JP3019766U - 射出成形機の射出装置 - Google Patents
射出成形機の射出装置Info
- Publication number
- JP3019766U JP3019766U JP1995007340U JP734095U JP3019766U JP 3019766 U JP3019766 U JP 3019766U JP 1995007340 U JP1995007340 U JP 1995007340U JP 734095 U JP734095 U JP 734095U JP 3019766 U JP3019766 U JP 3019766U
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- JP
- Japan
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- material supply
- supply hole
- hole
- hopper
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ホッパ直付けの射出装置では加熱筒の原料落
下孔の略垂直上にホッパが設けてあり、ホッパや原料供
給孔内の樹脂ペレットの重量がスクリュの溝に加わり、
可塑化が安定的に行われ難くなる。スクリュの溝にかか
る樹脂ペレットの重量を軽くして、可塑化を安定的に行
う。 【構成】 加熱筒6の原料落下孔12上に垂直に穿設し
た第1の原料供給孔8に併設して第2の原料落下孔14
を設け、第2の原料落下孔14の孔底は斜面からなる斜
面通路15と為し、傾斜角αの傾で第1の原料供給孔8
に連結し、ホッパ1を該第2の原料供給孔14上に設け
る。
下孔の略垂直上にホッパが設けてあり、ホッパや原料供
給孔内の樹脂ペレットの重量がスクリュの溝に加わり、
可塑化が安定的に行われ難くなる。スクリュの溝にかか
る樹脂ペレットの重量を軽くして、可塑化を安定的に行
う。 【構成】 加熱筒6の原料落下孔12上に垂直に穿設し
た第1の原料供給孔8に併設して第2の原料落下孔14
を設け、第2の原料落下孔14の孔底は斜面からなる斜
面通路15と為し、傾斜角αの傾で第1の原料供給孔8
に連結し、ホッパ1を該第2の原料供給孔14上に設け
る。
Description
【0001】
本考案はホッパを直付けして樹脂を供給する射出成形機の射出装置であって原 料供給部の改良に関する。
【0002】
一般に、射出成形機の射出装置への原料供給の方法は、加熱筒の原料落下孔の 上に設けたホッパから直接自由状態で供給しており、可塑化が進むに従って上か ら下へ自重により移行する。
【0003】 図2に於いて、外周にヒータ9を巻いた加熱筒6の内孔11にスクリュ5が挿 嵌され、図示しない射出シリンダと油圧モータに連結し回転及び往復動可能とな っている。加熱筒6の小径部6aは内部に射出シリンダを配する構造のハウジン グ3に挿通し、先端をナット4にて締結し保持されている。加熱筒6の小径部6 a上に、スクリュ5に原料を供給する原料落下孔12が設けてあり、この原料落 下孔12に整合してハウジング3内に穿設した第1の原料供給孔8が略垂直に設 けてある。そして該第1の原料落下孔8の上に、シャッタ7を有するホッパ1が 取り付けてある。
【0004】 ホッパ1内に供給された樹脂Pは第1の原料供給孔8より原料落下孔12に導 かれ、スクリュ5の溝13に供給されている。そして自重により上記の各孔内や 溝13に充満し、可塑化の進行により通路内を順次下へ移行してゆく。
【0005】
ホッパ1が原料落下孔12の略垂直上方に位置し、樹脂Pがスクリュ5の溝1 3に向けて樹脂自身の自重により供給されるので、ホッパ1の位置の高さが高い ほど溝13にかかる樹脂Pの圧力が大となる。またホッパ内の樹脂の増減による 高さ変動の影響もある。然るにる溝13での原料樹脂の圧力が大きいと樹脂Pが 剪断され、スクリュ6の回転トルクの変動や粉砕された樹脂の喰い込み速度が変 化し、樹脂の可塑化時間の変動要因となるのである。
【0006】 図3は原料落下孔12の縁部6bとスクリュ5の山部5aの間に樹脂Pが挟ま れた様子を示している。こうした場合スクリュ5の溝13にかかる原料樹脂の圧 力が適正の場合には、樹脂P同士の間には適当に隙間が存在し、スクリュ5の回 転に従って挟まれた樹脂はその隙間に移行し剪断することはない。しかし原料樹 脂の圧力が高い場合、樹脂Pa同士の間にはもはや隙間が存在せずに挟まれた樹 脂Paは剪断されるに至り粉砕される。
【0007】
加熱筒の内孔に回転及び往復動可能にスクリュを挿嵌し、該加熱筒の原料落下 孔上の略垂直方向に第1の原料供給孔を穿設し、該第1の原料供給孔にホッパ通 じて樹脂を供給する射出成形機の射出装置に於いて、前記第1の原料供給孔に併 設して垂直方向に第2の原料供給孔を穿設し、孔底を斜面からなる斜面通路と為 し、該斜面通路を前記の第1の原料供給孔に連結すると共にホッパを第2原料供 給孔上に取り付ける構成とする。
【0008】
ホッパより第2の原料供給孔に樹脂Pを供給すると斜面通路に達し、該斜面通 路を経て第1の原料供給孔内に流出する。この際第1の原料供給孔内に流出する 樹脂Pの流出圧力は弱まっており、該第1の原料供給孔に開いた開口から現出す ると下に向かって崩壊しながらスクリュ溝周囲に堆積し、該開口より盛り上がる 圧力はないのでホッパ内に生じている樹脂の重量の影響を弱める事ができる。従 ってスクリュの溝から前記斜面通路の開口までの高さと斜面通路の傾斜角度を適 当に選定して可塑化時間に影響無くして樹脂を供給できる。
【0009】
図1は本考案による実施例である。従来の技術欄で述べた図2の射出装置に対 し、第1の原料供給孔8に併設して第2の原料供給孔14を穿設し、底部を角度 αの斜面よりなる斜面通路15と為し、角度αを保ちつつ第1の原料供給孔8に 連結し、31はその開口である。またホッパ1は第2の原料供給孔14の上に取 り付ける。また斜面通路の傾斜角度αは0〜60°の範囲で良好に機能し、最適 には20°〜60°である。
【0010】 ホッパ内の樹脂Pの荷重は底部の斜面通路15に届いており、斜面に沿う分力 が樹脂Pを流下させる圧力となる。然し樹脂P同士には摩擦抵抗があり、流下す る分力もそのまま伝わることは無くかなり緩和されることになる。従って第1の 原料供給孔8への斜面通路15の開口31の一番高い点Aへ現出する樹脂Pは、 蓄積した樹脂の上を崩壊しながら低い位置に堆積してゆき、A点より盛り上がる だけの圧力はない。低い位置が堆積により嵩上げしてA点とに高さの差が無くな れば崩壊は停止し、可塑化により差が大きくなれば崩壊により樹脂Pが供給され 、これを繰り返す。
【0011】 また第二の利点として、第1の原料供給孔8は開口31のA点より上は樹脂P の存在しない空洞であり、従ってスクリュ5による樹脂の可塑化の際に発生する 水蒸気や揮発性モノマー類からなるガス類Gの好適な脱気孔となる。ガス類Gは 溝13上に薄く堆積した樹脂Pの隙間を縫って上部に抜けるので、構造上斜面通 路15側へは抜け難く水蒸気等が樹脂Pに再付着する機会は少ない。
【0012】 第三の利点として、第1の原料供給孔8を利用してホッパ1を移動すること無 しに内部の点検が可能である。即ち内部の樹脂Pの喰い込みの状態等の観察が容 易である。それにパージ材の投入でもホッパ1を移動すること無しに第1の原料 供給孔8が利用出来る。
【0013】
樹脂Pは第1の原料供給孔8内に、斜面通路15による開口31の位置にて決 まる厚さに堆積しており、堆積した樹脂Pの荷重は極めて小さく、樹脂Paの挟 み込みにより可塑化時間が不安定となることはない。
【0014】 また第1の原料供給孔は大気に開放しているのでスクリュ5の可塑化部より発 生する水蒸気や揮発性モノマー類からなるガス類Gの好適な脱気孔となる。
【図1】従来の射出装置に第2の原料供給孔14を設け
てある本考案の射出装置の断面図。
てある本考案の射出装置の断面図。
【図2】従来のホッパ直付けの射出装置の断面図。
【図3】樹脂Pが可塑化の際に挟み込まれたところを示
す図
す図
1 ホッパ 3 ハウジング 4 ナット 5 スクリュ 5a 山部 6 加熱筒 6b 縁部 8 第1の原料供給孔 10 従来の射出装置の原料供給部 11 内孔 12 原料落下孔 13 溝 14 第2の原料供給孔 30 考案の射出装置の原料供給部
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱筒の内孔に回転及び往復動可能にス
クリュを挿嵌し、該加熱筒の原料落下孔上の略垂直方向
に第1の原料供給孔を穿設し、該第1の原料供給孔にホ
ッパ通じて樹脂を供給する射出成形機の射出装置に於い
て、前記第1の原料供給孔に併設して垂直方向に第2の
原料供給孔を穿設し、孔底を斜面からなる斜面通路と為
し、該斜面通路を前記の第1の原料供給孔に連結すると
共にホッパを第2原料供給孔上に取り付けることを特徴
とする射出成形機の射出装置。 - 【請求項2】 請求項1に於いて、第2の原料供給孔の
孔底に設けた該斜面通路の傾斜角度は20°〜60°の
範囲であることを特徴とする射出成形機の射出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007340U JP3019766U (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 射出成形機の射出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007340U JP3019766U (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 射出成形機の射出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3019766U true JP3019766U (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=43155168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995007340U Expired - Lifetime JP3019766U (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 射出成形機の射出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019766U (ja) |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP1995007340U patent/JP3019766U/ja not_active Expired - Lifetime
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