JP3023370U - 練り餌注出容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】練り餌付けする指先を水に濡らす水桶を手元に
置かなくても、餌付けする指先を簡単に水に濡らし、確
実に手早く餌付け出来る練り餌注出容器を提供すること
にある。 【構成】餌注出ノズル（１）の突き出し面（２）を水
（Ｂ）および浸水スポンジを入れる皿状容器（３）に形
成したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、魚釣り用の練り餌を注出する容器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の製品は図３のように、餌注出ノズル（１）の突き出し面（２）は皿状容 器に形成されていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

練り餌を針付けする時は、注出ノズルより適量の練り餌を出し、水を溜めてあ る水桶に手を運び、人指し指の指先を水に濡らし、ノズルの口に横から押しつけ るようにして掬い取り指先にのせ、右手に摘んだ針を餌に引っ掻けて餌付けして いた。人指し指の指先を水に濡らさないと、練り餌が指先にべとついてしまうの で、釣り針を刺して指先から練り餌を剥がそうとしても、釣り針が抜けて練り餌 は指先に付着したまま残ってしまう。だから、釣り人は、餌付けの度毎に一々水 桶に手を運び、餌付けする指先を水に濡らす労力を必要としていた。とくに、狭 い携帯釣り台などで使用するときは、水桶を適切な所に置くのが難しく、窮屈な おもいをしながら釣りをしなければならなかった。この考案が解決しようとする 課題は、水桶を手元に置かなくても、餌付けする指先を簡単に水に濡らし、確実 に手早く餌付け出来るようにすることである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

餌注出ノズル（１）の突き出し面（２）を皿状容器（３）に形成して、そこに 水及び浸水したスポンジを入れる。又は、餌注出ノズル（１）の外径に着脱出来 る、餌注出ノズル（１）の外径に嵌まる内径孔を備えた円筒（４）を中心に設け た皿状容器（５）に、水及び浸水したスポンジを入れる。

【０００５】

【作用】 指先に練り餌（Ａ）を付けようとして、餌注出ノズル（１）の横に指先を運び 、皿状容器（３）内の水（Ｂ）や浸水したスポンジ（Ｃ）に接触すれば指先を濡 らすことが出来る。指先は練り餌（Ａ）に接触する前に水（Ｂ）に濡れるので、 練り餌（Ａ）を指先で押しつけるようにして掬い取り指先にのせても、練り餌（ Ａ）は指先にべとつくことがない。

【０００６】

【実施例】

実施例１ 図１は実施例１を示す縦断断面図である。 練り餌注出容器の、内径に雌ねじを備え、餌注出ノズル（１）を中心に設けた 蓋部材（６）の餌注出ノズル（１）の突き出し面（２）を、皿状容器（３）を形 成したものである。そして、皿状容器（３）に水（Ｂ）及び浸水したスポンジ（ Ｃ）を入れてもよい。

【０００７】 実施例２ 図３は実施例２を示す斜視図である。 餌注出ノズル（１）の外径に嵌まる内径孔を備えた円筒（４）を中心に設けた 皿状容器（５）を、練り餌注出容器の餌注出ノズル（１）外径に嵌合出来るよう にしたものである。

【０００８】

【考案の効果】

請求項１の練り餌注出容器において、餌注出ノズル（１）の横に指先を運べば 、指先は水（Ｂ）に濡れるので、確実に手早く簡単に餌付けが出来るようになっ た。水桶を手元に置く必要がなくなつたので、狭い釣り台のスペースを有効に使 えるようになった。

【０００９】 請求項２の練り餌注出容器において、既存の練り餌注出容器に取り付ける事が 出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１を示す断面図である。

【図２】実施例１を示す斜視図である。

【図３】実施例２を示す斜視図である。

【図４】使用状態を示す断面図である。

【図５】従来例を示す一部縦断正面図である。

【符号の簡単な説明】 １ 餌注出ノズル ２ 突き出し面 ３ 皿状容器 ４ 円筒 ５ 皿状容器 ６ 蓋部材 ７ 筒状部材 ８ 餌押し出し部材 ９ 底部材 １０ 支柱ボルト １１ 餌充填容器 １２ 餌押し出し部材 Ａ 練り餌 Ｂ 水 Ｃ 浸水スポンジ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】餌注出ノズル（１）の突き出し面（２）を
   皿状容器（３）に形成したことを特徴とした練り餌注出
   容器。
2. 【請求項２】餌注出ノズル（１）の外径に嵌まる内径孔
   を備えた円筒（４）を中心に設けた皿状容器（５）を、
   餌注出ノズル（１）の外径に着脱出来ることを特徴とし
   た練り餌注出容器。