JP3017765B2 - 同期機の励磁制御装置 - Google Patents
同期機の励磁制御装置Info
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B9/00—Safety arrangements
- G05B9/02—Safety arrangements electric
- G05B9/03—Safety arrangements electric with multiple-channel loop, i.e. redundant control systems
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02H—EMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
- H02H7/00—Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
- H02H7/06—Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric generators; for synchronous capacitors
- H02H7/065—Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric generators; for synchronous capacitors against excitation faults
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P9/00—Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output
- H02P9/10—Control effected upon generator excitation circuit to reduce harmful effects of overloads or transients, e.g. sudden application of load, sudden removal of load, sudden change of load
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Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は同期機の励磁制御装置に関するものであり、
特に信頼性を高めるために多重化した同期機の励磁制御
装置に関する。
特に信頼性を高めるために多重化した同期機の励磁制御
装置に関する。
（従来の技術） 一般に、同期機の励磁制御装置は、同期機の端子電圧
を一定に制御する自動電圧調整機能を基本機能とし、付
加機能として同期機をその運転能力限界内で安定に運転
させるための過励磁制限機能や不足励磁制限機能を有し
ている。さらにまた、力率や無効電力を一定にするため
の二次調整機能等多数の複雑な制御装置を有している。
を一定に制御する自動電圧調整機能を基本機能とし、付
加機能として同期機をその運転能力限界内で安定に運転
させるための過励磁制限機能や不足励磁制限機能を有し
ている。さらにまた、力率や無効電力を一定にするため
の二次調整機能等多数の複雑な制御装置を有している。
ところで、この励磁制御装置に故障が発生すると、制
御異常となったり、制御動作が停止してしまったりし
て、同期機の運転継続ができなくなってしまうことがあ
る。したがって、励磁制御装置には高い信頼性が求めら
れる。特に事業用発電設備の大容量同期発電機の場合
は、この公共性や電力供給の社会的重要性から非常に高
い信頼性を必要とする。
御異常となったり、制御動作が停止してしまったりし
て、同期機の運転継続ができなくなってしまうことがあ
る。したがって、励磁制御装置には高い信頼性が求めら
れる。特に事業用発電設備の大容量同期発電機の場合
は、この公共性や電力供給の社会的重要性から非常に高
い信頼性を必要とする。
このように高い信頼性が必要な制御装置では、故障が
発生しないように制御装置自身の信頼性を高める一方、
故障が発生しても制御対象機器の運転が継続できるよう
に制御装置を多重化構成することが一般的に用いられて
いる。
発生しないように制御装置自身の信頼性を高める一方、
故障が発生しても制御対象機器の運転が継続できるよう
に制御装置を多重化構成することが一般的に用いられて
いる。
第５図は多重化構成した同期機の励磁制御装置の従来
例を示す構成図である。
例を示す構成図である。
同期機１の界磁巻線２には界磁遮断器３を介して三相
均一ブリッジ結線のサイリスタ整流装置４から界磁電流
が供給され、サイリスタ整流装置４の交流電源EAは同期
機１の出力から励磁用変圧器５を介して供給される。
均一ブリッジ結線のサイリスタ整流装置４から界磁電流
が供給され、サイリスタ整流装置４の交流電源EAは同期
機１の出力から励磁用変圧器５を介して供給される。
一方、自動電圧調整部6a,6b,6cは同期機１の端子電圧
を計器用変圧器７を介して検出し、この端子電圧が目標
値となるように制御演算を行ない、制御信号CA,CB,CCを
出力する。
を計器用変圧器７を介して検出し、この端子電圧が目標
値となるように制御演算を行ない、制御信号CA,CB,CCを
出力する。
位相制御部8a,8b,8cは交流電源電圧EAを変圧器９を介
して入力し、この交流電源電圧を基準位相として制御信
号CA,CB,CCに応じて変化する位相信号PA,PB,PCに出力す
る。
して入力し、この交流電源電圧を基準位相として制御信
号CA,CB,CCに応じて変化する位相信号PA,PB,PCに出力す
る。
中間パルス選択部10a,10b,10cは、位相信号PA,PB,PC
の内の中間位相の位相信号を選択して位相信号PLA,PLB,
PLCを出力する。
の内の中間位相の位相信号を選択して位相信号PLA,PLB,
PLCを出力する。
パルス出力部11a,11b,11cは位相信号PLA,PLB,PLCの示
す位相において各々点孤パルスを出力するが、この出力
は論理和接続され、その点孤パルスPLをサイリスタ整流
装置４に供給する構成となっている。
す位相において各々点孤パルスを出力するが、この出力
は論理和接続され、その点孤パルスPLをサイリスタ整流
装置４に供給する構成となっている。
通常運転時、自動電圧調整部6a,6b,6c及び位相制御部
8a,8b,8cは各々同一の作用をするが、自動電圧調整部6
a,6b,6cの端子電圧検出誤差や位相制御部8a,8b,8cの基
準位相検出誤差等によって制御信号CA,CB,CC及び位相信
号PA,PB,PCは各々わずかな差を持って動作する。
8a,8b,8cは各々同一の作用をするが、自動電圧調整部6
a,6b,6cの端子電圧検出誤差や位相制御部8a,8b,8cの基
準位相検出誤差等によって制御信号CA,CB,CC及び位相信
号PA,PB,PCは各々わずかな差を持って動作する。
中間パルス選択部10a,10b,10cは、位相信号PA,PB,PC
の内の中間位相の位相信号を選択して出力するので、位
相信号PLA,PLB,PLCは各々同一信号となる。
の内の中間位相の位相信号を選択して出力するので、位
相信号PLA,PLB,PLCは各々同一信号となる。
従って、パルス出力部11a,11b,11cが出力する点孤パ
ルスは各々同一信号となり、これを論理和した点孤パル
スPLも同一信号となる。
ルスは各々同一信号となり、これを論理和した点孤パル
スPLも同一信号となる。
第６図は、中間パルス選択部10aの構成図であり、論
理積12と論理和13により多数決回路を構成しているの
で、位相信号PLAは位相信号PA,PB,PCの多数決結果とな
る。中間パルス選択部10b,10cは中間パルス選択部10aと
同一の構成である。
理積12と論理和13により多数決回路を構成しているの
で、位相信号PLAは位相信号PA,PB,PCの多数決結果とな
る。中間パルス選択部10b,10cは中間パルス選択部10aと
同一の構成である。
第７図は、従来の励磁制御装置の動作を示す波形図で
ある。サイリスタ整流装置４は三相均一ブリッジ結線の
ため、点孤パルスPLと位相信号PA,PB,PC,PLA,PLB,PLCは
各々６相分の信号を有するが、第７図においてはこのう
ちの１相分の信号を示す。また、位相信号PLA,PLB,PLC
は同一信号となるので、位相信号PLAのみを示す。
ある。サイリスタ整流装置４は三相均一ブリッジ結線の
ため、点孤パルスPLと位相信号PA,PB,PC,PLA,PLB,PLCは
各々６相分の信号を有するが、第７図においてはこのう
ちの１相分の信号を示す。また、位相信号PLA,PLB,PLC
は同一信号となるので、位相信号PLAのみを示す。
交流電源EAの周期t1は通常の動作を示し、位相信号P
A,PB,PCは各々交流電源EAの位相を基準に制御信号CA,C
B,CCに比例した信号となる。位相信号PLAは位相信号PA,
PB,PCの多数決結果となるので、位相信号PAと同一信号
となる。すなわち、位相信号PLAは３個の位相信号PA,P
B,PCのうちの中間位相を示す位相信号PAを選択したこと
になる。点孤パルスPLは、位相信号PLAの立上りから所
望の幅のパルス信号となる。
A,PB,PCは各々交流電源EAの位相を基準に制御信号CA,C
B,CCに比例した信号となる。位相信号PLAは位相信号PA,
PB,PCの多数決結果となるので、位相信号PAと同一信号
となる。すなわち、位相信号PLAは３個の位相信号PA,P
B,PCのうちの中間位相を示す位相信号PAを選択したこと
になる。点孤パルスPLは、位相信号PLAの立上りから所
望の幅のパルス信号となる。
次に、自動電圧調整部6aと位相制御部8aとのいずれか
一方または両方が故障して位相信号PAが出力されなくな
った場合の動作を周期t2に示す。この場合、位相信号PL
Aは位相信号PB,PCの論理積結果となるので位相信号PCと
同一信号になる。
一方または両方が故障して位相信号PAが出力されなくな
った場合の動作を周期t2に示す。この場合、位相信号PL
Aは位相信号PB,PCの論理積結果となるので位相信号PCと
同一信号になる。
さらに、位相信号PAが出力されなくなった状態で、自
動電圧調整部6cと位相制御部8bのいずれか一方または両
方が故障して位相信号PBが出力されなくなった場合の動
作を周期t3に示す。この場合、位相信号PLAは出力しな
くなるので点孤パルスPLも出力しなくなる。
動電圧調整部6cと位相制御部8bのいずれか一方または両
方が故障して位相信号PBが出力されなくなった場合の動
作を周期t3に示す。この場合、位相信号PLAは出力しな
くなるので点孤パルスPLも出力しなくなる。
（発明が解決しようとする課題） このような従来の励磁制御装置では、三重化した自動
電圧調整部6a,6b,6cと位相制御部8a,8b,8cのうちの一系
列が故障しても、中間パルス選択部10a,10b,10cの作用
によって位相信号PA,PB,PCのうちの正常な位相信号が選
択され、それに応じて点孤パルスPLが出力されるが、二
系列が故障した場合は正常な運転ができなくなるという
欠点があった。
電圧調整部6a,6b,6cと位相制御部8a,8b,8cのうちの一系
列が故障しても、中間パルス選択部10a,10b,10cの作用
によって位相信号PA,PB,PCのうちの正常な位相信号が選
択され、それに応じて点孤パルスPLが出力されるが、二
系列が故障した場合は正常な運転ができなくなるという
欠点があった。
本発明は三重化した制御装置のうちの二系列が故障し
ても、正常な運転を継続することのできる極めて信頼性
の高い励磁制御装置を提供することにある。
ても、正常な運転を継続することのできる極めて信頼性
の高い励磁制御装置を提供することにある。
［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本願発明は、同期機の端子電圧を調整するための制御
信号（CA,CB,CC）を各々出力する３組の自動電圧調整部
（6a,6b,6c）と、前記３組の自動電圧調整部（6a,6b,6
c）から出力される各制御信号（CA,CB,CC）に応じてH/L
に変化する２値位位相信号（PA,PB,PC）を各々出力する
３組の位相制御部（8a,8b,8c）と、前記３組の位相制御
部（8a,8b,8c）からそれぞれ出力される３個の２値位相
信号（PA,PB,PC）を入力し、これら３個の２値位相信号
（PA,PB,PC）のうち、２つ以上の信号がＨとなる位相区
間をＨとする２値位相信号を出力する多数決回路手段
（12,13）を有する３組の中間パルス選択部（14a,14b,1
4c）と、前記３組の中間パルス選択部（14a,14b,14c）
から出力される各２値信号に基づいて点弧パルスを各々
出力する３組のパルス出力部（11a,11b,11c）と、前記
３組のパルス出力部（11a,11b,11c）から出力される３
個の点孤パルスの論理和を入力して同期機（１）の界磁
巻線（２）を供給する界磁電流を制御するサイリスタ整
流装置（４）とを備えた同期機の励磁制御装置におい
て、 前記３組の中間パルス選択部（14a,14b,14c）にはそ
れぞれに切替手段（15）を設けると共に、当該切替手段
（15）は、前記各組の自動電圧調整部（6a,6b,6c）と位
相制御部（8a,8b,8c）の内少なくともいずれか一方が故
障したとき有効となる３個の故障信号（DA,DB,DC）を入
力して、当該３個の故障信号（DA,DB,DC）が全て有効で
ないときは、前記３組の位相制御部から出力される正常
な３個の２値位相信号（PA,PB,PC）をそのまま出力し、
前記３個の故障信号のうち１個が有効となったときは、
該有効となった故障信号に対応する位相信号を除く正常
な２個の位相信号と１個のＬ信号を出力し、前記３個の
故障信号（DA,DB,DC）のうち２個が有効となったとき
は、残る１個の正常な２値位相信号とＨ信号とＬ信号を
出力する構成とし、この切替手段（15）から出力される
３個の信号（PHA,PHB,PHC）をそれぞれ前記多数決回路
手段（10a）へ入力するように構成したことを特徴とす
る。
信号（CA,CB,CC）を各々出力する３組の自動電圧調整部
（6a,6b,6c）と、前記３組の自動電圧調整部（6a,6b,6
c）から出力される各制御信号（CA,CB,CC）に応じてH/L
に変化する２値位位相信号（PA,PB,PC）を各々出力する
３組の位相制御部（8a,8b,8c）と、前記３組の位相制御
部（8a,8b,8c）からそれぞれ出力される３個の２値位相
信号（PA,PB,PC）を入力し、これら３個の２値位相信号
（PA,PB,PC）のうち、２つ以上の信号がＨとなる位相区
間をＨとする２値位相信号を出力する多数決回路手段
（12,13）を有する３組の中間パルス選択部（14a,14b,1
4c）と、前記３組の中間パルス選択部（14a,14b,14c）
から出力される各２値信号に基づいて点弧パルスを各々
出力する３組のパルス出力部（11a,11b,11c）と、前記
３組のパルス出力部（11a,11b,11c）から出力される３
個の点孤パルスの論理和を入力して同期機（１）の界磁
巻線（２）を供給する界磁電流を制御するサイリスタ整
流装置（４）とを備えた同期機の励磁制御装置におい
て、 前記３組の中間パルス選択部（14a,14b,14c）にはそ
れぞれに切替手段（15）を設けると共に、当該切替手段
（15）は、前記各組の自動電圧調整部（6a,6b,6c）と位
相制御部（8a,8b,8c）の内少なくともいずれか一方が故
障したとき有効となる３個の故障信号（DA,DB,DC）を入
力して、当該３個の故障信号（DA,DB,DC）が全て有効で
ないときは、前記３組の位相制御部から出力される正常
な３個の２値位相信号（PA,PB,PC）をそのまま出力し、
前記３個の故障信号のうち１個が有効となったときは、
該有効となった故障信号に対応する位相信号を除く正常
な２個の位相信号と１個のＬ信号を出力し、前記３個の
故障信号（DA,DB,DC）のうち２個が有効となったとき
は、残る１個の正常な２値位相信号とＨ信号とＬ信号を
出力する構成とし、この切替手段（15）から出力される
３個の信号（PHA,PHB,PHC）をそれぞれ前記多数決回路
手段（10a）へ入力するように構成したことを特徴とす
る。
（作用） 前記３組の中間パルス選択部（14a,14b,14c）が切替
手段（15）および多数決回路手段（12,13:10a）から構
成されることにより、それぞれ３個の故障信号（DA,DB,
DC）が全て有効でないとき３個の位相信号（PA,PB,PC）
の多数決論理信号を出力し、前記３個の故障信号（DA,D
B,DC）のうち１個が有効となったとき対応しない２個の
位相信号の論理和信号を出力し、前記故障信号のうち２
個が有効となったときは対応しない残り１個の位相信号
を出力することができるようになる。従って、三重化し
た励磁制御装置の縮退によらず点孤パルスを確実にサイ
リスタ整流装置に供給することが可能となり、より信頼
性の高い同期機の励磁制御装置が得られるようになる。
手段（15）および多数決回路手段（12,13:10a）から構
成されることにより、それぞれ３個の故障信号（DA,DB,
DC）が全て有効でないとき３個の位相信号（PA,PB,PC）
の多数決論理信号を出力し、前記３個の故障信号（DA,D
B,DC）のうち１個が有効となったとき対応しない２個の
位相信号の論理和信号を出力し、前記故障信号のうち２
個が有効となったときは対応しない残り１個の位相信号
を出力することができるようになる。従って、三重化し
た励磁制御装置の縮退によらず点孤パルスを確実にサイ
リスタ整流装置に供給することが可能となり、より信頼
性の高い同期機の励磁制御装置が得られるようになる。
（実施例） 第１図は本発明の一実施例を示す構成図である。同図
において、第５図に示した従来例と同一部分に同一符号
を付してその説明を省略する。
において、第５図に示した従来例と同一部分に同一符号
を付してその説明を省略する。
中間パルス選択部14a,14b,14cは、各々位相信号PA,P
B,PCと故障信号DA,DB,DCとを入力とし、位相信号PLA,PL
B,PLCを出力する。
B,PCと故障信号DA,DB,DCとを入力とし、位相信号PLA,PL
B,PLCを出力する。
故障信号DAは、図示しない故障検出手段によって自動
電圧調整部6aと位相制御部8aのいずれか一方または両方
が故障した時に有効（以下Ｈと略称する）になるもので
あり、故障信号DB,DCは故障信号DAと同様に各々自動電
圧調整部6b,6cと位相制御部8b,8cのいずれか一方または
両方が故障した時にＨになり、故障していない時は無効
（以下Ｌと略称する）となるものである。
電圧調整部6aと位相制御部8aのいずれか一方または両方
が故障した時に有効（以下Ｈと略称する）になるもので
あり、故障信号DB,DCは故障信号DAと同様に各々自動電
圧調整部6b,6cと位相制御部8b,8cのいずれか一方または
両方が故障した時にＨになり、故障していない時は無効
（以下Ｌと略称する）となるものである。
第２図は中間パルス選択部14aの構成図であり、同図
において第６図と同一部分には同一符号を付してその説
明を省略する。切替部15は、位相信号PA,PB,PCに対応し
た位相信号PHA,PHB,PHCを出力するものであり、故障信
号DA,DB,DCが全てＬの時は位相信号PHA,PHB,PHCは各々
位相信号PA,PB,PCと同一の値となる。
において第６図と同一部分には同一符号を付してその説
明を省略する。切替部15は、位相信号PA,PB,PCに対応し
た位相信号PHA,PHB,PHCを出力するものであり、故障信
号DA,DB,DCが全てＬの時は位相信号PHA,PHB,PHCは各々
位相信号PA,PB,PCと同一の値となる。
故障信号DA,DB,DCのうち、いずれか１個がＨの場合
は、それんい対応した位相信号PHA,PHB,PHCのいずれか
がＨになる。
は、それんい対応した位相信号PHA,PHB,PHCのいずれか
がＨになる。
故障信号DA,DB,DCのうちいずれか２個がＨの場合は、
それに対応した位相信号PHA,PHB,PHCのうちの一方がＨ
に、他方がＬになる。
それに対応した位相信号PHA,PHB,PHCのうちの一方がＨ
に、他方がＬになる。
故障信号DA,DB,DCが全てＨの場合は、位相信号PHA,PH
B,PHCは全てＬになる。
B,PHCは全てＬになる。
位相信号PLAは、位相信号PHA,PHB,PHCの多数決結果を
示す。
示す。
第３図は故障信号DA,DB,DCに対する中間パルス選択部
14aの真理値表である。同図から解るように、位相信号P
LAは、故障信号DA,DB,DCが全てＬの時は位相信号PA,PB,
PCの多数決結果となる。また、故障信号DA,DB,DCのいず
れか１個がＨの時は、位相信号PA,PB,PCのうちの故障に
対応しない２個の論理和となる。さらに、故障信号DA,D
B,DCのいずれか２個がＨの時は、位相信号PA,PB,PCのう
ちの故障に対応しない１個が位相信号PLAとなる。
14aの真理値表である。同図から解るように、位相信号P
LAは、故障信号DA,DB,DCが全てＬの時は位相信号PA,PB,
PCの多数決結果となる。また、故障信号DA,DB,DCのいず
れか１個がＨの時は、位相信号PA,PB,PCのうちの故障に
対応しない２個の論理和となる。さらに、故障信号DA,D
B,DCのいずれか２個がＨの時は、位相信号PA,PB,PCのう
ちの故障に対応しない１個が位相信号PLAとなる。
第４図は、本発明の励磁装置の動作を示す波形図であ
る。
る。
交流電源EAの周期t1は通常の動作を示し、位相信号P
A,PB,PCは各々交流電源EAの位相を基準に制御信号CA,C
B,CCに比例した信号となる。
A,PB,PCは各々交流電源EAの位相を基準に制御信号CA,C
B,CCに比例した信号となる。
故障信号DA,DB,DCのいずれもＬを示しているので、位
相信号PHA,PHB,PHCは各々位相信号PA,PB,PCと同一とな
り、位相信号PLAはその多数決結果となる。したがっ
て、位相信号PAと同一信号になる。点孤パルスPLは、位
相信号PLAの立上りから所望の幅のパルス信号となる。
相信号PHA,PHB,PHCは各々位相信号PA,PB,PCと同一とな
り、位相信号PLAはその多数決結果となる。したがっ
て、位相信号PAと同一信号になる。点孤パルスPLは、位
相信号PLAの立上りから所望の幅のパルス信号となる。
次に、自動電圧調整部6aと位相制御部8aとのいずれか
一方または両方が故障して、位相信号PAが出力しなくな
った場合の動作を周期t2に示す。
一方または両方が故障して、位相信号PAが出力しなくな
った場合の動作を周期t2に示す。
この場合、故障信号DAがＨとなるので、位相信号PHA
は位相信号PAの状態に関わりなくＨになり、位相信号PL
Aは位相信号PB,PCの論理和結果となる。よって、位相信
号PLAは位相信号PBと同一信号になる。
は位相信号PAの状態に関わりなくＨになり、位相信号PL
Aは位相信号PB,PCの論理和結果となる。よって、位相信
号PLAは位相信号PBと同一信号になる。
さらに、位相信号PAが出なくなった状態で、自動電圧
調整部6bと位相制御部8bとのいずれか一方または両方が
故障して、位相信号PBが出力しなくなった場合の動作を
周期t3に示す。
調整部6bと位相制御部8bとのいずれか一方または両方が
故障して、位相信号PBが出力しなくなった場合の動作を
周期t3に示す。
この場合、故障信号DA,DBがＨとなるので、位相信号P
HAは位相信号PAの状態に関わりなくＨとなり、位相信号
PHBは位相信号PBの状態に関わりなくＬとなり、位相信
号PLAは位相信号PCと同一信号になる。
HAは位相信号PAの状態に関わりなくＨとなり、位相信号
PHBは位相信号PBの状態に関わりなくＬとなり、位相信
号PLAは位相信号PCと同一信号になる。
以上のように、三重化した自動電圧調整部6a,6b,6cと
位相制御部8a,8b,8cのうちの一系列または二系列が故障
しても、中間パルス選択部14a,14b,14cは位相信号PA,P
B,PCのうちの正常系の位相信号を選択して位相信号PLA,
PLB,PLCを出力するので、同期機１は正常な運転を継続
することができる。
位相制御部8a,8b,8cのうちの一系列または二系列が故障
しても、中間パルス選択部14a,14b,14cは位相信号PA,P
B,PCのうちの正常系の位相信号を選択して位相信号PLA,
PLB,PLCを出力するので、同期機１は正常な運転を継続
することができる。
［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、三重化した自
動電圧調整部と位相制御部のうちの一系列または二系列
が故障しても、中間パルス選択部は正常系の位相制御部
から出力される位相信号を選択して出力し、この出力に
基づいてサイリスタ整流装置へ点孤パルスを供給するの
で、三重化した励磁装置の縮退によらずに同期機が正常
な運転を継続することのできる極めて信頼性の高い同期
機の励磁制御装置を提供することができる。
動電圧調整部と位相制御部のうちの一系列または二系列
が故障しても、中間パルス選択部は正常系の位相制御部
から出力される位相信号を選択して出力し、この出力に
基づいてサイリスタ整流装置へ点孤パルスを供給するの
で、三重化した励磁装置の縮退によらずに同期機が正常
な運転を継続することのできる極めて信頼性の高い同期
機の励磁制御装置を提供することができる。
第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図は本発
明の中間パルス選択部の構成図、第３図は中間パルス選
択部の真理値表の説明図、第４図は本発明の実施例の動
作を示す波形図、第５図は従来の励磁制御装置の構成
図、第６図は従来の中間パルス選択部の構成図、第７図
は従来の励磁制御装置の動作を示す波形図である。 １……同期機、６……自動電圧調整部、８……位相制御
部、11……パルス出力部、14……中間パルス選択部。
明の中間パルス選択部の構成図、第３図は中間パルス選
択部の真理値表の説明図、第４図は本発明の実施例の動
作を示す波形図、第５図は従来の励磁制御装置の構成
図、第６図は従来の中間パルス選択部の構成図、第７図
は従来の励磁制御装置の動作を示す波形図である。 １……同期機、６……自動電圧調整部、８……位相制御
部、11……パルス出力部、14……中間パルス選択部。
Claims (1)
- 【請求項１】同期機の端子電圧を調整するための制御信
号を各々出力する３組の自動電圧調整部と、前記３組の
自動電圧調整部から出力される各制御信号に応じてH/L
に変化する２値位相信号を各々出力する３組の位相制御
部と、前記３組の位相制御部からそれぞれ出力される３
個の２値位相信号を入力し、これら３個の２値位相信号
のうち、２つ以上の信号がＨとなる位相区間をＨとする
２値位相信号を出力する多数決回路手段を有する３組の
中間パルス選択部と、前記３組の中間パルス選択部から
出力される各２値位相信号に基づいて点弧パルスを各々
出力する３組のパルス出力部と、前記３組のパルス出力
部から出力される３組の点弧パルスの論理和を入力して
同期機の界磁巻線に供給する界磁電流を制御するサイリ
スタ整流装置とを備えた同期機の励磁制御装置におい
て、 前記３組の中間パルス選択部にはそれぞれ切替手段を設
けると共に、 当該切替手段は、 前記各組の自動電圧調整部と位相制御部のうち少なくと
もいずれか一方が故障したとき有効となる３個の故障信
号を入力して、 当該３個の故障信号が全て有効でないときは、前記３組
の位相制御部から出力される正常な３個の２値位相信号
をそのまま出力し、 前記３個の故障信号のうち１個が有効となったときは、
該有効となった故障信号に対応する位相信号を除く正常
な２個の位相信号と１個のＬ信号を出力し、 前記３個の故障信号のうち２個が有効となったときは、
残る１個の正常な２値位相信号とＨ信号とＬ信号を出力
する構成とし、 この切替手段からの出力される３個の信号をそれぞれ前
記多数決回路手段へ入力するように構成したことを特徴
とする同期機の励磁制御装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2064123A JP3017765B2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 同期機の励磁制御装置 |
| DE69122533T DE69122533T2 (de) | 1990-03-16 | 1991-03-15 | Regelsystem für die Erregung einer Synchronmaschine |
| CA002038424A CA2038424C (en) | 1990-03-16 | 1991-03-15 | Control system for excitation of synchronous machine |
| EP91104073A EP0446954B1 (en) | 1990-03-16 | 1991-03-15 | Control system for excitation of synchronous machine |
| US07/670,869 US5200691A (en) | 1990-03-16 | 1991-03-18 | Control system for excitation of synchronous machine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2064123A JP3017765B2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 同期機の励磁制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03270699A JPH03270699A (ja) | 1991-12-02 |
| JP3017765B2 true JP3017765B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=13248980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2064123A Expired - Fee Related JP3017765B2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 同期機の励磁制御装置 |
Country Status (5)
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| EP (1) | EP0446954B1 (ja) |
| JP (1) | JP3017765B2 (ja) |
| CA (1) | CA2038424C (ja) |
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| US4472806A (en) * | 1982-05-03 | 1984-09-18 | The Boeing Company | Signal selection and fault detection apparatus |
| JPH0710149B2 (ja) * | 1984-02-20 | 1995-02-01 | 日本電装株式会社 | 車両用充電制御装置 |
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-
1990
- 1990-03-16 JP JP2064123A patent/JP3017765B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-03-15 CA CA002038424A patent/CA2038424C/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-03-15 EP EP91104073A patent/EP0446954B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-03-15 DE DE69122533T patent/DE69122533T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-03-18 US US07/670,869 patent/US5200691A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03270699A (ja) | 1991-12-02 |
| CA2038424C (en) | 1994-07-12 |
| EP0446954B1 (en) | 1996-10-09 |
| EP0446954A2 (en) | 1991-09-18 |
| US5200691A (en) | 1993-04-06 |
| DE69122533D1 (de) | 1996-11-14 |
| DE69122533T2 (de) | 1997-03-27 |
| EP0446954A3 (en) | 1992-08-05 |
| CA2038424A1 (en) | 1991-09-17 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |