JP3018016U - 苺栽培用単株フェンス - Google Patents

苺栽培用単株フェンス

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JP3018016U
JP3018016U JP1995005506U JP550695U JP3018016U JP 3018016 U JP3018016 U JP 3018016U JP 1995005506 U JP1995005506 U JP 1995005506U JP 550695 U JP550695 U JP 550695U JP 3018016 U JP3018016 U JP 3018016U
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JP1995005506U
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Inventor
興一 古谷
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豊洋精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の苺栽培用の連続フェンス或いは長尺シ
−ト等の問題点を悉く解消し、新たな作用効果をもたら
す、苺栽培用単株フェンスの提供。 【構成】 美観のための調整部分を除き、200mm前
後の幅を有し、100mmから150mm程度の高さを
有する枠部材の中に、50mmから60mm前後の間隔
で縦及び横に梁部材を設け、該枠部材の中央部に該枠部
材と頂部を揃えた高さ約300mm前後の2本の脚を幅
約100mm前後の間隔をおいて配してなる苺栽培用単
株フェンス。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、苺栽培用のフェンスに係わり、詳しくは一株づづの苺の状況に応じ て対処できる苺栽培用単株フェンスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、苺の栽培には、例えば実公平4−51132号公報、実開平5−227 848号公報当により提案されているように、苺の栽培列に並行して多数の支柱 を立設し、これに有孔板部材或いは栽培用ネット等の長尺フェンス又は長尺ネッ トを架設し、これを境界として一方に苺の枝葉の部分を待避させつつ、他方には 蔓のみの進出を可能にし、苺が開花・結実する場を確保して栽培を行い、実に十 分な太陽光線を照射して熟成期を早め、完熟苺の収穫率を向上する苺の栽培方法 が採られている。
【0003】 しかるにこれ等の提案による有孔板部材或いは栽培用ネット等の長尺フェンス 又は長尺ネットは、個々の成育状態が異なる苺に一括的に一様な境界を設ける不 自然さがもたらす苺の不均等な成育、また、長尺フェンス又は長尺ネット等の重 量、その上連続構造の長尺物のため、ハンドリング用具、作業者毎の体力差等に 応じて分割する事ができず、作業性、生産性の悪化、作業効率の低下、作業者の 特定化による作業の困難さ等の問題があり、これ等の改善が求められていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記した従来の苺栽培用の連続フェンス或いは長尺シ−ト等の問題 点を悉く解消し、新たな作用効果をもたらす、苺栽培用単株フェンスの提供を課 題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記した課題を達成するため、枠部材1が中央美観調整部材4、上部 美観調整部材5、両サイド美観調整部材6を除き、200mmから300mm前 後の幅を有し、100mmから150mm程度の高さを有し、該枠部材1の中に 50mmから60mm前後の間隔で縦梁部材2及び横梁部材3を設け、該枠部材 1の中央部に該枠部材と頂部を揃えた高さ約300mm前後の2本の脚7を幅約 100mm前後の間隔をおいて設け、両サイド美観調整部分材6が左右の上部に 向かって延び、左右両端部の縦梁部材2と横梁部材3の結合部に合流して左右斜 め下半分をえぐった形状になっている苺栽培用単株フェンスを第1手段とし、
【0006】 第1の手段に記載の苺栽培用単株フェンスにおいて、両サイド美観調整部分 材6と左右両端部の縦梁部材2と横梁部材3が合流する結合部から長さ15mm 程度の垂下体66を設けてなる苺栽培用単株フェンス。両サイド美観調整部分材 6の左右上端部から長さ15mm程度の垂下体66を設けてなる苺栽培用単株フ ェンスを第2手段とし、
【0007】 開口容易な放出口を有する細管路を前記枠部材、及び縦・横梁部材、並びに各 美観調整部材、更には脚の全部または一部の内部に設けた第1手段または第2手 段に記載の苺栽培用単株フェンスを第3手段とする。
【0008】
【作用】
本考案は、上記の手段により、:風当たり、日当たり、畝作りの差から生ず る微妙な成育の差に対応して、各々の苺株毎に枝葉分離壁の設置が可能となり、 苺に無理のない均等な条件下で栽培が行われる結果、更に熟成期を早め、完熟苺 の収穫率が向上する。:一株分づつ分離しているので用具の取扱重量が軽く、 運搬にも立設にも作業者の負担は軽度で、老若男女の全員による苺栽培用単株フ ェンスの立設・移動・解体作業が可能であり作業が円滑安全に早く進む。これに より作業性、生産性は一段と向上する。:両サイド美観調整部分材6が左右の 上部に向かって延び、左右両端部の縦梁部材2と横梁部材3の結合部に合流して 左右斜め下半分がえぐられた形状となっているので、1番・2番花芽の開花・結 実後、株の成長に合わせてフェンスを移動する時、延びた3番・4番花芽の蔓を 両サイド美観調整部分材6に引っかけて損傷することがなくなり、収穫の減少が 防止できる。:更に両サイド美観調整部分材6が左右の上部に向かって延び、 左右両端部の縦梁部材2と横梁部材3の結合部に合流した位置から長さ15mm 程度の垂下体66を設けているので、株の成長に合わせてフェンスを移動した後 も延びた3番・4番花芽の蔓が両サイド美観調整部分材6から外れ、習性に従っ て上方に立ち上がり、葉による遮光で完熟不良となるのを防止し、これにより3 番花、4番花の結実時には実は地上を着地し、完熟苺の収穫を増大する。:立 設時、中空細管路の放出口を開口しておくと、枠部材、及び縦・横梁部材、並び に各美観調整部材、更には脚の全部または一部の内部に設けた細管路から放出さ れる所要の薬剤等により、苺栽培の大部分の作業が省略できる等本考案特有の作 用をもたらす。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を示す図1乃至図4を基に説明する。図1は本考案の 苺栽培用単株フェンスの正面図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は第2手 段を使用した他の例の苺栽培用単株フェンスの正面図、図4は図3のA−A矢視 断面図である。
【0010】 図において、1は枠部材、2は縦梁部材、3は横梁部材、4は中央美観調整部 材、5は上部美観調整部材、6は両サイド美観調整部材でフェンスの位置替え時 に上に持ち上げるフェンスによる蔓の損傷を予防するえぐり部を兼ねている。つ まり両サイド美観調整部材6が左右の上部に向かって延び、左右両端部の縦梁部 材2と横梁部材3の結合部で合流し、左右斜め下半分をえぐった形状となってい る。これは1番・2番花芽の開花結実後に行う3番・4番花芽の開花結実に備え たフェンスの移動時に、花芽の蔓を引っかけ3番・4番花芽による収穫を失うこ とを予防する。66は両サイド美観調整部材6が前記左右両端部の縦梁部材2と 横梁部材3の結合部に達した位置から15mm程度垂下した垂下体で、3番・4 番花芽の開花結実に備えてフェンスを移動後、成長を続ける3番・4番花芽の蔓 の習性に基づく立ち上がりを抑制し、結実時には実を地上に着地し且つ葉による 遮光を防いで完熟苺の収穫の増大をもたらす。7は立設用の脚、8は開口容易な 放出口、9は細管路、10は注入止栓部である。なお図3に示す注入止栓部10 は左右に対象に設けても良い。本例の注入止栓部10の栓体の先端部は放出口8 の開口具として使用可能になっている。
【0011】 本例は図に示す如く、枠部材1、中央美観調整部材4、上部美観調整部材5、 両サイド美観調整部材と蔓の損傷を予防するえぐり部を兼ねる6からなり、枠部 材1は中央美観調整部材4、上部美観調整部材5、両サイド美観調整部材6を除 き、200mmから300mm前後の幅を有し、100mmから150mm程度 の高さを有する。この枠部材1は50mmから60mm前後の間隔で縦梁部材2 及び横梁部材3を設け、該枠部材1の中央部に設けた該枠部材1と頂部を揃えた 高さ約300mm前後、幅約100mm前後の2本の脚7で保持されている。
【0012】 苺の栽培方法は地域によって異なり例えば株間等は200mmから300mm 程度にばらつく、この株間寸法の異なりにより苺の株の繁茂の状況にも差が見ら れ、その高さ方向の広がりも異にし、上記の如く枠部材1と頂部を揃えた高さ約 300mm前後の2本の脚7で保持される枠部材1にあってはその高さ方向の寸 法は100mmから150mm程度にばらつく、従って本考案の枠部材1の寸法 はこれに対応して提供し使用される。
【0013】 また、本例の枠部材1及び両サイド美観調整部材と蔓の損傷を予防するえぐり 部を兼ねる6は、図示の如き50〜60mm前後の空間、月形の空間を更に目の 小さい碁盤目状或いは網目状としても良い。
【0014】 また、本例に用いた枠部材1及び縦・横梁部材2と3、各美観調整部材4と5 と6、脚7は3.5mm径の太さであり、使用した材料は合成樹脂である。製作 材料には、防虫剤等を含浸或いは塗布しても良い。
【0015】 更に、枠部材1及び縦・横梁部材2と3、各美観調整部材4と5と6、脚7等 の全部または一部の内部に、ピン等で開口できる放出口8を地上部分と地下部分 の何れかまたは両方に有する細管路9を設け、防虫剤、液肥、両者の効能を持つ 蒸散剤、除草剤、液肥、粉末肥料、芳香剤等を注入し止栓して使用し必要に応じ て補充、詰め替えを注入止栓部10で行うっても良い。特に細管路9を苺栽培用 単株フェンスの全体に使用すると全体が、脚7に用いると脚7の断面がパイプ状 になり軽量になって更に取扱が容易になる一方高い剛性を発揮するので強い風雨 にも立設状態が安定する等、細管路9を内設した本考案の苺栽培用単株フェンス は一石三鳥の実用性を発揮する。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、上記した手段を用い、この手段から生ずる特有の作用を活用するの で、苺の1番花芽から4番花芽程度までに行うフェンスの移動も円滑に行え、各 花芽の立ち上がり癖を抑制して実を地上に安定して着値させるので、各花芽は十 分に成育し、開花し、結実すると共に、実は十分な太陽光線の照射を受けて、熟 成期を早め、完熟苺の収穫率を向上し、栽培作業においては、取り扱う苺栽培用 単株フェンスの軽量さ、中空フェンスによる除虫、除草、施肥等の作業の省力等 により、迅速的確に実施することが可能となって作業性、安全性は格段に向上す る等、この種分野にもたらす効果は大きく、関連分野への波及効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】苺栽培用単株フェンスの正面図。
【図2】図1のA−A矢視断面図。
【図3】第3手段を使用した他の例の苺栽培用単株フェ
ンスの正面図
【図4】図3のA−A矢視断面図
【符号の説明】
1:枠部材 2:縦梁部材 3:横梁部材 4:中央美観調整部材 5:上部美観調整部材 6:両サイド美観調整部材 66:垂下体 7:脚 8:開口容易な放出口 9:細管路 10:注入封印部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠部材1が中央美観調整部材4、上部美
    観調整部材5、両サイド美観調整部材6を除き、200
    mmから300mm前後の幅を有し、100mmから1
    50mm程度の高さを有し、該枠部材1の中に50mm
    から60mm前後の間隔で縦梁部材2及び横梁部材3を
    設け、該枠部材1の中央部に該枠部材と頂部を揃えた高
    さ約300mm前後の2本の脚7を幅約100mm前後
    の間隔をおいて設け、両サイド美観調整部分材6が左右
    の上部に向かって延び、左右両端部の縦梁部材2と横梁
    部材3の結合部に合流して左右斜め下半分がえぐった形
    状になっている苺栽培用単株フェンス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の苺栽培用単株フェンス
    において、両サイド美観調整部分材6と左右両端部の縦
    梁部材2と横梁部材3が合流する結合部から長さ15m
    m程度の垂下体66を設けてなる苺栽培用単株フェン
    ス。
  3. 【請求項3】 開口容易な放出口を有する細管路を前記
    枠部材、及び縦・横梁部材、並びに各美観調整部材、更
    には脚の全部または一部の内部に設けた請求項1または
    請求項2に記載の苺栽培用単株フェンス。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3375816B2 (ja) 1996-02-28 2003-02-10 株式会社戸上化成 苺の果実出し器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3375816B2 (ja) 1996-02-28 2003-02-10 株式会社戸上化成 苺の果実出し器

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