JP3020058U - フリーアクセスフロア用パネル - Google Patents

フリーアクセスフロア用パネル

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JP3020058U
JP3020058U JP1995005194U JP519495U JP3020058U JP 3020058 U JP3020058 U JP 3020058U JP 1995005194 U JP1995005194 U JP 1995005194U JP 519495 U JP519495 U JP 519495U JP 3020058 U JP3020058 U JP 3020058U
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JP
Japan
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panel
protective plate
free access
holes
floor
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JP1995005194U
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English (en)
Inventor
一夫 広居
Original Assignee
熊谷工機株式会社
日立金属株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属保護板を設置したフリーアクセスフロア
用パネル端部の折り曲げ部を排除し、厚手の保護板を設
置したパネル。 【構成】 フリーアクセスフロア用パネルの表面に金属
保護板を設置し、保護板とパネルとを同時に多数個の穴
を穿孔し、また金属保護板とパネルを別々に多数個の孔
を穿孔して、各孔を合致させて接着し、互いの端部を所
定の寸法に仕上げたパネル。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、塵埃が見られない清浄度の高いクリーンルームに使用する金属保護 板を貼った寸法精度の高いフリーアクセスフロア用パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子計算機、電話交換機室や各種情報処理機室においては、一般に 二重床板からなるフリーアクセスフロア用パネルが使用されている。フロア下に は空調機の送、排水の配管や情報機器類や電源通信等のケーブル等が、大小さま ざまに配設されてあり、また天井から室内及び床下に至る空調を可能とするため に床下を高くしており、パネルがどの位置にも合うフリーアクセス方式と呼ばれ る二重床板構造が採られている。 パネルには、軽合金製パネルから鉄板、木製、コンクリート、アスベスト及び 各種合成樹脂や硬質ゴム、ハニカム製や複合材のパネルまであり、表面材も合成 樹脂、シート、木貼り、カーペット及び絨毯までと多種多様のものが用いられて 来ている。
【0003】 しかしながら、近年半導体や超精密機器類や部品等の生産、組立、調整及び検 査を行うために清浄度の高いクリーンルームが使用されており、フロアも新しく 摩耗や耐薬品性のあるものが使用されて来ている。これらのパネルに対し出願人 は、パネルに金属保護板を設置し端部を折り曲げた特願昭59−209523や 同59−279862〜279864のパネルを提供している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし現在のような図6のフロア30では、パネル31の上面32に金属保護 板33を端部の側面36及び側面下部37まで金属保護板33を伸ばして折り曲 げているが、この折り曲げでは金属保護板33の厚さも1.8mm程度以下でな ければならず、しかもこの折り曲げにはプレス機にて少なくとも3〜4工程が必 要であり、折り曲げ時間や製造コスト上の問題点があった。 また、パネル同志を接触させて敷き詰めて行くと、折り曲げ部分に空隙が出来 たりバラツキにより多少の寸法オーバとなるため、施工上多少の予備寸法が必要 であった。また敷き詰めたパネル同志の境目に僅かな凹み38が生じ、部室の隅 とか使用しない場所では、そこに目に見えない水分やごみがたまることもある。 さらに金属保護板が薄いとパネル表面に埋め込まれた自走車の誘導用溝や各種セ ンサー部溝等で金属保護板の表面に凹みが生じることもあった。 なお、最近のクリーンルーム内には、精密機器の大型化、自動制御装置他大型 機器の増加のためフロア自体も重量物用のパネルが採用されつつあり、パネル厚 さを増すと、重量増になるなど搬送や施工上の問題点が生じ、軽量で強度のある パネルが要望されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はこれら問題点に鑑みてなされたものであり、室内を二重床で構成する フリーアクセスフロア用パネルの上面に金属保護板を設置し多数個の穴を穿孔し て該保護板とパネルとをパネルの周辺端部で同一寸法にしたこと、及びパネルと 2mm以上の金属保護板との同一位置に多数個の穴をそれぞれ穿孔した後、該パ ネル上に金属保護板を該穴が合致するように接着してなるフリーアクセスフロア 用パネルを提供するものである。
【0006】
【作用】
本考案のパネルは、前記の如く構成され二重床のフリーアクセスフロア用パネ ルで金属保護板を端部からの折り曲げ部を排除したことにより、端面加工仕上げ での精度のある一定寸法が確保され、数十枚敷き詰めても寸法オーバーとならず 、設計通りの施工が出来る。しかも大巾な工程省略や納期短縮が可能となり、設 計から施工までフォローがやりやすくなった。また2mm以上の金属保護板を使 用することにより、パネルそのものの重量を増すことなく、高強度の複合パネル が得られ表面の凹みもないものである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面により詳細に説明する。 (実施例1) 図2は軽合金製鋳物またはダイカスト製のフリーアクセスフロア用パネル1( 以下単にパネルそのものという)であり、金属の溶湯を型内に低圧又は高圧力に て注入し、加圧が行われてパネルが製造され、歪取り後必要個所を仕上げ加工が なされる。2はパネルの上面であり、3は側面や下側の大小のリブにて上面2の 平滑度を保っている。 パネルをクリーンルーム用に使用するためには、上面、側面及び下面を洗浄後 ワイヤブラシ、ショットブラスト等により粗材面までを清浄になるように、これ 等の表面処理を実施する。
【0008】 そして次にパネル表面2に接着剤4を塗布または両面接着材を貼り付けた後、 2mm以上の金属保護板5(以下単に保護板という)をパネルと共にプレス機や 圧力ロール間の間を通すことにより接着される。次に保護板の上面よりプレス機 のパンチにより多数個の穴8を打ち抜き、丸穴、長穴その他の穴加工も出来る。 穴の打ち抜きには、パンチが保護板5、接着剤4、パネル上面2に届きパネル天 井部を一気に打ち抜く。この時パネル表面2穴の角部に多少の丸味(R)が生じ る。これは図3に示すように接着剤層4が打ち抜き時に押され圧縮されるのと、 保護板の穴近傍が打ち抜き時に穴方向に引張られて、多少表面線より下がるため である。 穴加工後はパネル外周端部の加工を、保護板5とパネル外側6とを同時にしか も対抗側面を同時に加工されるので同一幅が精度の高い寸法に仕上げられる。
【0009】 (実施例2) 最近クリーンルーム内にも精密機器の大型化や自動制御装置他、大型機器の増 加によりフロア自体も重量物用に変りつつある。従ってパネル自体も厚くせざる を得ないが、重量の増加となるし、製造部門の型の改造が必要となり、コストア ップの要因だが、その前に表面の保護板15を厚くする方向でも対応が取れてき ている。即ち、従来行っている穴の打ち抜きや、端部側面での折り曲げを保護板 が厚くなると加工しづらい。従ってパネル表面2に2.0mmの保護板15を接 着し、図4のように機械加工による同時に穴加工を施す。次に穴加工後は保護板 の表面穴角部を僅かに面取り(C)を行う。また穴あけ後のドリルやリーマ等の 工具元部に僅かな面取り部を形成する刃部分を設け、加工後その部分まで進ませ 加工することも可能である。
【0010】 (実施例3) さらに保護板の厚さを増して行くと機械加工による作業能率が低下するので、 保護板25とパネル19を別に穴あけを施した後、各々の穴を合致させて貫通す るようにし、接着する。この時保護板25は2.5mmであり、厚ければ厚い程 パンチングにより穴の角部に丸味(R)が生じ、反対面には打ち抜き時のかえり Qができる。パネル表面2にもパンチングにより穴の表面角部にも多少の丸味が できる。これと保護板25のかえりQとを図5のように組合せ固定する。もちろ ん各間に接着剤を塗布し、固着する。 なお保護板は、1.8mm以上であると折り曲げそのものも困難になり、折り 曲げても側面に空隙が出来るなどして寸法精度が得られないので、側面の折り曲 げを止めて、パネルの表面上のみの長さとする。またパネルと同時の打ち抜きも 止め、保護板のみの打ち抜きしてもよい。パネルは鋳造時に穴あけでもよいし、 鋳造後にパンチングによる打ち抜きや機械加工でもよい。但し、パネルの穴は保 護板のパンチ抜き穴よりやや大き目の穴とし、保護板の裏面のかえり部分が大き 目の穴に入り込むため、穴への位置決めがよいものである。
【0011】
【考案の効果】
以上に記述した通り、本考案実施例により下記の効果が得られる。 1)金属保護板の端部側面への折り曲げがないため、折り曲げそのものの材料 費の低減となり、同時に折り曲げ作業のプレス工程が大幅に省略され納期の短縮 となる。 2)厚手の金属保護板をパネル上に接着することにより、パネルの重量を増や さずに、高強度で軽量な複合パネルが得られる。 3)パネル自体が精密な寸法仕上りとなり隣接するパネルとの間に敷き詰めの 予備寸法も必要なく、しかも隙間が生じなく、設定通りの寸法に仕上る。 4)従ってパネル間同志の間に凹や凸もなく同一平面上となり、水分やごみの たまる所がなく、清潔であるなど産業上の効果が大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】敷き詰められたパネル上面の一部である。
【図2】図1のAA断面でパネルと金属保護板との接触
部拡大断面図である。
【図3】図2穴部の拡大断面図である。
【図4】別の実施例の穴部拡大断面図である。
【図5】さらに別の実施例の穴部拡大断面図である。
【図6】従来実施のパネルと金属保護板の端部折り曲げ
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 パネル、 2 上面、 3 パネルリブ、 4 接
着剤、5 金属保護板、 6 パネル端部の接触部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内を二重床で構成するフリーアクセス
    フロア用パネルの上面に金属保護板を設置し多数個の穴
    を穿孔して該保護板とパネルとをパネルの周辺端部で同
    一寸法にしたことを特徴とするフリーアクセスフロア用
    パネル。
  2. 【請求項2】 フリーアクセスフロア用パネルと2mm
    以上の金属保護板との同一位置に多数個の穴をそれぞれ
    穿孔した後、該パネル上に金属保護板を該穴が合致する
    ように接着してなるフリーアクセスフロア用パネル。
JP1995005194U 1995-05-30 1995-05-30 フリーアクセスフロア用パネル Expired - Lifetime JP3020058U (ja)

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JP1995005194U JP3020058U (ja) 1995-05-30 1995-05-30 フリーアクセスフロア用パネル

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JP1995005194U JP3020058U (ja) 1995-05-30 1995-05-30 フリーアクセスフロア用パネル

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JP3020058U true JP3020058U (ja) 1996-01-19

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