JP3020646U - 摩耗検出用カーボンブラシ - Google Patents

摩耗検出用カーボンブラシ

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JP3020646U
JP3020646U JP1995008335U JP833595U JP3020646U JP 3020646 U JP3020646 U JP 3020646U JP 1995008335 U JP1995008335 U JP 1995008335U JP 833595 U JP833595 U JP 833595U JP 3020646 U JP3020646 U JP 3020646U
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JP
Japan
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brush
wear
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carbon brush
commutator
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JP1995008335U
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English (en)
Inventor
猛彦 杉山
Original Assignee
株式会社富士カーボン製造所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案の目的は、ブラシの摩耗検出に用いる
ための検出部を設けた金具をブラシ本体に簡単に取り付
けることができると共に、安価で品質が良いカーボンブ
ラシを提供することにある。 【解決手段】 ブラシ本体の後部側面に係止部を設け、
上方に延びる検出部を一体に形成した両側片に、一対の
突起部を対向するように配置したコ字状金具を設け、こ
のコ字状金具をブラシ本体の係止部に嵌着することを特
徴とする摩耗検出用カーボンブラシ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はブラシ付整流子モータのブラシ摩耗検出装置に用いる摩耗検出用カー ボンブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭電化製品や電動工具に使用されているブラシ付整流子モータは、ブラシが 整流子に接触して電流を流すという一般的な構造であり、ブラシの摩耗が所定量 に達した場合には、未然に回転不良等のトラブルを防止されることが望ましい。 このため、ブラシの摩耗検出装置に関するものが、実開平3−48368号、特 開平5−304746号公報等で提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のブラシの摩耗検出装置における検出部材は、ブラシ本体にインサート成 形するか、ブラシ本体に接着剤で貼着することにより固定されている。しかし、 前者のインサート成形によるものは成形コストが高くつき、後者の接着剤による ものは、接着部分が硬化するまで部品がずれないように保持しなければならず、 品質的に安定し難いという不都合があった。
【0004】 よって、本考案の目的は、ブラシの摩耗検出に用いるための検出部を設けた金 具をブラシ本体に簡単に取り付けることができると共に、安価で品質が良いカー ボンブラシを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本考案は、ブラシ付整流子モータの整流子に弾接す るブラシ本体に設けた検出部と、該ブラシ本体が摩耗限度位置まで摩耗したとき 前記検出部と接触して導通する固定端子を備えたブラシ付整流子モータのブラシ 摩耗検出装置において、前記ブラシ本体の後部側面に係止部を設け、上方に延び る検出部を一体に形成した両側片に、一対の突起部を対向するように配置したコ 字状金具を設け、このコ字状金具を前記ブラシ本体の係止部に嵌着することを特 徴とするものである。
【0006】
【考案の作用及び効果】
この摩耗検出用カーボンブラシによれば、ブラシの摩耗検出に用いるための検 出部を設けたコ字状金具をブラシ本体の係止部に圧し当てて嵌めることにより、 該金具は突起部のばね弾力作用で係止部に固定される。 しかして、本考案のカーボンブラシは、ブラシ本体の摩耗限度位置を検出する ための検出部を設けた金具をブラシ本体にワンタッチで簡単に取り付けることが でき、安価で品質が良いという優れた効果をもつものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1はブラシ本体 とコ字状金具の斜視図、図2は摩耗検出用カーボンブラシの斜視図、図3は同カ ーボンブラシの使用状態を示す説明図である。
【0008】 図に示すように、ブラシ本体1は平たいブロック状に形成されており、その後 部側面を長手方向に切り欠いて係止部2、2を設ける。この係止部2、2は、後 端3の幅を広く内方に向かって幅を狭くして楔状に形成することも可能である。 また、前記係止部2、2は、成形金型により成形と同時に設けることもできる 。ブラシ本体1の後端3には、撚線からなるリード線4がインサート成形等によ り埋設されて固定されている。コ字状金具10は真鍮等の電気的良導性を有する 薄板材料からなり、基片11の中央から2度の曲げ加工を施した上方に延びる検 出部12と、基片11の端縁を内方に曲げた側片13、13とが一体に設けられ ている。両側片13、13には、先端付近を屈曲して一対の突起部14、14を 対向するように配置する。また、前記基片11の中央位置には、リード線4を通 す透孔15を穿設する。
【0009】 しかして、図2に示すように、リード線4に通したコ字状金具10をブラシ本 体1の係止部2、2に圧し当てて嵌めることにより、該金具10は突起部14、 14のばね弾力作用で係止部2、2に固定される。ついで、リード線4にスプリ ング20を装着してから、該リード線4の端末に端子21をハンダ付け等により 取り付ける。以上により摩耗検出用カーボンブラシBが構成される。
【0010】 次に、かかる構成の摩耗検出用カーボンブラシBの適用例を図3に基づいて説 明する。 摩耗検出用カーボンブラシBはベースa上に固定されたホルダーb内に収めら れ、ブラシ付整流子モータ(図示せず)の整流子cにブラシ本体1がスプリング 20により押されて弾接されている。ホルダーbの上面から突出する検出部12 に対向するように、ブラシ本体1が摩耗限度位置まで摩耗したとき前記検出部1 2と接触して導通する固定端子dをベースaに設ける。検出部12と固定端子d との間は、通常の警報ランプ等を設けた警報回路(図示せず)等を備えるものと する。これによりブラシ付整流子モータのブラシ摩耗検出装置が構成される。こ の検出装置によれば、ブラシ本体1が徐々に摩耗して最終的に摩耗限度位置まで 摩耗したとき、検出部12が固定端子dに接触して警報回路を閉じるため、警報 ランプが点灯して摩耗検出用カーボンブラシBの交換を使用者に知らせ、若しく はモータの駆動回路を閉じてモータを自動停止するという作動が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブラシ本体とコ字状金具の斜視図
【図2】摩耗検出用カーボンブラシの斜視図
【図3】同カーボンブラシの使用状態を示す説明図
【符号の説明】
B→摩耗検出用カーボンブラシ a→ベース b→ホル
ダー c→整流子 d→固定端子 1→ブラシ本体 2→係止部 3→後端 4→リード線
10→コ字状金具 11→基片 12→検出部 13→側片 14→突起部
15→透孔 20→スプリング 21→端子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシ付整流子モータの整流子に弾接す
    るブラシ本体に設けた検出部と、該ブラシ本体が摩耗限
    度位置まで摩耗したとき前記検出部と接触して導通する
    固定端子を備えたブラシ付整流子モータのブラシ摩耗検
    出装置において、前記ブラシ本体の後部側面に係止部を
    設け、上方に延びる検出部を一体に形成した両側片に、
    一対の突起部を対向するように配置したコ字状金具を設
    け、このコ字状金具を前記ブラシ本体の係止部に嵌着す
    ることを特徴とする摩耗検出用カーボンブラシ。
JP1995008335U 1995-07-17 1995-07-17 摩耗検出用カーボンブラシ Expired - Lifetime JP3020646U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114784584A (zh) * 2022-03-31 2022-07-22 华能伊敏煤电有限责任公司 一种具有压力补偿的高低压环用电刷
KR20220105752A (ko) * 2021-01-21 2022-07-28 한국수력원자력 주식회사 마모량측정장치 및 측정방법

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CN114784584A (zh) * 2022-03-31 2022-07-22 华能伊敏煤电有限责任公司 一种具有压力补偿的高低压环用电刷
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