JP3019981U - 蔬菜育成フード - Google Patents

蔬菜育成フード

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JP3019981U
JP3019981U JP1995008047U JP804795U JP3019981U JP 3019981 U JP3019981 U JP 3019981U JP 1995008047 U JP1995008047 U JP 1995008047U JP 804795 U JP804795 U JP 804795U JP 3019981 U JP3019981 U JP 3019981U
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sheet
seedlings
vegetable
sugar beet
pillar
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JP1995008047U
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金三 清水
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金三 清水
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  • Protection Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蔬菜を栽培するにあたり、種苗の発芽、育成
に不可欠とされる日光の直接照射、適度な通風と夜露を
与えると共に、霜害、雪害及び寒風や害虫等の被害より
種苗を保護することを目的とする、 【構成】 蔬菜による種苗1の種類に応じた高さをその
シートの幅とする半透明シート2の全幅に亘り、一定の
間隔を置き支柱袋4を多数の融着して設けた長尺の蔬菜
育成シート5を形成すると共に、該蔬菜育成シート2の
幅より長くした支柱8を支柱袋4内を挿通出来る様にし
て、これを種苗1の回りに張設するに際して、該蔬菜育
成シート5を適宜の長さに切断すると共に支柱袋4内に
支柱8を挿通してその一端を田畑9に立設して、該蔬菜
育成シート5により種苗1を囲繞するようにしてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は、一定幅の合成樹脂による半透明シートの全幅に亘り、一定の間隔を置 きマチ状の折返し部を融着して多数の支柱袋を設けた長尺の蔬菜育成シートを形 成し、これを蔬菜の種苗の回りに張設するに際して、該蔬菜育成シートを適宜の 長さに切断すると共に支柱袋内に支柱を挿通してこのシートにより種苗の回りを 囲繞して、寒風や害虫等より種苗を保護する様にした蔬菜育成フードに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来より植物の蒔種より育苗、移植して一定の大きさに育てて定植するに至る までは、種苗には季節による暴風雨や害虫等に対する抵抗力が無い為に種々の方 法により保護してやらなければならないものである。 特に野菜類等の蔬菜栽培においては、小さな種より苗を育成し、更にこれを移 植して定植するまでには、苗自体が脆弱であるので容易に風雨の害を受け易く、 しかも柔らかな葉、茎であるので害虫の被害も甚だしく、この野菜の栽培の大部 分の蒔種は初秋の10月から11月にかけて行われるもので、この時期以降は霜 害、雪害及び寒風等の被害に晒されるので最も注意を払わなければ折角種より発 芽しても容易に立派な苗として育ち難いものである。
【0003】 この為、従来よりの蔬菜の育苗には蒔種より発芽までは田畑の畦の全体に直に 黒色のビニールシートの覆いをかけて発芽を促進させるか、または同様に畦の全 体に一定の育苗空間を設ける様にして半透明のビニールシートを覆って発芽より 種苗に育苗するか、更には前者の場合における畦の全体に直に黒色のシートを覆 って発芽を促した後にはこれを全て取り払い、種苗毎の個々に半透明のビニール シートまたは紙袋等を被覆するか、後者と同様に再度畦の全体に一定の育苗空間 を設けて半透明のビニールシートを覆っているものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる方法によれば蒔種した畦の全体に直に黒色のビニールシ ートの覆いをかけるか、または同様に畦の全体に一定の育苗空間を設ける様にし て半透明のビニールシートを当初より或いは中途より覆うには多大な労力を要す る反面、個々の種苗に対する適切な管理が出来ず、自ずから畦全体の管理となる ので種苗成育の過多、不良に対応した管理が出来ないものである。 また、種苗毎の個々に半透明のビニールシートまたは紙袋等を被覆して育成管 理を行う場合にあっては、絶えずこれらの非通気性素材により種苗の全体が被覆 されているので霜害、雪害、暴風雨等に対しては前記と同様に効果があるが、暴 風雨等により半透明のビニールシートまたは紙袋等と共に種苗の全体が吹き飛ば されたり又、日中の気温の上昇時には反って通気性がないので被覆体内が蒸れた りして種苗に悪影響を与え、更には種苗の発芽、育成に不可欠とされる日光の直 接照射、適度な通風と夜露を与える必要がある等種々の改良すべき点を有してい るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本案はかかる現状に鑑みて創作したものであって、合成樹脂による半透明シー トを資材とし、一定幅の合成樹脂による半透明シートの全幅に亘り、一定の間隔 を置き細幅の支柱袋を多数融着して設けた長尺の蔬菜育成シートを形成し、この シートを種苗の個々の回りに張設する様に適宜の長さに切断すると共に、これら の支柱袋内に耐腐食性に富む支柱を挿通して田畑に立設する様に種苗の回りを囲 繞して、該種苗に自然の日光の照射を受けさせると共に適度な通風と夜露を与え て、種苗を保護する様にしているものである。
【0006】
【作 用】
本案による蔬菜育成シートの幅は、蔬菜による種苗の種類に応じ発芽より定植 迄の育成に必要な高さをこのシートの幅とし、更にこのシートの全幅に亘って一 定の間隔を置き細幅の支柱袋を融着して蔬菜育成シートを形成すると共に種苗の 株の張具合によりこのシートを適宜の長さに切断して、シートの外面に設けた支 柱袋内に支柱を挿通しつつ田畑に立設して、該蔬菜育成シートを三角形、方形或 いはそれ以上の多角形にと種苗を囲繞することにより、前記する種苗の育成に不 可欠な条件とされる日光、通風及び夜露を得て自然条件による育成と、特に西瓜 、キュウリ、茄子、瓜及びトマト等に多く寄り付く瓜蝿は横方向よりの飛翔によ る虫害や、病害菌の飛散による病害を該シートの高さにより遮蔽してこれらの被 害を無くし、更には突風や雪害、霜害又は保温等の作用を行うには支柱の上端開 口部を結束することにより対処出来る様にしているものである。
【0007】
【実施例】
本案による一実施例を説明すれば、蔬菜による種苗1の種類に応じ発芽より定 植迄の育成に必要な高さをそのシートの幅とする半透明シート2の全幅に亘り、 一定の間隔を置きマチ状の折返し部3により多数の細幅の支柱袋4を融着して設 けた長尺の蔬菜育成シート5を形成すると共に、該蔬菜育成シート2の幅より長 く且つ一端を尖鋭部6とし他端を結束可能に旋回部7とした支柱8を支柱袋4内 を挿通出来る様にして、これを蔬菜の種苗1の回りに張設するに際して、該蔬菜 育成シート5を適宜の長さに切断すると共に支柱袋4内に支柱8を挿通してその 一端の尖鋭部6を田畑9に立設して、該蔬菜育成シート5を三角形、方形或いは それ以上の多角形にと種苗1を囲繞するようにしてなるものであって、図中、1 0は蔬菜育成シート5の上端開口部を結束する結束紐である。
【0008】 本案は叙上の如き構成によりなるものであって、半透明シート2は軟質合成樹 脂により、冬季、春季等の使用せんとする時期或いは使用する寒暖の地域に応じ ると共に、蔬菜育成フードとして使用する期間等を考慮してその厚みを自由に選 定するものであるが、張設後の強度が充分であればなるべく薄い方がコストや取 扱い面により優れ、しかも種苗の種類に対応する背丈に応ずべく広幅と小幅のを 揃えておき、種苗の背丈により適宜選択使用するものである。
【0009】 また、この蔬菜育成シート5に一定の間隔を置き多数形成する細幅の支柱袋4 内に挿通する支柱8は、竹、ビニール被覆の金属線、耐蝕性に富む金属線或いは 硬質合成樹脂等の耐蝕性と柔軟性のある資材により形成することにより、該シー ト5を尖鋭部6により強固に田畑9に固定して張設すると共に、必要により蔬菜 育成シート5の上端開口部にある他端の結束可能な旋回部7を結束紐10により 結束すれば該シート5の上端開口部は閉塞して、雪害、霜害又は保温等の作用を 行うものである。
【0010】
【考案の効果】
本案による蔬菜育成フードは、蔬菜による種苗の種類に応じ発芽より定植迄の 種苗の背丈に適合した幅の蔬菜育成シートを適宜選択して使用すると共に、種苗 の株の張具合によりこのシートの長さを適宜切断すると共に、このシートの支柱 袋内に耐蝕性と柔軟性のある支柱を挿通しつつ田畑に立設して、該蔬菜育成シー トを三角形、方形或いはそれ以上の多角形にと種苗の形状に応じて囲繞すること により、種苗の育成に不可欠な条件とされる自然の日光の照射を受けさ且つ、適 度な通風と夜露を与えて、種苗を保護すると共に、西瓜、キュウリ、茄子、等に 多く寄り付く瓜蝿、更にはてんとう虫や油虫等の虫類の飛翔による虫害や病害菌 の飛散による病害を該シートの高さ、又はこの上端を閉塞してこれらの侵入を遮 蔽して被害を無くし、更には突風や雪害、霜害又は保温等を行う事が出来る等、 従来のない種々の有用なる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案による蔬菜育成シートを方形に張設した時
の一部切開斜面図である。
【図2】蔬菜育成シートを展開し、支柱の装着状態を示
す斜面図である。
【図3】本案による蔬菜育成シートを多角形に展開張設
した他の実施例を示す斜面図である。
【図4】本案による蔬菜育成シートの上端開口部を結束
して閉塞し、雪害、霜害又は保温等の作用を行う様にし
た時の斜面図である。
【符号の説明】
1 種苗 2 半透明シート 3 折返し部 4 支柱袋 5 蔬菜育成シート 6 尖鋭部 7 旋回部 8 支柱 9 田畑 10 結束紐

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蔬菜による種苗1の種類に応じた高さを
    そのシートの幅とする半透明シート2の全幅に亘り、一
    定の間隔を置き支柱袋4を多数の融着して設けた長尺の
    蔬菜育成シート5を形成すると共に、該蔬菜育成シート
    2の幅より長くした支柱8を支柱袋4内を挿通出来る様
    にして、これを種苗1の回りに張設するに際して、該蔬
    菜育成シート5を適宜の長さに切断すると共に支柱袋4
    内に支柱8を挿通してその一端を田畑9に立設して、該
    蔬菜育成シート5により種苗1を囲繞するようにしてな
    る蔬菜育成フード。
JP1995008047U 1995-06-28 1995-06-28 蔬菜育成フード Expired - Lifetime JP3019981U (ja)

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