JP3017444U - 健康ブレスレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 つぼを刺激し、肩凝り、疲労等の症状を少な
くし、内臓の働きをよくする健康ブレスレットを提供す
る。 【構成】 リンクを連結した鎖型のブレスレットであっ
て、適当数のリンク１１を置いて配置した各筒体１２の
孔にトルマリン原石２０を腕の皮膚に当接可能に保持さ
せてある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、腕に着用すると、肩凝りが軽減され、内蔵の働きがよくなる電気石 組込み治療腕輪に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、肩凝りに対して、マッサージ・鍼灸に代表される東洋医学による治療が 一般的であった。今日では、家庭で手軽に行えることもあって、磁力線・低周波 等を利用した健康治療具による治療が広く普及している。なお、一部には着用す るだけで治療効果があると言うことで、磁力線を発生するネックレス・ブレスレ ットの使用も行われている。

【０００３】 しかしながら、肩凝りに対して首・腕等に着用するだけで著しい治療効果のあ るものは皆無と言っても過言ではなく、必要に応じて、マッサージ師のマッサー ジを受けるとか、医師に注射をして貰うとか、自分で買って来た貼り薬を貼ると かしなければならず、極めて煩鎖で、かなりの費用を要すると言う問題点がある 。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、肩凝りを治療するには必要に応じて、マッサージ 師のマッサージを受ける、医師に注射をして貰う、自分で買って来た貼り薬を貼 る等、極めて煩鎖な手段しかなく、その上、かなりの費用を要することであって 、本考案は上記問題を解決した、単に腕に着用するだけで、肩凝りを緩和する効 果がある健康ブレスレットを提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、リンクを連結した鎖型のブレスレットであって、適当数のリンク１ １を置いて配置した各筒体１２の孔にトルマリン原石２０を腕の皮膚に当接可能 に保持させてなる健康ブレスレットである。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例について、図１乃至図７により説明すると、次のように構成さ れる。すなわち、１０はリンク１１を連結した鎖型のブレスレット、１２は鎖型 のブレスレット１０中に適当数のリンク１１を置いて配置した筒体、２０はその 各筒体の孔に腕の皮膚に当接可能に保持させたトルマリン原石である。なお、１ ５はブレスレット１０を腕に着用したり、取外したりするための接続部である。

【０００７】 先ず、トルマリンについて詳細説明する。このトルマリンは我国の宝石業界で の通称であって、外国ではタウマリン（Tourmaline）、地質及び鉱物学分野では 電気石と称しており、比重が３．１〜３．２、モース硬度が７．０〜７．５と石 英よりも少し硬く、酸やアルカリ等に対する耐薬品性は石英よりも優れており、 その誘電率は７．０前後である。

【０００８】 ところで、この電気石の結晶は、１８８０年にジャックス及びピエルのキュリ ー兄弟によって圧電性をもつことが発見され、外部から電気エネルギーが供給さ れなくても自らが電極を保持すると言う、いわゆる永久電極とも言える対の電極 を持っていることは、１９８８年久保哲次郎氏によって発見されている。

【０００９】 電気石結晶内部に存在するこの電位差は、電荷のキャリアである電子をその電 位差の生じる方向に沿って輸送する。この輸送された電子は輸送が終る結晶の一 つの端の部分から順次貯えられていく。この電子は負の電荷をもっており、互い に反発し合うため一定の密度以上になることが出来ず、電子の輸送が始る結晶軸 の端の部分から輸送が終る端との間でその密度は増大し、終りの端における電子 密度は一定のものとなる。

【００１０】 このようにして、特定の結晶軸に沿って貯えられた電子の密度の結晶の両端に おける差が、この結晶の両端における電位差（電位）をもたらす。そして、電子 密度の高い結晶の端の部分がカソード電極となり、低い方の端の部分がアノード 電極となる。このような過程で生れた電気石の電極は、その存在する系の中に電 子を放出し、またその失われた分だけ電子を取入れることによりその強度を保持 する。また、この電極は外部に電場を作る。このことは、この電気石結晶の両端 に一対の電極が存在していることを意味する。この電極が示す様々な電極反応の エネルギーは、電気石結晶の外部から供給されない。

【００１１】 このエネルギーは、電気石自身が内部に貯えた歪（自発歪）のエネルギー（弾 性エネルギー）であり、９５０〜１０００度程度に加熱して初めて消失するこの 現象はその機構は全く異なるが、磁石の磁極が消失する温度（キュリー温度）の 存在と類似している。また、常温では、外部から電場を与えても変化せず、いわ ゆる永久電極と言えるような性質を示す。このエネルギーは、電気石結晶格子の 自発歪によってつくられ、且つ貯えられているものである。

【００１２】 そして、結晶の中を電荷のキャリアである電子を輸送するエネルギーは、格子 の歪によって対称的でなくなった格子振動が有限の温度において有する熱振動の エネルギーによって補給される。

【００１３】

【作用】

先ず、ブレスレットを腕に着用し、その筒体１２に保持させたトルマリン原石 ２０を腕の皮膚に当接させた状態にしておくと、トルマリン原石２０の微細な電 極によって発生する極めて微細な電流が、水分を含んだ導電性をもつ皮膚表面部 分を流れ、いわゆる、つぼを刺激する（神経細胞に電気信号を与える）。

【００１４】 この電気信号によって神経細胞の細胞膜の内外の電位が変化し、その電位の変 化が神経を興奮させ、刺激し、脳へ伝達され、さらに、自律神経を介して特定の 器官に対して機能調整作用を及ぼし、肩凝り等の原因である筋肉の極度の緊張・ 毛細血管の収縮・筋肉の疲労等を緩和乃至解消して、筋肉を弛緩させたり、血流 を増加させたりする。肩凝り少なくするのみならず、疲労（倦怠感）を無くし、 内臓の働きを活発にする効果を発揮する。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は以上のように構成されるため、トルマリン原石２０を腕の皮膚に当接 させた状態にしておくと、いわゆるつぼを刺激し、肩凝りのみならず、疲労（倦 怠感）、内臓の衰えに対して、症状を少なくし、内臓の働きをよくする効果を発 揮する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す斜視図である。

【図２】図１の要部を示す断面図である。

【図３】図１の要部を示す平面図である。

【符号の説明】

１０ ブレスレット １１ リンク １２ 筒体 １５ 接続部 ２０ トルマリン原石

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 リンクを連結した鎖型のブレスレットに
   おいて、適当数のリンク（１１）を置いて配置した各筒
   体（１２）の孔にトルマリン原石（２０）を腕の皮膚に
   当接可能に保持させてなる健康ブレスレット。