JP3016626B2 - 加工手段付の拡大観察装置 - Google Patents

加工手段付の拡大観察装置

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JP3016626B2
JP3016626B2 JP3159412A JP15941291A JP3016626B2 JP 3016626 B2 JP3016626 B2 JP 3016626B2 JP 3159412 A JP3159412 A JP 3159412A JP 15941291 A JP15941291 A JP 15941291A JP 3016626 B2 JP3016626 B2 JP 3016626B2
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JP
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magnifying observation
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正男 山本
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Scalar Corp
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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、皮膚や臓器
を拡大観察しながらその一部をサンプリングしたり、あ
るいは処置したりすることのできるようにした加工手段
付の拡大観察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平1‐308527号、特
願平1‐26462号及び特願平1‐273419号等
に拡大観察装置が示されている。これらの拡大観察装置
は、対物具と、ディスプレイを含む観察装置本体とより
なり、対物具で観察物の像を取り入れ、これを観察装置
本体のディスプレイに再生して観察するようにしてなる
もので、スタンドフリーの観察、つまり従来の顕微鏡の
ように観察装置自体は所定の状態で固定された状態を必
要とし、この観察装置に所定の様式で加工した観察対象
物のサンプルをセットして観察するという観察に対し、
対物具を観察対象物の側に手で持って行って観察対象物
をそのままの状態で観察するというスタンドフリーの観
察を行え、何らの技能や熟練を必要とせず誰でも手軽に
例えば50倍〜1000倍という高倍率での拡大観察を
行えるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な拡大観察装置のスタンドフリー性をより一層有効にす
るために、単に観察するだけでなく、必要に応じて観察
部位の一部、例えば癌細胞や色素細胞について簡単にサ
ンプリングしたり、あるいは処置したりすることのでき
るような加工手段付の拡大観察装置の提供を目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的は、観察
物の像をとらえるための対物具と、この対物具でとらえ
た像を再生するためのディスプレイとを備え、しかも、
前記対物具の先端部には、観察対象部位の一部に対して
加工を行うための加工手段が前記対物具に対して固定的
に設けられていると共に、加工対象部位が前記ディスプ
レイに再生された画面上の所定位置に来た時に前記加工
手段を自動的に作動させる制御手段を備えて成ることを
特徴とする加工手段付の拡大観察装置により達成され
る。
【0005】
【作用】この拡大観察装置は、観察中に加工対象部位が
視野に入ったら、対物具を動かして加工対象部位がディ
スプレイ画面上の所定位置に来るようにさせればよく、
このディスプレイ画面上での位置決めにより、加工手段
の狙いが加工対象部位に自動的に合い、この状態におい
て制御手段により加工手段が自動的に作動し、微小な加
工対象部位を正確に加工できるものである。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。拡大観
察装置1は、図2に示すように、対物具2及び観察装置
本体3よりなっている。対物具2は、光学系ユニット4
及び光学系ユニット4に接続する撮像ユニット5を内蔵
すると共に、図1に示すような光源6を内蔵しており、
その先端部には集光ガイド7が接続されている。そして
さらに、この対物具2には、加工手段として真空ピンセ
ット8が設けられている。
【0007】光学系ユニット4は、筒体10に観察物M
の像を拡大するための光学系を内蔵させてなるもので、
筒体10の先端部には円錐状に形成された遮光庇11が
形成されている。光源6は、観察装置本体3に設けられ
ている発光原より光を導く多数の光ファイバ12、12
……の照射先端を円環状の保持部材13に植設して円環
状に形成されており、この円環状に配列された光ファイ
バ12、12……の照射先端から照射された光が後述の
集光ガイド7の基端の入射端面14より入射するように
なっている。
【0008】集光ガイド7は、例えばアクリル樹脂のよ
うな透明な素材でつくられるもので、中空半球体状とさ
れた前部7fと、円筒状とされた後部7rよりなり、後
部7rの基端が入射端面14とされ、また、前部7fの
中心には通孔15が穿設されている。そして、入射端面
14より入射した光源6から光が中実内部を全反射によ
り通孔15まで導かれてその内側面から略水平な状態あ
るいはやや傾斜した状態で観察物Mの観察対象部位を照
射するようになっている。
【0009】真空ピンセット8は、真空状態の吸引力に
より例えば癌やその他の病気の疑いがある臓器や皮膚の
細胞を取り込むようになっているもので、光学系ユニッ
ト4の遮光庇11の側面を利用して設けられている。そ
して、この真空ピンセット8は、対物具2を動かすこと
により視野に入った加工対象部位を観察装置本体3のデ
ィスプレイ17の画面上の適宜に定めた所定位置Xに来
させれば、その狙いが加工対象部位に自動的に合い、こ
の狙いが合った状態におい観察装置本体3中に設けられ
ている制御手段により自動的に矢示Yの如く飛び出し、
加工対象部位から細胞の幾片かを取り込むようになって
いる。
【0010】図3に示すのは、加工手段の他の例で、前
記実施例における真空ピンセット8に代えて用いること
ができる。この加工手段20は、血液の生化学分析を行
うためのもので、前記実施例における真空ピンセット8
と同様にディスプレイ17の画面上での位置決めに基づ
いて自動的に前方へ飛び出すようにされた微細な吸引針
21にて毛細血管から採血し、この血液を吸引針21の
基端に設けられているバイオセンサ22に接触させ、例
えばコレステロールやGOT等の濃度や有無を検出し、
その出力を外部の処理装置に出力するようになってい
る。このような加工手段を拡大観察装置1に組み合わせ
る利点は、通常では採血不可能な毛細血管を拡大しつつ
そこから微細な吸引針21で採血できるので、採血量を
必要最小限に止め且つ蚊に刺された程度の刺激で済ませ
ることができ、さらにその場で即座に結果が分かると等
の点である。
【0011】以上の実施例は、サンプリング用の加工手
段として真空ピンセット8や加工手段20を設けた例で
あるが、この発明は、これに限られず、その技術思想つ
まり観察中に加工対象部位をディスプレイ画面上の所定
位置に来させるだけで加工手段の狙いを微小な加工対象
部位に自動的に合わせ、この状態において制御手段によ
り加工手段を自動的に作動させて微小な加工対象部位を
正確に加工する、という技術思想の範囲において自由に
展開することができるもので、例えばレーザ光のような
処置的な加工手段を設けて色素細胞をレーザ光で破壊す
るような処置的な加工を行うようにすることも可能であ
る。
【0012】
【発明の効果】この発明による拡大観察装置は、以上説
明したように、視野に入った加工対象部位をディスプレ
イ画面上の所定位置に来させるだけで、加工手段が自動
的に正確な狙いで微小な加工対象部位を確実に加工する
ようになっているので、単に観察するだけでなく、必要
に応じて観察部位の一部を簡単にサンプリング加工した
り、あるいは処置加工したりすることができ、拡大観察
装置のスタンドフリー性をより一層有効なものとするこ
とができる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】拡大観察装置の要部構成図である。
【図2】拡大観察装置の構成図である。
【図3】他の例による加工手段の側面図である。
【符号の説明】
1 拡大観察装置 2 対物具 8 真空ピンセット(加工手段) 17 ディスプレイ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察物の像をとらえるための対物具と、
    この対物具でとらえた像を再生するためのディスプレイ
    とを備えてなる拡大観察装置において、前記対物具の先端部には、観察対象部位の一部に対して
    加工を行うための加工手段が前記対物具に対して固定的
    に設けられ ていると共に、加工対象部位が前記ディスプ
    レイに再生された画面上の所定位置に来た時に前記加工
    手段を自動的に作動させる制御手段を備えて成ることを
    特徴とする加工手段付の拡大観察装置。
JP3159412A 1991-06-04 1991-06-04 加工手段付の拡大観察装置 Expired - Lifetime JP3016626B2 (ja)

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JPH04358113A JPH04358113A (ja) 1992-12-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3384013B2 (ja) * 1993-01-26 2003-03-10 株式会社ニコン 顕微鏡のレンズ
JP6380160B2 (ja) * 2015-02-25 2018-08-29 三菱電機株式会社 真空ピンセット及び半導体装置の製造方法

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