JP3022203U - 可変形散水ヘッド - Google Patents

可変形散水ヘッド

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JP3022203U
JP3022203U JP1995009201U JP920195U JP3022203U JP 3022203 U JP3022203 U JP 3022203U JP 1995009201 U JP1995009201 U JP 1995009201U JP 920195 U JP920195 U JP 920195U JP 3022203 U JP3022203 U JP 3022203U
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Japan
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water
sprinkling
water spray
head
opening
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金垣 王
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源美股▲ぶん▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 庭に散水したり洗車に使用する可変形散水ヘ
ッドにおいて、散水機能を改善する。 【解決手段】 散水ガンの先端に固定する散水ヘッドを
ヘッド本体と、このヘッド本体に回動可能に取付けられ
る散水カバーによって構成し、該散水カバーには散水ノ
ズル板と、この散水ノズル板の裏面側に溶着される水分
配部材とを配設し、前記散水ノズル板には、第1,第2
網目ノズルと、機能の異なる複数の散水ノズルとを配設
し、前記散水ノズル板の裏面側には第1,第2加圧室を
形成すると共に、水分配部材の底面には、前記散水ノズ
ルおよび水流吐出口と対応させてそれぞれ貫通穴を形成
し、かつ第1,第2加圧室と連通する第1,第2菱形開
口部と、隙間開口部を連通するT字形通路を設けた構成
とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、庭園への散水あるいは洗車等に使用される散水ヘッドの改良に係り 、特に散水ヘッドから噴出される散水状態を可変にした可変形散水ヘッドに関す る。
【0002】
【従来の技術】
台湾実用新案登録願第801749号(1991年8月30日出願)および台 湾実用新案登録願第801749号追加二(1994年3月24日出願)などに 示されるように、従来型の散水ヘッドは、散水ヘッドの先端開口に配設された散 水ノズル板を備え、この散水ノズル板に形成した網目状の細孔ノズルおよび散水 状態を数種類に可変できる可変式散水ノズルがそれぞれ設けられたものが開発さ れて使用に供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、上述した従来の散水ヘッドは、構成が複雑で取扱いにくいと共に機 能的な見地から、微妙な散水パターンを必要とする場合に未だ使用者を満足させ る状態のものとは言いにくいという問題点があった。 本考案は、前記問題点を解決するためになされたもので、散水ヘッドの構成を 簡単にし、かつ取扱いを容易にすると共に、一つの散水ノズル板によって、多種 類の散水パターンが使用できるようにし、微妙な散水状態を可能にした可変形散 水ヘッドを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る可変形散水ヘッドは、散水ガンの始端部が給水源に連結された給 水管と連通され、握部内に配設した通路を通して終端部に連結した散水ヘッドに 水流を導き、散水ヘッドの開口部より散水ノズルを介して散水できるようにした 可変形散水ヘッドであって、前記散水ヘッドは、ヘッド本体とこのヘッド本体の 先端開口部に回動可能に取付けられる散水カバーとからなり、該散水カバーの先 端開口部には、散水カバーの内壁面と隙間開口部を有して溶着した散水ノズル板 を設け、該散水ノズル板は、外周面および内周面に貫通して形成した第1,第2 網目ノズルと、それぞれ異なった散水機能を持つ複数の散水ノズルを上,下位置 ではそれぞれ所定間隔を有し、かつ左右位置でそれぞれ近接させて、前記第1, 第2網目ノズル間の同心上に配設すると共に、前記散水ノズル板の裏面側には、 散水ノズル位置と対応させて伸長管を密着状態に突設し、かつ伸長管の上,下離 間位置には、第1,第2壁板を固着して前記第1,第2網目ノズルの位置領域を 分離する第1,第2加圧室を形成すると共に、側壁および底板を有するほぼ同形 状の水分配部材を溶着すると共に、水分配部材には前記散水ノズル板の散水ノズ ルと対応する位置に形成した貫通穴と、水流を第1,第2加圧室のいずれか一方 または両方にそれぞれ導き、第1,第2網目ノズルより水流を噴射させるための 第1,第2菱形開口部と、散水カバー内壁面と水分配部材の側壁面に形成される 隙間開口部へ水流を導くT字形通路とを設けたものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施例につき図を参照して説明する。 図1は、本考案における散水ガンの分解斜視図であり、図中20aは給水源の 一端に連結された散水ガン20の握部であって、20bは給水制御レバーである 。握部20aの上部側方にはヘッド本体21がねじ嵌合されている。ヘッド本体 21は中仕切壁20bが形成されると共に、中仕切壁20bの軸方向中央部には 取付ねじ23を螺合するねじ穴22aを有する枢支柱22が突設され、この枢支 柱22の両側に水流吐出口24aを有する管部材24と、先端部にスプリング2 5aからなる弾性部材によって、常時外方に付勢される位置決め用ピン部材26 を出没可能に装填する収容穴25を形成した位置決め部材25bが並設されてい る。
【0006】 28は管部材24の水流吐出口24aに形成した段部24bに配設されたシー ルリングである。29はヘッド本体21の開放端側に形成された段差部21aの 凹所21bに配設されるシールリングである。
【0007】 30はヘッド本体21の段差部21aに回動可能に嵌合される散水カバーであ って、散水カバー30は、全体がほぼ円筒状に形成され前面開口部の外周面には 凹凸部30aが形成されると共に、内周縁部30bには中心に向けて所定間隔を 有して放射状に形成された複数のリブ31が突設され、このリブ31の裏面側に は、散水カバー30の内壁面と離間させた隙間開口部35を持たせて散水ノズル 板32が超音波接合などの手段で固着されている。
【0008】 前記散水ノズル板32は、中央部に取付ねじ23を挿入する中央貫通穴32a を有し、かつ外周面には細孔を穿った第1網目ノズル32bが、また内周面にも 第1網目ノズル32bと同様な細孔を持つ第2網目ノズル32cが形成され、第 1,第2の網目ノズル32b,32c間には、水流を可変する散水ノズル33a ,33b,33c,および33d,33e,33fが配設されている。
【0009】 34a,34b,34cは、前記散水ノズル33aと33d間および33cと 33f間に設けられた水流を放出することのない閉塞円形部を示している。 40はその開放端が前記散水ノズル板32の裏面側に超音波接合などの手段に よって溶着される水分配部材である。
【0010】 水分配部材40は底板40aの前面側中央部に前記ヘッド本体21の枢支柱2 2と嵌合する短筒40bを有し、かつ底板40aを前後方向に貫通する貫通穴4 1a〜41fが環状に配設されて形成されると共に、底板40aの後面外周には 前記ピン部材26が弾発的に係合する8個の凹部45が形成され、ピン部材26 が凹部45に係合されることで、前記水流吐出口24aと、前記貫通穴41a〜 41fのいずれかと、または後述のT字型通路43および第1,第2菱形開口部 44a,44bのいずれか一方又は両方とそれぞれ連通するようになっている。
【0011】 43は前記吐出口24aからの水流を水分配部材40の側壁42側に導き、前 記隙間開口部35より噴射させるためのT字形通路である。44a,44bは前 記貫通穴41cと41f間に菱形状に貫通して形成された第1,第2菱形開口部 で、第1菱形開口部44aの開口面積は第2菱形開口部44bの開口面積より開 口部が若干大きめに形成されている。 このことは、噴射水流を多量に必要とする第1網目ノズル32bと、第1菱形 開口部44aが対応していることによるものである。
【0012】 図2によく見られるように、前記散水ノズル33a〜33fの後端部、即ち散 水ノズル板の裏面側には、それぞれ伸長管36a〜36fが突設されると共に、 前記水分配部材40に形成した貫通穴41a〜41fとそれぞれ連通可能となっ ており、吐出口24aの水流が散水ノズル33a〜33fに個別に流入されるよ うになっている。
【0013】 前記散水ノズル33a〜33fの裏面側に突設された伸長管36a〜36fは 、伸長管36a〜36cと、伸長管36d〜36fが互いに側面を密着した状態 で配設されており、かつ離間した伸長管36aと伸長管36d間には第1壁板3 9が、また伸長管36cと36f間にはS字状に曲折したS字形第2壁板37が 密着して固定されている。従って、伸長管36a〜36fと、第1,第2壁板3 7,39によって、第1網目ノズル32bと、第2網目ノズル32c間を区画す る第1,第2加圧室38a,38bが形成される。
【0014】 以上のように構成された本考案の散水ヘッドは、まず散水ノズル板32を散水 カバー30のリブ31に内方より溶着し、次に水分配部材40を散水ノズル板3 2の裏面側に溶着する。
【0015】 前記水分配部材40の溶着時は、T字形通路43を散水ノズル板32のノズル 33aと33d間の閉塞円形部34aに対応させて位置させ、かつ2個並びの閉 塞円形部34b,34cに対応しては、第1,第2菱形開口部44a,44bを 位置させて溶着させる。 この状態では、第1菱形開口部44aはS字形第2壁板37によって区画され た第1加圧室38aと連通し、また、第2菱形開口部44bは第2加圧室38b と連通する。
【0016】 前記溶接によって散水ノズル板32および水分配部材40が組付けられた散水 カバー30は、取付ねじ23によってヘッド本体21の先端開口部に回動可能に 取付けられると共に、散水カバー30を備えたヘッド本体21は散水ガン20に 螺合固着される。
【0017】 使用時には、一体に固着された散水カバー30および水分配部材40を共に回 転することで、多様な機能を有する散水ノズル33a〜33fおよび閉塞円形部 34a〜34cがヘッド本体21の水流吐出口24aとそれぞれ整合し、水流を 所望の機能を持ったノズルにより噴出させることができる。 則ち、T字形通路43が吐出口24aと整合したときは、水が散水ノズル板3 2の側周と散水カバー30の内壁面間に形成される隙間開口部35より放射され る。
【0018】 また、図6で示すように、第1菱形開口部44aが吐出口24aと整合状態に 位置決めされた場合には、水流がS字形第2壁板37で区画される第1加圧室3 8a側に導かれ、第1網目ノズル32bから噴射される。
【0019】 一方、図5に示されるように、第2菱形開口部44bが吐出口24aと整合状 態に位置決めされると、水流は第2加圧室38b側に導かれ、第2網目ノズル3 2cから噴射される。
【0020】 さらに、図7について説明すると、第1,第2菱形開口部44a,44bが近 接した状態で形成されているので、水流吐出口24aを第1,第2菱形開口部4 4a,44bに同時に整合させることが出来、水流を第1,第2加圧室38a, 38b側に同時に供給して、第1,第2網目ノズル32b,32cから同時に噴 射放水することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の可変形散水ヘッドによれば、水流吐出口からの 水流を、散水カバーの内壁面と散水ノズル板の外周間に形成される隙間開口部か ら、また機能の異なる複数の散水ノズルからそれぞれ個別に、さらにまた第1, 第2網目ノズルのいずれか一方または両方とから、それぞれ所望によって散水が 可能となり、微妙な散水パターンを必要とする使用者に充分満足を与えることが できると共に、機能的に優れた散水ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の可変型散水ヘッドの一実施例を示す分
解斜視図。
【図2】図1に示す散水ヘッドの散水カバーを背面側よ
り見た背面斜視図。
【図3】図に示す散水カバーを組立てた状態の背面斜視
図。
【図4】図1の散水ヘッドを組立てた状態の全体斜面
図。
【図5】図1の散水ヘッドの第2網目ノズルを使用する
場合の説明図で、(a)は部分正面図、(b)は縦断面
図。
【図6】図1の散水ヘッドの第1網目ノズルを使用する
場合の説明図で、(a)は部分正面図、(b)は縦断面
図。
【図7】図1の散水ヘッドの第1,第2網目ノズルを同
時に使用する場合の説明図で、(a)は部分正面図、
(b)は縦断面図。
【符号の説明】
20 散水ガン 20a 握部 20b 給水制御レバー 21 ヘッド本体 21a 段差部 22 枢支柱 23 取付ねじ 24 管部材 24a 水流吐出口 25a スプリング(弾性部材) 25b 位置決め部材 26 ピン部材 28 シールリング 29 シールリング 30 可変散水カバー 31 リブ 32 散水ノズル板 32a 中央貫通穴 32b 第1網目ノズル 32c 第2網目ノズル 32d 隙間開口部 33a〜33f 散水ノズル 34a〜34c 閉塞円形部 35 隙間開口部 36a〜36f 伸長筒 37 S字形第2壁板 38a,38b 第1,第2加圧室 39 第1壁板 40 水分配部材 40a 底板 40b 短筒 41a〜41f 貫通穴 42 側壁 43 T字形通路 44a,44b 第1,第2菱形開口部 45 凹部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 散水ガンの始端部が給水源に連結された
    給水管と連通され、握部内に配設した通路を通して終端
    部に連結した散水ヘッドに水流を導き、散水ヘッドの開
    口部より散水ノズルを介して散水できるようにした可変
    形散水ヘッドであって、前記散水ヘッドは、ヘッド本体
    とこのヘッド本体の先端開口部に回動可能に取付けられ
    る散水カバーとからなり、該散水カバーの先端開口部に
    は、散水カバーの内壁面と隙間開口部を有して溶着した
    散水ノズル板を設け、該散水ノズル板は、外周面および
    内周面に貫通して形成した第1,第2網目ノズルと、そ
    れぞれ異なった散水機能を持つ複数の散水ノズルを上,
    下位置ではそれぞれ所定間隔を有し、かつ左右位置でそ
    れぞれ近接させて、前記第1,第2網目ノズル間の同心
    上に配設すると共に、前記散水ノズル板の裏面側には、
    散水ノズル位置と対応させて伸長管を密着状態に突設
    し、かつ伸長管の上,下離間位置には、第1,第2壁板
    を固着して前記第1,第2網目ノズルの位置領域を分離
    する第1,第2加圧室を形成すると共に、側壁および底
    板を有するほぼ同形状の水分配部材を溶着すると共に、
    水分配部材には前記散水ノズル板の散水ノズルと対応す
    る位置に形成した貫通穴と、水流を第1,第2加圧室の
    いずれか一方または両方にそれぞれ導き、第1,第2網
    目ノズルより水流を噴射させるための第1,第2菱形開
    口部と、散水カバー内壁面と水分配部材の側壁面に形成
    される隙間開口部へ水流を導くT字形通路とを設けたこ
    とを特徴とする可変形散水ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記第1加圧室と第2加圧室とは散水ノ
    ズル板の裏面側に突出する伸長管と、この伸長管に固着
    した第1,第2壁板とによって区画されると共に、第
    1,第2菱形開口部と対応する位置に配設される第2壁
    板はS字形状に形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の可変形散水ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記第1菱形開口部の開口大きさは、第
    2菱形開口部の開口より若干大きく形成されていること
    を特徴とする請求項1,2記載の可変形散水ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108457348A (zh) * 2017-09-21 2018-08-28 厦门科牧智能技术有限公司 一种喷嘴和喷水装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108457348A (zh) * 2017-09-21 2018-08-28 厦门科牧智能技术有限公司 一种喷嘴和喷水装置
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