JP3019100U - 樹脂成形品取出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 把持爪が開く１回の動作だけで樹脂成形品を
把持爪から強制的にかつ確実に分離して落下させること
ができ、動作の簡単化を図れ、この動作を短時間で行う
ことができ、更に、把持器の寿命を延ばすことができる
樹脂成形品取出装置を提供する。 【構成】 射出成形品で成形された合成樹脂成形品Ｓを
把持器３でチャックして射出成形品の金型から所定の開
放位置に取り出す樹脂成形品取出装置１において、把持
器３の把持爪２の少なくとも一方の外方には、把持爪２
を開放させたときに、樹脂成形品Ｓの一部を当接させ
て、把持爪２に付着した樹脂成形品Ｓを分離落下させる
分離縁５ａを形成した分離枠体５を設けた構造となって
いる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、射出成形品で成形された合成樹脂成形品を把持器でチャックして射 出成形品の金型から所定の開放位置に取り出す樹脂成形品取出装置に関し、特に 、把持器が開いた時に把持器の把持爪に付着した樹脂成形品を分離落下させるこ とが可能な樹脂成形品取出装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、射出成形機で射出成形された樹脂成形品は、射出成形機の上部もしく は側方近傍箇所に配置された把持器の一対の把持爪で、そのランナーがチャック され、受け箱等の開放位置に移動して把持器の一対の把持爪が開くことによって 、受け箱等に落下収容されるようになっている。

【０００３】 ところで、金型が開いた直後の合成樹脂品は完全には硬化しておらず、この合 成樹脂のランナーはまだ幾分軟化状態にあり、この軟化状態のランナーを把持器 の一対の把持爪が閉じてチャックするので、開放位置で把持爪が開いても、ラン ナーが一方の把持爪に付着して落下せず、合成樹脂品が付着したままの状態で把 持器が元の位置に復帰することがあった。

【０００４】 このために、この合成樹脂品が金型の間に落下して型締め異常を起こしたり、 金型が破損する事故が生じるという問題があった。 この問題を解決するために、例えば、特公平６−７３８８１号公報に記載され た合成樹脂成形品の取出方法が提案されている。 この合成樹脂成形品の取出方法は、合成樹脂成形品をチャックした把持器の把 持爪を開放位置で複数回開閉させることによって、把持爪に付着した合成樹脂成 形品を落下させるようにしたものである。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】 ところが、この合成樹脂成形品の取出方法においては、次に説明するような問 題があった。 すなわち、最初に合成樹脂成形品のランナーを把持器の把持爪でチャックした 後、開放位置にこの把持爪を開いた時に、把持爪にランナーが付着している場合 に、再度チャックし直すこととなり、把持爪に付着したランナーを離すために無 駄な動作を複数回行わなければならないという問題があった。

【０００６】 また、把持爪の開閉時の振動を利用するという小さなエネルギーを利用するた めに、ランナーの付着を離すための信頼性に乏しく、上記したように把持爪の開 閉を複数回行わなくてはならないために、そのサイクルタイムが長くなり、無駄 な時間を浪費してしまうという問題があった。 しかも、把持爪に付着するランナーの種類、形状によって、把持爪を開閉する 回数を設定変更する必要があり、面倒であるという問題があった。

【０００７】 特に、軟質のランナー等をチャックした後、開放位置で落下する場合には、把 持爪でランナーの同一箇所を掴んだり離したりするために、ランナーの把持爪に 対する付着が強くなり、何回繰り返し行ってもランナーが把持爪から離れない場 合があるという問題があった。 しかも、１回の取り外し動作で複数回チャックの開閉を行うために、把持器の 寿命が短くなってしまうという問題があった。

【０００８】 本考案は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであって、把持爪が開く１回 の動作だけで樹脂成形品を把持爪から強制的にかつ確実に分離して落下させるこ とができ、動作の簡単化を図れ、この動作を短時間で行うことができ、更に、把 持器の寿命を延ばすことができる樹脂成形品取出装置を提供することを目的とし ている。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記目的を達成するために提案されたものであって、請求項１に記 載の樹脂成形品取出装置は、射出成形品で成形された合成樹脂成形品を把持器で チャックして射出成形品の金型から所定の開放位置に取り出す樹脂成形品取出装 置において、把持器の把持爪の少なくとも一方の外方には、把持爪を開放させた ときに、樹脂成形品の一部を当接させて、把持爪に付着した樹脂成形品を分離落 下させる分離縁を形成した分離枠体を設けた構造となっている。

【００１０】 請求項２に記載の樹脂成形品取出装置は、上記分離枠体が、内包した把持器の 把持爪が樹脂成形品を把持するために開くのに充分な開口を形成した枠体となっ ており、上記分離縁は、上記枠体の開口の内側に穏やかに突出する突出縁を形成 した構造となっている。 請求項３に記載の樹脂成形品取出装置は、上記分離枠体が、把持器の把持爪が 把持した樹脂成形品を離すために開かれるときに同期して下方に降下する構造と なっている。

【００１１】 請求項４に記載の樹脂成形品取出装置は、上記分離枠体は、樹脂成形品を把持 するために把持器の把持爪が開くために形成した開口の上縁部に突出壁を形成し た構造となっている。

【００１２】

【作用】

請求項１に記載の樹脂成形品取出装置によれば、把持器の一対の把持爪で樹脂 成形品をチャックした後、所定位置でこの樹脂成形品を落下させるときに、把持 爪を開放させると、把持爪に付着した樹脂成形品の一部が、分離枠体の分離縁に 当接する。この状態で更に把持爪が開けば、把持爪に付着した樹脂成形品は把持 爪から分離し、自重によって落下する。

【００１３】 このように、把持爪を開放させる動作だけで、把持爪に付着した樹脂成形品を 分離させ落下させることができる。 請求項２に記載の樹脂成形品取出装置によれば、分離縁に枠体の開口内側に緩 やかに突出する突出縁を形成しているため、把持爪に付着した樹脂成形品がこの 突出縁に当接して分離される。

【００１４】 請求項３に記載の樹脂成形品取出装置によれば、分離枠体が、把持爪が開くと きに同期して下方に降下するようになっているので、分離枠体の分離縁で、把持 爪に付着した樹脂成形品を下向きに押し下げて分離落下させることができ、付着 分離をより確実に行うことができる。 請求項４に記載の樹脂成形品取出装置によれば、分離枠体の開口の上縁部に突 出壁を形成したため、分離枠体が、把持爪が開くときに同期して下方に降下する ときに、この突出壁が、把持爪に付着した樹脂成形品に当接して下向きに樹脂成 形品を押し下げるので、把持爪に付着した樹脂成形品の分離落下をより一層確実 に行うことができる。

【００１５】

【実施例】

以下、本考案に係る樹脂成形品取出装置の実施例について、図面を参照しつつ 説明する。 図１は実施例の樹脂成形品取出装置１における把持爪が閉まった状態を示し、 図２は樹脂成形品取出装置１を側面から見た状態を示し、図３は樹脂成形品取出 装置１における把持爪が開放した状態を示し、図４は把持爪に付着した樹脂成形 品を分離落下するときの動作を示している。

【００１６】 この樹脂成形品取出装置１には、射出成形機で形成された合成樹脂成形品Ｓの ランナーＲ（図４参照）をチャックする一対の把持爪２を有する把持器３と、こ の把持器３の把持爪２を開閉動作させるためのシリンダ部４と、把持器３の把持 爪２の外側に配設され、把持爪２を開放させたときに、樹脂成形品Ｓのランナー Ｒの一部に当接する分離縁５ａを形成した分離枠体５とが設けられている。

【００１７】 一対の把持爪２は、シリンダ部４の下端部に一体的に取付けられたサイドプレ ート６に貫通して配設された固定ピン７に回動可能に枢支され、その上端部には 、互いに逆向きに曲成されたガイド長孔２ａ，２ｂが形成され、サイドプレート ６内でシリンダ部４のピストンロッド４Ｄの下端部に挿通されたガイドピン９の 両端部が、ガイド長孔２ａ，２ｂに挿入されている。

【００１８】 分離枠体５の下部には、逆Ｖ字形の開口５ｂが形成され、この開口５ｂの縁部 が分離縁５ａとなっている。 シリンダ部４は、装置本体を構成するシリンダ４Ｂと、このシリンダ４Ｂ内に 上下移動可能に配設されたピストン４Ｃと、このピストン４Ｃに固定され、垂下 状態で配設されたピストンロッド４Ｄと、シリンダ４Ｂの上部を塞ぐシリンダカ バー４Ｅと、シリンダカバー４Ｅに上部に配設されシリンダ４Ｂに固定されたヘ ッドベース４Ｆと、シリンダ４Ｂ内に圧縮空気を導入するためにシリンダ４Ｂの 上部に取着された継手４Ｇと、ピストン４Ｃの下部に配設され位置検出用のラバ ーマグネット４Ｈを支持するためのマグネットホルダー４Ｉと、シリンダ４Ｂ内 の下部に配設されピストンロッド４Ｄの上下移動をガイドするガイドプッシュ４ Ｊと、このガイドプッシュ４Ｊとマグネットホルダー４Ｉとの間に、ピストンロ ッド４Ｄを取り巻くように配設され、ピストン４Ｃを上向きに付勢する圧縮バネ ４Ｋと、この圧縮バネ４Ｋの付勢力で上方に移動されるピストン４Ｃの上限位置 をラバーマグネットの磁気によって検出し、ピストン４Ｃを上限位置で停止させ るためにシリンダ４Ｂの外周に固定板４Ｌで固定されたオートスイッチ４Ｍとで 構成されている。

【００１９】 更に、シリンダカバー４Ｅには、空気漏れを防ぐためのＯリング４Ｎが外嵌さ れ、ピストン４Ｃとこのピストン４Ｃと一体移動するピストンロッド４Ｄとの間 には空気漏れを防ぐためのＯリング４Ｐが配設され、ピストン４Ｃの外周に設け された環状溝内には空気漏れを防ぐためのパッキン４Ｑが配入され、シリンダ４ Ｂの下端部には、ガイドプッシュ４Ｊを保持するための環状保持材４Ｒが取付け ボルト４Ｓで取付け固定されている。

【００２０】 尚、図１において、符号４Ｔはピストンロッド４Ｄの上端に螺入され、ピスト ン４Ｃとピストンロッド４Ｄとを一体化するためのボルトである。 次に、図１，図２，図３，図４を参照しつつ、本実施例の樹脂成形品取出装置 １による合成樹脂成形品Ｓのチャック基本動作と、合成樹脂成形品Ｓの把持爪２ への付着分離動作について説明する。

【００２１】 図３に示す把持器３の把持爪２を開いた状態から、合成樹脂成形品Ｓのランナ ーＲをチャックするときに図１に示す閉じる状態にするには、継手４Ｇに接続さ れたチューブ（図示略）からシリンダ４Ｂ内の上部に圧縮空気を供給すると、ピ ストン４Ｃが下降され、ピストンロッド４Ｄが圧縮バネ４Ｋの付勢力に抗して下 降する。

【００２２】 このピストンロッド４Ｄの下降に伴って、ピストンロッド４Ｄの下端部に挿通 されたガイドピン９によって把持器３の把持爪２の上部が押されるが、この把持 爪２が固定ピン７によって枢支されているので、把持器３の把持爪２の上部に形 成されたガイド長孔２ａ，２ｂ部分がガイドピン９に沿って開く方向へ移動し、 これに伴って図１に示すように、一対の把持爪２の下部が閉じられる。

【００２３】 このようにして、一対の把持爪２が閉じられるときに、図４（ａ）に示すよう に、合成樹脂成形品ＳのランナーＲが把持爪２で把持される。 次に、この樹脂成形品取出装置１を所定位置まで移動させ、この所定位置で、 把持器３の把持爪２を開いて合成樹脂成形品Ｓを分離落下するには、図１の状態 から、継手４Ｇからシリンダ４Ｂ内の圧縮空気を抜くと、ピストン４Ｃが圧縮バ ネ４Ｋの付勢力で上部側へ移動し、これに伴うピストンロッド４Ｄの上部側への 一体移動によって、把持器３の把持爪２の上部が上向きに引かれるが、この把持 爪２が固定ピン７によって枢支されているので、把持器３の把持爪２の上部に形 成されたガイド長孔２ａ，２ｂ部分がガイドピン９に沿って閉じる方向へ移動し 、これに伴って図３に示すように、一対の把持爪２の下部が開かれる。

【００２４】 このように一対の把持爪２の下部が開かれることによって、この一対の把持爪 ２で把持されていた合成樹脂成形品ＳのランナーＲがその把持状態を解除されて 、自重によって落下する。 そこで、図４（ｂ）に示すように、合成樹脂成形品ＳのランナーＲが軟質状態 で一方の把持爪２に付着しているときには、把持爪２が開くときに、このランナ ーＲが分離枠体５の分離縁５ａに当接し、更に把持爪２が開くと、把持爪２から ランナーＲが分離し、図４（ｃ）に示すように、ランナーＲと合成樹脂成形品Ｓ とが自重によって一体に落下する。

【００２５】 このように、把持爪２を開放させるだけで、把持爪２に付着した合成樹脂成形 品ＳのランナーＲを分離させ落下させることができる。 したがって、把持爪２が開く１回の動作だけで合成樹脂成形品ＳのランナーＲ を把持爪２から強制的にかつ確実に分離して落下させることができ、動作の簡単 化を図れ、この動作を短時間で行うことができ、更に、把持器３の寿命を延ばす ことができる。

【００２６】 図５は別形状の分離枠体５を有する樹脂成形品取出装置１の要部と、合成樹脂 成形品ＳのランナーＲを把持爪２から強制的に分離するときの状態を示すもので あって、この分離枠体５には、その分離縁５ａに開口５ｂの内側に緩やかに湾曲 して突出する突出縁５ｃが形成されている。 このように、分離縁５ａに分離枠体５の開口５ｂの内側に緩やかに湾曲して突 出する突出縁５ｃを形成しているため、把持爪２に付着した合成樹脂成形品Ｓの ランナーＲが、この突出縁５ｃに当接して分離される。

【００２７】 図６は更に別形状の分離枠体５を有する樹脂成形品取出装置１の要部と、合成 樹脂成形品ＳのランナーＲを把持爪２から強制的に分離するときの状態を示すも のであって、この分離枠体５は、把持器３の把持爪２が開かれるときに、エアー シリンダ等の降下移動手段（図示略）によって、同期して下方に降下する構造と なっており、開口５ｂの上縁部に突出壁５ｄが形成されている。

【００２８】 したがって、分離枠体５が、把持爪２が開くときに同期して下方に降下すると きに、突出壁５ｄが、把持爪２に付着した樹脂成形品ＳのランナーＲに当接して 下向きにランナーＲを押し下げるので、把持爪２に付着したランナーＲの分離落 下をより一層確実に行うことができる。 尚、本実施例においては、シリンダ部４のシリンダ４Ｂの上部だけに圧縮空気 を供給する構造について説明したが、これに限らず、シリンダ４Ｂの上部と下部 とに交互に圧縮空気を供給してピストン４Ｃを上下移動する構造としてもよい。

【００２９】

【考案の効果】

以上説明したように、請求項１に記載の樹脂成形品取出装置では、把持爪を開 放させたときに、把持爪に付着した樹脂成形品の一部が分離枠体の分離縁に当接 して、この樹脂成形品が分離落下されるので、把持爪が開く１回の動作だけで樹 脂成形品を把持爪から強制的にかつ確実に分離して落下させることができ、動作 の簡単化を図れ、この動作を短時間で行うことができ、更に、把持器の寿命を延 ばすことができる。

【００３０】 請求項２に記載の樹脂成形品取出装置では、分離縁に枠体の開口内側に穏やか に突出する突出縁を形成しているおり、把持爪に付着した樹脂成形品がこの突出 縁に当接するので、付着した樹脂成形品をより確実に分離して落下させることが できる。 請求項３に記載の樹脂成形品取出装置では、分離枠体が、把持爪が開くときに 同期して下方に降下するので、分離枠体の分離縁で、把持爪に付着した樹脂成形 品を下向きに押し下げて分離落下させることができ、樹脂成形品の付着分離をよ り確実に行うことができる。

【００３１】 請求項４に記載の樹脂成形品取出装置では、分離枠体の開口の上縁部に突出壁 を形成したため、分離枠体が、把持爪が開くときに同期して下方に降下するとき に、この突出壁が、把持爪に付着した樹脂成形品に当接して下向きに樹脂成形品 を押し下げるので、把持爪に付着した樹脂成形品の分離落下をより一層確実に行 うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る樹脂成形品取出装置の実施例の把
持爪が閉じた状態を示す一部破断した正面図である。

【図２】実施例の樹脂成形品取出装置の一部破断した側
面図である。

【図３】実施例の樹脂成形品取出装置の把持爪が開いた
状態を示す一部破断した正面図である。

【図４】把持爪に付着した樹脂成形品のランナーを分離
落下する状態を示すものであって、（ａ）は把持爪で樹
脂成形品のランナーを把持した状態を示す部分正面図、
（ｂ）は把持爪に樹脂成形品のランナーが付着した状態
で把持爪を開き、ランナーが分離枠体の分離縁に当接し
た状態を示す部分正面図、（ｃ）は把持爪に付着した樹
脂成形品のランナーが分離して落下する状態を示す部分
正面図である。

【図５】分離枠体の分離縁に穏やかに突出する突出縁を
形成し、この突出壁に、把持爪に付着した樹脂成形品の
ランナーが当接した状態を示す部分正面図である。

【図６】分離枠体の開口の上縁部に突出壁を形成し、こ
の突出壁で把持爪に付着した樹脂成形品のランナーを押
し下げている状態を示す部分斜視図である。

【符号の説明】

Ｓ 合成樹脂成形品 Ｒ ランナー １ 樹脂成形品取出装置 ２ 把持爪 ３ 把持器 ５ 分離枠体 ５ａ 分離縁 ５ｂ 開口 ５ｃ 突出縁 ５ｄ 突出壁

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】射出成形品で成形された合成樹脂成形品を
   把持器でチャックして射出成形品の金型から所定の開放
   位置に取り出す樹脂成形品取出装置において、 把持器の把持爪の少なくとも一方の外方には、把持爪を
   開放させたときに、樹脂成形品の一部を当接させて、把
   持爪に付着した樹脂成形品を分離落下させる分離縁を形
   成した分離枠体を設けた構造とした樹脂成形品取出装
   置。
2. 【請求項２】上記分離枠体は、内包した把持器の把持爪
   が樹脂成形品を把持するために開くのに充分な開口を形
   成した枠体となっており、上記分離縁は、上記枠体の開
   口の内側に穏やかに突出する突出縁を形成した構造とし
   た請求項１に記載の樹脂成形品取出装置。
3. 【請求項３】上記分離枠体は、把持器の把持爪が把持し
   た樹脂成形品を離すために開かれるときに同期して下方
   に降下する構造とされた請求項１または２に記載の樹脂
   成形品取出装置。
4. 【請求項４】上記分離枠体は、樹脂成形品を把持するた
   めに把持器の把持爪が開くために形成した開口の上縁部
   に突出壁を形成した構造とした請求項３に記載の樹脂成
   形品取出装置。