JP3022878B2 - 携帯用端末機のアンテナ装置 - Google Patents
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- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/22—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
- H01Q1/24—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
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- H01Q7/005—Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop with variable reactance for tuning the antenna
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用端末機のア
ンテナ装置に関する。
ンテナ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】携帯用端末機に用いられるアンテナ装置
は、固定型のヘリカル(herical)アンテナと伸縮自在な
ロッド(rod)アンテナとから構成される。前記ヘリカル
アンテナは、アンテナ引込み時に機能し、ロッドアンテ
ナは引出し時に動作する。
は、固定型のヘリカル(herical)アンテナと伸縮自在な
ロッド(rod)アンテナとから構成される。前記ヘリカル
アンテナは、アンテナ引込み時に機能し、ロッドアンテ
ナは引出し時に動作する。
【０００３】図１は、従来の携帯用端末機における引出
し状態のアンテナ装置及び周辺回路の構成を示し、図２
は、従来の携帯用端末機における引込み状態のアンテナ
装置及び周辺回路の構成を示す。なお、ここに示す具体
的な構成及びその動作は、大韓民国特許登録番号第1074
14/1996号に詳述されている。
し状態のアンテナ装置及び周辺回路の構成を示し、図２
は、従来の携帯用端末機における引込み状態のアンテナ
装置及び周辺回路の構成を示す。なお、ここに示す具体
的な構成及びその動作は、大韓民国特許登録番号第1074
14/1996号に詳述されている。
【０００４】図１及び図２に示されるように、携帯用端
末機１００のアンテナ装置は、ハウジング３０１の片側
の上面に取り付けられたヘリカルアンテナ１３０と、ア
ンテナキャップ１０６によってハウジング３０１に固着
されたロッドアンテナ１２０とよりなる。中空のアンテ
ナキャップ１０６は、その内壁上部に突起１０７を有
し、この突起１０７を通してロッドアンテナ１２０が挿
入される。このアンテナキャップ１０６の下部に位置す
るハウジング３０１の上端には導電性雌ねじ１１１が固
着され、この導電性雌ねじ１１１に貫通孔を有する円筒
形雄ねじ１０９が螺合される。ヘリカル巻線１０８は、
その下端が円筒形雄ねじ１０９の上部に固着され、前記
アンテナキャップ１０６の中空部に取り付けられる。ア
ンテナキャップ１０６は、その下端を円筒形雄ねじ１０
９の上側と固定させてハウジング３０１に取り付けられ
る。
末機１００のアンテナ装置は、ハウジング３０１の片側
の上面に取り付けられたヘリカルアンテナ１３０と、ア
ンテナキャップ１０６によってハウジング３０１に固着
されたロッドアンテナ１２０とよりなる。中空のアンテ
ナキャップ１０６は、その内壁上部に突起１０７を有
し、この突起１０７を通してロッドアンテナ１２０が挿
入される。このアンテナキャップ１０６の下部に位置す
るハウジング３０１の上端には導電性雌ねじ１１１が固
着され、この導電性雌ねじ１１１に貫通孔を有する円筒
形雄ねじ１０９が螺合される。ヘリカル巻線１０８は、
その下端が円筒形雄ねじ１０９の上部に固着され、前記
アンテナキャップ１０６の中空部に取り付けられる。ア
ンテナキャップ１０６は、その下端を円筒形雄ねじ１０
９の上側と固定させてハウジング３０１に取り付けられ
る。
【０００５】ロッドアンテナ１２０は、ポリアセタール
棒(polyacetal rod)１０４に挿設されたアンテナ心線１
０５、上側外周に固定溝１０２を有する絶縁部１０３、
絶縁部１０３の上端に形成された引き手１０１から構成
される。このロッドアンテナ１２０は、アンテナキャッ
プ１０６に挿入され、ヘリカルアンテナ１３０の中心軸
を通して円筒形雄ねじ１０９の貫通孔に挿入される。ポ
リアセタール棒１０４の下端にはストッパ１１０が挿着
される。
棒(polyacetal rod)１０４に挿設されたアンテナ心線１
０５、上側外周に固定溝１０２を有する絶縁部１０３、
絶縁部１０３の上端に形成された引き手１０１から構成
される。このロッドアンテナ１２０は、アンテナキャッ
プ１０６に挿入され、ヘリカルアンテナ１３０の中心軸
を通して円筒形雄ねじ１０９の貫通孔に挿入される。ポ
リアセタール棒１０４の下端にはストッパ１１０が挿着
される。
【０００６】ロッドアンテナ１２０の引込み時には、ア
ンテナキャップの上側に形成された突起１０７が絶縁部
１０３の固定溝に係合し、ロッドアンテナ１２０が自然
に引き抜けるのを防止している。ロッドアンテナの引出
し時には、ポリアセタール棒１０４の下端に挿着された
ストッパ１１０が、円筒形雄ねじ１０９の貫通孔上に取
り付けられた板ばね１１２によって固定される。導電性
雌ねじ１１１とプリント回路基板２０５は、給電コネク
タ２０１を通して接続される。
ンテナキャップの上側に形成された突起１０７が絶縁部
１０３の固定溝に係合し、ロッドアンテナ１２０が自然
に引き抜けるのを防止している。ロッドアンテナの引出
し時には、ポリアセタール棒１０４の下端に挿着された
ストッパ１１０が、円筒形雄ねじ１０９の貫通孔上に取
り付けられた板ばね１１２によって固定される。導電性
雌ねじ１１１とプリント回路基板２０５は、給電コネク
タ２０１を通して接続される。
【０００７】図示のように、ロッドアンテナ１２０は、
良好な復元力を有するポリアセタール棒１０４で包まれ
ており、このポリアセタール棒１０４はアンテナ心線１
０５の保護ロッドとなる。アンテナ心線１０５は、スト
ッパ１１０から絶縁部１０３の下端まで挿入されてい
る。アンテナ心線１０５は、銀被膜銅線やピアノ線、又
は良好な復元力を有する超弾性ニッケルチタンワイヤ
(形状記憶合金線)などで具現可能である。アンテナ心線
１０５の電気的長さは、λ／４〜λ／２(８６０MHzで８
７〜１７４mm)であり、ハウジング３０１の縦長さなど
を考慮して適切な長さを取る。しかし、アンテナ心線１
０５の実際の物理的長さは、ポリアセタール棒１０４の
誘電率の作用により約１３２mmとやや短くなる。ハウジ
ング３０１の縦長さが更に短い場合は、ロッドアンテナ
の代わりにテレスコーピングアンテナを用いることがで
きる。
良好な復元力を有するポリアセタール棒１０４で包まれ
ており、このポリアセタール棒１０４はアンテナ心線１
０５の保護ロッドとなる。アンテナ心線１０５は、スト
ッパ１１０から絶縁部１０３の下端まで挿入されてい
る。アンテナ心線１０５は、銀被膜銅線やピアノ線、又
は良好な復元力を有する超弾性ニッケルチタンワイヤ
(形状記憶合金線)などで具現可能である。アンテナ心線
１０５の電気的長さは、λ／４〜λ／２(８６０MHzで８
７〜１７４mm)であり、ハウジング３０１の縦長さなど
を考慮して適切な長さを取る。しかし、アンテナ心線１
０５の実際の物理的長さは、ポリアセタール棒１０４の
誘電率の作用により約１３２mmとやや短くなる。ハウジ
ング３０１の縦長さが更に短い場合は、ロッドアンテナ
の代わりにテレスコーピングアンテナを用いることがで
きる。
【０００８】ヘリカルアンテナ１３０のヘリカル巻線１
０８は、ピアノ線に銀メッキしたものであり、５.６mm
の外径を有する。このヘリカル巻線１０８の電気的長さ
は、ロッドアンテナ１２０のアンテナ心線１０５の長さ
と相関する。また、ヘリカルアンテナ１３０の実質的な
長さは、ロッドアンテナ１２０のそれに比べ相対的に極
めて短い長さで具現される。
０８は、ピアノ線に銀メッキしたものであり、５.６mm
の外径を有する。このヘリカル巻線１０８の電気的長さ
は、ロッドアンテナ１２０のアンテナ心線１０５の長さ
と相関する。また、ヘリカルアンテナ１３０の実質的な
長さは、ロッドアンテナ１２０のそれに比べ相対的に極
めて短い長さで具現される。
【０００９】ロッドアンテナ１２０の引込み時にはアン
テナ装置の全長が縮められるが、この場合ヘリカルアン
テナのみにより無線信号の放射がなされる。しかし、図
１及び図２のように、アンテナ装置は携帯用端末機の側
方に偏って設置されているため、ヘリカルアンテナ１３
０は非対称性を有する。従って、放射パターンが歪んで
望む方向への放射分布が低減する。
テナ装置の全長が縮められるが、この場合ヘリカルアン
テナのみにより無線信号の放射がなされる。しかし、図
１及び図２のように、アンテナ装置は携帯用端末機の側
方に偏って設置されているため、ヘリカルアンテナ１３
０は非対称性を有する。従って、放射パターンが歪んで
望む方向への放射分布が低減する。
【００１０】一方、ロッドアンテナ１２０の引出し時に
は、放射特性が向上し、通話品質が改善される。しか
し、前述のように携帯用端末機の側方に偏って設置され
る構造によりやはりアンテナ放射パターンの非対称問題
を招き、携帯用端末機の向きにより受信感度が変化して
しまう。
は、放射特性が向上し、通話品質が改善される。しか
し、前述のように携帯用端末機の側方に偏って設置され
る構造によりやはりアンテナ放射パターンの非対称問題
を招き、携帯用端末機の向きにより受信感度が変化して
しまう。
【００１１】特にこのような問題は、ロッドアンテナの
引込み時により深刻になる。また、動作周波数が上がる
につれて波長に対するアンテナの長さが増加するため、
放射パターンの歪みが促される。
引込み時により深刻になる。また、動作周波数が上がる
につれて波長に対するアンテナの長さが増加するため、
放射パターンの歪みが促される。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、対称
的放射特性を有する携帯用端末機のアンテナ装置、即ち
安定した受信感度を有する携帯用端末機の無指向性(non
-directional)アンテナ装置を提供することにある。
的放射特性を有する携帯用端末機のアンテナ装置、即ち
安定した受信感度を有する携帯用端末機の無指向性(non
-directional)アンテナ装置を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は、安定した受信
感度及び対称的放射特性を有する無指向性アンテナ装置
を提供する。この目的を達成するために、本発明のアン
テナ装置においては、長方形ループアンテナが、対称的
電流分布を有するように携帯用端末機のハウジング内の
上側中央に取り付けられ、その一端が携帯用端末機のプ
リント回路基板上の可変キャパシタに接続され、他端が
プリント回路基板の接地プレートに接続される。そして
このループアンテナは、マイクロストリップラインによ
り携帯用端末機のトランシーバと接続される。
感度及び対称的放射特性を有する無指向性アンテナ装置
を提供する。この目的を達成するために、本発明のアン
テナ装置においては、長方形ループアンテナが、対称的
電流分布を有するように携帯用端末機のハウジング内の
上側中央に取り付けられ、その一端が携帯用端末機のプ
リント回路基板上の可変キャパシタに接続され、他端が
プリント回路基板の接地プレートに接続される。そして
このループアンテナは、マイクロストリップラインによ
り携帯用端末機のトランシーバと接続される。
【００１４】このようなループアンテナの一角に、貫通
孔を有する導電性固定部材が設けられ、この導電性固定
部材の貫通孔に円筒形固定部材が挿着される。そして、
この円筒形固定部材の中心軸を通してロッドアンテナが
出し入れされる。
孔を有する導電性固定部材が設けられ、この導電性固定
部材の貫通孔に円筒形固定部材が挿着される。そして、
この円筒形固定部材の中心軸を通してロッドアンテナが
出し入れされる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従う好適な実施形
態を添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明
が以下に示す具体例に限定されるものではなく、各種の
変形が可能であることは、当技術分野で通常の知識を有
する者には明らかである。また、関連する周知の技術に
ついては適宜説明を省略するものとする。
態を添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明
が以下に示す具体例に限定されるものではなく、各種の
変形が可能であることは、当技術分野で通常の知識を有
する者には明らかである。また、関連する周知の技術に
ついては適宜説明を省略するものとする。
【００１６】図３は、本発明による携帯用端末機のアン
テナ装置の一例を示す図であり、図４は、図３のアンテ
ナ装置の引出し状態、図５は、図３のアンテナ装置の引
込み状態の構成を示す図である。
テナ装置の一例を示す図であり、図４は、図３のアンテ
ナ装置の引出し状態、図５は、図３のアンテナ装置の引
込み状態の構成を示す図である。
【００１７】図３から図５に示すように、本発明のアン
テナ装置は長方形のループアンテナ（フラフープ(hula
hoop)アンテナ）４１０と、ロッドアンテナ４２０から
構成される。ループアンテナ４１０は、携帯用端末機の
ハウジング４０１（図４参照）内の上部中央に設けら
れ、出し入れ可能なロッドアンテナ４２０は、ループア
ンテナ４１０のコーナー部分に配置される。
テナ装置は長方形のループアンテナ（フラフープ(hula
hoop)アンテナ）４１０と、ロッドアンテナ４２０から
構成される。ループアンテナ４１０は、携帯用端末機の
ハウジング４０１（図４参照）内の上部中央に設けら
れ、出し入れ可能なロッドアンテナ４２０は、ループア
ンテナ４１０のコーナー部分に配置される。
【００１８】ループアンテナ４１０はプリント回路基板
４３０によって支持され、ループアンテナ４１０の一端
がプリント回路基板４３０上の可変キャパシタ４１１
と、他端がプリント回路基板４３０の接地プレート４３
１に接続される。この接地プレート４３１は、アンテナ
の取り付け及び給電(feeding)のため、プリント回路基
板４３０の上端部分には形成されていない。ループアン
テナ４１０と一体に形成されたマイクロストリップライ
ン４１２は、携帯用端末機のトランシーバの低雑音増幅
器(Low Noise Amplifier：ＬＡＮ)４１３に接続され
る。
４３０によって支持され、ループアンテナ４１０の一端
がプリント回路基板４３０上の可変キャパシタ４１１
と、他端がプリント回路基板４３０の接地プレート４３
１に接続される。この接地プレート４３１は、アンテナ
の取り付け及び給電(feeding)のため、プリント回路基
板４３０の上端部分には形成されていない。ループアン
テナ４１０と一体に形成されたマイクロストリップライ
ン４１２は、携帯用端末機のトランシーバの低雑音増幅
器(Low Noise Amplifier：ＬＡＮ)４１３に接続され
る。
【００１９】ループアンテナ４１０の１つのコーナー部
には貫通孔を有する導電性固定部材４１４が固定され、
この導電性固定部材４１４の貫通孔に円筒形固定部材４
１５が挿設される。この円筒形固定部材４１５は、ロッ
ドアンテナ４２０がハウジング４０１に伸縮自在に取り
付けられるようにするものである。ロッドアンテナ４２
０は、ポリアセタール棒、“ＮＣ”の長さを有する絶縁
部、引き手４２１から構成される。ロッドアンテナ４２
０は、ポリアセタール棒の中心軸に沿って導電性心線
(図示せず)を備え、この導電性心線とポリアセタール棒
の下端にストッパ(図示せず)が設けられている。
には貫通孔を有する導電性固定部材４１４が固定され、
この導電性固定部材４１４の貫通孔に円筒形固定部材４
１５が挿設される。この円筒形固定部材４１５は、ロッ
ドアンテナ４２０がハウジング４０１に伸縮自在に取り
付けられるようにするものである。ロッドアンテナ４２
０は、ポリアセタール棒、“ＮＣ”の長さを有する絶縁
部、引き手４２１から構成される。ロッドアンテナ４２
０は、ポリアセタール棒の中心軸に沿って導電性心線
(図示せず)を備え、この導電性心線とポリアセタール棒
の下端にストッパ(図示せず)が設けられている。
【００２０】ロッドアンテナ４２０の下端は、引込み状
態で円筒形固定部材４１５の貫通孔を通してハウジング
４０１の内部引込み点(retraction point)(図示せず)に
達する。また、ロッドアンテナ４２０の引き手４２１
は、引出し状態でハウジング４０１の外部空間の引出し
点(extension point)(図示せず)に達し、この時ロッド
アンテナ４２０のポリアセタール棒下端のストッパが円
筒形固定部材４１５によって固定される。
態で円筒形固定部材４１５の貫通孔を通してハウジング
４０１の内部引込み点(retraction point)(図示せず)に
達する。また、ロッドアンテナ４２０の引き手４２１
は、引出し状態でハウジング４０１の外部空間の引出し
点(extension point)(図示せず)に達し、この時ロッド
アンテナ４２０のポリアセタール棒下端のストッパが円
筒形固定部材４１５によって固定される。
【００２１】ロッドアンテナ４２０の導電性中心線は金
属ワイヤからなり、引出し状態でλ／２アンテナとして
放射できる長さ(Ｌ１)を有する。ループアンテナ４１０
は、メタルストリップ又はワイヤからなる。ロッドアン
テナ４２０は、引込み状態でループアンテナ４１０と電
気的に接続しないように非導電性物質でコーティングさ
れる。また、ロッドアンテナ４２０は、引出し状態でル
ープアンテナ４１０と接触し、かつ円筒形固定部材４１
５から自然に引き抜かれない程度の太さとする。
属ワイヤからなり、引出し状態でλ／２アンテナとして
放射できる長さ(Ｌ１)を有する。ループアンテナ４１０
は、メタルストリップ又はワイヤからなる。ロッドアン
テナ４２０は、引込み状態でループアンテナ４１０と電
気的に接続しないように非導電性物質でコーティングさ
れる。また、ロッドアンテナ４２０は、引出し状態でル
ープアンテナ４１０と接触し、かつ円筒形固定部材４１
５から自然に引き抜かれない程度の太さとする。
【００２２】上記のアンテナ装置において、ループアン
テナ４１０の長さ(ｈ２(縦)×２＋ｈ３(横)×２)及び高
さ(ｈ１)、そして可変キャパシタ４１１は、整合特性(m
atching characteristic)を改善する役割を果たす。即
ち、本発明のアンテナ装置によれば、マイクロストリッ
プライン４１２を用いてループアンテナ４１０に無線信
号を給電し、別途の整合回路を備えなくて済む。実際
に、ループアンテナ４１０の高さを調整したり、給電点
を左右に移動することで、約５０Ωの入力インピーダン
スが得られる。
テナ４１０の長さ(ｈ２(縦)×２＋ｈ３(横)×２)及び高
さ(ｈ１)、そして可変キャパシタ４１１は、整合特性(m
atching characteristic)を改善する役割を果たす。即
ち、本発明のアンテナ装置によれば、マイクロストリッ
プライン４１２を用いてループアンテナ４１０に無線信
号を給電し、別途の整合回路を備えなくて済む。実際
に、ループアンテナ４１０の高さを調整したり、給電点
を左右に移動することで、約５０Ωの入力インピーダン
スが得られる。
【００２３】図６は、図３のアンテナ装置の引出し状態
での電流分布を示す図である。上述のように、引込み状
態ではロッドアンテナ４２０は給電点と導通しておら
ず、放射要素(radiating element)として動作しない。
従って、図６のような対称的電流分布が得られる。この
ような対照的電流分布を測定すると、アジマスプレーン
(azimuth plane)上の放射パターンがほぼ円形となる。
での電流分布を示す図である。上述のように、引込み状
態ではロッドアンテナ４２０は給電点と導通しておら
ず、放射要素(radiating element)として動作しない。
従って、図６のような対称的電流分布が得られる。この
ような対照的電流分布を測定すると、アジマスプレーン
(azimuth plane)上の放射パターンがほぼ円形となる。
【００２４】図６に示すように、ループアンテナ４１０
の四つの角の中で相対的に電流分布が低い角に導電性固
定部材４１４を取り付け、ロッドアンテナ４２０がルー
プアンテナ４１０の相対的に低い電流分布を有する所定
箇所に配設されるようにする。
の四つの角の中で相対的に電流分布が低い角に導電性固
定部材４１４を取り付け、ロッドアンテナ４２０がルー
プアンテナ４１０の相対的に低い電流分布を有する所定
箇所に配設されるようにする。
【００２５】図７は、可変キャパシタ４１１の構造の一
例を示す図である。図７のように、可変キャパシタ４１
１は、ねじ込み円筒５００と、このねじ込み円筒５００
に螺嵌されるねじ５１０とで構成される。この可変キャ
パシタ４１１のキャパシタンスは、ねじ込み円筒５００
にねじ５１０を所望の深さまで可変的にねじ込むことに
よって調整できる。
例を示す図である。図７のように、可変キャパシタ４１
１は、ねじ込み円筒５００と、このねじ込み円筒５００
に螺嵌されるねじ５１０とで構成される。この可変キャ
パシタ４１１のキャパシタンスは、ねじ込み円筒５００
にねじ５１０を所望の深さまで可変的にねじ込むことに
よって調整できる。
【００２６】図８は、可変キャパシタ４１１の構造の他
の一例を示す図である。図８において、可変キャパシタ
４１１は、パッチ接続線５３０によって隣接パッチと接
続される複数のパッチ５２０をプリント回路基板４３０
に形成してなる。この可変キャパシタ４１１のキャパシ
タンスは、任意の位置でパッチ接続線５３０を切断する
ことによって調整できる。
の一例を示す図である。図８において、可変キャパシタ
４１１は、パッチ接続線５３０によって隣接パッチと接
続される複数のパッチ５２０をプリント回路基板４３０
に形成してなる。この可変キャパシタ４１１のキャパシ
タンスは、任意の位置でパッチ接続線５３０を切断する
ことによって調整できる。
【００２７】図９は、ロッドアンテナ引込み時の本例の
アンテナ装置の電圧定在波比(Voltage Standing Wave R
atio：ＶＳＷＲ)を示し、図１０はロッドアンテナ引出
し時の電圧定在波比を示す。
アンテナ装置の電圧定在波比(Voltage Standing Wave R
atio：ＶＳＷＲ)を示し、図１０はロッドアンテナ引出
し時の電圧定在波比を示す。
【００２８】図１１は、ロッドアンテナ引込み時の本例
のアンテナ装置のアジマスプレーン上での放射パターン
を示し、図１２は、ロッドアンテナ引込み時の従来のア
ンテナ装置のアジマスプレーン上での放射パターンを示
す図である。本例のアンテナ装置では、アジマスプレー
ン上の最高ゲインと最低ゲインの差が９dBであり、これ
は従来のアンテナ装置のそれに比べ極めて低い値となっ
ている。このような低いゲイン差により、アンテナ装置
の指向性が低減して安定した受信感度を提供できるよう
になり、通話品質が改善される。
のアンテナ装置のアジマスプレーン上での放射パターン
を示し、図１２は、ロッドアンテナ引込み時の従来のア
ンテナ装置のアジマスプレーン上での放射パターンを示
す図である。本例のアンテナ装置では、アジマスプレー
ン上の最高ゲインと最低ゲインの差が９dBであり、これ
は従来のアンテナ装置のそれに比べ極めて低い値となっ
ている。このような低いゲイン差により、アンテナ装置
の指向性が低減して安定した受信感度を提供できるよう
になり、通話品質が改善される。
【００２９】図１３は、ロッドアンテナ引込み時の本例
のアンテナ装置のエレベーションプレーン上での放射パ
ターンを示し、図１４は、ロッドアンテナ引込み時の従
来のアンテナ装置のエレベーションプレーン上での放射
パターンを示す図である。図１３に示すように、本例の
アンテナ装置では最高ゲインが９０°位で現れる。しか
し、図１４に示すように、従来のアンテナ装置では１４
０°位で最高ゲインが現れる。
のアンテナ装置のエレベーションプレーン上での放射パ
ターンを示し、図１４は、ロッドアンテナ引込み時の従
来のアンテナ装置のエレベーションプレーン上での放射
パターンを示す図である。図１３に示すように、本例の
アンテナ装置では最高ゲインが９０°位で現れる。しか
し、図１４に示すように、従来のアンテナ装置では１４
０°位で最高ゲインが現れる。
【００３０】即ち、本例のアンテナ装置では、ループア
ンテナ４１０の電流分布が対称性を有するため、ロッド
アンテナ４２０が引込み状態であるにも拘わらず対称的
放射パターンが維持される。また、ロッドアンテナ４２
０は、引出し状態でλ／２アンテナとして動作する長さ
とすることにより、アンテナ装置の長さ増加に伴うゲイ
ンが得られ、通話品質が改善される。
ンテナ４１０の電流分布が対称性を有するため、ロッド
アンテナ４２０が引込み状態であるにも拘わらず対称的
放射パターンが維持される。また、ロッドアンテナ４２
０は、引出し状態でλ／２アンテナとして動作する長さ
とすることにより、アンテナ装置の長さ増加に伴うゲイ
ンが得られ、通話品質が改善される。
【００３１】図１５は、ロッドアンテナ引出し時の本例
のアンテナ装置のアジマスプレーン上での放射パターン
を示し、図１６は、ロッドアンテナ引出し時の従来のア
ンテナ装置のアジマスプレーン上での放射パターンを示
す図である。図１５に示すように、本例のアンテナ装置
では最高ゲインと最低ゲインとのゲイン差は５dBである
が、図１６に示すように、従来のアンテナ装置では８dB
のゲイン差を有し、３dBも高い値となっている。
のアンテナ装置のアジマスプレーン上での放射パターン
を示し、図１６は、ロッドアンテナ引出し時の従来のア
ンテナ装置のアジマスプレーン上での放射パターンを示
す図である。図１５に示すように、本例のアンテナ装置
では最高ゲインと最低ゲインとのゲイン差は５dBである
が、図１６に示すように、従来のアンテナ装置では８dB
のゲイン差を有し、３dBも高い値となっている。
【００３２】図１７は、ロッドアンテナ引出し時の本例
のアンテナ装置のエレベーションプレーン上での放射パ
ターンを示し、ここでは最高ゲインが０〜９０°位で現
れる。
のアンテナ装置のエレベーションプレーン上での放射パ
ターンを示し、ここでは最高ゲインが０〜９０°位で現
れる。
【００３３】なお本例のアンテナ装置は、特にＰＣＳ(P
ersonal Communication Service)帯域に適用した場合、
放射パターンの非対称問題が解消され通話品質の向上が
図られる。
ersonal Communication Service)帯域に適用した場合、
放射パターンの非対称問題が解消され通話品質の向上が
図られる。
【００３４】
【発明の効果】以上で述べたように、本発明によれば、
従来の携帯用端末機のアンテナ装置における放射パター
ンの非対称問題を解消し、安定した受信感度を有する無
指向性アンテナ装置が具現できる。
従来の携帯用端末機のアンテナ装置における放射パター
ンの非対称問題を解消し、安定した受信感度を有する無
指向性アンテナ装置が具現できる。
【図１】従来の携帯用端末機における引出し状態のアン
テナ装置及び周辺回路の構成を示す図。
テナ装置及び周辺回路の構成を示す図。
【図２】従来の携帯用端末機における引込み状態のアン
テナ装置及び周辺回路の構成を示すす図。
テナ装置及び周辺回路の構成を示すす図。
【図３】本発明による携帯用端末機のアンテナ装置の一
例を示す図。
例を示す図。
【図４】図３のアンテナ装置の引出し状態の構成を示す
図。
図。
【図５】図３のアンテナ装置の引込み状態の構成を示す
図。
図。
【図６】図３のアンテナ装置の引出し状態での電流分布
を示す図。
を示す図。
【図７】可変キャパシタの構造の一例を示す図。
【図８】可変キャパシタの構造の他の一例を示す図。
【図９】ロッドアンテナ引込み時の電圧定在波比を示す
図。
図。
【図１０】ロッドアンテナ引出し時の電圧定在波比を示
す図。
す図。
【図１１】ロッドアンテナ引込み時の本例のアンテナ装
置のアジマスプレーン上での放射パターンを示す図。
置のアジマスプレーン上での放射パターンを示す図。
【図１２】ロッドアンテナ引込み時の従来のアンテナ装
置のアジマスプレーン上での放射パターンを示す図。
置のアジマスプレーン上での放射パターンを示す図。
【図１３】ロッドアンテナ引込み時の本例のアンテナ装
置のエレベーションプレーン上での放射パターンを示す
図。
置のエレベーションプレーン上での放射パターンを示す
図。
【図１４】ロッドアンテナ引込み時の従来のアンテナ装
置のエレベーションプレーン上での放射パターンを示す
図。
置のエレベーションプレーン上での放射パターンを示す
図。
【図１５】ロッドアンテナ引出し時の本例のアンテナ装
置のアジマスプレーン上での放射パターンを示す図。
置のアジマスプレーン上での放射パターンを示す図。
【図１６】ロッドアンテナ引出し時の従来のアンテナ装
置のアジマスプレーン上での放射パターンを示す図。
置のアジマスプレーン上での放射パターンを示す図。
【図１７】ロッドアンテナ引出し時の本例のアンテナ装
置のエレベーションプレーン上での放射パターンを示す
図。
置のエレベーションプレーン上での放射パターンを示す
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平９−298474（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−303622（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−104610（ＪＰ，Ｕ) 登録実用新案3034032（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01Q 1/24 H04B 1/38
Claims (18)
- 【請求項１】 携帯用端末機のハウジング内上側中央に
取り付けられ、一端が携帯用端末機のプリント回路基板
上の可変キャパシタに接続され、他端が前記プリント回
路基板の接地プレートに接続されるループアンテナと、 前記ループアンテナとに形成され、このループアンテナ
と携帯用端末機のトランシーバとを接続するマイクロス
トリップラインと、 前記ループアンテナの一角に固定され、貫通孔を有する
導電性固定部材と、 この導電性固定部材の貫通孔に挿着される円筒形固定部
材と、 この円筒形固定部材を通して出し入れ可能に設けられた
ロッドアンテナと、を備えることを特徴とする携帯用端
末機のアンテナ装置。 - 【請求項２】 対称的電流分布を有するように携帯用端
末機のハウジング内上側中央に取り付けられ、一端が携
帯用端末機のプリント回路基板上の可変キャパシタに接
続され、他端が前記プリント回路基板の接地プレートに
接続される第１アンテナと、 該第１アンテナと携帯用端末機のトランシーバとを接続
するマイクロストリップラインと、 前記第１アンテナの一角に固定され、貫通孔を有する導
電性固定部材と、 この導電性固定部材の貫通孔に挿着された円筒形固定部
材と、 この円筒形固定部材を通して出し入れ可能な第２アンテ
ナと、を備えることを特徴とする携帯用端末機のアンテ
ナ装置。 - 【請求項３】 第１アンテナがプリント回路基板によっ
て支持される請求項２記載のアンテナ装置。 - 【請求項４】 第１アンテナは、ワイヤからなるループ
アンテナである請求項２記載のアンテナ装置。 - 【請求項５】 第１アンテナは、メタルストリップから
なるループアンテナである請求項２記載のアンテナ装
置。 - 【請求項６】 導電性固定部材が、他の角部よりも相対
的に電流分布が低い一角に設けられる請求項４又は請求
項５に記載のアンテナ装置。 - 【請求項７】 第２アンテナが、ワイヤからなるロッド
アンテナであり、引込み状態で第１アンテナと導通しな
いように非導電性物質でコーティングされる請求項２記
載のアンテナ装置。 - 【請求項８】 第２アンテナが、引出し状態でλ／２ア
ンテナとして作動できる長さに構成される請求項２〜７
のいずれか一項に記載のアンテナ装置。 - 【請求項９】 第２アンテナが、引出し状態で第１アン
テナと接触する程度の太さを有する請求項８記載のアン
テナ装置。 - 【請求項１０】 第２アンテナは、引込み状態で給電点
とデカップリングされて第１アンテナだけ放射要素とし
て動作する請求項２記載のアンテナ装置。 - 【請求項１１】 可変キャパシタは、ねじ込み円筒と、
このねじ込み円筒に挿入されるねじとからなり、前記ね
じを所望の深さまでねじ込むことによりキャパシタンス
が調整される請求項２記載のアンテナ装置。 - 【請求項１２】 可変キャパシタは、プリント回路基板
に形成された複数のパッチと、これらパッチを互いに接
続させるパッチ接続線とからなり、所望の位置でパッチ
接続線を切断することによりキャパシタンスが調整され
る請求項２記載のアンテナ装置。 - 【請求項１３】 第１及び第２アンテナが、携帯通信帯
域で動作する請求項２記載のアンテナ装置。 - 【請求項１４】 携帯用端末機のハウジング内上側中央
に取り付けられ、一端が携帯用端末機のプリント回路基
板上の可変キャパシタに接続され、他端が前記プリント
回路基板の接地プレートに接続される長方形ループアン
テナと、 このループアンテナと携帯用端末機のトランシーバとを
接続するマイクロストリップラインと、 前記ループアンテナの一角に固定され、貫通孔を有する
導電性固定部材と、 この導電性固定部材の貫通孔に挿着された円筒形固定部
材と、 λ／２長さを有し、引き込み状態で前記ループアンテナ
と導通しないように非導電性物質でコーティングされ、
前記円筒形固定部材を通して出し入れ可能なロッドアン
テナと、を備えることを特徴とする携帯用端末機のアン
テナ装置。 - 【請求項１５】 可変キャパシタは、ねじ込み円筒と、
このねじ込み円筒に挿入されるねじとからなり、前記ね
じを所望の深さまでねじ込むことによりキャパシタンス
が調整される請求項１４記載のアンテナ装置 - 【請求項１６】 可変キャパシタは、プリント回路基板
に形成された複数のパッチと、これらパッチを互いに接
続させるパッチ接続線とからなり、所望の位置でパッチ
接続線を切断することによりキャパシタンスが調整され
る請求項１４記載のアンテナ装置。 - 【請求項１７】 ロッドアンテナが、引込み状態でルー
プアンテナとデカップリングされてループアンテナだけ
放射要素として動作する請求項１４記載のアンテナ装
置。 - 【請求項１８】 ループアンテナは、その高さ（ｈ１）
に応じた入力インピーダンスを有することを特徴とする
請求項１４記載のアンテナ装置。
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|---|---|---|---|
| KR1019980006504A KR100263181B1 (ko) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 휴대용 무선 단말기 안테나 |
| KR1998P6504 | 1998-02-27 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11330828A JPH11330828A (ja) | 1999-11-30 |
| JP3022878B2 true JP3022878B2 (ja) | 2000-03-21 |
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|---|---|---|---|
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| KR (1) | KR100263181B1 (ja) |
| CN (1) | CN1131573C (ja) |
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| DE (1) | DE69936076T2 (ja) |
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