JP3021084U - 魚釣用リールのクラッチ装置 - Google Patents

魚釣用リールのクラッチ装置

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JP3021084U
JP3021084U JP1995008710U JP871095U JP3021084U JP 3021084 U JP3021084 U JP 3021084U JP 1995008710 U JP1995008710 U JP 1995008710U JP 871095 U JP871095 U JP 871095U JP 3021084 U JP3021084 U JP 3021084U
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JP
Japan
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clutch
support member
clutch plate
pinion
frame
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Application number
JP1995008710U
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English (en)
Inventor
朋宏 村山
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚釣用両軸受型リールのクラッチ機構におけ
るクラッチ板の支持部の構成の簡易化を図り製造コスト
を低減する。 【解決手段】 コ字型の係止支持部材9の両側腕杆部1
1・11をフレーム4の内側から外側に向け貫通突出せ
しめると共に腕杆部11に形成した弾性切起し片12で
係止支持部材9をフレーム4に抜け止め係止し、前記両
側腕杆部11・11にスプール軸に係脱自在のピニオン
8に係合したクラッチ板14の両端部を夫々嵌合支持
し、更に前記クラッチ板14を腕杆部11・11に嵌合
した発条15・15でピニオン8をスプール軸2に結合
する方向に付勢すると共にクラッチ板14の内側にクラ
ッチ板14を発条15・15に抗して外側に押圧するカ
ム部17を有する摺動自在のクラッチ作動板18を内外
側位置に振分け保持するようにしてクラッチ板14の支
持部を係止支持部材の単一部材で形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は魚釣用リール特に両軸受型リールのクラッチ装置の改良に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
両軸受型リールのクラッチ機構は、リール本体に回転可能に支持されたスプー ルを有するスプール軸に結合部を設け、ハンドル軸の駆動歯車と噛合するピニオ ンには前記結合部に結合する嵌合部を設けて該ピニオンに係合したクラッチ板で ピニオンを軸方向に移動してスプール軸に係脱するようにしてスプールを釣糸捲 取り状態とフリー回転状態に保持できるように構成されているのが一般的であり 、前記クラッチ機構におけるクラッチ板は、その両端部をリール本体のフレーム にインサート成形、圧入、接着等の手段により突設された二本の支軸に嵌合支持 しているのが現状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記のようにクラッチ板を支持する二本の支軸をフレームにイン サート成形、圧入、接着等の手段で突出固定することは部品点数が多くなると共 に製造手段も面倒で製造コストが高くなる欠陥がある。本考案はこのような欠陥 を改善してクラッチ機構の支軸部分の構成の簡易化を図り製造コストを低下する ようにした魚釣用リールのクラッチ装置を提供することを目的とするものである 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するために、リール本体に回転自在に支持されたスプ ールを有するスプール軸に結合部を設け、ハンドル軸の駆動歯車と噛合するピニ オンに前記結合部に結合する嵌合部を設け、前記ピニオンに係合したクラッチ板 でピニオンを軸方向に移動してピニオンをスプール軸に係脱するようにした魚釣 用リールにおいて、コ字型の係止支持部材の両側腕杆部をリール本体のフレーム にスプール側から外側に向け貫通突出せしめて抜け止め係止すると共に前記両側 腕杆部に前記クラッチ板の両端部を移動可能に嵌合支持して発条で該クラッチ板 をスプール側に付勢したことを特徴とするものである。
【0005】 前記係止支持部材はその中央部にスプール軸をフレームに支持する軸受を抜け 止めする係止環状部を形成するときは軸受の抜け止めも兼用することができ、一 層構成を簡易化でき、また係止支持部材はその両側腕杆部に切起し片を設け、該 切起し片をフレームに形成した係止部に係合してフレームに抜け止め係止するこ とにより製造組込も迅速簡易に行うことができる。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の実施形態を実施例の図面について説明すると、スプール1を固着した スプール軸2はリール本体3のフレーム4に軸受5で支持されると共に該軸受支 持部の外側には結合部6が形成され、更にその外側のスプール軸2には前記結合 部6に結合する嵌合部7を有するピニオン8が軸方向に移動自在に嵌装されてい る。
【0007】 またコ字型に形成された係止支持部材9は、中央部には前記軸受5を抜け止め 係止する係止環状部10が、両側腕杆部11には弾性切起し片12が夫々形成さ れ、前記両側腕杆部11はフレーム4の内側から透孔13を貫通して外側に向け 突出すると共に前記弾性切起し片12が透孔13に形成された係止部13′に係 止して係止支持部材9を抜け止め係止しており、前記フレーム4から突出した両 側腕杆部11には前記ピニオン8の環状溝8′に係合したクラッチ板14の両端 部が嵌合支持されると共にその外側部にはコイルバネからなる発条15が嵌合し 、外端部はリール本体3の外側板16に設けられた支持部16′に支承されてい る。
【0008】 一方、前記フレーム4の外側面にはカム部17を有する二又状のクラッチ作動 板18がスプール軸2に向け摺動自在に設けられると共に振分けバネ19で外側 摺動位置と内側摺動位置とに振分け保持されるように形成され、、内側摺動位置 においてはカム部17が前記クラッチ板14をバネ15に抗して外方に移動して ピニオン8を結合部6から分離してスプールをフリー回転状態に保持し、また外 方摺動位置においてはクラッチ板14はバネ15の付勢力でピニオンの嵌合部7 を係合部6に結合してハンドル軸20の回転を駆動歯車21を介してピニオン8 に伝達しスプールに釣糸を捲取ることができるように構成されている。
【0009】 本考案の実施例は上記のように構成されているので、コ字型の係止支持部材9 の両側腕杆部11をフレーム4から外側に向け突出せしめてその弾性切起し片1 2で抜け止め係止し該突出部にバネ15で付勢されたクラッチ板14を嵌合支持 することにより、従来のような支軸のインサート成形、圧入、接着等による多く の部品点数や面倒な取付け手段を必要とせずにクラッチ板14を単一のコ字型の 係止支持部材9で支持することができると共に該係止支持部材9の中央部に形成 した係止環状部10によってスプール軸2の軸受5まで抜け止め係止でき一層構 成の簡易化を図ることができ、更に係止支持部材9のフレームに対する固定も両 側腕杆部11の弾性切起し片12で迅速簡易に組み込むことができる。
【0010】
【考案の効果】
本考案は両軸受型リールのクラッチ機構におけるピニオンに係合したクラッチ 板の両端部をフレームに抜け止め係止した単一のコ字型係止支持部材の両側腕杆 部で支持するようにしたので、部品点数の少ない簡易な構成によってクラッチ板 を支持することができ、製造コストを低減することができる。
【0011】 また本考案において係止支持部材の中央部に形成した係止環状部はフレームに おけるスプール軸を支持する軸受の抜け止めも兼用でき、構成を一層簡易化する ことができる。更に本考案の係止支持部材は両側腕杆部に形成した弾性切起し片 でフレームに迅速かつ簡易に係止固定できるためその組込操作も容易で製造能率 を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の平面図。
【図2】同要部の正面図。
【図3】図2A−A線断面図。
【図4】図3B−B線断面図。
【図5】同要部の斜視図。
【符号の説明】
1 スプール 2 スプール軸 3 リール本体 4 フレーム 5 軸受 6 結合部 7 嵌合部 8 ピニオン 9 係止支持部材 10 係止環状部 11 腕杆部 12 弾性切起し片 13 透孔 13′ 係止部 14 クラッチ板 15 発条

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に回転自在に支持されたスプ
    ールを有するスプール軸に結合部を設け、ハンドル軸の
    駆動歯車と噛合するピニオンに前記結合部に結合する嵌
    合部を設け、前記ピニオンに係合したクラッチ板でピニ
    オンを軸方向に移動してピニオンをスプール軸に係脱す
    るようにした魚釣用リールにおいて、コ字型の係止支持
    部材の両側腕杆部をリール本体のフレームにスプール側
    から外側に向け貫通突出せしめて抜け止め係止すると共
    に前記両側腕杆部に前記クラッチ板の両端部を移動可能
    に嵌合支持して発条で該クラッチ板をスプール側に付勢
    したことを特徴とする魚釣用リールのクラッチ装置。
  2. 【請求項2】 係止支持部材の中央部にスプール軸をフ
    レームに支持する軸受を抜け止めする係止環状部を形成
    したことを特徴とする請求項1記載の魚釣用リールのク
    ラッチ装置。
  3. 【請求項3】 係止支持部材の両側腕杆部に形成した切
    起し片をフレームに形成した係止部に係合して係止支持
    部材を抜け止め係止したことを特徴とする請求項1又は
    2記載の魚釣用リールのクラッチ装置。
JP1995008710U 1995-07-28 1995-07-28 魚釣用リールのクラッチ装置 Expired - Lifetime JP3021084U (ja)

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