JP3023843U - エアバッグインフレータハウジング - Google Patents

エアバッグインフレータハウジング

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エイチ.フルマー ブライアン
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ダブリュ.スミス ブラッドリー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な部材を用いて迅速且つ容易に組立るこ
とが出来るようにエアバッグインフレータ用ハウジング
を改良すること。 【解決手段】 頂、底端壁(110;106)とその間
に延在する管状の内、外側壁(120;112)を有
し、内側壁内に点火管(126)と点火強化材(12
8)が収容される部室が規定され、内、外側壁の間にガ
ス発生剤とフイルタが収容される環状部室が規定される
ハウジングにおいて、内、外側壁(120;112)の
1方と頂、底端壁(110;106)の1方がクリンプ
加工により継合されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はクリンプ加工による圧着継ぎ目のあるハウジング或いはキャニスタを 有するエアバッグインフレータ、特にそのハウジングに関する。本考案のユニー クなハウジング或いはキャニスタの構造を有するエアバッグインフレータは1対 の内、外側壁の少なくとも1方と1対の対向端壁の少なくとも1方との間に、側 壁と端壁を継合せるために少なくとも1対の同心的に配位したクリンプ加工によ る圧着継ぎ目を採用する。
【0002】
【従来の技術】
米国特許第4,116,466号は1対の対向するハウジングセクション間に 螺結継ぎ目を採間している。米国特許第4,131,299号は対向するハウジ ング壁部分間の螺結による相互連結を有するハウジング中央イグニッション部室 のための螺結蓋キャップを利用したガス発生器を開示している。米国特許第4, 370,930号は端末キャップを中空キャニスタの1端に継合するために巻き 形状にクリンプ加工されたエッジを有する、斯ゝる推進燃料コンテナ用端末キャ ップを開示している。米国特許第4,530,516号はスチール製の中空中央 リング部材とスタンプ加工された圧力抑制要素を保持するための保留用リングと を有する軽量化されたエアバッグインフレータハウジングを開示している。米国 特許第4,734,265号はイグニッションプラグがハウジング壁セクション のクリンプ加工により圧着した或いはプレスフィット(干渉嵌合)した局部によ って保持されている、安全ベルト締付け装置用のジェネレータを開示している。 米国特許第5,139,280号は摩擦溶接(フリクションウエルド)で一体化 されたカバーとベースを含む火工式冷ガス発生器を開示している。米国特許第5 ,275,431号は支持板がインフレータキャニスタを所定個所に固定するた めにインフレータキャニスタの要素にクリンプ加工により圧着されたリテーナを 具備しているエアバッグインフレータ組立品を開示している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は新規な改良エアバッグインフレータ、具体的にはエアバッグイ ンフレータ用の新規な改良された低コストのハウジングを提供することにある。 本考案の具体的な目的はインフレータハウジングを閉じる最終の組立が完了した ときに溶接作業ではなく、むしろ二次的金属加工作業を利用するエアバッグイン フレータハウジングを提供することにある。本考案の別の目的はインフレータハ ウジングの基本部品を作るのに必要な成形作業を簡単にし、相対的に高価につく 金属鍛造を排除するためにクリンプ加工フランジを利用した新規な改良エアバッ グインフレータハウジングを提供することにある。
【0004】 本考案の更に別の目的は、溶接による継合作業が利用されるものであり、そし て多くの要素がメタルシートで作られ、しかも部品間を連結するためのフランジ 付き連結手段が形成されていて、強度面で妥協することなくコストを低減するこ とが出来る、新規な改良されたエアバッグインフレータハウジングを提供するこ とにある。
【0005】 本考案の更に別の目的は、イニシエータと二次イグニッションシステムを収容 するように機能すると共に、コンテナ全体の外包体のために構造的に強化する包 囲機構として二次的に機能する機械工作された或いは鍛造された構造の中央タイ エレメントを利用する新規な改良されたエアバッグインフレータハウジングを提 供することにある。
【0006】 本考案の別の目的はインフレータハウジングの壁構造に一体的に組込まれた点 火管を有する新規な改良された自動エアバッグインフレータを提供することにあ る。更に具体的にいえば、本考案の目的は点火管とイグニッションブースタを近 接配置で以って収容し、それにより点火遅れを低減させる内側壁を採用する設計 の新規な改良されたエアバッグインフレータハウジングを提供することにある。
【0007】 本考案の更に別の目的はハウジングの側壁と端壁間のクリンプ加工継ぎ目を利 用した新規な改良されたインフレータハウジングを提供することにある。
【0008】 本考案の更に別の目的は1対の側壁のみを有し、当該側壁と端壁の間のクリン プ加工継ぎ目を利用し、それにより中央のイグニッション部室とそれを囲む燃焼 /ロ過部室を規定している斯ゝる新規な改良されたエアバッグインフレータハウ ジングを提供することにある。
【0009】 本考案の別の目的はハウジング端壁と側壁の間にクリンプ加工継ぎ目を有し、 そして燃焼中にフイルタがガス噴き漏れを防止し且つ外部汚染物に対する気密シ ールを提供するための圧縮可能なシールリングを利用している新規な改良された エアバッグインフレータハウジングを提供することにある。
【0010】 本考案の更に別の目的は必要な気密シールの数を最小限度に抑え、そして内、 外側壁と対向端壁との間で加圧クリンプ加工継ぎ目を利用する新規な改良された エアバッグインフレータハウジングを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、エアバッグインフレータ用のデイフューザハウジングは同心 配置の内、外側壁と1対の対向端壁とを含み、これらの壁が継合により固形ガス 発生剤とそれを点火するためのイグニッションシステムを収容するためのシール された包囲体を構成している。内側壁は点火管(イグニッションスクイブ)と点 火強化材を収容する中央イグニッション部室を構成し、そしてガス発生剤とフイ ルタを保持するためにイグニッション部室の周りに形成された燃焼材とフイルタ の複合体を収容する部室に連通した複数のイグニッションポートを有している。 外側壁はインフレータハウジングで発生したガスで関連したエアバッグを急激に 膨張させるようにガスを指向させるためのガス放出用の複数のデイフューザポー トを有している。内、外側壁は端壁の少なくとも1つにクリンプ加工継ぎ目によ って継合し、ハウジングを密封状に閉じる。これはハウジングを比較的低コスト のメタルチューブ、シート材及びプレート材で作ることを可能にし、しかもイン フレータと内部要素の迅速且つ容易な組立を可能にする。
【0012】
【実施例】
図1には、本考案の構成に従って作られた、作動するとエアバッグを急激に膨 張させる全体的に参照番号100で指定した新規且つ改良エアバッグインフレー タが示されている。インフレータ100はアルミやスチールのシール或いは板材 等で作られたハウジング、即ちキャニスタ102を含む。このハウジングは上位 にある逆カップ形デイフューザカバー104及び中央開孔107を有する概して 環状の下位にある基壁106を含み、両者が接合して気密包囲体、即ちハウジン グを形成し、その内部には急激に燃焼してインフレータ100に通じているエア バッグを展開するに必要な量の膨張ガスを提供するペレットやウェハの形状の特 定量の固形ガス発生剤108を収容することになる、斯ゝる構成のものである。
【0013】 デイフューザカバー(蓋体)104は円形の頂壁110及びこれと一体成形さ れて垂れ下がった円筒形の外側壁112を含み、この外側壁はこれに固定された 半径外方に延在する取付けフランジ114を有し、このフランジによってインフ レータ100を動力車(自動車等)のステアリングホイールハブ構成体に取付け るようにしている。
【0014】 円筒外壁112と円形頂壁110はアルミやスチールのシートをスピン加工或 いは深絞り加工することにより成形される。外側壁112はその周囲に配置され たガス放出ポート116を具備し、これらによってハウジング102内で発生し たガスを半径方向に延在する矢印Aで示すように配向させて外出させ、エアバッ グ(図示省略)に供給するようになっている。
【0015】 本考案によれば、インフレータ100は外側壁112と共軸的に整合している 中央配位の円筒形内側壁120を更に含む。この内側壁120は環状の溶接材1 22によって頂壁110の内面に接合された上端を有し、この溶接材はスピンタ イプの慣性溶接操作或いはその他の接着方法によって形成され得る。内側壁12 0は中央配位のイグニッション部室124を構成し、この内部にはイグニッショ ン点火管(スクイブ)126と、当部室の上端に配位させたイグナイタカップ( 点火装置カップ)129に収容した点火強化材の仕込み量128とが収容される 。点火管126は電気的に起動されるもので、自動車の電気起動システムに接続 させるための1対の電気端子126aを含む。
【0016】 内側壁120はイグニッション部室124とこれを囲み燃焼剤・フイルタ組合 物を収容した外側の環状部室132との間を直接に連通させるための複数のイグ ニッションポート130を有するように形成される。ガス発生剤108は全体と して環状集合体(アニュラマス)になるように配置され、外側壁112の内面に 隣接状に配置された環状フイルタ134によって取り巻かれている。イグニッシ ョン部室壁のポート130は点火管126と点火強化材128とから生じた熱燃 焼生成物を矢印Bで示すようにガス発生剤ペレットの環内へ指向させる。
【0017】 多種多様な環状フイルタ134を利用することが出来るが、一般的にはこの種 フイルタはハウジング102内で発生した熱燃焼生成物を受け入れるために大面 積の円筒形内面と、デイフューザ放出ポート116と対面する外面とを有してい る。デイフューザポート116はシール用のアルミホイル接着テープ136によ って、インフレータの寿命のある間にインフレータの作動する前に外部汚染物の 侵入を封止られる。この接着テープはインフレータ100が関係するエアバッグ をガスで充満させるように作動する事態が起きたときに、ガス圧力によって直ち に破裂させられるものである。フイルタ134の上、下の環状端面は頂壁110 の下面と基壁106の上面に対し、両面の周りにおける熱ガスの噴き漏れ(ブロ ーバイ)を阻止するために、1対の環状のシール用リングガスケット138,1 40によって夫々封止られている。シール用リングガスケット138,140は フイルタ134の利用出来る断面内にガス流をデイフューザ壁ポート116に到 達するまで収容させることにより良好なロ過(フイルタ)作用を発揮する。
【0018】 本考案の重要な構成によれば、内側円筒壁120の下端部120aはインフレ ータの最終組立に際して環状基板(基壁)106の中央孔107の周りの基壁内 縁部分に折り曲げ圧着(クリンプ加工)されるようになっている。同様に、外側 円筒壁112の下端部分112aは円形基板106の外周縁部分106bに対し かぶさるようなクリンプ加工により圧着され、それにより内部要素の全てが挿置 された後にキャニスタ102の気密封止或いは閉鎖を完成するようになっている 。基板外周縁部分106bに対する外側壁下端部分112aの折り曲げ圧着加工 、即ちクリンプ加工はフイルタ134の上、下端面上のリングシール138,1 40を圧縮し、ガスの噴き漏れに対し積極的なシール作用をもたらす。
【0019】 金属製のアダプタプラグ142は電気的に起動される点火管(スクイブ)12 6を保持し、プラグは所定位置に着座して、点火室(イグニッション部室)12 4の下端を閉じる。点火管126は図1において矢印Cの方向に実線で示すよう に点火管126の上面にアダプタ142の上位開端部分142aを折り曲げによ り圧着させること、即ちクリンピングによりアダプタ142に固定させられる。 アダプタ142の本体は半径外方へ延在する下端フランジ142bを有する。こ のフランジ142bはアダプタ142が中央イグニッション室124の下端部分 に挿入されたときに内側壁120の折り曲げ加工部分(クリンプ加工部分)12 0aに当接する。アダプタ142はその下端にワッシャ様の取付け板144を具 備しており、この取付け板が環状溶接材146によっり基板106に固定される ことにより包囲体、即ちデイフューザハウジング102の最終組立を完了する。 弾性材料製の気密シール用弾性リング或いはガスケット148はアダプタフラン ジ142bの外位部分及びこれに直面する内側壁120のクリンプ加工された下 端部分120aと、基板106の表面との間に配置される。 内側壁120の下端部分120aを基板106の中央孔107の周りのエッジ 内周縁部分106aに対し折り曲げ圧着(クリンプ加工)し、そして外側壁11 2の下端部分を基板106の外周縁部分106bに対し折り曲げ圧着するクリン プ加工法の採用はエアバッグインフレータ100の迅速な組立を容易にし、且つ 相対的に高価な鋳造或いは鍛造構造に代って相対的に安価なアルミやスチールの シート材の使用を許容する。内、外側壁120,112を夫々基板(基壁)10 6に継合せるために使用するクリンプ加工(折り曲げ圧着加工)の作業により、 フイルタ134に作用する噴き漏れ防止シール138,140が積極的に圧縮さ れる。
【0020】 図2は、本考案の構成に従って作られた、エアバッグを急激に膨張させるため の新規且つ改良エアバッグインフレータの別の実施例を示しており、図示のイン フレータは全体的に参照番号200によって指定されている。インフレータ20 0はアルミやスチールのシート材や板材等で作られたハウジング、即ちキャニス タ202を含む。このハウジング202は逆向きカップ形状の上位デイユーザカ バー(蓋体)204と、中央開孔207を有する概して円形の下位環状基板20 6とを有し、両部材が継合してペレットやウエハの形態になる特定量の固形ガス 発生剤208を収容するための気密封止包囲体、或いはハウジングを構成する。 このガス発生剤208は迅速に燃焼して、インフレータ200と連通しているエ アバッグを展開させるために必要な容量の膨張ガスを提供する。デイフューザカ バー204は円形頂壁210と、これに一体成形されている垂れ下った円筒形の 外側壁212とを含む。この外側壁212はこれに固定された半径外方に延在す る取付け用フランジ214を有しており、このフランジによりインフレータ20 0を自動車のステアリングホイールハブ構成体(アッセンブリ)に取付けるよう になっている。
【0021】 円筒形外側壁212と円形頂壁210は鍛造によって成形され得る。外側壁2 12はハウジング202内で発生したガスを半径方向に延在する矢印Aによって 示すように外出させてエアバッグ(図示省略)に入るように指向させるための複 数個のガス放出ポート216を具備している。
【0022】 本考案によれば、インフレータ200は更に外側壁212と共軸的に整合する ように一体成形された中央配位の円筒形内側壁220を含む。内側壁220は鍛 造により一体成形された頂壁210の内面と接合する上端を有している。内側壁 220は点火管(イグニッションスクイブ)226と、点火強化材の仕込み量2 28を収容するための中央配位の円筒形イグニッション部室224を構成してい る。点火強化材の仕込み量228はこの部室224の上端部分に取付けられ且つ その場にスプリングワッシャ231により保持されているカップ229の中に収 容されている。点火管226は電気的に起動されるもので、自動車の電気起動シ ステムに接続させるための1対の付属電気端子226aを含む。内側壁220に はイグニッション部室224と、燃料・フイルタ組合せ物を収容するための外側 から囲む環状部室232との間を直接に連通させる複数のイグニッションポート 230が配設されている。ガス発生剤208は全体として環状集合体(マス)に なるように配置され、且つ外側壁212の内面に隣接状に取付けられた環状フイ ルタ234によって取り巻かれている。イグニッション部室壁ポート230は点 火管226と点火強化材228からの熱燃焼生成物を矢印Bで示すようにガス発 生剤ペレット208に入るように指向させる。
【0023】 多種多様の環状フイルタ234が利用出来るが、一般にこのフイルタはハウジ ング202で発生する熱燃焼生成物を受け入れる大きな面積の円筒形内面とデイ フューザ放出ポート216に対面する外面を有している。デイフューザポート2 16はアルミホイルの接着シールテープ236によって、インフレータ200の 寿命中にそれが作動される前に外部汚染物の侵入に対し封止られる。この接着シ ールテープ236はインフレータ200が作動して関係するエアバッグをガスで 充満させる事態が起きたときに、ガス圧によって迅速に破裂させられる。フイル タ234の上、下の環状端は1対の弾性、環状のシール用リングガスケット23 8,240によって頂壁210の下側と基板(基壁)206の上面に対し夫々シ ールされ、それによりフイルタ234の上、下端の周りで熱ガスが噴き漏れを防 止するようにしている。シール用リングガスケット238,240はガス流をフ イルタ234の利用出来る流れ断面内に、デイフューザ壁ポート216に到達す るまで拘留させることによって良好なロ過(フイルタ)作用を保証する。
【0024】 本考案の重要な構成に従って、円筒形内側壁220の下端部分220aは環状 基板206の中央開孔207の内周縁部分206aに対しかぶさるような折り曲 げ圧着(クリンプ加工)される。インフレータの組立中に、この継合がクリンプ 加工作業で達成される。同様に、円筒形外側壁212の下端部分212aは全て の内部要素が挿入された後に環状基板206の外周縁部分206bに対しクリン プ加工による圧着継合によって、キャニスタ202のシーリング、即ち閉鎖が完 了するように設計されている。基板の外周縁部分206aに対する外側壁の下端 部分212aのクリンプ圧着加工はフイルタ234の上、下端面上のリングシー ル(リングガスケット)238,240を圧縮することになり、この圧縮がガス 噴き漏れに対する積極的封止(シール)作用をもたらす。
【0025】 金属製のアダプタプラグ242は電気起動式点火管226を保持し、プラグは 所定場所に着座してイグニッション部室224の下端を閉じる。点火管226は アダプタプラグ242の所定場所に電気端子226aを下方へ延出させた状態で アダプタプラグと一体的にモールドイン成形される。アダプタプラグ242は中 央のイグニッション部室224の下端部分の所定場所に挿入されたときに、内側 壁220のクリンプ加工された下端部分(セグメント)220aに当接する半径 外方へ延出した下端フランジ242bを有している。アダプタプラグ242は下 端にワッシャ様取付け板244を具備しており、この取付け板が基板206に環 状溶接材246によって固定されることによりデイフューザハウジング202の 組立が完成するようになっている。弾性材製の弾性気密シール用リング或いはガ スケット248はアダプタフランジ242bの外位部分及びそれに対面する内側 壁220におけるクリンプ加工された下端部分220aと、基板206の外面部 分との間に配置される。クリンプ圧着式継合が完成する前にガス発生剤ペレット 208を所定場所に保留するために、環形の肉薄保持カバー249を下位リング シール240と内側壁220の間に挿入してもよい。
【0026】 内側壁220の下端部分220aを基板206の中央孔207の周りの内周縁 部分206aに対しかぶさるような折り曲げ圧着加工(クリンプ加工)し、そし て円筒形の外側壁212の下端部分を基板206の外周縁部分206bに対しク リンプ加工する形成方法の使用により、エアバッグインフレータ200の迅速な 組立が容易になり、そして基板206のためにアルミやスチールの比較的安価な シート材が利用可能となる。内、外側壁220,212を夫々基板206に継合 するために使用されるクリンプ加工作業はフイルタ234の両端面に配置した噴 き漏れ封止シールに積極な、即ち有効な圧縮を与える。
【0027】 図3には、本考案の構成に従って作られた、エアバッグを急激に膨張させるた めの新規且つ改良エアバッグインフレータのもう1つ別の例が示されている。本 例のインフレータは全体的に参照番号300によって指定されている。インフレ ータ300は、逆カップ形の上位デイフューザカバー(蓋体)304と概して円 形の環状基板306とを有し、両者の合体によってペレットやウエハの形式の所 定量の固形ガス発生剤203を収容したシールされた包囲体或いはハウジングを 構成するようにしたアルミやスチール製のハウジング或いはキャニスタ302を 含む。ガス発生剤308は急激に燃焼してインフレータ300に連通しているエ アバッグを展開させるために必要な量の膨張ガスを提供するようにした材料であ る。
【0028】 デイフューザカバー304は中央開孔311を有する円形頂壁310を含む。 この頂壁の外周縁には垂れ下った円筒形の外側壁が一体成形で接続している。こ の外側壁312には半径外方に延在する取付け用フランジ314が、自動車のス テアリングホイールハブ構成体(図示省略)にインフレータ300を取付ける手 段として固設されている。
【0029】 円筒形の外側壁312と円形の環状頂壁310はスピン加工法や深絞り法でア ルミやスチールのシートから成形され得る。外側壁312は複数のガス放出ポー ト316を具備しており、これらのポート316を通じて半径方向に延在してい る矢印Aによって示されるようにハウジング302内で発生したガスを外出させ て、エアバッグ(図示省略)内に指向させるようになっている。
【0030】 本考案によれば、インフレータ300はリベット様鍛造部材325によって規 定された円筒形イグニッション部室324を含む。このリベット様部材325は 円形頂壁327を有し、その外周エッジ(縁)部分327aが頂壁310の上面 上に配位する中央開孔311の周りにある頂壁310の円形エッジ部分311a に対面している。環状シールガスケット329は両エッジ部分327aと311 aの間に配置されて、気密シールを提供する。シールガスケット329の代りに 強度を加えるために、リベット様部材325の頂壁327の外周エッジは頂壁3 10の押し下げられた円周エッジ部分311aに気密シールを構成する環状溶接 材335(点線表示)で溶接しても良い。或いは、レーザ溶接法やショット溶接 法等による環状溶接材335を両エッジ部分311a,327aの間に溶着させ て、ガスケット329の代りに気密シールを提供するようにしてもよい。リベッ ト様部材325はデイフューザカバー(蓋体)304の頂壁310の下側から下 方へ延在する外側壁312と共軸的に整合した内側壁320を頂壁327と一体 成形された部分として具備している。
【0031】 イグニッション部室324はアダプタ342の下端部分にモールドイン成形に より一体化された点火管と、内側壁320の内壁面に形成されたアプセット加工 リング、即ちすえ込み加工(スウェージング)により形成されたリング331に より挿入後に上端部分に位置付けられてその場所に確保されるイグナイタカップ 349の中に入れた点火強化材328の仕込み量とを収容する。点火管は電気的 に起動されるもので、自動車の電気起動システムに接続するための1対の付属端 子326aを含む。
【0032】 内側壁320は複数のイグニッションポート330を有するように形成されて おり、これらのポートはイグニッション部室324とその外側から取り囲む環状 の燃焼材とフイルタの複合体を含有する部室332との間を直に連通させる通路 を規定している。ガス発生剤308は全体として環状集合体になるように配置さ れ、且つ外側壁312の内面に隣接状に取付けられた環状フイルタ334によっ て取り巻かれる。イグニッション部室壁のポート330は点火管326と点火強 化材328からの熱燃焼生成物を環状体のガス発生剤パレット308にインフレ ータ300が作動したときに矢印Bで示すように配向させる。
【0033】 多種多様の環状フイルタ334を利用することが出来る。一般的には、フイル タはハウジング302で発生した熱燃焼生成物を受け入れるために大きな面積を 有する円筒形の導入側内面を有している。フイルタ334の円筒形の外面はデイ フューザ放出ポート316と対面するように配位している。デイフューザポート 316はアルミホイルや金属化したホイルのシール用接着テープによってインフ レータの寿命中にその作動前に外部汚染物の侵入に対しシールされる、即ち封止 られる。このテープはインフレータ300が作動したときにガス圧によって直ち に破裂される。フイルタ334の上、下環状端面は、フイルタ334の上、下端 の周りで熱ガスが噴き漏れるのを防止するために、1対の弾性、環状シール用リ ングガスケット338,340によって頂面310の下側と基板306の上面に 対し夫々シールされる。シール用リング338,340はガス流をデイフューザ 壁ポート316に到達するまでフイルタ334の利用出来る(有効)断面積内に 保留させることによりフイルタに良好なロ過作用を確実に発揮させる。
【0034】 本考案の重要な構成に従って、円筒形の内側壁320の下端部分320aは環 状基板306の中央開孔307の周りのエッジ部分(内周縁部分)306aに対 しかぶさるように折り曲げ圧着加工(クリンプ加工)されるように企図されてい る。頂壁310と基板306の夫々の中央開孔311と307は共軸的に整合し ており、且つ両開孔を貫通するリベット様鍛造部材325の内側壁320を収容 するために直径が等しいものである。シールガスケット339は内側壁320の 下端部分320aと中央開孔307の周りの基板306のエッジ部分306aと の間に配設され得る。ガスケット339の代りに溶接材333,335に似た環 状溶接材を利用して、エッジ部分306a,320aの間に気密シールを提供す るようにすることも出来る。インフレータ300の組立中に、エッジ部分306 a,320aの間の継合はクリンプ加工によって達成される。
【0035】 電気的に起動される点火管を入れたフランジ付きプラグ342は最終組立の際 に所定の場所に着座して、イグニッション部室324の下端を閉鎖する。フラン ジ付きプラグ342は内方へ延在するアプセット加工リング320bを提供する アプセット加工(すえ込み)により、当該リングがプラグの肩部342aにもた れることにより固定される。アダプタプラグ342はシールリング343を具備 しており、このリングは点火管収容アダプタ342が中央イグニッション部室3 24の下端部分の所定個所に挿入されたときに内側壁320にもたれ、それによ り気密シールを提供するものである。
【0036】 図4には、シールリング343を具備していない変形態様のアダプタプラグ3 42を含むエアバッグインフレータ300の1部分が図示されている。この変形 プラグは図3に示す半径内方へ指向するようにクリンプ加工された下端エッジ部 分320bによって固定される代りに、気密シールを提供する環状溶接材321 によって所定個所に固定されている。外側壁312はその下端に、基板306の 外周エッジ(縁)部分306bに当接する半径外方へ延在するフランジ312a を有するように形成されている。両者の当接面は取付け用ブラケット314のチ アンネル様にロール加工された内周エッジ部分314aによってハウジング30 2を気密シールするように一体に保持されている。必要ならば、シール350或 いは溶接材が外側壁312と基板(壁)306の間で気密シールを確保するため に利用することが出来る。
【0037】 基板306の中央開孔307の周りのエッジ部分に対し内側壁320の外側下 端部分320aをかぶさるようにクリンプ加工し且つアダプタプラグ342に対 し内側下端部分320bをかぶさるようにアプセット加工することにより、エア バッグインフレータ300の迅速な組立が容易になり、しかも相対的に高価な鋳 造或いは鍛造構造物に代えてアルミやスチールの相対的に安価なシート材が使用 可能になる。或いは、アダプタプラグ342はリベット様部材325の中に溶接 固定して、内側下端部分320bのクリンプ加工とシールリング343の配設の 必要性を回避することも出来る。強いリベット様鍛造部材325はインフレータ 300が作動したときにガス圧によりふくらんだり破砕されたりすることに対し 抵抗するように頂壁310と基壁306の両者の中央部分を固定出来る優れた方 法を提供する。
【0038】 図5には、本考案の構成に従って作られた、エアバッグを急激に膨張させるた めの新規且つ改良エアバッグインフレータの更に別の例が、その全体を参照番号 400で指定することにより図示されている。インフレータ400はアルミやス チール等のメタルシート製のハウジング或いはキャニスタ402及び同様の材料 製の中空管状エレメントを含む。ハウジング402は中央開孔411を有する環 状の概して円形のワッシャ様の頂壁410とこれに平行な同類の寸法を有する環 状基壁(底壁)406を含む。これら両端壁406,410は同心の管状内、外 側壁420,412によって一体に継合されて、ペレットやウエハ形式の中空ガ ス発生剤408の特定量を収容するためのシールされた包囲体或いはハウジング を構成する。ガス発生剤408はインフレータ400と連通するエアバッグを展 開させるために必要な量の膨張ガスを燃焼により提供するものである。
【0039】 外側壁412は外方へ延在する矢印Aによって表示されているように、ハウジ ング402で発生したガスを放出してエアバッグ(図示省略)に導入するために 壁周囲に複数のガス放出ポート416を具備している。
【0040】 本考案によれば、管状内側壁420は中央開孔411の周りの頂壁410の外 面における内側エッジ部分410aに対面するように、外方へ折り曲げ圧着する クリンプ加工が施こされている上端部分420a′を有している。シール用リン グ或いはガスケット429を対面する両部分410a,420a′の間に配設し て、確実に気密シールが実現するようにしてもよい。内側壁420は電気的に起 動される所定の個所にモールドインで一体化されている点火管(イグニッション スクイブ)426を収容する部室であって、自動車の電気起動システムに接続さ せる1対の従属端子426aを含む中央配位のイグニッション部室424を構成 している。このイグニッション部室424の上端は一体成形されている端壁42 5によって閉じられている。この端壁425は点火管426を収容し且つ支持す るための逆カップ形の部室の基部を構成している。
【0041】 管状内側壁420は、燃焼剤とフイルタの複合体を収容する外側から取り囲む 環状部室432と直通している複数のイグニッションポート430を有するよう に形成される。ガス発生剤408は全体として環状集合体になるように配置され 、管状外側壁412の内面に隣接状に配設された環状フイルタ434によって取 り巻かれている。イグニッション部室壁のポート430は点火管426から矢印 Bで示すように多数個のガス発生剤ペレット408で構成された環状集合体の中 に熱燃焼生成物を導入出来るように設計される。
【0042】 多種多様の環状フイルタ434が利用出来るが、一般的にはこの種のフイルタ はハウジング402で発生した熱燃焼生成物を受け入れるために大きな面積の円 筒形内面を有している。このフイルタはデイフューザのガス放出ポート416と 対面する円筒形外面を有している。放出ポート416はインフレータ400の寿 命のある間の作動する前に外部汚染物が侵入するのをアルミホイルのシール用接 着テープ436によって封止られる。このテープはインフレータ400が作動し たときにガス圧によって直ちに破裂されるものである。フイルタ434の上、下 の環状端面は頂面410の下側と基壁406の上面に対し、フイルタ434の上 、下端の周りで熱ガスが噴き漏れるのを防止するために、1対の環状のシール用 弾性リングガスケット438,440によって夫々シールされる。両シール用リ ング438,440はガス流をデイフューザ壁ポート416に到達するまでフイ ルタ434の有効流れ断面内に収容しておくことによって良好なロ過作用を保証 する。
【0043】 本考案の重要な構成に従って、管状内側壁420の下端部分420aは円形の 環状基板406に配設されている中央開孔407の周りの内周エッジ部分406 aに対しかぶさるようにクリンプ加工される。インフレータの組立中に、上記両 部分406a,420aの間の連結はクリンプ加工作業で達成される。管状外側 壁412の上、下端部分412a′,412aは円環状頂壁410と基壁406 の外周エッジ部分410b,406bに対しクリンプ加工されるように設計され ており、全ての内部要素が挿置された後にこのクリンプ加工を実行することによ りキャニスタ402のシール或いは閉鎖が完成するようになっている。上、下の 管状外側壁部分412a′と412aの夫々頂壁エッジ部分410bと基壁(底 板)エッジ部分406bに対するクリンプ加工はフイルタ434の上、下端面上 のリングシール438,440に対する圧縮力を発生させ、それによりガス噴き 漏れに対する積極的な封止作用効果を与え、且つ頂、底端壁410,406と管 状外側壁412との間に気密シールをもたらす。
【0044】 モールドイン式に組込まれた電気起動式点火管426を含むイグナイタ(点火 装置)イグニッション部室424内に着座し、管状内側壁420の内面に配設さ れたアプセット加工リングによって保持される。
【0045】 底壁406と頂壁410に対し管状の内側壁420と外側壁412の上、下端 部分の両方をクリンプ加工する方策をハウジング組立に適用することは、エアバ ッグインフレータ400の迅速な組立を容易にし、しかも相対的に高価な鋳造或 いは鍛造構造に代えて相対的に低コストですむアルミやスチールの管状とシート 状或いはプレート状の材料の使用を可能にする。
【0046】
【考案の効果】
上述したように、本考案によれば安価な部材を用いて迅速且つ容易に組立るこ とが出来る有利なエアバッグインフレータが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成に従って作られた、新規且つ改良
エアバッグインフレータ・ハウジングの直径方向に沿っ
た断面図である。
【図2】本考案の構成に従って作られた、新規且つ改良
エアバッグ・ハウジングの別の例を示す直径方向に沿っ
た断面図である。
【図3】本考案の構成に従って作られた、新規且つ改良
エアバッグ・インフレータの更に別の例を示す直径方向
に沿った断面図である。
【図4】本考案の構成に従って変形されたアダプタとこ
れを所定個所に確保する手段を採用した図3のエアバッ
グインフレータ・ハウジングの直径方向に沿った切欠き
断面図である。
【図5】本考案の構成に従って作られた新規且つ改良エ
アバッグインフレータ・ハウジングの更に別の例を示す
直径方向に沿った断面図である。
【符号の説明】
100…インフレータ(膨張装置) 102…ハウジング(キャニスタ) 104…逆カップ形デイフューザカバー(蓋体) 106…環状基板(基壁) 106a…内周エッジ部分 106b…外周エッジ部分 107…中央開孔 108…ガス発生剤 110…頂壁 112…円筒状外側壁 112a…下端部分 114…インフレータ取付用のフランジ 116…ガス放出ポート(流出口) 120…円筒状内側壁 120a…下端部分 122…環状溶接材 124…イグニッション部室 126…点火管 128…点火強化剤の挿填物 130…イグニッションポート 132…燃焼剤・フイルタ複合体収容部室 134…環状フイルタ 136…シール用アルミホイル接着テープ 138,140…シール用リングガスケット(リングシ
ール) 142…アダプタプラグ 142a…上位開端部分 142b…下端フランジ 144…ワッシャ様取付け板 146…環状溶接材 148…シールリング(ガスケット) 200…インフレータ 202…ハウジング(キャニスタ) 204…デイフューザカバー 206…環状基体(基壁) 207…中央開孔 208…ガス発生剤 210…頂壁 212…外側壁 214…フランジ 216…ガス放出ポート 220…内側壁 224…イグニッション部室 226…点火管 226a…端子 228…点火強化材仕込量 229…カップ 230…イグニッションポート 231…スプリングワッシャ 232…燃料・フイルタ複合物収容部室 234…環状フイルタ 236…シール用アルミホイル接着テープ 238,240…シール用弾性環状リングガスケット 242…アダプタプラグ 242a…下端フランジ 244…ワッシャ様取付け板 246…環状溶接材 248…シールリング(ガスケット) 300…インフレータ 302…ハウジング(キャニスタ) 304…デイフューザカバー 306…環状基板(基壁) 306a…エッジ部分 307…開孔 308…ガス発生剤 310…頂壁 311…中央開孔 311a…内周エッジ部分 312…円筒状外側壁 312a…フランジ 314…取付け用フランジ 314a…チアンネル様のロール加工内周エッジ部分 316…ガス放出ポート 320…内側壁 320a…クリンプ加工下端部分 320b…アプセットリング 324…イグニッション部室 325…リベット様鍛造部材 326…点火管 326a…端子 327…頂壁 327a…外周エッジ部分 328…点火強化材 329…シール用ガスケット 330…イグニッションポート 331…アプセットリング 332…燃料・フイルタ複合物収容部室 333,335…溶接材 334…環状フイルタ 336…シール用接着テープ(アルミホイル或いは金属
化) 338,340…シールリング(ガスケット) 339…シールガスケット 342…フランジ付きプラグ 342a…肩部 343…シールリング 350…シール 400…インフレータ 402…ハウジング(キャニスタ) 406…基板(基壁) 406a…内周エッジ部分 407…中央開孔 408…ガス発生剤(ペレット) 410…頂壁 412…管状外側壁 416…ガス放出ポート 420…管状内側壁 420a…下端部分 420′a…上端部分 424…イグニッション部室 426…点火管 426a…端子 430…イグニッションポート 432…燃料・フイルタ複合物収容部室 434…環状フイルタ 436…シール用アルミホイル接着テープ 438,440…シールリング 455…アプセット加工リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 トッド エス.パーカー アメリカ合衆国,ユタ 84014,センター ビル,ノース コットンウッド ドライブ 1384 (72)考案者 ブラッドリー ダブリュ.スミス アメリカ合衆国,ユタ 84401,オグデン, ウェスト 3740 サウス 2550 (72)考案者 クリストファー ホック アメリカ合衆国,ユタ 84403,ウインタ ー,ブエナ ビスタ 6846

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグインフレータのハウジング
    (102)であって:外周エッジ部分(106b) を有
    する上下に離間配位した上位と下位の端壁(110,1
    06);該両端壁(106,110)の間でその該外周
    エッジ部分(106b)の周りに延在している外側壁
    (112)であって、当該外側壁に隣接した個所で環状
    フイルタ(134)を保持するため並びにガス発生剤
    (108)を保持するための該環状フイルタ(134)
    の内側に規定されるべき環状部室(132)を提供する
    ための包囲体を規定する斯ゝる外側壁(112);該ハ
    ウジング内の該外側壁(112)の内面に隣接した個所
    に配置され、該ハウジング内で発生したガスから当該ガ
    スの放出前に燃焼残留物を捕捉するための前記環状フイ
    ルタ(134);及び点火手段(126,128)を収
    容するための中央イグニッション部室(124)を規定
    している該両端壁(106,110)間に延在した内側
    壁(120)であって、該ガス発生剤(108)が当該
    内側壁(120)と該フイルタ(134)の間に収容可
    能になっている、斯ゝる内側壁(120)を含んで成
    り、 該内側壁(120)は該ガス発生剤(108)を点火す
    るための熱点火ガスを該環状部室(132)に指向させ
    るために該内側壁の周囲で離間配位した複数のイグニッ
    ションポート(130)を有しており、該外周壁(11
    2)はエアバッグを急激に膨張させるために該ガス発生
    剤(108)からガスを外方へ指向させるために該外周
    壁の周囲で離間配位した複数の放出ポート(116)を
    有しており、 該ハウジングは:更に該両端壁(106,110)の向
    い合う内面と、これらに夫々隣り合う該フイルタ(13
    4)の対立する環状端部との間を封止ることにより該ハ
    ウジング内で発生したガスが該フイルタ(134)を迂
    回して該放出ポート(116)に到達する事態を阻止す
    るための1対の弾性環状シールリング(138,14
    0);及び該外側壁(112)を該両端壁(106,1
    10)の少なくとも1方と相互に連結し、それにより該
    ハウジングを閉鎖し且つ該フイルタ(134)の該両端
    部に対し該シールリング(138,140)を圧縮する
    ことによりガス噴き漏れを封止るための手段として、少
    なくとも1つのクリンプ加工継ぎ目を含んで構成されて
    いる、エアバッグインフレータハウジング。
  2. 【請求項2】 該ハウジング(402)が該両端壁(4
    06,410)の両方の夫々と密封状に係合するための
    手段として、該外側壁(412)の両端の夫々の近傍に
    形成された複数の該クリンプ加工継ぎ目を含む、請求項
    1に記載のハウジング(402)。
  3. 【請求項3】 該両端壁の1方(110,210,31
    0)が該外側壁(112,212,312)と一体成形
    されている、請求項1に記載のハウジング(102,2
    02,302)。
  4. 【請求項4】 該両端壁の少なくともと1方(305,
    406)がそれに隣接する該内側壁(320,420)
    の端部にクリンプ加工継ぎ目で以って継合している、請
    求項1−3のいづれか1項に記載のハウジング(30
    2,402)。
  5. 【請求項5】 該ハウジング(402)は該両端壁(4
    06,410)の両方と夫々密封状に係合する手段とし
    て、該内側壁(420)の両端の近傍に形成されている
    複数の該クリンプ加工継ぎ目を含む、請求項4に記載の
    ハウジング(402)。
  6. 【請求項6】 該内側壁(320,420)と該両端壁
    の少なくとも1方の端壁(306,406,410)の
    間のクリンプ加工継ぎ目は当該端壁の中央開孔(30
    7,407,411)を含んで成り、該内側壁(32
    0,420)が当該中央開孔を貫通して延在して、該端
    壁(306,406,410)の外面に対し該中央開孔
    (307,407,411)の周りでかぶさるようにク
    リンプ加工され、それにより該内側壁と該端壁の間を封
    止るようにした、請求項4或いは5に記載のハウジン
    グ。
  7. 【請求項7】 該両端壁の少なくとも1方(306,4
    06,410)が該内側壁(320,420)と該外側
    壁(312,412)とにクリンプ加工継ぎ目で以って
    相互連結されている、請求項1−6のいづれか1項に記
    載のハウジング(302,402)。
  8. 【請求項8】 該クリンプ加工継ぎ目の1つが該外側壁
    (312)及び該両端壁の一方(306)の該外周縁
    (306b)と係合するクリンプ加工リング(314,
    314a)を含む、請求項1−7のいづれか1項に記載
    のハウジング(302)。
  9. 【請求項9】 該クリンプ加工リング(314,314
    a)が該外側壁(312)と該端壁(306)の外方へ
    突出した外周フランジ(312a,306b)と係合
    し、当該両フランジ間にシールリング(350)が配位
    している、請求項8に記載のハウジング(302)。
  10. 【請求項10】 該ハウジングは該イグニッション部室
    (132)内に保持された点火手段(126,128)
    及び該イグニッション部室の下端を閉じるアダプタプラ
    グ(142,242,342)を含み、当該アダプタプ
    ラグが溶接物(146,248,321)によって固定
    されている、請求項1−9のいづれか1項に記載のハウ
    ジング。
  11. 【請求項11】 該アダプタプラグ(142,242)
    が該内側壁(120,220)のクリンプ加工下端部分
    (120a,220a)にかぶさるフランジ(142
    b,242b)を含み、ワッシャ様エレメント(14
    4,244)を該下端壁(106,206)に溶接する
    ことにより当該フランジ(142b,242b)が該下
    端部分(120a,220a)と該エレメント(14
    4,244)の間に保留されるようにした、請求項10
    に記載のハウジング。
  12. 【請求項12】 該ハウジング(302)は該イグニッ
    ション部室(324)内に保持されている点火手段(3
    26,328)及び該イグニッション部室の下端を閉じ
    るアダプタプラグ(342)を含み、該内側壁(32
    0)が該アダプタプラグ(342)の1面に当接して該
    プラグをその場に固定する内向きアプセット加工部分
    (320b)を含む、請求項1−9のいづれか1項に記
    載のハウジング(302)。
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