JP3024903B2 - 4ロール式丸鋼材用圧延機の駆動方法 - Google Patents

4ロール式丸鋼材用圧延機の駆動方法

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JP3024903B2 JP6118067A JP11806794A JP3024903B2 JP 3024903 B2 JP3024903 B2 JP 3024903B2 JP 6118067 A JP6118067 A JP 6118067A JP 11806794 A JP11806794 A JP 11806794A JP 3024903 B2 JP3024903 B2 JP 3024903B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼線材、棒鋼などの丸
鋼を熱間圧延する4ロール式丸鋼材用圧延機の駆動方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の4ロール式圧延機は、たとえば特
開平4−71704 号公報に開示されている図8に示すよう
な、2個の丸カリバロール1、2が圧下面を形成するカ
リバ(孔型)を上下に対向させて配設され、また別の2
個の丸カリバロール3、4がカリバを左右に対向させて
配設されている。その4つのカリバロール1〜4の軸
は、それぞれスピンドル5およびカッブリング6を介し
て各駆動モータ7に連結し、その駆動モータ7の駆動に
よって各丸カリバロール1〜4が圧下荷重に抗して回転
可能な圧延トルク、すなわち被圧延材を延伸するだけの
トルクが伝達されて回転可能になっている。ここで前記
スピンドル5、カップリング6および駆動モータ7によ
ってロール駆動装置が構成される。
【0003】そして4つの駆動モータ7を電気的に同期
をとって駆動させ、該駆動モータ7に連結する丸カリバ
ロール1〜4に圧延トルクを伝達し、その4つの丸カリ
バロール1〜4の圧延トルクによって、該4つの丸カリ
バロール1〜4のカリバによって丸形に形成されるカリ
バの間隙に被圧延材を入側から噛み込ませて出側に向け
て送り、4つの丸カリバロール1〜4の圧下荷重によっ
て被圧延材を圧延し延伸加工していた。
【0004】しかしながら、圧延機の構造は、2ロール
式から3ロール式、4ロール式と使用するロールの数が
増加するほど、ロール駆動装置が増加したり、ロール間
隙の調節、ロール軸方向の調整が複雑になる。このよう
に前記従来の4ロール式圧延機では、すべての丸カリバ
ロール1〜4を圧延トルクを有して回転させるため、4
つのロール駆動装置を各ロール1〜4に対応して該ロー
ル1〜4の周囲に配設しなければならず、また該4つの
ロール駆動装置を電気的に同期をとって作動させる必要
があるなど、圧延機が専有するスペースが大きいと共
に、構造が複雑でかつ部品数が多くなり高価になるとい
う問題がある。
【0005】また、ロールを交換するとき、前記従来の
4ロール式圧延機では、周囲にロール駆動装置が配設さ
れるために駆動モータ7やスピンドル5等のロール駆動
装置を常設したままロール1〜4だけを交換できる構造
になっておらず、さらにスペース的にもモータ類等のロ
ール駆動装置がロールの周囲に配設されていることでロ
ール交換やメンテナンス時の作業性が悪くなっていると
いう問題がある。
【0006】前述従来技術の4ロール式圧延機の問題点
を解決すべく構造を簡素化すると共に、ロール交換の作
業性およびメンテナンス性の良い4ロール式圧延機が特
開昭58−3703号公報および実開平4−43401 号公報に開
示されている。すなわち図9に示すように、2個の丸カ
リバロール1、2が圧下面を形成するカリバを上下に対
向させて配設され、また別の2個の丸カリバロール3、
4がカリバを左右に対向させて配設されている。そして
4個の丸カリバロール1〜4によってほぼ円形の間隙を
形成しているのは前記従来技術と同様である。
【0007】4つのカリバロール1〜4のうち、上下に
対向して配置されている2個の丸カリバロール1、2の
軸はそれぞれスピンドル5およびカップリング6ならび
に上下に噛み合うピニオンギヤ9a、9bを介して駆動
モータ7に連結し、1台の駆動モータ7の駆動によって
各ロール1〜4が圧下荷重に抗して回転可能な圧延トル
クが伝達される。これに対して左右に対向して配置され
ている丸カリバロール3、4の軸は無駆動状態で支持さ
れているだけである。なお、上下の丸カリバロール1、
2をそれぞれ独立した駆動モータによって駆動する場合
もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように4ロール
式丸鋼材用圧延機に配設された4個の丸カリバロールの
うち、一方の一対の丸カリバロールを駆動ロールとし、
他方の一対の丸カリバロールを無駆動ロールとした場
合、被圧延材の先端部が圧延機の丸カリバロールに噛み
込む際に、ロール駆動装置に連結されていない無駆動ロ
ールの表面に、該ロールが回転させられるまでの間強く
当たったりスリップを生じて該ロール表面や被圧延材の
表面に疵を付ける危険性がある。
【0009】すなわち無駆動ロールが停止状態にあると
きに被圧延材の進入スタートによるロールへの噛み込み
から被圧延材がロール周速度と同じになるまでの間にロ
ールと被圧延材との間にスリップが生じロール表面のス
リップ疵が被圧延材の表面に転写され表面品質の良好な
丸鋼材製品が圧延できなくなるという問題がある。また
このようなスリップによりロール摩耗の進行が速くなる
とロール寿命を短くすると言う問題があった。
【0010】本発明は、4個の丸カリバロールのうち、
一方の一対の丸カリバロールを圧延に必要なトルクを伝
達することができるロール駆動装置に連結して駆動し、
他方の一対の丸カリバロールを無駆動とするものを改良
し、4個の丸カリバロールにより形成される空隙と被圧
延材の先端部が噛み込むときに無駆動ロールと被圧延材
との間に発生する強く当たったりスリップを発生させな
いか、または極めて少なくすることによりロールや被圧
延材に発生する表面疵を防止することができる駆動機構
が簡単な4ロール式丸鋼材用圧延機の駆動方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】 請求項記載の本発明
は、圧下面を対向させて回転可能に配設される一対の丸
カリバロールと、圧下面を対向させて回転可能に配設さ
れ、その圧下方向を前記一対の丸カリバロールの圧下方
向とほぼ同一平面内で直交させた別の一対の丸カリバロ
ールとを備えて、その4つの丸カリバロールで形成され
た間隙に被圧延材を通過させて圧延する4ロール式丸鋼
材用圧延機の駆動方法において、前記丸カリバロールの
うち、一方の一対の丸カリバロールに連結されたロール
駆動装置を用いてその一対のロールに被圧延材を延伸す
るだけの圧延トルクを伝達して駆動させる一方、他方の
一対の丸カリバロールの側壁に、その外周近傍の円周上
に沿って側面から4mm以上の幅をもって張り出す多数の
回転羽根を配設し、被圧延材の先端部が丸カリバロール
の間隙に噛み込むときにのみ前記回転羽根に向け圧力2
kg/cm 2 以上の高圧水を噴射しその水力を用いて他方の
一対の丸カリバロール前記圧延トルクよりも小さい水
力駆動トルクで予め回転させておき、被圧延材の噛み込
みが終わったら高圧水を停止することを特徴とする4ロ
ール式丸鋼材用圧延機の駆動方法である。
【0013】
【0014】
【作用】本発明では、一方の一対の丸カリバロールをロ
ール駆動装置を用いて、その一対のロールに被圧延材を
延伸するだけの圧延トルクを伝達して駆動し、被圧延材
を圧延するに際し、被圧延材の先端部が4つの丸カリバ
ロールで形成される間隙に噛み込むときにのみ、当該他
方の一対の丸カリバロールの側壁に、その外周近傍の円
周上に沿って側面から張り出すように配設された多数の
回転羽根に向けて高圧水を噴射して、前記圧延トルクよ
りも小さい水力駆動トルクで予め回転させてある。
【0015】このようにして、他方の一対の丸カリバロ
ールが回転羽根に噴射される高圧水により予め回転して
いるため、被圧延材の先端部がこの一対の丸カリバロー
ルに強く当たったり、スリップすることなくスムーズに
噛み込まれるので、該ロール表面に疵が付く恐れが少な
くなり、被圧延材に転写される疵も低減することにな
る。
【0016】被圧延材がロール間に噛み込むと、丸カリ
バロール駆動装置に連結している一方の一対の丸カリバ
ロールによって該被圧延材が送られるが、回転羽根に噴
射される高圧水によって回転している他方の一対の丸カ
リバロールは被圧延材の延伸には寄与しないので、被圧
延材の噛み込みが終わったら、高圧水を停止すると、当
該一対の丸カリバロールは被圧延材の移動に追従して回
転するだけとなる。
【0017】回転羽根に噴射される高圧水により回転さ
れる一対の丸カリバロールの駆動条件としては、被圧延
材が当たったり、スリップが発生するのを完全に防止す
るか、または丸カリバロールにダメージを与えない程度
であり、被圧延材を延伸するための圧延トルクよりも極
めて微小な水力駆動トルクに抑える必要がある。被圧延
材が噛み込むときのスリップ状況を直接測定することが
できないのでロール摩耗状況により評価したところ、ロ
ール摩耗に影響を及ぼす主要な因子は丸カリバロールの
側壁に配設する回転羽根の幅と、該回転羽根に向けて噴
射する高圧水の水圧にあることが判明した。すなわち、
図6に示すようにロール駆動装置によって駆動される丸
カリバロールに生じる摩耗量と同程度にするためには、
回転羽根の幅を4mm以上とすると共に高圧水の水圧を2
kg/cm2 以上にするのが好適であることが分かる。
【0018】前述のようにして4ロール式丸鋼材用圧延
機に送られてきた被圧延材は、その先端部が4つの丸カ
リバロールに噛み込んだ後は、ロール駆動装置によって
駆動される一対の丸カリバロールの圧延トルクによって
延伸されながら圧延機の出側に送られる。ここで被圧延
材を送るために駆動される丸カリバロールはパスライン
に対して軸対称になっているため、該圧延トルクで駆動
される丸カリバロールを2つだけにしても、圧延された
被圧延材に、2ロール駆動にしたことによる偏心は発生
しない。このとき、4つの丸カリバロールで形成される
間隙に被圧延材が通過するとき、被圧延材は、4つのカ
リバロールからの圧下荷重によって圧延されることにな
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。本実施例は図4に示すように最上流側に高
温加熱した被圧延材11を送り出す加熱炉10が配設され、
その下流側に交互に圧下方向を直交させたNo1〜No12ま
での12台の2ロール式圧延機12が直列に配設され、最下
流側にNo13およびNo14の2台の4ロール式圧延機13が直
列に配設されている。なお図4中に示す矢印は被圧延材
11の流れるパスラインの方向を示している。
【0020】前記上流側に位置するNo13の4ロール式圧
延機13の構成を説明すると、図1に示すように、2本の
丸カリバロール1、2が圧下面を形成するカリバ(孔
型)を上下に対向させてユニット15に配設されている。
また別の2本の丸カリバロール3、4が圧下面を形成す
るカリバを左右に対向させてユニット15に配設されて、
これら4本の丸カリバロール1〜4によってほぼ円形の
間隙を形成している。
【0021】前記上下に対向配置されている2本の丸カ
リバロール1、2の軸1a、2aの一端部はそれぞれカ
ップリング6a、6bを介してスピンドル5a、5bの
一端に連結され、さらに2本のスピンドル5a、5bの
他端が別のカップリング6c、6dを介してそれぞれ別
のピニオンギヤ9a、9bに連結されている。2つのピ
ニオンギヤ9a、9bは互いに噛み合っており、そのう
ち一方のピニオンギヤ9aに連結軸14を介して駆動モー
タ7の軸が固定されている。そしてカップリング6a〜
6d、スピンドル5a、5b、ピニオンギヤ9a、9b
および駆動モータ7によってロール駆動装置が構成され
ている。ここでピニオンギヤ9a、9bはピニオンスタ
ンド8に回転自在に固定されている。
【0022】また前記左右に対向配置されている2本の
丸カリバロール3、4の軸3a、4aはユニット10に組
み込まれたそれぞれの軸受16によって支持されている。
そして各丸カリバロール3、4の側壁には、その外周近
傍の一面側における円周上に沿って側面から張り出す多
数の回転羽根17を配設してある。さらに回転羽根17の近
傍には、回転羽根17に向けて高圧水を噴射する高圧水噴
射ノズル18が配設してある。回転羽根17の張り出しは軸
受16の側壁と丸カリバロール3、4とのなす間隙を利用
して配置するものであるが、前述のようにその張り出し
幅Wは4mm以上にすると共に、高圧水噴射ノズル18から
回転羽根17に向けて噴射する高圧水の水圧は2kg/cm2
以上とするのが好適である。本実施例では回転羽根17の
張り出し幅W=5mmとすると共に水圧を8kg/cm2 とし
た。
【0023】図2および図3には図1における一対の丸
カリバロール3、4のうち左側に位置する丸カリバロー
ル3を図1のA−A矢視で示しており、ユニット15に支
持された軸3aにはベアリング19を介して丸カリバロー
ル3が回転可能に支持されている(図3参照)。丸カリ
バロール3の側壁の片側には前述のように回転羽根17を
配設してある。回転羽根17は丸カリバロール3の側面に
固定した羽根本体20の外周部に傾いた方向に円弧面を刻
設して傾斜状に突起した水車のような形状となってい
る。
【0024】一方、高圧水噴射ノズル18は、傾斜状の回
転羽根17の傾斜に合わせた方向に向けて複数本(図面で
は4本の場合を示す)がヘッダ21に取り付けてある。給
水管22から供給される高圧水はヘッダ21を介して複数本
の高圧水噴射ノズル18に分配されたのち、各高圧水噴射
ノズル18から噴射される高圧水を回転羽根17に衝突させ
ることによって丸カリバロール4を回転するようになっ
ている。なお、回転羽根17の形状は、前記のものに限定
するものではなく、高圧水噴射ノズル18から噴射される
高圧水を衝突させて回転することができる受圧面を有す
るものであればよい。また丸カリバロール4に配設する
回転羽根17の構造は、基本的に前記丸カリバロール3の
ものと同じであるが、傾斜方向が逆になっており、丸カ
リバロール3と4とは互いに逆方向に回転して被圧延材
11の移動方向に同調するようになっているのはいうまで
もない。
【0025】なお、前記4ロール式圧延機には、図示し
ていないが、対向するロールの間隙をパスラインに対称
に調整する偏心スリーブ等の偏心機構を有して該間隙の
幅を調整する圧下装置を備えていると共に、対向するロ
ールの孔型中心の軸方向のずれを調整するスクリューナ
ット式等からなるロール軸方向調整装置を備えている。
また4ロール式圧延機13の下流側に位置するNo14の4ロ
ール式圧延機13の構成は、図5に示すように対向する2
対の丸カリバロール1、2および3、4の圧下方向がNo
13の上流側の4ロール式圧延機13の圧下方向より45度だ
け角度をずらして配設しているほかは前記上流側の4ロ
ール式圧延機と同様な構成になっている。12は上流側の
2ロール式圧延機12のNo12の構成を示している。
【0026】次に本発明の作用について説明する。前述
のような構成では、図4に示すように加熱炉10にて高温
加熱された被圧延材11がNo1〜No12の2ロール式圧延機
12にて圧延され延伸加工されてほぼ円形になされた後に
上流側に位置するNo13の4ロール式圧延機13の入側に送
られてくる。このときNo13およびNo14の4ロール式圧延
機13は図示しない圧下装置にて2対の丸カリバロール1
〜4間の間隙を成形する製品に対応させて調整し、通過
する被圧延材11への丸カリバロール1〜4を介しての圧
下荷重を決定すると共に、ロール軸方向調整装置によっ
て対向するカリバ(孔型)の中心ずれを調整しておく。
【0027】そして図1に示すように駆動モータ7を駆
動させ、圧延トルクを連結軸4からピニオンギヤ9a、
9bおよびスピンドル5a、5bを介して軸1a、2a
に伝達して、上下に対向する丸カリバロール1、2を回
転駆動させておくと共に、給水管22およびヘッダ21を介
して供給される水圧が8kg/cm2 の高圧水を複数本の高
圧水噴射ノズル18から左右に対向する丸カリバロール
3、4の側壁に配設した回転羽根17に噴射させることに
よって前記圧延トルクより小さい水力駆動トルクで予め
回転させておくものである。
【0028】前記の状態において、上流側に位置するNo
13の4ロール式圧延機13に、前記のようにNo1〜No12の
2ロール式圧延機12で圧延されて延伸加工された被圧延
材11が送られてくると、該No13の4ロール式圧延機13が
備えている丸カリバロール1〜4のカリバによって形成
される間隙に被圧延材11の先端部が噛み込み、ロール駆
動装置によって回転駆動される上下2本の丸カリバロー
ル1、2の圧延トルクによる被圧延材11と丸カリバロー
ル1、2との接触による摩擦力で延伸される。かくして
被圧延材11は、丸カリバロール1〜4のカリバによって
形成される間隙を通過する時に該ロール1〜4からの圧
下荷重にて圧延されながらNo13の4ロール式圧延機13の
出側へ移動することになる。
【0029】このとき左右に対向する丸カリバロール
3、4は、その側壁に配設した回転羽根17に高圧水噴射
ノズル18から噴射される高圧水を衝突させることによっ
て予め回転させてある。このため被圧延材11が入側に送
られて丸カリバロール3、4の表面と接触しても、該ロ
ール3、4の表面に強く当たったり、スリップすること
がなくなり、左右の丸カリバロール3、4に疵が付くの
を軽減することができる。引き続く、上下の丸カリバロ
ール1、2を回転する圧延トルクによって被圧延材11が
No13の4ロール式圧延機13の入側から出側へ移動する。
【0030】高圧水噴射ノズル18から噴射される高圧水
を回転羽根17に衝突させて回転されている丸カリバロー
ル3、4には、被圧延材11を延伸するだけのトルクは不
必要であり、丸カリバロール3、4をフリーの状態での
み回転可能なだけのトルクがあればよいから小型な装置
でよく、専有するスペースも少なくなり、ロール交換や
メンテナンス時の作業性をそれほど悪くすることはな
い。
【0031】被圧延材11の先端部が予め回転してある丸
カリバロール3、4に噛み込んで、被圧延材11の移動に
よる左右の丸カリバロール3、4の回転がスリップのな
い安定した状態になったら、高圧水噴射ノズル18に供給
される高圧水を停止すると、被圧延材11の移動によって
無駆動状態になっている左右2本の丸カリバロール3、
4が引き続き回転されることになる。
【0032】さらに被圧延材11は下流側に位置するNo14
の4ロール式圧延機13に送られ、No13の4ロール式圧延
機13と45度の位相をずらしてNo13の4ロール式圧延機13
と同様な圧延がされて丸鋼が成形される。図4に示すNo
1〜No12の2ロール式圧延機12を用いて被圧延材( 150
mmの角鋼)を圧延し、ほぼ60.5mmφ直径の丸鋼に成形
し、さらにNo13の4ロール式圧延機13およびNo13に対し
て45度傾斜させたNo14の4ロール式圧延機13の2台を配
置して58mmφの丸鋼を圧延した。このような丸鋼の圧延
を行う際におけるNo13およびNo14の4ロール式圧延機13
に組み込まれた電動駆動される丸カリバロール1、2お
よび水力駆動される丸カリバロール3、4のロール摩耗
量と被圧延材11の圧延量(t)との関係を図7に示す。
図7に示すように電動駆動ロールおよび水力駆動ロール
の摩耗量はNo13およびNo14の4ロール式圧延機共々にほ
ぼ同程度であり、従来技術の問題点を解消できることが
確認できた。
【0033】なお、前記実施例では、本発明を丸鋼材に
適用する場合について説明したが、異径棒鋼などにも適
用可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
4ロール式圧延機に配設された4つのカリバロールのう
ち対向して配置されている2個の丸カリバロールをロー
ル駆動装置を用い必要な圧延トルクをもって回転駆動す
る一方、対向する別の2個の丸カリバロールを被圧延材
の先端部が4つの丸カリバロールに噛み込むときにのみ
高圧水の水力を用いて予め回転させてある。
【0035】このため、被圧延材の先端部が丸カリバロ
ールに強く当たったり、スリップするのを軽減できるの
で、丸カリバロールの表面疵に起因する丸鋼材の表面疵
発生が低減され、不良品発生率を小さくできる。また極
めて安価な高圧水を駆動源とするため駆動コストが安く
てすむことになる。さらに丸カリバロールの摩耗が少な
くロール費用が節減され、かつロール交替頻度が少なく
でき稼働率が向上する。
【0036】被圧延材が4つのカリバロールに噛み込ん
だ後は水力駆動されている丸カリバロールの水力駆動を
停止して無駆動とするので、定常操業時にはロールを駆
動する駆動源であるモータが1台乃至2台使用するだけ
ですみ、高圧水噴射ノズル等の設備は必要となるが、構
造が比較的簡単であるため駆動機構がシンプルとなり設
備が安価でかつメンテナンスが容易で熟練者が不要とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の4ロール式圧延機を断面
で示す正面図である。
【図2】図1のA−A矢視を示す正面図である。
【図3】図2のA−A矢視の断面を示す平面図である。
【図4】本発明に係る2ロール式圧延機および4ロール
式圧延機のパスラインを示す概略説明図である。
【図5】本発明に係る実施例の圧延機のロールによる間
隙を示す説明図である。
【図6】回転羽根の羽根幅(mm)と噴射水圧(kg/c
m2 )とロール摩耗量との関係を示すグラフである。
【図7】ロール摩耗量(mm)と圧延量(t)との関係を
電動駆動ロールおよび水力駆動ロールについて比較して
示すグラフである。
【図8】従来の4ロール式圧延機を示す概略正面図であ
る。
【図9】他の従来の4ロール式圧延機を示す概略正面図
である。
【符号の説明】
1 丸カリバロール 2 丸カリバロール 3 丸カリバロール 4 丸カリバロール 5 スピンドル 6 カップリング 7 駆動モータ 8 ピニオンスタンド 9 ピニオンギヤ 10 加熱炉 11 被圧延材 12 2ロール式圧延機 13 4ロール式圧延機 14 連結軸 15 ユニット 16 軸受 17 回転羽根 18 高圧水噴射ノズル 19 ベアリング 20 羽根本体 21 ヘッダ 22 給水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大平 洋由 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所内 (72)発明者 国田 憲男 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重 機械工業株式会社 新居浜製造所内 (72)発明者 丹下 武志 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重 機械工業株式会社 新居浜製造所内 (56)参考文献 特開 昭51−105959(JP,A) 特開 昭59−125402(JP,A) 特開 平5−208202(JP,A) 実開 昭56−34601(JP,U) 実開 昭56−1706(JP,U) 特公 昭38−7858(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 13/10 B21B 1/16 B21B 35/00 B21B 35/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧下面を対向させて回転可能に配設され
    る一対の丸カリバロールと、圧下面を対向させて回転可
    能に配設され、その圧下方向を前記一対の丸カリバロー
    ルの圧下方向とほぼ同一平面内で直交させた別の一対の
    丸カリバロールとを備えて、その4つの丸カリバロール
    で形成された間隙に被圧延材を通過させて圧延する4ロ
    ール式丸鋼材用圧延機の駆動方法において、前記丸カリ
    バロールのうち、一方の一対の丸カリバロールに連結さ
    れたロール駆動装置を用いてその一対のロールに被圧延
    材を延伸するだけの圧延トルクを伝達して駆動させる一
    方、他方の一対の丸カリバロールの側壁に、その外周近
    傍の円周上に沿って側面から4mm以上の幅をもって張り
    出す多数の回転羽根を配設し、被圧延材の先端部が丸カ
    リバロールの間隙に噛み込むときにのみ前記回転羽根に
    向け圧力2kg/cm 2 以上の高圧水を噴射しその水力を用
    て他方の一対の丸カリバロール前記圧延トルクより
    も小さい水力駆動トルクで予め回転させておき、被圧延
    材の噛み込みが終わったら高圧水を停止することを特徴
    とする4ロール式丸鋼材用圧延機の駆動方法。
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