JP3018654B2 - 係止装置 - Google Patents

係止装置

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JP3018654B2
JP3018654B2 JP3268942A JP26894291A JP3018654B2 JP 3018654 B2 JP3018654 B2 JP 3018654B2 JP 3268942 A JP3268942 A JP 3268942A JP 26894291 A JP26894291 A JP 26894291A JP 3018654 B2 JP3018654 B2 JP 3018654B2
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JP
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locking
hook
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inclined surface
claw portion
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JP3268942A
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佳祐 上野
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被吊上げ物または被牽
引物等(以下、被牽引物等という)に取付けられたフッ
クを係止して吊上げ手段または牽引手段等(以下、牽引
手段等という)に連結するための係止装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、このような係止装置には、係止を
解除する機構を備えたものがある。この種の係止装置と
して、例えば特開昭57−184087号公報に開示さ
れたものが知られている。この係止装置は、U字形の係
止金具本体と、この係止金具本体の開口部に跨がって挿
通される係止ピンと、係止ピンを摺動可能に支持するシ
リンダと、シリンダ内に挿設され係止ピンを係止金具本
体の開口部に跨がる係止位置側に付勢するスプリング
と、係止ピンに連結され係止ピンをシリンダ側へ移動さ
せる引抜き用ワイヤとを有している。この構成により、
被牽引物等に取付けられたフックを係止金具本体の開口
部に跨がる係止ピンに引っ掛けることによって、被牽引
物等をこの係止装置に接続された牽引手段等に連結して
吊上げまたは牽引することができる。また、この状態
で、引抜きワイヤを引っ張り、係止ピンをシリンダ側に
移動させて係止金具本体の開口部から引抜くことによ
り、フックに対する係止を解除することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の係止装置では、被牽引物等の荷重がフックを介して
係止ピンに直接作用するため、牽引荷重が過大であると
係止ピンが損傷、変形してシリンダ側へ移動不能となる
虞がある。また、係止ピンは、被牽引物等の荷重が作用
する方向に対して直交方向に摺動するので、係止を解除
するために大きな力が必要である。さらに、フックをU
字形の係止金具本体の開口部に跨がる係止ピンに引っ掛
けるので、作業性が悪いという問題がある。
【0004】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、フックの係止および係止解除を確実に行うこと
ができる係止装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明の係止装置は、
上記の課題を解決するために、係止装置本体側面に突出
段部を設け、該段部の係止側端面を前記本体に対して外
側に面した傾斜面となし、前記段部に接して前記本体に
平行に延びた爪部を前記本体に沿って進退動可能に設
け、前記爪部の前進に応じて該爪部先端を前記段部の傾
斜面よりも突出させて、該爪部と該傾斜面との間にフッ
クを係止可能な係止溝を形成し、さらに、フックの係止
解除時に該爪部先端を前記段部まで後退させる移動手段
を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】 このように構成したことにより、爪部を前進
させてその先端を段部の傾斜面より突出させると、該爪
部と段部の傾斜面との間に係止溝が形成されるので、フ
ックをこの係止溝または爪部に引っ掛けて係止すること
ができる。また、爪部を移動手段により後退させること
により、フックが傾斜面を滑り係止が解除されてフック
が外れる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1に示すように、係止装置1は、有底
筒状の係止装置本体2と、ピストン3と、係止部材4と
から構成されている。なお、図中、矢印は牽引方向を示
す。
【0008】本体2には、その開口端側の側面部が膨出
されて段部5が形成されている。段部5は、その本体2
の底部よりの端部が本体2の軸方向に対して45°傾斜
されて本体2に対して外側に面した傾斜面6が形成され
ている。本体2は、シリンダ2aを有しており、その底部
および側面部には、後述するピストン3によって画成さ
れるシリンダ2a内の2室のそれぞれに圧縮空気を給排す
るための孔7,8が設けられている。本体2の底部側の
端部には牽引手段(図示せず)を連結するための連結部
9が設けられている。
【0009】本体2のシリンダ2aには、ピストンロッド
3aが一体に形成されたピストン3が摺動可能に嵌装され
ており、シリンダ2aの開口部にピストンロッド3aを気密
的に挿通させて案内するガイド部材10が設けられてい
る。ピストンロッド3aは、本体2の外部まで延出されて
おり、その先端部には、ボルト11によって係止部材4が
連結されている。そして、シリンダ2aとピストン3とで
係止部材4(爪部4a)の移動手段が構成されている。
【0010】 係止部材4は、L字形に形成され、爪部
4aが本体2の段部5の頂面に当接して本体2の軸方向に
沿って延びており、通常は、爪部4aの先端が段部5の傾
斜面6よりも突出した状態となっている。また、爪部4a
の先端には、傾斜面6と平行に傾斜部4bが形成されてい
る。そして、ピストン3の摺動によるピストンロッド3a
の伸縮にともない係止部材4および爪部4aは本体2の軸
方向に沿って進退動して爪部4aの先端が段部5の傾斜面
6よりも突出または後退するようになっている。ピスト
ンロッド3aが短縮した状態では、図に示すように、爪部
4aの先端が傾斜面6よりも突出して全体が鉤形をなし、
爪部4aと傾斜面6との間にフック13を係止可能な係止溝
が形成され、一方、ピストンロッド3aが伸長した状態で
は、爪部4aの先端が段部5の位置まで後退して傾斜部4b
が傾斜面6と面一となる。
【0011】なお、図中、14,15および16はシール部材
である。
【0012】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。はじめに、連結部9を牽引手段(図
示せず)に連結し、孔7および8に圧縮空気給排手段
(図示せず)を接続する。
【0013】シリンダ2aの孔8側の室に圧縮空気を充填
すると、ピストンロッド3aが短縮して爪部4aの先端が傾
斜面6よりも突出した状態となる。この状態のとき、図
1に示すように、フック13を爪部4aに引っ掛けることに
より被牽引物12を牽引することができる。このとき、本
体2と爪部4aとは鉤形を構成しているのでフック13を容
易に確実に引っ掛けることができる。また、フック13
は、傾斜面6および爪部4aに当接しているため、牽引荷
重は傾斜面6と爪部3aとに分散されて作用するので牽引
荷重によってピストン3が摺動しにくくなることがな
い。
【0014】シリンダ2aの孔8側の室の圧縮空気を排出
するとともに孔7側の室に圧縮空気を充填すると、ピス
トンロッド3aが伸長して爪部4aが後退してその先端の傾
斜部4bが段部5の傾斜面6と面一となる。すると、フッ
ク13は、傾斜面6上を滑り段部5から外れて係止が解除
される。
【0015】このようにして、フック13を係止し、ま
た、この係止を解除することができる。
【0016】また、係止装置1は、例えば図2に示すよ
うに、支持板17上に載置されたシートパッド18に袋状の
表皮材19を被せるカバーリング装置において、表皮材19
の口部に取付けられたフック20を牽引するベルト21の先
端に設ける係止手段として用いることができる。このよ
うにした場合、シートパッド18に表皮材19の底部を裏返
し状態で被せ、フック20を係止可能状態の係止装置1で
係止して牽引し、表皮材19を反転させながらシートパッ
ド18を覆い、その後、係止装置を作動させてフック20の
係止を解除することができる。すなわち、従来、手作業
で行われていたフック20をベルト21から取外す工程を自
動化することができ、生産性を向上させることができ
る。
【0017】なお、本実施例においては、段部5の傾斜
面6および爪部4aの傾斜部4bの角度は、45°に設定して
いるが、フック13にかかる荷重およびフック13の形状等
を考慮して確実に係止および係止解除できるような値を
設定すればよい。
【0018】また、上記実施例では、ピストンロッド3a
が短縮した状態とするためのピストン3の付勢力を孔8
からの圧縮空気によって得ているが、これをピストンロ
ッド3aを短縮方向に付勢するスプリングとして、常時、
爪部5を係止状態とし、解除のためのみ圧縮空気を孔7
から供給するようにしてもよい。
【0019】 またさらに、フック13の向きを変えて、
段部5の傾斜面と爪部4aとの間に形成される係止溝にフ
ック13が収まるようにしてフックを係止してもよい。
【0020】
【発明の効果】 以上、詳述したように、本発明の係止
装置によれば、爪部を前進させて係止溝にフックを係止
した状態から爪部を移動手段により後退させると、フッ
クが自動的に外れる。その結果、被吊上げ物の吊上げや
被牽引物の牽引を容易かつ確実に行うことできるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】図1の装置を用いたカバーリング装置の要部を
示す図である。
【符号の説明】
1 係止装置 2 係止装置本体 2a シリンダ(移動手段) 3 ピストン(移動手段) 4a 爪部 5 段部 6 傾斜面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係止装置本体側面に突出段部を設け、該
    段部の係止側端面を前記本体に対して外側に面した傾斜
    面となし、前記段部に接して前記本体に平行に延びた爪
    部を前記本体に沿って進退動可能に設け、前記爪部の前
    進に応じて該爪部先端を前記段部の傾斜面よりも突出さ
    せて、該爪部と該傾斜面との間にフックを係止可能な係
    止溝を形成し、さらに、フックの係止解除時に該爪部先
    端を前記段部まで後退させる移動手段を設けたことを特
    徴とする係止装置。
JP3268942A 1991-09-20 1991-09-20 係止装置 Expired - Lifetime JP3018654B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3268942A JP3018654B2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 係止装置

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JP3268942A JP3018654B2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 係止装置

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Publication Number Publication Date
JPH0578088A JPH0578088A (ja) 1993-03-30
JP3018654B2 true JP3018654B2 (ja) 2000-03-13

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JP3268942A Expired - Lifetime JP3018654B2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 係止装置

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