JP3022348B2 - ルアー - Google Patents

ルアー

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JP3022348B2
JP3022348B2 JP8276422A JP27642296A JP3022348B2 JP 3022348 B2 JP3022348 B2 JP 3022348B2 JP 8276422 A JP8276422 A JP 8276422A JP 27642296 A JP27642296 A JP 27642296A JP 3022348 B2 JP3022348 B2 JP 3022348B2
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修 矢野
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株式会社ズイール
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、魚釣りに使用す
るルアーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック等の柔軟弾性材料で
成形されたルアーは周知である。かかるルアーの典型で
あるワームは、リール操作(リーリング)に呼応してよ
く動くように、釣り糸寄りの前端部から後方の尾部へ向
かって細く長くつくることが多い。さらにその動きをよ
くするために、尾部を比較的扁平につくり、かつ湾曲さ
せて水に対する抵抗を大きくすることがある。かかる尾
部が水中で揺れ動くと、魚の注意を引くことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】柔軟で細く長いルアー
や、その後方部分を湾曲させたルアーは、リールを操作
して泳がせようとすると、自らの長軸を中心に徒に回転
(自転)してしまい、湾曲させた尾部が思うように揺れ
動かないことがある。
【0004】そこで、この発明は、後方へ弧を画いて延
出する尾部を備えたルアーが、容易に回転することがな
く、その尾部だけが揺れ動くようにすることを課題にし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明が前提とするのは、仮想の垂直平面内にお
いて水平に延びる相対的に長い前後方向の寸法と、前記
垂直平面に直交する水平面内に延びる相対的に短い幅方
向の寸法とを有し、前記垂直平面に関し前記幅方向が実
質的に左右対称に形成された柔軟弾性材料から前記長さ
方向へ延びる胴部と尾部とを有し、前記胴部は使用状態
において釣り糸の先端寄りに位置する胴部前端部と、該
前端部の反対端となる胴部後端部とを有し、前記前後端
部間では、前記胴部の周面から外方へ前記垂直平面に関
して左右対称に少なくとも一対の第1の翼部が延出し、
前記第1の翼部と前記胴部の後端部間では、前記胴部の
周面から前記垂直平面内で垂直方向の第2の翼部が延出
し、前記尾部は前記胴部の後端部から後方へ前記垂直平
面内において弧を画いて延びているルアーである。
【0006】かかる前提において、この発明が特徴とす
るところは、前記尾部は、前記胴部に接続する基端部と
後端部と中間部とを有し、前記胴部の長さの二分の一よ
りも長くて前記垂直平面内で下方へついで上方へ湾曲す
る薄いシート状に形成されるとともに、前記基端部から
前記中間部へ次第に幅広く前記中間部から前記後端部へ
次第に幅狭く形成されていることにある。
【0007】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照し、この発明に
係るルアーの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0008】図1に斜視図で示された小魚形状のルアー
1は、柔軟弾性プラスチックの成形品であって、胴部2
と尾部3とで構成されている。胴部2には、仮想線で示
されるように釣り針4が差し込まれ、胴部2の前端部6
で針4に釣り糸7が結ばれている。
【0009】胴部2は、ほぼ紡錘形であって、前端部6
には、魚眼に似せた一対の半球状突起11があり、前後
方向中央部では、後記垂直方向の翼部12と水平方向の
翼部13とが胴部2の径方向外方へ延出している。これ
ら翼部12,13は、魚のひれに似せてある。
【0010】尾部3は、胴部2と同じ材料から胴部2の
長さの二分の一よりも長く形成され、図示されるように
下方へついで上方へ右まわりに延びる弧を画いている。
【0012】図2,3は、ルアー1の平面図と側面図で
ある。図2において、ルアー1はその幅方向を二分し、
前後の長さ方向へ延びる中心線C−Cを有し、線C−C
を含む紙面に垂直な仮想平面Pに関して左右対称に形成
されている。また、この平面図でみたルアー1は、前後
方向に長く、幅方向に短く形成されている。尾部3は、
胴部2に比べて特に薄く、仮想平面P内で扁平に形成さ
れたシート状の部分であって、側面図でみると平面P内
で弧を画いている。但し、ルアー1は、柔軟弾性材料で
形成されているから、図1に仮想線で示されるように、
尾部3が自在に変形する。かかる尾部3は、水に対して
大きな抵抗となるように、また、魚に対してよく目立つ
ように、胴部2に接続する基端部16から中間部18へ
次第に幅広く中間部18から後端部17へ次第に幅狭く
形成されている。柔軟弾性材料は、どのようなものでも
よく、例としてシリコンゴムやウレタンゴムを挙げるこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】このように構成されたルアーが泳ぐとき
には、垂直方向の翼部と左右一対の水平方向の翼部とが
胴部の中心線を軸とする自転を抑制するから、胴部は徒
に回転することがなく、ルアーはリール操作に忠実に対
応して泳ぐ。一方の尾部は、幅広い中間部に作用する水
流によって活発に揺れ動き、魚の注意を引くことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルアーの斜視図。
【図2】ルアーの平面図。
【図3】ルアーの側面図。
【符号の説明】
1 ルアー 2 胴部 3 尾部 6 前端部 12,13 翼部 P 垂直平面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想の垂直平面内において水平に延びる
    相対的に長い前後方向の寸法と、前記垂直平面に直交す
    る水平面内に延びる相対的に短い幅方向の寸法とを有
    し、前記垂直平面に関し前記幅方向が実質的に左右対称
    に形成された柔軟弾性材料から前記長さ方向へ延びる胴
    部と尾部とを有し、前記胴部は使用状態において釣り糸
    の先端寄りに位置する胴部前端部と、該前端部の反対端
    となる胴部後端部とを有し、前記前後端部間では、前記
    胴部の周面から外方へ前記垂直平面に関して左右対称に
    少なくとも一対の第1の翼部が延出し、前記第1の翼部
    と前記胴部の後端部間では、前記胴部の周面から前記垂
    直平面内で垂直方向の第2の翼部が延出し、前記尾部は
    前記胴部の後端部から後方へ前記垂直平面内において弧
    を画いて延びているルアーにおいて前記尾部は、前記胴
    部に接続する基端部と後端部と中間部とを有し、前記胴
    部の長さの二分の一よりも長くて前記垂直平面内で下方
    へついで上方へ湾曲する薄いシート状に形成されるとと
    もに、前記基端部から前記中間部へ次第に幅広く前記中
    間部から前記後端部へ次第に幅狭く形成されていること
    を特徴とする前記ルアー。
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US7076911B2 (en) * 2004-12-03 2006-07-18 Thorne David L Soft body covered swimming-jig fishing lure
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