JP3018284U

JP3018284U - 電算機遠隔操作端末機

Info

Publication number: JP3018284U
Application number: JP1995006094U
Authority: JP
Inventors: 大輔松原
Original assignee: 大輔松原
Priority date: 1995-05-17
Filing date: 1995-05-17
Publication date: 1995-11-14
Anticipated expiration: 2001-05-17

Abstract

(57)【要約】【目的】小型で低性能で安価なペン入力ＰＤＡで、それ
以上の性能を持つあらゆる種類のコンピュータを遠隔操
作可能とし、作業側のコンピュータの能率を低下させる
ことなく、操作側のコンピュータであるＰＤＡを紛失・
損傷しても、遠隔地の貴重なプログラムやデータは紛失
・損傷せず安全となる電算機遠隔操作端末機を提供す
る。【構成】「ヴィデオモデム」（１１）を接続したＰＤＡ
「ブラウザ」（３）と、「ヴィデオステーション」
（４）を接続した遠隔地のコンピュータ（６）とで、入
出力データを電話回線（２０）で送受信し合う。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、携帯可能な小型コンピュータであるペン入力ＰＤＡで、遠隔地のあらゆる種類のコンピュータを操作可能とする電算機遠隔操作端末機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、モデムと画像データ送受信機能を持つソフトウェアを用いて、ペン入力ＰＤＡでではなく、あるコンピュータで別のコンピュータを遠隔操作する考案はあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題】

これは次のような欠点があった。（イ）当然ながら、遠隔操作するのにコンピュータがもう一台必要になり、費用が多くなる。しかも、操作側のコンピュータの機種や解像度が作業側の両方のコンピュータのそれと異なると遠隔操作できない。（ロ）作業側のコンピュータは、操作された作業だけでなく、画像データ送信という重作業もする。すると処理能力が低下し、本来の作業が滞る。（ハ）操作側のコンピュータに携帯可能な小型機が屋外で使われるかもしれない。もし、それが紛失・損傷すると、内蔵されていた貴重なプログラムやデータまでもが紛失・損傷してしまう。するとデータの安全性も低下する。本考案はこれらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ）モデムと接続するためのＲＳ−２３２Ｃ端子（３１）や仮想キーボード機能を搭載した従来のペン入力ＰＤＡ（１）に仮想マウス機能（２）を設けたことを特徴とする「ブラウザ」（３）。（ロ）後述のヴィデオステーション（４）へブラウザ（３）の操作入力データを圧縮して送信する圧縮回路Ａ（５）と、ヴィデオステーション（４）からコンピュータ（６）のモニタ出力データを解凍して受信する解凍回路Ａ（７）と、その受信したデジタル画像データをアナログＴＶデータに変換しテレビへ送信するヴィデオエンコード回路（８）と、ヴィデオ出力端子（９）とを、従来のモデムＡ（１０）に設けたことを特徴とする「ヴィデオモデム」（１１）。（ハ）入力ケーブル（１２）と、出力ケーブル（１３）と、ヴィデオモデム（１１）から解凍して受信した操作入力データをコンピュータ（６）へ送信する解凍回路Ｂ（１４）と、コンピュータ（６）から受信したモニタ出力データをヴィデオモデム（１１）へ圧縮して送信する圧縮回路Ｂ（１５）とを、従来のモデムＢ（１６）に設けたことを特徴とする「ヴィデオステーション」（４）。（ニ）ヴィデオモデム（１１）をＲＳ−２３２Ｃケーブル（１７）でブラウザ（３）のＲＳ−２３２Ｃ端子（３１）に、ヴィデオケーブル（１８）でテレビ（１９）に接続し、ヴィデオステーション（４）を入力ケーブル（１２）と出力ケーブル（１３）でコンピュータ（６）に接続し、電話回線（２０）でブラウザ（３）とコンピュータ（６）の入出力データを、ヴィデオモデム（１１）とヴィデオステーション（４）とが送受信し合うことで、あらゆる種類のコンピュータを遠隔操作可能にすることを特徴とする電算機遠隔操作端末機である。

【０００５】

【作用】

ヴィデオモデム（１１）をブラウザ（３）とテレビ（１９）と電話回線（２０）とに接続し、ヴィデオステーション（４）をコンピュータ（６）の入力端子（２３）と出力端子（２４）と電話回線（２０）とに接続する。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。（イ）ＲＳ−２３２Ｃケーブル（１７）で、ヴィデオモデム（１１）をブラウザ（３）のＲＳ−２３２Ｃ端子（３１）に接続し、ヴィデオケーブル（１８）で、ヴィデオモデム（１１）をテレビ（１９）に接続し、モジュラーケーブルＡ（２１）で、ヴィデオモデム（１１）をモジュラージャックＡ（２２）に接続する。（ロ）入力ケーブル（１２）で、ヴィデオステーション（４）をコンピュータ（６）の入力端子（２３）に接続し、出力ケーブル（１３）で、ヴィデオステーション（４）をコンピュータ（６）の出力端子（２４）に接続し、モジュラーケーブルＢ（２５）で、ヴィデオステーション（４）をモジュラージャックＢ（２６）に接続する。このようにして、テレビ電話のように電話回線（２０）で、コンピュータ（６）のモニタ出力データとブラウザ（３）の操作入力データを、ヴィデオステーション（４）とヴィデオモデム（１０）が送受信し合うことで、あらゆる種類のコンピュータをブラウザ（３）で遠隔操作可能とする。なお図３のように、携帯画面（２７）と携帯電話（２８）があれば、いつでもどこででも遠隔地のあらゆるコンピュータを操作可能となる。

【０００７】

【考案の効果】

（イ）操作側のコンピュータは単なる入力装置にすぎなくなるので、小型で低性能で安価なペン入力ＰＤＡで、それ以上の性能のコンピュータを遠隔操作可能となる。（ロ）ヴィデオエンコード回路のおかげで、コンピュータ専用のモニタでではなく、従来のテレビで画像データを見ることができる。すると、どんな種類のコンピュータのモニタ画像でも同じテレビ画像に変換されるので、あらゆる種類のコンピュータを遠隔操作可能となる。（ハ）作業側のコンピュータが、その能率を低下することはなくなる。画像データ送信の重作業は、作業コンピュータのではなく、ヴィデオステーションの作業になるからである。（ニ）操作側のコンピュータ・ブラウザを紛失・損傷しても、貴重なプログラムやデータは紛失・損傷せず安全となる。それらは、ブラウザの中ではなく、遠く離れた作業側のコンピュータの中にあるからである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案の使用状態を示す斜視図

【図３】本考案の他の実施例を示す斜視図

【符号の説明】

（１）ペン入力ＰＤＡ（ＰｅｒｓｏｎａｌＤｉｇｉ
ｔａｌＡｓｓｉｔａｎｔ）（２）仮想マウス機能（３）ブラウザ（４）ヴィデオステーション（５）圧縮回路Ａ（６）コンピュータ（７）解凍回路Ａ（８）ヴィデオエンコード回路（９）ヴィデオ出力端子（１０）モデムＡ（１１）ヴィデオモデム（１２）入力ケーブル（１３）出力ケーブル（１４）解凍回路Ｂ（１５）圧縮回路Ｂ（１６）モデムＢ（１７）ＲＳ−２３２Ｃケーブル（１８）ヴィデオケーブル（１９）テレビ（２０）雷話回線（２１）モジュラーケーブルＡ（２２）モジュラージャックＡ（２３）入力端子（２４）出力端子（２５）モジュラーケーブルＢ（２６）モジュラージャックＢ（２７）携帯画面（２８）携帯電話（２９）入力装置（キーボード、マウス）（３０）出力装置（モニタ）（３１）ＲＳ−２３２Ｃ端子

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】モデムと接続するためのＲＳ−２３２Ｃ端
子（３１）や仮想キーボード機能を搭載した従来のペン
入力ＰＤＡ（１）に仮想マウス機能（２）を設けたこと
を特徴とする「ブラウザ」（３）。
【請求項２】後述のヴイデオステーション（４）へブラ
ウザ（３）の操作入力データを圧縮して送信する圧縮回
路Ａ（５）と、ヴィデオステーション（４）からコンピ
ュータ（６）のモニタ出力データを解凍して受信する解
凍回路Ａ（７）と、その受信したデジタル画像データを
アナログＴＶデータに変換しテレビへ送信するヴィデオ
エンコード回路（８）と、ヴィデオ出力端子（９）と
を、従来のモデムＡ（１０）に設けたことを特徴とする
「ヴィデオモデム」（１１）。
【請求項３】入力ケーブル（１２）と、出力ケーブル
（１３）と、ヴィデオモデム（１１）から解凍して受信
した操作入力データをコンピュータ（６）へ送信する解
凍回路Ｂ（１４）と、コンピュータ（６）から受信した
モニタ出力データをヴィデオモデム（１１）へ圧縮して
送信する圧縮回路Ｂ（１５）とを、従来のモデムＢ（１
６）に設けたことを特徴とする「ヴィデオステーショ
ン」（４）。
【請求項４】ヴィデオモデム（１１）をＲＳ−２３２Ｃ
ケーブル（１７）でブラウザ（３）のＲＳ−２３２Ｃ端
子（３１）に、ヴィデオケーブル（１８）でテレピ（１
９）に接続し、ヴィデオステーション（４）を入力ケー
ブル（１２）と出力ケーブル（１３）でコンピュータ
（６）に接続し、電話回線（２０）でブラウザ（３）と
コンピュータ（６）の入出力データを、ヴィデオモデム
（１１）とヴィデオステーション（４）とが送受信し合
うことで、あらゆる種類のコンピュータを遠隔操作可能
にすることを特徴とする電算機遠隔操作端末機。