JP3024883B2 - 円盤状光記憶媒体 - Google Patents
円盤状光記憶媒体Info
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- JP3024883B2 JP3024883B2 JP5047702A JP4770293A JP3024883B2 JP 3024883 B2 JP3024883 B2 JP 3024883B2 JP 5047702 A JP5047702 A JP 5047702A JP 4770293 A JP4770293 A JP 4770293A JP 3024883 B2 JP3024883 B2 JP 3024883B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクあるいは光
カードなどの光記憶媒体に関わり、特に光記憶媒体上に
記録された情報溝もしくはピット列（以下トラックと称
す）上に集光照射される光を正確に追従（以下トラッキ
ングと称す）させる円盤状光記憶媒体に関するものであ
る。
カードなどの光記憶媒体に関わり、特に光記憶媒体上に
記録された情報溝もしくはピット列（以下トラックと称
す）上に集光照射される光を正確に追従（以下トラッキ
ングと称す）させる円盤状光記憶媒体に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、高密度かつ大容量の記憶媒体とし
て、ピット状パターンを有する光記憶媒体を用いる光メ
モリ技術は、コンパクトディスク，ビデオディスク，文
書ファイルディスク，さらにはデータファイルと用途を
拡張しつつ、実用化されてきている。これらの光ディス
ク装置においては、ミクロンオーダに絞られた光ビーム
を介して情報の記録再生が、高い信頼性のもとに首尾よ
く遂行され、そこでの重要な機能は、（１）回折限界の
微小スポットを光記憶媒体上に形成する集光性、（２）
微小スポットの焦点制御、および（３）同トラッキング
制御の３種類に大別される。
て、ピット状パターンを有する光記憶媒体を用いる光メ
モリ技術は、コンパクトディスク，ビデオディスク，文
書ファイルディスク，さらにはデータファイルと用途を
拡張しつつ、実用化されてきている。これらの光ディス
ク装置においては、ミクロンオーダに絞られた光ビーム
を介して情報の記録再生が、高い信頼性のもとに首尾よ
く遂行され、そこでの重要な機能は、（１）回折限界の
微小スポットを光記憶媒体上に形成する集光性、（２）
微小スポットの焦点制御、および（３）同トラッキング
制御の３種類に大別される。
【０００３】以下に従来の円盤状光記憶媒体について説
明する。円盤状光記憶媒体のトラッキング制御は、通
常、トラッキング誤差信号を検出し、そのトラッキング
誤差信号を基に駆動信号を生成して光学系を制御するこ
とによって実現されている。トラッキング誤差信号を検
出する方法としては、特開昭４９−０６０７０２号公報
に開示されているプッシュプル法や、特開昭４９−０５
０９５４号公報に開示されている３ビーム法がよく知ら
れている。
明する。円盤状光記憶媒体のトラッキング制御は、通
常、トラッキング誤差信号を検出し、そのトラッキング
誤差信号を基に駆動信号を生成して光学系を制御するこ
とによって実現されている。トラッキング誤差信号を検
出する方法としては、特開昭４９−０６０７０２号公報
に開示されているプッシュプル法や、特開昭４９−０５
０９５４号公報に開示されている３ビーム法がよく知ら
れている。
【０００４】図４は、第１の従来の円盤状光記憶媒体で
の集光スポットの位置に対応したトラッキング誤差信号
を示したものである。図４において、３１は円盤状光光
記憶媒体上のトラック（ピット列）の中心を示してお
り、Ａはトラッキング誤差信号である。トラッキング誤
差信号の検出方法が、プッシュプル法であっても３ビー
ム法であっても、同様のトラッキング誤差信号が得ら
れ、誤差信号は近似的には、トラックとトラックの間隔
ＴＰ（以下トラックピッチと称す）を１周期とし、か
つ、トラック３１の中心でゼロクロスする正弦波状の波
形となる。
の集光スポットの位置に対応したトラッキング誤差信号
を示したものである。図４において、３１は円盤状光光
記憶媒体上のトラック（ピット列）の中心を示してお
り、Ａはトラッキング誤差信号である。トラッキング誤
差信号の検出方法が、プッシュプル法であっても３ビー
ム法であっても、同様のトラッキング誤差信号が得ら
れ、誤差信号は近似的には、トラックとトラックの間隔
ＴＰ（以下トラックピッチと称す）を１周期とし、か
つ、トラック３１の中心でゼロクロスする正弦波状の波
形となる。
【０００５】しかしながら、円盤状光記憶媒体上に高密
度に情報を記録するため、特にトラックピッチＴＰを小
さくして高密度化を図ると、主に光学系の解像度の限界
に起因して、上記の第１の従来のトラッキング誤差信号
検出方法ではトラッキング誤差信号の振幅が低下し、安
定したトラッキングができなくなる欠点がある。
度に情報を記録するため、特にトラックピッチＴＰを小
さくして高密度化を図ると、主に光学系の解像度の限界
に起因して、上記の第１の従来のトラッキング誤差信号
検出方法ではトラッキング誤差信号の振幅が低下し、安
定したトラッキングができなくなる欠点がある。
【０００６】図５は、トラックピッチを小さくして高密
度化を図っても、なお、安定なトラッキングが可能なト
ラッキング誤差信号の検出方法として、特開平４−３１
９５３２号公報に開示されているサンプルサーボ法の一
種である第２の従来の誤差信号を示したものである。こ
のとき、クロック信号生成用ピットＥはトラック３１の
中心に、トラッキング誤差信号を生成するための２つの
ピットＣ，Ｄは、トラック３１の方向にはクロック信号
生成用ピットＥからそれぞれＬ離れた位置に、トラック
３１とは直交する方向にはそれぞれトラックピッチＴＰ
の１／２周期離れた位置に形成される。図５に示すよう
に、この方法は、円盤状光記憶媒体上に一定の距離間隔
でトラッキング誤差信号を生成するための２つのピット
Ｃ，Ｄ及びクロック信号生成用のピットＥを記録して、
それらのピット状パターンＣ，Ｄ，Ｅから得られる信号
を演算してトラッキング誤差信号を得るものである。こ
のとき、トラッキング誤差信号は、近似的には、トラッ
クピッチＴＰを１／２周期としトラック３１の中心でゼ
ロクロスとなる正弦波状の波形となる。
度化を図っても、なお、安定なトラッキングが可能なト
ラッキング誤差信号の検出方法として、特開平４−３１
９５３２号公報に開示されているサンプルサーボ法の一
種である第２の従来の誤差信号を示したものである。こ
のとき、クロック信号生成用ピットＥはトラック３１の
中心に、トラッキング誤差信号を生成するための２つの
ピットＣ，Ｄは、トラック３１の方向にはクロック信号
生成用ピットＥからそれぞれＬ離れた位置に、トラック
３１とは直交する方向にはそれぞれトラックピッチＴＰ
の１／２周期離れた位置に形成される。図５に示すよう
に、この方法は、円盤状光記憶媒体上に一定の距離間隔
でトラッキング誤差信号を生成するための２つのピット
Ｃ，Ｄ及びクロック信号生成用のピットＥを記録して、
それらのピット状パターンＣ，Ｄ，Ｅから得られる信号
を演算してトラッキング誤差信号を得るものである。こ
のとき、トラッキング誤差信号は、近似的には、トラッ
クピッチＴＰを１／２周期としトラック３１の中心でゼ
ロクロスとなる正弦波状の波形となる。
【０００７】すなわち第１の従来のトラッキング誤差信
号検出方法で得られるトラッキング誤差信号の２倍の周
期の信号が得られ、したがって、光学系の解像度の限界
に起因する振幅の低下は小さくなり、安定なトラッキン
グが可能となる。
号検出方法で得られるトラッキング誤差信号の２倍の周
期の信号が得られ、したがって、光学系の解像度の限界
に起因する振幅の低下は小さくなり、安定なトラッキン
グが可能となる。
【０００８】一方、データファイルのようにアクセスを
頻繁に行って情報の記録再生を行う装置では、アクセス
速度の観点から、１トラック当たりの情報量を円盤状光
記憶媒体の半径方向の位置によらず同一量とし、さらに
円盤状光記憶媒体を一定の角速度（以下ＣＡＶと称す）
で回転させる方法が採られていた。しかしながら、この
ときにはアクセス速度は速くなる反面、１つの円盤状光
記憶媒体に記録できる総情報量は低下していた。逆にコ
ンパクトディスクのように円盤状光記憶媒体を一定の線
速度（以下ＣＬＶと称す）で回転させ、単位長当たりの
情報量を円盤状光記憶媒体の半径方向の位置によらず同
一量とした場合には、１つの円盤状光記憶媒体に記録で
きる総情報量は増大する反面、アクセス速度は低下して
いた。つまり、情報の記録再生を行なう装置において、
アクセス速度と総情報量を同時に共に低下させないよう
にすることは困難であるという欠点があった。
頻繁に行って情報の記録再生を行う装置では、アクセス
速度の観点から、１トラック当たりの情報量を円盤状光
記憶媒体の半径方向の位置によらず同一量とし、さらに
円盤状光記憶媒体を一定の角速度（以下ＣＡＶと称す）
で回転させる方法が採られていた。しかしながら、この
ときにはアクセス速度は速くなる反面、１つの円盤状光
記憶媒体に記録できる総情報量は低下していた。逆にコ
ンパクトディスクのように円盤状光記憶媒体を一定の線
速度（以下ＣＬＶと称す）で回転させ、単位長当たりの
情報量を円盤状光記憶媒体の半径方向の位置によらず同
一量とした場合には、１つの円盤状光記憶媒体に記録で
きる総情報量は増大する反面、アクセス速度は低下して
いた。つまり、情報の記録再生を行なう装置において、
アクセス速度と総情報量を同時に共に低下させないよう
にすることは困難であるという欠点があった。
【０００９】そこで、上記の欠点を補う構成として、円
盤状光記憶媒体を半径方向でいくつかの領域に分割し、
その各分割領域を比較すると円盤状光記憶媒体の回転角
速度と単位長当たりの情報量（１トラック当たりの情報
量）は異なり、同一の分割領域内では円盤状光記憶媒体
の回転角速度と１トラック当たりの情報量は同一とする
ことにより、アクセス速度も１つの円盤状光記憶媒体に
記録できる総情報量もあまり低下させないことが可能と
なる。
盤状光記憶媒体を半径方向でいくつかの領域に分割し、
その各分割領域を比較すると円盤状光記憶媒体の回転角
速度と単位長当たりの情報量（１トラック当たりの情報
量）は異なり、同一の分割領域内では円盤状光記憶媒体
の回転角速度と１トラック当たりの情報量は同一とする
ことにより、アクセス速度も１つの円盤状光記憶媒体に
記録できる総情報量もあまり低下させないことが可能と
なる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、円盤状光記憶媒体を半径方向でいくつかの領域
に分割し、その各分割領域を比較すると円盤状光記憶媒
体の回転角速度と単位長当たりの情報量（１トラック当
たりの情報量）は異なり、同一の領域内では円盤状光記
憶媒体の回転角速度と１トラック当たりの情報量は同一
とし、さらにトラックピッチを小さくして高密度化を図
った場合、特開平４−３１９５３２号公報に開示されて
いるようなサンプルサーボ法の一種をトラッキング誤差
信号の検出方法に適用すると、２つの分割領域の境界点
では安定にトラッキングできず、また、異なる分割領域
間にまたがってアクセスした場合にもクロック信号がそ
の分割領域に適応するまでトラッキング誤差信号が得ら
れなくなり、トラッキングできずに暴走することがある
という欠点があった。
ように、円盤状光記憶媒体を半径方向でいくつかの領域
に分割し、その各分割領域を比較すると円盤状光記憶媒
体の回転角速度と単位長当たりの情報量（１トラック当
たりの情報量）は異なり、同一の領域内では円盤状光記
憶媒体の回転角速度と１トラック当たりの情報量は同一
とし、さらにトラックピッチを小さくして高密度化を図
った場合、特開平４−３１９５３２号公報に開示されて
いるようなサンプルサーボ法の一種をトラッキング誤差
信号の検出方法に適用すると、２つの分割領域の境界点
では安定にトラッキングできず、また、異なる分割領域
間にまたがってアクセスした場合にもクロック信号がそ
の分割領域に適応するまでトラッキング誤差信号が得ら
れなくなり、トラッキングできずに暴走することがある
という欠点があった。
【００１１】そこで本発明は、上記の課題に鑑み、２つ
の分割領域の境界でも安定にトラッキングでき、また、
異なる分割領域間にまたがってアクセスした場合にも常
にトラッキング誤差信号が得られる円盤状光記憶媒体を
提供することを目的とする。
の分割領域の境界でも安定にトラッキングでき、また、
異なる分割領域間にまたがってアクセスした場合にも常
にトラッキング誤差信号が得られる円盤状光記憶媒体を
提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の円盤状光記録媒体は、所望の情報を同心
円またはスパイラル状に記録した情報溝またはピット列
をトラックとし、隣合うトラックとトラックの間をトラ
ック間とし、任意のトラック上の周方向の所定の位置に
クロック信号生成ピットを設け、前記トラックに隣接
し、かつ、前記トラックの内周側のトラック間に設けら
れた第１のトラッキング誤差信号生成ピットＰ1と、前
記トラックに隣接し、かつ、前記トラックの外周側のト
ラック間に設けられた第２のトラッキング誤差信号生成
ピットＰ2が前記クロック信号生成ピットに関して対称
に配され、前記第１及び第２のトラッキング誤差信号生
成ピットＰ1及びＰ2のピット対を用いてトラッキング誤
差信号を生成する円盤状光記憶媒体において、半径方向
に複数に分割され、各々異なる形状のクロック信号生成
ピット及びトラッキング誤差信号生成ピットが設けられ
た分割領域を有し、同一の分割領域内ではトラッキング
誤差信号生成ピット対と円盤状記憶媒体の中心Ｏとのな
す角度∠Ｐ1ＯＰ2は各々同一であり、一方、前記トラッ
キング誤差信号生成ピット対と円盤状記憶媒体の中心Ｏ
とのなす角度∠Ｐ1ＯＰ2は前記分割領域ごとに異なり、
さらに （１）２つの領域が接する境界部のトラック間には一方
の領域のトラック間に記録されるトラッキング誤差信号
生成ピットと他方の領域の第２のトラック間に記録され
るトラッキング誤差信号生成ピットを有する （２）２つの領域が接する境界部に相当する複数のトラ
ック間には一方の領域のトラック間に記録されるトラッ
キング誤差信号生成ピットと他方の領域の第２のトラッ
ク間に記録されるトラッキング誤差信号生成ピットを有
する上記（１）もしくは（２）の構成を有する光記憶媒
体とする。
めに、本発明の円盤状光記録媒体は、所望の情報を同心
円またはスパイラル状に記録した情報溝またはピット列
をトラックとし、隣合うトラックとトラックの間をトラ
ック間とし、任意のトラック上の周方向の所定の位置に
クロック信号生成ピットを設け、前記トラックに隣接
し、かつ、前記トラックの内周側のトラック間に設けら
れた第１のトラッキング誤差信号生成ピットＰ1と、前
記トラックに隣接し、かつ、前記トラックの外周側のト
ラック間に設けられた第２のトラッキング誤差信号生成
ピットＰ2が前記クロック信号生成ピットに関して対称
に配され、前記第１及び第２のトラッキング誤差信号生
成ピットＰ1及びＰ2のピット対を用いてトラッキング誤
差信号を生成する円盤状光記憶媒体において、半径方向
に複数に分割され、各々異なる形状のクロック信号生成
ピット及びトラッキング誤差信号生成ピットが設けられ
た分割領域を有し、同一の分割領域内ではトラッキング
誤差信号生成ピット対と円盤状記憶媒体の中心Ｏとのな
す角度∠Ｐ1ＯＰ2は各々同一であり、一方、前記トラッ
キング誤差信号生成ピット対と円盤状記憶媒体の中心Ｏ
とのなす角度∠Ｐ1ＯＰ2は前記分割領域ごとに異なり、
さらに （１）２つの領域が接する境界部のトラック間には一方
の領域のトラック間に記録されるトラッキング誤差信号
生成ピットと他方の領域の第２のトラック間に記録され
るトラッキング誤差信号生成ピットを有する （２）２つの領域が接する境界部に相当する複数のトラ
ック間には一方の領域のトラック間に記録されるトラッ
キング誤差信号生成ピットと他方の領域の第２のトラッ
ク間に記録されるトラッキング誤差信号生成ピットを有
する上記（１）もしくは（２）の構成を有する光記憶媒
体とする。
【００１３】
【作用】上記の構成により、円盤状光記録媒体の２つの
領域の境界もしくは境界の近傍で、どちらの領域のクロ
ック信号のタイミングでサンプリングしてもトラッキン
グ誤差信号が得られ、従って安定なトラッキングを行う
ことが可能となる。
領域の境界もしくは境界の近傍で、どちらの領域のクロ
ック信号のタイミングでサンプリングしてもトラッキン
グ誤差信号が得られ、従って安定なトラッキングを行う
ことが可能となる。
【００１４】
【実施例】以下に、図面を参照しながら、本発明の円盤
状光記憶媒体における円盤状光記憶媒体のトラッキング
誤差信号検出方法の実施例について詳細に述べる。な
お、同一の構成要素を用いることが可能な構成要素につ
いては同一番号を付している。
状光記憶媒体における円盤状光記憶媒体のトラッキング
誤差信号検出方法の実施例について詳細に述べる。な
お、同一の構成要素を用いることが可能な構成要素につ
いては同一番号を付している。
【００１５】（第１の実施例）図１は、本発明の第１の
実施例における円盤状光記憶媒体４の構成を示したもの
である。円盤状光記憶媒体４は、半径方向に複数に分割
された領域を有しており、この領域は任意の数に分割す
ることができるが、ここでは理解し易いように２つの領
域に分けた例を示している。各領域は、さらに、トラッ
キング誤差信号を得るためのパターンを記録したサーボ
パターン領域４１,４２と、さらに情報を記録，再生す
るためのデータパターン領域４３,４４とに周方向に分
割されている。通常、サーボパターン領域は円盤状光記
憶媒体の一周に数百〜数千設けるが、ここではその数を
省略して示している。
実施例における円盤状光記憶媒体４の構成を示したもの
である。円盤状光記憶媒体４は、半径方向に複数に分割
された領域を有しており、この領域は任意の数に分割す
ることができるが、ここでは理解し易いように２つの領
域に分けた例を示している。各領域は、さらに、トラッ
キング誤差信号を得るためのパターンを記録したサーボ
パターン領域４１,４２と、さらに情報を記録，再生す
るためのデータパターン領域４３,４４とに周方向に分
割されている。通常、サーボパターン領域は円盤状光記
憶媒体の一周に数百〜数千設けるが、ここではその数を
省略して示している。
【００１６】図２は、円盤状光記憶媒体４の２つのサー
ボパターン領域４１，４２の境界部近傍を拡大して示し
たものである。サーボパターン領域４１，４２において
共に、３２がトラックであり、３３が隣合うトラックと
トラックの間すなわちトラック間である。円盤状光記憶
媒体４上に情報がピット列として記録され、３２はピッ
ト列の中心と一致する。また、サーボパターン領域４１
のトラック３２上に記録されたピットＥ１はサーボパタ
ーン領域４１でトラッキング誤差信号を検出するときに
用いられるクロック信号を生成するためのクロック信号
生成ピットであり、サーボパターン領域４２のトラック
３２上に記録されたピットＥ２はサーボパターン領域４
２でトラッキング誤差信号を検出するときに用いられる
クロック信号を生成するためのクロック信号生成ピット
である。また、サーボパターン領域４１のトラック間３
３上に記録されたピットＣ１，Ｄ１はサーボパターン領
域４１でトラッキング誤差信号を検出するときに用いら
れる信号を生成するためのトラッキング誤差信号生成ピ
ットであり、サーボパターン領域４２のトラック間３３
上に記録されたピットＣ２，Ｄ２はサーボパターン領域
４２でトラッキング誤差信号を検出するときに用いられ
る信号を生成するためのトラッキング誤差信号生成ピッ
トである。１つのトラックを挟む２つのトラック間に記
録されたトラッキング誤差信号生成ピットＣ１とＤ１
（もしくはＣ２とＤ２）が対となってトラッキング誤差
信号は検出される。トラッキング誤差信号の検出方法に
ついては、特開平４−３１９５３２号公報に開示されて
いるので詳しい説明は省略する。
ボパターン領域４１，４２の境界部近傍を拡大して示し
たものである。サーボパターン領域４１，４２において
共に、３２がトラックであり、３３が隣合うトラックと
トラックの間すなわちトラック間である。円盤状光記憶
媒体４上に情報がピット列として記録され、３２はピッ
ト列の中心と一致する。また、サーボパターン領域４１
のトラック３２上に記録されたピットＥ１はサーボパタ
ーン領域４１でトラッキング誤差信号を検出するときに
用いられるクロック信号を生成するためのクロック信号
生成ピットであり、サーボパターン領域４２のトラック
３２上に記録されたピットＥ２はサーボパターン領域４
２でトラッキング誤差信号を検出するときに用いられる
クロック信号を生成するためのクロック信号生成ピット
である。また、サーボパターン領域４１のトラック間３
３上に記録されたピットＣ１，Ｄ１はサーボパターン領
域４１でトラッキング誤差信号を検出するときに用いら
れる信号を生成するためのトラッキング誤差信号生成ピ
ットであり、サーボパターン領域４２のトラック間３３
上に記録されたピットＣ２，Ｄ２はサーボパターン領域
４２でトラッキング誤差信号を検出するときに用いられ
る信号を生成するためのトラッキング誤差信号生成ピッ
トである。１つのトラックを挟む２つのトラック間に記
録されたトラッキング誤差信号生成ピットＣ１とＤ１
（もしくはＣ２とＤ２）が対となってトラッキング誤差
信号は検出される。トラッキング誤差信号の検出方法に
ついては、特開平４−３１９５３２号公報に開示されて
いるので詳しい説明は省略する。
【００１７】本発明では、同一領域内におけるトラッキ
ング誤差信号生成ピット対Ｃ１，Ｄ１（もしくはＣ２，
Ｄ２）と円盤状光記憶媒体の中心とがなす角度が各々同
一となるようにトラッキング誤差信号生成ピット対Ｃ
１，Ｄ１（もしくはＣ２，Ｄ２）を配置しており、ま
た、トラッキング誤差信号生成ピット対と円盤状光記憶
媒体の中心とがなす角度は領域ごとに異なる角度を有す
るようにトラッキング誤差信号生成ピット対を配置して
いる。すなわちサーボパターン領域４１におけるトラッ
キング誤差信号生成ピット対Ｃ１，Ｄ１と円盤状光記憶
媒体の中心とがなす角度とサーボパターン領域４２にお
けるトラッキング誤差信号生成ピット対Ｃ２，Ｄ２と円
盤状光記憶媒体の中心とがなす角度とは異なっている。
また、円盤状光記憶媒体４の外周側の領域程、トラッキ
ング誤差信号生成ピット対と円盤状光記憶媒体の中心と
がなす角度が小さくなるように、すなわち線記録密度が
外周側で必要以上に低下しないようにしている。このよ
うに配置することにより、円盤状光記憶媒体４を一定の
角速度で回転させた場合には、同一の領域内ではどのト
ラックでも、同じタイミングでサンプリングすることに
よりトラッキング誤差信号が得られるので、アクセス速
度は速くなる。
ング誤差信号生成ピット対Ｃ１，Ｄ１（もしくはＣ２，
Ｄ２）と円盤状光記憶媒体の中心とがなす角度が各々同
一となるようにトラッキング誤差信号生成ピット対Ｃ
１，Ｄ１（もしくはＣ２，Ｄ２）を配置しており、ま
た、トラッキング誤差信号生成ピット対と円盤状光記憶
媒体の中心とがなす角度は領域ごとに異なる角度を有す
るようにトラッキング誤差信号生成ピット対を配置して
いる。すなわちサーボパターン領域４１におけるトラッ
キング誤差信号生成ピット対Ｃ１，Ｄ１と円盤状光記憶
媒体の中心とがなす角度とサーボパターン領域４２にお
けるトラッキング誤差信号生成ピット対Ｃ２，Ｄ２と円
盤状光記憶媒体の中心とがなす角度とは異なっている。
また、円盤状光記憶媒体４の外周側の領域程、トラッキ
ング誤差信号生成ピット対と円盤状光記憶媒体の中心と
がなす角度が小さくなるように、すなわち線記録密度が
外周側で必要以上に低下しないようにしている。このよ
うに配置することにより、円盤状光記憶媒体４を一定の
角速度で回転させた場合には、同一の領域内ではどのト
ラックでも、同じタイミングでサンプリングすることに
よりトラッキング誤差信号が得られるので、アクセス速
度は速くなる。
【００１８】さらに、本実施例の円盤状光記憶媒体４で
は、２つのサーボパターン領域４１，４２が接する境界
部に相当するトラック間３３ａにはサーボパターン領域
４１のトラック間に記録されるトラッキング誤差信号生
成ピットＤ１とサーボパターン領域４２のトラック間に
記録されるトラッキング誤差信号生成ピットＤ２を形成
することにより、２つのサーボパターン領域４１，４２
の境界と隣接したトラックに対してもトラッキング誤差
信号が得られ、従って安定なトラッキングを行うことが
可能となる。
は、２つのサーボパターン領域４１，４２が接する境界
部に相当するトラック間３３ａにはサーボパターン領域
４１のトラック間に記録されるトラッキング誤差信号生
成ピットＤ１とサーボパターン領域４２のトラック間に
記録されるトラッキング誤差信号生成ピットＤ２を形成
することにより、２つのサーボパターン領域４１，４２
の境界と隣接したトラックに対してもトラッキング誤差
信号が得られ、従って安定なトラッキングを行うことが
可能となる。
【００１９】（第２の実施例） 図３に本発明の円盤状光記憶媒体の第２の実施例を示
す。円盤状光記憶媒体は図１に示す第１の実施例と同様
に、複数の領域に分割されている。図３は、第２の実施
例の２つの分割領域の境界部近傍を拡大して示したもの
である。トラック３２、トラック間３３、サーボパター
ン領域４１、サーボパターン領域４２、トラッキング誤
差信号生成ピットＣ１，Ｄ１，Ｃ２，Ｄ２、クロック信
号生成ピットＥ１,Ｅ２の構成は第１の実施例と同様で
ある。
す。円盤状光記憶媒体は図１に示す第１の実施例と同様
に、複数の領域に分割されている。図３は、第２の実施
例の２つの分割領域の境界部近傍を拡大して示したもの
である。トラック３２、トラック間３３、サーボパター
ン領域４１、サーボパターン領域４２、トラッキング誤
差信号生成ピットＣ１，Ｄ１，Ｃ２，Ｄ２、クロック信
号生成ピットＥ１,Ｅ２の構成は第１の実施例と同様で
ある。
【００２０】第２の実施例の円盤状光記憶媒体において
は、２つのサーボパターン領域４１，４２が接する境界
部に相当するトラック間３３ａにはサーボパターン領域
４１のトラック間に記録されるトラッキング誤差信号生
成ピットＤ１とサーボパターン領域４２のトラック間に
記録されるトラッキング誤差信号生成ピットＤ２を第１
の実施例と同様に形成し、さらにトラック間３３ａの近
傍のトラック間３３にもサーボパターン領域４１及び４
２のトラック間に記録するトラッキング誤差信号生成ピ
ットをどちらも記録している。すなわち、サーボパター
ン領域４１のトラック間３３ｂにはトラッキング誤差信
号生成ピットＣ１，Ｃ２を、トラック間３３ｃにはトラ
ッキング誤差信号生成ピットＤ１，Ｄ２を、サーボパタ
ーン領域４２のトラック間３３ｄにはトラッキング誤差
信号生成ピットＣ１，Ｃ２を、トラック間３３ｅにはト
ラッキング誤差信号生成ピットＤ１，Ｄ２をそれぞれ記
録している。
は、２つのサーボパターン領域４１，４２が接する境界
部に相当するトラック間３３ａにはサーボパターン領域
４１のトラック間に記録されるトラッキング誤差信号生
成ピットＤ１とサーボパターン領域４２のトラック間に
記録されるトラッキング誤差信号生成ピットＤ２を第１
の実施例と同様に形成し、さらにトラック間３３ａの近
傍のトラック間３３にもサーボパターン領域４１及び４
２のトラック間に記録するトラッキング誤差信号生成ピ
ットをどちらも記録している。すなわち、サーボパター
ン領域４１のトラック間３３ｂにはトラッキング誤差信
号生成ピットＣ１，Ｃ２を、トラック間３３ｃにはトラ
ッキング誤差信号生成ピットＤ１，Ｄ２を、サーボパタ
ーン領域４２のトラック間３３ｄにはトラッキング誤差
信号生成ピットＣ１，Ｃ２を、トラック間３３ｅにはト
ラッキング誤差信号生成ピットＤ１，Ｄ２をそれぞれ記
録している。
【００２１】２つのサーボパターン領域の境界部近傍の
トラック間３３には２つの領域のトラック間に形成され
るトラッキング誤差信号生成ピットをどちらも形成して
いる。上記の構成により第２の実施例は、シークやトラ
ックジャンプをして、光ヘッドから集光されるビームが
異なる領域（例えば領域４１から領域４２）に移動し、
そのとき移動する前に検出していたクロック信号のタイ
ミングでトラッキング誤差信号を検出したとしても、ト
ラッキング誤差信号が得られ、従って安定なトラッキン
グを行うことが可能となる。
トラック間３３には２つの領域のトラック間に形成され
るトラッキング誤差信号生成ピットをどちらも形成して
いる。上記の構成により第２の実施例は、シークやトラ
ックジャンプをして、光ヘッドから集光されるビームが
異なる領域（例えば領域４１から領域４２）に移動し、
そのとき移動する前に検出していたクロック信号のタイ
ミングでトラッキング誤差信号を検出したとしても、ト
ラッキング誤差信号が得られ、従って安定なトラッキン
グを行うことが可能となる。
【００２２】また、２つの領域の線記録密度が異なる場
合、線記録密度の低い領域のトラック間のみに２つの領
域のトラック間に形成されるトラッキング誤差信号生成
ピットを形成することにより、記録密度を下げることが
なくなるので、さらに価値の高い円盤状光記憶媒体とな
る。
合、線記録密度の低い領域のトラック間のみに２つの領
域のトラック間に形成されるトラッキング誤差信号生成
ピットを形成することにより、記録密度を下げることが
なくなるので、さらに価値の高い円盤状光記憶媒体とな
る。
【００２３】
【発明の効果】本発明では、本発明の円盤状光記録媒体
は、所望の情報を同心円またはスパイラル状に記録した
情報溝またはピット列をトラックとし、隣合うトラック
とトラックの間をトラック間とし、任意のトラック上の
周方向の所定の位置にクロック信号生成ピットを設け、
前記トラックに隣接し、かつ、前記トラックの内周側の
トラック間に設けられた第１のトラッキング誤差信号生
成ピットＰ1と、前記トラックに隣接し、かつ、前記ト
ラックの外周側のトラック間に設けられた第２のトラッ
キング誤差信号生成ピットＰ2が前記クロック信号生成
ピットに関して対称に配され、前記第１及び第２のトラ
ッキング誤差信号生成ピットＰ1及びＰ2のピット対を用
いてトラッキング誤差信号を生成する円盤状光記憶媒体
において、半径方向に複数に分割され、各々異なる形状
のクロック信号生成ピット及びトラッキング誤差信号生
成ピットが設けられた分割領域を有し、同一の分割領域
内ではトラッキング誤差信号生成ピット対と円盤状記憶
媒体の中心Ｏとのなす角度∠Ｐ1ＯＰ2は各々同一であ
り、一方、前記トラッキング誤差信号生成ピット対と円
盤状記憶媒体の中心Ｏとのなす角度∠Ｐ1ＯＰ2は前記分
割領域ごとに異なり、さらに （１）２つの領域が接する境界部に相当するトラック間
には一方の領域の第１のトラック間に記録されるピット
と他方の領域の第２のトラック間に記録されるピットを
有することにより、２つの領域４１，４２の境界と隣接
したトラックに対してもトラッキング誤差信号が得ら
れ、従って安定なトラッキングを行うことが可能とな
り、また、 （２）２つの領域が接する境界部に相当する複数のトラ
ック間には一方の領域のトラック間に記録されるトラッ
キング誤差信号生成ピットと他方の領域の第２のトラッ
ク間に記録されるトラッキング誤差信号生成ピットを有
することにより、シークやトラックジャンプをして、光
ヘッドから集光されるビームが異なる領域に移動し、そ
のとき移動する前に検出していたクロック信号のタイミ
ングでトラッキング誤差信号を検出したとしても、トラ
ッキング誤差信号が得られ、従って安定なトラッキング
を行うことが可能となり、アクセス速度が速く、記録密
度が高く、さらに安定なトラッキングが可能なすなわち
信頼性の高い円盤状光記憶媒体となる。
は、所望の情報を同心円またはスパイラル状に記録した
情報溝またはピット列をトラックとし、隣合うトラック
とトラックの間をトラック間とし、任意のトラック上の
周方向の所定の位置にクロック信号生成ピットを設け、
前記トラックに隣接し、かつ、前記トラックの内周側の
トラック間に設けられた第１のトラッキング誤差信号生
成ピットＰ1と、前記トラックに隣接し、かつ、前記ト
ラックの外周側のトラック間に設けられた第２のトラッ
キング誤差信号生成ピットＰ2が前記クロック信号生成
ピットに関して対称に配され、前記第１及び第２のトラ
ッキング誤差信号生成ピットＰ1及びＰ2のピット対を用
いてトラッキング誤差信号を生成する円盤状光記憶媒体
において、半径方向に複数に分割され、各々異なる形状
のクロック信号生成ピット及びトラッキング誤差信号生
成ピットが設けられた分割領域を有し、同一の分割領域
内ではトラッキング誤差信号生成ピット対と円盤状記憶
媒体の中心Ｏとのなす角度∠Ｐ1ＯＰ2は各々同一であ
り、一方、前記トラッキング誤差信号生成ピット対と円
盤状記憶媒体の中心Ｏとのなす角度∠Ｐ1ＯＰ2は前記分
割領域ごとに異なり、さらに （１）２つの領域が接する境界部に相当するトラック間
には一方の領域の第１のトラック間に記録されるピット
と他方の領域の第２のトラック間に記録されるピットを
有することにより、２つの領域４１，４２の境界と隣接
したトラックに対してもトラッキング誤差信号が得ら
れ、従って安定なトラッキングを行うことが可能とな
り、また、 （２）２つの領域が接する境界部に相当する複数のトラ
ック間には一方の領域のトラック間に記録されるトラッ
キング誤差信号生成ピットと他方の領域の第２のトラッ
ク間に記録されるトラッキング誤差信号生成ピットを有
することにより、シークやトラックジャンプをして、光
ヘッドから集光されるビームが異なる領域に移動し、そ
のとき移動する前に検出していたクロック信号のタイミ
ングでトラッキング誤差信号を検出したとしても、トラ
ッキング誤差信号が得られ、従って安定なトラッキング
を行うことが可能となり、アクセス速度が速く、記録密
度が高く、さらに安定なトラッキングが可能なすなわち
信頼性の高い円盤状光記憶媒体となる。
【図１】本発明の第１の実施例を示す円盤状光記憶媒体
の概略構成図
の概略構成図
【図２】本発明の第１の実施例を示す円盤状光記憶媒体
の領域境界部近傍の拡大図
の領域境界部近傍の拡大図
【図３】本発明の第２の実施例を示す円盤状光記憶媒体
の領域境界部近傍の拡大図
の領域境界部近傍の拡大図
【図４】第１の従来の円盤状光記憶媒体の構成図
【図５】第２の従来の円盤状光記憶媒体の構成図
４ 光記憶媒体 ４１ サーボパターン領域 ４２ サーボパターン領域 ４３ データパターン領域 ４４ データパターン領域 ３１ トラック ３２ トラック ３３ トラック間 ３３ａ トラック間 ３３ｂ トラック間 ３３ｃ トラック間 ３３ｄ トラック間 ３３ｅ トラック間 ４１２ 境界近傍 Ａ トラッキング誤差信号 Ｂ トラッキング誤差信号 Ｃ トラッキング誤差信号検出用ピット Ｃ１ トラッキング誤差信号検出用ピット Ｃ２ トラッキング誤差信号検出用ピット Ｄ トラッキング誤差信号検出用ピット Ｄ１ トラッキング誤差信号検出用ピット Ｄ２ トラッキング誤差信号検出用ピット Ｅ クロック信号検出用ピット Ｅ１ クロック信号検出用ピット Ｅ２ クロック信号検出用ピット Ｌ ピット間距離 ＴＰ トラックピッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守屋 充郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平５−144009（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−258469（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−319532（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−315823（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−60571（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−225574（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−52267（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G11B 7/00 - 7/013 G11B 20/10 - 20/16 351
Claims (3)
- 【請求項１】所望の情報を同心円またはスパイラル状に
記録した情報溝またはピット列をトラックとし、隣合う
トラックとトラックの間をトラック間とし、任意のトラ
ック上の周方向の所定の位置にクロック信号生成ピット
を設け、前記トラックに隣接し、かつ、前記トラックの
内周側のトラック間に設けられた第１のトラッキング誤
差信号生成ピットＰ1と、前記トラックに隣接し、か
つ、前記トラックの外周側のトラック間に設けられた第
２のトラッキング誤差信号生成ピットＰ2が前記クロッ
ク信号生成ピットに関して対称に配され、前記第１及び
第２のトラッキング誤差信号生成ピットＰ1及びＰ2のピ
ット対を用いてトラッキング誤差信号を生成する円盤状
光記憶媒体において、半径方向に複数に分割され、各々
異なる形状のクロック信号生成ピット及びトラッキング
誤差信号生成ピットが設けられた分割領域を有し、同一
の分割領域内ではトラッキング誤差信号生成ピット対と
円盤状記憶媒体の中心Ｏとのなす角度∠Ｐ1ＯＰ2は各々
同一であり、一方、前記トラッキング誤差信号生成ピッ
ト対と円盤状記憶媒体の中心Ｏとのなす角度∠Ｐ1ＯＰ2
は前記分割領域ごとに異なり、任意の２つの分割領域が
接する境界部のトラック間には、前記２つの分割領域の
トラック間に各々記録されている２種類のトラッキング
誤差信号生成ピットを共に記録していることを特徴とす
る円盤状光記憶媒体。 - 【請求項２】所望の情報を同心円またはスパイラル状に
記録した情報溝またはピット列をトラックとし、隣合う
トラックとトラックの間をトラック間とし、任意のトラ
ック上の周方向の所定の位置にクロック信号生成ピット
を設け、前記トラックに隣接し、かつ、前記トラックの
内周側のトラック間に設けられた第１のトラッキング誤
差信号生成ピットＰ1と、前記トラックに隣接し、か
つ、前記トラックの外周側のトラック間に設けられた第
２のトラッキング誤差信号生成ピットＰ2が前記クロッ
ク信号生成ピットに関して対称に配され、前記第１及び
第２のトラッキング誤差信号生成ピットＰ1及びＰ2のピ
ット対を用いてトラッキング誤差信号を生成する円盤状
光記憶媒体において、半径方向に複数に分割され、各々
異なる形状のクロック信号生成ピット及びトラッキング
誤差信号生成ピットが設けられた分割領域を有し、同一
の分割領域内ではトラッキング誤差信号生成ピット対と
円盤状記憶媒体の中心Ｏとのなす角度∠Ｐ1ＯＰ2は各々
同一であり、一方、前記トラッキング誤差信号生成ピッ
ト対と円盤状記憶媒体の中心Ｏとのなす角度∠Ｐ1ＯＰ2
は前記分割領域ごとに異なり、任意の２つの分割領域が
接する境界部に相当する複数のトラック間には、前記２
つの分割領域のトラック間に各々記録されている２種類
のトラッキング誤差信号生成ピットを共に記録している
ことを特徴とする円盤状光記憶媒体。 - 【請求項３】任意に接する２つの領域の円盤状光記憶媒
体の内周側の領域を第１の領域とし、他方を第２の領域
としたとき、２つの領域が接する境界部より内側の前記
第１の領域のトラック間には前記第１及び前記第２の領
域のトラック間に記録されるべきトラッキング誤差信号
生成ピットが記録され、２つの領域が接する境界部より
外側のトラック間には前記第２の領域のトラック間に記
録されるべき前記トラッキング誤差信号生成ピットが記
録されていることを特徴とする請求項２記載の円盤状光
記憶媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5047702A JP3024883B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 円盤状光記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5047702A JP3024883B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 円盤状光記憶媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06259779A JPH06259779A (ja) | 1994-09-16 |
| JP3024883B2 true JP3024883B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=12782636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5047702A Expired - Fee Related JP3024883B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 円盤状光記憶媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3024883B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP5047702A patent/JP3024883B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06259779A (ja) | 1994-09-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |