JP3019994U - 痴呆症予防治療機 - Google Patents

痴呆症予防治療機

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JP3019994U
JP3019994U JP1995006532U JP653295U JP3019994U JP 3019994 U JP3019994 U JP 3019994U JP 1995006532 U JP1995006532 U JP 1995006532U JP 653295 U JP653295 U JP 653295U JP 3019994 U JP3019994 U JP 3019994U
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JP
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pressure
head
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crown
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JP1995006532U
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English (en)
Inventor
孝市 中屋
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孝市 中屋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】頭頂部およびその周辺部外面を指圧する要領で
押圧することにより頭部毛細血管の血行を促進して脳細
胞の老化を抑制し、痴呆症の予防と治療を行う。また対
象者である老人が使用し易いようにし、その利用促進を
はかる。 【構成】頭頂部およびその周辺部外面に接するように多
数の圧接子を内面に突設した椀状の施術体4を、椅子1
の背凭れ部2に昇降可能に取り付けられた支持杆3の上
端に、前方下向きに取り付けた。また、この背凭れ部2
には上記支持杆3を5〜15kgの圧力で下方付勢する
ばねなどの付勢手段を設けると共に、この付勢手段の付
勢力に抗して支持杆3を上方移動させるピストン装置な
どの駆動手段を設け、この駆動手段を一定の周期で作動
させることとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、頭頂部およびその周辺部外面を指圧する要領で押圧することにより 頭部毛細血管の血行を促進して脳細胞の老化を抑制し、主として痴呆症の予防と 治療に用いられる痴呆症予防治療機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、頭部の血行を促進させるための器具としては、特開昭61−16835 3号公報に示された頭皮マッサージ機や、実開昭63−16032号公報に示さ れたマッサージ器があった。
【0003】 上記特開昭61−168353号の考案は、図6に示すように側頭部に接した 各施療子30,31を頭皮を持ち上げあるいは開放する方向に移動させると共に 、頭頂部に接した揺動施療子32を揺動させるようにしたものである。
【0004】 また実開昭63−16032号の考案は、図7に示すようにヘルメット40の 内側に流体吸排装置42に通じる中空状の膨縮嚢41を添設し、この膨縮嚢41 の内面に直接多数の突起41aを突設するか、あるいは突起を設けたゴムシート を着脱自由に添設したものである。
【0005】 上記両マッサージ機は、共に頭部に刺激を与えることにより、その血行を促進 し、脱毛防止や育毛促進をはかるものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のマッサージ機は、まず特開昭61−168353号に示された ものは、頭皮を揉みしだくように作動することから人によっては、刺激が強すぎ 、指圧的な効果も得られないという問題点があった。
【0007】 また実開昭63−16032号に示されたものは、ヘルメット内の膨縮嚢が膨 張してヘルメットの内部が縮むため、使用時に頭が締め付けられるような不快感 があり、また頭頂部に適度な押圧力を加えるためには、ヘルメットをあごひもで しっかりと止めなくてはならず、装着が煩わしいばかりか、使用時に顎にかかる 負担も大きく、疲れるという問題点があった。
【0008】 また上記両マッサージ機は、共に頭蓋骨外側の頭皮側に刺激を与えることによ り、毛髪の改善をはかることを目的としており、このことから頭蓋骨内の脳細胞 にまで刺激を与え、痴呆症の予防や改善を図るという効果は全く期待し得ないも のであった。
【0009】 本考案は、上記従来の頭部用マッサージ機が有していた問題点の解決を課題と する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を解決するために、頭頂部およびその周辺部外面に接す るように多数の圧接子が内面に突設された椀状の施術体を、椅子の背凭れ部に縦 設した支持杆の上端に、前方下向きに定設し、この背凭れ部には支持杆を5〜1 5kgの圧力で下方付勢する付勢手段を設けると共に、この付勢手段の付勢力に 抗して支持杆を上方移動させる駆動手段を設け、この駆動手段を所定時間毎に駆 動することにより、多数の圧接子にて頭部の指圧的なマッサージをなすこととし た。
【0011】
【作用】
椀状の施術体の内面に突設された多数の圧接子は、頭頂部並びにその周辺部を 押圧する。付勢手段は、この時の圧力を適正に保つように作用する。また駆動手 段は、前記の押圧力を除くように作用し、これらのことで多数の圧接子にて頭部 の指圧的なマッサージがなされるものである。
【0012】
【実施例】
図1は、実施例の斜視図、図2はその右側面図である。図示したように本考案 の痴呆症予防治療機は、利用者が着席できる椅子1の背凭れ部2に側面視逆L字 形の支持杆3を縦設し、この支持杆3の前方に突出した先端の下方に椀状の施術 体4をユニバーサルジョイント14などを介して揺動可能に取り付けている。
【0013】 この施術体は、図5に示すように椀状の外殻体5の内面に、多数の圧接子6a を突設したやや硬質のゴムあるいはプラスチック製の接触板6を貼着したもので ある。
【0014】 また支持杆3は、図3並びに図4に示すようにその下端寄りが、背凭れ部のフ レーム2aに取り付けられた螺杆7に支持部材8を介して取り付けられている。
【0015】 螺杆7はフレーム2aに突設した上下対の支持片9,10で回動自在に保持さ れ、その下端に一体的に固定したウォーム歯車11には、モータ13のウォーム 12が噛み合っている。
【0016】 支持部材8は、側面視ほぼ枠状のもので、その前部(図中左方)寄りを螺杆7 が貫通しており、この螺杆7の回動により、支持片9,10間を上下に移動する ようになっている。また支持部材8の後部(図中右方)寄りには、支持杆3が挿 通している。この支持杆3の下端側には、スプライン3aが形成され、このスプ ライン3aで支持部材8の下側を摺動可能に嵌通している。また支持部材8の上 側には、筒状の圧力調節ねじ15が取り付けられ、支持杆3はこの圧力調節ねじ 15を貫通している。
【0017】 圧力調節ねじ15は、支持部材8の雌ねじ孔8aに上下移動可能に螺合してお り、その下端にはばね受け用の鍔部15bを、上端には駆動用の平歯車15aを 一体的に設けている。この平歯車15aは、その側方に設けたピニオン16と噛 み合っており、このピニオン16はギアボックス17を介して駆動用のモータ1 8と連結されている。また上記鍔部15bと、支持杆3の所定位置に固定した鍔 板20との間に支持杆3の付勢手段となるばね19を介在させている。この鍔板 20の下方には、支持杆3の駆動手段となるシリンダー装置21が設けられ、突 出するピストン杆21aでこの鍔板20をばね19の付勢力に抗して上方に押し 上げるようにしている。
【0018】 なお、図3と図4において符号22は、背凭れ部のカバーを示す。
【0019】 次に上記構成を有する本考案の痴呆症予防治療機の動作について説明する。
【0020】 まず使用するには、図3に示すようにピストン杆21aで支持杆3と一体の鍔 板20を押し上げ、この支持杆3先端の施術体4を上方に逃がした状態で、椅子 1に着席する。次にモータ13を作動させ、このモータ13の回転力をウォーム 12とウォーム歯車12aを介して螺杆7に伝達し、螺杆7を回転させると、こ の螺杆7に係合した支持部材8が上下いずれかの方向に移動する。このようにし て、使用者の頭上に施術体4が被さるように調節を行う。この状態でシリンダー 装置21のピストン杆21aを図4に示すように引っ込めると、ばね19の弾発 力で鍔板20を介して支持杆3が下方へと押し下げられ、このことで支持杆3先 端の施術体4が一定の圧力で使用者の頭に押しつけられることとなる。よって、 施術体4内面の圧接子6aが頭頂部とその周囲に圧接し、指圧的な効果が得られ る。
【0021】 なおこの時、モータ18を駆動し、このモータ18とピニオン16、平歯車1 5aなどを介して連結された圧力調節ねじ15を回転させ、この圧力調節ねじ1 5を支持部材8に対して相対的に上下方向に移動させれば、ばね19の一端が接 する鍔部15bが移動することとなり、このことでばね19の付勢力が変更され 、施術体4が頭に接する圧力を調節することができる。なおこの圧力は、5〜1 5kgの範囲が、指圧的な効果を得るために望ましい。
【0022】 このようにして、施術体4をばね19の弾発力を利用して約6〜7秒頭に押し つけ、次にシリンダー装置21を作動させて、鍔板20を持ち上げ、ばね19の 付勢力を解除する。この状態を4〜5秒維持し、その後、また施術体4を頭上に 圧接させる。このようにして、施術体4を6〜7秒押しつけた後、4〜5秒解除 するというサイクルを繰り返すことにより、指圧的な効果が得られ、頭部の血行 を促進すると共に、頭蓋骨の内側に位置する脳細胞に適度な刺激を与え、痴呆症 の予防や改善を図るものである。
【0023】 なおこの時、使用者は椅子1の背凭れ部2を倒すことにより、任意の姿勢をと ることができ、このことで上述の動作は何ら影響を受けないので、疲れない姿勢 でその利用がはかれる。また使用者の頭部は、椅子1のヘッドレスト23に設け た左右の突部23aで位置決めされ、移動することがないので、施術体4が正確 に頭部に接し、所定の機能を発揮する。
【0024】 なお上記シリンダー装置21の作動は、マイコンなどを利用して自動制御する こととする。また位置決め用のモータ13や圧力調節用のモータ18は、椅子1 のひじ掛けなどの適所に設けたスイッチで操作するようにしても良いが、リモコ ンで操作することとすれば、使用者あるいは介添者のいずれもが操作でき、便利 であると共に、使用者である老人が誤って触れることが防止でき、安全性の面か らも望ましい。
【0025】 なおまた上記施術体4は、その外形や圧接子6aの硬度、大きさなどの異なる ものを複数用意しておき、使用時、所望のものと取り替えができることとする。
【0026】 さらにまた本実施例では、支持杆3の付勢手段としてばね19を示し、その付 勢力解除のための駆動手段としてシリンダー装置21を設けた例を示したが、付 勢手段は支持杆3を5〜15kgの範囲で下方押圧できれば良く、例えばゴムな どの弾性材であっても良い。また駆動手段もこの付勢手段の付勢力に抗して支持 杆3を上方駆動できれば良く、例えばカムなど他の機構を利用して駆動するよう にしたものであっても良い。
【0027】
【考案の効果】
以上の通り、本考案の痴呆症予防治療機は、座った楽な姿勢で使用することが でき、使用対象者である老人にとって使用が苦にならない。またその作動は、圧 接子が一定のサイクルで頭頂部とその周囲を一定の圧力で押圧するだけなので、 従来のマッサージ機のような不快感がなく、指圧的な効果で血行が促進され、痴 呆症の治療や予防に効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す簡略斜視図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】使用開始前の状態を示す背凭れ部の要部拡大断
面図である。
【図4】使用状態を示す背凭れ部の要部拡大断面図であ
る。
【図5】施術体の一部切欠側面図である。
【図6】従来例の使用状態正面図である。
【図7】他の従来例の使用状態正面図である。
【符号の説明】
1 椅子 2a 背凭れ部 3 支持杆 4 施術体 5 外殻体 6 接触板 6a 圧接子 7 螺杆 8 支持部材 15 圧力調節ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭頂部およびその周辺部外面に接するよ
    うに多数の圧接子が内面に突設された椀状の施術体が、
    椅子の背凭れ部に縦設された支持杆の上端に、前方下向
    きに定設され、この背凭れ部には支持杆を5〜15kg
    の圧力で下方付勢する付勢手段が設けられると共に、こ
    の付勢手段の付勢力に抗して支持杆を上方移動させる駆
    動手段が設けられ、この駆動手段が所定時間毎に駆動さ
    れることにより、多数の圧接子にて頭部の指圧的なマッ
    サージがなされるようにしたことを特徴とする痴呆症予
    防治療機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200493774Y1 (ko) * 2019-12-04 2021-06-03 김종호 두피 지압 기능을 갖는 혈류순환운동기구
JP2023080061A (ja) * 2020-04-30 2023-06-08 道鑛有限公司 ヘルスケア装置、ヘルスケア本体、ヘルスケア方法及びヘルスケアシステム

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