JP3020852B2 - ブロー成形されたプラスチック容器及びその製造方法 - Google Patents

ブロー成形されたプラスチック容器及びその製造方法

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JP3020852B2
JP3020852B2 JP28326995A JP28326995A JP3020852B2 JP 3020852 B2 JP3020852 B2 JP 3020852B2 JP 28326995 A JP28326995 A JP 28326995A JP 28326995 A JP28326995 A JP 28326995A JP 3020852 B2 JP3020852 B2 JP 3020852B2
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック容器
を製造するためのプラスチックプリフォームに関し、よ
り詳細には炭酸飲料等の流動体を保存するための容器の
プラスチックプリフォームに関する。
【0002】
【従来の技術】上述したプラスチック容器は、射出成形
されるか又は押し出し成形されたプリフォームから製造
され、その後に、上記プリフォームを適正な形状を有す
る容器へと、上記形状のブロー金型を用いてブロー成形
法により製造される。典型的な熱可塑性材料としては、
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリオレフィ
ン等を挙げることができるが、その他のものも使用でき
る。
【0003】上記プリフォームとそのプリフォームから
製造される容器は、通常キャップ保持手段であるネック
部と、前記ネック部に連なるショルダー部分、上記ショ
ルダー部分から底部に連なる側壁又は主要部とを有して
なる。上記容器の殆どにおいては、シャンパン容器のよ
うに、その底面が内側に向かって円錐状に盛り上がった
形状とすることが好ましい。
【0004】加えて、特に便利さのためと経済性のた
め、容量の大きな容器が求められている。例えば、炭酸
飲料については2リットル容器が広く利用されている。
実際にはさらに大容量の容器が望まれている。しかしな
がらそのような容器は、特に子供には取り扱い性が悪
い。加えて上記容器の側壁は膨らみやすく、上記容器を
さらに取り扱いづらくしてしまう。
【0005】上記容器は、さまざまなプラスチックから
製造され、例えば、ミルクボトルにはポリエチレン(P
E)、水を入れておくための容器としては通常ポリビニ
ルクロライド(PVC)、炭酸飲料についてはPETが
使用される。
【0006】米国特許第5,242,066号には、ネ
ック、側壁、底部を有するとともに、上記容器の側壁に
はスパイダーという内壁部材が配設されてなる容器が開
示されている。このスパイダーは、上記容器の強度を増
強するために使用されているものである。上記容器は、
プリフォームの射出成形によって形成され、一体とされ
る上記スパイダーは部分は別部材となっている。ブロー
成形された容器は、その後上記スパイダーによっていく
つかの区画に区分され、そのスパイダーによって上記側
壁がさらに補強されている。
【0007】大容量の容器の取り扱いを容易にするた
め、ハンドル又はハンドグリップが種々の方法によって
取り付けられており、主に、上記容器の材質や、所望の
形状を得るために最も適切な製造方法によって、適用す
る方法が定められる。従って、PEボトルの押し出しブ
ロー成形による製造では、中空のハンドルは、通常には
上記押し出されたプリフォームをボトル状へと成形する
ための上記金型中で同時に製造される。上記手法を施す
前には、押し出されたPE等のプラスチックプリフォー
ムが必要であり、このプラスチックプリフォームが圧力
によって溶融される。PET射出成形プリフォームから
形成されるボトルは、中空の一体となったハンドルを有
していない。これは、PETを溶融させることが事実上
不可能であり、このため上記技術によっては両端がボト
ルに取り付けられたハンドルを取り付けることはできな
かった。
【0008】最近、PETボトルにハンドルを取り付け
る方法が提案されているが、それらは上記容器のボディ
に一体化されてはおらず、上記ボトルはプリフォームか
らブロー成形により製造されているものではない。上記
方法は、別々に形成されたハンドルを機械的に取り付け
るか又は仕上げの施されたボディに別の成形ステップを
用いて成形するものである。これらの技術は中村(Nakam
ura)による米国特許第4,727,997号に開示されている。
この方法は、コストが高く、信頼性が低いために商業的
に成功したものとはいえなかった。
【0009】ハンドグリップは、ハンドルの代わりに使
用されるが、ハンドルとハンドグリップは、下記の点で
相違する。すなわち、ハンドルは上記ボトルに取り付け
られるか又は一体化されたループ状のホールにユーザー
の手の指が少なくとも一本入って握ることができるもの
であり、上記ハンドグリップすなわちグリップとは上記
ボトルに凹部として形成され、上記グリップを親指と人
差し指で握ることができるようにデザインされているか
という点である。
【0010】上記グリップは、上記ボトルに一体化した
部分として通常のプリフォームから金型中で製造でき
る。その際金型は、上記容器壁を形成する一部にグリッ
プに対応したキャビティーを有してなる。上記グリップ
を有するPETボトルは、市販されており例えば、2以
上の容量の大きなスピリッツの容器、ワインの容器、及
び他の液体の容器として使用されている。
【0011】内部圧が加えられるような炭酸飲料のボト
ルには上記デザインは使用できない。これは、凹み等が
ある薄い弾性器壁の円筒形ボディに内圧が加えられる
と、外側へ膨張し、そのため上記ボディは、圧力が加え
られる結果形成しておいた凹みがなくなり、実質的に円
筒形の断面となってしまうからである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、プリ
フォームを改善するとともに経済的かつ美観のあるボト
ルを提供することを目的とする。また、上記ボトルは、
その側壁の一部にグリップを有してなるとともに、内部
に一体となった補強部材を有してなり、この補強部材は
上記容器を分割するように配設されている。このような
補強剤によってその側壁を補強することができるととも
に、内圧が加えられることによるそり返りがなくなる。
【0013】従って、本発明の第1の目的は、プラスチ
ックプリフォームを改善し、ブロー成形されたプラスチ
ック容器を改善するとともに、上記容器を製造するため
の方法を提供することを目的とする。
【0014】さらに本発明は、上記したように上記容器
を商業的規模での生産が低コストでかつ迅速に行うこと
ができるように改善を加えるものである。
【0015】本発明の他の目的及び効果については、後
述する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記し
た目的及び効果を容易に得ることができる。
【0017】本発明は、プラスチック容器をブロー成形
するためのプラスチックプリフォームに関するものであ
る。上記プリフォームは、開口を有してなるネック部を
有するプラスチック成形体であるとともに、そのネック
に連なる一体となったボディ部を有し、かつ上記ボディ
部に連なる閉塞された底部を有してなる。また、上記ボ
ディ部は、上記底部で閉塞するとともに、上記ネック部
で開口する中空の空間を画成してなる。さらに、内壁部
材の少なくとも1つは上記成形体全体とは別個に形成さ
れており、その内壁部材は、上記容器内部へ挿入されて
上記中空空間を完全に横切っている。また上記内壁部材
は、エッジ部分を有してなり、そのエッジは上記ボディ
部へと結合しているとともに融着、接着剤または機械的
手段をもって取り付けられている。
【0018】上記内壁部材は上記ボディと上記底部へと
取り付けられており、上記ブロー成形によって成形され
る容器の上記各部分を支持するとともに、これを補強し
ている。また、さらに上記容器の補強と支持が必要とな
る位置だけに融着されるように加減が加えられていても
良い。上記プリフォームはチューブ状であることが好ま
しく、さらには外側に突き出たネック部を有してなるこ
とが好ましい。
【0019】好適な実施例では、上記内壁部材は、上記
中空空間を完全に横断した剛性のある部分と、上記ボデ
ィ部に融着された部分と、上記剛性部分と連結して上記
プリフォームの底部へと延長してなるとともに上記ボデ
ィと底部の双方に融着されたフレーム部分と、を有して
なる。また、上記内壁の剛性を有してなる部分と上記プ
リフォームの底部の間には中空内部空間が画成されてな
る。
【0020】本発明は、また上記プリフォームの成形方
法及びそのプリフォームから製造されるブロー成形容器
に関するものである。上記容器は通常、上記ネック部と
ボディ部との間にショルダー部分を有してなり、上記内
壁部材の剛性部分は、上記ショルダー部分と上記底部と
の間の上記ボディ部に配設されている。
【0021】また、好適な実施例では上記ボディ部は、
少なくとも2つの隣り合ったローブ(lobe)を有してな
り、上記ローブは、離間した2つの凹部を有するととも
に、離間した凹部の一方から他凹部にまで延ばされてハ
ンドグリップを形成する壁部分を有してなる。また、上
記内壁部材は、離間した凹部の一方から他の一端へと延
ばされている。
【0022】本発明は、ブロー成形されたプラスチック
容器を形成するために好適なプラスチックプリフォーム
を形成するものである。上記形成に際しては、内壁部材
を上記製品から別個に形成することを特徴とする。上記
部材は、またエッジ部分を有してなるとともに、上記エ
ッジ部分を融着、接着剤、又は機械的手段によってプラ
スチック成形体へと一体化させる。この際に上記成形プ
ラスチック製品は開口部があるネック部と、上記ネック
部に連なるボディ部とを有してなるとともに、上記ボデ
ィ部に連なる閉塞した底部を有してなる。上記ボディ部
は又、底部で閉塞されるとともに、上記ネック部で開口
する中空空間を有してなる。さらにこの空間内に上記内
壁部材が配されてなるとともに、上記部材は、上記中空
空間を完全に横切って延びているとともに、上記ボディ
部へと一体化されている。
【0023】好適な実施例では、上記内壁部材はインジ
ェクションコアのスロット中に配設されているととも
に、上記プラスティック成形体は、それを取り囲むよう
にして射出成形されて内壁部材が内部に融着される。特
に好ましい実施例では、上記内壁部材はフレーム状部材
であるとともに、剛性を有する部分と、上記剛性を有す
る部分に隣接した中空の領域とを画成するフレーム部分
とを有してなる。上記フレーム状部材は、インジェクシ
ョンコア内のスロットに配設されているとともに、上記
プラスティック成形体は、上述したようにその周囲を取
り囲むようにして射出成形される。この上記内壁部材
は、剛性を有してなるとともに上記中空空間を完全に横
切って延ばされているとともに上記ボディ部に結合され
てなる。さらに、上記剛性部分の下部のフレーム部分は
上記底部へと延びているとともに、上記内壁の剛性部分
と上記プリフォームの底部との間で広い内部空間を画成
する。上記フレーム状部材は、溶融プラスチックが上記
スロットへ射出成形中に進入するのを防止している。ま
た上記内壁部材は、上記底部とボディ部との双方に融着
されていても良く、また上記ボディ部に配設されている
ことが好ましい。また、上記内壁部材は、上記ボディ部
だけに延ばされていても良い。
【0024】さらに、この他にも別々に形成された内壁
部材を、予め成形しておいたプラスチックプリフォーム
に配設し、上記内壁部材のエッジ部分を上記プリフォー
ムのボディ部へと所望の位置で連結させても良い。
【0025】本発明の製造方法は、内部に内壁部材を有
してなるブロー成形プラスチック容器をブロー成形によ
り形成するのに効果的である。従って所望する形状のプ
リフォームが形成できることになる。特に好ましい実施
例では、上記製造方法は、上記プリフォームボディ部に
対応するように容器ボディ部の形状へと上記プリフォー
ムをブロー成形するとともに、凹部によって隔てられた
少なくとも2つの突起を上記容器ボディ部に形成するス
テップを有してなる。この際、上記凹部は上記内壁部材
によって仕切られているとともに、上記凹部によって支
持が与えられているとともに上記ローブによってハンド
グリップが形成されている。
【0026】本発明は特に上記内壁部材が上記容器の他
の部分と同一材料、又は異なった材料であっても良く所
望の最終特性へと適合させられることを特徴とする。
【0027】本発明によれば、容器によるゲームすなわ
ち容器を使用したゲームを提供することができる。上記
プロセスは、内面と外面とを有する壁のある中空空間を
有する容器を用意するステップと、エッジを有してなる
とともに、そのエッジは上記内部表面へと結合されてい
る少なくとも1つの内壁部材を上記壁の内面に取り付け
るステップと、上記内壁部材に視覚的なパターンを表示
させる手段であって、上記壁とが判別できる手段を配設
するステップと、上記壁越しに視覚的にパターンを表示
させるための手段を遮るとともに、それ自体は流動可能
な物質を上記中空空間に充填するステップとを有してな
ることを特徴とする。
【0028】本発明はまた、上記容器を形成するための
上記プロセス及びプリフォームとによって形成された容
器に関するものである。上記容器は、内面と外面とを有
してなる壁を有するとともに、上記壁は中空空間と上記
中空空間を横切って延ばされた少なくとも1つの内壁部
材を有してなる。上記内壁部材は複数のエッジ部分を有
してなるとともに、上記内面に結合され一体とされてい
る。上記内壁部材は、パターンを視覚的に表示する手段
を有してなるとともに、視覚的にパターンを表示する上
記手段は上記壁と判別可能であることを特徴とする。
【0029】本発明のと空調及び効果についてはさらに
後述する。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明を、後述する図面をもって
より詳細に説明を行う。
【0031】図1は、ブロー成形容器に形成に好適なプ
ラスチックプレフォーム10を示す。プリフォーム10
は、いかなる好適な手段によって形成されても良く、具
体的には例えば射出成形や押し出し成形を挙げることが
できる。プリフォーム10は、連続的に製造するプロセ
スにより予め製造し、貯蔵しておくとこともできるし、
連続的に操業することによってインラインで製造するこ
ともできる。上記プリフォームは、ネック部12を有し
てなり、このネック部は突条を有していても良く、又は
有していなくとも良い。このネック部は、開口13と、
ネック部から連なって一体となったボディ部14と、上
記ボディ部に連なる閉塞した底部16とを有してなる。
上記プリフォームのボディ部は、底部で閉塞されてなる
とともに、上記ネック部で開口して中空空間18を画成
してなる。図1に示されるように、プリフォーム10は
チューブ状の形状を有しており、当然のことながら所望
する形状又は都合の良い形状のいかなる形状とすること
ができる。
【0032】内壁部材20は、図1中に示されているが
透明なため破線で示してある。この内壁部材は、上記プ
リフォームと同一材料であっても良く、又は異なった材
料であっても良い。またこの内壁部材は、開口13から
中空空間18へとロボット(図示せず)によって挿入さ
れていても良い。上記プリフォームはエッジ領域22を
有してなり、このエッジ領域はボディ部14に接するよ
うにして配設されているとともに、上記ボディ部のサイ
ト24(図2参照)において融着されており、融着され
ている内壁部材を有するプリフォームを形成している。
内壁部材20は、デコレーション21をその表面に有し
ていても良く、これが、最終製品の上記壁越しに視覚的
に観察されることになる。
【0033】部材20の内壁部材は、所望する好適ない
かなる方法によっても製造することができ、具体的には
例えば射出成形又は押し出し成形、スタンピング、又は
上記以外の常用手段などを挙げることができる。図1に
示す実施例においては、上記内壁部材20は、剛性のあ
る形状を有しているが、これ以外の形状、例えば図3に
示すような形状のものを使用することもできる。図3に
おいては、内部壁部材20’は、1個以上のストルート
(struts)26と、空間28と、を有している。また、図
4には、内壁部材20”は、中心部分が空いたフレーム
状部材30であるのが示されている。上記実施例の双方
は、上記壁部材の重量を低減するとともに、上記ブロー
成形された容器の最終製品を内圧による外側へのそり、
又はその他の変形を防止する様に内部から支持を行う。
【0034】従って本発明は、内部支持壁を有してなる
プリフォームの簡単かつ有効であるとともに経済的な製
造方法を提供することができる。上記内部支持壁は、図
1に示されるように上記容器のボディ部にまで延ばされ
ていても良いし、又は所望するいかなる長さを有してい
ても良く、これによって上記底部まで延びて上記底部を
支持させることもできる。また、上記内部支持壁をさら
に上記ネック部にまで延長して、複数区画を有するプリ
フォームを形成することもできる。従って本発明は、種
々の実施例において見られるように他用途に好適な手法
を提供できるものである。
【0035】上記壁材の配設は、好適な機械的手段によ
って行うことができ、具体的には例えば好ましくはロボ
ットであるが、このロボットはプリフォームを製造する
ための手段に取り付ける必要はない。例えば、抜き取り
ロボットを備えてなる射出成形機では、そのロボットを
上記プリフォームを配設するために用いることもできる
し、壁部材をアッセンブリに固定させるために使用する
こともできる。一度配設されると、上記壁部材は上記プ
リフォームの内壁に一体とされる。このために使用でき
る好適な手段としてはいかなる手段であっても良いが、
例えば高周波融着、超音波融着、圧力融着、接着剤とい
った手段を挙げることができる。
【0036】また、壁部材20は、機械的手段によって
前記プリフォーム中に固定することができる。これは、
図2の拡大図(b)中に示されており、サイト24(拡
大されている)は、タング(tougue)−グルーブ(groove)
アッセンブリを有するインターロッキングとなってお
り、これによって矢印24a方向に対する張力に耐える
ようにされている。また、上記プリフォームは、上記ボ
トル形状にブロー成形された後に、上記ボトル状へと加
圧される。
【0037】図5及び図6の実施例には、湾曲した壁部
材32又は波打った形状の壁部材34が示されており、
それらの双方は、上記プリフォームがブロー成形中に膨
張した際に張力が加えられて延伸されてかつ壁厚が薄く
なるようにされている。各部材32又は34は、それぞ
れその長さと断面が上記ブロー成形された容器の側壁に
応じて延ばされるようになっている。
【0038】壁部材20は、上記プリフォーム10と同
一の材料、具体的には例えばPETなどで形成すること
もできるし、又は別種のプラスチックやアルミニウムと
いった金属で形成することもできる。加えて、部材20
は、透明、半透明、又はプリフォーム10とコントラス
トを付けるように着色されているものでも良い。また、
部材20は、図1に示すように“X”等の模様が表示さ
れていているデコレーションを有していても良い。
【0039】従って、図1〜図6の実施例によれば、内
部に内壁を有してなるプリフォームが容易かつ適切に形
成できる。上記壁部材は要求に見合うように正確に設計
されていることが必要であり、所望に応じて上記ネック
から底部まで延ばされているとともに、所望の厚さ分布
と、形状と、射出成形機の加圧を制限しないような配置
とを有することが要求される。
【0040】図7〜図13に示す実施例では、別個に形
成された内壁部材は、ブローコア中に配設されており、
上記プリフォーム射出成形はそれを取り囲むようにして
施されて内壁部材が一体化したプリフォームが形成され
ている。
【0041】図7は、ブローコア36の下部を示す。ブ
ローコアはコアの底部40から上記コアの適切な部分に
まで延ばされているスロット38を有している。プラス
チック製のインサート42は、上記内壁部材で形成する
とともに、好適ないかなる方法、具体的には例えば、射
出成形、スタンピングといったで方法で製造されたもの
でも良い。上記プリフォームの上記中空部分を完全に横
切っている領域では、図9に示すように上記インサート
は剛性部分44を有してなる。上記剛性部分44に隣接
して、インサート42は、図10に示すようにフレーム
状の形状を有してなるとともに、空間50を画成する湾
曲した部分48に結合されている平行な2つのバー46
を有してなる。上記インサート42は、コア36のスロ
ット38内部に配設されて、上記コアの形状に適合する
ようになっている。従って、インサート42は、剛性部
分を有しており、この部分が上記プリフォームの上記中
空空間を完全に横切って延びる内壁部材となる。さら
に、上記剛性を有する壁部分44の末端より下側にある
空いた中間部はフレームとなる。
【0042】図11には、コア36はインサート42を
内部に有してなるとともに、射出成形機50の内部に配
設されているのが示されている。溶融プラスチックはそ
の周囲に射出されて、プリフォーム52が形成され、上
記溶融プラスチックが上記金型へ射出中に注入されるこ
とによってインサート42に融着される。このときバー
46と部分48は、上記溶融プラスチックが空間50へ
と進入するのを防止している。得られたプリフォーム5
2を図12に示す。インサート42のエッジ54は、剛
性を有する部分の少なくとも上記領域ではスロット38
よりも広くしておくことができ、その場合には上記エッ
ジは、コア36の上記射出金型に注入された上記溶融プ
ラスチックに取り囲まれることになる。エッジ54は、
図13に示されるようなセレーション(seration)56を
有しており、上記エッジと注入される加熱プラスチック
の接触面を増加してエッジと上記プラスチックとが融着
し易い様にされている。
【0043】従って操作においては、ロボットを用いて
狭いスロット38にインサート42を配設し、上記射出
成形機を閉じ、上記プラスチックが射出されることにな
る。エッジ54は、溶融したプラスチックあるいは高温
になった熱いプラスチックに包囲されることになる。こ
れによって上記エッジと上記溶融プラスチックとが融着
される。上記インサートのフレーム部分は、上記スロッ
ト内部に上記溶融プラスチックが流入するのを防止して
いるとともに、上記インサートの剛性のある部分よりも
下側では空間を形成している。インサート42の底部4
8は、上記注入ゲートに直接対向し、もっとも高温のプ
ラスチックにさらされるため、これが溶融するのを防止
することが必要になることもある。上記目的のため底部
48の厚さは、増加されており、注入されるプラスチッ
クが完全に溶解してしまうのが防止されているととも
に、スロット38内部に漏れることを防止している。
【0044】上記した熱いプリフォーム52は、その
後、図14に示すようにブロー金型58内に配設される
とともに、本発明の容器がブロー成形によって形成され
る。
【0045】このようにして形成されたプリフォーム
は、ブロー成形を施すことができるような温度にまで加
熱されるとともに、ブロー成形は、予め形成されている
プリフォームを加熱するか、又はホットプリフォームを
インラインで射出成形中に形成することによって施され
る。この際、所望に応じて上記温度を調節することもで
きる。上記内壁の加熱は、必要であれば加熱したエアを
上記中空空間60に循環させて施しても良く、またヒー
ターを内部に挿入して施しても良い。
【0046】上記加熱されたプリフォームは、図14に
示すようなブロー金型58等、上記所望の容器形状を有
するブロー金型中に配設される。この間、圧縮した空気
を上記プリフォーム中にブローさせて、上記プリフォー
ムを図14中破線で示した形状62へと膨張させ2軸方
向に均整がとられるとともに、長軸方向に延伸されるこ
とになる。上記工程は、長軸方向へと延ばすため1つ以
上のストレッチロッドを用いて施すこともできる。上記
インサート、又は内壁部材42は、上記ブロー金型によ
り制限を受けるまで膨張する。図14に示すブロー金型
は、図15に示すような上記プラスチック容器64の形
成を行うための形状を有するものであるが、当然のこと
ながらこれとは異なった形状であっても使用することが
できる。また、所望の最終的な形状が凹部によって連結
されている少なくとも2つの近接した突起を有している
場合には、上記ブロー金型をその形状とすることができ
る。同様に、長軸方向に内側に向いた底部を有している
ことが図15に示されているように好ましいが、上記ブ
ロー金型は、上記形状を有していても良い。上記プリフ
ォームはその形状へとブロー成形によって膨張され、上
記内壁もまた同様にして膨張されることになる。
【0047】従って、開口66を有するネック部65
と、底部67と、上記ネック部65と上記底部67とを
連結するチューブ状のボディを有するボディ部68とを
有してなる、ブロー成形されたプラスティック容器64
が形成されることになる。突条を有するプリフォームを
容器のクロージャー取り付け部に突条を配設する必要が
ある場合には、ネック部65には、突条69を設けるこ
とができ、この突条69は、上記プリフォームの突条に
対応して形成される。底部67は、軸方向に内側に向か
って通常は円錐状のベース70を有している。また、上
記底部は突起(図示せず)を有していても良く、この突
起は、上記容器を立てておくためのものとして使用さ
れ、足とよばれる当業界では通常に用いられるものであ
る。上記のような底部形状においては、上記内壁部分
は、対向する足を対称的に仕切っていることが好まし
い。容器64は、また、ショルダー部分71を有してな
り、これは上記ネック部65とチューブ状のボディ部6
8とを連結している。
【0048】容器64には、プリフォームの上記内壁4
2に対応する少なくとも1つの内壁72が配設されてな
るとともに、この内壁は容器64の内部で完全に上記中
空空間73を横切って延ばされている。図15では上記
内壁はボディ部68にのみ延ばされているが、所望に応
じて、内壁72’によって容器の上記部分を支持するべ
く、上記内壁は図18のように長軸方向内側に向かって
延びる部分70にまで延ばされていても良い。
【0049】内壁72は、上記容器にしっかりと取り付
けられているが、好ましくは図15に示すように上記容
器の上記ボディ部68に結合していることが好ましい。
これによって上記容器の器壁が強固に支持されることに
なる。
【0050】図16に示すように、容器ボディ部68は
隣接する放物線状のローブを画成しているとともに、こ
れらのローブはともに凹部領域、すなわち凹部76へと
連結されてなる。これらの凹部は特に大容量の容器のハ
ンドグリップとして好適である。また、これ以外の形状
のものであってもよい。内壁部材78は、本実施例では
中空空間73を形成しており、凹部76へと連結されて
4つの円錐状の突起を形成するとともに、上記凹部を支
持している。上記のように支持されたハンドグリップ
は、容器に内圧が加えられても外側に飛び出すことはな
い。
【0051】図17に示す実施例では、一つの内壁部材
80が、ローブ82とともに示されており、このローブ
82はローブ84よりも小さくされているとともに、上
記内壁は、中空空間73を横切っているが、その中心か
らはずれている。上記内壁80は、凹部83へと結合さ
れているとともに、それを支持している。対照的に、図
16の実施例では、ローブ74が示されているが、この
各ローブはほぼ等しいサイズとされているとともに、上
記内部支持壁は、上記中空空間73の中央部を横切って
いる。これからも理解されるように本発明は、少なくと
も1つ以上の内部支持壁を使用することを意図したもの
である。
【0052】図19は、本発明の容器90を示す。本容
器は、突条を有するネック部91と、ショルダー部分9
2と、ボディ部93と、底部94とを有してなり、図1
5の実施例と類似する。しかしながら、本実施例では、
上記底部94は、複数の支持フィー(fee)95を有して
なるとともに、上記ボディ部93は、ハンドグリップ9
6を内部支持部材97とともに有してなる。本実施例で
は、支持部材97の上部98は、凹面状に曲げられてい
る。上記内壁の上端は、内圧が加えられた場合にはスト
レスを特に多く発生させてしまうため、頭部を上側にし
て貯蔵している場合に圧力が加えられると、容器が破裂
することがある。図19の実施例によれば、上記ストレ
スレベルを最小とすることができ、これは、ハンドグリ
ップ96の上端より上部まで上記内壁を延ばしているこ
とによる。図19に示すように、上記内壁97は、下向
きに湾曲しているがこれは、このように湾曲させること
で上記凹部から離れるにつれて上記壁厚が増すという所
望の断面形状が得られるためである。
【0053】内壁部材20は、パターンを視覚的に表示
させるためのディスプレー等、具体的には例えばマーキ
ング21、材料の切り抜かれた領域23を用いて視覚的
に表示させるディスプレー又はパターンに似せて形成さ
れた部材25等、をそれぞれ図1、図20、図21に示
すように有していても良い。上記したディスプレーは上
記プリフォームが成形容器へと膨張されていかなる最終
形状とされてもその壁越しに視覚的にとらえることがで
きる。
【0054】内壁部材20上のマーキング21によるパ
ターンの可視化は、上記容器を用いてゲームを行う際に
は重要である。マーキング21は、パターンとされてお
り、一般には飲料の消費者であるプレイヤーと、例えば
消費者が勝ったり負けたりするようなコミュニケーショ
ンを図ることができる。例えば、図1のようにマーキン
グ21は、フレーズ“あなたの勝ち”、“勝ち”、“残
念”等、あるいは図1のようなその他の類似の情報を有
するフレーズの形状としておくことができる。また、マ
ーキング21は、結果を表す笑顔や泣き顔のようなシン
ボル形状としておくこともできるし、所定の色調に従っ
て塗装されているようなものであっても良い。上記のよ
うなゲームに加えて、上記マーキング21は、着色され
たパネル、カートンキャラクターやスポーツをしている
絵等の純粋に装飾的な用途に使用されても良い。マーキ
ング21は、壁部材20上にエッチングで形成しても良
く、スタンピング等、耐溶媒性のある印刷方法などいか
なるもので形成されても良い。加えて、安全性のある着
色フィルム等を使用して、種々のデザインを形成するこ
ともできる。
【0055】また、上記内壁部材は、長方形又はその他
の形状を有する切り抜き23を有してなり、これによっ
てコミニュケーションを図るメッセージを形成させるこ
ともできる。この場合には、上記材料の切り抜き領域
は、図20に示すように、例えば、“W”、“L”又は
“YOU WIN”等の形状としておくことができる。
そのかわり、内壁部材20を図21の形状25のように
形成しておき、上記ゲームの結果を伝えるサイン又はシ
グナルとすることができる。すなわち、上記内壁部材を
図21に示すように単語“WIN”、又は“LOSE”
といった形状としておくこともできるし、より簡潔に
“W”又は“L”とすることもできる。この場合には、
内壁部材20は、サイドサポート27a及び27bを上
記プリフォーム又は容器の部材として有してなる。これ
については以下に説明を加える。
【0056】マーキング21、切り抜き23、形状25
を有する壁部材20は、いかなる所望の方法あるいは好
適な方法によって形成されていても良く、具体的には例
えば、射出成形法、押し出し成形法を挙げることがで
き、スタンピング又はその他の従来の成形方法を使用し
て製造することができる。材料の切り抜き23を有して
なる壁部材20を使用する場合及び形状25を壁として
使用する場合には、上記内壁を形成する上記材料は、い
かなる装置を用いて切削しても良いし、スタンピング又
は所望の形状に成形するなど、マニュアル又は自動化手
段を用いて施すことができる。図1の実施例では、上記
壁部材は剛性のある形状を有している。図3に示すよう
な上記材料の切り抜き領域は、上記剛性のある初期形状
から形成される。上記内壁部材であっても最終的なブロ
ー成形容器において、内部支持を提供することができ、
このように支持することによって加圧下において外部へ
の飛び出し又は変形が防止できる。
【0057】上述したように本発明は、簡単、適切かつ
経済的なマーキング21、材料の切り抜き23、形状2
5を備えるとともに内部支持を与える内壁に有するプリ
フォーム形成方法を提供することができる。上記内壁
は、図1の様に上記容器のボディ部に限定して延ばされ
ていても良く、所望するようないかなる長さとされてい
ても良い。例えば、上記底部にまでずっと延ばされて上
記底部に対しても支持するようにされていても良く、ネ
ック部にまでずっと延ばされていても良い。従って、本
発明は種々の実施例の製造ができる多用途かつ適切な手
段を提供することができる。
【0058】内壁72は、図15に示すように上記容器
に取り付けられており、さらには上記容器のボディ部6
8に接着されていることが好ましい。上述したように図
22を参照すれば、内壁72は、マーキング76、又は
材料の切り抜き領域、又は特定の形状として形成したも
の、等の視覚的なディスプレーを有してなる。このこと
は、上記プリフォーム、具体的には図1、図20、図2
1について記載したように、それらのすべてが上記容器
によりゲームによりコミニュケーションを図るためのも
のである。従って、上記容器はゲームピースとして形成
されるとともに、その内壁が上記器壁を強固に支持して
いる。
【0059】上記容器をゲームピースとして使用するゲ
ームを始めるためには、まずマーキングをゲームをする
者から隠しておき、勝による景品が得られるようにす
る。例えば、上記容器は透明であり、飲料がたくさん入
っているときにはその飲料の着色によって上記マークが
隠されている。消費者が上記容器を購入してその一部を
飲むことによって上記したような勝ちマークが表れるこ
とになる。また、上記マーキングはそれ自体が室温又は
上記消費者が最初に開けるか、又は上記消費者によって
不可逆的な行為がなされることで別の変化をしても良
い。具体的には例えば自動販売機などのように外部から
見えないように貯蔵しておく際に、再び戻すことができ
ないようにすることもできる。
【0060】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、上述した実施例は単に本発明を実施する際
の好適な実施例を例示したものにいすぎない。従って、
本発明の請求項に係わる発明の範囲及び趣旨の範囲内で
形状、大きさ、部品の配置、及びその操作の詳細にわた
って変更を加えることは容易に類推できることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のプリフォームを示した図。
【図2】図2は、図1のライン2−2に沿った断面図
(a)と、接続部の拡大図(b)。
【図3】図3は本発明の別の実施例を示した図。
【図4】図4は本発明の別の実施例を示した図。
【図5】図5は本発明の別の実施例を示した図。
【図6】図6は本発明の別の実施例を示した図。
【図7】本発明のプリフォームを形成するためのコアの
側面図。
【図8】図7のコアに使用される内壁部材の側面図。
【図9】図9は図8のライン9−9に沿った断面図。
【図10】図10は図8のライン10−10に沿った断
面図。
【図11】図11は、図7のコアを用い、図8の内壁部
材をもちいている本発明のプリフォームを形成するため
のコア−インジェクション金型の側面図。
【図12】図12は、図11のコア−インジェクション
金型によって形成された本発明のプリフォームの部分断
面図。
【図13】図13は内壁と容器内面との接続部の別の実
施例の拡大図。
【図14】図14は本発明により形成される容器に用い
られるブロー金型の部分断面図。
【図15】図14により製造されたブロー成形容器の立
面図。
【図16】図16は本発明の容器の別の実施例を示した
図。
【図17】図17は本発明の容器の別の実施例を示した
図。
【図18】図18は本発明の容器の底部を示した断面図
であり、長軸方向に向かう内側に突き出た底部を有して
いる図。
【図19】図19は本発明の別の実施例の立面図を示し
た図。
【図20】図20は本発明の内壁部材の別の実施例を示
した図。
【図21】図21は本発明の内壁部材の別の実施例を示
した図。
【図22】図22は、内壁にマーキングを有したブロー
成形容器の立面図。
【符号の説明】
10…プラスチックプリフォーム 12…ネック部 13…開口 14…ボディ部 16…閉塞した底部 18…中空空間 20…内壁部材 21…マーキング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 49/00 - 49/80

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロー成形によりプラスチック容器を製
    造するためのプラスチックプリフォームであって、 開口を有するネック部と、このネック部に連なる一体と
    なったボディ部と、上記ボディ部に連なる閉塞した底部
    と、を有するプラスチック成形体を有し、 上記ボディ部は、上記底部で閉塞して上記ネック部で開
    口する中空空間を形成し、 上記プラスチック成形体と別個に形成されて、上記中空
    空間を完全に横切って延びるように上記中空空間の内部
    に挿入されている少なくとも1つの内壁部材を有すると
    ともに、この内壁部材はエッジ部を有し、このエッジ部
    分は上記ボディ部に結合されて上記ボディ部と一体とな
    っていることを特徴とするブロー成形プラスチック容器
    を形成するためのプラスチックプリフォーム。
  2. 【請求項2】 上記内壁部材は、上記ボディ部及び上記
    底部と一体になっていることを特徴とする請求項1に記
    載のプリフォーム。
  3. 【請求項3】 上記内壁部材は、上記ボディ部のみと一
    体となるようにその長さが制限されていることを特徴と
    する請求項1に記載のプリフォーム。
  4. 【請求項4】 上記内壁部材は、上記中空空間を完全に
    横切って延ばされて上記ボディ部に融着されている剛性
    部分と、上記剛性部分に隣接したフレーム部分と、を有
    し、 上記フレーム部分は、上記底部にまで延ばされて上記底
    部と上記ボディの双方に融着されてなるとともに、上記
    内壁の上記剛性部分と上記プリフォームとの間で内部中
    空空間を画成していることを特徴とする請求項1に記載
    のプリフォーム。
  5. 【請求項5】 上記内壁部材は、上記ボディ部に融着さ
    れているか、上記ボディ部に接着されているか、または
    これら内壁部材とボディ部との嵌め合わせによって機械
    的に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の
    プリフォーム。
  6. 【請求項6】 上記内壁部材と上記ボディ部は、互いに
    異なった材料から形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載のプリフォーム。
  7. 【請求項7】 上記内壁部材は、デコレーションを有し
    てなるか又は、上記ボディ部とは異なった色を有してな
    ることを特徴とする請求項1に記載のプリフォーム。
  8. 【請求項8】 成形されたプラスチックプリフォームか
    ら形成されるブロー成形プラスチック容器であって、 開口を有するネック部と、底部と、これらのネック部及
    び底部と一体化して連結するボディ部と、を有するプラ
    スチックブロー成形体を有し、 かつ上記ネック部と上記ボディ部と上記底部とによっ
    て、上記底部で閉塞して上記ネック部で開口する中空空
    間が形成され、 少なくとも上記プラスチックブロー成形体とは別個に形
    成され、上記中空空間を完全に横切って延びている内壁
    部材を有し、この内壁部材はエッジ部を有し、このエッ
    ジ部分は上記ボディ部に結合されて上記ボディ部と一体
    となっていることを特徴とするブロー成形プラスチック
    容器。
  9. 【請求項9】 上記内壁部材は、上記ボディ部と上記底
    部とに結合されているか、又は、上記ボディ部にのみ結
    合するように長さが制限されていることを特徴とする請
    求項8に記載の容器。
  10. 【請求項10】 上記内壁部材は、上記中空空間を完全
    に横切って上記ボディ部に融着された剛性部を有し、 上記剛性部に隣接したフレーム部分は、上記底部にまで
    延びて上記ボディ部と上記底部の双方に融着されてな
    り、上記内壁部材の剛性部と上記プリフォームの底部と
    の間に中空の開口内部空間が形成されていることを特徴
    とする請求項8に記載の容器。
  11. 【請求項11】 上記内壁部材は剛性部分を有し、上記
    容器は上記ネックとボディ部との間にショルダー部を有
    し、 上記内壁部材の上記剛性部分は、上記ショルダー部と上
    記底部とのうち少なくとも1つとは空間的に離間するよ
    うに配されており、その離間している端部は上記ボディ
    部内にあることを特徴とする請求項8に記載の容器。
  12. 【請求項12】 上記ボディ部は、少なくとも2つの隣
    り合ったローブを有してなる領域を画成し、このローブ
    は2つの空間的に離間した凹部を有し、 かつ、上記壁部分は、離間した上記凹部のうちの一方か
    ら他の凹部にまで延びるハンドグリップを形成してなる
    とともに、上記内壁部材は、上記離間した凹部の一方か
    ら他の凹部にまで延びていることを特徴とする請求項8
    に記載の容器。
  13. 【請求項13】 上記内壁部材は、上部が凹面形状とさ
    れていることを特徴とする請求項8に記載の容器。
  14. 【請求項14】 上記内壁部材は、融着又は接着剤によ
    り上記ボディ部へ取り付けられていることを特徴とする
    請求項8に記載の容器。
  15. 【請求項15】 上記内壁部材は、その表面にデコレー
    ションを有しているとともにそのデコレーションは上記
    プラスチック製品を通して視覚により判別できることを
    特徴とする請求項8に記載の容器。
  16. 【請求項16】 ブロー成形プラスチック容器を製造す
    るためのプラスチックプリフォームの製造方法であっ
    て、 各エッジ部を有する内壁部材を形成するステップと、 開口部を形成するネック部と、このネック部に連なるボ
    ディ部と、上記ボディ部に連なって一体となっている閉
    塞した底部とを有するプラスチック成形体に上記内壁部
    材のエッジ部を結合するステップであって、上記ボディ
    部は、上記底部で閉塞し上記ネック部で開口する中空空
    間を形成するものであるステップと、を有するととも
    に、 上記内壁部材が上記中空空間に完全に横切るように延び
    て少なくとも上記ボディ部に結合されるように上記内壁
    部材を結合させ、かつ上記内壁部材は、上記プラスチッ
    ク成形体とは独立に分離して形成されるステップを有す
    ることを特徴とするブロー成形プラスチック容器の製造
    方法。
  17. 【請求項17】 上記エッジ部の結合は、融着、接着剤
    による接着、嵌め合わせによる機械的手段、のいずれか
    の任意の方法によりなされることを特徴とする請求項1
    6に記載の方法。
  18. 【請求項18】 内壁部材が融着されている上記プリフ
    ォームをブロー成形することによって、内壁部材が融着
    されたブロー成形プラスチック容器を形成するステップ
    を有することを特徴とする請求項17記載のプラスチッ
    ク容器製造方法。
  19. 【請求項19】 上記プリフォームをブロー成形して、
    上記プリフォームボディ部に対応した容器ボディ部を有
    する形状として、上記容器ボディ部に凹部によって隔て
    られている少なくとも2つのローブを形成するステップ
    を有し、 上記凹部は、上記内壁部材によって分離されるとともに
    支持され、かつ上記ローブはハンドグリップとなること
    を特徴とする請求項18に記載の製造方法。
  20. 【請求項20】 ブロー成形プラスチック容器を製造す
    るためのプラスチックプリフォームにおいて、 内面と外面とを有し、上記内面は中空空間を画成してい
    るプラスチック成形体と、 上記中空空間内部に延びるとともに、上記内面と結合し
    て一体となっている部分を有する少なくとも1つの内壁
    部材と、を有し、 さらに上記内壁部材は、上記内面と判別しうるパターン
    ディスプレー手段を有することを特徴とするプラスチッ
    クプリフォーム。
  21. 【請求項21】 上記パターンディスプレー手段は、視
    覚的に判別されうるパターンを表示するとともにゲーム
    の結果を表示するものであることを特徴とする請求項2
    0に記載のプリフォーム。
  22. 【請求項22】 パターンディスプレー手段は、視覚的
    にパターンを表示させるための手段であって、上記パタ
    ーン状に材料が切り抜かれた領域を有する内壁部材を有
    することを特徴とする請求項21に記載のプリフォー
    ム。
  23. 【請求項23】 ブロー成形プラスチック容器におい
    て、 内面と外面とを有して中空空間を画成する壁面と、 上記中空空間内部に延びるとともに、上記内面と結合し
    一体とされている部分を有する少なくとも1つの内壁部
    材と、を有し、 上記内壁部材は、上記内壁と判別しうるパターンディス
    プレー手段を有することを特徴とするブロー成形プラス
    チック容器。
  24. 【請求項24】 上記パターンディスプレー手段は、視
    覚的に判別されうるパターンを表示するとともにゲーム
    の結果を表示するものであることを特徴とする請求項2
    3に記載の容器。
  25. 【請求項25】 上記パターンを視覚的に表示させるた
    めの手段は、上記パターン状に材料が切り抜かれた領域
    を有する内壁部材を有することを特徴とする請求項24
    に記載のプリフォーム。
  26. 【請求項26】 上記内壁部材の色は、上記壁の色とは
    異なることを特徴とする請求項23に記載の容器。
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