JP3020884U - 締付用工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】スパナとメガネレンチとソケットレンチ１３と
の各あご部とボックス部とから成る作用頭部１０を、一
つの操作用柄１に交換自在に装着する。各作用頭部１０
に夫々共通する連結杆３を設ける。操作用柄１の端部に
設けた連結部２に、この連結杆３を着脱自在に連結す
る。各作用頭部１０は、夫々、開口径が異なる複数のも
のを相互に交換自在に設ける。 【効果】一本の工具用操作用柄に、ラチェットレンチや
メガネレンチ、それにスパナ等を自在に交換して装着す
ることで、極めてコンパクトな使用ができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、レンチやスパナ等の工具を使用する際に用いる締付用工具に関す るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ラチェットレンチ等を使用する場合は、一本の柄に対して径の異なる複 数種の頭部を交換して使用するものである。また、メガネレンチやスパナにあっ ては、柄の両端部に径の異なる頭部を一体に設けている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、メガネレンチやスパナは、一本の柄に２種類の頭部を設けているだ けなので、複数種の径に対応させるべく、径が異なった多くのレンチ等を用意す ると、多数の工具が必要になる。しかも、これらラチェットレンチやメガネレン チ、スパナ等を組み合わせて使用する場合には、更に多数の工具が必要になって しまう。

【０００４】 そこで、この考案は、上述の課題を解消すべく創出されたもので、一本の工具 用操作用柄に、ラチェットレンチやメガネレンチ、それにスパナ等を自在に交換 して装着することで、極めてコンパクトな使用ができる締付用工具の提供を目的 とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成すべくこの考案の第１の手段は、スパナ１１とメガネレンチ １２とソケットレンチ１３との各あご部とボックス部とから成る作用頭部１０を 、一つの操作用柄１に交換自在に装着したことにある。このことから、各種の締 付け工具を１本の操作用柄１で使用することができる。

【０００６】 また、第２の手段は、各作用頭部１０に夫々共通する連結杆３を設け、操作用 柄１の端部に設けた連結部２に、この連結杆３を着脱自在に連結し、各作用頭部 １０は、夫々、開口径が異なる複数のものが相互に交換自在に設けたことを課題 解消のための手段とする。この結果、同種の工具をサイズ別に使用することが可 能になる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、図面を参照して、この考案の実施の形態を詳細に説明する。

【０００８】 この考案締付用工具は、スパナ１１のあご部と、メガネレンチ１２のボックス 部と、ソケットレンチ１３のボックス部とを有する複数の作用頭部１０を、一本 の操作用柄１に交換自在に装着して使用するものである。これら作用頭部１０は 、夫々共通する操作用柄を設けてある。図１に示す作用頭部１０は、ソケットレ ンチ１３のボックス部を有する作用頭部１０を示している。そして、操作用柄１ の端部に設けた連結部２に、この操作用柄を着脱自在に連結する（図１参照）。 図示例では、連結部２の端部に挿入口２Ａを設け、作用頭部１０に設けた操作用 柄の端部を挿入口２Ａに挿入して嵌合するものである。このとき、連結杆３の挿 入部３Ａ側面に、スプリングを内在して出没自在となる固定突起３Ｂを設け、こ の固定突起３Ｂを挿入口２Ａの内部側壁に押圧付勢することで、連結杆３の抜け 止めとしている（図２参照）。

【０００９】 図３に示す作用頭部１０は、スパナ１１のあご部を有するものであり、また、 図４に示す作用頭部１０は、メガネレンチ１２のボックス部を有するものである 。更に、図５に示す作用頭部１０は、ソケットレンチ１３のボックス部を有する ものであるが、特に、この作用頭部１０にラチェット１４を設け、このラチェッ ト１４にソケットレンチ１３を着脱するように形成している。そして、これら各 種の作用頭部１０は、開口径のサイズが異なるあご部やボックス部を夫々設ける ものである。また、スパナ１１のあご部を有するものにおいて、この作用頭部１ ０にモンキースパナを組み込むことで、サイズ変更時に、スパナ１１の交換をな くすことも可能である（図示せず）。

【００１０】

【考案の効果】

この考案は、上述の如く構成したことにより、当初の目的を達成する。

【００１１】 すなわち、請求項１により、各種の締め付け作業をする際に、極めてコンパク トな使用ができるようになった。

【００１２】 また、請求項２により、各種の締め付け具は、更に、夫々のサイズを変更でき るから、極めて汎用性に富む使用が可能である。

【００１３】 このように、この考案によると、一本の工具用操作用柄に、ラチェットレンチ やメガネレンチ、それにスパナ等を自在に交換して装着することで、極めてコン パクトな使用ができるといった実用上有益な種々の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例を示す分解斜視図。

【図２】この考案の連結部を示す要部断面図。

【図３】この考案のスパナの作用頭部を連結した状態を
示す斜視図。

【図４】この考案のメガネレンチの作用頭部を連結した
状態を示す斜視図。

【図５】この考案のソケットレンチの作用頭部を連結す
る状態を示す分解斜視図。

【符号の説明】

１ 操作用柄 ２ 連結部 ２Ａ 挿入口 ３ 連結杆 ３Ａ 挿入部 ３Ｂ 固定突起 １０ 作用頭部 １１ スパナ １２ メガネレンチ １３ ソケットレンチ １４ ラチェット

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 スパナとメガネレンチとソケットレンチ
   との、各あご部とボックス部とから成る作用頭部を、一
   つの操作用柄に交換自在に装着することを特徴とする締
   付用工具。
2. 【請求項２】 各作用頭部に夫々共通する連結杆を設
   け、操作用柄の端部に設けた連結部に、この連結杆を着
   脱自在に連結し、一方、各作用頭部は、各あご部と各ボ
   ックス部との開口径が異なる複数のものが相互に交換自
   在になる請求項１記載の締付用工具。