JP3024220B2 - 投影式露光方法及びその装置 - Google Patents

投影式露光方法及びその装置

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JP3024220B2
JP3024220B2 JP40563690A JP40563690A JP3024220B2 JP 3024220 B2 JP3024220 B2 JP 3024220B2 JP 40563690 A JP40563690 A JP 40563690A JP 40563690 A JP40563690 A JP 40563690A JP 3024220 B2 JP3024220 B2 JP 3024220B2
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70241Optical aspects of refractive lens systems, i.e. comprising only refractive elements

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体回路等微細パター
ンの投影式露光方法及びその装置に係り、特にサブミク
ロンパターンを光で露光する際の浅い焦点深度の露光に
対し、正確な合焦状態を実現する投影式露光方法及びそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の投影式露光装置においては、特開
昭58−7136号公報に示されているように、ウェハ
単位あるいはロット単位に縮小レンズのベストフォーカ
ス位置を求め、フォーカスオフセットの補正を行ってい
た。すなわちこの場合上記従来技術に示すようにマスク
上のパターンをウェハステージ上に設けられたスリット
状開口付きの検出器で検出し、最も強度が強くなる高さ
を求め、この検出高さをオフセット値としてウェハ内の
或はロット内の露光を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は露光光
がレンズに吸収され熱に変ることにより生じる焦点面の
微小な変化,或いはその他の条件によって時々刻々変化
する縮小レンズの微小な焦点ずれに対して配慮されてい
ない。即ち、前述したようにパターン微細化に伴う焦点
マージンの大幅な減小に対し、ウェハ単位或いはロット
単位で焦点オフセットを計測し、補正するのでは不十分
となり、露光毎、或いは1ウェハ内で複数回真の露光位
置を求めることが必要になって来ている。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、一枚のウェハ(基板)を露光する時間内で焦点位
置が時時刻刻変化していっても常に露光のベストフォー
カスで線幅が0.5μm以下の微細回路パターンを投影
露光することができるようにした投影式露光方法及びそ
の装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的はマスク(レチ
クル)上に形成した微小パターンの配列に露光光もしく
は露光光とほぼ波長の等しい光を照射し、このパターン
を被露光物体(基板)に投影するとともに、基板からの
反射光をこの微小パターン配列に再結像し、その回折光
の強度を検出することにより、露光光による焦点合せを
露光位置で、従って露光毎に行い、達成している。
【0006】即ち、本発明は、マスクもしくはレチク
ル上に描画されたパターンに露光照明光を照射し、マス
クもしくはレチクルを透過した露光照明光を投影光学系
により被露光物体上に投影してマスクもしくはレチクル
上に描画されたパターンを被露光物体上に投影結像する
投影式露光方法において、露光照明光と同一もしくはほ
ぼ同一波長の検出光をマスクもしくはレチクル上に形成
されたパターンに照射し、照射してパターンにより発生
する回折光のうちの0次光を除いて投影光学系を通して
被露光物体上に投影し、投影による被露光物体からの反
射光を投影光学系を通してマスクもしくはレチクルに入
射させ、入射してマスクもしくはレチクルを透過もしく
は反射した検出光を検出し、検出した検出光に基づいて
マスクもしくはレチクルと被露光物体との間の光学的な
結像関係を調整するようにした。 また、本発明では、被
露光基板の小領域ごとにマスク又はレチクル上に描画さ
れたパターンを投影光学系を介して順次投影露光するこ
とにより被露光基板の全面を露光するステップアンドリ
ピート方式の露光方法において、被露光基板が露光位置
にある状態でマスク又はレチクル上に形成されたパター
ンで回折した光のうち0次光を除いた回折光による像を
被露光基板上へ投影し、投影により被露光基板から反射
して投影光学系を透過した光を検出し、検出した結果に
基づいて被露光基板とマスク又はレチクルとの投影光学
系の光軸方向の相対的な位置を調整するようにした。
た、本発明では、マスクもしくはレチクル上に描画され
たパターンに露光照明光を照射し、マスクもしくはレチ
クルを透過した露光照明光を投影光学系により被露光物
体上に投影してマスクもしくはレチクル上に描画された
パターンを被露光物体上に投影結像する投影式露光方法
において、光をマスクもしくはレチクル上に形成された
微細な繰り返しパターンに照射し、照射により微細な繰
り返しパターンで発生した回折光のうち0次光を除いた
回折光を投影光学系を通過させることにより形成した光
パターンを被露光物体上に投影し、投影により被露光物
体で反射した反射光を投影光学系を通してマスクもしく
はレチクルに入射させ、入射してマスクもしくはレチク
ルを透過もしくは反射した反射光を検出し、検出した反
射光の情報に基づいてマスクもしくはレチクルと被露光
物体との間の投影 光学系の光軸方向の相対的な位置を調
整するようにした。
【0007】また本発明は、露光照明光源と、この露
光照明光源から発射した露光光をパターンを描画したマ
スク又はレチクルに照射する露光照明系と、マスク又は
レチクルに照射された露光光を被露光基板上に投影する
投影光学系と、被露光基板を保持するステージと、この
ステージを投影光学系の光軸方向に微動せしめる微動機
構とを少なくとも備えた投影露光装置において、マスク
又はレチクルに形成された微細パターンに露光光と同一
もしくはほぼ同一の波長の光を照射して発生させた回折
光のうち0次回折光を除いた回折光を投影光学系を透過
させて被露光物体上に光パターンとして投影する投影手
段と、この投影手段により被露光物体上に投影された光
パターンの反射光で投影光学系を透過してマスク又はレ
チクルに形成された微細パターンに入射して回折した光
を検出する検出手段と、この検出手段で回折した光を検
出して得た信号に基づいて微動機構を駆動制御する制御
回路とを更に備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】半導体回路の微細化、高密度化に伴い、露光光
の短波長化、投影レンズの高開口数(NA)化が進み、
線幅が0.5μmの微細回路パターン露光では焦点深度
は±0.9μm以下となり、線幅が0.3μmの微細回
路パターンでは焦点深度は±0.5μm以下となる。こ
の焦点深度は露光フィールド内の各点でレンズのベスト
フォーカス位置(高さ)から上記の範囲内で解像するこ
とを意味する。従って実際にはベストフォーカス面は完
全な平面ではなく湾曲している(像面湾曲)ことと被露
光物体であるウェハ面は凹凸があり、又ウェハ全体が大
きくうねり平坦でないこと等のため、露光の焦点マージ
ンは、線幅が0.8μmのLSI製造時に比べ非常に厳
しくなって来ている。
【0009】そこで、本発明は、この焦点マージンを常
に確保できるようにしたものである。即ち、図1に示す
ごとく、レチクル2の上には回路パターン21が描画さ
れており、この周辺はいわゆるスクライブエリア22で
あり、この部分はウェハをチップごとに切断する時の切
断しろである。この領域に図2に示す様な露光検出用パ
ターン部3を設ける。この部分には31で示すように幅
がW、配列方向の開口幅がDでピッチPで配列した微小
パターンを多数設ける。レチクルのパターン描画面の法
線(l)に対し、この露光検出用パターン部3を照明す
る露光々と同一波長の光の入射主光線の角度(入射角)
をθ0とし、微小パターンの配列31 により回折する光
300の主光線のlに対する角度即ち回折角をθ1とす
ると、次式が成立する。
【0010】P=λ/sinθ0−sinθ1)………(1) ここでλは検出光30の波長である。回折せずにそのま
ま透過する光(0次光)301が縮小投影レンズ4の入
射瞳41の外を通り、1次回折光が入射瞳41のほぼ中
心を通るとすれば、縮小レンズの開口数NAと、縮小レ
ンズの倍率1/M(M≧1)を用いて sinθ0−sinθ1>NA/M……(2) が成り立つ。(1),(2)式より P<λM/NA……(3) 従ってNA=0.5,M=5とすると、露光波長をi線
(λ=0.365nm)およびKrFエキシマレーザ
(λ=0.248nm)に対し、Pが上記(3)式の条件
を満足する微小パターン配列31を通過する光はその1
次回折光300のみが縮小レンズの瞳を通過し、ウェハ
5の上に、31のY方向の微小配列の構造を失い、Y方
向に一様に長細い、幅W/M(1/Mに縮小されるた
め)のパターンを投影する。この棒状のパターンの幅W
/Mは縮小レンズの解像限界近くにしておく。レチクル
とウェハの位置が互に縮小レンズのベストフォーカス位
置にあれば、上記の1次回折光によるウェハ上の棒状パ
ターンの線幅は最も細くなり、デフォーカスに伴い棒状
パターンの幅は広がる。このようにウェハに投影された
微小パターン配列で生じた一次回折光による棒状パター
ンは、ウェハ面で反射し、ウェハ照射時とは、逆の光路
をたどり、今度は縮小レンズ側(下側)からレチクルの
微小パターン配列に入射する。この時前述のウェハ面へ
の投影時のフォーカス状態に伴う投影パターンの幅と全
く同じく、ベストフォーカスでは最も幅の狭い(Wとほ
ぼ等しい)幅の棒状パターンが微小パターン配列に形成
されている。またデフォーカスでは幅が広がったパター
ンが形成され、微小パターン配列の幅W内の照射光エネ
ルギーもベストフォーカスに比べ小さくなっている。こ
の結果この微小パターン配列上に再結像した光の一次回
折光はベストフォーカス時に最大となる。更にこの一次
回折光はレチクル上の回路パターンをウェハに投影露光
する際の照明光並びにレチクル透過後露光に利用される
パターン回折光と重なることなく、分離検出できる。以
上のことからステップアンドレピート露光で、ウェハが
露光位置に有る状態で、ベストフオーカス位置を検出す
ることが可能となり、数十回に亘露光を繰返すことによ
り一枚のウェハ全面を露光する際に光の吸収等により起
る前述の微妙な焦点位置の変動も、露光するごとに検出
することが可能となり、一枚のウェハ(基板)を露光す
る時間内で焦点位置が時時刻刻変化していっても常に露
光のベストフォーカスで0.5μm線幅以下の微細回路
を投影露光することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて説明する。
【0012】図1は本発明の実施例であり、レチクル2
の下面上に描画されている回路パターン21の最外周A
部及びB部を照明する露光光101A,102Aならび
に111B,112Bはレチクル2を透過後縮小レンズ
4の瞳41を通り、ウェハステージ51上のウェハ5に
回路パターンの縮小像を結像する。1枚のウェハ全面を
露光するため、ウェハステージ51をX,Y方向にステ
ップ移動し、上記の露光を数十回繰返す。この繰返し露
光中に縮小レンズ4を透過する露光光のエネルギーはそ
の一部が縮小レンズ4内で吸収されるため、露光の履歴
によって縮小レンズ4の合焦点位置はZ方向に僅かにΔ
Z変化する。この変化量はサブミクロンオーダである
が、0.5μm以下の線幅の微細回路パターン21では
焦点深度が±0.9μm以下となるため、正確な合焦点
位置の検出,補正が必要である。露光光投影合焦位置検
出器6はその詳細は後述するが、微細回路パターン露光
光(例えばi線やKrF,或いはArFエキシマレーザ
光)と同一の波長の光をミラー301を介し、レチクル
2上の回路パターン21に隣接したスクライブエリア2
2内にある露光検出用パータン部3内に描画された微小
パターン配列31を照射する。この照射光30は後に詳
述するように所望の指向性を有しており、この照射光3
0の主光線は、露光検出用パターン部3の中心を照射
後、0次透過光301(図1の点線)は縮小レンズの入
射瞳41の外側で遮光され、ウェハには達しない。他方
1次回折光300は縮小レンズの瞳41の中心を通り、
ウェハのスクライブエリアに相当する領域をほぼ垂直に
照射する。ウェハに投影照射されるパターンは図2の3
1に示す微小パターン配列の像とは異なり、Y方向の微
細構造はなくなりY方向にほぼ一様に長細く、X方向の
幅がW/M(1/Mは縮小レンズの倍率)のパターンと
なる。この投影パターンを形成する光はウェハで反射
後、元の光路を逆にたどり、再びレチクル上の露光検出
用パターン部3の微小パターン配列31を下方より入射
する。レチクル2およびウェハ5が完全に合焦点状態で
あれば、31に入射する光のパターンは幅がほぼWに等
しく、最も狭く、従ってこの幅W内でのエネルギー強度
は最大になっている。即ち、この合焦点状態からはずれ
るとパターンは広がり、この幅W内のエネルギは小さく
なる。従って31を透過し回折し、露光光投影合焦点位
置検出器6に向うこの一次回折光の強度は合焦点時に最
大となる(検出法の詳細は後述する)。従って例えば検
出信号が最大となるように制御回路7により山登り制御
を行いウェハステージ51を上下に微動し、合焦状態に
導く。
【0013】図3は本発明の1実施例である。図1,図
2と同一番号は同一物を表わしている。図2の実施例で
はレチクル上の微小パターン配列31の個々の微小矩形
パターンは透過部と遮光部から形成されているが、図3
の実施例では微小矩形パターン35,36は共に透過性
であるが、側面図に示すように、段差dがあり、この段
差により35を通る光は36を通る光より位相がπだけ
遅れる。即ちこのパターンは 波長の位相変調を段差間
で与える位相形の微小パターンである。このパターンを
用いれば、図2のパターンに比べ2倍以上の一次回折効
率を与えるため、照射および検出時に2回ここで回折さ
れることより、本実施例では図2の実施例に比べ4倍以
上の検出強度が得られることになる。図3の微小パター
ン配列31はウェハ上に図4に示す2つの回路パターン
21I間のスクライブエリア上に前述したように棒状の
細長いパターン31Iとして投影される。このパターン
の周辺33Iは露光現像後レチクルを残すか残さないか
によりレチクル上の微小パターン配列31の周辺33は
光遮光性か透過性かを選択すれば良い。
【0014】図6は本発明の一実施例である。図1と同
一番号は同一物を表わしている。露光光と同一波長の検
出用照明光30はミラー301aにより、レチクル2の
下方より、レチクル上の露光検出用パターン部3を照明
し、当パターン部3で反射した光の1次回折光300が
ウェハ5上で棒状の幅W/Mのパターンを投影する。ウ
ェハで反射し、再びレチクル上に結像した棒状パターン
が微小パターン配列31で反射し、その次回折が、ミ
ラー301aで反射し、露光光投影合焦点位置検出器6
に到る。図1および図6の露光光投影合焦点位置検出器
6の実施例を図7を用いて説明する。露光照明系の
ランプより出射した光の一部をファイバ61により導
き、ファイバの先端に開口612を有する開口板611
を設置し、所望の開口径DIを有する開口612を出射
した光を偏光651通過後レンズ63により照明視野
絞り板62上の開口621に集光照明する。開口612
は後述のレンズ63,64により、縮小レンズ4の瞳4
1と共役(結像関係)でありこの開口寸法DIを所望の
値にすることによりレチクル上の露光検出用パターン部
を通過した光が縮小レンズを通り、ウェハ上に良好な解
像パターンを結像するようにしている。視野絞り開口6
21を出射した光は偏光ビームスプリッタ652により
95%以上が透過する。残りの5%は反射し、光強度モ
ニタ69に入射する。偏光ビームスプリッタ652を透
過した直線偏光(P偏光)光はレンズ64を通った後
波長板653で円偏光に変換される。照明視野絞り板6
2の開口621はレンズ64によりレチクル上の露光検
出用パターン部(図7には図示せず)に相当する位置3
に結像する。即ち図1及び図6のレチクル2上のスクラ
イブエリア22内部にある露光検出用パターン部3のみ
を限定して照明している。ウェハに露光すべき回路パタ
ーン21には検出光が漏ることがない。レチクルを照明
する光30はレチクルを通過し、その1次回折光は縮小
レンズを通り、ウェハを照明する。ウェハ照明光(30
0)は、図1,図6の実施例で説明したように、ウェハ
で反射し、再び検出光30aとして露光光投影合焦点位
置検出器6に戻って来る。戻って来た検出光30aは
波長板でSの直線偏光となり、偏光ビームスプリッタ6
52で反射され、合焦点用光検出器66に入射し、光強
度I66が検出される。検出に用いる光源の変動を補正す
るため、前述の光強度モニタ69により検出された強度
I69を用い、制御回路7により図8に示すようにI=I
66/I69の信号を発生させる。この信号Iはウェハステ
ージの高さZの変化Δに伴い、図8のグラフの様に変
化する。完全な合焦点位置即ちΔZ=ΔZ0の時にはI
は最大値Imaxとなる。従ってこの信号を用いて信号I
が最大値になる様にウェハステージ51を上下微動す
る。この方法は例えばこの信号Iを用いた山登り制御を
常時行うようにしてもよいし、図8に示すように山登り
制御をしながら、一定の閾値を越えたらステージの上下
微動を停止させてもよい。
【0015】図9は本発明の一実施例であり、露光光投
影合焦点位置検出器6の一実施例である。図7の部品番
号と同一番号は同一物を表わす。露光光源より導かれた
検出光は所望の指向性の照明を得るための開口612を
通り、偏光板651,レンズ63を通過後ストライプパ
ターン621および622を通過する。621と622
は光軸方向にΔZpだけ隔った位置に配置されている。
621,622を透過した光は偏光ビームスプリッタ6
52、レンズ64、 波長板653を通過し、ミラー3
01で反射されレチクル2上の露光検出用パターン部3
aを照射する。このパターン部3aは図10に示すよう
にグリッド状のパターン31Gが一様に配列され即ちグ
レーティングになっている。グレーティングを透過した
0次光は図11に示すように縮小レンズの瞳41の外に
至り、ウェハには達しない。他方1次回折光300は瞳
41のほぼ中心を通りウェハに垂直に入射する。ストラ
イプパターン621と622は、レンズ64によりレチ
クル2のパターン描画面上にあるグレーティング状露光
検出用パターン3aの上方および下方に図12に示すよ
うに結像される。即ち図9のストライプパターン621
は図12の621Iの位置に、622は622Iの位置
に結像する。この様子をレチクルの上方から見ると図1
0のようになっており露光検出用パターン3aを両スト
ライプパターン621,622の像621I,622I
が通過する。露光検出用パターン3aを通過してもX方
向の結像関係についてはこのグレーティング3aの影響
を受けないため、グレーティングで一次回折し、縮小レ
ンズを通過した光は、もしウェハがレチクルと結像関係
にあると、ストライプパターン621はウェハの上方Δ
Zw、又622はウェハの下方−ΔZwに結像する。今
もし、図9のレンズ64の結像倍率はM64,縮小レンズ
の結像倍率をM4とすると(但しいずれも1より小)、
総合の横倍率MはM=M64・M4となるため、縦倍率に
関する式を用いれば、図9のΔZpを用いてΔZwを表
わすと次式が成立する。
【0016】ΔZw=M21/2ΔZp ウェハ面に対し±ΔZwだけデフォーカスし投影された
像はウェハで反射し、光路を逆にたどり、再びグレーテ
ィング状露光検出用パターン3aの上下で結像、回折
し、この像が図9のCCD660に再結像する。このCC
D660はウェハと共役な位置に配置されているので、ス
トライプパターン621と622は±の方向にデフォー
カス状態で結像している。図13はCCD660で得られ
る信号を示しており、ウェハ面がレチクルのベストの結
像位置に対し、若干ストライプパターン622の結像位
置に近い方向にデフォーカスしている状態を示してい
る。CCDの各絵素の内621と622の像のそれぞれ
について極大値の和と極小値の和の差S621,S622を図
14に示す制御回路7a内のモジュレション演算回路で
求め、得られた値の差Sを72で求め、この結果を用い
てウェハステージをΔZ変化させる。図15は上記の信
号S621及びS622とデフォーカスΔZの関係を示してお
り、両信号がほぼ等しくなる所がベストフォーカス位置
になるように調整されている。
【0017】図16は本発明の一実施例であり、図9と
同一番号は同一物を表わしている。本実施例ではビーム
スプリッタ65aはストライプパターン621,622
の直前に配置されており、ウェハから戻ってきた検出光
は再びこのストライプパターン621,622を通過
し、ビームスプリッタ65aで反射された直後に配置さ
れた分離プリズムで、両ストライプパターン透過光が分
離され、レンズ672により検出器661と662によ
りそれぞれのストライプパターン621と622の透過
強度が検出される。検出される信号S661aとS662aはウ
ェハ面のベストフォーカスΔZ=ΔZ0からの変化に対
し、ほぼ図15と同様の形状となるため、制御回路7b
によりウェハステージ制御信号が得られる。
【0018】図17は本発明の実施例である。図17
(a)はレチクル2の平面図であり、(b),(c)は
2側面より見たものである。露光検出用パターン3bは
回路パターンが描画されたパターンと同一の面37から
±δz離れた面に図3で説明した位相変調型の微小パタ
ーン配列311と312を有している。δzの値は、前
述の図12のレチクル面(3a)から621I及び62
2Iの像面までの距離とほぼ等しい。位相変調型の微小
パターン配列部以外の露光検出用パターン3bは遮光部
となっている。本レチクルを用いる場合の露光光投影合
焦点位置検出器6cを図18に示す。図7と同一番号は
同一物を表わす。本実施例ではシャッタ68を用い、焦
点検出のための検出光がウェハを露光する量を制御する
ためシャッタを設けている。即ち上述したように位相変
調型の微小パターン配列を用いることにより光の利用効
率を高め、また微小配列パターンの検出器CCD660へ
の結像を、このパターンの長手方向をシリンドリカルレ
ンズ675により圧縮することにより、更に光の利用効
率を高くしている。この結果シャッタ68を非常に短時
間開放するだけで検出信号が得られ、ウェハ上のレジス
トを感光させることなく、焦点検出を可能としている。
本実施例でCCD660により得られる信号は図13のご
ときものである。また図17では微小パターン配列31
1,312はそれぞれ2本であるが、更に数を多くし、
低いパターン群321と高いパターン群322を図16
に示すごとき手段により分離し、各パターン群の検出光
を集め、それぞれ1ヶの高感度検出器(例えばフォトマ
ル)で検出すれば、更に短時間で検出することが可能と
なり、レジストへの感光は全く考慮する必要がなくな
る。
【0019】図19は本発明の一実施例である。1はエ
キシマレーザ露光照明系である。エキシマレーザ露光装
置は0.5μm以下のLSI露光に用いられるが、特に
0.3μm以下の線幅で焦点深度は±0.5μmと浅
く、またエキシマレーザ用縮小レンズの屈折率の温度依
存性が大きいため、1ウェハを露光する間でも露光をエ
ネルギーの変化による焦点位置の変動は大きな問題とな
る。従って本発明の目的を達成することが益々重要とな
る。エキシマレーザを半導体露光装置の光源に用いよう
とすると、レーザの指向性,干渉性のため、レーザ出射
ビームの拡大照射しただけでは良好なパターンが露光で
きない。本発明者等が出願した特開昭62−23192
4号公報にも示されているように、エキシマレーザのパ
ルス発生ごとに光の指向性を変化させ数十パルスを用い
レチクルに照明することにより、ウェハ上の1チップを
露光する形が取られる。図19の露光照明系1もこのよ
うな複数パルスを用いパルスごとに照明指向性を変化さ
せるものである。この照明光は図1のレチクル上の回路
パターン21とスクライブエリアを照明している。即ち
スクライブエリア22内の露光検出用パターン3も回路
パターン21と同時に照明されている。従ってこの照明
光130は回路パターンの照明光10A,11Bと同時
にパルス発光ごとに図2や図3や図17の露光検出用パ
ターン3,3bを照射する。露光検出用パターン3,3
b上の微小パターン配列31や311,312の0次透
過光はそのまま縮小レンズの瞳41を通過する。1次回
折光は瞳を通過できず、従ってウェハには微小パターン
の配列方向の微細構造が知られた微小パターン配列方向
に細長い棒状パターンが結像される。この結像光がウェ
ハで反射し、再びレチクル上の微小パターン配列を下方
より照射すると、レチクルとウェハが合焦状態であれば
最も強い一次回折光30′が合焦点検出器6dに向う。
即ち、本実施例では合焦点検出を行うための特別な照明
系は不要であり、露光照明系の光を用いればよい。図2
0は本実施例の合焦点検出器6dの構成を示している。
照明系が不要なため、レンズ64で検出光30aのX方
向パターンをCCD660に結像し、Xと直角な方向には
検出光を有効に使うためシリンドリカルレンズにより光
検出器66a上に集光している。光検出器66aをCC
Dとし結像タイプで検出してもよいし、光を集光し光量
全体或いは部分を検出してもよい。
【0020】図19に示すエキシマレーザ縮小露光装置
に本発明を適用した場合の装置の動作について図21の
(A)〜(F)を用いて説明する。(A)に示すエキシ
マレーザのパルス発光信号SEXPに伴い発光した結果、
(B)に示すCCD660に検出された信号ICCD((B)
のICCDは図13のごとき1次元信号が得られるタイミ
ング信号)はパルスの発光回数N個の一次元信号を与え
る。N回の発光が終ったら、(C)に示すタイミングで
各絵素ごとのN個の信号の和IΣ1(一次元信号)が求
められる。即ちIΣ1は1つのチップを露光する間に発
光されるエキシマレーザのパルス光全体によって得られ
る検出光を表わしており、これが最終的に焦点合せをす
るために用いられる。例えば前述の図13の検出波形と
なる。この1次元信号を用いて合焦点制御を行うが、微
小パターン配列は図2,図3,図17に示した各パター
ンを用いることが可能であることは明らかである。エキ
シマレーザ露光の場合には露光光が焦点検出のための検
出光となっているため、焦点検出した結果はそれ以降の
パルス露光に生かすしかない。その一つの方法は1つの
チップを例えば100パルスで露光するならば、初めの
例えば10パルスで焦点検出信号を求めてしまい、残り
の90パルスは求めた焦点検出信号により、制御された
焦点位置で露光するようにしてもかなりの効果が得られ
るが、図21では1チップを露光するための全パルス光
で焦点位置を検出し、その結果を次のチップ露光の焦点
合せに用いるようにしている。この方法で正確な合焦点
合せを実行するには、ステップアンドレピートでウェハ
ステージを移動した時、ウェハ上のレジスト表面が縮小
レンズの先端に対し、高さと傾きが再現性良く一定の位
置関係に再現されなければならない。このため図19の
実施例に示すように、レーザ光の干渉を用いた傾き及び
高さ検出器8を用いている(特願平02−64155号
に記載されている。即ち、図21で説明して来たよう
に、露光光を用いて露光しながら焦点位置を検出し、露
光が終了(t=tIN)したらウェハステージをステップ
移動し(t=tIN+δ)ながら次の露光のための焦点位
置を求め(t=tIN+Δ)ステップ移動が終ったら(t
=t21Δ3)、傾きおよび高さ検出器8により傾きと
高さを検出(t=t21−Δ4)し、これらの結果を図1
9の制御回路7cで計算し、次のパルス露光開始(t=
t21)までにウェハステージ51を制御し、ベストフォ
ーカス位置に設定しておく。このようにすれば、パルス
発光のたびに照明の指向特性を変化させ、複数パルス全
体を用い1チップを高解像に露光するエキシマレーザス
テッパの場合でも正しい焦点位置検出・制御が可能とな
る。また装置構成も、焦点検出のための照明系を必要と
しないなど、効果は非常に大きい。図19の実施例では
焦点検出用の微細パターン配列3(3b)が回路パター
ン露光光と同一の照明となっているため、ウェハ上に形
成される0次光による棒状パターンは回路パターン部に
比べ若干弱い照度となる(±1次回折光は瞳に入らない
ため)。そこで中途半端な露光がされているため不都合
が生じる場合には、この部分を過露光するための手段を
用いてもよい。また図19,図20に示すように合焦点
検出器6dを図示した方向に移動し、次の露光工程のレ
チクルの微小パターン配列をこの移動に対応した隣りの
場所に記録しておいてもよい。このようにすれば合焦検
出のためにレチクルのパターンを投影するウェハ面は平
坦な部分にすることができ、安定で正確な合焦検出が可
能となる。
【0021】なお図19の実施例ではエキシマレーザ露
光について説明したが図19のように回路パターン露光
光で合焦点検出することはエキシマレーザ以外の水銀ラ
ンプやその他の光源を露光光とする場合でも効果が大き
いことは上記の説明から明らかである。
【0022】図22は微小パターン配列3のパターンの
一実施例である。レチクル上に描画するパターンとして
このように何種類かの線幅のパターンを記録しておき、
最も高感度のパターン列を用いるようにすればよい。こ
の選択を行うには光検出器としてCCDのような像検出
タイプを用いてもよいし、各パターン列ごとに検出光を
合計する(例えば2つの場合は図16のような分離用プ
リズム671を用いる)方法を用いてもよい。このよう
にして得られる合焦信号は既に説明したごとく図23や
図24のようになる。図23,図24の合焦信号I3101
〜I3105は図22の微小パターン配列の3101〜31
05に対応しており、図23の信号の場合にはI3101
用いればよく、図24の信号の場合にはI3103を用いれ
ばよい。
【0023】なお上記実施例では焦点検出系は1個であ
るが、露光フィールド周辺の2ヶ所以上を検出すれば更
に高精度に焦点合せができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、0.5μm線幅以下の
LSI等微細パターンの投影露光において、露光履歴や
環境変化に対して焦点位置が微妙に変動しても露光ごと
に或いは短期間周期で合焦位置を正確に検出することが
できるようになり、その結果、ウェハ面の凹凸等に対応
する制御を含め、所望の焦点深度内に制御することが可
能となり、0.5μm線幅以下のLSI等の製品歩留り
の高い生産を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投影式露光装置の第1の実施例を示す
構成図である。
【図2】原画上の微小パターン配列を示す図である。
【図3】原画上の微小パターンの第1の例を示す図であ
る。
【図4】ウェハ上を示す図である。
【図5】原画上の微小パターンの第2の例を示す図であ
る。
【図6】本発明の投影式露光装置の第2の実施例を示す
構成図である。
【図7】本発明に係る合焦点位置検出器の第1の実施例
を示す図である。
【図8】合焦点位置検出で得られる検出信号を示す図で
ある。
【図9】本発明に係る合焦点位置検出器の第2の実施例
を示す図である。
【図10】原画上の微小パターンの第3の例を示す図で
ある。
【図11】本発明の投影式露光装置の第3の実施例を示
す構成図である。
【図12】レチクル断面と像位置との説明図である。
【図13】CCDからの検出信号波形を示す図である。
【図14】制御回路の処理フローを示す図である。
【図15】デフォーカスにおけるCCD検出出力を示す
図である。
【図16】本発明に係る合焦点位置検出器の第3の実施
例を示す図である。
【図17】原画上の微小パターンの第3の例を示す図で
ある。
【図18】本発明に係る合焦点位置検出器の第4の実施
例を示す図である。
【図19】本発明の投影式露光装置の第4の実施例を示
す構成図である。
【図20】本発明に係る合焦点検出器の第5の実施例を
示す図である。
【図21】図19の実施例の駆動タイミングを示す図で
ある。
【図22】原画上の微小パターンの第4の例を示す図で
ある。
【図23】CCDからの検出出力を示す図である。
【図24】CCDからの検出出力を示す図である。
【符号の説明】
1…露光照明系、 2…レチクル、 3…露光検出用パターン部、 4…縮小レンズ、 5…ウェハ、 6…合焦点検出器、 7…制御回路。
フロントページの続き (72)発明者 相場 良彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−137421(JP,A) 特開 昭60−168112(JP,A) 特開 昭61−13622(JP,A) 実開 昭63−55430(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/20 521

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスクもしくはレチクル上に描画されたパ
    ターンに露光照明光を照射し、マスクもしくはレチクル
    を透過した前記露光照明光を投影光学系により被露光物
    体上に投影して前記マスクもしくはレチクル上に描画さ
    れたパターンを前記被露光物体上に投影結像する投影式
    露光方法であって、前記露光照明光と同一もしくはほぼ
    同一波長の検出光を前記マスクもしくはレチクル上に形
    成されたパターンに照射し、該照射して前記パターンに
    より発生する回折光のうちの0次光を除いて前記投影光
    学系を通して被露光物体上に投影し、該投影による前記
    被露光物体からの反射光を前記投影光学系を通して前記
    マスクもしくはレチクルに入射させ、該入射して前記マ
    スクもしくはレチクルを透過もしくは反射した前記検出
    光を検出し、該検出した検出光に基づいて前記マスクも
    しくはレチクルと前記被露光物体との間の光学的な結像
    関係を調整することを特徴とする投影式露光方法。
  2. 【請求項2】 前記検出光を検出することにより得られた
    前記マスクもしくはレチクルと前記被露光物体との間の
    光学的な結像関係を前記被露光物体上の現在位置以降の
    露光位置への露光に用いることを特徴とする請求項1記
    載の投影式露光方法。
  3. 【請求項3】 前記露光照明光はパルスレーザであること
    を特徴とする請求項1記載の投影式露光方法。
  4. 【請求項4】 被露光基板の小領域ごとにマスク又はレチ
    クル上に描画されたパターンを投影光学系を介して順次
    投影露光することにより前記被露光基板の全面を露光す
    るステップアンドリピート方式の露光方法であって、前
    記被露光基板が露光位置にある状態で前記マスク又はレ
    チクル上に形成されたパターンで回折した光のうち0次
    光を除いた回折光による像を前記被露光基板上へ投影
    し、該投影により前記被露光基板から反射して前記投影
    光学系を透過した光を検出し、該検出した結果に基づい
    て前記被露光基板と前記マスク又はレチクルとの前記投
    影光学系の光軸方向の相対的な位置を調整することを特
    徴とする投影式露光方法。
  5. 【請求項5】 前記マスク又はレチクル上に形成されたパ
    ターンの像の前記被露光基板上への投影を、前記小領域
    ごとにマスク又はレチクル上に描画されたパターンを投
    影光学系を介して順次投影露光する露光光と同じかほぼ
    同じ波長の光であることを特徴とする請求項4記載の投
    影式露光方法。
  6. 【請求項6】 前記露光光が、パルスレーザであることを
    特徴とする請求項5記載の投影式露光方法。
  7. 【請求項7】 前記被露光基板と前記マスク又はレチクル
    との前記投影光学系の光軸方向の相対的な位置を調整す
    るのに用いる前記マスク又はレチクル上に形成されたパ
    ターンが、前記被露光基板の小領域ごとに投影光学系を
    介して順次投影露光するマスク又はレチクル上に描画さ
    れたパターンとは別に設けられたパターンであることを
    特徴とする請求項4記載の投影式露光方法。
  8. 【請求項8】 前記被露光基板と前記マスク又はレチクル
    との前記投影光学系の光軸方向の相対的な位置を調整す
    るのに用いる前記マスク又はレチクル上に形成されたパ
    ターンの像を、前記順次投影露光する前記被露光基板上
    の小領域の間に投影することを特徴とする請求項4記載
    の投影式露光方法。
  9. 【請求項9】 前記検出した結果に基づいて前記被露光基
    板と前記マスク又はレチクルとの前記投影光学系の光軸
    方向の相対的な位置を調整した後に、前記被露光基板の
    小領域ごとにマスク又はレチクル上に描画されたパター
    ンを投影光学系を介して順次投影露光することを特徴と
    する請求項4記載の投影式露光方法。
  10. 【請求項10】マスクもしくはレチクル上に描画された
    パターンに露光照明光を照射し、マスクもしくはレチク
    ルを透過した前記露光照明光を投影光学系により被露光
    物体上に投影して前記マスクもしくはレチクル上に描画
    されたパターンを前記被露光物体上に投影結像する投影
    式露光方法であって、光を前記マスクもしくはレチクル
    上に形成された微細な繰り返しパターンに照射し、該照
    射により前記微細な繰り返しパターンで発生した回折光
    のうち0次光を除いた回折光を前記投影光学系を通過さ
    せることにより形成した光パターンを被露光物体上に投
    影し、該投影により前記被露光物体で反射した反射光を
    前記投影光学系を通して前記マスクもしくはレチクルに
    入射させ、該入射して前記マスクもしくはレチクルを透
    過もしくは反射した前記反射光を検出し、該検出した反
    射光の情報に基づいて前記マスクもしくはレチクルと前
    記被露光物体との間の前記投影光学系の光軸方向の相対
    的な位置を調整することを特徴とする投影式露光方法。
  11. 【請求項11】 前記露光照明光が、エキシマレーザ光で
    あり、該エキシマレーザ光により前記マスクもしくはレ
    チクル上に描画されたパターンを前記被露光物体上に
    0.5μm以下の線幅のパターンとして投影結像するこ
    とを特徴とする請求項10記載の投影式露光方法。
  12. 【請求項12】前記レチクル上に形成された微細な繰り
    返しパターンに照射する光が、前記露光照明光と同一も
    しくはほぼ同一波長の光であることを特徴とする請求項
    10記載の投影式露光方法。
  13. 【請求項13】 露光照明光源と、該露光照明光源から発
    射した露光光をパターンを描画したマスク又はレチクル
    に照射する露光照明系と、前記マスク又はレチクルに照
    射された前記露光光を被露光基板上に投影する投影光学
    系と、前記被露光基板を保持するステージと、該ステー
    ジを前記投影光学系の光軸方向に微動せしめる微動機構
    とを少なくとも備えた投影露光装置であって、前記マス
    ク又はレチクルに形成された微細パターンに前記露光光
    と同一もしくはほぼ同一の波長のを照射して発生させ
    た回折光のうち0次回折光を除いた回折光を前記投影光
    学系を透過させて被露光物体上に光パターンとして投影
    する投影手段と、該投影手段により前記被露光物体上に
    投影された光パターンの反射光で前記投影光学系を透過
    して前記マスク又はレチクルに形成された微細パターン
    に入射して回折したを検出する検出手段と、該検出手
    段で前記回折した光を検出して得た信号に基づいて前記
    微動機構を駆動制御する制御回路とを更に備えたことを
    特徴とする投影式露光装置。
  14. 【請求項14】 前記露光照明光源はパルスレーザである
    ことを特徴とする請求項13記載の投影式露光装置。
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