JP3021529U - ドアースコープ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は反射鏡とレンズからなる光学系を介し
てドア外部対象物を正立象として容易に拡大視認できる
ように構成し、且つドアに対して着脱自在となしたドア
ースコープ装置に関する。 【構成】二分割可能なハウジングを一体的に組み合わせ
て、反射鏡とレンズからなる光学系を収納し、該反射鏡
とレンズからなる光学系を介してドア外部対象物を正立
象として拡大視認できるように構成したことを特徴と
し、ハウジング背面にマグネットシートを貼着し、鉄ま
たはステンレス等の磁性体材質からなるドアに対して着
脱自在に構成したことを特徴とし、ハウジング内部に複
数の反射鏡とレンズとを保持できる保持部を該ハウジン
グと一体的に設けたことを特徴とし、且つ、非磁性体材
質からなるドアに対して、ドア孔部のリングねじを介し
て磁性体材質からなるホルダーをドアに取付け、該ホル
ダーに対してハウジングを着脱自在に構成したことを特
徴とするドアースコープ装置である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はドアースコープ装置に関し、特に二分割可能なハウジングを一体的に 組み合わせて、反射鏡とレンズからなる光学系を収納し、該反射鏡とレンズから なる光学系を介してドア外部対象物を正立象として容易に拡大視認できるように 構成したことを特徴とするドアースコープ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、戸外の映像を拡大表示させる種々の考案が提供されており、例えば実開 昭６１−２４５１２５公報や実開昭５９−８９３１４号公報に開示されているよ うなドアースコープ装置ではドアと一体的に設けられ複雑な光学系や高価なプリ ズム等を使用したものであり、また更に高価な装置としてはテレビ方式のドアー スコープ装置が考案されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記せるような従来のドアースコープ装置では、例えば実開昭６１−２４５１ ２５公報や実開昭５９−８９３１４号公報に開示されているようなドアースコー プ装置の場合、機構が複雑で高価であり、またドア孔部と一体的に形成する装置 であるので既存のドアに容易に取り付けることができず、荷物の出し入れ等で障 害となる場合でも取外しが容易にできるものではなかった。更にテレビ方式のも のは極めて高価になり設置にも手数の掛かるものであった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案ドアースコープ装置は前記せるような従来の課題を解決するために創案 されたものであり、二分割可能なハウジングを一体的に組み合わせて、反射鏡と レンズからなる光学系を収納し、該反射鏡とレンズからなる光学系を介してドア 外部対象物を正立象として拡大視認できるように構成したことを特徴とし、ハウ ジング背面にマグネットシートを貼着し、鉄またはステンレス等の磁性体材質か らなるドアに対して着脱自在に構成したことを特徴とし、ハウジング内部に複数 の反射鏡とレンズとを保持できる保持部を該ハウジングと一体的に設けたことを 特徴とし、且つ、非磁性体材質からなるドアに対して、ドア孔部のリングねじを 介して磁性体材質からなるホルダーをドアに取付け、該ホルダーに対してハウジ ングを着脱自在に構成したことを特徴とするドアースコープ装置である。

【０００５】

【作用】

本考案は二分割可能なハウジングを一体的に組み合わせて、反射鏡とレンズか らなる光学系を容易に収納することができ、該反射鏡とレンズからなる光学系を 介してドア外部対象物を正立象として拡大視認できると共に、ドアに対して着脱 自在であるので不要の際は容易に取り外しておくこともできる。

【０００６】

【実施例】

以下図面に基づいて本考案ドアースコープ装置を具体的に説明する。図１は本 考案ドアースコープ装置の縦断面図である。図２は本考案ドアースコープ装置の 使用状態を示す斜視図である。図３は図２の部分分解図である。図４は第２の実 施例を示す本考案ドアースコープ装置の使用状態の斜視図である。図５は図４の 部分斜視図である。

【０００７】 本考案ドアースコープ装置は二分割可能なハウジング２、２を一体的に組み合 わせて、該ハウジング２、２内に反射鏡６、９、１０と凸レンズ７、８からなる 光学系を収納し、該反射鏡６、９、１０と凸レンズ７、８からなる光学系を介し てドア本体１の外部対象物を正立象として離れた距離から拡大視認できるように 構成したドアースコープ装置である。

【０００８】 すなわち、ドア本体１の外側の対象物（例えば人物）はドア孔部５、反射鏡６ 、凸レンズ７、８、反射鏡９、１０を経て観察部４から正立象として拡大視認さ れる。更に拡大して視認したい場合は図１中点線で示すように凹レンズ１１、凸 レンズ１２を観察部４の透明ガラス４１の手前に設けてもよい。

【０００９】 ハウジング２、２を組み合わせる場合、図３に示すように一方のハウジング２ に突設せる嵌着部２２を設け、他方のハウジング２を嵌着するすることができ、 又双方の接合部に段差（図示せず）を設けてもよい。または凹凸部が嵌着するよ うに相互のハウジング２、２に設けてもよく、ハウジング２、２の組合せ構造に は種々の構造が適用できる。組み合わされたハウジング２、２は図２に示すよう に完成してドア本体１に取り付けられる。

【００１０】 ハウジング２、２の背面にはそれぞれマグネットシート３が貼着されており、 鉄またはステンレス等の磁性体材質からなるドア本体１に対して着脱自在に構成 されている。

【００１１】 ハウジング２、２の内部には複数の反射鏡６、９、１０と凸レンズ７、８とを 保持できる複数の保持部２１が該ハウジング２、２と一体的に設けられている。

【００１２】 ハウジング２、２のドア孔部５に当接する位置には透明ガラス１５が配置され 、観察部４には透明ガラス４１が配置されているので組み合わされたハウジング ２、２内にほこり等が入り込まないようになっている。

【００１３】 第２の実施例において、図４乃至図５に示すようにドア本体が非磁性体材質か らなる場合、ドア孔部５のリングねじ１４を介して磁性体材質からなるホルダー １３をドア本体１に取付けておけば、該ホルダー１３に対してハウジング２、２ を着脱自在にすることができる。

【００１４】

【考案の効果】

本考案ドアースコープ装置は以上説明したような構成であるので、二分割可能 なハウジングを一体的に組み合わせて、反射鏡とレンズからなる光学系を容易に 収納することができ、該反射鏡とレンズからなる光学系を介してドア外部対象物 を正立象として拡大視認できると共に、ドアに対して着脱自在であるので不要の 際は容易に取り外しておくこともできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案ドアースコープ装置の縦断面図である。

【図２】本考案ドアースコープ装置の使用状態を示す斜
視図である。

【図３】図２の部分分解図である。

【図４】第２の実施例を示す本考案ドアースコープ装置
の使用状態の斜視図である。

【図５】図４の部分斜視図である。

【符号の説明】

１．ドア本体 ２．ハウジング ２１．保持部 ２２．嵌着部 ３．マグネットシート ４．観察部 ４１．透明ガラス ５．ドア孔部 ５１．透明ガラス ６．反射鏡 ７．凸レンズ ８．凸レンズ ９．反射鏡 １０．反射鏡 １１．凹レンズ １２．凸レンズ １３．ホルダー １４．リングねじ １５．透明ガラス

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】二分割可能なハウジングを一体的に組み合
   わせて、反射鏡とレンズからなる光学系を収納し、該反
   射鏡とレンズからなる光学系を介してドア外部対象物を
   正立象として拡大視認できるように構成したことを特徴
   とするドアースコープ装置。
2. 【請求項２】ハウジング背面にマグネットシートを貼着
   し、鉄またはステンレス等の磁性体材質からなるドアに
   対して着脱自在に構成したことを特徴とする請求項１の
   ドアースコープ装置。
3. 【請求項３】ハウジング内部に複数の反射鏡とレンズと
   を保持できる保持部を該ハウジングと一体的に設けたこ
   とを特徴とする請求項１のドアースコープ装置。
4. 【請求項４】非磁性体材質からなるドアに対して、ドア
   孔部のリングねじを介して磁性体材質からなるホルダー
   をドアに取付け、該ホルダーに対してハウジングを着脱
   自在に構成したことを特徴とする請求項１のドアースコ
   ープ装置。