JP3024444B2 - レーザダイオード駆動回路 - Google Patents

レーザダイオード駆動回路

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JP3024444B2
JP3024444B2 JP5186897A JP18689793A JP3024444B2 JP 3024444 B2 JP3024444 B2 JP 3024444B2 JP 5186897 A JP5186897 A JP 5186897A JP 18689793 A JP18689793 A JP 18689793A JP 3024444 B2 JP3024444 B2 JP 3024444B2
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circuit
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electric signal
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Inventor
幸樹 柳沢
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安藤電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザダイオード駆動回
路、とくにたとえばCCITT G.957に示されて
いる光通信用の光インタフェースの受信系の評価試験に
適用されるレーザダイオード駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】CCITT G.957勧告による光イ
ンタフェース評価方法の1つとしてS/X試験が提案さ
れている。S/X試験とは光受信系の性能評価を行う試
験であり、データ信号をS、干渉信号をXとした場合、
受信系にこれら信号を結合した光信号(S+X)を入力
させ、干渉信号Xに対する受信系の耐力を評価する。
【0003】図5は、このようなS/X試験を行う従来
技術の構成を示したものである。電気信号であるデータ
信号SはE/O変換器50Aにより光信号に変換され、
光結合器54に送られる。また、電気信号である干渉信
号XはE/O変換器50Bで光信号に変換された後、光
可変減衰器52で光の強さの減衰制御が適度に行われて
光結合器54に送られる。
【0004】光結合器54は入力したこれら光信号を加
算し、この光信号(S+X)を光可変減衰器56に送
る。光可変減衰器56は、光信号(S+X)を入力する
と、所定の減衰処理をを施した後、この信号を受信器6
に出力する。受信器6は受信した光信号の受信結果をエ
ラー検出器7に出力する。エラー検出器7はこの受信結
果を入力することにより、S信号が正確に受信されたか
否かを判断する。光可変減衰器52で干渉信号Xの強度
を任意に調節することにより受信系の評価が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来技術では、電気信号であるS信号とX信号を光信
号に変換してからこれら信号の加算処理または調整処理
を行っているため、小型化が困難であるという問題があ
った。また、電気信号を光信号に変換するE/O変換器
50は生産性が低く高価であるという欠点があった。さ
らに光出力の波形確認が困難であり、作業性が悪いとい
う欠点もあった。
【0006】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、S/X試験に適用可能な小型・高機能のレーザダイ
オード駆動回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、第1の電気信号と第2の電気信号を入力
し、これら電気信号に応じてレーザダイオードを駆動す
るレーザダイオード駆動回路は、第1の電気信号を予め
設定した基準電圧と比較し、その比較出力を任意のバイ
アスで駆動することによりレーザダイオードに第1の駆
動電流を加える第1のパルス駆動回路と、第2の電気信
号を予め設定した基準電圧と比較し、その比較出力を任
意のバイアスで駆動することにより前記レーザダイオー
ドに第2の駆動電流を加える第2のパルス駆動回路とを
備える。第1の駆動電流と第2の駆動電流が加算された
駆動電流によりレーザダイオードの発光出力の制御が行
われる。
【0008】
【作用】本発明によれば、第1の電気信号は予め設定さ
れた基準電圧と比較され、その比較結果の電気信号が調
節されてレーザダイオードのドライブ電流となる。同様
に、第2の電気信号は予め設定された基準電圧と比較さ
れ、その比較結果の電気信号が調節されてレーザダイオ
ードのドライブ電流となる。レーザダイオードはこれら
ドライブ電流の加算された電流により発光出力する。
【0009】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明によるレーザ
ダイオード駆動回路の実施例を詳細に説明する。
【0010】図1は本発明によるレーザダイオード駆動
回路をS/X試験に適用したときの実施例を示す構成図
である。本実施例では、データ信号Sと干渉信号Xを電
気信号の状態で非同期で加算し、加算したこの電気信号
でレーザダイオードを発光出力させて、S/X試験に使
用する光信号に変換するものである。
【0011】パルス駆動回路1Aは、入力端子INA
り入力したパルス信号であるデータ信号Sを反転させ、
この信号のレベル調整を行うことによりレーザーダイオ
ード5に駆動電流S´を加える回路である。同様に、パ
ルス駆動回路1Bは、入力端子INB より入力したパル
ス信号である干渉信号Xを反転させ、この信号のレベル
調整を行うことによりレーザーダイオード5に駆動電流
X´を加える回路である。これらパルス駆動回路1はレ
ーザダイオード5のカソードK側に接続され、これより
出力される駆動電流S´とX´の加算された駆動電流が
レーザーダイオード5に加えられる。
【0012】バイアス回路2はレーザダイオード5にバ
イアス電流を加える回路であり、レーザダイオード5の
カソードK側に接続されている。レーザダイオード5
は、このようにバイアス回路2により常に発光できる状
態にバイアスされているため、パルス駆動回路2で供給
されるドライブ信号5Aにに応じて発光出力する。発光
した光出力5Bは光ケーブル5Cを介して受信器6で受
信され、受信器6よりその受信結果がエラー検出器7に
出力される。エラー検出器7はこの受信結果を入力する
ことにより、信号Sが正確に受信されたか否かを判断す
る。
【0013】図2はパルス駆動回路1の一具体例を示し
た説明図である。パルス駆動回路1は、データ信号Sま
たは干渉信号Xを予め設定した電圧と比較することによ
りオン・オフ出力する差動トランジスタ10と、これよ
り出力されたパルスの電気信号量を調節するトランジス
タ12とを備えている。
【0014】図3は図1の一具体例を示す回路図であ
る。パルス駆動部1Aにおいて、差動トランジスタ10
Aはトランジスタ10Aaおよび10Abにより構成さ
れている。トランジスタ10Aaは、ベースがECL入
力を行う入力端子INA に接続されるとともに、コレク
タがレーザダイオード5のカソードKに接続されてい
る。また、トランジスタ10Abは、ベースが予め設定
された基準電圧に、コレクタが接地されている。
【0015】差動トランジスタ10Aは、入力端子IN
A より入力したデータ信号Sを基準電圧と比較してスイ
ッチングを行う。トランジスタ10Aaおよび10Ab
のエミッタは、トランジスタ12Aのコレクタに接続さ
れているため、トランジスタ12Aのベースに接続され
た設定電圧に応じた電流がレーザダイオード5の駆動電
流として出力される。なお、トランジスタ12Aのベー
スに設定される電圧は可変抵抗20Aにより調節可能な
ようになっている。
【0016】同様に、パルス駆動回路1Bは、トランジ
スタ10Ba・10Bbより構成される入力端子INB
に接続された差動トランジスタ10Bと、この回路に流
れる電流値を設定するトランジスタ12Bを備える。こ
の回路において、動作はパルス駆動回路1Aと同等であ
るが、パルス駆動回路1Bは干渉信号Xを入力するた
め、レーザダイオード5のドライブ電流が小さくなるよ
う、トランジスタ12Bのベースに設定される設定電圧
はトランジスタ12Aの設定電圧より低く設定される。
【0017】差動トランジスタ10において、それぞれ
基準電圧として設定した電圧よりも入力した電気パルス
SまたはXの電圧が高ければ、レーザダイオード5に電
流を流すことができる。また、これら基準電圧を十分高
くすれば、差動トランジスタの電気出力をオフにするこ
ともできる。
【0018】バイアス回路2は、コレクタがレーザダイ
オード5のカソードKに接続され、ベースが可変抵抗2
4に接続されたトランジスタ18を備えている。トラン
ジスタ18は、デュアルパルス駆動回路1のドライブ電
流によりレーザダイオード5が発光出力するよう、ベー
ス電圧が可変抵抗24で設定される。
【0019】図4は図3に示した実施例における動作波
形を示したものである。図3に示すようなパルスドライ
ブ用電気入力信号SまたはXを入力すると、デュアルパ
ルス駆動回路1によりこれら信号SとXの反転した信号
の電流の分岐比が調節後に加算され、レーザダイオード
ドライブ信号5Aがレーザダイオード5に印加される。
これにより、レーザダイオードドライブ電流5Aが最も
低いときにレーザダイオード5が最も強く発光し、レー
ザダイオードドライブ電流が最も高いときにはバイアス
回路2のバイアス電流と等しくなりレーザダイオード5
は発光しない。
【0020】なお、本実施例ではレーザダイオード駆動
回路を差動トランジスタにより構成したが、とくに差動
トランジスタに限定されるものではなく、これと同等な
動作をする回路であれば良い。
【0021】
【発明の効果】このように本発明のレーザダイオード駆
動回路によれば、電気回路による電気信号の加算回路を
用いることにより、従来2つ必要であったE/O変換器
を1つにでき、小型・低価格化が実現可能となる。ま
た、データ信号Sおよび干渉信号Xを電気信号の状態で
確認できるため、光出力の波形確認が容易となり、作業
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーザダイオード駆動回路の実施
例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した実施例におけるパルス駆動回路の
構成例を示した説明図である。
【図3】図1に示した実施例における具体的な回路構成
例を示した回路図である。
【図4】図2に示した回路の動作を示す信号波形図であ
る。
【図5】従来のS/X試験に用いられる試験構成を示し
たブロック図である。
【符号の説明】
10A 10B パルス駆動回路 2 バイアス回路 5 レーザダイオード 10A 差動トランジスタ 10B 差動トランジスタ 20A 可変抵抗 20B 可変抵抗 24 可変抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 10/14 10/26 10/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電気信号と第2の電気信号を入力
    し、これら電気信号に応じてレーザダイオードを駆動す
    るレーザダイオード駆動回路において、 第1の電気信号を予め設定した基準電圧と比較し、その
    比較出力を任意のバイアスで駆動することにより前記レ
    ーザダイオードに第1の駆動電流を加える第1のパルス
    駆動回路と、 第2の電気信号を予め設定した基準電圧と比較し、その
    比較出力を任意のバイアスで駆動することにより前記レ
    ーザダイオードに第2の駆動電流を加える第2のパルス
    駆動回路とを有し、 第1の駆動電流と第2の駆動電流が加算された駆動電流
    により前記レーザダイオードの発光出力の制御が行われ
    ることを特徴とするレーザダイオード駆動回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレーザダイオード駆動
    回路において、この回路は光インタフェースの受信系の
    試験であるS/X試験回路に適用されることを特徴とす
    るレーザダイオード駆動回路。
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