JP3017542B2 - エチレンのガス相(共−)重合化方法 - Google Patents

エチレンのガス相(共−)重合化方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、耐火性酸化物に基づく
粒状担体に結合され、かつ熱処理により活性化された酸
化クロムとチタン化合物を含む触媒の助けにより、エチ
レンの重合化又はエチレンと少なくとも一つのα−オレ
フィンとの共重合化に対するガス相反応工程に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】耐火性酸化物に基づく粒状担体に結合さ
せ、かつ熱処理により活性化した酸化クロム化合物を含
む触媒の存在下に、エチレンをそれ自体又は他のα−オ
レフィンと混合して重合化することは公知である。α−
オレフィンの、及び特にエチレンの重合化に使用される
これらの触媒は、例えば、英国特許第790,195号
及び第804,641号公報の様な多くの特許公報に記
載されている。
【0003】この様な触媒は、好適には、6原子価のク
ロムの少なくとも一つの化合物を含み、その添加量は、
前記触媒が、少なくとも0.05重量%のクロムを含む
量である。然し乍ら、α−オレフィンの重合化はまた、
各種の原子価、多くは6未満の原子価のクロム化合物に
より、良好な条件で実施出来、これらの化合物は、例え
ば、重合化の開始前に及び/又は重合化自体の間に、6
価クロム化合物を還元することにより得られる。
【0004】これらの触媒は、酸化クロムの様なクロム
化合物を、又は軽焼により酸化クロムへ変換出来るクロ
ム化合物、耐火性酸化物に基づく粒状担体に析出させ、
次いで少なくとも250℃の温度で、かつ粒状担体が焼
結熱し始める温度を超えないことによる、熱処理の終わ
りにクロム化合物の少なくとも一部が6価状態である熱
処理をすることによる活性化により、製造することが出
来ることは公知である。更に、特にチタン化合物又は弗
素化合物を触媒中に組み込むことにより、これらの触媒
を変性する多くの方法がある。
【0005】更に、この様な触媒の存在下に、特に5M
Pa未満の圧力下にかつ流動床反応器中にて、ガス相で
エチレンを重合化又は共重合化することが公知であり、
前記流動床反応器中にては、形成された固体ポリマー
が、本質的にエチレンからなりかつ任意的に重合化され
るべきα−オレフィンからなるガス混合物を含む上方流
れにより流動状態に保持されている。反応器を去るガス
混合物は、一般的に、補足量のエチレンと消費される量
に相当する任意的なα−オレフィンの添加を伴って、反
応器に再循環される前に冷却される。流動床反応器中の
流動速度は、流動床の均一を確保し、かつ重合化反応に
より放出される熱を効率的にに除去するのに充分に高く
なければならない。触媒は、連続的に又は間欠的に流動
床反応器に導入される。製造されたポリマーの引き出し
も、連続的に又は間欠的に実施される。従って、酸化ク
ロムに基づく触媒の存在下にポリオレフィンのガス相製
造の各種の方法が、既に、例えば、英国特許第810,
948号と第1,014,205号公報、及び米国特許
第2,936,303号、第3,002,963号、第
3,023,203号と第3,300,457号公報の
様な多くの特許に記載されている。
【0006】欧州特許出願第175,532号公報によ
ると、酸化クロムとチタン化合物を含む触媒の助けによ
りガス相でエチレンを重合化又は共重合化することも公
知であり、この触媒は、耐火性酸化物に基づく担体に結
合され、かつ熱処理により活性化され、かつこの触媒は
予め懸濁下にプレポリマーの形態に変換されている。米
国特許第4,517,345号公報によると、酸化クロ
ムとチタン化合物を含む触媒の助けにより、飽和液体脂
肪族炭化水素中に懸濁してエチレンを重合化又は共重合
化することも公知であり、この触媒、耐火性酸化物に基
づく担体に結合され、かつ有機アルミニウム化合物の存
在下の熱処理により活性化されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、この様にし
て得られポリマー又は共重合体は、特に応力亀裂対抗に
関する限りでは、比較的にごく普通の性質を有してい
る。
【0008】今や、極めて低含量の触媒残分と高応力亀
裂対抗を同時に有するエチレンポリマー又は共重合体
を、ガス相重合化方法により製造することが出来ること
を突き止めるに至った。更に特別には、本発明は、プレ
ポリマーの無い粒子からなる乾燥粉末の形態で使用さ
れ、酸化クロムとチタン化合物を含む触媒の助けによ
り、ガス相でエチレンの(共−)重合化する為の改善さ
れた方法に関する。(共−)重合化は、更に、有機アル
ミニウム化合物から選択される有機金属の存在下に実施
されねばならない。ガス相重合化における触媒の使用条
件で、この触媒の性質とこの有機金属化合物の組み合わ
せは、驚くべきことに、極めて高い収率で、かつ向上し
た応力亀裂対抗を伴って、エチレン(共−)重合体の製
造を齎した。更に驚くべきことには、本発明により製造
されたエチレンの(共−)重合体は、(共−)重合対粉
末をペレット又は完成物品へ変形する為に、押出機にて
使用される時に、削減されたダイスエルを有した。この
特別な性質の向上は、完成物品の製造のより良い制御
と、各々の完成物品製造の重量を削減する有利を齎す。
【0009】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の主題
は、エチレンの重合化又はエチレンと炭化原子3〜12
個含むα−オレフィンの少なくとも一つとの(共)重合
化方法であって、有機金属化合物と、耐火性酸化物に基
づく粒状の担体と結合されておりかつ熱処理により活性
化された酸化クロムとチタン化合物を含む触媒との助け
により実施される方法において、上記(共)重合化が、
流動床及び/又は機械的攪拌床を包含する反応器中でガ
ス相にて実施され、前記触媒は、夫々0.05〜10%
と0.5〜20%の範囲のクロムとチタンの重量含有量
を有し且つプレポリマーの無い粒子からなる乾燥粉末の
形態で反応器中に導入され、かつ前記有機金属化合物
が、一般式AlRn3-n(式中、Rは炭素原子1〜10
個含むアルキル基、Xは水素原子又はアルコキシ基、そ
してnは1〜3の範囲の整数又は分数を表す)に相当す
る有機アルミニウム化合物から選択される、ことを特徴
とする前記の(共−)重合化法である。
【0010】本発明により使用される触媒は、多数の方
法により得ることが出来る。好適な方法の一つは、第一
段階において、例えば、シリカ、アルミナ、酸化ジルコ
ニウム、酸化トリウム、酸化チタン又はこれら酸化物の
二つ又はそれ以上の混合物又は共沈殿物の様な耐火性酸
化物に基づく粒状担体と、一般的に式CrO3の酸化ク
ロムの様なクロム化合物と、又は例えば、硝酸クロム又
は硫酸クロム、クロム酸アンモニウム、炭酸クロム、酢
酸クロム又はアセチルアセトン酸クロム又は第三ブチル
クロメートの様な軽焼により酸化クロムに変換され得る
クロム化合物と結合するにある。第二段階において、触
媒は、チタンテトライソプロポキシドの様なチタン化合
物と含浸される。適切な化合物との含浸方法は、フラン
ス特許第2,134,743号公報に記載されている。
この様にして含浸された触媒は、次いで少なくとも25
0℃かつ粒状担体が焼結し始める温度を超えない温度で
熱処理することによる、所謂活性化操作を受けさせる;
この熱処理は、一般的に、250と1200℃の間、か
つ好適には350と1000℃の間である。熱処理は、
非還元性雰囲気下に、好適には、一般的に例えば、空気
の様な酸素を含むガス混合物からなる酸化性雰囲気下に
実施される。熱処理の時間は、5分と24時間の間、好
適には30分と5時間の間であって、これにより、この
処理の終わりに、クロム化合物は、少なくとも一部分的
に6価状態である。
【0011】触媒の製造に使用される耐火性酸化物に基
づく粒状担体は、一般的に、20と300ミクロンの
間、好適には40−200ミクロンの間のマス平均直径
を有する固体粒子の形態である。粒状担体は、香各種の
公知方法、特にケイ酸アルカリ金属の溶液からシリカの
様なシリコン化合物の沈殿により、又はシリコン、チタ
ン、ジルコニウム、トリウム及びアンモニウム化合物か
ら選択される少なくとも二つの化合物を含む溶液から耐
火性酸化物ゲル又はヒドロゲルの共沈により得られる。
この様な方法は、特に米国特許第4,053,436号
及び4,101,722号公報に記載されている。
【0012】触媒の他の製造方法は、最初シリカに析出
されたチタンテトライソプロポキシドの様なチタン化合
物を、乾燥空気又は窒素雰囲気下に、500と900の
間の温度で軽焼し、次いで前記担体を第三級ブチルクロ
メートの様なクロム化合物と含浸し、次いで得られた生
成物を熱処理による所謂活性化操作に付すことによりシ
リカと酸化チタン担体を製造することからなる。この種
の方法は、例えば、米国特許第3,879,362号公
報に記載されている。
【0013】クロム化合物とチタン化合物の存在下に、
前記規定した様なゲル又はヒドロゲルの共沈による第一
段階において、一方ではシリカ又はアルミナの様な少な
くとも一つの耐火性酸化物を、他方ではクロム化合物と
チタン化合物を含んでコアゲルを形成させて得られた触
媒を使用することも出来る。第二段階において、コアゲ
ルを乾燥し、次いで熱処理による所謂活性化操作を受け
させる。
【0014】触媒を製造する他の方法は、英国特許第
1,391,771号公報に記載されている。この方法
は、一方ではチタンテトライソプロポキシドと、他方で
はヘキサフルオロチタン酸アンモニウム、テトラフルオ
ロホウ酸アンモニウム、又はヘキサフルオロケイ酸アン
モニウムの様な弗素化合物との存在下に、酸化クロムを
含むシリカの様な耐火性酸化物に基づく触媒担体を熱活
性化することからなる。本発明により使用される触媒
は、0.05−10重量%、好適には0.1−3重量%
の範囲のクロム、0.5−20重量%、好適には1−5
重量%のチタン、及び任意的に0.05−10重量%、
好適には0.5−5重量%の弗素を含有する。触媒は、
プレポリマーの無い粒子からなる粉末の形態で、ガス相
重合化反応器に導入されなければならないことが重要で
ある。触媒は、20と300ミクロンの間の、好適には
40と200ミクロンの間のマス平均直径を有する粒子
からなる。好適には、更に、触媒は、標準状態の温度と
圧力下に液体であるアルカン類又は芳香族類の様などれ
かの液体炭化水素、例えばn−ヘキサン、n−ヘプタ
ン、ベンゼン又はトルエンと、触媒が熱活性化される時
とガス相重合化反応器へ導入される時との間で、接触さ
せられるべきでない。更にまた、触媒を、ガス流れによ
り運ばれる乾燥粉末の形態でガス相重合化反応器へ導入
することが推奨され、液体炭化水素中の懸濁形態では推
奨されない。触媒を導入する為に使用されるガス流れ
は、好適には、触媒に関して実質的に不活性なガス、例
えば、窒素、水素、メタン又はエタンの様な炭素原子1
−4個有するアルカン、又はこれらのガスの混合物であ
る。
【0015】本発明によると、ガス相エチレン重合化又
は共重合化は、一般式AlRn3-n(式中、Rは炭素原
子1−10個、好適には1−8個、特に1−4個含むア
ルキル基、Xは水素原子又は炭素原子1−10個、好適
には1−6個含むアルコキシ基、かつnは1−3、好適
には2−3の整数又は分数を表す)に相当する有機アン
モニウム化合物から選択される有機金属化合物の存在下
に実施される。有機金属化合物は、これらの化合物の混
合物であっても良い。各々のアルキル基が炭素原子1−
10個、好適には1−8個、特に1−4個を有するトリ
アルキルアルミニウム、例えばトリエチルアルミニウ
ム、トリ−n−プロピルアルミニウム、トリ−n−ブチ
ルアルミニウム、又はトリイソブチルアルミニウムを使
用とるのが好適である。
【0016】有機金属化合物は、触媒に添加した後にガ
ス相重合化反応器へ導入されるのが良い。この場合、添
加は、好適には、有機金属化合物を乾燥粉末形態で触媒
と接触される。有機金属化合物は、純液体の形態で、又
は液体炭化水素中の溶液の形態で、例えば5重量%を超
える、好適には10重量%又はそれ以上の有機金属化合
物の濃度の形態で、又は、好適には、ガス状形態で使用
される。ガス状形態の場合、有機金属化合物は、有利に
は蒸発された後に、触媒と接触される。有機金属化合物
を触媒と接触させるのに適した最良の形態の一つは、こ
の接触をガス相重合化反応器へ導入する間に、特に触媒
が、蒸気形態の有機金属化合物を含むガス流れ中の乾燥
粉末の形態で運ばれる時に実施される。ガス流れは、水
素、又は窒素又は前記した飽和炭化水素の様な不活性ガ
スを含む。
【0017】有機金属化合物はまた、直接的にガス相重
合化反応器へ導入されても良い。この場合、有機金属化
合物は、純液体の形態、又は飽和脂肪族炭化水素の溶液
の形態、又は好適には蒸気形態で使用されるのが良い。
【0018】有機金属化合物はまた、前記2つの方法を
組み合わせることにより有利に使用される。特に、一部
を触媒に添加した後に、反応器に導入し、かつ一部を触
媒と別にして反応器に導入して良い。
【0019】有機金属化合物を使用した方法が何であろ
うとも、有機金属化合物は、好適には、ガス相重合化反
応器に存在するAlのクロムに対する原子比が、100
を超えない、かつ好適には0.05と20の間、かつ特
に0.2と4の間の量で使用される。
【0020】ガス相重合化又は共重合化の条件におい
て、特に流動床及び/又は機械的攪拌床において、触媒
と、エチレンとの、又はエチレンと少なくとも一つのα
−オレフィンとの混合物との接触は、本質的に公知な技
術を使用して実施される。特に、流動床反応器におい
て、重合化されるべきエチレンと任意的な少なくとも一
つの他のα−オレフィンとを含むガス混合物は、粒状触
媒と形成されるポリマー又は共重合体とからなる床を介
して上方流れで通過する。エチレンと任意的な他のα−
オレフィンは、ポリマー又は共重合体が軟化し始め、か
つ凝集体を形成し始める温度以下の温度、好適には11
5℃以下、かつ密度0.91−0.94を有するエチレ
ンの共重合体を製造する為に少なくとも50℃、特に7
0℃又は80℃−95℃、特に密度0.94を超えかつ
0.97未満を有するエチレンのホモポリエチレン、又
は共重合体を製造する為に、90℃又は95℃−110
℃又は115℃の温度に反応混合物がある様な温度で、
流動床反応器に導入される。ガス混合物の流動速度は、
好適には、重合化により放出される熱を効率的に除去し
かつ重合化収率を増大する為に、機械的均一化手段に戻
ること無しに、流動床の良好な均一化を確保する様に、
比較的に高くする。この流動化速度は、一般的に、約3
0と120cm/sの間、好適に40と100cm/s
の間かつ更に特別に50と80cm/sの間である。流
動床を通過に際して、反応しなかったエチレンと任意的
な他のα−オレフィンの部分のみ、流動床を離れ、かつ
反応の間に生成した熱を除去することを意図しており、
冷却システムを通過した後、コンプレッサーにより流動
床反応器へ再循環される。
【0021】ガス相重合化反応器中の全圧は、大気圧に
近いが、しかし好適には、重合化速度を増大する為によ
り高圧である。全圧は、0.5−5MPa,特に0.8
−4MPaかつ好適には1.2と2.5MPaの間であ
るのが良い。
【0022】製造されるポリマー又は共重合体の平均分
子量を制御し、かつ特に削減する目的で、重合化温度を
増大するばかりでなく、反応混合物に導入される有機金
属化合物の量を増大することが可能である。
【0023】ガス混合物もまた、不活性成分のエチレン
と任意的な他のα−オレフィンに対するモル比が、0と
5の間、特に0.1と2の間、かつ好適には1と2の間
にある。 不活性成分は、窒素、又は不活性炭化水素、
特にメタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、イ
ソペンタン、及びヘキサン又はこれらの炭化水素の混合
物の様な炭素原子1−7個含む飽和脂肪族炭化水素から
選択されて良い。特に、不活性成分は、実質的に反応熱
の除去を向上し、かつ重合化反応速度を好適に改変する
ことを可能とする。
【0024】エチレンに加えて、ガス混合物は、プロピ
レン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペ
ンテン及び1−オクテンから好適に選択される好適には
炭素原子3−12個含む一つ又はそれ以上の他のα−オ
レフィンを含んで良い。
【0025】驚くべきことに、本発明の重合化反応工程
の間、ガス混合物が、水素を含む時に、かくして得られ
た(共−)重合体は、実質的に不変化の平均分子量を有
するけれども、しかし目に見えて削減されるダイスエル
を有することが突き止められた。特に本発明の条件にお
いて、水素が、特別に高い又は超高い分子量、例えば
0.5×106を超える又は好適には106を超える分子
量を有する(共−)重合体鎖のみに対して鎖制限剤又は
鎖移動剤として作用するものと思われる。この結果は、
水素のエチレンと任意的な他のα−オレフィンに対する
モル比に左右されない様に思われる。ダイスエルによる
有利な効果は、特にガス混合物中の水素の分圧が0.1
5−1.5、好適には0.2−0.8、特に0.3−
0.6MPaである時に、かつ特に重合化温度が比較的
に高い、例えば70−115℃、好適には80−110
℃である時に、特に得られる。この効果はまた、触媒が
プレポリマーの無い乾燥粉末の形態で、有機アルミニウ
ム化合物と組み合わせて、使用される事実に起因する。
【0026】本発明によると、重合化又は共重合化は、
ポリマー又は共重合体がグラム当たりクロムを好適には
2×10-4未満、例えば10-5ミリモル含む時に、有利
に停止される。特に、驚くべきことに、触媒が非プレポ
リマー化形態で使用される時に、ガス相(共−)重合化
において極めて高い活性レベルを有することが可能とさ
れる突き止められることである。
【0027】従ってより高い満足とより高く単純化され
た工業的条件において、0.940を超える密度を有す
る高密度ポリエチレンの様なエチレンのポリマーと、エ
チレンと他のα−オレフィンとの、共重合体との大多数
を製造することが出来、例えば、エチレンホモポリマー
と、エチレンと好適には炭素原子3−12個含む他のα
−オレフィンとの共重合体であり、これは約97重量%
を超える又は等しいエチレン誘導単位を有し、又は0.
910−0.940の密度を有する線状低密度ポリエチ
レンを有し、これは、エチレンと好適には炭素原子3−
12個含む一つ又はそれ以上のα−オレフィンとの共重
合体との共重合体からなり、これは、約80と97重量
%の間のエチレン誘導単位を有する。
【0028】本発明により得られるエチレンポリマー
と、エチレンと他のα−オレフィンとの共重合体は、比
較的に広範囲の分子量分布を示す有利を有する。この分
子量分布は、ポリマー又は共重合体の重量平均分子量M
wの数平均分子量Mnに対する比が、一般的に6を超え
る、例えば6−20のものを使用して特徴ずけ得るもの
で、これら分子量分布は、ゲル透過クロマトグラフィー
(GPC)により測定される。この分子量分布はまた、
1.8を超える、かつ一般的に2.0を超える、例えば
2−3である流れパラメーターnを使用して特徴ずけ得
るもので、この流れパラメーターは、次の式により計算
される: n=log(MI21.6/MI8.5)/log(21.6/8.5) [式中、MI21.6とMI8.5は、各々21.6k
gの荷重(ASTM標準D1238−57T,条件F)
及び8.5kgの荷重下に、190℃で測定したポリマ
ー又は共重合体のメルトインデックスを表す]。
【0029】驚くべきことに、触媒の特別な性質の組み
合わせと、使用された有機金属化合物と、及びガス相重
合化反応器中の使用の特別な条件の助けにより、この様
にして得られたエチレンのポリマー又は共重合体は、比
較的に高い応力亀裂抵抗を発揮することが突き止められ
るに至った。ASTM標準D−1693により測定した
時に、このエチレンのポリマー又は共重合体は、0.9
50±0.001に等しい密度と、190℃で21.6
kgの荷重にて測定した30±5g/10分のメルトイ
ンデックスを有するホモポリエチレンの場合、50時間
を超えるか等しい、例えば50−100時間、好適には
60時間である。
【0030】分子量分布の測定 ポリマー又は共重合体の分子量分布は、ポリマー又は共
重合体の重量平均分子量Mwの数平均分子量Mnに対す
る比により、「ウォータズ(Waters)モデル“1
50”(登録商標)」のゲル浸透クロマトグラフ(高温
サイズ エクスクルージョン クロマトグラフ)により得
られる分子量分布曲線から計算され、操作条件は、下記
の通りである: − 溶剤 : 1,2,4−トリクロロベンゼン − 溶剤流速 : 1ml/分 − 「ショーデックス」(SHodex)モデル“AT
80 MS”(登録商標)の3個のカラム − 試料濃度: 0.1重量% − 射出容量: 500マイクロリッター − クロマトグラフと一体の屈折計により検出 − 「リギデックス(Rigidex)6070EA」
(登録商標): Mw=65,000、かつMn/Mn
=4、の登録商標名で、ビーピー ケミカルズ(BP
Chemicals)により販売される高密度ポリエチ
レン、及びMw=210,000とMw/Mn=17.
5を有する高密度ポリエチレンとの助けにより校正。
【0031】
【実施例】次の限定されない実施例により本発明を説明
する。
【0032】実施例 1 a) 触媒の製造 ジョセフ クロスフィールドとサンズ(Joseph
Crosfield and Sons)[英国、ウオ
リングトン(Warrington)]により登録商標
名「EP30」で販売される三価酢酸クロムの形態でク
ロム1重量%含む非活性化触媒120kgを、93℃ま
で加熱した流動床反応器に導入し、流動床を介して乾燥
窒素の上方流れが循環された。次いで反応器を66℃/
hの速度で232℃まで加熱し、次いで4時間この温度
に保持した。この期間の終わりに、チタニウム インタ
ーメディエイト リミテッド(Titanium Iu
termediates Limited)社[英国、
ビリンガム(Billingham)]により登録商標
名「チルコム(Tilcom)BIP」下に販売される
チタン酸イソプロピルとチタン酸イソブチルの混合物
を、チタン全量95モルで反応器に導入した。この様に
して含浸して、触媒を4時間232℃に保持した。次い
で反応器中の窒素流れを乾燥空気流れにより置換し、次
いで続いて、触媒を66℃/hの速度で550℃まで加
熱し、5時間550℃に保持し、次いで66℃/hの速
度で232℃まで冷却した。次いで乾燥空気を、乾燥窒
素流れで置換し、次いで触媒を、室温(20℃)まで徐
々に冷却した。
【0033】90kgの活性触媒を、粉末形態で回収
し、この粉末触媒は、3.8重量%のチタンと1重量%
のクロムを含み、157ミクロンのマス平均直径を有し
た。
【0034】b) ガス相におけるエチレンの重合化 マス平均直径500ミクロンを有する不活性かつ無水ポ
リエチレン粉末200gを、窒素雰囲気下に、250r
pmで回転する螺旋状攪拌機を備えかつ100℃まで加
熱された2.6リットルのステンレス鋼反応器に、粉末
装填として導入し、次いで0.194ミリモルのトリエ
チルアルミニウム(TEA)を導入した。粉末装填中に
TEAを分散するのに必要とする時間の後(約15
分)、予め製造した触媒0.2gを、乾燥粉末の形態で
反応器へ導入し、次いで1.5MPaの圧力までエチレ
ンを導入し、次いで2時間の間200g/hのエチレン
の一定流速で導入した。この期間の終わりに、約400
gのポリエチレンが、製造されかつ最初に導入した20
0gの粉末装填から篩分により分離した。
【0035】重合化の間、触媒活性は、クロムミリモル
当たり、時間当たり、かつエチレンのMPa当たり1
1.820kgのポリエチレンであることが分かった。
【0036】更に、重合化の間に製造されたポリエチレ
ンは、次の特性を示した: − 8.5kg荷重下に190℃で測定したメルトイン
デックス: 30g/10分 − 密度: 0.950g/cm3 − 嵩密度: 0.32g/cm3 − マス平均粒子直径: 900ミクロン − 応力亀裂抵抗(ASTM方法d−1693): 6
0時間。
【0037】例2(比較例) a) 懸濁液中におけるプレポリマー化 7,000リットルのn−ヘキサンを、140rpmで
回転する攪拌機を備える30m3のステンレス鋼反応器
に窒素雰囲気下に導入し、次いで75℃まで加熱し、続
いて9.5モルのTEAと実施例1で製造した触媒23
4kgとを導入した。次いでエチレンを、8時間の間、
300kg/hの流速で導入した。この期間の終わり
に、この様にして得られたプレポリマー懸濁液を、未反
応エチレンを出来るだけ多く消費する為に、30分の間
75℃の温度で保持した。次いで反応器を、脱ガスしか
つ60℃まで冷却した。
【0038】予備加熱したn−ヘキサン12m3を、プ
レポリマー懸濁液へ添加し、これをこの状態で15分の
間攪拌し続け、その後12m3の液相をこの懸濁液から
抽出した。この操作を3回繰り返し、次いでプレポリマ
ー懸濁液を室温(20℃)まで冷却し、次いでこれに1
7モルのTEAを添加した。
【0039】60℃で窒素下に乾燥した後、2.3トン
のプレポリマーが、マス平均直径255ミクロンでかつ
グラム当たり1.94×10-2ミリモルのクロムを含む
粒子からなる粉末の形態で得られ、これは、60℃でヘ
キサンに可溶性なポリマーを0.5重量%未満を含ん
だ。
【0040】b) ガス相におけるエチレンの重合化 触媒0.2gの代わりに、前記製造したプレポリマー2
gを乾燥粉末の形態で導入した以外は、製造は、実施例
1と全く同じであった。2時間の重合化の終わりに、触
媒の活性は、クロムミリモル当たり、時間当たり及びエ
チレンのMPa当たりのポリエチレンは4220gであ
った。
【0041】実施例1と比較すると、触媒が懸濁液中で
製造されたプレポリマーの形態で使用された時に、触媒
の活性における実質的な削減が観察された。
【0042】例3(比較例) イソブタンに懸濁したエチレンの重合化 実施例1により製造した乾燥粉末形態の0.2gの触媒
を、250rpmで回転する攪拌機を備える2.3リッ
トルのステンレス鋼反応器に導入し、次いで、100℃
まで加熱し、続いて19ミリモルのTEAと1リットル
のイソブタンを導入した。エチレンを、4.1MPaの
圧力まで反応器中へ導入し、次いでこの圧力を1時間連
続的にエチレンを供給することにより保持した。この期
間の終わりに、反応器を冷却しかつ脱ガスした。430
gのポリエチレンが回収され、次の特性を有した: − MI21.6=30g/10分 − 密度=0.950g/cm3 − 応力亀裂抵抗(ASTM方法D−1693):42
時間
【0043】触媒活性は、クロムミリモル当たり、時間
当たり、及びエチレンMPa当たり5600gのポリエ
チレンであった。
【0044】触媒活性は、実施例1におけるよりも2フ
ァクターだけ低く、かつポリエチレンの応力亀裂抵抗
は、実施例1で得られたポリエチレンのものと比較した
時により低かった。
【0045】例4(比較例) ガス相におけるエチレンの重合化 TEAが反応器に導入されなかった以外は、方法は、実
施例1と全く同じであった。
【0046】2時間の重合化の終わりに、50gのポリ
エチレンが製造された。触媒活性は、クロムミリモル当
たり、時間当たり及びエチレンMPa当たり1480g
のポリエチレンであった。これは、実施例1において得
られたものと比較した時に、特に低かった。
【0047】実施例 5 ガス相におけるエチレンの重合化 操作は、3mの直径の流動床反応器の助けにより108
℃で実施され、流動化は、50cm/sの上方速度で推
進されるガス混合物により確保された。ガス混合物は、
エチレン、窒素及び水素からなり、その分圧(pp)は
次の通りであった: 水素pp : 0.6MPa エチレンpp : 0.5MPa 窒素pp : 0.706MPa 8トンの脱ガス無水高密度ポリエチレン粉末を、粉末装
填として反応器中へ導入し、続いて24モルのトリエチ
ルアルミニウムを導入した。2時間の終わりに、実施例
1で製造した触媒を、0.5kg/hの流速で反応器に
導入し、5時間の終わりに、TEAを0.1モル/hの
流速で導入した。
【0048】これらの条件において、2.5トンのポリ
エチレン粉末が連続的に製造され、これは、次の特性を
有した: − 密度 : 0.953g/cm3 − クロム含量 : 2重量ppm − MI21.6 =26g/10分 − マス平均粒子直径 =1200ミクロン − 分子量分布、Mw/Mn= 15 ポリエチレン粉末を押出機を使用することにより完成物
品に変換した時に、このポリエチレンダイスエルは極め
て低かった。
【0049】実施例 6 a) 触媒の製造 触媒の製造は、活性化温度が550℃の代わりに815
℃であった以外は、実施例1と全く同じに実施された。
【0050】b) ガス相におけるエチレンの重合化 マス平均直径500ミクロンを有する無水ポリエチレン
粉末200gを、窒素雰囲気下に、350rpmで回転
する螺旋状攪拌機を備えかつ100℃まで加熱された
2.6リットルのステンレス鋼反応器に、粉末装填とし
て導入し、次いで0.19ミリモルのTEAを導入し、
次いで乾燥粉末の形態でクロム0.038ミリモルに相
当する、実施例1により製造した、触媒を導入した。水
素を0.3MPaになるまで反応器中に導入し、次いで
1.5MPaの圧力までエチレンを導入した。この期間
の終わりに、ポリエチレンが、製造されかつ活性は、ク
ロムミリモル当たり、時間当たり、かつエチレンのMP
a当たり14320gのポリエチレンの活性を有した。
ポリエチレン粉末は、次の特性を示した: − クロム含量 : 5ppm − MI21.6=25g/10分 − 嵩密度: 0.34g/cm3 − マス平均粒子直径: 1000ミクロン ポリエチレン粉末を押出機を使用することにより完成物
品に変換した時に、このポリエチレンダイスエルは、実
施例1で得られたポリエチレンのものよりも低かった。
【0051】例7(比較例) 操作は、反応器に触媒を導入する前に、15gの触媒
が、500mlのn−ヘキサンと混合しかつ攪拌して、
20℃で18時間の間スラリを形成した以外は、実施例
6と全く同じに実施した。次いで、触媒を、実施例6で
使用した量と同じに、クロム0.038ミリモルの量
で、スラリの形態で反応器に導入した。
【0052】ポリエチレンは、活性が、クロムミリモル
当たり、時間当たり、かつエチレンのMPa当たり11
200gのを有して製造され、これは、実施例6で得ら
れたものに比較して実質的に削減された活性であった。
【0053】 ポリエチレン粉末は次の性質を有した: − クロム含量 : 7ppm − MI21.6=18g/10分 − 嵩密度: 0.32g/cm3 − マス平均粒子直径: 820ミクロン。
【0054】
【発明の効果】従来のエチレンのポリマー又は共重合体
は、触媒残分が多く、かつ特に応力亀裂対抗に関する限
りでは、満足いくものでなかつた。然し乍ら、本発明に
よると、極めて低含量の触媒残分と高応力亀裂抵抗を同
時に有するエチレンポリマー又は共重合体を、ガス相重
合化方法により製造することが出来る。更に特別には、
本発明は、プレポリマーの無い粒子からなる乾燥粉末の
形態で使用され、酸化クロムとチタン化合物を含む触媒
の助けにより、ガス相でエチレンの(共−)重合化する
為の改善された方法により、(共−)重合化は、有機ア
ルミニウム化合物から選択される有機金属の存在下に、
従来のガス相重合化における触媒の使用条件で、驚くべ
きことに、極めて高い収率で、かつ向上した応力亀裂対
抗を伴って、エチレン(共−)重合体の製造を齎すこと
が出来、更に驚くべきことには、本発明により製造され
たエチレンの(共−)重合体は、この粉末をペレット又
は完成物品へ変形する為に、押出機にて使用される時
に、削減されたダイスエルを有することが出来る。この
特別な向上された性質は、完成物品の構造のより良い制
御と、各々の完成物品製造の重量を削減する有利を齎
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 4/60 - 4/70 C08F 10/02 C08F 110/02 C08F 210/02 C08F 210/16

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレンの重合化又はエチレンと炭素原
    子3〜12個含むα−オレフィンの少なくとも一つとの
    (共)重合化方法であって、有機金属化合物と、耐火性
    酸化物に基づく粒状の担体と結合されておりかつ熱処理
    により活性化された酸化クロムとチタン化合物を含む触
    媒との助けにより実施される方法において、上記(共)
    重合化が、流動床及び/又は機械的攪拌床を包含する反
    応器中でガス相にて実施され、前記触媒は、夫々0.0
    5〜10%と0.5〜20%の範囲のクロムとチタンの
    重量含有量を有し且つプレポリマーの無い粒子からなる
    乾燥粉末の形態で反応器中に導入され、かつ前記有機金
    属化合物が、一般式AlRn3-n(式中、Rは炭素原子
    1〜10個含むアルキル基、Xは水素原子又はアルコキ
    シ基、そしてnは1〜3の範囲の整数又は分数を表す)
    に相当する有機アルミニウム化合物から選択される、こ
    とを特徴とする前記の(共−)重合化法。
  2. 【請求項2】 有機金属化合物は、ガス相重合化反応器
    中に存在するAlのクロムに対する原子比が100を超
    えず、かつ好適には0.05と20の間である量で使用
    される請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 有機金属化合物が、触媒に添加された後
    にガス相重合化反応器に導入する請求項1又は2記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 有機金属化合物が、ガス相重合化反応器
    中へ触媒から成立して導入される請求項1〜3のいずれ
    か1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 触媒が、夫々0.1〜3%と1〜5%の
    範囲のクロムとチタンの重量含有量を有する請求項1〜
    4のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 有機金属化合物が、トリエチルアルミニ
    ウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、トリ−n−ブ
    チルアルミニウム及びトリイソブチルアルミニウムから
    選択される請求項1〜5のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 (共−)重合化が、0.5〜5MPaの
    全圧下に、かつ70〜115℃の温度で、エチレン、水
    素及び任意的に少なくとも一つのC3〜C12 α−オレフ
    ィンを含むガス混合物の助けにより実施される請求項1
    〜6のいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 ガス混合物中の水素の分圧が、0.15
    〜1.5MPaである請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 ガス混合物が不活性ガスを含む請求項7
    又は8記載の方法。
  10. 【請求項10】 温度が80〜110℃、全圧が0.8
    〜4MPa、そして水素がガス混合物中0.15〜1.
    5MPaの分圧下にある請求項7〜9のいずれか1項記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 前記触媒が、ケイ酸アルカリ金属の溶
    液からシリカを沈殿させ、該シリカ上でクロム化合物を
    軽焼し、そしてチタン化合物を含浸させ、得られた生成
    物を少なくとも250℃で且つ粒状支持体が焼結し始め
    る温度を超えない温度で熱処理して活性化するか、或い
    は該シリカ上でチタン化合物を500から900℃の温
    度で乾燥空気又は窒素雰囲気下で軽焼し、そしてクロム
    化合物を含浸させ、得られた生成物を熱処理により活性
    化することにより製造されることを特徴とする、請求項
    1〜10のいずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記触媒の反応器への導入が、該触媒
    をガス流により運ぶことを特徴とする、請求項1〜11
    のいずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記ガス流れが窒素、水素、炭素原子
    1乃至4個を有するアルカン、又はこれらの混合物から
    選ばれることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか
    1項記載の方法。
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