JP3017002U - ローラ型脱毛器 - Google Patents
ローラ型脱毛器Info
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- JP3017002U JP3017002U JP1995004447U JP444795U JP3017002U JP 3017002 U JP3017002 U JP 3017002U JP 1995004447 U JP1995004447 U JP 1995004447U JP 444795 U JP444795 U JP 444795U JP 3017002 U JP3017002 U JP 3017002U
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- metal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 人体などに痛さを感じさせることなく、効率
良く迅速に脱毛できるローラ型脱毛器の提供。 【構成】 このローラ型脱毛器は、本体2に回転自在に
支持されてその表面が開口部6に臨むように配置された
弾性ローラ3及びその表面に連動し回転する金属ローラ
4と、弾性ローラ3の駆動手段11と、金属ローラ4に
高周波電圧を供給する高周波発生装置14とを備えてい
る。そして弾性ローラ3の表面には、千鳥型または多重
螺旋型に分散され、周方向が軸線方向より大きい寸法で
且つ矩形または平行四辺形とされた表面形状を有する多
数の突起7が形成されている。
良く迅速に脱毛できるローラ型脱毛器の提供。 【構成】 このローラ型脱毛器は、本体2に回転自在に
支持されてその表面が開口部6に臨むように配置された
弾性ローラ3及びその表面に連動し回転する金属ローラ
4と、弾性ローラ3の駆動手段11と、金属ローラ4に
高周波電圧を供給する高周波発生装置14とを備えてい
る。そして弾性ローラ3の表面には、千鳥型または多重
螺旋型に分散され、周方向が軸線方向より大きい寸法で
且つ矩形または平行四辺形とされた表面形状を有する多
数の突起7が形成されている。
Description
【0001】
本考案は、人体などの無駄毛を脱毛するために使用されるローラ型の脱毛器に 関する。
【0002】
従来から人体の脇毛や脛毛などの無駄毛を脱毛する脱毛器として、ピンセット 型の脱毛器とローラ型の脱毛器が知られている。ピンセット型脱毛器は主として 比較的硬い毛、例えば剛毛などを引き抜くために使用され、ローラ型脱毛器は主 として柔らかい産毛などを引き抜くために使用されている。 従来知られているローラ型脱毛器は、本体に回転自在に支持されその表面が開 口部に臨むように配置されたゴムローラと、そのゴムローラの表面に接触しその 回転に連動して回転される金属ローラと、ゴムローラを回転駆動する駆動手段と 、金属ローラに高周波電圧を供給する高周波発生装置を備えている。そしてこの ゴムローラの表面は平滑な円柱面とされるか、またはその円柱面上に螺旋状の突 条が形成される。
【0003】 この従来のローラ型脱毛器によって脱毛するには、先ず駆動手段を駆動してゴ ムローラと金属ローラを回転すると共に、金属ローラに高周波発生装置から高周 波電圧を印加する。そして本体の開口部を脱毛すべき部分に押し当ててスライド させることにより、高周波電圧を印加された金属ローラとゴムローラの間に毛を 巻き込み、金属ローラからの高周波エネルギーにより巻き込んだ毛を加熱して毛 根との結合力を弱めてから引き抜く。
【0004】
しかし上記従来のローラ型脱毛器において、ゴムローラの表面が平滑な円柱面 とされる場合は、ゴムローラと金属ローラの接触がローラ全長に沿って形成され るので、一度に多くの毛が集中してゴムローラと金属ローラ間に巻き込まれ、そ の状態で引き抜くことになるので苦痛点が集中し、人体にかなりの痛さを感じる という問題がある。 また、金属ローラの円柱面に螺旋状の突条が形成されている場合は、ゴムロー ラと金属ローラの接触面は螺旋状の突条部分だけになるので、上記のように一度 に多くの毛が集中してゴムローラと金属ローラ間に巻き込まれることは無くなる が、反面巻き込む毛が少なくなるので脱毛効率が低くなるという問題があった。 そこで本考案は、このような従来の問題点を解決したローラ型脱毛器を提供す ることを課題とするものである。
【0005】
上記課題を解決する本考案のローラ型脱毛器は、本体に回転自在に支持されそ の表面が開口部に臨むように配置された弾性ローラと、その弾性ローラの表面に 接しそれと連動して回転される金属ローラと、弾性ローラを回転駆動する駆動手 段と、金属ローラに高周波電圧を供給する高周波発生装置とを備えている。 そして弾性ローラ表面に千鳥型または多重螺旋型に分散した多数の突起が形成 され、その突起の表面形状が弾性ローラ上の軸線方向より周方向を長くされてい ることを特徴とするものである。 上記ローラ型脱毛器の好ましい実施態様においては、突起の表面形状が矩形ま たは平行四辺形とされ、弾性ローラ上の周方向に隣接する突起の間隔および軸線 方向に隣接する突起の間隔がいずれも突起の弾性ローラ上の軸線方向の幅とほぼ 同一とされる。
【0006】 上記ローラ型脱毛器の他の好ましい実施態様においては、表面をサンドブラス ト加工による微細凹凸の粗面とされた金属ローラが使用される。 上記ローラ型脱毛器のさらに好ましい実施態様においては、弾性ローラの表面 に接しその回転に連動して回転される一対の金属ローラが弾性ローラを挟んで設 けられ、各金属ローラに高周波発生装置からの高周波電圧が供給されるようにな され、弾性ローラの回転方向先端側の金属ローラとして、その表面がサンドブラ スト加工による微細凹凸の粗面としたものを使用する。 上記ローラ型脱毛器のさらに別の好ましい実施態様においては、一対の金属ロ ーラが開口部の周縁部に配置され、巻き込む毛を立たせるための櫛刃状の毛立て 手段がそれら金属ローラに隣接してそれぞれ設けられる。
【0007】
本考案のローラ型脱毛器は、弾性ローラ表面に千鳥型または多重螺旋型に分散 した多数の突起が形成されているので、弾性ローラと金属ローラの突起による接 触点が回転にしたがって絶えず変化し且つ分散され、脱毛すべき毛の引き抜き位 置も絶えず変化して1箇所に集中しない。そのため脱毛に際して一度に多数の毛 を引き抜けるにも係わらず、引き抜き箇所が分散されているのでほとんど痛さを 感じない。 さらに弾性ローラ表面の突起は、弾性ローラ上の周方向の長さを軸線方向より 大きくなされているので、金属ローラの表面と弾性ローラの突起との間に引き込 まれた毛を比較的長い時間その状態に維持でき、高周波エネルギーによる脱毛す べき毛と毛根の結合力を弱めるための時間的余裕を十分に与えることができる。 このように本考案のローラ型脱毛器によれば、ほとんど痛さを感じさせずに効 率良く迅速に脱毛をすることができる。
【0008】
次に図面により本考案の実施例を説明する。 図1は本考案のローラ型脱毛器の1例を示す底面図で、理解を容易とするため その本体の底板を取り外して示してある。また、図2は底板を取り付けた状態の 部分底面図、図3および図4は先端部付近の側面図および斜視図で、理解を容易 とするため本体のカバーの一部を切り欠いて示してある。 これらの図において、ローラ型の脱毛器1は本体2の先端部に弾性ローラ3が 軸支され、その弾性ローラ3の表面に接しその回転に連動して回転される一対の 金属ローラ4および5が弾性ローラ3を挟んで設けられている。なお弾性ローラ 3、金属ローラ4および5は図2または図3に示されるように、その表面が本体 2の先端部の斜め下方に設けられた矩形の開口部6に臨むようにして配置されて いる。
【0009】 弾性ローラ3としては、本体をゴムや弾性プラスチックのような弾性を有する 材料により形成し、その中心に金属製の軸をとりつけて作ることができる。しか しそれ以外に、例えば軸を有する金属製の筒体を使用し、その外周面にそれら弾 性材料を被覆してもよい。 弾性ローラ3の表面には多重螺旋型に分散した多数の突起7が一体的に形成さ れている。ここで多重螺旋型とは、弾性ローラ3の表面に複数の突起列が螺旋状 に並行配列された形態を意味する。これら突起7は、図5の斜視図および図6の 部分的表面展開図に示すように、その表面が平行四辺形の形状とされている。し かし突起7の表面形状は平行四辺形に限らず矩形の形状であってもよい。さらに 、これら突起7は多重螺旋型以外に例えば千鳥型に分散させてもよい。 各突起7の表面積は金属ローラ4との個々の接触面積であり、それは1箇所で 集中して巻き込む毛の数を考慮して設定される。各突起7の表面寸法は弾性ロー ラ3上の軸線方向長さより周方向長さを大きくする。突起7をこのように形成す ることにより、金属ローラ4表面と弾性ローラ3の突起7との間に引き込まれた 毛を比較的長い距離引き抜き、確実に脱毛するものである。
【0010】 さらに、弾性ローラ3上の周方向に隣接する突起7の間隔mおよび軸線方向に 隣接する突起7の間隔sは、いずれも突起7における弾性ローラ3上の軸線方向 の幅tとほぼ同一とされる。このように構成することにより弾性ローラ3が回転 したとき、いかなる時点においても開口部6における弾性ローラ3と金属ローラ 4との間に接触点が必ず存在するという利点がある。 弾性ローラ3は図5に示すように、軸線方向の両端に突出した金属製の軸8を 有し、図1または図4に示すように、この軸8の両端は本体2に軸支され、その 一方の端には歯車9が結合されている。さらに本体2内に設けた基板10には直 流電源で駆動されるモータのような駆動手段11が取り付けられ、駆動手段11 の出力軸が出力歯車12及び減速歯車13を介して前記弾性ローラ3の歯車9に 噛み合っている。 なおローラ型脱毛器1は、本体2をその先端方向に進めることにより脱毛する ようになっており、その際弾性ローラ3は図4に示す矢印A方向に回転駆動され る。
【0011】 金属ローラ4および5は、例えば鋼鉄などの耐久性を有する金属により作られ る。金属ローラ4は弾性ローラ3の回転方向の先端側に配置され、金属ローラ5 は弾性ローラ3の回転方向の後端側に配置されている。金属ローラ4は弾性ロー ラ3の突起7との間で毛を巻き込む作用をし、金属ローラ5は専ら弾性ローラ3 に接触する前の毛に高周波電圧を印加するために設けられ、その作用により金属 ローラ4による毛への高周波電圧印加による効果を一層増大させるものである。 従ってこの金属ローラ5は、場合によっては省略してもよい。 金属ローラ4としては、その表面全体にサンドブラスト加工による微細な凹凸 が形成されたものを使用することが好ましい。この微細の程度は、実験による毛 に対する摩擦抵抗から設定される。このような表面形状とすることにより、金属 ローラ4と弾性ローラ3との間の摩擦抵抗をより増大させ、一旦巻き込んだ毛の 戻りを有効に防止することができる。 金属ローラ5としては、その表面全体を軸線方向に平行な多数の細かい溝加工 をしたものを使用することが好ましい。このような表面形状とすることにより、 金属ローラ5の軸線方向の幅の範囲に入ってきた毛に対し、効率良く且つ均一に 高周波電圧を印加することができる。
【0012】 図1に示すように、高周波発生装置14は本体2の中央部に取り付けられてい る。本体2に商用交流電源からのアダプタを介して電源を受ける埋込プラグ15 が設けられ、埋込プラグ15から配線16により高周波発生装置14と駆動手段 11へ電源が供給される。なお高周波発生装置14と駆動手段11は押釦スイッ チ17により起動停止の操作がなされる。 図2に示すように、金属ローラ4,5が臨む開口部6の周縁部にそれぞれ櫛刃 状の毛立て手段18,19が設けられている。この毛立て手段18は金属ローラ 4に接触する直前の毛を立て、弾性ローラ3の突起7と金属ローラ4との間への 毛の巻き込みをより確実にする。毛立て手段19は、例えば本体2を往復移動さ せて脱毛するような操作をしたとき、逆方向に本体2を進めた際の金属ローラ5 への毛の接触率を高める等の作用をする。なおこの毛立て手段19は、場合によ っては省略してもよい。
【0013】 次に、上記ローラ型脱毛器の作用を説明する。 先ず本体2の開口部6を脱毛する部分に押し付けて押釦スイッチ17を押すこ とにより、駆動手段11が回転駆動し連動して金属ローラ4,5も同期的に回転 する。さらに高周波発生装置14も同時に作動して金属ローラ4,5に高周波電 圧が印加される。 次いで、本体2をその先端部方向の脱毛する部分上へ滑らせると、先ず金属ロ ーラ5により毛に予備的な高周波エネルギーが与えられ、次にその毛が弾性ロー ラ3の突起7と金属ローラ4との間に巻き込まれる。巻き込まれた毛はそこでさ らに高周波エネルギーが与えられ、その高周波エネルギーによる加熱と巻き込み による引っ張り力の両者の協動作用により容易に引き抜かれる。その際、弾性ロ ーラ3の突起7が多重螺旋型に分散しているので、弾性ローラと金属ローラの突 起による接触点が回転にしたがって絶えず変化し且つ分散され、脱毛すべき毛の 引き抜き位置も絶えず変化して1箇所に集中しない。
【0014】
以上のように本考案のローラ型脱毛器は、弾性ローラ表面に千鳥型または多重 螺旋型に分散した多数の突起が形成されているので、弾性ローラと金属ローラの 突起による接触点が回転にしたがって絶えず変化し且つ分散され、脱毛すべき毛 の引き抜き位置も絶えず変化して1箇所に集中しない。そのため脱毛に際して分 散した箇所で同時に毛を引き抜くことができると共に、人体などにほとんど痛さ を感じさせることはない。 さらに弾性ローラ表面の突起は、弾性ローラ上の軸線方向より周方向が長い形 状とされているので、金属ローラの表面と弾性ローラの突起との間に引き込まれ た毛を比較的長い距離引き抜くことができ、確実に毛抜きが行われる。 このように本考案のローラ型脱毛器によれば、ほとんど痛さを感じさせること なく効率良く迅速に脱毛することができる。
【図1】本考案のローラ型脱毛器の1例で、その底板を
取り外した状態の底面図。
取り外した状態の底面図。
【図2】図1における本体2の先端部分の底面図。
【図3】図1における本体2の先端部分の一部破断側面
図。
図。
【図4】図1における本体2の先端部分で、その本体カ
バーを取り除いた斜視図。
バーを取り除いた斜視図。
【図5】図1における弾性ローラ3の斜視図。
【図6】図5の弾性ローラ3の表面部分展開図。
1 脱毛器 2 本体 3 弾性ローラ 4 金属ローラ 5 金属ローラ 6 開口部 7 突起 8 軸 9 歯車 10 基板 11 駆動手段 12 出力歯車 13 減速歯車 14 高周波発生装置 15 埋込プラグ 16 配線 17 押釦スイッチ 18 毛立て手段 19 毛立て手段
Claims (5)
- 【請求項1】 本体2に回転自在に支持されその表面が
開口部6に臨むように配置された弾性ローラ3と、該弾
性ローラ3の表面に接しそれと連動して回転される金属
ローラ4と、前記弾性ローラ3を回転駆動する駆動手段
11と、前記金属ローラ4に高周波電圧を供給する高周
波発生装置14とを備えたローラ型脱毛器において、前
記弾性ローラ3の表面に千鳥型または多重螺旋型に分散
した多数の突起7が形成され、該突起7の表面形状が弾
性ローラ上の軸線方向より周方向を長くされていること
を特徴とするローラ型脱毛器。 - 【請求項2】 弾性ローラ3に形成される突起7の表面
形状が矩形または平行四辺形とされ、弾性ローラ上の周
方向に隣接する突起7の間隔mおよび軸線方向に隣接す
る突起7の間隔sがいずれも突起7における弾性ローラ
上の軸線方向の幅tとほぼ同一とされる請求項1のロー
ラ型脱毛器。 - 【請求項3】 金属ローラ4の表面がサンドブラスト加
工による微細凹凸の粗面とされている請求項1または請
求項2のローラ型脱毛器。 - 【請求項4】 弾性ローラ3の表面に接触しそれと連動
して回転される一対の金属ローラ4,5が弾性ローラ3
を挟んで設けられ、各金属ローラ4,5に高周波発生装
置14から高周波電圧を供給できるようになされ、弾性
ローラ3の回転方向先端側の金属ローラ4の表面がサン
ドブラスト加工による微細凹凸の粗面とされている請求
項3のローラ型脱毛器。 - 【請求項5】 一対の金属ローラ4,5が開口部6の周
縁部に配置され、該金属ローラ4,5に隣接して櫛刃状
の毛立て手段18,19がそれぞれ設けられている請求
項4のローラ型脱毛器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995004447U JP3017002U (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | ローラ型脱毛器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995004447U JP3017002U (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | ローラ型脱毛器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3017002U true JP3017002U (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=43152505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995004447U Expired - Lifetime JP3017002U (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | ローラ型脱毛器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3017002U (ja) |
-
1995
- 1995-04-14 JP JP1995004447U patent/JP3017002U/ja not_active Expired - Lifetime
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