JP3018625B2 - 交通機関用壁材 - Google Patents

交通機関用壁材

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JP3018625B2 JP3218470A JP21847091A JP3018625B2 JP 3018625 B2 JP3018625 B2 JP 3018625B2 JP 3218470 A JP3218470 A JP 3218470A JP 21847091 A JP21847091 A JP 21847091A JP 3018625 B2 JP3018625 B2 JP 3018625B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表から見たときと裏か
ら見たときの光学特性(パターンや文字等の像、透過
率、反射率、色相等)を異にする道路、鉄道、モノレー
ル等用壁材であり、例えば高速道路の壁材に用いること
で道路の美観を整えるばかりでなく、道路上の車両から
美観、景色、標識、案内等が観察できることや、運転者
の視覚を保護する事により交通機関の安全に役立つ交通
機関用壁材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の道路用壁材は、例えば高速道路等
の側壁の場合、外装用壁材として長期間の耐光性且つ
石、金属等からの耐衝撃性且つ道路上の車両の音を周囲
に響かせない為の吸音性等が要求される為に金属製の壁
材が用いられてきた。
【0003】しかし昨今、道路付近の住環境を向上させ
る為、上記の要求特性を満たすことの可能な透明又は半
透明のプラスチック材料に印刷又は塗装された材料も用
いられるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記該プラス
チック材料を用いても道路周辺から美観を整えることが
できるが、透明又は半透明のプラスチック材料の為、逆
に道路上の車両からは周囲の景色を観察することは同一
のパターンを逆に見る事になり不具合を生じてしまう等
の問題点が生じていた。そこで、道路等の内部から見え
る光学特性と外部から見える光学特性が相違し、しかも
透視性のある材料が望まれていた。
【0005】また、請求項2に関しては、その光学特性
による効果が持続されることが求められていた。
【0006】また、請求項3に関しては、請求項2の効
果が安価に達成されることが求められていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、交通機
関用壁材を透明又は、半透明のプラスチック材料等の基
板上に微細パターン状に1層又は複数層に、全面又は一
部に第1着色層を設け、その上部に例えば白色及至は明
色等の隠蔽層を設け、その上部の全面又は一部に第2着
色層がおのおの見当ずれなく積層させ、且つ表裏で写
真、イラスト、模様等の画像や図形、記号、文字等の文
字像等の像や透過率、反射率、色相等の相違による光学
特性を変化させる。
【0008】また、請求項2に関しては、以上の構成に
高耐光性材料層を加える。
【0009】また、請求項3に関しては、高耐光性材料
層が基板を兼ねさせる。
【0010】交通機関とは、高速道路の側壁以外にも、
一般道路、一般鉄道、モノレール、地下鉄、新幹線、港
湾、空港等何れの交通機関の壁材でもよい。
【0011】また、本壁材は、防音壁、防風壁、防雪
壁、防潮壁、排ガス防止壁、シェルター等に用いる事が
出来る他、短い距離だけ設け、交通標識、防眩壁、広告
壁、案内壁として利用してもよい。
【0012】例えば、透明又は、半透明のポリカーボネ
ート材料上の全面にアクリルフィルムを貼り合わせた材
料上に微細パターン状に全面にスクリーン印刷方式で第
1着色層を設け、その上部にスクリーン印刷方式で白色
のインキ層を設け、その上部の一部にスクリーン印刷方
式で所望のデザインの第2着色層がおのおの見当ずれな
く積層させた材料を道路の側壁として用いることで、道
路の外側からは所望のデザインを該道路用壁材に表現さ
せて、道路上の車両から即ち道路の内側からは外側の画
像に全く影響をうけなく且つ景色を観察できることがで
きた。
【0013】なお、透明基板や半透明基板の材質は、ポ
リカーボネートに限らず、他の樹脂やガラス材等で構成
しても良い。また、微細パターン状は、正規ドットパタ
ーンに限らずランダムドットパターン、ラインパターン
他のパターンでも構わない。
【0014】更に、隠蔽層が1層の場合は各々の像の地
色が同一となるが、複数層とすることにより、各々の地
色を変えたり、特殊効果を得る事ができる。また、光学
特性に関しては、外部からは通常、環境との調和を考慮
して定められるため、環境、地理的条件によって定めら
れる事が一般的であるが、その他でも構わない。
【0015】交通機関の両側に設けた場合は、外部や内
部から見た場合を考慮するだけではなく、反対側の外部
より透かして見える光学特性も考慮すると、より良い結
果を得る。また、内部からの光学特性は、景色に対し配
慮するだけではなく、道路標識や道路情報等の標識、観
光案内、宣伝広告等他の像でも構わない。
【0016】また、運転者の視覚的疲労、錯覚、太陽直
射、対向ヘッドライト直射等の予防や防止のため、反射
率、色相等の調整も効果が大きい。
【0017】壁材は、本材だけで構成する必要はなく、
枠材等の補助手段を用いて強度等の補強材を用いても良
い。また、本材は外部との側壁のみならず、上り下り間
の側壁でも良く、天井壁でも良い。
【0018】また、高耐光性とは、基板、隠蔽層、着色
層の劣化防止のみならず、接着剤を用いる場合のその接
着剤の劣化防止効果の効果も兼ねる。その程度も、必ず
しも半永久的な耐光のみを指すものではなく、効果を奏
する性能の時間で良い。また、高耐光性材料は、基板の
どちら側に設けても良く、両方に設けても良い。また、
着色層等の内外も問わず形成方法も問わない。
【0019】
【実施例】以下、実施例をもって更に詳細な説明をす
る。
【0020】代表例1:透明または、半透明の基板とな
るプラスチック材料上に該材料に対して接着力の低い樹
脂を線状等のネガ、またはポジ無地網状微細パターン層
と、該材料に対して接着力があり、該微細パターン層に
対しても少なからず接着力を有する第1着色層と、該第
1着色層に対して接着力がある白色及至明色のインキ層
と、図案、絵柄等をスクリーンまたはグラビアまたはオ
フセット印刷で表示した第2着色層からなる道路用壁
材。
【0021】代表例2:透明又は、半透明材料上に該材
料に対して接着力の低い樹脂を線状等のネガ、又はポジ
無地網状微細パターン層と、該材料に対して接着力があ
り、該微細パターン層に対しても少なからず接着力を有
する文字、図案、絵柄等の像を表示した第1着色層と、
該第1着色層に対して接着力があり白色及至明色のイン
キ層と、スクリーン、グラビアまたはオフセット印刷等
によって施される文字、図案、絵柄等の像を表示した第
2着色層からなり、化学的あるいは機械的処理によって
該基板と樹脂を剥離させることにより得られる表裏で光
学特性の異なる道路用壁材。
【0022】代表例3:透明又は、半透明材料上に該材
料に対して接着力の高い樹脂を線状等のポジ無地網状微
細パターン層と、該微細パターン層に対しても接着力を
有する第1着色層と、該第1着色層に対して接着力があ
る隠蔽層の役割を果たす白色及至明色のインキ層と、図
案絵柄等をスクリーンまたはグラビアまたはオフセット
印刷で表示した第2着色層からなる道路用壁材。
【0023】代表例4:透明又は、半透明材料上に該材
料に対して接着力を有するポジ無地網状微細パターン層
と、該微細パターン層に対して接着力を有する文字、図
案、絵柄等の像を表示した第1着色層と、該第1着色層
に対して接着力があり白色及インキ層と、スクリーン、
グラビアまたはオフセット印刷等によって施される文
字、図案、絵柄等の像を表示した第2着色層からなる表
裏で光学特性の異なる道路用壁材。
【0024】(具体的実施例1)
【0025】図1は、本発明の詳細な一実施例であり、
アクリル樹脂で成形された基板1上に、該材料と接着性
が高いバインダー、例えばポリビニルアルコールあるい
はバインダー成分の比較的少ないあるいは体質顔料成分
の比較的多い脆弱性のインキにより、ネガ状の線状パタ
ーンをシルクスクリーン印刷方式により形成する。その
パターンを形成した基板1上に基板1と接着性のあるイ
ンキで該パターンの全面にスクリーン印刷方式で塗布す
る。
【0026】これを第1着色層3とする。該インキは基
板1と接着性のある樹脂例えばアクリル樹脂、塩化ビニ
ル酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル樹脂、飽和又は
不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂等である。
【0027】その上部に第1着色層3と接着性のあるイ
ンキで全面にベタ状にスクリーン印刷方式で塗布し隠蔽
層とする。これを白色及至明色のインキ層4とする。該
インキは第1着色層3と接着性のあるように第1着色層
3と同じ樹脂のインキを用いる。
【0028】隠蔽層として働く白色及至明色のインキ層
4は、2層構成あるいはそれ以上の積層構成とすること
が可能であり、それぞれ同じ樹脂を使用する限り異なる
色(例えば、白色層と明色層)とすることができる。ま
た、図示していないが該インキ層4が3層以上になる場
合は、白色及至明色のインキ層4の中間に暗色インキ層
を挿入する事が可能であることは確認できている。
【0029】該インキは該インキ層4と同様に第1着色
層3と接着性のあるように第1着色層3と同じ樹脂のイ
ンキを用いる。次にその上より1色又は数色のベタ、文
字、絵柄等を全面又は一部にスクリンまたはグラビアあ
るいはオフセット印刷により絵付けを行ない像とする。
これを第2着色層5とする。
【0030】但し、該第2着色層5をオフセット印刷に
より絵付けを行う場合は、該インキ層4の上にオフセッ
トインキに対して接着力を有する樹脂例えば、飽和また
は不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、アクリル
酸系樹脂、メタクリル酸系樹脂、マレイン酸系樹脂等を
用いたインキで全面ベタ状にスクリーン印刷方式で塗布
する。
【0031】このようにして、第2着色層5を形成した
上より、剥離支持層を設ける。剥離支持層は通常のセロ
ハン粘着テープを基板1上に貼着させることで設けられ
る。また剥離支持層は、透明又は着色した、乾燥後にお
いて引張強度のあるインキを使用してスクリーン印刷方
式等で設けてもよい。
【0032】このようにして、図1の積層構造体を備え
たパネルが形成される。本パネルを使用する場合は、剥
離支持層を第1着色層の下に予めパターン形成してお
き、基板1より微細パターン部分をリフトオフするもの
である。
【0033】剥離支持層をリフトオフすることによって
微細パターンは基板1より剥離し、第1着色層3、白色
及至明色のインキ層(場合により+暗色インキ層)4、
第2着色層5は基板1上に残留する。このようにして、
道路用壁材を形成することができる。
【0034】(具体的実施例2)
【0035】図2は、基板となるポリカーボネート樹脂
で成形されたプラスチック材料7上に、該材料に対して
接着力が高く、且つ耐光性が高いバインダー、例えばア
クリル酸系樹脂、メタクリル酸系樹脂又はマレイン酸系
樹脂のインキで該プラスチック材料7の全面にロールコ
ーターで塗布を行い高耐光性層2を設ける。
【0036】該高耐光性層2と接着性が低いバインダ
ー、例えばポリビニルアルコールあるいはバインダー成
分の比較的少ないあるいは体質顔料成分の比較的多い脆
弱性のインキにより、ネガ状の線状パターンをシルクス
クリーン印刷方式により形成する。
【0037】そのパターンを形成したプラスチック材料
7上に高耐光性層2と接着性のあるインキで該パターン
の全面にスクリーン印刷方式で塗布する。これを第1着
色層3とする。該インキは高耐光性層2と接着性のある
樹脂例えばアクリル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合
体樹脂、塩化ビニル樹脂、飽和又は不飽和ポリエステル
樹脂、アルキッド樹脂等である。
【0038】その上部に第1着色層3と接着性のあるイ
ンキで全面にベタ状にスクリーン印刷方式で塗布する。
【0039】これを白色及至明色のインキ層4とする。
該インキは第1着色層3と接着性のあるように第1着色
層3と同じ樹脂のインキを用いる。白色及至明色のイン
キ層4は、2層構成あるいはそれ以上の積層構成とする
ことが可能であり、それぞれ同じ樹脂を使用する限り異
なる色(例えば、白色層と明色層)とすることができ
る。
【0040】また、該インキ層4が3層以上になる場合
は、白色及至明色のインキ層4の中間に暗色インキ層を
挿入する事が可能であることは確認できている。
【0041】該インキは該インキ層4と同様に第1着色
層3と接着性のあるように第1着色層3と同じ樹脂のイ
ンキを用いる。次にその上より1色又は数色のベタ、文
字、絵柄等を全面又は一部にスクリンまたはグラビアあ
るいはオフセット印刷により絵付けを行う。これを第2
着色層5とする。
【0042】但し、該第2着色層5をオフセット印刷に
より絵付けを行う場合は、該インキ層4の上にオフセッ
トインキに対して接着力を有する樹脂例えば、飽和また
は不飽和ポリエステル樹脂アルキッド樹脂、アクリル酸
系樹脂、メタクリル酸系樹脂、マレイン酸系樹脂等を用
いたインキで全面ベタ状にスクリーン印刷方式で塗布す
る。
【0043】このようにして第2着色層5を形成した上
より、剥離支持層を設ける。剥離支持層は通常のセロハ
ン貼着テープを貼着させることで設けられる。また剥離
支持層は、透明又は着色した、乾燥後において引張強度
のあるインキを使用してスクリーン印刷方式等で設けて
もよい。
【0044】(具体的実施例3)
【0045】図3は、本発明の一実施例であり、ポリカ
ーボネート樹脂で形成されたプラスチック材料7上に、
該プラスチック材料に対して接着力が高く、且つ耐光性
が高いバインダー、例えばアクリル酸系樹脂、メタクリ
ル酸系樹脂又はマレイン酸系樹脂のインキで該プラスチ
ック材料7の全面にロールコーターで塗布を行い高耐光
性層2を設ける。
【0046】該高耐光性層2と接着性が低いバインダ
ー、例えばポリビニルアルコールあるいはバインダー成
分の比較的少ないあるいは体質顔料成分の比較的多い脆
弱性のインキにより、ネガ状の線状パターンをシルクス
クリーン印刷方式により形成する。
【0047】そのパターンを形成したプラスチック材料
上に高耐光性層2と接着性のあるインキで該パターンの
一部にスクリーン印刷方式でデザイン層6を塗布する。
該インキは高耐光性層2と接着性のある樹脂例えばアク
リル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、飽和又は不飽和ポリエステル樹脂、アルキッ
ド樹脂等である。
【0048】該デザイン層6の上に全面にスクリーン印
刷方式で塗布する。これを背景層13としてデザイン層
6と合わせて第1着色層とする。
【0049】背景層13の該インキはデザイン層6と接
着性のある樹脂例えばアクリル樹脂、塩化ビニル酢酸ビ
ニル共重合体樹脂、塩化ビニル樹脂、飽和又は不飽和ポ
リエステル樹脂、アルキッド樹脂等である。
【0050】その上部に背景層13と接着性のあるイン
キで全面にベタ状にスクリーン印刷方式で塗布する。こ
れを白色及至明色のインキ層4とする。
【0051】該インキは背景層13と接着性のあるよう
に背景層13と同じ樹脂のインキを用いる。
【0052】白色及至明色のインキ層4は、2層構成あ
るいはそれ以上の積層構成とすることが可能であり、そ
れぞれ同じ樹脂を使用する限り異なる色(例えば、白色
層と明色層)とすることができる。
【0053】また、該インキ層4が3層以上になる場合
は、白色及至明色のインキ層の中間に暗色インキ層を挿
入する事が可能であることは確認できている。
【0054】該インキは該インキ層4と同様に背景層1
3と接着性のあるように第1着色層3と同じ樹脂のイン
キを用いる。
【0055】次にその上より1色又は数色のベタ、文
字、絵柄等を全面又は一部にスクリンまたはグラビアあ
るいはオフセット印刷により絵付けを行う。これを第2
着色層5とする。
【0056】但し、該第2着色層5をオフセット印刷に
より絵付けを行う場合は、該インキ層4の上にオフセッ
トインキに対して接着力を有する樹脂例えば、飽和また
は不飽和ポリエステル樹脂アルキッド樹脂、アクリル酸
系樹脂、メタクリル酸系樹脂、マレイン酸系樹脂等を用
いたインキで全面ベタ状にスクリーン印刷方式で塗布す
る。
【0057】このようにして第2着色層5を形成した上
より、剥離支持層を設ける。剥離支持層は通常のセロハ
ン粘着テープを上に貼付させることで設けられる。
【0058】また剥離支持層は、透明又は着色した、乾
燥後において引張強度のあるインキを使用してスクリー
ン印刷方式等で設けてもよい。
【0059】尚図1に示すように、a側から観察すると
(例えば道路の外側)、該インキ層4且つ5を観察する
事が出来、b側から観察すると(例えば道路の内側、道
路上の車両等)、該インキ層3が観察でき且つa側の表
示パターン該インキ層4且つ5の影響をうけない。
【0060】
【発明の効果】本発明の交通機関用壁材は、透明、又は
半透明基板に積層された第1着色層及び第2着色層によ
って、表裏からそれぞれ第1着色層と第2着色層とを別
々に観察することができ、これまで1方向的にしか使用
できなかった透明交通機関用壁材に供するものである。
【0061】それにより、本発明の用途として、単に装
飾壁としての利用でないばあいでも、防音壁、防風壁、
防雪壁、防潮壁、排ガス防止壁、シェルター等を、その
機能のみの利用以外に視覚的利用をする事が可能にな
り、壁材の高度利用が可能になった。
【0062】例えば光学特性に関しては、外部からは通
常、環境との調和を考慮して定められるため、環境、地
理的条件によって定められる事が一般的であるが、その
ような条件を向上する事により近隣の環境保持、向上に
配慮する事が容易となり、建設が容易になる等の副次効
果がある。
【0063】また、内部からの光学特性は、景色に対し
配慮するだけではなく、道路標識や道路情報等の標識、
観光案内、宣伝広告等用途が広くなり、また、運転者の
視覚的疲労、錯覚、太陽直射、対向ヘッドライト直射等
の予防や防止が可能になり、交通事故等の防止効果も大
きい。
【0064】又、請求項2に関しては、以上の効果の持
続が可能になり、効果がいっそう大きくなる。
【0065】さらに、請求項3に関し、以上の効果の他
に、安価という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1とは別な本発明の一実施例を示す断面図で
ある。
【図3】図1や図2とは別な本発明の一実施例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 高耐光性層 3 第1着色層 4 白色及至明色のインキ層 5 第2着色層 6 デザイン層 7 プラスチック材料 13 背景層

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明又は、半透明基板上に微細パターン状
    に隠蔽層が1層又は複数層形成され、前記基板と隠蔽層
    の間に前記微細パターンと位置合わせされた第1着色層
    が形成され、前記隠蔽層の上に前記微細パターンと位置
    合わせされて第1着色層と光学特性が異なる第2着色層
    が形成され、ている交通機関用壁材。
  2. 【請求項2】透明又は、半透明基板上に微細パターン状
    に隠蔽層が1層又は複数層形成され、前記基板と隠蔽層
    の間に前記微細パターンと位置合わせされて像をなす第
    1着色層が形成され、前記隠蔽層の上に前記微細パター
    ンと位置合わせされて第1着色層の像と違う像をなす第
    2着色層が形成され、ている交通機関用壁材。
  3. 【請求項3】高耐光性材料層を備える請求項1の交通機
    関用壁材。
  4. 【請求項4】高耐光性材料層が、基板を兼ねる請求項1
    の交通機関用壁材。
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