JP3018684U - 抗菌パイプ - Google Patents

抗菌パイプ

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JP3018684U
JP3018684U JP1995006133U JP613395U JP3018684U JP 3018684 U JP3018684 U JP 3018684U JP 1995006133 U JP1995006133 U JP 1995006133U JP 613395 U JP613395 U JP 613395U JP 3018684 U JP3018684 U JP 3018684U
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JP
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pipe
filter
antibacterial
antibacterial agent
synthetic
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JP1995006133U
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Inventor
和明 斉藤
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ティーピーエフインダストリー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプの吸口部やフィルタに抗菌性を持たせ
ることにより雑菌等の繁殖を防止して、パイプを常に清
潔で快適な状態で使用できるようにすることを目的とす
る。 【構成】 抗菌剤を含む合成樹脂により形成された吸口
部からなるパイプ本体1や、抗菌剤を含む合成繊維状体
からなるフィルタAを用い、さらには、フィルタAの周
面に、この合成繊維状体よりも融点の低いポリエステル
合成繊維の溶融に基づく定形用皮膜を形成している。な
お、パイプ本体1の中で抗菌剤を含む合成樹脂により形
成するのは吸口部のみに限定されるのではなく、パイプ
本体1の吸口部以外の部分についても抗菌剤を含む合成
樹脂により形成してもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、喫煙用や禁煙用などの抗菌パイプに関するもので、特に吸口部や中 のフィルタに抗菌性を持たせることにより雑菌等の繁殖を防止するようにした抗 菌パイプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、喫煙用や禁煙用などのパイプでは、空気中に浮遊する雑菌やパイプ使用 後に残留する水分、タール等のために菌が繁殖しやすく、パイプの繰り返し使用 によって無意識のうちにパイプ上の菌が利用者の体内に取り込まれてしまう危険 性があった。
【0003】 これを避けるためには、パイプの吸口部やフィルタの部分を定期的に洗浄した り、拭き取ったりする程度しかなく、また、この種の作業を行なったとしてもパ イプ上の菌を消滅させることは期待できない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案では、パイプの吸口部やフィルタに抗菌性を持たせることによ り雑菌等の繁殖を防止して、パイプを常に清潔で快適な状態で使用できるように することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのための構成として、抗菌剤を含む合成樹脂により形成された吸口部や、抗 菌剤を含む合成繊維状体からなるフィルタを用い、さらには、フィルタの周面に 、この合成繊維状体よりも融点の低いポリエステル合成繊維の溶融に基づく定形 用皮膜を形成している。
【0006】 なお、パイプ本体の中で抗菌剤を含む合成樹脂により形成するのは吸口部のみ に限定されるのではなく、パイプ本体の吸口部以外の部分についても抗菌剤を含 む合成樹脂により形成したものが本考案に含まれることは勿論である。
【0007】
【作用】
このように、本考案では、先ず、利用者の口が直に接触する部分である吸口部 に抗菌性を持たせることにより、少なくとも吸口部およびその近傍での菌の繁殖 を防止している。
【0008】 また、パイプ内部に取り付けられるフィルタについても抗菌剤を含む合成繊維 状体のものを用いることにより、利用者の口に入っていく煙流のいわば通路部分 での菌の繁殖を防止している。
【0009】 また、合成繊維状体からなるフィルタの周面に定形用皮膜を形成することによ り、このフィルタの全体形状をパイプ内部に入れやすい所定形状、例えば円筒状 に定形化している。
【0010】 また、フィルタを合成繊維状体で構成しているので、この間隙部分に、たばこ の有害成分であるタールやニコチンなどの除去剤や利用者にハーブや柑橘類など の各種香気を実感させるための芳香剤を効率的に付着させることができる。
【0011】 本考案の抗菌パイプは喫煙用としては勿論のこと、禁煙用としても用いられ、 ・喫煙用パイプの場合には、フィルタである合成繊維状体の間隙に付着した除去 剤や芳香剤等によって、パイプを通過するタバコの煙中のニコチン、タールを除 去し、また利用者に芳香感を与えるとともに、たばこ特有の臭気を和らげて周囲 の禁煙者に与える不快感を抑えることができ、 ・禁煙用パイプの場合には、フィルタである合成繊維状体の間隙に付着したハー ブエキス、ハッカ油、柑橘類等の芳香剤によって利用者に芳香感を与え、ひいて は利用者の精神的緊張を緩和し、精神的安定をもたらすことができる。
【0012】 なお、喫煙用パイプのフィルタ部分に、有害成分の除去剤および芳香剤の両者 を与えるようにするか、これらのいずれか一方のみを与えるようにするかは任意 である。
【0013】 また、禁煙用パイプの場合にも合成繊維状体のフィルタを使用するのは芳香剤 を付加する場所としてこの合成繊維状体の間隙部分が適しているからであり、こ のような合成繊維状体を省略した形の抗菌パイプを禁煙用として用いることがで きるのは勿論である。
【0014】
【実施例】
図1〜図3を用いて本考案の実施例を説明する。 図1は合成繊維状体のフィルタの断面を示し、図2は抗菌パイプの断面を示し 、また図3は抗菌パイプの製造工程を示している。なお、以下の実施例では、説 明の便宜上、吸口部を含むハイプ本体の全体に抗菌性を持たせることを前提とし ている。
【0015】 図1に示すフィルタAは、合成繊維に約3%の無機系抗菌剤を練り混んだ抗菌 防臭綿、例えばユニチカ株式会社の商品名「ボルファー」と、これよりも融点の 低いポリエステル繊維(融点:110 ℃)とを混綿したものを、加熱筒を通すこと により、表面部分のこの低融点ポリエステル繊維部分を例えば240 〜250 ℃で溶 融して比較的硬い定形用皮膜を形成したものである。
【0016】 このように融点の異なるもので形成した混綿を加熱筒により溶融処理している ので、溶融されるのは混綿の表面部分の融点の低いポリエステル繊維だけとなり 、また、このときフィルタ外周面に形成される比較的硬い皮膜によってフィルタ の全体形状は円筒に固定される。
【0017】 なお、フィルタの作成に際しては、アセチルセルロース、レーヨン、ポリプロ ピレン、ポリエステル、アクリル等の、例えば2デニール〜6デニールの程度に できる各種の合成繊維が用いられる。
【0018】 図2において、Aはフィルタ、1はパイプ本体、2は喫煙用の場合の煙草挿入 口、3は吸口用開口部、4は仕切壁、5は仕切壁4の中央に設けた小孔をそれぞ れ示している。なお、煙草挿入口2は径の異なる煙草に対応できるように大径部 と小径部の二段形成となっている。
【0019】 ここで、パイプ本体1は、ABS樹脂、例えばポリスチレン、ナイロン、アク リルスチレン、ポリカーボネイト、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエス テルまたはポリエチレン等の合成樹脂に約3%の抗菌剤、例えばカネボウ化成株 式会社の商品名「バクテキラー」を混合してこれを成形加工することにより形成 される。
【0020】 図3の、抗菌パイプの製造工程は次のようになっている。 (1)ABS樹脂、例えばポリスチレンに抗菌剤「バクテキラー」を混合する (2)抗菌剤を混合したポリスチレンを成形加工して図2の形状のパイプ本体1 を作成する。 (3)振動を加えながら、「ボルファー」の繊維間隙にニコチン、タールの除去 剤や芳香剤を充填する (4)この充填後の「ボルファー」と、これより融点の低いポリエステル繊維と を混綿する。 (5)この混綿を加熱筒に通すことにより溶融処理を実行して、表面部分に比較 的硬い定形用皮膜を持つフィルタAを作成する。 (6)このフィルタAをステップ(2)で作成のパイプ本体1に組み込む。
【0021】 なお、ステップ(1)および(2)からなるパイプ本体1の作成工程群と、ス テップ(3)〜(5)からなるフィルタAの作成工程群との前後関係、またフィ ルタAの作成時のステップ(3)と(4)との前後関係はともに任意である。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、このように、抗菌剤を含む合成樹脂により形成された吸口部や、抗 菌剤を含む合成繊維状体からなるフィルタを用い、さらには、フィルタの周面に 、この合成繊維状体よりも融点の低いポリエステル合成繊維の溶融に基づく定形 用皮膜を形成している。
【0023】 そのため、利用者の口が直に接触する部分である吸口部およびその近傍での菌 の繁殖を少なくとも防止することができ、また、利用者の口に入っていく煙流の いわば通路部分での菌の繁殖についても防止することができる。
【0024】 加えて、フィルタの全体形状がパイプ内部に入れやすい所定形状、例えば円筒 状に定形化されることになり、フィルタをパイプ本体に組み込むときの作業を簡 単なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の、合成繊維状体のフィルタの断面を示
す説明図である。
【図2】本考案の、抗菌パイプの断面を示す説明図であ
る。
【図3】本考案の、抗菌パイプの製造工程を示す説明図
である。
【符号の説明】
A・・・フィルタ 1・・・パイプ本体 2・・・喫煙用の場合の煙草挿入口 3・・・吸口用開口部 4・・・仕切壁 5・・・仕切壁4の中央に設けた小孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗菌剤を含む合成樹脂により形成された
    吸口部を少なくとも有することを特徴とする抗菌パイ
    プ。
  2. 【請求項2】 抗菌剤を含む合成繊維状体からなるフィ
    ルタを設けたことを特徴とする請求項1記載の抗菌パイ
    プ。
  3. 【請求項3】 前記フィルタの周面に、前記合成繊維状
    体よりも融点の低いポリエステル合成繊維の溶融に基づ
    く定形用皮膜を形成したことを特徴とする請求項2記載
    の抗菌パイプ。
JP1995006133U 1995-05-26 1995-05-26 抗菌パイプ Expired - Lifetime JP3018684U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010053972A (ko) * 1999-12-02 2001-07-02 배군호 다단 실린더를 갖는 담배파이프
JP2015180220A (ja) * 2010-03-23 2015-10-15 カインド・コンシューマー・リミテッドKind Consumer Limited 模擬タバコ

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010053972A (ko) * 1999-12-02 2001-07-02 배군호 다단 실린더를 갖는 담배파이프
JP2015180220A (ja) * 2010-03-23 2015-10-15 カインド・コンシューマー・リミテッドKind Consumer Limited 模擬タバコ
US9693585B2 (en) 2010-03-23 2017-07-04 Kind Consumer Limited Simulated cigarette
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