JP3021703U - がたつき防止機構を有する引戸建具 - Google Patents

がたつき防止機構を有する引戸建具

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JP3021703U
JP3021703U JP1995009622U JP962295U JP3021703U JP 3021703 U JP3021703 U JP 3021703U JP 1995009622 U JP1995009622 U JP 1995009622U JP 962295 U JP962295 U JP 962295U JP 3021703 U JP3021703 U JP 3021703U
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勝 鎌田
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引戸建具の横揺れにともなう騒音が解消され
てなる引戸建具を提供する。 【解決手段】 両側面に鴨居の溝壁に当接して引戸建具
の横揺れを防止するクッション部を有する、幅調整が自
在とされているブロック体3を、鴨居の溝内に嵌め込ま
れるようにして引戸建具1に配設してなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は引戸建具に関する。さらに詳しくは、がたつきが防止されてなる引戸 建具に関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅においては従来より、部屋を外界から仕切るために引戸建具が用いられて いる。この引戸建具は、よく知られているように、鴨居に設けられた溝に上端部 が嵌め込まれ、敷居に設けられたレールに下端部が嵌め込まれた構成とされてい る。
【0003】 しかるに、この引戸建具の鴨居の溝への嵌め込み部は、引戸建具の円滑な開閉 を担保するために、図8に示すように、ある程度のクリアランスが設けられてい る。そのため、引戸建具1´の開閉時、引戸建具1´に風が当たった場合、ある いは部屋内外の気圧差が発生した場合に引戸建具1´に横揺れが生じ(図8の2 点鎖線参照)、それに伴い、引戸建具1´の上端部1aが鴨居の溝の側面に衝突 し、騒音が発生する。その結果、居住性の悪化を招来するという問題がある。こ のことは、襖や軽い引戸建具において顕著である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、引戸建具の横揺 れにともなう騒音が解消されてなる引戸建具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の引戸建具は、引戸建具の鴨居の溝内に嵌め込まれる部分に、円滑な開 閉を確保しながらがたつきが防止できる、がたつき防止機構を備えてなることを 特徴とするものである。
【0006】 本考案の引戸建具の第1態様は、両側面に鴨居の溝壁に当接して引戸建具の横 揺れを防止するクッション部を有する、幅調整が自在とされているブロック体を 、鴨居の溝内に嵌め込まれるようにして引戸建具に配設してなることを特徴とす るものである。
【0007】 より具体的には、本考案の引戸建具の第1態様は、前記ブロック体の個数が2 個とされるとともに、前記ブロック体が一対の台形状ブロック分割体からなり、 前記ブロック分割体の各々が、内部にバネの位置調整が可能なバネ収納用空間と 、前記バネ収納用空間に対応させて下底部に設けられた、調整ねじの位置調整が 可能な調整ねじ挿通用透孔と、一体化されたときに側面を構成する部位に柔軟な 弾性体からなるヒレ状体とを有し、前記ブロック分割体が、そのバネ収納用空間 にコイルバネをその軸方向をブロック体の軸方向に平行にして収納した状態で、 その斜辺部を接合面として一体化され、その状態で一方のブロック分割体の調整 ねじ挿通用透孔から、前記コイルバネの中空部を挿通しながら他方の調整ねじ挿 通用透孔から突出している調整ねじにより、引戸建具の鴨居の溝に嵌め込まれる 上端部の前部および後部に固着されていることを特徴とするものである。
【0008】 本考案の引戸建具の第2態様は、適度の弾性を有し幅調整が自在とされている リング状体を、鴨居の溝内に嵌め込まれるようにして引戸建具に配設してなるこ とを特徴とするものである。
【0009】 より具体的には、本考案の引戸建具の第2態様は、前記リング状体が2個とさ れるとともに、前後面が平面とされ、かつ側面が外方に突出している曲面とされ 、一方のリング状体が、引戸建具の鴨居の溝に嵌め込まれる上端部の前部に後面 を当接させた状態で、前面から後面に貫通している調整ねじにより固着され、他 方のリング状体が、引戸建具の鴨居の溝に嵌め込まれる上端部の後部に前面を当 接させた状態で、後面から前面に貫通している調整ねじにより固着されてなるこ とを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
本考案の引戸建具は、前述したように、引戸建具の鴨居の溝内に嵌め込まれる 部分に、円滑な開閉を確保しながらがたつきが防止できる、がたつき防止機構を 備えてなるので、引戸建具の円滑な開閉を確保しながら、引戸建具の開閉時の横 揺れ、引戸建具に風が当たった場合の横揺れ、あるいは部屋内外の気圧差による 引戸建具の横揺れに起因する騒音が防止される。また、それにより居住性が向上 する。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本考案を実施の形態に基づいて説明するが、本 考案はかかる実施の形態のみに限定されるものではない。
【0012】 実施の形態1 本考案の実施の形態1にかかわる引戸建具を図1に示し、この実施の形態1の 引戸建具1は、鴨居の溝に嵌め込まれる部分の前端部および後端部にがたつき防 止機構2,2を備えてなるものである。
【0013】 このがたつき防止機構2は、具体的には図2〜図4に示すように、側面にクッ ション部を有する2個のブロック分割体4,4からなることにより、幅調整が自 在とされた引戸建具1の開閉方向に軸方向を有するブロック体3とされている。 つまり、このブロック分割体4は台形状をとされ、そしてこのブロック分割体4 の斜辺部4aを接合面としてブロック体3が構成されている。なお、図3におい て、矢符はブロック体3の幅調整時のブロック分割体4の移動方向を示す。
【0014】 このブロック分割体4には、図2および図3に示すように斜辺部4a側から下 底部4b側に向けて長穴状断面のバネ収納用空間41が形成されている。また、 図2および図4に示すように下底部4bの前記バネ収納用空間41に対応する位 置に調整ねじ挿通用長孔42が、前記バネ収納用空間41の長穴状断面に縮小相 似形で、かつ当該空間41に貫通させて設けられている。さらに、このブロック 分割体4の下底部4bと上底部4cを結ぶ直線部4dの面には、適度の柔軟性お よび弾性を有するヒレ43が複数(図2に示す例では2個)設けられている。か かる特性のヒレ43は、例えば軟質合成樹脂により作製することで得られる。ま た、ブロック分割体4は、例えば硬質合成樹脂とされる。なお、前記説明から明 らかなように、ヒレ43が鴨居の溝壁に当接するクッション部を構成する。
【0015】 そして、一方のブロック分割体4のバネ収納用空間41にその軸をブロック体 3の軸方向に平行にしてコイルバネ5を収納し、このコイルバネ5が収納された ブロック分割体4の調整ねじ挿通用長孔42から調整ねじ6を差し込み、ついで この調整ねじ6のバネ収納用空間41に進入した部分をバネ5の中空部5aに挿 通させ、しかるのち他方のブロック分割体4の斜辺部4aをこのブロック分割体 4の斜辺部4aに摺動可能な状態で接合してブロック体3とする。このとき、収 納されているコイルバネ5は圧縮される。しかるのち、このブロック体3を、そ の軸方向を引戸建具1の開閉方向に一致させて、引戸建具1の鴨居の溝に嵌め込 まれる上端部11の前後を所定量切除して設けられた、ブロック体装着部12, 12に調整ねじ6の先端部を引戸建具1の上端部11の端面11aに当接させて 載置する。
【0016】 この後、このブロック体装着部12に載置されたブロック体3は、調整ねじ6 が引戸建具1の上端部11に螺着されてブロック体装着部12に固定される。そ の際、ブロック分割体4,4相互の接触長さを調整する(図3の矢符参照)こと により、ブロック体3の幅Wが鴨居の溝幅W´に適合するように調整される。こ の場合、バネ5はブロック体3の幅Wが小さくなるように作用する。ここで、こ の調整は引戸建具1が鴨居に建て込まれた状態においてもなし得る。なお、図4 においては作図の便宜上、鴨居と引戸建具1との隙間は誇張されている。
【0017】 このように、この実施の形態1によれば、柔軟な弾性部材からなるヒレ43を 側面に有するブロック体3の幅Wを、鴨居の溝幅W´に適応するように調整して 引戸建具1の鴨居の溝に嵌め込まれる上端部11に装着しているので、引戸建具 1の円滑な開閉を確保しながら、そのがたつきが防止される。
【0018】 実施の形態2 本考案の実施の形態2にかかわる引戸建具を図5に示し、この実施の形態2の 引戸建具1Aは、鴨居の溝に嵌め込まれる部分の前端部および後端部に、適度の 弾性と剛性とを有する柔軟な弾性材のリング状体7,7からなるがたつき防止機 構2A,2Aを備えてなるものである。
【0019】 このリング状体7は、適度の弾性と剛性を有する材料、例えば合成樹脂からな り、また図6および図7に示すように、その前面7aおよび後面7bが平面とさ れ、かつその両側面7c,7dが曲面とされている。そして、このリング状体7 は、引戸建具1Aの鴨居の溝に嵌め込まれる上端部11の前後を所定量切除して 設けられたリング状体装着部13に後面7b(または前面7a)を、前記上端部 11の端面11aに当接させて載置される。ついで、このリング状体装着部13 に載置されたリング状体7は、その前面7a(または後面7b)から後面7b( または前面7a)を貫通して前記上端部11に螺着される調整ねじ6により引戸 建具1Aに固定される。また、このリング状体7の幅Wは、調整ねじ6の前記上 端部11への進入長さを調整することによりなされる。例えば、調整ねじ6の進 入長さを深くすれば、図6に2点鎖線で示すように、リング状体7が押し潰され てその幅Wが広くなる。ここで、この幅調整は引戸建具1Aが鴨居に嵌め込まれ た状態においてもなし得る。なお、図7においては作図の便宜上、引戸建具1A と鴨居との隙間は誇張されている。
【0020】 このように、この実施の形態2によれば、適度の弾性と剛性とを有する柔軟な 弾性材からなるリング状体7からなるがたつき防止機構2A,2Aを、引戸建具 1Aの鴨居の溝に嵌め込まれる上端部11に装着しているので、引戸建具1Aの 円滑な開閉を確保しながら、引戸建具1Aのがたつきが防止される。
【0021】
【考案の効果】 以上詳述したように、本考案によれば、引戸建具の鴨居の溝内に嵌め込まれる 部分に、円滑な開閉を確保しながらがたつきが防止できる、がたつき防止機構を 備えてなるので、引戸建具の円滑な開閉を確保しながら、開閉時の横揺れ、引戸 建具に風が当たった場合の横揺れ、あるいは部屋内外の気圧差による引戸建具の 横揺れに起因する騒音が防止されるという優れた効果が得られる。また、それに より居住性が向上するという優れた効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態1にかかわる引戸建具の斜
視図である。
【図2】同引戸建具に用いられているブロック体の分解
斜視図である。
【図3】同引戸建具の端部平面図である。
【図4】同引戸建具の端面図である。
【図5】本考案の実施の形態2にかかわる引戸建具の斜
視図である。
【図6】同引戸建具の端部平面図である。
【図7】同引戸建具の端面図である。
【図8】従来の引戸建具が鴨居の溝に嵌め込まれた状態
の説明図である。
【符号の説明】
1,1A 引戸建具 11 上端部 12 ブロック体装着部 13 リング状体装着部 2,2A がたつき防止機構 3 ブロック体 4 ブロック分割体 4a 斜辺部 4b 下底部 41 バネ収容空間 42 調整ねじ挿通用長孔 43 ヒレ 5 コイルバネ 6 調整ねじ 7 リング状体 W 幅

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引戸建具の鴨居の溝内に嵌め込まれる部
    分に、円滑な開閉を確保しながらがたつきが防止でき
    る、がたつき防止機構を備えてなることを特徴とする引
    戸建具。
  2. 【請求項2】 両側面に鴨居の溝壁に当接して引戸建具
    の横揺れを防止するクッション部を有する、幅調整が自
    在とされているブロック体を、鴨居の溝内に嵌め込まれ
    るようにして引戸建具に配設してなることを特徴とする
    引戸建具。
  3. 【請求項3】 前記ブロック体の個数が2個とされると
    ともに、前記ブロック体が一対の台形状ブロック分割体
    からなり、 前記ブロック分割体の各々が、内部にバネの位置調整が
    可能なバネ収納用空間と、前記バネ収納用空間に対応さ
    せて下底部に設けられた、調整ねじの位置調整が可能な
    調整ねじ挿通用透孔と、一体化されたときに側面を構成
    する部位に柔軟な弾性体からなるヒレ状体とを有し、 前記ブロック分割体が、そのバネ収納用空間にコイルバ
    ネをその軸方向をブロック体の軸方向に平行にして収納
    した状態で、その斜辺部を接合面として一体化され、そ
    の状態で一方のブロック分割体の調整ねじ挿通用透孔か
    ら、前記コイルバネの中空部を挿通しながら他方の調整
    ねじ挿通用透孔から突出している調整ねじにより、引戸
    建具の鴨居の溝に嵌め込まれる上端部の前部および後部
    に固着されてなることを特徴とする請求項2記載の引戸
    建具。
  4. 【請求項4】 適度の弾性を有し幅調整が自在とされて
    いるリング状体を、鴨居の溝内に嵌め込まれるようにし
    て引戸建具に配設してなることを特徴とする引戸建具。
  5. 【請求項5】 前記リング状体が2個とされるととも
    に、前後面が平面とされ、かつ側面が外方に突出してい
    る曲面とされ、 一方のリング状体が、引戸建具の鴨居の溝に嵌め込まれ
    る上端部の前部に後面を当接させた状態で、前面から後
    面に貫通している調整ねじにより固着され、他方のリン
    グ状体が、引戸建具の鴨居の溝に嵌め込まれる上端部の
    後部に前面を当接させた状態で、後面から前面に貫通し
    ている調整ねじにより固着されてなることを特徴とする
    請求項4記載の引戸建具。
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