JP3017623U - 衝 立 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 目隠としての使用は勿論のこと、子供の遊び
道具として、また多目的の入れ物として、さらに安全で
香のよい衝立を提供することを目的とする。 【構成】 衝立枠内に回動可能な衝立板を設けたもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、主に幼稚園や子供のいる家庭内で使用する衝立の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の衝立としては、図７に示すように衝立Ａは、衝立枠Ｂ内にカーテン地等 による目隠Ｃを一体的に取り付けると共に、蝶番Ｄにより連結し折り畳み可能に 形成したものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来例の衝立Ａの場合、単に目隠し機能の有するのみであり、遊び道具と しては使用できない。 また、棚や箱としての機能もなく、衝立枠Ｂを蝶番Ｄにて連結しているため 、連結部Ｆに指を挟んで怪我する問題点がある。 そこで、この考案は目隠としての使用は勿論のこと、子供の遊び道具として、 また、多目的の入れ物として、さらに安全で香のよい衝立を提供することを目的 とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は、衝立枠内に回動可能な衝立板を設ける。 また、衝立板に棚や箱を設け、芳香材を付設する。 さらに、衝立枠と衝立枠とを連結する連結具を設けた形態である。

【０００５】

【作用】

この考案は、上記の手段により、これを使用するには、まず衝立枠と衝立枠と を連結具にて連結する。 つづいて、幼稚園の遊び部屋に立設する。 その後、衝立板を押すことにより衝立板が回動し反対側に移動でき、衝立の両 側を行ったり来たりして遊ぶことができるものである。

【０００６】

【実施例】

以下、図面に示す実施例についてさらに詳細に説明する。 第１実施例として図１・図２・図３に示すように、衝立１は木製で適宜な厚さ を有する上下内側中央部に後述する衝立板を回動可能に支持する支持穴２ａを穿 設すると共に、下方の支持穴２ａに圧縮スプリング２ｂ内設した四角形状の衝立 枠２内に、合成樹脂あるいは木製による平板３ａの上下中央部に上記支持穴２ａ に着脱自在に取り付ける円柱状の支持軸３ｂを一体的に突設した衝立板３を回動 可能に形成してある。 また、衝立枠２の一側面上下２箇所に、頭部をリング状に形成した連結ボルト ２Ｃをねじ込み固定すると共に、連結ボルト２Ｃの頭部に連通する合成樹脂製あ るいは木製による支持棒２ｄからなる連結具４を設けてある。

【０００７】 上記第１実施例の使用例についてに説明する。 まず、隣接する衝立板２同士を連結ボルト２Ｃに支持棒２ｄを通して連結する 。 つぎに、幼稚園の遊び部屋に平面くの字状にして立設する。 その後、子供達が衝立板３の片側を押すことにより衝立板３が回動し反対側に 移動できる。 また、つぎの衝立板３に対しても同じように衝立板３を回動させて基の方向に もどることができ、くぐりごっこ遊びが楽しく、しかも衝立枠２と衝立枠２とを 適宜感覚を開けて連結しているので安全に使用できるものである。 なお、衝立板３を衝立枠２より取り外す場合は、衝立板３を下方へ押え圧縮ス プリング２ｂを圧縮し、上方の支持軸３ｂを外して衝立板３を上方へ引上げる。

【０００８】 つぎに、第２実施例を図４にて説明する。 この衝立２３は、平板２３ａに棚２３ｃ及び箱２３ｄを一体的に突設したもの で、棚２３ｃ上に本を置いたり、箱２３ｄ内にオモチャ等を入れて保管すること ができる。

【０００９】 つづいて、第３実施例を図５にて説明する。 衝立３１は、衝立枠３２の上部２箇所に芳香材５ａを入れた芳香穴５を設けた もので、芳香材５ａとしてヒノキチォールやモミ油を使用することにより空気清 浄やゴキブリ退治及びアロマテラピー等の効果がある。

【００１０】 最後に、第４実施例を図６にて説明する。 衝立４１は衝立枠４２の両側内側２箇所に、先端を凹状に形成した合成ゴム等 による衝立板４３を係止する係止部６を突設してある。

【００１１】 なお、連結具は衝立枠の両側に設けることにより３枚以上の衝立枠からなる衝 立が構築できる。 また、衝立板には花柄等の絵を描いてもよく、形状も自由に選定するものとす る。 さらに、棚・箱や芳香穴の数、芳香材の成分等は必要に応じて任意に設定する ものである。

【００１２】

【考案の効果】

この考案の衝立は、従来品と同様な目隠としての使用は勿論のこと、子供達の 遊び道具としても使用できる。 また、多目的の入れ物としても使用出来、かつ指を挟みにくく安全である。 さらに、芳香材を付設することにより周囲の環境を改善する効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の第１実施例を示す衝立の衝立板の正
面図である。

【図２】この考案の第１実施例を示す衝立の一部縦断正
面図である。

【図３】この考案の第１実施例を示す衝立の連結具の平
面図である。

【図４】この考案の第２実施例を示す衝立の衝立板の斜
視図である。

【図５】この考案の第３実施例を示す衝立の要部の一部
縦断正面図である。

【図６】この考案の第４実施例を示す係止部の平面図で
ある。

【図７】従来例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 衝立 ２ 衝立枠 ３ 衝立板 ４ 連結具 ５ 芳香穴 ６ 係止部

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 衝立枠内に回動可能な衝立板を設けたこ
   とを特徴とする衝立。
2. 【請求項２】 衝立枠に連結具を設けたことを特徴とす
   る請求項１記載の衝立。
3. 【請求項３】 衝立板に棚や箱を設けたことを特徴とす
   る請求項１記載又は請求項２記載の衝立。
4. 【請求項４】 衝立枠あるいは衝立板に芳香材を付設し
   てなることを特徴とする請求項１、請求項２、請求項３
   記載の衝立。
5. 【請求項５】 衝立枠に衝立板を係止する係止部を設け
   たことを特徴とする請求項１、請求項２、請求項３、請
   求項４記載の衝立。