JP3017729B1 - フランジ接続型hepaフィルタ装置 - Google Patents

フランジ接続型hepaフィルタ装置

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JP3017729B1
JP3017729B1 JP11083640A JP8364099A JP3017729B1 JP 3017729 B1 JP3017729 B1 JP 3017729B1 JP 11083640 A JP11083640 A JP 11083640A JP 8364099 A JP8364099 A JP 8364099A JP 3017729 B1 JP3017729 B1 JP 3017729B1
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美和 久保
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】気密性がよく、且つ交換作業が容易であるフラ
ンジ接続型HEPAフィルタ装置を提供する。 【解決手段】フランジ接続型HEPAフィルタAの連結
パイプ5に基部側フランジ部材6が固定され、且つ既設
ダクト13の端部に、屈曲伸縮自在な蛇腹ダクト14の
先方部を連結固定すると共に、該蛇腹ダクト14の基部
側に先方側フランジ部材18を連結固定し、更に基部側
フランジ部材6および先方側フランジ部材18間にビニ
ールバッグ24を連結固定する。そして、ビニールバッ
グ24で被覆して、先方側フランジ部材18を基部側フ
ランジ部材6側に引き寄せ、基部側フランジ部材6のフ
ランジ8に設けられたゴム製のO状パッキング11を先
方側フランジ部材18のフランジ20に密着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力施設におい
て排気中の放射性汚染粉塵やガス等を除去したり、工
場、研究所等のラジオアイソトープ(放射性同位体)取
扱い施設より発生する排気中の放射性汚染粉塵やガス等
の除去を目的として設置されるフランジ接続型HEPA
フィルタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原子力施設やラジオアイソトープ
施設で使用されているHEPAフィルタ装置は、図10
〜図18に示すように、フランジ接続型ではなく、パイ
プ接続型であった。
【0003】すなわち、従来装置を構成するパイプ接続
型HEPAフィルタBは、箱型に形成されたフィルタ枠
51内にフィルタ用濾材52が配設され、且つ前記フィ
ルタ枠51の両側面板53にそれぞれ円形の通気孔54
を穿設し、該各通気孔54に連結パイプ55の各基端部
を連通固定して形成されている。
【0004】前記フィルタ枠51の両側面板53に連通
固定された各連結パイプ55の先方部外周面には、間隔
を置いて2条のOリング溝56が周設されている。
【0005】一方、前記パイプ接続型HEPAフィルタ
Bを連結する原子力施設、ラジオアイソトープ取扱い施
設の送風機(図示せず)等に接続された各既設ダクト5
7の端部外周面には、間隔を置いて2条のOリング溝5
8が周設されている。
【0006】前記各連結パイプ55と各既設ダクト57
とは、該連結パイプ55および既設ダクト57内に嵌挿
できる径を有すると共に、基部側寄りに前記連結パイプ
55および既設ダクト57の外径よりは径大な鍔状スト
ッパー59を突設して形成されたスライドパイプ60の
両側部をそれぞれ各対面する連結パイプ55と既設ダク
ト57内に嵌挿して連結されている。
【0007】そして、両端を開口して長筒状に形成され
たビニールバッグ61が前記スライドパイプ60を挿入
して被覆すると共に、該ビニールバッグ61の両端部が
前記各連結パイプ55の先方部外周面および各既設ダク
ト57の端部外周面に被着固定される。前記ビニールバ
ッグ61は、内部が透視できるように、例えば透明か、
梨地の塩化ビニールシートを用いて形成されると共に、
使用済みのパイプ接続型HEPAフィルタBと新しいパ
イプ接続型HEPAフィルタB′の交換作業を容易にす
るため、比較的横長に形成され、更に前記パイプ接続型
HEPAフィルタBの交換作業時に、使用済みのビニー
ルバッグ61の内部を外気に曝すことなく、取外して収
納するための小袋62を先方部側下面に開口連設して形
成されている。
【0008】前記構成より成るビニールバッグ61の両
側部を、前記連結パイプ55および既設ダクト57の端
部外周面に被着して、該各連結パイプ55および既設ダ
クト57の各Oリング溝56,58上のビニールバッグ
61にOリング63をそれぞれ止着させることにより、
該各Oリング63は前記Oリング溝56,58内にそれ
ぞれ圧入されて、前記ビニールバッグ61の両側部は前
記連結パイプ55および既設ダクト57の端部外周面に
密着固定される。これにより、各連結パイプ55および
既設ダクト57とはビニールバッグ61を介して連結さ
れる。
【0009】前記構成より成るパイプ接続型HEPAフ
ィルタ装置は、例えば置き式の場合、図10に示すよう
に、架台64上にパイプ接続型HEPAフィルタBが載
置され、逆凹状をした固定金具65で該パイプ接続型H
EPAフィルタBを挟み込んで架台64上に固定して設
置される。
【0010】次に、前記従来の使用済みのパイプ接続型
HEPAフィルタBを新しいパイプ接続型HEPAフィ
ルタB′に交換する方法について説明する。
【0011】先ず、交換作業の第1工程は、図12に示
すように、使用済みのパイプ接続型HEPAフィルタB
を固定していた固定金具65を架台64から取外すと共
に、各ビニールバッグ61の上から手で操作してスライ
ドパイプ60を既設ダクト57内へスライドさせて、鍔
状ストッパー59を前記既設ダクト57の端縁部に当接
せしめてスライドパイプ60のスライドを停止する。
【0012】次に、交換作業の第2工程は、図13に示
すように、使用済みのパイプ接続型HEPAフィルタB
を架台64より手前側に移動させて、別に用意された台
66上に載置して、前記各ビニールバッグ61を長く引
き出す。そして、前記各ビニールバッグ61の中央部上
下面を圧接重合し、然る後前記重合した中央部に間隔を
有して3ケ所を溶着接合して前記各ビニールバッグ61
にそれぞれ溶着面66a,66b,66cを設ける。
【0013】そして、交換作業の第3工程は、図14に
示すように、前記各ビニールバッグ61の溶着面66
a,66b,66cのうち、中央に位置する溶着面66
bの中央部を切断する。これにより各ビニールバッグ6
1は、溶着面66a,66cにより密封されたまま、そ
れぞれ小ビニールバッグ61a,61bの2つに分離さ
れると共に、パイプ接続型HEPAフィルタBは各既設
ダクト57への連結状態が解除され、該パイプ接続型H
EPAフィルタBは密閉状態のまま取外し可能となり、
前記パイプ接続型HEPAフィルタBに各連結パイプ5
5および該各連結パイプ55に溶着面66aにより密封
された小ビニールバッグ61aをそれぞれ連結固定した
まま取去る。
【0014】交換作業の第4工程は、図15に示すよう
に、新しい連結パイプ55′にビニールバッグ61′を
連結固定した交換用のパイプ接続型HEPAフィルタ
B′を前記別に用意された台67上に載置すると共に、
前記各既設ダクト57に被着固定されたままの前記小ビ
ニールバッグ61bを密着固定して外方側に位置してい
る各古いOリング63を取外す。前記交換用のパイプ接
続型HEPAフィルタB′には、既に連結パイプ55′
が連結固定されると共に、該連結パイプ55′にビニー
ルバッグ61′の基端部がOリング63′により被着固
定されている。
【0015】そして、交換作業の第5工程は、図16に
示すように、前記交換用のパイプ接続型HEPAフィル
タB′の各ビニールバッグ61′の開口された先方側か
ら、前記古い小ビニールバッグ61bを挿入しながら、
該小ビニールバッグ61bを被覆するようにして前記既
設ダクト57の先端部外周面に被着し、前記古いOリン
グ63を取り外したOリング溝58に新しいOリング6
3′を止着させることにより、該Oリング63′は前記
Oリング溝58内に圧入される。
【0016】交換作業の第6工程は、図17に示すよう
に、前記1本の新しいOリング63′で既設ダクト57
に被着固定されている新しいビニールバッグ61′上よ
り、外から手で操作して古い小ビニールバッグ61bを
前記既設ダクト57に固定している残り1本の古いOリ
ング63を取外して、前記小ビニールバッグ61bと古
いOリング63とを新しいビニールバッグ61′内に収
納して、内方側に位置するOリング溝58上の新しいビ
ニールバッグ61′上に新しいOリング63′を止着さ
せることにより、該Oリング63′は前記Oリング溝5
8内に圧入されて、前記新しいビニールバッグ61′は
2本の新しいOリング63′により既設ダクト57の先
端部に密着固定される。
【0017】交換作業の第7工程は、図18に示すよう
に、前記取り外した小ビニールバッグ61bとOリング
63とを、外から手で操作して小袋62内に落し込むと
共に、該小袋62の上方部を圧接重合し、然る後間隔を
有して3ケ所を溶着し、溶着面62a,62b,62c
を設け、中央に位置する溶着面62bの中央部を切断
し、古い小ビニールバッグ61bと古いOリング63と
を収納した小袋62を切り離す。これにより、前記切り
離された小袋62内に前記古い小ビニールバッグ61b
と古いOリング63とが外気に曝されることなく溶着面
62b,62cによって密封して収納されると共に、新
しいビニールバッグ61′は溶着面62a,62bによ
って密封される。
【0018】前記状態において、新しいパイプ接続型H
EPAフィルタB′を架台64上に載置し、然る後、前
記新しいビニールバッグ61′上より、手で操作して今
迄既設ダクト57内に嵌挿されていた各スライドパイプ
60を引出し、該各スライドパイプ60の基端部をフィ
ルタ枠51に連通された連結パイプ55内に嵌挿するこ
とにより、新しいパイプ接続型HEPAフィルタB′は
既設ダクト57と連結され、固定金具65でパイプ接続
型HEPAフィルタB′を挟み込むように架台64に固
定して、交換作業を完了する。
【0019】なお、前記第2〜第7工程において、図1
3〜図18に示すような別に用意された架台67がない
場合は、図19に示すように、使用済みのパイプ接続型
HEPAフィルタBを架台64上においてその両端に配
設された既設ダクト57の一方側に移動させ、前記架台
64上の他方側に巾の広い作業用空間64aを形成し、
該作業用空間64a側に取付けてある他方側のビニール
バッグ61を長く引き出し、前記と同様に3ケ所を溶着
してビニールバッグ61にそれぞれ溶着面66a,66
b,66cを設けて、前記第3工程に対応する作業をす
る。
【0020】その後、前記使用済みのパイプ接続型HE
PAフィルタBを架台64上において他方側へ移動させ
て、該架台64上の一方側に作業用空間を形成し、前記
と同様に一方側のビニールバッグ61を長く引き出し、
溶着面66a,66b,66cを設けて、前記第3工程
に対応する作業をして、使用済みのパイプ接続型HEP
AフィルタBを取去る。
【0021】次に、交換用パイプ接続型HEPAフィル
タB′を架台64上に、一方側に偏位して載置し、該架
台64上の他方側に作業用空間を形成して、該作業用空
間側に位置する交換用パイプ接続型HEPAフィルタ
B′に前記第4〜第7工程の作業をする。その後、前記
交換用パイプ接続型HEPAフィルタB′を架台64上
を他方側へ移動させて、該架台64上の一方側に作業用
空間を形成して、該作業用空間側に位置する交換用パイ
プ接続型HEPAフィルタB′に前記第4〜第7工程の
作業をして交換作業を完了する。
【0022】そして、最後に前記架台64から取り去っ
た古いパイプ接続型HEPAフィルタBと、前記切り離
された小袋62とを密閉容器に入れて廃棄処分する。す
なわち、前記使用済みの古い部材の内部はすべて外気に
曝されることなく、新しい部材と交換することができる
のである。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のパイプ接続
型HEPAフィルタ装置は、連結パイプと既設ダクトと
がスライドパイプで連結されると共に、該スライドパイ
プを挿入して被覆するようにしてビニールバッグが連結
パイプと既設ダクトに被着固定されているため、スライ
ドパイプとこれに連結される連結パイプと既設ダクトと
が隙間を有して連結されることとなり、そのため前記ビ
ニールバッグ内に空気が流入してしまい、気密性が悪い
という課題があったが、その流入量は僅かであり、パイ
プ接続型HEPAフィルタの内部およびパイプ接続型H
EPAフィルタが取付けられる系の内部を負圧に維持す
ることや、放射性物質の漏洩等については問題とはなら
なかった。しかしながら、系内部の酸素濃度の低減を必
要とする場合や、水分を低減しなければならない場合
等、系内部の雰囲気成分の制御を必要とする場合にあっ
ては、この空気流入が非常に大きい課題となっていた。
【0024】また、前記従来のパイプ接続型HEPAフ
ィルタ装置は、新しいパイプ接続型HEPAフィルタと
交換する場合、フィルタ枠を左右方向へ移動させること
ができる距離が短いため、架台上に載置したままではビ
ニールバッグを長く引き出して溶着面を形成することが
できない場合もあり、その場合は作業員がフィルタ枠を
手前側へ引いて別に用意された架台の上に載置してビニ
ールバッグを長く引き出す必要があり、更に新しいパイ
プ接続型HEPAフィルタもビニールバッグを既設ダク
トに被着固定するまでは、前記古いパイプ接続型HEP
Aフィルタを取り去った後の台上に載置して作業をしな
ければならないので、交換作業に手間がかかると共に、
交換作業のためのスペースを広く取らなければならない
という課題があった。
【0025】本発明は前記従来の課題を解決すべくなさ
れたもので、HEPAフィルタが既設ダクトに気密性を
保持して連結固定されると共に、新しいHEPAフィル
タとの交換作業も簡単で、且つ交換作業のためのスペー
スを広く取る必要のないフランジ接続型HEPAフィル
タ装置を提供しようとするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、フランジ接続
型HEPAフィルタの両側面板に基端部を連通固定され
た各連結パイプの先方部外周面に、基部側フランジ部材
が固定され、 前記基部側フランジ部材は、外周面に間
隔を置いて2条のOリング溝を刻設したフランジが、そ
の基端面側に該フランジより径大のフランジ固定用金属
板を添設して前記連結パイプに固定されると共に、前記
フランジの先端内側面に前記連結パイプより径大な環状
溝を周設して、該環状溝内にゴム製のO状パッキングを
嵌挿固定し、且つ前記フランジより外方に突出したフラ
ンジ固定用金属板の外周部に複数個のボルト挿通孔を等
間隔を置いて穿設して形成され、前記フランジ接続型H
EPAフィルタと連通する各既設ダクトの端部外周面に
は、比較的軟質の合成樹脂製、またはゴム製の屈曲伸縮
自在な蛇腹ダクトの先方部が締付けバンドにより緊締さ
れて連結固定されると共に、前記各蛇腹ダクトの基部側
は接続パイプの先方側外周面に締付けバンドにより緊締
されて連結固定され、前記各蛇腹ダクトの基部側に連結
固定された各接続パイプの基部側外周面に、先方側フラ
ンジ部材が固定され、前記先方側フランジ部材は、外周
面に間隔を置いて2条のOリング溝を刻設したフランジ
が、その基端面側に該フランジより径大のフランジ固定
用金属板を添設して前記連結パイプに固定されると共
に、前記フランジの先端内側面に、前記基部側フランジ
部材のフランジの環状溝と対面するよう同一径の環状溝
を周設し、且つ前記フランジより外方へ突出したフラン
ジ固定用金属板の外周部の前記基部側フランジ部材の各
ボルト挿通孔と対面する位置にそれぞれボルト挿通孔を
穿設して形成され、前記各連結パイプおよび各接続パイ
プにそれぞれ連結固定された基部側フランジ部材および
先方側フランジ部材のそれぞれのフランジの外周面に、
両端を開口すると共に、先方側下面に小袋を開口連結し
て、比較的横長に形成されたビニールバッグの両端部が
被着され、且つ前記各フランジに刻設された各Oリング
溝上のビニールバッグにOリングを止着させて、前記ビ
ニールバッグを前記各フランジに密着固定し、更に、前
記各蛇腹ダクトを伸長してビニールバッグを縮重し、各
先方側フランジ部材を各基部側フランジ部材側へ引き寄
せ、各基部側フランジ部材のフランジ固定用金属板と各
先方側フランジ部材のフランジ固定用金属板とにそれぞ
れ穿設された各対面するボルト挿通孔にボルトを貫挿し
て、該ボルトにナットを締付け、前記各フランジを圧接
すると共に、基部側フランジ部材のフランジの先端内側
面の環状溝に前方側の半分を突出して、その基部側を密
嵌固定されたゴム製のO状パッキングの前方側が、先方
側フランジ部材のフランジの環状溝内に密嵌されて、前
記各フランジは各ビニールバッグに被覆されるようにし
て密接して連通固定されるという手段、を採用すること
により、上記課題を解決した。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて詳細に説明すると、本発明装置を構成するフランジ
接続型HEPAフィルタAは、箱型に形成されたフィル
タ枠1内にフィルタ用濾材2が配設され、且つ前記フィ
ルタ枠1の両側面板3にそれぞれ円形の通気孔4を穿設
し、該各通気孔4に連結パイプ5の各基端部を連通固定
して形成されている。
【0028】前記フィルタ枠1の両側面板3に連通固定
された各連結パイプ5の先方部外周面には、基部側フラ
ンジ部材6が固定されている。前記基部側フランジ部材
6は、外周面に間隔を置いて2条のOリング溝7を刻設
したフランジ8が、その基端面側に該フランジ8より径
大のフランジ固定用金属板9を添設して前記連結パイプ
5に固定されると共に、前記フランジ8の先端内側面に
前記連結パイプ5より径大な環状溝10を周設して、該
環状溝10内にゴム製のO状パッキング11をその半分
程度を突出せしめて嵌挿固定し、更に前記フランジ8よ
り外方に突出したフランジ固定用金属板9の外周部に複
数個のボルト挿通孔12を等間隔を置いて穿設して形成
されている。
【0029】一方、前記フランジ接続型HEPAフィル
タAを連結する原子力施設、ラジオアイソトープ取扱い
施設の送風機(図示せず)等に接続された各既設ダクト
13の端部外周面には、塩化ビニール、ポリエチレン等
の比較的軟質の合成樹脂製、またはゴム製の屈曲伸縮自
在な蛇腹ダクト14の先方部がそれぞれ被着されると共
に、該蛇腹ダクト14の先方部外周面上に締付けバンド
15が緊締されて、前記既設ダクト13と蛇腹ダクト1
4とが気密性を保持して連結固定されている。
【0030】また、前記各蛇腹ダクト14の基部側は接
続パイプ16の先方側外周面に被着されると共に、該蛇
腹ダクト14の基部側外周面上に締付けバンド7が緊締
されて、前記接続パイプ16と蛇腹ダクト14とが気密
性を保持して連結固定されている。
【0031】前記各蛇腹ダクト14の基部側に連結固定
された各接続パイプ16の基部側外周面には、先方側フ
ランジ部材18が固定されている。前記先方側フランジ
部材18は、外周面に間隔を置いて2条のOリング溝1
9を刻設したフランジ20が、その基端面側に該フラン
ジ20より径大のフランジ固定用金属板21を添設して
前記接続パイプ16に固定されると共に、前記フランジ
20の先端内側面に、前記基部側フランジ部材6のフラ
ンジ8の環状溝10と対面するよう同一径の環状溝22
を周設し、更に前記フランジ20より外方へ突出したフ
ランジ固定用金属板21の外周部の前記基部側フランジ
部材6の各ボルト挿通孔12と対面する位置に、それぞ
れボルト挿通孔23を穿設して形成されている。
【0032】前記各連結パイプ5および各接続パイプ1
6にそれぞれ連結固定された基部側フランジ部材6およ
び先方側フランジ部材18のそれぞれのフランジ8,2
0の外周面には、両端を開口して長筒状に形成されたビ
ニールバッグ24の両端部が被着固定される。
【0033】前記ビニールバッグ24は、前記フランジ
8,20より径大で、且つ内部が透視できるように、例
えば透明か、梨地の塩化ビニールシートを用いて形成さ
れると共に、使用済みのフランジ接続型HEPAフィル
タAと新しいフランジ接続型HEPAフィルタA′の交
換作業を容易にするため、比較的横長に形成され、更に
前記フランジ接続型HEPAフィルタAの交換作業時
に、使用済みのビニールバッグ24の内部を外気に曝す
ことなく取外して収納するための小袋25を先方部側下
面に開口連設して形成されている。
【0034】前記構成より成る各ビニールバッグ24の
両側部を、前記各基部側フランジ部材6および先方側フ
ランジ部材18のフランジ8,20の外周面に被着し
て、該各フランジ8,20の各Oリング溝7,19上の
ビニールバッグ24にOリング26を止着させることに
より、該各Oリング26は前記Oリング溝7,19内に
圧入されて、前記各ビニールバッグ24の両側部は前記
各フランジ8,20に密着固定され、フランジ接続型H
EPAフィルタAは各既設ダクト13に前記各ビニール
バッグ24および蛇腹ダクト14を介して気密性を保持
して連通される。
【0035】前記各ビニールバッグ24が各基部側フラ
ンジ部材6および先方側フランジ部材18に密着固定さ
れただけの状態では、該各ビニールバッグ24は下方へ
垂下してしまうため、前記各蛇腹ダクト14を伸長して
ビニールバッグ24を縮重しながら、各先方側フランジ
部材18を各基部側フランジ部材6側へ引き寄せ、各基
部側フランジ部材6のフランジ固定用金属板9と各先方
側フランジ部材18のフランジ固定用金属板21とにそ
れぞれ穿設された各対面するボルト挿通孔12,23に
ボルト27を貫挿して、該ボルト27にナット28を螺
挿して締付けて行くことにより、前記フランジ8,20
の先端面は密接されると共に、フランジ8の環状溝10
内に密嵌固定されたゴム製のO状パッキング11がフラ
ンジ20の環状溝22内に密嵌されて、前記各フランジ
8,20は各ビニールバッグ24に被覆されるようにし
て、前記ゴム製のO状パッキング11によって気密性を
最大に保持して連通固定される。
【0036】前記構成より成るフランジ接続型HEPA
フィルタ装置は、各基部側フランジ部材6および先方側
フランジ部材18をそれぞれボルト27およびナット2
8を介して連結固定し、例えば床置き式の場合、図1に
示すように、各蛇腹ダクト14が多少伸長した型で、架
台29上にフランジ接続型HEPAフィルタAが載置さ
れ、逆凹状をした固定金具30で該フランジ接続型HE
PAフィルタAを挟み込んで架台29に固定して設置さ
れる。
【0037】次に、前記架台29上に設置された使用済
みのフランジ接続型HEPAフィルタAを、新しいフラ
ンジ接続型HEPAフィルタA′に交換する方法につい
て図3〜図9に基づいて詳細に説明する。
【0038】先ず、交換作業の第1工程は、図3に示す
ように、使用済みのフランジ接続型HEPAフィルタA
を固定していた固定金具30を架台29から取外すと共
に、各基部側フランジ部材6と先方側フランジ部材18
とを連通固定していた各ナット28を外してボルト27
を抜き去り、各先方側フランジ部材18を蛇腹ダクト1
4を縮重させることにより基部側フランジ部材6から離
脱させる。前記離脱した各先方側フランジ部材18は、
屈曲伸縮自在な蛇腹ダクト14によってそれぞれ先方側
への移動が自在となり、該蛇腹ダクト14を縮重して、
今迄各基部側フランジ部材6と先方側フランジ部材18
の各フランジ8,20を被覆して縮重されていたビニー
ルバッグ24を伸長させることができる。
【0039】交換作業の第2工程は、図4に示すよう
に、前記各基部側フランジ部材6から離脱された先方側
フランジ部材18を蛇腹ダクト14側へ移動させて、ビ
ニールバッグ24を伸長させて、各ビニールバッグ24
の中央部上下面を圧接重合し、然る後前記重合した中央
部に間隔を有して3ケ所を溶着接合して、前記各ビニー
ルバッグ24にそれぞれ溶着面31a,31b,31c
を設ける。
【0040】交換作業の第3工程は、図5に示すよう
に、前記各ビニールバッグ24にそれぞれ設けられた溶
着面31a,31b,31cのうち、中央に位置する溶
着面31bの中央部を切断する。これにより各ビニール
バッグ24は、溶着面31a,31cにより密封された
まま、それぞれ小ビニールバッグ24a,24bの2つ
に分離されると共に、フランジ接続型HEPAフィルタ
Aは各既設ダクト13への連結状態が解除され、該フラ
ンジ接続型HEPAフィルタAは密閉状態のまま取外し
可能となり、前記フランジ接続型HEPAフィルタAに
各連結パイプ5、各基部側フランジ部材6および該各基
部側フランジ部材6に溶着面31aにより密封された小
ビニールバッグ24aをそれぞれ連結固定したまま架台
29上より取去る。
【0041】交換作業の第4工程は、図6に示すよう
に、新しい連結パイプ5′、基部側フランジ部材6′お
よび該基部側フランジ部材6′に基部側を被着固定され
たビニールバッグ24′をそれぞれ連結固定した交換用
のフランジ接続型HEPAフィルタA′を架台29上に
載置すると共に、前記使用済みのフランジ接続型HEP
AフィルタAに接続されていた先方側フランジ部材18
に被着固定されたままの前記小ビニールバッグ24bを
密着固定している外側の古いOリング26を取外す。前
記交換用のフランジ接続型HEPAフィルタA′には、
既に連結パイプ5′がそれぞれ連結固定されると共に、
該各連結パイプ5′に基部側フランジ部材6′がそれぞ
れ連結固定され、更に該基部側フランジ部材6′にビニ
ールバッグ24′の基端部がOリング26′により被着
固定されている。
【0042】交換作業の第5工程は、図7に示すよう
に、前記交換用のフランジ接続型HEPAフィルタA′
の各ビニールバッグ24′の開口された先方側から、前
記古い小ビニールバッグ24bを挿入しながら、該小ビ
ニールバッグ24bを被覆するようにして、新しいビニ
ールバッグ24′を各先方側フランジ部材18のフラン
ジ20に被着し、前記古いOリング26を取外したOリ
ング溝19上の前記新しいビニールバッグ24′に新し
いOリング26′を止着させることにより、該Oリング
26′は前記Oリング溝19内に圧入される。
【0043】交換作業の第6工程は、図8に示すよう
に、前記1本の新しいOリング26′で各フランジ20
に被着固定されている新しいビニールバッグ24′上よ
り、外側から手で操作して、古い小ビニールバッグ24
bを前記各フランジ20に固定している、残り1本の古
いOリング26を取外して、前記古い小ビニールバッグ
24bと古いOリング26とを新しいビニールバッグ2
4′内に収納して、各基部側フランジ部材6側に位置す
るOリング溝19上の新しいビニールバッグ24′上に
新しいOリング26′を止着させることにより、該Oリ
ング26′は前記Oリング溝19内に圧入されて、前記
新しいビニールバッグ24′の先方側は、2本の新しい
Oリング26′により先方側フランジ部材18のフラン
ジ20にそれぞれ密着固定される。
【0044】交換作業の第7工程は、図9に示すよう
に、外側から手で操作して、前記古い小ビニールバッグ
24bと古いOリング26とを小袋25内下方部に落し
込むと共に、該小袋25の上方部を圧接重合し、然る後
間隔を有して3ケ所を溶着し、溶着面25a,25b,
25cを設け、中央に位置する溶着面25bの中央部を
切断し、古い小ビニールバッグ24bと古いOリング2
6とを収納した小袋25の下方部を切り離す。これによ
り、前記切り離された小袋25内には、前記古い小ビニ
ールバッグ24bと古いOリング26とが外気に曝され
ることなく溶着面25b,25cによって密封して収納
されると共に、新しいビニールバッグ24′は溶着面2
5a,25bによって密封される。
【0045】最後に、前記架台29から取り去った古い
フランジ接続型HEPAフィルタAと前記切り離された
小袋25とを密閉容器に入れて廃棄処分する。すなわ
ち、前記使用済みの古い部材はすべて外気に曝されるこ
となく、新しい部材と交換することができるのである。
【0046】前記新しいフランジ接続型HEPAフィル
タA′を使用済みのフランジ接続型HEPAフィルタA
と交換する交換作業が完了して、固定金具30で架台2
9に固定した後、各蛇腹ダクト14を伸長して各先方側
フランジ部材18を各ビニールバッグ24′を縮重しな
がら、各基部側フランジ部材6′側へ引き寄せ、前記各
基部側フランジ部材6′のフランジ固定用金属板9′と
各先方側フランジ部材18のフランジ固定用金属板21
とにそれぞれ穿設された各対面するボルト挿通孔1
2′,23にボルト27を貫挿して、該ボルト27にナ
ット28を螺挿することにより、フランジ8′の先端内
側面に固定されたゴム製のO状パッキング11′がフラ
ンジ20の環状溝22内に密嵌されて、前記各フランジ
8′,20はビニールバッグ24′で被覆されるように
して、前記ゴム製のO状パッキング11′によって気密
性を最大に保持して連結固定され、交換した新しいフラ
ンジ接続型HEPAフィルタA′は使用可能となる。
【0047】
【発明の効果】本発明は上述のようであるから、基部側
フランジ部材と、先方側フランジ部材とは、それぞれの
フランジ固定用金属板に穿設されたボルト挿通孔にボル
トを貫挿してナット緊締することにより、ゴム製のO状
パッキングが環状溝に密嵌して各フランジはビニールバ
ッグで被覆されるようにして、気密性を保持して密接連
通固定され、これによりビニールバッグ内に空気が流入
することなく、フランジ接続型HEPAフィルタは蛇腹
ダクトを介して既設ダクトに気密性を保持して連結され
るので、特に系内部の酸素濃度の低減を必要とする場合
や、水分を低減しなければならない場合等、系内部の雰
囲気成分の制御を必要とする場合に有効である。また、
使用済みのフランジ接続型HEPAフィルタを新しいフ
ランジ接続型HEPAフィルタに交換する場合、屈曲伸
縮自在な蛇腹ダクトが既設ダクトとビニールバッグ間に
配設されているため、使用済みのフランジ接続型HEP
Aフィルタを架台上に載置したまま、これを動かすこと
なく、蛇腹ダクトの伸縮作業のみにより、ビニールバッ
グの伸長、溶着面形成および切断作業ができ、また新し
いフランジ接続型HEPAフィルタの取付作業も架台上
に載置したまま、これを動かすことなく、蛇腹ダクトの
伸縮作業のみによりできるので、作業に手間がかから
ず、また交換作業のためのスペースを広く取る必要がな
いというう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明フランジ接続型HEPAフィルタ装置の
全体の平面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】本発明フランジ接続型HEPAフィルタ装置の
交換作業における第1工程を示す平面図である。
【図4】本発明フランジ接続型HEPAフィルタ装置の
交換作業における第2工程を示す平面図である。
【図5】本発明フランジ接続型HEPAフィルタ装置の
交換作業における第3工程を示す平面図である。
【図6】本発明フランジ接続型HEPAフィルタ装置の
交換作業における第4工程を示す平面図である。
【図7】本発明フランジ接続型HEPAフィルタ装置の
交換作業における第5工程を示す一部を切り欠いた平面
図である。
【図8】本発明フランジ接続型HEPAフィルタ装置の
交換作業における第6工程を示す一部を切り欠いた平面
図である。
【図9】本発明フランジ接続型HEPAフィルタ装置の
交換作業における第7工程を示す平面図である。
【図10】従来のパイプ接続型HEPAフィルタ装置の
全体の平面図である。
【図11】図10の縦断面図である。
【図12】従来のパイプ接続型HEPAフィルタ装置の
交換作業における第1工程を示す一部を切り欠いた平面
図である。
【図13】従来のパイプ接続型HEPAフィルタ装置の
交換作業における第2工程を示す一部を切り欠いた平面
図である。
【図14】従来のパイプ接続型HEPAフィルタ装置の
交換作業における第3工程を示す一部を切り欠いた平面
図である。
【図15】従来のパイプ接続型HEPAフィルタ装置の
交換作業における第4工程を示す平面図である。
【図16】従来のパイプ接続型HEPAフィルタ装置の
交換作業における第5工程を示す一部を切り欠いた平面
図である。
【図17】従来のパイプ接続型HEPAフィルタ装置の
交換作業における第6工程を示す一部を切り欠いた平面
図である。
【図18】従来のパイプ接続型HEPAフィルタ装置の
交換作業における第7工程を示す平面図である。
【図19】従来のパイプ接続型HEPAフィルタ装置の
交換作業の他の例を示す一部を切り欠いた平面図であ
る。
【符号の説明】
A フランジ接続型HEPAフィルタ、 1 フィルタ
枠、 2 フィルタ用濾材、3 側面板、 4 通気孔、 5
連結パイプ、 6 基部側フランジ部材、 7 Oリング
溝、 8 フランジ、 9 フランジ固定用金属板、 10
環状溝、 11 ゴム製のO状パッキング、 12 ボルト
挿通孔、 13 既設ダクト、 14 蛇腹ダクト、 15
締付けバンド、 16 接続パイプ、 17 締付けバン
ド、 18 先方側フランジ部材、 19 Oリング溝、
20 フランジ、 21 フランジ固定用金属板、 22
環状溝、 23 ボルト挿通孔、 24 ビニールバッグ、
25 小袋、 26 Oリング、 27 ボルト、 28 ナ
ット、 29 架台、 30 固定金具、 31a,31
b,31c 溶着面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須黒 寿康 茨城県那珂郡東海村大字村松4番地33 核燃料サイクル開発機構東海事業所内 (72)発明者 中道 秀哉 茨城県那珂郡東海村大字村松4番地33 核燃料サイクル開発機構東海事業所内 (72)発明者 久保 美和 神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目 3番1号 日揮株式会社内 (72)発明者 澤田 健太 神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目 3番1号 日揮株式会社内 (72)発明者 野本 憲雄 東京都港区六本木6丁目3番18号 近藤 工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 46/00 B01D 46/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジ接続型HEPAフィルタの両側面
    板に基端部を連通固定された各連結パイプの先方部外周
    面に、基部側フランジ部材が固定され、前記基部側フラ
    ンジ部材は、外周面に間隔を置いて2条のOリング溝を
    刻設したフランジが、その基端面側に該フランジより径
    大のフランジ固定用金属板を添設して前記連結パイプに
    固定されると共に、前記フランジの先端内側面に前記連
    結パイプより径大な環状溝を周設して、該環状溝内にゴ
    ム製のO状パッキングを嵌挿固定し、且つ前記フランジ
    より外方に突出したフランジ固定用金属板の外周部に複
    数個のボルト挿通孔を等間隔を置いて穿設して形成さ
    れ、前記フランジ接続型HEPAフィルタと連通する各
    既設ダクトの端部外周面には、比較的軟質の合成樹脂
    製、またはゴム製の屈曲伸縮自在な蛇腹ダクトの先方部
    が締付けバンドにより緊締されて連結固定されると共
    に、前記各蛇腹ダクトの基部側は接続パイプの先方側外
    周面に締付けバンドにより緊締されて連結固定され、前
    記各蛇腹ダクトの基部側に連結固定された各接続パイプ
    の基部側外周面に、先方側フランジ部材が固定され、前
    記先方側フランジ部材は、外周面に間隔を置いて2条の
    Oリング溝を刻設したフランジが、その基端面側に該フ
    ランジより径大のフランジ固定用金属板を添設して前記
    接続パイプに固定されると共に、前記フランジの先端内
    側面に、前記基部側フランジ部材のフランジの環状溝と
    対面するよう同一径の環状溝を周設し、且つ前記フラン
    ジより外方へ突出したフランジ固定用金属板の外周部の
    前記基部側フランジ部材の各ボルト挿通孔と対面する位
    置にそれぞれボルト挿通孔を穿設して形成され、前記各
    連結パイプおよび各接続パイプにそれぞれ連結固定され
    た基部側フランジ部材および先方側フランジ部材のそれ
    ぞれのフランジの外周面に、両端を開口すると共に、先
    方側下面に小袋を開口連結して、比較的横長に形成され
    たビニールバッグの両端部が被着され、且つ前記各フラ
    ンジに刻設された各Oリング溝上のビニールバッグにO
    リングを止着させて、前記ビニールバッグを前記各フラ
    ンジに密着固定し、更に、前記各蛇腹ダクトを伸長して
    ビニールバッグを縮重し、各先方側フランジ部材を各基
    部側フランジ部材側へ引き寄せ、各基部側フランジ部材
    のフランジ固定用金属板と各先方側フランジ部材のフラ
    ンジ固定用金属板とにそれぞれ穿設された各対面するボ
    ルト挿通孔にボルトを貫挿して、該ボルトにナットを締
    付け、前記各フランジを圧接すると共に、基部側フラン
    ジ部材のフランジの先端内側面の環状溝にその前方側の
    半分を突出して、その基部側を密嵌固定されたゴム製の
    O状パッキングの前方側が、先方側フランジ部材のフラ
    ンジの環状溝内に密嵌されて、前記各フランジは各ビニ
    ールバッグに被覆されるようにして密接して連通固定さ
    れるようにしたことを特徴とするフランジ接続型HEP
    Aフィルタ装置。
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