JP3024233U - 装飾シール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】浴室やトイレ等にあるタイル等の平滑面を装飾
するシールにおいて、繰り返し使用が可能で容易に貼り
付け、貼り直しができ、また、薬品により印刷面がおか
されにくい装飾シールを供給する事を目的としている。 【構成】自己粘着性を有する塩化ビニル樹脂の表面に印
刷を施し、その印刷面の上にポリプロピレンまたはポリ
エチレンテレフタレートフィルムをラミネート加工によ
り接着している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、浴室やトイレ等にあるタイル等の平滑面を装飾するシールに関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から、タイル自体に絵柄を施したものや、絵柄をタイル面に転写する転写 フィルム等があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記の様にタイル自体に絵柄を施したものは、一度施工すると容易に装飾を変 える事ができず、また、絵柄を転写するものは転写に手間がかかり、一度転写し た絵柄をとるには削りとらなければならない為、繰り返し使用できず、転写時に 絵柄が歪まないよう注意が必要であった。また、転写後は印刷面が表面にでてい る為、薬剤により変色する恐れがあり、浴室やトイレ等の様に清掃時に薬剤を頻 繁に使用する箇所に不向きであった。 本考案は、上記の様な事情に鑑み、繰り返し使用が可能で、容易に取り付け、 取り外しができ、薬品により印刷面がおかされにくい装飾シールを供給する事を 目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記問題を解決する為、本考案の装飾シールは自己粘着性を有する塩化ビニル 樹脂の表面に印刷を施し、その印刷面の上へ、ポリプロピレンまたはポリエチレ ンテレフタレートフィルムをラミネート加工により接着している。

【０００５】

【作用】

本考案に係る装飾シールによれば、自己粘着性を有する塩化ビニル樹脂を使用 している為、平滑な面であれば容易に接着する事ができ、剥がす場合も対象物に のりが移行する事が無く、繰り返し使用が可能となり、絵柄が歪んだ場合の貼り 直しや貼り替えが容易となる。また、印刷面の上にポリプロピレンまたはポリエ チレンテレフタレートフィルムをラミネート加工により接着している為、清掃時 に薬剤が装飾シールにかかった場合でも、印刷面への影響が少なく、変色などの 品質変化がおこりにくい。

【０００６】

【実施例】

図１は、本考案の１実施例を表したもので、絵柄１が印刷されている。 図２は、図１の拡大断面図で、離形紙５の上に自己粘着性を有する塩化ビニル 樹脂製の粘着フィルム４があり、その表面に絵柄をあらわすインク３が印刷され ている。インク３の上にポレプロピレンまたはポリエチレンテレフタレートから なる保護フィルム２がラミネート加工により接着されている。

【０００７】

【考案の効果】

以上説明した様に、本考案の装飾シールによれば、自己粘着性を有する塩化ビ ニル樹脂の表面に絵柄を印刷している為、離形紙からシールを剥がして対象物の 平滑面に押圧するだけで簡単に接着でき、平滑面に絵柄を印刷した様に装飾が可 能となり、剥がす時も対象物にのりが移行する事が無い為、繰り返し使用でき、 貼り直し、貼り替えが容易に行える。また、印刷面の上にはポリプロピレンまた はポリエチレンテレフタレートフィルムからなる保護フィルムが接着されている 為、薬剤による印刷面の変色等の品質低下を防ぐ事ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の１実施例を表す正面図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線拡大断面図である。

【図３】本考案の使用状態を表す斜視図である。

【符号の説明】

１ 絵柄 ２ 保護フィルム ３ インク ４ 粘着フィルム ５ 離形紙 ６ 対象物

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】自己粘着性を有する塩化ビニル樹脂フィル
   ムの表面にグラビアやオフセット等により柄を印刷し、
   印刷面の上にポリプロピレンまたはポリエチレンテレフ
   タレートフィルムをラミネートした事を特徴とする装飾
   シール。