JP3019482U - 金属缶口装着ノズル - Google Patents

金属缶口装着ノズル

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JP3019482U
JP3019482U JP1995006018U JP601895U JP3019482U JP 3019482 U JP3019482 U JP 3019482U JP 1995006018 U JP1995006018 U JP 1995006018U JP 601895 U JP601895 U JP 601895U JP 3019482 U JP3019482 U JP 3019482U
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JP
Japan
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metal
mouth
nut
nozzle
clamp
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JP1995006018U
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English (en)
Inventor
徳康 広瀬
周三 青木
雅之 永田
博勝 小島
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Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属缶内液体の取り出しにあたり、作業性が
よく、漏れ・こぼれや缶口のベタツキ・汚れを防止で
き、また取り出し量の調節も容易な金属缶口装着ノズル
を提供する。 【構成】 開口部一端に緩衝孔付きスリット1以上を、
同一端内部に金属缶口金形状の嵌合部を、同一端外部の
スリット上に接合溝とクランプまたは螺合部とナット
を、さらに反対端に螺合部を有する外管と、金属缶口接
合部端側にパッキン又はOリングを、反対端外部に係止
突起を有する内管とをナットで螺合係止することを特徴
とする金属缶口装着ノズル。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、缶内液体の取り出しにあたり、作業性がよく、漏れ・こぼれや缶口 のベタツキ・汚れを防止でき、また取り出し量の調節も容易な金属缶口装着ノズ ルに関する。
【0002】
【従来の技術】
石油缶(18リットル缶、5ガロン缶)を代表例とする金属缶は、液体物質の保存、 輸送、販売等にあたり多用されているが、特に塗料・油脂類を始めとする粘稠な 液体が充填されることが多い。
【0003】 従来、これらの金属缶から液体を取り出す際には、缶を傾けて直接流出させる か、缶口に小さな案内板(通称;ベロ)を取り付けて流出方向を制御する方法が とられてきた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし従来の技術では、金属缶が小さい場合にはあまり大きな問題とはならな いものの、石油缶等あるいはそれ以上の大きく重量のある金属缶から内容物を取 り出す際には、作業性が極めて悪く、また漏れ・こぼれや缶口のベタツキ・汚れ を生じる上に、取り出し量の調節も困難であった。
【0005】 さらに石油缶等の金属缶の取り出し口は、通常キャップ装着のみを目的として いるため、口金部の高さが僅か7〜8mmであり、かつネジも切られていないため、 汎用されているノズル(取り出し口)等の装着が難しかった。
【0006】 このため、いかなる金属缶からの取り出しにおいても作業性がよく、漏れ・こ ぼれや缶口のベタツキ・汚れを防止でき、また取り出し量の調節も容易な金属缶 口装着ノズルが求められていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案者らは、前記課題の解決を目指して鋭意検討を重ねてきた。その結果、 開口部一端に緩衝孔付きスリット1以上を、同一端内部に金属缶口金形状の嵌合 部を、同一端外部のスリット上に接合溝とクランプまたは螺合部とナットを、さ らに反対端に螺合部を有する外管と、金属缶口接合部端側にパッキン又はOリン グを、反対端外部に係止突起を有する内管とをナットで螺合係止することを特徴 とする金属缶口装着ノズルを考案し、前記課題を解決するに至った。
【0008】 従って本考案の目的は、缶内液体の取り出しにあたり、大きく重量のある金属 缶であっても作業性がよく、また粘稠な液体であっても漏れ・こぼれや缶口のベ タツキ・汚れを防止でき、また取り出し量の調節も容易な金属缶口装着ノズルを 提供することにある。
【0009】 以下に本考案の構成について詳述する。本考案は開口部一端に緩衝孔付きスリ ット1以上を、同一端内部に金属缶口金形状の嵌合部を、同一端外部のスリット 上に接合溝とクランプまたは螺合部とナットを、さらに反対端に螺合部を有する 外管と、金属缶口接合部端側にパッキン又はOリングを、反対端外部に係止突起 を有する内管とをナットで螺合係止することを特徴とする金属缶口装着ノズルで ある。
【0010】 本考案に用いる外管径は、金属缶口金直径より僅かに小さなものが好ましく、 通常は直径(φ=)38〜39mm程度のものが好ましい。
【0011】 ここで本考案における緩衝孔付きスリットとは、スリットの切り込み先端に、 金属缶口への装着時におけるスリット間隔の拡張および金属缶口金への食いつき を容易とするため、スリット幅より僅かに直径の大きな孔を設けた構造を意味す る。
【0012】 なお、本考案における緩衝孔付きスリットは1本以上であればよく限定されな いが、通常は工作性あるいは使用性の観点から4〜10本が好ましく、さらに好ま しくは6〜8本である。
【0013】 また外管端内部には、金属缶口金と嵌合させるための、同形状の嵌合部が穿設 され、金属缶口金と外管とを確実に接合することができる。
【0014】 金属缶口金と外管とを嵌合させるため、外管外部のスリット上に接合溝または 螺合部が設けられており、接合溝の場合はクランプで、螺合部の場合はナットで 締め付けて確実に固定される。
【0015】 さらに外管反対端には、内管と螺合させるための螺合部が設けられる。
【0016】 一方、内管の金属缶口接合部端側にはパッキン又はOリングが設置され、液漏 れを完全に防止することができる。さらに反対端外部には係止突起を有し、外管 とナットで螺合係止される。
【0017】 本考案の利用対象となる金属缶の種類は限定されないが、具体的には例えば石 油缶(18リットル缶、5ガロン缶)、5Kg缶、1Kg缶、250g缶、ドラム缶等を挙げるこ とができ、石油缶が最も好ましい。
【0018】 次に、本考案における外管あるいは内管の材質は限定されないが、通常は、適 度の弾性を有し、かつ工作性・加工性が優れた金属又はポリマーが好ましい。こ こで金属として具体的には、例えば砲金、ステンレス鋼、真鍮、アルミ、アルミ 合金等を挙げることができ、ポリマーとして具体的には、例えばポリエチレン、 ポリプロピレン、ポリスチレン、MCナイロン、フッ素樹脂、塩化ビニル等を挙げ ることができる。
【0019】 最後に本考案においては、内管の金属缶接合部反対端に調節弁を有してもよく 、取り出し量の調節を、より容易に行うこともできる。ここで調節弁として具体 的には、例えばバルブまたはコックを挙げることができる。バルブとしてさらに 詳しくは、例えばボールバルブ、ニードルバルブ、ダイヤフラムバルブ、グロー ブバルブ等を挙げることができ、ボールバルブが好ましいが限定されない。コッ クとしてさらに詳しくは、例えばメンコック、グランドコック、プラグコック等 を挙げることができるが限定されない。
【0020】 続いて本考案をより具体的に説明するため、以下に実施例を掲げるが、本考案 がこれらに限定されないことは言うまでもない。
【0021】
【実施例】実施例1 金属缶口装着ノズル外管(クランプ締め付け型) 図1は、本考案に係る金属缶口装着ノズル外管(クランプ締め付け型)の一実 施例の側面図、断面図および金属缶口側端面を示したものである。図中における 各番号は、以下の各部名称を指す。 1;金属缶口接合側 2;緩衝孔付きスリット 3;緩衝孔 4;クランプ接合溝 5;螺合部 6;金属缶口金との嵌合部
【0022】実施例2 クランプ 図2は、金属缶口装着ノズル外管(クランプ締め付け型)に用いるネジ締めク ランプの一例を示した外観図である
【0023】実施例3 金属缶口装着ノズル外管(ナット締め付け型) 図3は、本考案に係る金属缶口装着ノズル外管(ナット締め付け型)の一実施 例の側面図および断面図を示したものである。(金属缶口側端面は実施例1と同 様である。) 図中における各番号は、以下の各部名称を指す。なお以下の図において各番号 が指す各部名称は、すべて共通である。 7;螺合部 8;締め付けナット
【0024】実施例4 金属缶口装着ノズル内管 図4は、本考案に係る金属缶口装着ノズル内管の一実施例の断面図および金属 缶口側端面から見た図を示したものである。図中における各番号は、以下の各部 名称を指す 9;係止突起 10;螺合部
【0025】実施例5 金属缶口装着ノズル装着図 図5は、本考案に係る金属缶口装着ノズルを金属缶口に装着した状態での断面 図である。図中における各番号は、以下の各部名称を指す 11;金属缶口 12;外管(クランプ締め付け型) 13;内管 14;パッキン又はOリング
【0026】実施例6 ボールバルブ 図6は、内管に装着し取り出し量を調節するボールバルブの一例を示した断面 図である。
【0027】実施例7 コック 図7は、内管に装着し取り出し量を調節するコックの一例を示した断面図であ る。
【0028】実施例8 金属缶口装着ノズル 図8は、外管(クランプ締め付け型)、内管およびボールバルブを組み合わせ た、本発明に係る金属缶口装着ノズルの一例の断面図である。図中における各番 号は、以下の各部名称を指す 15;係止ナット 16;ボールバルブ ここで具体的な使用法は、この金属缶口装着ノズルを金属缶口に装着した後、 係止ナット(15)を締めることによって内管(13)を押し下げ、内管の金属 缶口接合端に設置されたパッキン又はOリング(14)を介して両者を圧着させ る。次いでクランプを接合溝上に取り付けて締め、完全に固定する。
【0029】 上記のように本考案を実施することにより、いかなる金属缶からの取り出しに おいても作業性がよく、漏れ・こぼれや缶口のベタツキ・汚れなく、かつ容易に 金属缶内の液体を取り出しすことができる。ただし作業をさらに容易に行うには 、本考案に係る金属缶口装着ノズルを金属缶口に装着した後、反転台に固定し、 次いで反転台を回転・倒立させて調節弁を開いて内容物を適宜取り出すこともで きる。この際には金属缶底にポンチ等で小孔(空気孔)をあけ、よりスムーズに 内容物を取り出すこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属缶口装着ノズル外管(クランプ締め付け
型)の側面図、断面図および金属缶口側端面を示した図
である。
【図2】金属缶口装着ノズル外管(クランプ締め付け
型)に用いるネジ締めクランプの外観図である。
【図3】金属缶口装着ノズル外管(ナット締め付け型)
の側面図および断面図を示した図である。
【図4】金属缶口装着ノズル内管の断面図および金属缶
口側端面から見た図を示したものである。
【図5】金属缶口装着ノズルを金属缶口に装着した状態
を示した断面図である。
【図6】内管に装着するボールバルブの断面図である。
【図7】内管に装着するコックの断面図である。
【図8】外管(クランプ締め付け型)、内管およびボー
ルバルブを組み合わせた、金属缶口装着ノズルの断面図
である。
【図9】金属缶口装着ノズルを金属缶口に装着した後、
反転台に固定し、次いで反転台を回転・倒立させて内容
物を取り出している図である。
【符号の説明】
各番号が指す各部名称は、各図すべて共通である。 1;金属缶口接合側 2;緩衝孔付きスリット 3;緩衝孔 4;クランプ接合溝 5;螺合部 6;金属缶口金との嵌合部 7;螺合部 8;締め付けナット 9;係止突起 10;螺合部 11;金属缶口 12;外管(クランプ締め付け型) 13;内管 14;パッキン又はOリング 15;係止ナット 16;ボールバルブ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部一端に緩衝孔付きスリット1以上
    を、同一端内部に金属缶口金形状の嵌合部を、同一端外
    部のスリット上に接合溝とクランプまたは螺合部とナッ
    トを、さらに反対端に螺合部を有する外管と、金属缶口
    接合部端側にパッキン又はOリングを、反対端外部に係
    止突起を有する内管とをナットで螺合係止することを特
    徴とする金属缶口装着ノズル。
  2. 【請求項2】 金属缶が石油缶である請求項1記載の金
    属缶口装着ノズル。
  3. 【請求項3】 外管および/又は内管が金属又はポリマ
    ーからなる請求項1または2記載の金属缶口装着ノズ
    ル。
  4. 【請求項4】 内管の金属缶接合部反対端に調節弁を有
    する請求項1ないし3記載の金属缶口装着ノズル。
  5. 【請求項5】 調節弁がバルブまたはコックである請求
    項4記載の金属缶口装着ノズル。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5023712B2 (ja) * 1971-09-14 1975-08-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5023712B2 (ja) * 1971-09-14 1975-08-09

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