JP3021908U

JP3021908U - 筋力測定装置

Info

Publication number: JP3021908U
Application number: JP1995004077U
Authority: JP
Inventors: 重松シゲノ
Original assignee: 重松シゲノ
Priority date: 1995-03-27
Filing date: 1995-03-27
Publication date: 1996-03-12
Anticipated expiration: 2001-03-27

Abstract

(57)【要約】【目的】人の手の指でＯ形の輪を作り、外力によりこ
の輪の指の接点を外す方向に力をかけ、この輪を維持で
きる指の筋力を計ることで、健康状態を知る方法におい
て、この外力に機械的機構による駆動力を使用すること
で、他の人の力を借りる必要をなくし、その筋力を計る
手段に電気的測定機構を用いて、これまでの方法ではで
きなかった、容易で、正確に筋力を測定する方法を提供
する。【構成】人の親指（１）と人指し指（２）または、そ
の他の指で形成されたＯ形状の輪の中に位置でき、その
輪の指の接点（６）を離すよう作動するレバー（３）と
（４）を有する。このレバーは、しだいに力を増しなが
ら作動するが、その力の強さは随時計ることができる
（１３）または（１７）などをを有する。レバー（３）
および（４）が、指の輪の接点を外すと、これが外れた
ことが検出できる検出器（９）または（１７）などを有
する。また、これら検出器で検出した信号から、筋力の
値として算出する処理装置（１１）と、これにより指の
筋力として表示する表示器（７）を有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

人の健康状態を手の指の筋力から知る手段に関し、他人の力を必要せずしかも正確にその筋力を測定する方法。

【０００２】

【従来の技術】

従来、指の筋力の強さを知る方法として、指でＯ形状に輪をつくりこれを他の人の力で輪の接点が外れるまで力をかけ、その外すに要する力の強さの感覚で、客観的に筋力を判断する方法があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この、従来の方法では次のような欠点があった。（イ）指のＯ形状の輪を外す力は他の人の力によるしかなかったので、自ら筋力を測定することはできなかった。（ロ）同様に、Ｏ形状の指の筋力の強さは、これを外す人の感覚で知る方法以外になかったため、強さを正確に知ることができなかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

人の親やゆび（１）と人指し指（２）または、その他の指でＯ形状に輪を形成する中に位置するよう、例えば、レバー（３）と（４）を設け、これを駆動する機構と、これを作動始めるスイッチ（８）、駆動力を随時検出する検出器（１３）、または（１７）、Ｏ形状に輪を形成した指の輪が接した点（６）が、レバーの力により外された時、瞬時にこれを検出する検出器（９）、または（１０）を設け、これらが検出した信号を処理し、指の筋力として算出する処理装置（１１）と、その値を表示すための表示器（７）、これらを収めたケース（５）により構成する。

【０００５】

【作用】手の親指（１）人指し指（２）、または、その他の指でレバー（３）および（４）の回りにＯ形に指の輪を作り、レバー作動スイッチ（８）を入れると、レバーはＯ形状を維持できる指の力を越えるまで、開く力を増しながら随時その力の大きさの値を処理装置に送る。また、レバーの開く力に指の筋力が負け、指の輪の接点（６）が離れると、検出器（９）または（１０）が、処理装置（１１）に信号を送る。これにより、処理装置は、指の輪の接点が離れた時のレバーの開く力を算出し、指の筋力の値として、表示器（７）に表示する。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。（イ）人の手の親指（１）と人指し指（２）、または、その他の指によりＯ形状の輸を形成した中に位置でき、その輪を開く方向に作動できる２本のレバー（３）と（４）を設ける。（ロ）作動開始スイッチ（８）によりレバー（３）と（４）が指の輪を開く方向に、指がＯ形状を維持できる力に打ち勝つ迄、順次力を増しながら駆動できる動力伝達機構（１２）、または（１４），（１５）、を設ける。（ハ）レバー（３）と（４）を開く力を伝える機構に、その力を随時検出器でききる検出器（１３）または（１７）を設ける。（ニ）２つのレバーの回りに形成する指のＯ形状の輪の接点（６）部に、この接点が離れたことを知るための検出器（９）、または（１０）を設ける。（ホ）指のＯ形状接点部（６）の離れ検出器（９）の信号により、レバーの作動力検出器（１３）、または（１７）の値を演算処理し、筋力を算出する処理装置（１１）を設ける。（ヘ）処理装置で算出された値を、指の筋力の値として表示する表示器（７）を設ける。本案は、以上のような構造で、これを使用するときは、レバー（３），（４）の回りに、親指（３）と人指し指（４）、または、その他の指によりＯ形状の輪を形成し、レバーの開き開始スイッチ（８）を入れる。これにより、レバーが開きはじめ、次第に開く力を増しながら作動するが、この力の大きさは、作動力検出器（１３）または（１７）で随時知ることができる。また、レバーの力が増し、指がＯ形状を維持できる力を越えると、指の輪の接点（６）部が離れ、検出器（９）または（１０）が作動するが、この時のレバーが開く作動力が、指をＯ形状に維持できる筋力の大きさと等しいので、この時の双方の検出器の信号を、処理装置（１１）が指の筋力の値として算出し、筋力の値表示器（７）により表示する。なお、レバーの厭動方法と作動力検出手段、および、指の輪の接点部離れ検出手段の例を、図２と図３にそれぞれ示した。このほか、多くの例が考えられるが、いずれも、本案の目的が達せられる方法であれば問題はない。

【０００７】

【考案の効果】

指の筋力を測定するにおいて、従来のように、他の人の力に依ることなく、かつ、正確な値が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の全体を示した斜視図である。

【図２】本考案の実施例で、ケースを切り裂いて内部を
示した斜視図である。

【図３】本考案の図２の実施例に代わり他の実施例を示
す斜視図である。

【図４】本考案の処理装置の演算例を示した電気特性図
である。

【符号の説明】

１人の手の親指２人の人指し指３レバー４レバー５ケース６指の接点部７筋力値表示器８スイッチ９光検出器１０圧力検出器１１処理装置１２電磁プランジャー１３圧力検出器１４モーター１５カム１６電力供給源１７電力量検出器

【手続補正書】

【提出日】平成７年９月４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】主として人の手の親指とその他の指１本
または複数本によりＯ形状の輪を形成し、この形状を維
持できる指の筋力の大きさで人の健康状態を知る方法に
於いて、その形状に外部より強制的に力を加え指の輪の
接点を外す機構。
【請求項２】請求項１の機構により形成する指の接点
が耐えられなくなり外れたことを知る検出器、これによ
り指の接点が外れた時の外力の強さが指の筋力として定
量的に測定できるようにした、筋力測定装置。