JP3018932U - 瓶状容器の把持装置 - Google Patents

瓶状容器の把持装置

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JP3018932U
JP3018932U JP1995005331U JP533195U JP3018932U JP 3018932 U JP3018932 U JP 3018932U JP 1995005331 U JP1995005331 U JP 1995005331U JP 533195 U JP533195 U JP 533195U JP 3018932 U JP3018932 U JP 3018932U
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gripping
shaped container
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JP1995005331U
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悟 向山
一成 佐保
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Gunze Ltd
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Gunze Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器の大きさや作業速度に影響されることな
く容器の揺れを防止できて瓶状容器を垂直に、かつ安定
的に把持した状態でピックアップできる瓶状容器の把持
装置を、従来の把持装置に対し簡単な改良構成で提供す
ること。 【構成】 流体の圧力で膨縮する袋状把持体2を瓶状容
器Wの外首面W1に套嵌し、圧力空気の送入により前記
把持体2の套嵌部分を膨張させて前記容器Wを把持する
把持装置1において、弾性体4により容器Wの外肩面W
2を押圧する押圧部材3を設け、前記瓶状容器Wを上下
2箇所で支持する状態に把持することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は瓶状容器の把持装置、詳しくは圧力流体を利用して容器の外首面を把 持する瓶状容器の把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年瓶状容器に詰められた飲料商品の普及が旺盛でこれらの容器を取扱うメー カーでは該容器の合理的な取扱方法を研究開発して生産性の向上を図っている。 然して例えば、ビール瓶やウィスキー瓶、又は牛乳の大瓶等のように実質的な 首部を有していて肩部、胴部を備えている瓶状容器を移送するときは、該容器の 外首面を把持した上でピックアップして次工程へ移送するように成されている。
【0003】 具体的には図6に示すように把持装置本体100の下端開口部101に膨縮可 能な袋状把持体200を設けると共に、この本体100の上部に前記把持体20 0内と連通する空気通路400を形成して、前記把持体200の内面を容器Wの 外首面W1に套嵌し、前記空気通路400に圧力空気を送入することで前記把持 体200の套嵌部分201を膨張させ、この膨張圧力で容器Wの外首面W1を圧 接把持するように成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが前記従来のものは、瓶状容器の外首面のみを把持体を介して空気の圧 力により把持する構成のために、把持される容器の外首面は、容器の形状で自由 に変形する空気の圧力で弾力的に把持された状態にあり、この状態下で前記容器 をピックアップすると前記弾力により揺れを伴って不安定なピックアップとなり 、移送する際例えば前記容器が套嵌部分から外れて落下したり、複数個同時にピ ックアップしている場合は前記容器同志が個々に自由方向に揺れて互いに衝突し 合い該容器の外面を損傷したり、割れたりする等のトラブルの起因となるといっ た問題があった。
【0005】 又、前記容器をパッケージ等に整列状に箱詰めするに際しては、把持している 容器の揺れが静止するのを待たねばならず、そしてこの揺れの存続は容器の大き さや作業速度に比例的に増大する傾向にあった。 さりとて、この揺れを抑制するために作業速度を緩速にすることは作業能率を 著しく低下させるので結果的には生産コストに悪反映するといった問題もあった 。
【0006】 本考案は前記問題点に鑑みて提案するもので、その目的は、容器の大きさや作 業速度に影響されることなく、瓶状容器を垂直状態に、かつ安定的に把持した状 態でピックアップができる瓶状容器の把持装置を、従来の把持装置に対して簡単 な改良構成で提供することにある。
【0007】
【課題を解決しようとする手段】
瓶状容器の外首面に流体の圧力で膨縮する袋状把持体を套嵌し、この套嵌部分 を膨張させて容器の外首面を把持する瓶状容器の把持装置において、 下端が開口し、この開口部に膨縮可能な套嵌部分を有する把持体を設けると共 に、該把持体と連通する流体通路を形成し、外周面にフランジ部をもつ把持装置 本体と、該本体のフランジ部に挿通したガイドピンを介し前記本体に対して上下 方向相対移動可能に設けられ前記容器の外肩面を押圧する環状な押圧面を有した 押圧部材と、該押圧部材に押圧力を付与する弾性体とを備え、前記把持体の套嵌 部分で前記容器の外首面を把持する一方、前記弾性体の付勢力で前記押圧部材の 押圧面を前記容器の外肩面に押圧することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
前記構成により、瓶状容器の外首面を圧力気体の作用で把持体を介して圧接把 持すると共に、把持装置本体に対して上下方向に相対移動可能に設けられた押圧 部材の押圧面で、弾性体の付勢作用により前記容器の外肩面を緩衝的に押圧する ことで、この容器を外首面と外肩面との上下2箇所で支持することになり、前記 容器の外首部のみを圧力気体によって弾力的に把持していることに基づき不安定 に揺れようとするのを、押圧面で前記容器の外肩面を緩衝的に押圧しているので 、該容器の揺れるのを前記外肩面に過剰な負担を及ぼすことなく抑制することが でき、該容器の揺れを確実に防止できるので前記瓶状容器を安定的に把持した状 態でピックアップができる。
【0009】 又、前記容器を上下2箇所で支持する状態に把持しているので、容器の垂直性 を保つことができて、例えば容器に詰められた液体等が容器の口部から溢出する のを防止できる。
【0010】
【実施例】
本考案に係る瓶状容器の把持装置を図面の実施例に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例を示す一部断面した全体図で、図2は図1のA−A断 面図である。 該実施例(以降第1実施例と称呼する)は、大別して装置本体1と、把持体2 と、押圧部材3と、弾性体4とで構成されている。
【0011】 前記装置本体1は、外面の上部1aが小径で、その下部1bが大径を成す段付 径差を呈した比較的厚肉な円筒体と、該円筒体の下端外周面に形成した螺合手段 1cで結合されるカップリング5とで構成され、前記下部1bには把持体2の外 面2aを装着する内周面1dが形成され、前記上部1aにはこの内周面1dと連 通する圧力空気通路1eが形成されていて、該通路1eの入口には圧力配管の接 続手段1fが設けられ、該接続手段1fを介して圧力空気を給送する配管(図示 省略)が接続されるように成されている。
【0012】 又、前記カップリング5は、平行平滑な外周面5cの上端に、図2で示すよう に複数のガイド孔5aを設けたフランジ部5bを一体形成した比較的薄肉な円筒 体で構成され、その上端内面には前記本体下部1bの螺合手段1cと螺合する内 径ネジが形成されると共に、更に内方へ環状に突出させた結合部5dが形成され ていて、前記本体下部1bとの螺合による結合により把持体2の下端を挟んで密 に固定するように成されている。
【0013】 前記把持体2は、主体を内外面を備えた膨縮可能な袋状のゴム材料で構成され 、その外面2aを本体下部1bの内周面1dに沿わせて密に装着すると共に、そ の内面2b上部に該内面2b上部における形状の膨張変形を保護する椀状保持器 2cを設けて、前記把持体2の内面2bが套嵌部分以外の不必要な部分で不用意 に内方へ膨出するのを規制している。
【0014】 詳しくは、図3に示すように保持器2cの筒状外面を把持体2の内面2b上部 に沿着し、前記保持器2cの上面2dを、前記本体上部1aの空気通路1eの下 端に密に挿着した常開バルブ体2eに固着されており、前記空気通路1eから送 入された圧力空気が前記常開バルブ体2eの常開孔2fを通って把持体2内に注 入され、把持体内面2bにおける前記保持器2cで膨出を規制されている下方( 套嵌部分)のみを内方へ膨張させて瓶状容器Wの外首面W1を圧接状に把持する ように成されている。
【0015】 前記押圧部材3は、前記カップリング5の外周面5cに摺動自在に套嵌する内 周面3aを形成した円筒体で構成され、その下端部には瓶状容器Wの外肩部W2 に当接してこれを押圧する押圧面3bが形成されていると共に、上端面3cには 前記カップリング5のフランジ部5bにおけるガイド孔5aと符合する各位置に ガイドピン3dを立設し、該ピン3dの外周に弾性体としての圧縮コイルばね4 を巻装して、該ばね4を前記フランジ部5bの下面と前記押圧部材3の上端面3 cとの間に介在させ、このばね4の付勢作用により前記押圧面3bで瓶状容器W の外肩部W2を押圧するように成されている。
【0016】 次に前記実施例の作用について説明する。 該実施例は、例えば自動ピックアップ装置、或は産業用ロボットのアーム等に 取付けて使用し、主として首部と肩部を有した瓶状容器Wを他工程へ移送するの に供される。 具体的には、コンベア、或は作業台上等に載置されている瓶状容器Wの直上に 把持体2内の空気を抜いた状態で把持装置本体1を位置させ、該本体1を降下し て把持体内面2bを瓶状容器Wの外首面W1に套嵌する。
【0017】 この場合、前記本体1の降下に伴い同時に押圧部材3の押圧面3bがコイルば ね4の付勢作用で前記容器Wの外肩面W2を緩衝的に押圧する。 尚コイルばね4のばね圧力は、対応する容器Wの形状や材質、及び装置本体1 の降下ストローク等を考慮して設定される。 然して前記把持体内面2bが容器Wの外首面W1に確実に套嵌されたら、圧力 通路1eを経て別途圧力発生装置(図示省略)で生成した圧力空気を把持体2内 へ送入する。
【0018】 送入された圧力空気は袋状を成す把持体2内に充満し、その圧力で前記把持体 2を膨張させようとする。 しかしながら前記把持体2の外面2aは、本体1の内周面1bに沿って装着さ れているので結局把持体内面2bのみが膨張しようとするのであるが、該内面2 bの上部には該上部の形状が内方へ膨張変形するのを規制する保持器2cが沿着 されているので、該保持器2cの筒状面に阻止されて膨張しない。
【0019】 そして前記把持体内面2bが自由に膨張できる限定された部分、即ち前記容器 Wの外首面W1に套嵌している部分の内面2bのみが膨張し、この部分(套嵌部 分)の内面2bが前記容器Wの外首面W1を圧接して把持する。 これにより瓶状容器Wは、その外首面W1を把持体内面2bの膨張圧力で把持 され、更にこの容器Wの外肩面W2を押圧部材3の押圧面3bで押圧するので前 記容器Wの揺れが抑制でき、該容器Wは垂直方向を維持した状態に上下2箇所で 支持されているので、従来のように容器Wの外首面W1のみを把持する場合に起 る容器Wの揺れを確実に解消でき、容器Wの大きさや作業速度に影響されること なく安定的なピックアップを行い、移送することができる。
【0020】 続いて本考案に係る他の実施例(以降第2実施例と称呼する)について説明す る。 第2実施例は、図4に示すように基本的には第1実施例と同様構成であるが、 図5に示した押圧部材30の構造のみが異なる。 従って第1実施例と相当部材は同番号を付してその説明を省略する。
【0021】 この第2実施例における押圧部材30は、押圧体30aと、該押圧体30aの 上方に配された支持環30cと、該支持環30cと前記押圧体30aとを連結す る複数のステー30dとで構成されていて、 前記押圧体30aは下面に瓶状容器Wの外肩面W2を押圧する押圧面30bを 形成した環状板材から成り、前記支持環30cは、前記押圧体30aの外径とほ ぼ等径な外周面を有した筒状体から成り、前記押圧体30aの上面と支持環30 cの下面とを、円周方向均等間隔に配した複数(実施例では4本)のステー30 dで一体的に連結している。
【0022】 そして前記支持環30cの上面には第1実施例において説明しているように、 装置本体1におけるカップリング5のフランジ部5bに形成された複数のガイド 孔5aと符合する各位置にガイドピン3dが立設され、該ピン3dの外周面に弾 性体としての圧縮コイルばね4が巻装されていて、該コイルばね4を前記フラン ジ部5bの下面と前記支持環30cの上面との間に介在するように成されている 。
【0023】 このように成された第2実施例は、第1実施例と同様構成をもつ把持体2によ り瓶状容器Wの外首面W1を把持すると共に、前記押圧体30aの押圧面30b で前記容器Wの外肩面W2を前記コイルばね4の付勢作用により緩衝的に押圧し て、前記容器Wを上下方向2箇所で支持し、把持した容器Wの揺れるのを確実に 防止することができ、第1実施例と同等の作用効果が得られながら、押圧部材3 0自体の構造が軽量化できるのでその分把持装置の重量軽減に寄与することがで きる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、瓶状容器の把持に際し、該容器の外首面を、圧 力空気の作用により把持体で圧接把持すると同時に、該容器の外肩面を、弾性体 の付勢作用により押圧部材で緩衝的に押圧支持する構成により、前記容器大きさ や作業速度に影響されることなく、しかも押圧部材で容器の外肩部に過剰な負担 を課せずに該容器の揺れを強制的に抑制でき、この瓶状容器を上下2箇所で支持 していることで該容器を、垂直姿勢を維持した状態で安定的に把持することがで きるので常に良好なピックアップが行なえ、ピックアップ中に容器が落下したり 、多複数の容器が個々に揺れて互いに衝突し合い損傷や割れを発生させるのを確 実に防止でき、前記容器の揺れが解消されることで同時多数の容器移送や箱詰め 作業がスムーズに能率的に行なうことができる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の第1実施例を示す一部断面した
全体図である。
【図2】図2は図1におけるA−A断面図である。
【図3】図3は図1における要部拡大図である。
【図4】図4は本考案の第2実施例を示す概略全体図で
ある。
【図5】図5は図4における要部抽出斜視図である。
【図6】図6は従来例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 把持装置本体 1e (流体通路)圧力空気通路 2 把持体 3 押圧部材 3b 押圧面 3d ガイドピン 4 (弾性体)圧縮コイルばね 5b フランジ部 W 瓶状容器 W1 外首面 W2 外肩面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瓶状容器の外首面に流体の圧力で膨縮す
    る袋状把持体を套嵌し、この套嵌部分を膨張させて容器
    の外首面を把持する瓶状容器の把持装置において、 下端が開口し、この開口部に膨縮可能な套嵌部分を有す
    る把持体を設けると共に、該把持体と連通する流体通路
    を形成し、外周面にフランジ部をもつ把持装置本体と、
    該本体のフランジ部に挿通したガイドピンを介し前記本
    体に対して上下方向相対移動可能に設けられ前記容器の
    外肩面を押圧する環状な押圧面を有した押圧部材と、該
    押圧部材に押圧力を付与する弾性体とを備え、前記把持
    体の套嵌部分で前記容器の外首面を把持する一方、前記
    弾性体の付勢力で前記押圧部材の押圧面を前記容器の外
    肩面に押圧することを特徴とする瓶状容器の把持装置。
JP1995005331U 1995-06-01 1995-06-01 瓶状容器の把持装置 Expired - Lifetime JP3018932U (ja)

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