JP3022187U - おむつの濡れ感知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、電池により作動する感知装置をお
むつに取付け、意志表示が出来ない寝たきりの病人、老
人あるいは乳幼児などの排尿、排便を直ちに感知する。 【構成】 本考案は、感知端子１、ビニールコード２、
および抵抗器、トランジスタ、発光ダイオード、電池、
スイッチを内蔵する感知器３で構成する感知装置の検知
端子部を、おむつ４に粘着テープで取付け、排尿、排便
によりおむつが濡れると、水の電導性により電気回路に
電流が通じ、発光ダイオードが点灯して便の排出を視覚
によって検知出来、的確なおむつの処理に役立つ。また
粘着テープにより着脱自在であるため反復使用が出来
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、布おむつや紙おむつに着脱自在の、おむつの濡れを感知する装置に 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、排尿や排便の意志表示が出来ない寝たきりの病人、老人あるいは乳幼児 などのおむつの取り替えは、世話をする人の主観に頼っていたため、排尿、排便 時期の的確な把握がされず、また、排尿、排便の有無を検知するには臭覚やおむ つに指を入れる等の触覚によっていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

病人、老人あるいは乳幼児などを世話をする人の主観によるおむつの取替えは 、排尿、排便後直ちに行われるとは限らず、長時間放置される場合もあるため健 康上好ましくなく、また指等の触覚による検知は衛生上問題がある。従って、お むつの濡れを視覚により直ちに検知することにより前述の欠点を解消しようとす るものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、電池により作動する感知装置を、布または紙おむつに粘着テープで 取付け、排尿、排便によりおむつが濡れると直ちに水の電導性により電気回路に 電流が通じ、発光ダイオードが点灯して便の排出を視覚で検知出来るようにする ことにより課題を解決している。

【０００５】

【作用】

感知装置をおむつに取付けてスイッチをＯＮにし、電気回路を作動状態にする 。おむつに排尿、排便があれば直ちに感知端子が導通し、電気回路に電流が流れ 発光ダイオードが点灯する。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面にしたがって紙おむつによる実施例を説明する。１はプラグ状 をした感知端子であり、紙おむつ外側カバー前面下部の一部を切り、該感知端子 をカバーの内側に差込んだあと粘着テープで固定する。２はビニールコードであ り、検知端子１と感知器２を連結する。３は抵抗器３ａ、トランジスタ３ｂ、発 光ダイオード３ｃ、リチュウム電池３ｄ、スイッチ３ｅをプラスチック容器に収 納した感知器で、寝たきりの病人、老人および乳幼児などの衣服あるいはベッド の手すりなど発光ダイオードの点灯が見えやすい箇所に粘着テープ等で固定し、 スイッチをＯＮにすれば作動を開始する。

【０００７】

【考案の効果】

上述のように、本考案は発光ダイオードを利用して視覚により排尿、排便の時 期を知ることが出来るようにしたことにより衛生的なおむつの交換が可能となり 、またおむつから着脱自在であるため反復使用が出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】感知装置およびおむつへの取付位置の平面図で
ある。

【図２】感知装置のおむつへの取付位置の断面図であ
る。

【図３】感知装置の電気回路図である。

【符号の説明】

１ 感知端子 ２ ビニールコード ３ 感知器 ３ａ 抵抗器 ３ｂ トランジスタ（２ＳＣ１８１５） ３ｃ 発光ダイオード ３ｄ リチュウム電池（３Ｖ） ３ｅ スイッチ ４ おむつ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 電池により作動する感知装置を、おむつ
   に粘着テープで取付け、排尿、排便によりおむつが濡れ
   ると、水の電導性により電気回路に電流が通じ、発光ダ
   イオードが点灯して視覚によって便の排出を検知するこ
   とが出来、また粘着テープを使用することにより、おむ
   つの取替え時に粘着テープをはがし該感知装置を取りは
   ずして反復利用が可能なことを特徴とするおむつの濡れ
   感知装置。