JP3017129U - 宝飾用貴金属等の電気ロー付装置 - Google Patents
宝飾用貴金属等の電気ロー付装置Info
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- JP3017129U JP3017129U JP1995002973U JP297395U JP3017129U JP 3017129 U JP3017129 U JP 3017129U JP 1995002973 U JP1995002973 U JP 1995002973U JP 297395 U JP297395 U JP 297395U JP 3017129 U JP3017129 U JP 3017129U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 店等において熟練者でなくとも比較的簡易に
して、かつ歩留まりの高い宝飾用貴金属等の電気ロー付
けを可能とすること。 【構成】 架台10上にカーボン電極11が水平に支持
され、該カーボン電極11の凹陥部14内にロー材を付
けた宝飾用貴金属等のワーク100がセットされ、次い
で、前記カーボン電極11の両端子18、19に加熱用
電源及び制御部12から通電されて凹陥部14のみが設
定温度に加熱され、ワーク100の必要部分のみが加熱
ロー付けされる。
して、かつ歩留まりの高い宝飾用貴金属等の電気ロー付
けを可能とすること。 【構成】 架台10上にカーボン電極11が水平に支持
され、該カーボン電極11の凹陥部14内にロー材を付
けた宝飾用貴金属等のワーク100がセットされ、次い
で、前記カーボン電極11の両端子18、19に加熱用
電源及び制御部12から通電されて凹陥部14のみが設
定温度に加熱され、ワーク100の必要部分のみが加熱
ロー付けされる。
Description
【0001】
本考案は、宝飾用貴金属等の電気ロー付装置に関し、更に詳しくは、指輪サイ ズを補正する場合における切断部分の電気ロー付けや、イヤリングの構成部材で ある螺子杆における螺子杆部と螺子頭部との電気ロー付けを行う装置に関するも のである。
【0002】
従来、例えば指輪サイズを補正するために切断した部分のロー付け方法として は、特に図示しないが、バーナーによる方法や、指輪等のワーク自体に通電加熱 して行う方法が知られている。
【0003】
ところで、従来の技術で述べたもののうち前者においては、相当の技術と熟練 を必要とし、また、火を使用するために防災設備が必要であり、また、ワーク全 体が加熱するため、指輪等においては石が付いた状態ではできないという問題点 を有していた。また、後者においては、温度制御が難しく、また、ワーク電極ク ランプ点に傷が付き易いという問題点を有していた。
【0004】 本考案は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みなされたもので、その 目的とするところは、店等において熟練者でなくとも比較的簡易に宝飾用貴金属 等の電気ロー付けができる装置を提供することにある。
【0005】
この目的のため、本考案は、架台と、該架台上に一対の電極ホルダー及び電極 押えを介して水平に支持され、かつ上面部に凹陥部が形成されたカーボン電極と 、該カーボン電極に通電し、かつ温度制御をするため、前記架台内に配設され た加熱用電源及び制御部とを備え、前記カーボン電極の凹陥部に、ロー材を付け た宝飾用貴金属等のワークがセツトされ、前記凹陥部のみが設定温度に加熱され て必要部分のみが加熱ロー付けされる構成を特徴とし、また、本考案は、架台と 、該架台上に一対の電極ホルダー及び電極押えを介して水平に支持され、かつ 貫通縦孔が形成されたカーボン電極と、前記架台内における前記カーボン電極の 下方に上下動可能として配設され、かつその上端面にセットされる宝飾用貴金属 等のワークを前記カーボン電極の貫通縦孔に移動させるワークホルダーと、前記 カーボン電極に通電し、かつ温度制御をするため、前記架台内に配設された加熱 用電源及び制御部とを備え、前記ワークホルダーによりロー材を付けた前記ワー クが前記カーボン電極の貫通縦孔に移動せられると共に、該貫通縦孔部分のみが 設定温度に加熱されて必要部分のみが加熱ロー付けされる構成を特徴とするもの である。
【0006】
実施例について図面を参照し、その作用と共に説明する。図1は本考案に係る 装置の一例での概略断面図、図2はカーボン電極の支持部分を示す断面図で、こ れら図において、本案装置は、架台10と、該架台10上に水平に支持されたカ ーボン電極11と、架台10内に配設されたカーボン電極加熱用電源及び制御部 12等を備えている。架台10は、中央開口の上面板13を有し、該上面板13 の開口部上方には1本のカーボン電極11が水平に支持されている。カーボン電 極11は断面円形であって、その中央部位には凹陥部14を有し、該カーボン電 極11は、上面板13上に固着の取付板15に螺子止めされた一対の電極ホルダ ー16及び電極押え17によりその両端が水平に支持されることにより取り付け られると共に、その正負端子18、19は架台10内に配設の加熱用電源及び制 御部12と電気的接続されて通電可能となっており、また、カーボン電極11に おける凹陥部14に近接した部位にはセンサー20が付設されて、加熱用電源及 び制御部12と電気的接続され、凹陥部14部分の温度がセンサー20により検 出されて、該温度が設定値に達すると通電が自動停止されて温度コントロールが できるようになっている。また、一対の電極ホルダー16には、該ホルダー16 等を冷却するための水冷機構を構成する給水口21と排水口22が付設されると 共に、取付板14には、フード23と取付板14により形成のチャンバー24内 に雰囲気用ガスを導入するため導入口25、導入管26等を有している。
【0007】 次に、上記の構成に係る本案装置の作用について説明すると、ガス導入管26 を介して導入口25よりチャンバー24内に雰囲気用ガスが導入されると共に、 給水口21より排水口22に給水されて水冷機構が形成される。次いで、カーボ ン電極11の凹陥部14内に、ロー材を付けた宝飾用貴金属等のワーク100が セットされる。次いで、加熱用電源及び制御部12から両端子18、19を介し てカーボン電極11に通電され、凹陥部14のみが所要の設定温度に加熱され、 これによりワーク100における必要な部分だけが加熱ロー付けされる。凹陥部 14の温度はセンサー20により検出され、設定値に達すると加熱用電源及び制 御部12により通電は自動停止され、ロー付けされたワークはチャンバー24よ り取り出され、以下同様にして一連の動作が繰り返されワーク100の電気ロー 付けが行われる。
【0008】 本考案に係る装置の他の実施例が図3及び図4に示されている。本実施例は、 カーボン電極に貫通縦孔が設けられ、架台にはワークを貫通縦孔内にセットする ワークホルダーが配設されたもので、図1との対応部分には同一の符号が附され ている。即ち、図3において、カーボン電極11の中央部位には、貫通縦孔27 が設けられると共に、架台10内には、取付板15の中央開口部28を介して上 下動し、その上端面にセットされたワーク100を貫通縦孔27に移動させるた めのワークホルダー29が配設されている。更に説明すると、ワークホルダー2 9は、取付板15に固着された2本のガイド棒30、31に沿って上下動するブ ロック32と、該ブロック32に立設固着されたホルダー33と、ブロック32 に水平に螺挿された螺子34とを備え、螺子34をゆるめてこれを上下方向(図 4の実線矢印方向)に動かすことにより、ガイド棒30、31に沿い上下動する ブロック32と一体的にホルダー33が開口部28を介して上下動し、その上端 面でワーク100を支持し得るようになっている。
【0009】 次に、本実施例の作用について説明する。本実施例においては、ワークホルダ ー29のホルダー33の上端面にワーク100がセットされ、次いで、ワークホ ルダー29によりワーク100がロー付点であるカーボン電極11の貫通縦孔2 7に移動せられて前記実施例と同様に加熱ロー付けされ、通電停止の後、ワーク ホルダー29が降下し、ロー付けされたワークが取り出されるものである。
【0010】
しかして、本考案によれば、カーボン電極における凹陥部内または貫通縦孔内 において宝飾用貴金属等のワークの加熱ロー付がなされるものであるから、熟練 者でなくとも作業が可能であり、また、必要な部分だけが加熱ロー付けされるの で、他に影響を及ぼすことがなく、歩留まりの向上が得られるものである。
【0011】 また、本考案によれば、カーボン電極におけるロー付点の温度コントロールが 可能で、精度の高い加熱ロー付けができ、また、従来のように火を使用する必要 がないので、店等でも簡易に使用することができるものである。
【提出日】平成7年3月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【0006】
実施例について図面を参照し、その作用と共に説明する。図1は本考案に係る 装置の一例での概略断面図、図2はカーボン電極の支持部分を示す断面図で、こ れら図において、本案装置は、架台10と、該架台10上に水平に支持されたカ ーボン電極11と、架台10内に配設されたカーボン電極加熱用電源及び制御部 12等を備えている。架台10は、中央開口の上面板13を有し、該上面板13 の開口部上方には1本のカーボン電極11が水平に支持されている。カーボン電 極11は断面円形であって、その中央部位には凹陥部14を有し、該カーボン電 極11は、上面板13上に固着の取付板15に螺子止めされた一対の電極ホルダ ー16及び電極押え17によりその両端が水平に支持されることにより取り付け られると共に、その正負端子18、19は架台10内に配設の加熱用電源及び制 御部12と電気的接続されて通電可能となっており、また、カーボン電極11に おける凹陥部14に近接した部位にはセンサー20が付設されて、加熱用電源及 び制御部12と電気的接続され、凹陥部14部分の温度がセンサー20により検 出されて、該温度が設定値に達すると通電が自動制御されて温度コントロールが できるようになっている。また、一対の電極ホルダー16には、該ホルダー16 等を冷却するための水冷機構を構成する給水口21と排水口22が付設されると 共に、取付板14には、フード23と取付板14により形成のチャンバー24内 に雰囲気用ガスを導入するため導入口25、導入管26等を有している。
【図1】本考案に係る装置の一例での概略断面図であ
る。
る。
【図2】カーボン電極の支持部分を示す断面図である。
【図3】本考案に係る装置の他例での概略断面図であ
る。
る。
【図4】ワークホルダーの部分を示す断面図である。
10 架台 11 カーボン電極 12 加熱用電源及び制御部 14 凹陥部 16 一対の電極ホルダー 17 一対の電極押え 18、19 端子 20 センサー 27 貫通縦孔 29 ワークホルダー 100 ワーク
Claims (2)
- 【請求項1】 架台と、該架台上に一対の電極ホルダー
及び電極押えを介して水平に支持され、かつ上面部に凹
陥部が形成されたカーボン電極と、該カーボン電極に通
電し、かつ温度制御をするため、前記架台内に配設され
た加熱用電源及び制御部とを備え、前記カーボン電極の
凹陥部に、ロー材を付けた宝飾用貴金属等のワークがセ
ツトされ、前記凹陥部のみが設定温度に加熱されて必要
部分のみが加熱ロー付けされる構成を特徴とする宝飾用
貴金属等の電気ロー付装置。 - 【請求項2】 架台と、該架台上に一対の電極ホルダー
及び電極押えを介して水平に支持され、かつ貫通縦孔が
形成されたカーボン電極と、前記架台内における前記カ
ーボン電極の下方に上下動可能として配設され、かつそ
の上端面にセットされる宝飾用貴金属等のワークを前記
カーボン電極の貫通縦孔に移動させるワークホルダー
と、前記カーボン電極に通電し、かつ温度制御をするた
め、前記架台内に配設された加熱用電源及び制御部とを
備え、前記ワークホルダーによりロー材を付けた前記ワ
ークが前記カーボン電極の貫通縦孔に移動せられると共
に、該貫通縦孔部分のみが設定温度に加熱されて必要部
分のみが加熱ロー付けされる構成を特徴とする宝飾用貴
金属等の電気ロー付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002973U JP3017129U (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 宝飾用貴金属等の電気ロー付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002973U JP3017129U (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 宝飾用貴金属等の電気ロー付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3017129U true JP3017129U (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=43152627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995002973U Expired - Lifetime JP3017129U (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 宝飾用貴金属等の電気ロー付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3017129U (ja) |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP1995002973U patent/JP3017129U/ja not_active Expired - Lifetime
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