JP3021455B2 - 海苔調合液濃度制御装置 - Google Patents

海苔調合液濃度制御装置

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JP3021455B2
JP3021455B2 JP5246258A JP24625893A JP3021455B2 JP 3021455 B2 JP3021455 B2 JP 3021455B2 JP 5246258 A JP5246258 A JP 5246258A JP 24625893 A JP24625893 A JP 24625893A JP 3021455 B2 JP3021455 B2 JP 3021455B2
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信廣 梶原
嘉道 古賀
一昭 江島
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株式会社戸上電機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙葉海苔を製造する際に
海苔調合液の濃度を制御する海苔調合液濃度制御装置に
関し、特に濃度制御状態の数値表示を行う海苔調合液濃
度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として特開昭61−
227766号公報に開示されるものがある。この従来
装置を図5及び図6に示す。この図5は従来装置の全体
ブロック構成図、図6は従来装置における制御盤の正面
図である。同図において従来装置は、濃度調整部8の濃
度調整槽81に貯留される海苔調合液800の濃度を検
出し、この検出された検出濃度と濃度設定部1で設定さ
れた設定濃度とに基づいて濃度制御部40が濃度調整槽
81に貯留される海苔調合液800の濃度を調整制御
し、前記検出濃度を現在値表示器75がディジタル的に
表示すると共に、設定濃度を設定値表示器76が前記現
在値表示器75の桁数および各桁位置を揃えてディジタ
ル的に表示する構成である。
【0003】前記濃度調整槽81は、調合機80からの
適正濃度に近い濃度の海苔調合液800と供給ポンプ8
3によっておくられる水槽82からの水を流入して貯留
するように設置される。また、濃度調整槽81には取出
口に濾過スクリーン87が取り付けられた排出ポンプ8
4が備えられ、低濃度のとき濃度調整槽81から水分を
濾過して排出させる。さらに濃度調整槽81には槽内に
貯留された海苔と水との混合物である海苔調合液800
の濃度を検出するための濃度センサ22と、槽内の水位
が設定された上限水位および下限水位に達したときにそ
れぞれ作動して電気的信号を発信するフロートスイッチ
86とが取付けられている。
【0004】前記現在値表示器75及び設定値表示器7
6は海苔調合液の現在値及び設定値の濃度をそれぞれ3
桁程度の数字でディジタル表示するパネルメータであっ
て、制御盤95の中央部に上下に2段に並設している。
この制御盤95の盤面上には、調節ダイヤル11、濃淡
表示用ランプL1、L2、L3、L4、L5、給水ポンプ8
3用の入力スイッチ830、排水ポンプ84の入力スイ
ッチ840、警報ブザー79、この警報ブザー79用の
スイッチ790、手動−自動切り換えスイッチ820及
び電源スイッチ810が各々設けられる構成である。
【0005】前記濃度センサ22は、例えば発光ダイオ
ードのような発光素子を有する発光部22aと、例えば
フォトトランジスタやフォトダイオードのような受光量
に応じてその電気出力を変化する受光素子を有する受光
部22bとから構成される。この発光部22aによって
発せられた光信号は、混合物を透過して受光部22bに
到達し、受光部22bからは、透過光量によって変化す
る出力信号が発生される。この出力信号は増幅器23に
より増幅され、差動増幅器30により設定値発生器12
から出力される設定濃度の基準信号と比較し、その偏差
値が増幅された後、電圧弁別器31に供給される。この
電圧弁別器31により電圧の大きさに従って例えば5段
階の電圧信号に弁別される。
【0006】この弁別された5段階の電圧信号は、それ
ぞれ濃淡表示部77に供給され、その電圧の大きさに応
じて濃淡表示用ランプL1、L2、L3、L4、L5のいず
れか1つのランプを点灯させ、濃度センサ22によって
検出された海苔調合液800の濃度を設定濃度値と比較
して表示する。濃淡表示用ランプL1は最大の高濃度
「濃過」を、ランプL2は中程度の高濃度「濃」を、濃
淡表示用ランプL3は適正濃度「良」を、濃淡表示用ラ
ンプL4は中程度の低濃度「薄」を、濃淡表示用ランプ
L5は最大の低濃度「薄過」を、それぞれ表示するよう
に設定されている。
【0007】まず、海苔原藻をミンチ機(図示を省略)
により細小片に裁断してミンチ化し、このミンチ化した
海苔原藻を水洗いして塩分・夾雑物を取除いた後に脱水
機で脱水して、調合機80に供給する。この調合機80
へは前記脱水した海苔原藻と同時に水も供給され、所望
の厚さの紙葉海苔を得るのにほぼ等しい海苔調合液80
0とされる。この海苔調合液800は調合機80から濃
度調整槽81内に供給される。この濃度調整槽81に貯
留される海苔調合液800の水位が設定された上限水位
に達すると、フロートスイッチ86が作動してリミット
信号が調合機80側にフィードバックされ、この調合機
80からの供給が停止する。この濃度調整槽81内に貯
留されている海苔調合液800は、海苔と水との分離を
防ぐために撹拌85により撹拌されつつ、濃度調整槽
81に設置された濃度センサ22によりその濃度が検出
される。
【0008】この海苔調合液800は調合機80から濃
度調整槽81内に供給される。この濃度調整槽81に貯
留される海苔調合液800の水位が設定された上限水位
に達すると、フロートスイッチ86が作動してリミット
信号が調合機80側にフィードバックされ、この調合機
80からの供給が停止する。この濃度調整槽81内に貯
留されている海苔調合液800は、海苔と水との分離を
防ぐために攪拌器85により攪拌されつつ、濃度調整槽
81に設置された濃度センサ22によりその濃度が検出
される。
【0009】また、濃度設定部1で海苔調合液800の
適正濃度値が設定される。この設定濃度値が設定値表示
器76にディジタル表示されると共に前記検出された検
出濃度が現在値表示器75に各々表示される。この現在
値表示器75及び設定値表示器76は各々桁数及び各桁
位置を揃えて表示することから、各々の状態を操作者が
容易に判断できることとなる。前記検出された検出濃度
値及び設定濃度値が各々作動増幅器30に入力され、そ
の偏差濃度値が演算されて電圧弁別器31に出力され
る。この電圧弁別器31は偏差濃度値の信号電圧値に応
じて全段階に弁別して出力する。
【0010】この弁別された各信号によりタイマ回路4
1、43を始動させて、このタイマ回路41、43によ
り設定される時間だけ駆動回路42、44を駆動させ
る。この駆動回路42は排水ポンプ84を駆動させて水
を排水して濃度を高くし、また駆動回路44は供給ポン
プ83を駆動させて水を給水することにより濃度を低下
させる。このようにして、適正濃度に調整された海苔調
合液800は濃度調整槽81から海苔抄機(図示を省
略)に供給されて海苔が抄かれ、余った海苔調合液80
0は濃度調整槽81に戻される。
【0011】なお、濃度調整槽81の水位が設定された
下限水位まで低下すると、フロートスイッチ86が作動
して調合機80に信号が送られるので調合機80の弁装
置が作動し、水位が設定上限水位に達するまで海苔調合
液800を濃度調整槽81に供給する。このように、濃
度調整槽81内の海苔調合液800の濃度が適正濃度の
範囲を外れた場合にも、自動的にその濃度を適正濃度に
調整することを可能にし、以て製品である紙葉海苔の厚
さの適正かつ均一化が図られている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】 従来の海苔調合液
濃度制御装置は以上のように構成されていたことから、
海苔調合液の濃度を調整制御するための基礎となる設定
濃度の目標値と検出濃度の現在値とを各桁位置を揃えて
ディジタル的に表示できるものの、濃度調整を具体的に
制御するための調整方向と調整数値を具体的に表示する
ことができず、装置全体の濃度調整バランスをとる濃度
調整作業に長年の勘及び熟練が必要となるという課題を
有していた。即ち、設定濃度の目標値と検出濃度の現在
値との偏差濃度の濃度値は、瞬時に暗算するか又は筆算
しなければ判らず、従来装置による自動濃度調整を補完
する手動濃度調整作業が大変困難であった。この自動濃
度調整を補完する手動濃度調整作業としては、ミンチ化
した海苔原藻を水洗いして塩分・夾雑物を取除いた後の
脱水機の脱水率の調整、及び/又は調合機80に供給さ
れる前記ミンチ化脱水海苔原藻と水の供給量の調整など
がある。
【0013】 特に、海苔調合液の手動濃度調整作業は
時々刻々変化する海苔調合液の状態を作業者が即座に判
断して調整しなければならないことから、濃度調整の調
整方向及び調整量を具体的に迅速に認識する必要があ
る。本発明は前記課題を解消するためになされたもの
で、海苔調合液の濃度調整の基礎となる濃度設定値及び
濃度検出値を表示すると共に、濃度調整の具体的な調整
方向及び濃度量(濃度偏差)をディジタル的に瞬時に
断することができる海苔調合液濃度制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】 図1は本発明の原理の
説明図である。本発明に係る海苔調合液濃度制御装置
は、海苔原料と水とを混合した海苔調合液の濃度を制御
する海苔調合液濃度制御装置において、海苔調合液の濃
度を目標の設定濃度に任意に設定する濃度設定手段と、
海苔調合液の濃度を検出する濃度検出手段と、検出され
た検出濃度と設定された設定濃度との偏差を演算して偏
差濃度を出力する偏差演算手段と、偏差濃度のディジタ
ル値を少なくとも表示する表示手段と、設定濃度及び検
出濃度、又は偏差濃度に基づいて海苔調合液を設定濃度
に調整制御する濃度制御手段と、偏差演算手段から出力
される偏差濃度の濃度値に基づいて、偏差濃度のディジ
タル数値を表示色を各々異ならせて表示手段に表示させ
る表示色制御手段又は前記ディジタル数値に付随して濃
淡の方向を表す符号、記号又は色彩を表示手段に表示さ
せる濃度方向制御手段と、前記表示手段に表示されるデ
ィジタル値の偏差濃度及び表示色若しくは濃淡方向の符
号、記号又は色彩に基づいて海苔調合液の濃度を手動で
制御するものである。
【0015】また、本発明は必要に応じて、検出濃度又
は設定濃度を任意に選択して表示手段に偏差濃度と共に
出力する選択手段を備え、表示手段が選択手段により出
力される検出濃度又は設定濃度と共に、偏差濃度を表示
するものである。さらに、本発明は必要に応じて、偏差
演算手段から出力される偏差濃度の濃度値に基づいて、
偏差濃度のディジタル数値を表示色を各々異ならせて表
示手段に表示させる表示色制御手段を備えるものであ
る。さらにまた、本発明は必要に応じて、偏差演算手段
から出力される偏差濃度の濃度値に基づいて、偏差濃度
のディジタル数値と、当該ディジタル数値に付随して濃
淡の方向を表す符号又は記号を表示することもできる。
【0016】
【作用】 本発明においては、海苔調合液の目標値とな
る設定濃度を濃度設定手段にて設定し、海苔調合液の現
在値の濃度を濃度検出手段にて検出し、この検出濃度と
設定濃度との偏差を偏差演算手段により演算し、濃度制
御手段が海苔調合液の濃度を設定濃度に調整制御し、
の演算した偏差濃度をディジタル値として表示手段に表
示すると共に、偏差濃度の濃度値により偏差濃度のディ
ジタル数値を表示色制御手段が表示色を各々異ならせて
表示手段に表示させ又は濃淡の方向を表す符号、記号又
は色彩を具体的な調整方向と併せて表示させて手動で海
苔調合液の濃度を制御するようにしているので、海苔調
合液の調整制御に直接関連する調整方向を表示色を変え
て表示するか、濃淡の方向を符号、記号又は色彩で表示
すると共に、偏差濃度ディジタル値具体的な数値と
してに表示できることとなり、調整量を一目して正確か
つ的確に操作者が認識して手動操作による濃度調整を迅
かつ確実に実行できる。
【0017】また、本発明においては、検出濃度又は設
定濃度のいずれか又は双方を選択手段で選択し、この選
択された検出濃度又は設定濃度を偏差濃度と共に表示手
段により表示することにより、調整量を迅速かつ確実に
認識できると共に、目標値となる設定濃度及び現在値の
検出濃度を確認できる。
【0018】
【0019】
【実施例】
(第1の実施例)以下、本発明の一実施例に係る海苔調
合液濃度制御装置を図2及び図3に基づいて説明する。
この図2は本実施例装置の全体ブロック構成図、図3
(A)は表示部を含む制御盤の正面図である。
【0020】同図において本実施例に係る海苔調合液濃
度制御装置は、海苔原料と水とを混合した海苔調合液8
00の目標値となる設定濃度を任意に設定する濃度設定
部1と、海苔調合液800を貯留する濃度調整槽81内
に設定され、海苔調合液800の現在値を検出して検出
濃度として出力する濃度検出部2と、前記設定濃度と検
出濃度との偏差を演算して偏差濃度として出力する偏差
演算部3と、前記設定濃度、検出濃度、偏差濃度のいず
れかを選択して出力する選択部5と、この選択されたい
ずれかの濃度をディジタル数値として表示する表示部7
と、この表示部7に偏差濃度が表示されている場合に、
偏差濃度の数値に対応して表示部7に表示されるディジ
タル数値の表示色又は色調を変化させる表示色制御部6
と、前記偏差濃度に基づいて濃度調整部8を制御して海
苔調合液800を設定濃度に調整する濃度制御部4とを
備える構成である。
【0021】前記濃度設定部1は、制御盤95の盤面上
に配設され、設定濃度を指示入力する調節ダイヤル11
と、この調節ダイヤル11の回転調整により入力された
目標値を所定値の電気信号の設定濃度として出力する設
定値発生器12とを備える構成である。
【0022】前記濃度検出部2は、所定光量の光を発光
させるための駆動電圧を出力する光信号発生回路21
と、この駆動電圧により発光する、例えば発光ダイオー
ド等の発光素子にて形成される発光部22aと、この発
光部22aからの光を受光する、例えばフォトトランジ
スタ、フォトダイオード等の受光素子にて形成される受
光部22bと、この受光部22bから出力される電圧
(光電流に対応)を所定の増幅率で増幅する増幅器23
とを備える構成である。なお、本実施例においては濃度
センサ22を濃度調整槽81内に設ける構成としたが、
この濃度センサ22は濃度調整槽81から導出される導
出管89の途中に設けることもできる。
【0023】前記表示部7は制御盤95の盤面上に形成
され、3桁のディジタル数値の数字を1行で表示する表
示パネルメータ71を有し、この表示パネルメータ71
に選択部5から出力される設定濃度、検出濃度、偏差濃
度のうち1つを表示すると共に、偏差濃度を表示する場
合には表示色制御部6の制御に基づいて表示色又は色調
を変化させて表示する構成である。前記制御盤95の盤
面上には表示パネルメータ71及び調節ダイヤル11以
外に、給水ポンプ83用の入力スイッチ830、排水ポ
ンプ84の入力スイッチ840、警報ブザー79のスイ
ッチ790、手動−自動切換えスイッチ820及び電源
スイッチ810が各々設けられる。
【0024】次に、前記構成に基づく本実施例装置の濃
度制御の動作について説明する。まず、海苔調合液80
0は前記図5に記載の従来装置と同様に、調合機80か
ら濃度調整槽81内にフロートスイッチ86が作動する
まで供給され、この供給されて貯留される海苔調合液8
00の濃度を濃度センサ22が検出する。また、調節ダ
イヤル11を調節して設定値発生器12から目標値とな
る設定濃度を出力する。
【0025】前記検出濃度と設定濃度との偏差を偏差演
算部3が演算して偏差濃度を出力する。この偏差濃度、
設定濃度、検出濃度のいづれかを選択部5が選択し表示
部7に出力し、表示部7が選択されたいずれかの濃度の
ディジタル値を表示する。この選択部5はオペレータが
接続端子51、52、53を切り換えることにより、該
当するいずれかの濃度を選択して出力する。
【0026】ここで、選択部5が偏差濃度を選択して出
力している場合には、表示色制御部6が偏差濃度のレベ
ルに対応した表示色で偏差濃度のディジタル数値を表示
するように制御する。例えば、偏差濃度のレベルが極め
て大きい高濃度「濃過」の場合には「赤色」で表示し、
偏差濃度のレベルが低下するほどに「橙色」に移行して
表示する。また、偏差濃度のレベルが中程度の大きさの
「濃」の場合には「黄色」で表示し、適正濃度の「良」
の場合には「緑色」で表示する。さらに、偏差濃度のレ
ベルが中程度に小さい低濃度「薄」の場合には「青色」
で表示し、さらにまた、偏差濃度のレベルが極めて小さ
い極低濃度「薄過」の場合には「藍色」からさらに「菫
色」で表示する。
【0027】なお、偏差濃度のレベルに応じてスペクト
ルと同じ順序の色光配列で表示色を異ならせて偏差濃度
のディジタル数値を表示する以外に、単一色又は二色で
順次明度を異ならせて表示するようにしてもよい。この
ように単一の表示パネルメータ71に設定濃度、検出濃
度、偏差濃度のいずれかを選択して表示し、偏差濃度の
表示に際して表示色を変化させて表示することにより、
表示内容をより迅速かつ確実に表示できると共に、制御
盤における表示スペースを極力小さくすることができる
ことになる。
【0028】また、前記偏差演算部3で演算された偏差
濃度が濃度制御部4へ出力され、この濃度制御部4は偏
差濃度に基づいて給水ポンプ83又は排水ポンプ84を
駆動制御し、偏差濃度の数値が「零」となるようにフィ
ードバック制御される。
【0029】(他の実施例)図3(B)は他の実施例に
おける制御盤の正面図を示す。同図において本実施例装
置は、前記図2及び図3(A)に記載の実施例と同様に
濃度設定部1、濃度検出部2、偏差演算部3、表示色制
御部6及び濃度制御部4を共通して備え、選択部5及び
表示部7の構成を異にする。この選択部5は、設定濃度
又は検出濃度を選択的にいずれかを1つ出力し、偏差濃
度を常時出力するように構成される。前記表示部7は、
選択部5から常時出力される偏差濃度をディジタル値と
して表示する偏差表示パネルメータ72と、選択部5か
ら選択的に出力される設定濃度又は検出濃度のいずれか
をディジタル値として表示する選択表示パネルメータ7
3とを備える構成である。また、偏差濃度又は検出濃度
を選択部5により選択し、この選択されたいずれかの濃
度と共に、常時設定濃度を表示するように構成してもよ
い。
【0030】このように、濃度調節に最も重要な偏差濃
度又は設定濃度を常時ディジタル値で表示することによ
り、濃度調整量をより明確且つ確実に判断できる。図3
(C)は他の実施例における制御盤の正面図を示す。同
図において本実施例装置は、表示部7が偏差濃度をディ
ジタル値で表示する偏差表示パネルメータ72、検出濃
度をディジタル値で表示する検出表示パネルメータ7
7、設定濃度をディジタル値で表示する設定表示パネル
メータ78を備える構成である。
【0031】なお、前記偏差濃度をディジタル値で表示
する偏差表示パネルにはディジタル数値に付随して+・
−、<・>、△・▽、↑・↓・→等の調整方向を表示す
ることもできる。例えば、図3(C)中に示す偏差濃度
表示パネル72内の方向表示領域72aに表示させるこ
ともできる。このように各々の濃度に対応して各表示パ
ネルメータ72、77、78を制御盤95に配設し、し
かも各表示パネルメータ72、77、78の表示桁位置
を揃えて表示するようにしたので、いずれの濃度も瞬時
に確認できることとなる。なお、この場合には選択部5
を備える必要がなくなる。
【0032】図4(A)、(B)、(C)はその他の実
施例における各制御盤の正面図を示す。前記各図はいず
れも図3(A)、(B)、(C)の各実施例に濃淡表示
用ランプL1、L2、L3、L4、L5を追加して配設する
構成である。この濃淡表示用ランプL1、L2、L3、L
4、L5は前記図6に記載の従来装置と同様に構成され、
偏差濃度の程度を「濃過」、「濃」、「良」、「薄」、
「薄過」の5段階で表示する。この表示は、前記図5に
記載の従来装置における電圧弁別器31及び濃淡表示部
77により実行することもできる。この場合には前記図
2、図3(A)、(B)、(C)に記載の実施例におけ
る表示色制御部6を必要としない。
【0033】なお、前記各実施例においては自動的な濃
度調整を行なう構成としたが、海苔調合液の設定濃度に
対して検出濃度が大幅に偏ることにより大きな値の偏差
濃度となった場合には、手動−自動切換えスイッチ82
0を手動側に切換えて水分の強制的な供給、排出を行な
う構成とすることもできる。このような構成により、濃
度自動調整の場合に対して、より短期間に目標値の設定
濃度に適合させてより迅速な調整が可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明においては、海苔調
合液の目標値となる設定濃度を濃度設定手段にて設定
し、海苔調合液の現在値の濃度を濃度検出手段にて検出
し、この検出濃度と設定濃度との偏差を偏差演算手段に
より演算し、濃度制御手段が海苔調合液の濃度を設定濃
度に調整制御し、この演算した偏差濃度をディジタル値
として表示手段に表示すると共に、偏差濃度の濃度値に
より偏差濃度のディジタル数値を表示色制御手段が表示
色を各々異ならせて表示手段に表示させ又は濃淡の方向
を表す符号、記号又は色彩を具体的な調整方向と併せて
表示させて手動で海苔調合液の濃度を制御するようにし
ているので、海苔調合液の調整制御に直接関連する調整
方向を表示色を変えて表示するか、濃淡の方向を符号、
記号又は色彩で表示すると共に、偏差濃度ディジタル
具体的な数値としてに表示できることとなり、調整
量を一目して正確かつ的確に操作者が認識して手動操作
による濃度調整を迅速かつ確実に実行できるという効果
を奏する。また、本発明においては、検出濃度又は設定
濃度のいずれか又は双方を選択手段で選択し、この選択
された検出濃度又は設定濃度を偏差濃度と共に表示手段
により表示することにより、調整量を迅速かつ確実に認
識できると共に、目標値となる設定濃度及び現在値の検
出濃度を確認できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る海苔調合液濃度制御装置の原理説
明図である。
【図2】本発明の一実施例に係る海苔調合液濃度制御装
置の全体ブロック構成図である。
【図3】本発明の一実施例に係る海苔調合液濃度制御装
置における各制御盤の正面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る海苔調合液濃度制御
装置における各制御盤の正面図である。
【図5】従来装置の全体ブロック構成図である。
【図6】従来装置における制御盤の正面図である。
【符号の説明】
1 濃度設定部(濃度設定手段) 2 濃度検出部(濃度検出手段) 3 偏差演算部(偏差演算手段) 4 濃度制御部(濃度制御手段) 5 選択部(選択手段) 6 表示色制御部(表示色制御手段) 7 表示部(表示手段) 8 濃度調整部 12 設定値発生器 22 濃度センサ 71 表示パネルメータ 72 偏差表示パネルメータ 73 選択表示パネルメータ 77 検出表示パネルメータ 78 設定表示パネルメータ 95 制御盤 800 海苔調合液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−181675(JP,A) 特開 昭61−227766(JP,A) 特開 昭58−98068(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/337

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海苔原料と水とを混合した海苔調合液の
    濃度を手動及び/又は自動で制御する海苔調合液濃度制
    御装置において、 前記海苔調合液の濃度を目標の設定濃度に任意に設定す
    る濃度設定手段と、 前記海苔調合液の濃度を検出する濃度検出手段と、 前記検出された検出濃度と設定された設定濃度との偏差
    を演算して偏差濃度を出力する偏差演算手段と、 前記偏差濃度のディジタル値を少なくとも表示できる表
    示手段と、前記偏差演算手段から出力される偏差濃度の濃度値に基
    づいて、偏差濃度のディジタル数値を各々異なる表示色
    で表示手段に表示させる表示色制御手段又は前記ディジ
    タル数値に付随して濃淡の方向を表す符号、記号又は色
    彩を表示手段に表示させる濃度方向制御手段と、 前記設定濃度及び検出濃度、又は偏差濃度に基づいて海
    苔調合液を設定濃度に調整制御する濃度制御手段とを備
    え、 前記表示手段に表示されるディジタル値の偏差濃度及び
    表示色若しくは濃淡方向の符号、記号又は色彩に基づい
    て海苔調合液の濃度を手動で制御することを 特徴とする
    海苔調合液濃度制御装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載の海苔調合液濃度制御
    装置において、 前記検出濃度又は設定濃度を任意に選択して表示手段に
    偏差濃度と共に出力する選択手段を備え、 前記表示手段は選択手段により出力される検出濃度又は
    設定濃度と共に、偏差濃度を表示することを特徴とする
    海苔調合液濃度制御装置。
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