JP3022069B2 - 3次元アイコンによる情報表示装置及び方法 - Google Patents

3次元アイコンによる情報表示装置及び方法

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JP3022069B2
JP3022069B2 JP5183333A JP18333393A JP3022069B2 JP 3022069 B2 JP3022069 B2 JP 3022069B2 JP 5183333 A JP5183333 A JP 5183333A JP 18333393 A JP18333393 A JP 18333393A JP 3022069 B2 JP3022069 B2 JP 3022069B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータによる画
像表示装置及び方法に関するものであり、特に3次元コ
ンピュータグラフィックス(CG)空間における3次元
アイコンを用いた情報の格納概念、表示方法、検索方法
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ画面上の情報表示手
法として、画面上に2次元の画像として表示されたアイ
コンやウィンドウを使用したものがある。図8は、従来
の2次元のアイコンとウインドウによる情報表示例であ
り、例えばCRTディスプレー41等の画面上に示され
たアイコンをマウス6等の入力装置により、インデック
ス43を動かして指定することにより、そのアイコンに
対応したウインドウが画面上に開かれ、そこに情報が表
示される。また、複数のアイコンを指定することによ
り、複数のウインドウを開き、画面上に同時に表示する
ことも可能である。
【0003】この方法によれば、2次元で表示されたア
イコンにより、情報の種類(文章、画像など)を表わす
ことができたり、ウィンドウにより情報のグループを作
ることができる。図9は、階層的な関連をもつ情報群の
例を示す図であり、例えば情報2−1と情報2−2は同
じ階層に属する情報を示している。アイコンとウインド
ウを用いた情報の表示方法は、同じ階層に属する情報の
ウインドウを同時に表示可能であるため、情報の階層的
表示にも便利であり、ユーザにも分かりやすいという利
点がある。
【0004】また、ウィンドウで、表示した情報をアイ
コン化して収容したり、アイコンの図柄を工夫して内容
をわかりやすくしたり、ウィンドウをきれいに整理して
みせるなどの仕組も提供されているなど、それまでの文
字表示のみの情報管理に比べて、格段にユーザに親しみ
やすい表示方法となっているといえる。
【0005】また、従来、3次元コンピュータグラフィ
ックス(CG)空間を表示する技術が開発されており、
オペレータの見る方向により、あたかも本当の物体を立
体的にあらゆる角度から見るような映像を表示すること
が可能である。また、これにより、例えば、建物の内部
をあたかも歩き回って、その場所ごとの建物の景観を見
るような仮想現実体験を得ることも研究されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の技術では、多量の情報を扱おうとして複数のウ
ィンドウなどの画像を2次元の画面上に表示すると、画
面上でウインドウなどが幾重にも重なり、同時に見るこ
とができなくなるため、全体に情報相互の関係を把握す
るのが難しくなるという欠点や、アイコン等も隠されて
しまうため、操作性が悪くなるという問題がある。
【0007】従来、このように重なった下層ウインドウ
の見えない部分を見ようとする場合、上層ウインドウを
画面上の他の場所に移動するという方法もあるが、画面
上にスペースが無くなってくると、上層ウインドウを消
去するか、下層ウインドウと交換するかしないと目的と
する下層ウインドウの部分を見ることができず、下層ウ
インドウと上層ウインドウとを同時に見るということは
難しかった。
【0008】また、情報は必ず階層的なファイル構造の
どこかに属するという形でウィンドウ内に表示されるこ
ととなり、例えば階層の深い部分にある情報を表示して
いる時に、他の階層構造の同レベルの階層の情報を相互
に比較して見たいというような場合、必ず他の階層のト
ップからボトムダウンする必要があり、目的レベルの情
報相互の関係を自由に表示することはできない。
【0009】さらに情報を表わすアイコンは、あまり大
きくすると画面を占有してしまうため、それぞれの大き
さは規定されており、また複数のアイコンを効率よく並
べるためアイコンのデザインも制限を受けている。この
ため、アイコンの大きさやデザインにより、情報を表現
するという自由度は小さいという問題がある。
【0010】[発明の目的] 本発明は、上記のような問題点を根本的に解決し、コン
ピュータを用いた、よりわかりやすい情報整理手段や、
高い操作性等をユーザーに提供することを目的とする。
【0011】特に、アイコンとウインドウを用いた情報
表示において、複数のアイコンやウインドウを表示装置
上に並べた場合でも情報相互の関連が分かり易く、情報
相互の関連が自由に表示でき、かつアイコンのデザイン
の自由度を高めたシステムを実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するための手段として、3次元コンピュータグラ
フィックス空間(3次元CG空間)を表示する3次元空
間表示手段と、前記3次元CG空間内に3次元アイコン
演算して表示する3次元アイコン表示手段とを有する
ことを特徴とする3次元アイコンによる情報表示装置を
提供する。
【0013】また、前記アイコンを、前記3次元CG空
間において選択するアイコン選択判定手段と、前記選択
されたアイコンに対応する情報を前記3次元空間内の3
次元ウインドウに表示する3次元ウインドウ表示手段
と、オペレータの視点位置情報を入力して該視点の移動
に合わせて前記3次元CG空間、及び前記3次元アイコ
ン、及び前記3次元ウインドウを、リアルタイムで移動
表示するように指示する視点位置情報入力手段と、を有
することを特徴とする3次元アイコンによる情報表示装
置を提供するものである。
【0014】また、前記アイコン選択判定手段は、前記
3次元CG空間において、従来のポインティングカーソ
ルとアイコンの表示領域との重なりで評価するアイコン
選択判定手段だけでなく、前記オペレータの視点を示す
表示体を該アイコンに近付けるか又は接触させることに
より行なうことを特徴とし、また、2次元的に重なって
見える複数の前記ウインドウ表示及び前記アイコン表示
を、前記視点移動により、3次元的に他の方向から重な
らないように見ることができることを特徴とし、また、
前記アイコン及び/又はウインドウに動作をさせる手段
を有することを特徴とし、また、前記3次元CG空間と
して絵画の展示空間が表示され、前記3次元アイコンは
該展示空間に展示される絵画として表示されることを特
徴とする3次元アイコンによる情報表示装置を提供する
ものでもある。
【0015】更にまた、本発明は、3次元コンピュータ
グラフィックス空間(3次元CG空間)を表示装置に表
示し、 前記3次元CG空間内に3次元アイコンを計算機
により演算して表示することを特徴とする3次元アイコ
ンによる情報表示方法を提供するものであり、 また、前
記3次元CG空間において、オペレータの視点を示す表
示体を該アイコンに近付けるか又は接触させることによ
り、前記アイコンが選択されることを特徴とする3次元
アイコンによる情報表示方法により、 また、選択された
前記アイコンに対応する情報を、前記3次元空間内に、
計算機により演算して表示された3次元ウインドウに表
示することを特徴とする3次元アイコンによる表示方法
により、 また、前記3次元アイコン及び/又は3次元ウ
インドウに動作をさせることを特徴とする3次元アイコ
ンによる情報表示方法により、 また、前記3次元CG空
間と前記3次元アイコンと前記3次元ウインドウを、計
算機によりリアルタイムで演算して、前記オペレータの
視点移動により変化する映像を表示することを特徴とす
る3次元アイコンによる情報表示方法により、 また、2
次元的に重なって見える複数の前記ウインドウ表示及び
前記アイコン表示を、オペレーターの視点移動により、
3次元的に他の方向から重ならないように見た映像を計
算機により計算して表示することを特徴とする3次元ア
イコンによる情報表示方法により、 また、前記3次元C
G空間として展示空間が表示され、前記3次元アイコン
は該展示空間に並ぶ絵画として表示されることを特徴と
する3次元アイコンによる情報表示方法により、上記課
題を解決しようとするものである。
【0016】
【作用】本発明によれば、2次元の画面空間のかわりに
3次元空間を表示した画像を導入し、その中で3次元の
アイコンとウインドウを配置する手法を考案した。本発
明によれば、従来2次元で表示されていたアイコンを3
次元化することにより、この3次元アイコンが示す情報
の種類(例えば文字、音声、画像、動画など)や内容
を、アイコンの形状として自由にデザインできるように
なった。
【0017】すなわち、従来2次元のアイコンでは、複
数のアイコンを大きくすると画面を占有してしまったり
画面内で重なってしまい、操作性や表示性が悪くなって
しまったが、本発明の3次元アイコンを3次元空間に配
置する方法によれば、仮に画面が2次元的にアイコンに
占有されても奥行を使って裏側に回り込んで見たり、斜
め上方向からアイコンを眺めたりすることができるた
め、アイコンの大きさやデザインは自由にすることがで
きる。
【0018】また、アイコンの配置も自由に設定できる
ため、3次元空間のどこに置くかによって、他の情報と
の関連性を示すこともでき、また、その配置にいろいろ
な意味付けも行うことができる。さらにアイコンには、
どのような動き(アクション)も付けることもでき、そ
れにより、情報の持つ多元的な側面をも表示しデザイン
できることとなる。
【0019】本発明では、アイコンなどの画像は、単に
立体的に認知することができる絵ではなく、コンピュー
タのソフトウェアの中(数学的表示)において、3次元
の座標を持つものとして表示されている。このことによ
り、画像表示装置の画面を覗き窓のように使い、情報空
間を自由に航行し、アイコンのデザインに誘導され、目
的の情報を検索することができる。
【0020】検索を行う情報空間では、たとえば、情報
の重要度を配置の奥行きによって表示したり、重要な情
報と設定されたものほど大きなアクションをおこすな
ど、情報の内容を表示するための非常に多くの要素を設
定することができる。また、検索する空間そのもの、つ
まり3次元で表示された空間として室内、建築物、宇宙
などの場面をデザインすることができるので、情報空間
とウインドウに格納された情報の関係をも関連づけるこ
とができる。
【0021】このような情報表示手段を導入することに
より、情報の種類、内容、重要性などの付加的な情報を
導入できることになり、文字情報に頼らずに、視覚的に
情報の種類、内容、重要性などの情報の持つ要素を多元
的に表わすことができる。また、情報は、ユーザーが情
報空間を航行し、アイコンに十分に近づくか接触する
か、もしくは、従来のようにポインティングカーソルに
よって選択することによって、その内容を見ることがで
きる。この場合、文字データや画像データなどは、ウィ
ンドウが開いて表示され、その内容を確認できることと
なる。
【0022】このように、本発明の3次元表示による場
面設定や空間に配置されたアイコンにより、より直観的
に目的の情報を検索することができる。また、情報相互
の配置を適宜に行うことにより、関連情報などとの関連
を空間的に辿ることができる。
【0023】さらに、ユーザーが積極的に検索を行おう
としなかった情報についても、アイコンのデザインに喚
起され、ユーザーにとって予想もしなかった情報に出会
う場としても作用する。このように、本発明は、これま
での情報表示に全く見られない特性を備えている。
【0024】
【実施例】[実施例1]図4、図5、図6 は、本発明の一実施例の表示画面を示
す図であり、図4はウインドウを開く前の画面であり、
図5はアイコンを指定してウインドウを開いた様子を示
す図である。また、図6は、別の表示画面を示す模式図
である。
【0025】図において、41はCRT等のディスプレ
ーであり、43はオペレーターにより3次元CG空間内
を視点移動するための視点表示体であり、オペレーター
が、視点表示体を操作することにより、仮想空間内のど
の方向に向けて移動するかを表わすものである。この視
点表示体としての形状は自由であり、任意の位置に置け
る。また、この視点表示体の動きによって、仮想現実的
に3次元空間内の視点の移動する方向と量及び速度を装
置に与えるものでもある。また42は絵画、44はテレ
ビジョン45は本,46はヘッドホン、47は球であ
る。図4は美術館のような展示空間を3次元的にCG表
示したものであり、視点表示体43をオペレートして視
点移動を行なうと、そこで見える景観もその都度計算さ
れ、移動する景観を動画像として表示される。
【0026】本発明では、3次元アイコンとして、テレ
ビジョン44、本45、及び絵画42ヘッドホン46
を立体的に表示してある。このように、本発明の特徴の
一つとして、アイコンのデザイン大きさは、従来の2次
元のアイコンに比べて自由に設定することができる。
た、実際の商品をモデル化したものでもよい。
【0027】オペレータは、例えば絵画42のアイコン
に、3次元空間として定義された空間の中で、近付く
か、もしくは接触することにより、アイコン42を選択
することができる。この時、視点は移動しているので、
これにより、図5に示すように、3次元ウインドウ4
2’が開いた状態になる。ここで、この3次元ウインド
ウには、デジタル化された絵画を高精度で表示し、拡
大、縮小も可能である。更にこの絵画の解説が必要であ
れば、3次元ウインドウを開いて解説のための情報を取
り出すことができる。
【0028】また、この展示空間全体の情報にアクセス
するため、テレビジョンを表現したアイコン44を選択
することにより、3次元ウインドウを開いて、その中に
デジタル化されたビデオ映像の情報を取り出すこともで
きる。同様に、ヘッドホンを表現したアイコン46を選
択すると、実際に、音声による情報がシステムより出力
される。
【0029】またアイコンの選択は、更に複雑ではある
が、商品の機能をシュミレートしたうえで、アイコンを
選択したことにして、必要な情報を得るようにすること
もできる。例えば、本45は、選択された後、実際の本
のように、ページが開かれ、その後に、ウインドウが表
示される。
【0030】また、例えばヘッドホン46は重要な情報
をもつアイコンであるとすれば、全体が回転するなどの
動作をさせることにより、ユーザーの注意を喚起するこ
とができるというのが、本発明の特徴の一つでもある。
また、球47を選択して、球47は、他の仮想空間の情
報を写し込んで表示され、オペレータは、球アイコン4
7を選択することにより、その情報空間へ移動するとい
うことも可能である。
【0031】また、コンピュータの内部表現としては、
この情報空間は、同一の記述ファイルである必要はな
く、例えば、ネットワークでつながった他のコンピュー
タから読み込むファイルを、新しい情報空間として、リ
ンクして使うことも、当然可能である。
【0032】例えば、図6は、球47を選択した後に、
リンクをとってディスプレーに表示された仮想空間であ
り、街のようになっている。建物の一つ一つも独立して
3次元アイコンとして設定してあり、それぞれの建物の
内部空間へリンクしている。また、3次元アイコンとし
て、ロボット48は、ユーザーが内部空間を移動するこ
とについてまわり、この商店街に関する案内役として動
くように設定されている。また、このような設定例で
は、3次元アイコンの集合体として設定されてい る商店
街そのもののデザインが、ユーザーに、この情報空間か
ら得られる情報を想起させるという効果を持つ。このよ
うなことは、これまでのユーザーインターフェースには
無い特徴である。また、リアルタイムで情報が表示され
るため、空間内を自由に移動する仮想現実感を高めるこ
とができる。
【0033】また、図5は、多くのウインドウが開かれ
て表示された状態を示す図である。ここで、従来の2次
元表示のウインドウでは、重なって見えない部分が多く
なり、異なるウインドウにある情報の関連性を把握する
ことは難しくなる。しかしながら、本発明の3次元表示
によれば、例えば画面内の部屋の天井から下に並んでい
るウインドウ群を眺めることも可能である。このため、
必要とする情報がすべて見える位置に視点を移動するこ
とにより、2次元的には重なって見える複数のウインド
ウも、重ならないように眺めることが可能であり、別の
ウインドウの関連情報の把握が容易となる。
【0034】また、開かれたウインドウ群の裏側に移動
して他のアイコン等を眺めることも可能であり、同様に
ウインドウの裏側にまわってドア49を開けて外に出て
みることも可能であるため、より多くのウインドウを開
いて多くの情報にアクセスしても、従来の2次元ウイン
ドウのように操作性が悪くなるということはない。
【0035】また、リアルタイムで情報が表示されるた
め、空間内を自由に移動する仮想現実感を高めることが
できる。図1は、上述した本発明の3次元アイコンのシ
ステム構成の概略を示す図である。
【0036】図において、1は、例えば室内を3次元表
示するためのデータを蓄えたデータ格納手段であり、2
は、本発明の特徴である3次元アイコンの表示データ格
納手段であり、3は同様に本発明の特徴となる3次元ウ
インドウ表示データ格納手段である。本発明では、アイ
コン表示データとウインドウ表示データを3次元座標デ
ータとして持ち、視点により演算してその時の景観を表
示することにより、従来の2次元アイコンでは得られな
い効果を得ることができるものである。
【0037】また、5はCRT等のディスプレー装置で
あり、視点移動を行なうためマウス6等の入力手段を接
続し、空間内の見る角度を変えることができる。7は、
本発明の3次元アイコン制御プログラムであり、計算機
4により、視点位置情報に応じた3次元空間と、3次元
アイコンと、アイコンが選択された場合の3次元ウイン
ドウの表示を演算して出力するものである。
【0038】図2は、この3次元アイコン制御プログラ
ムの概略構成を示したものであり、図に示すように、視
点位置情報入力手段7−1により視点位置情報を入力し
てそのときの空間とアイコン等を表示する手段7−2〜
7−4を有している。また、アイコンやウインドウにア
クションさせて注目度を高める場合の動作手段7−3−
1,7−4−1や、アイコンが選択されたかどうかを判
定する手段7−5も有している。
【0039】図3は、本発明の処理の概略を示すフロー
チャートである。図に示すように、スタートすると、概
略的には、まず背景となる3次元空間を視点位置に応じ
て出力し(S1)、次に、アイコンの表示場所であれば
3次元アイコンを表示する(S2)。そしてアイコンが
選択されれば3次元ウインドウを表示する(S4)。
し、アイコンに別空間への移動や、アイコン自身の移
動、変形等のアクションが定義されている場合は、それ
が実行される。更に視点の移動情報から3次元空間と、
3次元アイコンと3次元ウインドウがどう見えるかを演
算して表示を続ける。
【0040】[実施例2] 図7は、本発明の他の実施例の1つとしての3次元ウォ
ークスルーアドベンチャーシステムの概略構成を示す図
である。これは、大型ハイビジョンモニター上に3次元
でモデリングされた3D(三次元)CG空間を準備し、
この空間内の自由な場所に3Dアイコンを配置すること
ができる。また、3Dアイコンには、文字データ、ピク
チャーデータ、動画ビデオデータ、音声データをリンク
させることができる。
【0041】本実施例では、室内等の3次元空間データ
としてハイビジョン静止画データを用意し、ジョイステ
ィック等で移動情報を入力し、それに3次元アイコンを
表示する。また、ウインドウ情報としてはNTSC映像
用の光ディスクに記憶された情報を表示するように構成
してある。
【0042】このシステムでは、想定される環境や情報
を表わすアイコンの3次元のモデリングデータを変更す
ることによって、全く違った情報空間の構築を簡単に行
うことができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
いままでの2次元のアイコンを使った情報表示におい
て、ウィンドウやアイコンが重なって見えなくなった
り、複雑な階層関係が分かりにくかった点や操作性が悪
かった点が、3次元アイコン及び3次元ウインドウを用
いたことにより、複雑な階層性をもつ情報を見やすく、
分かり易く、扱いやすくすることができるという効果が
得られた。
【0044】すなわち、情報相互の複雑な階層関係や、
抽象的な情報相互の位置関係を立体的に表示することが
可能となり、より分かり易い情報分類も可能となった。
また、アイコン表示を3次元とすることにより、アイコ
ンの大きさやデザインを自由にすることができ、アイコ
ンのデザイン等に意味を持たせることが容易となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの概略構成図。
【図2】本発明の3次元アイコン制御プログラムの概略
構成図。
【図3】本発明の処理の概略を示すフローチャート。
【図4】本発明の実施例の表示例。
【図5】本発明の実施例の表示例。
【図6】本発明の実施例の表示例。
【図7】本発明を用いた3次元ウォークスルーアドベン
チャーシステムの概略構成図。
【図8】従来のアイコンとウインドウの表示画面の例を
示す図。
【図9】階層的関連性を持つ情報群を示すブロック図。
【符号の説明】
1 3次元CG空間表示データ格納手段 2 3次元アイコン表示データ格納手段 3 3次元ウインドウ表示データ格納手段 4 計算機 5 ディスプレー装置 6 視点移動情報入力手段(マウス) 7 3次元アイコン制御プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 知之 東京都文京区本郷3−23−5−602 株 式会社ビジュアルサイエンス研究所 (56)参考文献 特開 昭64−50170(JP,A) 特開 平2−199580(JP,A) 特開 平3−222033(JP,A)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元コンピュータグラフィックス空間
    (3次元CG空間)を表示する3次元空間表示手段と、 前記3次元CG空間内に3次元アイコンを表示する3次
    元アイコン表示手段と、前記3次元アイコンを、前記3次元CG空間において選
    択するアイコン選択手段と、 前記選択された3次元アイコンに対応する情報を前記3
    次元空間内の3次元ウインドウに表示する3次元ウイン
    ドウ表示手段と、 オペレータの視点位置情報を入力して該視点の移動に合
    わせて前記3次元CG空間、及び前記3次元アイコン、
    及び前記3次元ウインドウを、リアルタイムで移動表示
    するように指示する視点位置情報入力手段と、 を有することを特徴とする3次元アイコンによる情報表
    示装置。
  2. 【請求項2】 前記アイコン選択手段は、前記3次元C
    G空間において、前記オペレータの視点を示す表示体を
    該3次元アイコンに近付けるか又は接触させることによ
    り選択することを特徴とする請求項1に記載の3次元ア
    イコンによる情報表示装置。
  3. 【請求項3】 2次元的に重なって見える複数の前記ウ
    インドウ表示及び前記アイコン表示を、前記オペレータ
    前記視点移動により、3次元的に他の方向から重なら
    ないように見ることができることを特徴とする請求項1
    に記載の3次元アイコンによる情報表示装置。
  4. 【請求項4】 前記アイコン及び/又はウインドウに動
    作をさせる手段を有することを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載の3次元アイコンによる情報表
    示装置。
  5. 【請求項5】 前記3次元CG空間として本棚が表示さ
    れ、前記3次元アイコンは該本棚に並ぶ本として表示さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の3次元アイコン
    による情報表示装置。
  6. 【請求項6】 3次元コンピュータグラフィックス空間
    (以下、3次元CG空間と称する)を表示装置に表示
    し、 前記3次元CG空間内に3次元アイコンを表示し、 前記3次元アイコンを前記3次元CG空間において選択
    し、選択された前記3次元アイコンに対応する情報を前記3
    次元空間内の3次元ウインドウに表示し、 オペレータの視点位置情報を入力して該視点の移動に合
    わせて前記3次元CG空間、及び前記3次元アイコン、
    及び前記3次元ウインドウを、リアルタイムで移動表示
    するように指示する、 ことを特徴とする3次元アイコンによる情報表示方法。
  7. 【請求項7】 前記3次元CG空間において、前記オペ
    レータの視点を示す表示体を前記3次元アイコンに近付
    けるか又は接触させることにより、前記3次元アイコン
    が選択されることを特徴とする請求項に記載の3次元
    アイコンによる情報表示方法。
  8. 【請求項8】 前記選択された3次元アイコンに対応す
    る情報を表示するため、前記3次元空間内に、前記オペ
    レータの視点移動に合わせた見え方の前記3次元ウイン
    ドウを、3次元座標データから演算して表示することを
    特徴とする請求項6又は7に記載の3次元アイコンによ
    る表示方法。
  9. 【請求項9】 前記3次元CG空間と前記3次元アイコ
    ンと前記3次元ウインドウを、計算機によりリアルタイ
    ムで、3次元座標データを演算して、前記オペレータの
    視点移動により変化する映像として表示することを特徴
    とする請求項6〜8のいずれかに記載の3次元アイコン
    による情報表示方法。
  10. 【請求項10】 2次元的に重なって見える複数の前記
    ウインドウ表示及び前記3次元アイコン表示を、前記オ
    ペレーターの視点移動により、3次元的に他の方向から
    重ならないように見た映像を、計算機により、前記3次
    元座標データを計算して表示することを特徴とする請求
    に記載の3次元アイコンによる情報表示方法。
  11. 【請求項11】 前記3次元CG空間として展示空間が
    表示され、前記3次元アイコンは該展示空間に並ぶ絵画
    として表示されることを特徴とする請求項6〜10のい
    ずれかに記載の3次元アイコンによる情報表示方法。
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