合溝１０を設けプラスチック板３を嵌め込んだ。

【０００７】

【考案の効果】

保管物の大小とか多少によって各段を任意に設定できる為使いやすくなり、又 無駄のない空間からくる美観にも優れ、内寸法を有効に使用でき実に経済的効果 が大となった。又本体の強度もアップした。

【図面の簡単な説明】

【図１】アルミフレームを使用したプラスチックデシケ
ーターの斜視図である。

【図２】棚板とナット嵌合部分で図３のＣ−Ｄ線断面図
である。

【図３】シリコン溜溝で図１のＡ−Ｂ線断面図である。

【図４】従来のシリコン溜溝の断面図である。

【図５】従来の棚受けで図４のＥ矢視図である。

【符号の説明】 １ アルミフレーム ２ フレームの連続溝 ３ プラスチック板 ４ 棚板 ５ 棚受け ６ ネジ ７ 四角ナット ８ シリカゲル ９ シリコン溜溝 １０ プラスチック板嵌合溝 １１ フレームの棚受穴 １２ 旧棚受け １３ 旧棚板 １４ 旧シリコン溜溝 １５ 旧アルミフレーム

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】フレームにナットが入る連続溝を設け、棚
   板を上下間隔に任意に調整可能としたプラスチックデシ
   ケーター。
2. 【請求項２】アルミフレームのシリコン溜溝底にプラス
   チック板嵌合溝を設けたプラスチツクデシケーター。