JP3018289B1 - 自転車 - Google Patents

Abstract

【要約】 【解決手段】一端をヘッドパイプ１に取り付け、他端を
シ−トパイプ３に取り付けた上パイプ５と、一端をヘッ
ドパイプ１に取り付け、他端をハンガ−部６に取り付け
た下パイプ８を有する自転車において、シ−トパイプ３
とハンガ−部６の間を分断し、上パイプ５と下パイプ８
の間に内部に空気を充填したペットボトル12を介在させ
た自転車。 【効果】ふわふわした空中浮遊感覚でサイクリングを楽
しむことができ、しかも軽量で、且つペットボトル等を
使用できるため、安価な自転車を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、サスペンションのク
ッション材として内部に空気を充填した樹脂ボトルで構
成されるエア−クッションを使用する自転車に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】自転車には走行時の衝撃を和らげるため
に、サスペンション部材としてコイルスプリングやゴム
等のクッション材が使用されており、本願出願人も先
に、これらのクッション材を使用した自転車のサスペン
ションを提案した（実用新案登録番号第3010027 号) 。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来よ
り自転車に使用されているクッション材は重いコイルス
プリング等から構成されており、自転車の重量の可なり
の部分がクッション材によって占められており、またコ
イルバネ等のクッション材は価格が高い等の欠点もあ
る。

【０００４】そこで、本願発明者は自転車に使用するに
適した軽量で、しかも安価なクッション材の開発を目的
として鋭意研究の結果、内部に空気を充填したペットボ
トル等の樹脂ボトルが強度があり、この発明に適するク
ッション材になることを見出した。

【０００５】

【課題を解決するための手段】そこで、この発明は上記
知見に基づいて、一端をヘッドパイプに上下方向に回動
自在に枢着し、他端をシートパイプに取り付けられた上
パイプと、一端をヘッドパイプに取り付け、他端をハン
ガー部に取り付けた下パイプを有する自転車において、
シートパイプとハンガー部の間を分断し、上パイプと下
パイプの間乃至シートパイプとハンガー部との間にエア
ークッションを介在させた自転車を提案するものであ
る。

【０００６】

【作用】即ち、この発明に係る自転車はおいては分断さ
れた上パイプと下パイプ乃至シ−トパイプとハンガ−部
との間に内部に空気を充填した樹脂ボトル等で構成され
るエア−クションを介在させてあるが、これらのエア−
クッションは十分な強度があり、走行時の衝撃に耐える
ことができ、したがってそのクッション作用によりふわ
ふわした空中遊泳感覚で走行させることができる。

【０００７】また、この発明に係る自転車はエア−クッ
ションとして使用済みのペットボトル等を使用できるた
め、クッション材としてコイルスプリング等を使用した
従来の自転車に比べて軽量で、低価格で提供できる。

【０００８】なお、エア−クッションは上パイプと下パ
イプとの間乃至シ−トパイプとハンガ−部との間に直接
介在させてもよいが、支持部材を介して介在させてもよ
い。

【０００９】

【実施例】以下、この発明を図示の実施例に基づいて詳
細に説明すると、1はヘッドパイプ、２はシート、３は
その内部にシートポスト４を挿着したシートパイプで、
ヘッドパイプ1とシートパイプ3の間には一端をヘッドパ
イプ1の上部に上下方向に回動自在に枢着し、他端をシ
ートパイプ3に取り付けた上パイプ5が設けられている。

【００１０】一方、６はハンガ−部、７はチェ−ンステ
−で、ヘッドパイプ１とハンガ−部６の間には一端をヘ
ッドパイプ１の下部に、他端をハンガ−部６に取り付け
た下パイプ８が設けられている。

【００１１】上パイプ５の下方には、その両端がそれぞ
れ上パイプ５とシ−トパイプ３に取り付けられた第１支
持部材９を設け、下パイプ８の上方にはその両端がそれ
ぞれヘッドパイプ１と後輪の車軸10に取り付けられた第
２支持部材11を設け、第１支持部材９と第２支持部材11
との間に入口より内部に空気を充填したペットボトル12
を挟持、且つその前後にストッパ−13,13 を設けて固定
する。

【００１２】以上のような構成において、自転車の走行
時には上パイプ５と下パイプ８の間に介在されたペット
ボトル12には強い衝撃が加わるが、ペットボトル12はこ
れらの衝撃に十分に耐えることができ、したがってこの
発明に係る自転車ではこれらのクッション作用によりふ
わふわした空中浮遊感覚でサイクリングをすることがで
きる。

【００１３】また、この発明に係る自転車ではクッショ
ン材を樹脂ボトルで構成することができるため、軽量
で、更に使用済みのペットボトルを使用できるため、安
価で、しかもペットボトルのリサイクル問題も同時に解
決できる。

【００１４】勿論、この発明においては樹脂ボトルで構
成されるクッション材以外のエア−クッションを使用す
ることも可能である。

【００１５】

【発明の効果】以上要するに、この発明によれば、ふわ
ふわした空中浮遊感覚でサイクリングを楽しむことがで
き、しかも軽量で、且つペットボトル等を使用できるた
め、安価な自転車を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の一実施例を示す側面図

【符号の説明】

１はヘッドパイプ ２はシ−ト ３はシ−トパイプ ４はシ−トポスト ５は上パイプ ６はハンガ−部 ７はチェ−ンステ− ８は下パイプ ９は第１支持部材 10は後輪の車軸 11は第２支持部材 12はペットボトル 13,13 はストッパ−

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一端をヘッドパイプに上下方向に回動自
   在に枢着し、他端をシートパイプに取り付けられた上パ
   イプと、一端をヘッドパイプに取り付け、他端をハンガ
   ー部に取り付けた下パイプを有する自転車において、シ
   ートパイプとハンガー部の間を分断し、上パイプと下パ
   イプの間乃至シートパイプとハンガー部との間にエアー
   クッションを介在させたことを特徴とする自転車。
2. 【請求項２】 エアークッションが内部に空気を充填し
   た樹脂ボトルで構成する請求項1記載の自転車。