JP3019522U - ゲート開閉装置 - Google Patents

ゲート開閉装置

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JP3019522U
JP3019522U JP1995007508U JP750895U JP3019522U JP 3019522 U JP3019522 U JP 3019522U JP 1995007508 U JP1995007508 U JP 1995007508U JP 750895 U JP750895 U JP 750895U JP 3019522 U JP3019522 U JP 3019522U
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gate
opening
oil
oil tank
opened
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JP1995007508U
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Inventor
敬二 山本
Original Assignee
丸島産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洪水時等に水位が所定値に達するとゲートを
自動的に開きうるようにし、装置全体をコンパクト化す
る。 【構成】 油圧シリンダ13のヘッド側に装着した固定
滑車21と、ピストンロッド13A外端に装着した可動
滑車23との間に、ワイヤロープ9を巻掛け、ワイヤロ
ープ9の一端をゲート5に連結すると共に他端を支持台
19に固着してなるゲート開閉装置10であって、油圧
シリンダ13に油タンク14を連設して手動油圧ポンプ
15によりシリンダヘッド側油室に作動油を供給するよ
うにし、前記油室と油タンク14を連通する油路の途中
に開閉弁27を設け、該弁27を水路1に設けたフロー
ト24A上の作動桿39により開閉可能とし、洪水時等
の水位が設定位置まで上昇すると開閉弁27を自動的に
開いて油室の作動油を油タンク14に戻し、ゲート5を
開く(倒伏させる)。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、河川・水路等に配設される倒伏ゲート等の開閉装置に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、小型倒伏ゲートの油圧式開閉装置の1例として、シリンダヘッド端に装 着した滑車と、ピストンロッド外端に装着した可動滑車との間にゲート開閉用ワ イヤロープを巻掛け、該ワイヤロープの一端を倒伏ゲートに連結すると共に、他 端をシリンダ固定台に固着し、油圧シリンダに油圧ホース等で接続した手動油圧 ポンプによりゲートを開閉するようにしたものが採用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術では、倒伏ゲートを開く(倒伏させる)場合、油圧ホ ースの戻り管路の途中に設けた開閉弁を開いて、油圧シリンダ内の圧力油を油タ ンクに戻すことにより、倒伏ゲートの自重により倒伏するようになっている。し たがって、洪水時においても、倒伏ゲートを開く作業は人手に頼らざるを得ない という問題があった。
【0004】 本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、洪水時等に水位が設定値を越えるとゲートを自動的に開くことができ、装置 全体をコンパクト化して据付を容易にかつコスト低下を図ることができる手動油 圧ポンプを用いたゲート開閉装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。 即ち、本考案はシリンダのヘッド側に装着した滑車と、ピストンロッドまたは ラム外端に装着した可動滑車との間に、ゲート開閉用ワイヤロープを巻掛け、該 ワイヤロープの一端をゲートに連結すると共に他端を固定側に固定してなるゲー ト開閉装置において、前記シリンダに油タンクを連設して手動油圧ポンプにより シリンダヘッド側油室に作動油を供給するようにし、前記油室と油タンクを連通 する油路の途中に開閉弁を配設し、該開閉弁をゲートの配設された水路等の水位 検出手段により開閉するようにしたことを特徴としている。
【0006】 また、本考案は、前記水位検出手段がフロートからなり、該フロートに立設し た作動桿により開閉弁を開閉操作するようにしたことを特徴とし、そして、前記 油タンクがシリンダヘッド端に直列的に連設され、油タンク内に手動油圧ポンプ が組付けられていることを特徴としている。
【0007】
【作用】
本考案によれば、ゲートを閉じる場合は、手動油圧ポンプを人為操作して可動 滑車を固定側滑車に対して離間する方向に移動させることにより、両滑車間に巻 掛けたワイヤロープが巻き上げられ、ゲートが閉じられる。そして、河川・水路 等の水位が上昇すると、フロートが上昇動して設定水位に達すると開閉弁が自動 的に開かれ、油圧シリンダ内の圧力油が油タンクに戻され、ゲートがその自重に より自動的に開く。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図面において、(1)は水路、(2)は水路側壁、(3)は水路床、(4)は 水路床に設けた段差、(5)は倒伏ゲートで段差(4)に設けた軸受(6)に水 平軸(7)を介して起倒自在に設けられている。該ゲート(5)は、上部にトル クチューブ(5A)を備え、これに連結したアーム(8)に開閉用のワイヤロー プ(9)の一端が連結されている。
【0009】 (10)はゲート開閉装置で、水路側壁(2)にブラケット(11)を介して 取付けたベース(12)上に載設されている。 該ゲート開閉装置(10)は、油圧シリンダ(13)と、該シリンダ(13) のヘッド(13A)側に連設された油タンク(14)と、油タンク(14)に装 着された手動油圧ポンプ(15)と、油タンク(14)外端に連結された軸支ブ ラケット(16)と、べース(12)上に設けた架台(17)に立設された支持 台(18)、(19)と、一方の支持台(18)に前記軸支ブラケット(16) を支持する水平支持軸(20)と、該軸(20)に回転自在に軸支された固定側 滑車(21)と、油圧シリンダ(13)のピストンロッド(13A)外端に軸支 ブラケット(22)を介して回転自在に設けられた可動滑車(23)と、水位検 出手段(24)等により主構成されている。
【0010】 前記シリンダ(13)のシリンダヘッド(13B)は油タンク(14)との隔 壁とされ、作動油供給路(25)及び戻り油路(26)が、油圧シリンダ(13 )のヘッド側油室と油タンク(14)とを連通状に設けられ、戻り油路(26) には、開閉弁(27)が設けられており、前記油路(26)に設けた開閉弁(2 7)は常時閉状態で、前記水位検出手段(24)により自動的に開かれ、また手 動によっても開き得るようになっている。(28)はピストンである。
【0011】 前記手動油圧ポンプ(15)は、油タンク(14)内でかつ前記シリンダヘッ ド(13B)に密着状に取り付けられたポンプシリンダ(29)と、ラム(30 )と、該ラム(30)の外端に取り付けられた操作ハンドル(31)とからなり 、ポンプシリンダ(29)には、吸入弁(32)、吐出弁(33)が設けられて いる。 なお、前記開閉弁(27)の他にゲート開用手動操作弁(34)を、シリンダ ヘッド(13B)に別個に設けた油圧シリンダ(13)と油タンク(14)を連 通する油路(35)に設けて、ゲート開操作を行いうるようにすることができる 。
【0012】 前記固定滑車(21)及び可動滑車(23)は、夫々2個一対で、両滑車(2 1)、(23)の間には、前記ワイヤロープ(9)が巻掛けられている。そして 、ワイヤロープ(9)の一端は、支持台(19)に固着されている。前記開閉弁 (27)の操作軸(36)は、油タンク(14)側壁から突出され、操作レバー (37)が取り付けられている。
【0013】 前記水位検出手段(24)は、フロート(24A)からなっており、水路(1 )の側壁(2)に沿って立設されたフロート筒(38)内に納められ、該フロー ト(24A)上面中央に開閉弁作動桿(39)が立設されている。フロート筒( 38)の下端部には、水取入口が設けられると共に除塵スクリーン(40)が設 けられており、フロート(24A)が水路(1)内水位に追従して上昇・下降す るようになっている。
【0014】 なお、フロート筒(38)は、前記作動桿(39)が開閉弁操作レバー(37 )端部に形成した二又部内を貫通する位置に設置されている。そして、前記作動 桿(39)の上端部(39A)は架台(17)上に立設した支持体(41)によ り上下動可能に支持されており、レバー保持体(42)、(43)が前記操作レ バー(37)端の上下に位置して設けられ、該保持体(42)、(43)を介し て開閉弁(27)が開閉操作されるようになっている。(44)はカバーである 。
【0015】 上記実施例において、倒伏ゲート(5)を起立させて図1に実線で示す閉状態 にする場合は、手動油圧ポンプ(15)の操作ハンドル(31)を操作すること により、ピストンロッド(13A)が進出して可動滑車(23)が図中矢印(イ )で示す方向に移動し、ワイヤロープ(9)を巻き上げ、倒伏ゲート(5)が起 立される。
【0016】 そこで、洪水等によって、水路(1)の水位が設定値に達すると、水位と共に 上昇する作動桿(39)により操作レバー(37)端が押し上げられ、開閉弁( 27)が開かれて戻り油路(26)が開通し、油圧シリンダ(13)のヘッド側 油室の圧力油が油タンク(14)に戻り、ピストン(28)の押圧力が開放され るので、ワイヤロープ(9)が倒伏ゲート(5)により引き出され、倒伏ゲート (5)が倒伏して水路(1)が自動的に開かれる。
【0017】 なお、上記実施例において、レバー保持体(42)と作動桿(39)の固定を 解除し、操作レバー(37)を人為的に操作して、倒伏ゲート(5)を開くこと ができ、手動操作弁(34)及び油路(35)を無くすことも可能である。 本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば、油タンク(14) を図3に2点鎖線(114)で示すように油圧シリンダ(13)と平行に設ける 等適宜設計変更することができ、また、本実施例の他に自重で降下するゲート等 にも使用可能である。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、上述のように、シリンダのヘッド側に装着した滑車と、ピストンロ ッドまたはラム外端に装着した可動滑車との間に、ゲート開閉用ワイヤロープを 巻掛け、該ワイヤロープの一端をゲートに連結すると共に他端を固定側に固定し てなるゲート開閉装置において、前記シリンダに油タンクを連設して手動油圧ポ ンプによりシリンダヘッド側油室に作動油を供給するようにし、前記油室と油タ ンクを連通する油路の途中に開閉弁を配設し、該開閉弁をゲートの配設された水 路等の水位検出手段により開閉するようにしたことを特徴とするものであるから 、手動油圧ポンプを採用していても、洪水時の水位上昇時に、ゲートを自動的に 開くことができ、装置全体がコンパクト化できるので、現地据付が容易で、コス ト低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部破断全体側面図であ
る。
【図2】同実施例の要部を示す図1の背面拡大図であ
る。
【図3】図2の一部破断平面図である。
【符号の説明】
1 水路 5 倒伏ゲート 9 ワイヤロープ 10 ゲート開閉装置 13 油圧シリンダ 13Aピストンロッド 13Bシリンダヘッド 14 油タンク 15 手動油圧ポンプ 21 固定滑車 23 可動滑車 24 水位検出手段 24Aフロート 26 油路 27 開閉弁 37 操作レバー 39 作動桿

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダのヘッド側に装着した滑車と、
    ピストンロッドまたはラム外端に装着した可動滑車との
    間に、ゲート開閉用ワイヤロープを巻掛け、該ワイヤロ
    ープの一端をゲートに連結すると共に他端を固定側に固
    定してなるゲート開閉装置において、前記シリンダに油
    タンクを連設して手動油圧ポンプによりシリンダヘッド
    側油室に作動油を供給するようにし、前記油室と油タン
    クを連通する油路の途中に開閉弁を配設し、該開閉弁を
    ゲートの配設された水路等の水位検出手段により開閉す
    るようにしたことを特徴とするゲート開閉装置。
  2. 【請求項2】前記水位検出手段がフロートからなり、該
    フロートに立設した作動桿により開閉弁を開閉操作する
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載のゲート開
    閉装置。
  3. 【請求項3】前記油タンクがシリンダヘッド端に直列的
    に連設され、油タンク内に手動油圧ポンプが組付けられ
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載のゲー
    ト開閉装置。
  4. 【請求項4】シリンダヘッド側の前記滑車と、ピストン
    ロッドまたはラム外端側の前記滑車が夫々複数個である
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載のゲート
    開閉装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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