JP3023954U - 磁性体を有するヘッドバンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガウス数の高い磁性体を備えた端子を弾性線
杆に取り付けた、健康器具としての磁性体を有するヘッ
ドバンドの提供する。 【解決手段】 Ｃ型リング状に湾曲した弾性線杆２の両
端には端子５を螺着してなり、該弾性線杆２の中間には
複数の中間端子９を挿摺着してなり、各端子５，９は鉄
製からなり内部に磁性体８，１４を備えた磁性体を有す
るヘッドバンド１である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ヘァ−バンド・カチュ−シャ等とも呼ばれているヘツドバンドに、 磁性体を備えた健康器具兼用の磁性体を有するヘッドバンドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

磁性体を有するブレスレットは、手首を強化する効果が既に立証されており、 野球選手の間でも愛用されている。同様に磁性体は、頭皮に当れば毛根を刺激し て活性化する効果があるが、未だ実用化されていない。

【０００３】 また、ヘァ−バンド・カチュ−シャ等とも呼ばれているヘッドバンドは、髪の 乱れ防止に、鉢巻がわりに、また装身具用として広く使用されている。これに磁 性体を取り付けた先行技術としての、実開平６−２１５０２号は額部分用であり 、実開平２−１１６４６２号は位置の固定されたものであり、両技術とも磁石を 利用したものに過ぎななかった。

【０００４】 しかし、疲労回復用のほか育毛促進用の目的を兼用させるためには、額部分だ けでなく、頭の頂部にも又所望の場所にも、移動して作用させ得るものでなけれ ばならない。そして、磁石では刺激効果が低く、ガウス数の高い磁気を注入した 磁性体であることが好ましい。

【０００５】 そのため、磁性体を有する端子は重い鉄製のものが必要であるが、一方フレ− ムの線杆は弾性体の軽いものが望まれるため、実用化が困難となっていた。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

叙上の事情に鑑み、本考案は、ガウス数の高い磁気を注入した磁性体を有する 端子を弾性線杆に取り付けた、健康器具としての磁性体を有するヘッドバンドの 提供を目的とするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

そのため、本考案は、Ｃ型リング状に湾曲した弾性線杆の両端には端子を螺着 してなり、該弾性線杆の中間には複数の中間端子を挿摺着してなり、各端子は鉄 製からなり内部に磁性体を備えた磁性体を有するヘッドバンドにして、上記の課 題を解決した。

【０００８】

【考案の実施の態様】

次に本考案の磁性体を有するヘッドバンドの一実施例を、以下、図面に基づい て詳細に説明する。図１は本考案の磁性体を有するヘツドバンドの一実施例を示 す斜視図であり、図２は本考案の磁性体を有するヘッドバンドに使用されている 端子の一実施例を示す斜視図であり、図３は本考案の磁性体を有するヘッドバン ドに使用されている中間端子の一実施例を示す斜視図である。

【０００９】 本考案の磁性体を有するヘッドバンド１は、フレ−ムとなる線杆２を備え、線 杆２は軽くて安価な弾性素材の真鍮製からなっている。この弾性線杆２は、全体 がＣ型リング状に湾曲した形状のものからなっている。しかし両端近辺３，３で は、眼鏡の縁のように前方へ若干曲げて、装着時の安定を良くしている。この弾 性線杆２の表面は、黄金状鍍金４ａを施して、ゴ−ジャスな仕上がりのものにし ている。なお黄金状鍍金は、アレルギ−障害を発生させない皮膚にやさしいもの に配慮した。

【００１０】 図２に示すように、弾性線杆２の両端には、円筒体からなる鉄製の端子５，５ を螺着しているので、端子５，５は螺子を緩めると回動自在にすることができる 。この端子５，５の円筒体の外平面はア−ルを取った凸円弧状にしているが、内 平面の方は真直な平面部６，６を設けて、当たりやすい当接面を構成している。

【００１１】 平面部６，６の中央には、貫通しない約３ｍｍ径の小穴７，７を穿設しており 、両端子５，５も同様に黄金状鍍金４ｂの仕上げにしている。そして小穴７，７ 内に、各々１１００ガウスの強力な磁性体８，８を設けている。磁性体は種々の フェライトの粉末が使用できるが、例えば、コバルト等の磁性体粉末が使用され る。これに接着成分、例えば粘着性樹脂を混合して固形体として小穴７，７内に 充填する。

【００１２】 次に弾性線杆２の中間には、一端の端子５を螺着前に、幾つかの球体からなる 鉄製の中間端子を、本実施例の場合は２個の中間端子９，９を挿摺着している。 本考案でいう挿摺着とは、中間端子９，９には、弾性線杆２に挿入して摺動させ るための貫通穴１０，１０が設けられると共に、小ビス１１，１１が付設されて いるので、挿入した中間端子９，９は所望の位置まで摺らして固定できるからで ある。

【００１３】 中間端子９，９も一端に、貫通穴１０，１０と平行な平面部１２，１２を設け て、当たりやすい当接面を構成している。この平面部１２，１２の中央には、貫 通しない１ｍｍ径の小穴１３，１３を穿設しており、中間端子９，９も同様に黄 金状鍍金４ｃの仕上げにしている。そして小穴１３，１３内に、各々６００ガウ スの強力な磁性体１４を充填している。磁性体は種々のフェライトの粉末が使用 でき、小穴７，７内に充填する磁性体のように、コバルト等に金メッキをした磁 性体粉末が使用してもよい。これに接着成分である例えば粘着性樹脂を混合して 固形体に形成し、小穴１３，１３内に充填する。

【００１４】 なお、本考案の磁性体を有するヘッドバンドは、実施例の形状や材質に限定さ れるものでない。例えば、弾性線杆２を何本か組み合わした形状にしたり、形状 記憶合金やチタンや銅等の材質を使用することもできるものである。

【００１５】 以上の構成からなる本考案の磁性体を有するヘッドバンド１は、端子５，５の 螺子を緩めて平面部６，６を「こめかみ部」等のツボ部に当接し、中間端子９， ９は所望の位置に摺らし平面部１２，１２が「頭皮部」等に当接するよう内側に 向けて小ビス１１，１１で固定して使用する。

【００１６】

【考案の効果】

本考案の磁気入りヘッドバンドは、毛根を刺激して血行を良くするため、育毛 の予防と治療に効果がある。

【００１７】 本考案の磁気入りヘッドバンドは、髪の毛に限らず、肩こりの治療にも利用す ることができる。

【００１８】 本考案の磁気入りヘッドバンドは、装身具に治療具を付与した軽量・安価にし て高級のある、有用且つ実用的な健康器具である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の磁気入りヘッドバンドの一実施例を示
す斜視図である。

【図２】本考案の磁気入りヘッドバンドに使用されてい
る両端端子の一実施例を示す斜視面図である。

【図３】本考案の磁気入りヘッドバンドに使用されてい
る中間端子の一実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 磁気入りヘッドバンド ２ 弾性線杆 ４ａ 黄金状鍍金 ４ｂ 黄金状鍍金 ４ｃ 黄金状鍍金 ５ 端子 ６ 平面部 ７ 磁性体充填用小穴 ８ 磁性体 ９ 中間端子 １０ 貫通穴 １１ 摺着小ビス １２ 平面部 １３ 磁性体充填用小穴 １４ 磁性体

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 Ｃ型リング状に湾曲した弾性線杆の両端
   には端子を螺着してなり、該弾性線杆の中間には複数の
   中間端子を挿摺着してなり、各端子は鉄製からなり内部
   に磁性体を備えたことを特徴とする磁性体を有するヘッ
   ドバンド。
2. 【請求項２】 弾性線杆を真鍮製にしたことを特徴とす
   る請求項１記載の磁性体を有するヘッドバンド。
3. 【請求項３】 端子が球あるいは円筒体に平面部を設け
   たものからなり、該平面部に磁性体を備えた当接面とし
   たことを特徴とする請求項１記載の磁性体を有するヘツ
   ドバンド。
4. 【請求項４】 磁性体を有するヘッドバンドが、黄金状
   鍍金をしたことを特徴とする請求項１記載の磁性体を有
   するヘッドバンド。