JP3016196B2 - 場所打ちコンクリート杭など地中コンクリート構造物の健全性評価方法及びその装置 - Google Patents

場所打ちコンクリート杭など地中コンクリート構造物の健全性評価方法及びその装置

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JP3016196B2
JP3016196B2 JP9300885A JP30088597A JP3016196B2 JP 3016196 B2 JP3016196 B2 JP 3016196B2 JP 9300885 A JP9300885 A JP 9300885A JP 30088597 A JP30088597 A JP 30088597A JP 3016196 B2 JP3016196 B2 JP 3016196B2
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    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、超音波を利用し
て、場所打ちコンクリート杭、場所打ちコンクリート地
中壁(地中連続壁)などの所謂場所打ちコンクリートに
よる地中コンクリート構造物の欠陥箇所の有無を測定
し、コンクリート躯体の健全性を評価、検証する方法及
びその装置の技術分野に属し、更に言えば、超音波の発
振及び受振の精度、効率を高めた評価方法及び同方法の
実施に使用する装置(発振センサー、受振センサー)に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、場所打ちコンクリート杭など地中
コンクリート構造物の健全性評価方法としては、地盤を
掘削して地中コンクリート構造物の頭部を露出させた
後、その頭部を打撃して得られる反射波形から、当該地
中コンクリート構造物の健全性を評価するインテグリテ
ィ試験法(IT試験法)が知られている。この試験法
は簡便であるが、地中コンクリート構造物の深度が大
きい場合などの測定限界や測定結果に対する評価基準が
必ずしも明快になっていない。また、このインテグリテ
ィ試験は、地盤を掘削して地中コンクリート構造物の頭
部を露出させた後に行うから、仮に欠陥を有する杭が発
見された場合でも、既に杭施工機などは撤去されている
から、欠陥対策として増打ち杭の施工をするには再び杭
施工機などを現場へ搬入して行うほかなく、工程上及び
現地の状況を踏まえると大変困難であるほか、その間は
他の工程が一切進まないから、甚だ不都合な評価方法で
ある。
【0003】前記問題点を踏まえて、超音波測定装置を
用いてコンクリート躯体の欠陥箇所の有無を測定する健
全性評価方法が知られ、その実用性も高まっている。
この評価方法は、杭等の場所打ちコンクリートを打設
する前に、杭下端部から地上に突き出る長さの細い鋼管
(測定管)を杭の略外周を取り巻く配置で複数本鉄筋と
一緒に設置し、現場打ちコンクリートを打設してコンク
リート杭を完成した直後に、複数の測定管のうち異なる
2本の測定管に超音波測定装置の発振センサー及び受振
センサーをそれぞれ挿入して実施する。発振センサーか
ら超音波を発振し、コンクリート躯体を通過した超音波
を受振センサーで受振する。コンクリート躯体中に欠陥
箇所があると、図3に示した測定結果における測定深度
2.8〜3.2mのように、欠陥が無い場合に比べて超
音波の伝播時間(第一波の到達時間)が遅くなったり波
形が乱れる現象を生ずるので、このような性質を利用し
てコンクリート躯体の健全性を評価する。即ち、超音波
は欠陥部では超音波が迂回し、健全部では直線的に伝播
する性質があり、この現象を応用した方法である。
【0004】超音波による測定は、地中コンクリート構
造物の予め決められた単位深さごとのレベル(深度)に
ついて行う。具体的な測定方法は、図2に示したよう
に、発振センサー1及び受振センサー2を同一レベル
(深度)に保ちながら各深度で測定を進める平行測定法
Aと、発振センサー1と受振センサー2とを一定の高低
差Hを保ちつつ、各深度で測定を進める(又は、発振セ
ンサー1を固定して受振センサー2のみを吊り上げて高
低差Hを生じさせ各深度で測定を進める)斜行測定法B
とが実施される。
【0005】前記発振センサー1及び受振センサー2
は、コード6により超音波測定装置5に接続されてお
り、オシロスコープ又はパソコン等のディスプレイ9に
より、測定結果を即座に記録し見ることができる構成と
されている。平行測定法Aは鉛直方向に延びた欠陥箇所
の測定(発見)に適し、斜行測定法Bは水平方向に延び
た欠陥箇所(平板状の異物が水平にある場合など)の測
定(発見)に適している。よって両者を併用することに
より、より精度の高い健全性評価を行える。
【0006】また、前記健全性評価方法で用いられる測
定用の発振センサー及び受振センサーは、超音波測定装
置から延びたコードの先端部に、発振方向及び受振方向
を鉛直方向下向きにして発振器及び受振器を接続した構
成である。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】上述した超音波測定
装置を用いて行う地中コンクリート構造物の健全性評価
方法で使用されている従来の発振センサー及び受振セ
ンサーは、超音波測定器から延びたコードの先端部に発
振器及び受振器を接続しただけの構成である。従って、
発振センサーは鉛直方向下向きを発振方向とする構成で
あり、受振センサーも単に鉛直方向下向きを受振方向と
する構成である。何故なら、測定管の中へコードで吊っ
て挿入される発振センサー及び受振センサーは、測定管
内での指向性を特定できないから、水平横向きの発振方
向、受振方向とすることは適切でないからである。
【0008】上述した平行測定法Aにおいて、発振セン
サーから略下向きに発振される超音波が、水平方向に同
一レベルで位置する受振センサーへ到達するのは偶発的
なものが多く、その密度は非常に小さい。その上、受振
センサーも下向きの受振方向になっているから、前記水
平方向に到達してきた超音波を受振する確率は更に低く
なる。かくして、受振した超音波の密度が小さく弱いか
ら、受振した超音波信号はアンプによりかなり増幅する
必要があり、波形の信頼性が低いものとなってしまう。
よって超音波の伝播時間を知るための第一波の測定精度
が低いものとなっている。
【0009】斜行測定法Bにおいても、発振センサーか
ら発振された超音波が、発振センサーの斜め上方に位置
する受振センサーへ到達する超音波の受振確率もやはり
低く、密度も小さくなっている。従って、本発明の目的
は、発振センサーからは受振センサーに向って水平方向
乃至斜め上方に、密度の大きい超音波を確実に発振し、
また、受振センサーは水平方向等から入射する超音波を
密度が大きな状態で受振することのできる構成として測
定精度、品質を大幅に向上し健全性評価の信頼性を高め
た、地中コンクリート構造物の健全性評価方法及び同方
法の実施に好適なように改良した測定用装置(発振セン
サー、受振センサー)を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの手段として、請求項1記載の発明に係る場所打ちコ
ンクリート杭など地中コンクリート構造物の健全性評価
方法は、超音波の発振センサー及び受振センサーを、地
中コンクリート構造物に複数設けられた異なる測定孔へ
それぞれ挿入し、発振センサーから発振された超音波を
受振センサーで受振し、その第一波の到達の遅れや波形
の変化等から地中コンクリート構造物の欠陥箇所の有無
を測定する健全性評価方法において、発振センサーは、
測定装置から延びるコードの先端に設けられた、鉛直方
向下向きを発振方向とする超音波発振器と、該発振器か
ら下方に距離をあけて支持された超音波の反射体と、該
反射体の支持部とで構成され、発振器から下向きに発振
された超音波を反射体により受振センサーに向かう方向
に反射させることを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明に係る場所打ちコンク
リート杭など地中コンクリート構造物の健全性評価方法
は、超音波の発振センサー及び受振センサーを、地中コ
ンクリート構造物に複数設けられた異なる測定孔へそれ
ぞれ挿入し、発振センサーから発振された超音波を受振
センサーで受振し、その第一波の到達の遅れや波形の変
化等から地中コンクリート構造物の欠陥箇所の有無を測
定する健全性評価方法において、受振センサーは、測定
装置から延びるコードの先端に設けられた、鉛直方向下
向きを受振方向とする超音波受振器と、該受振器から下
方に距離をあけて支持された超音波の反射体と、該反射
体の支持部とで構成され、発振センサーから発振されて
きた超音波を反射体により受振器に向かう方向に反射さ
せることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の場
所打ちコンクリート杭など地中コンクリート構造物の健
全性評価方法において、発振センサーの超音波反射体
等の重金属で形成されており、該反射体は中央が盛り
上がった略円錐形状とされ、その縦断面形状は、発振器
から入射した超音波が受振センサーの方向に反射される
角度の傾斜面として形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の場所打ちコンク
リート杭など地中コンクリート構造物の健全性評価方法
において、受振センサーの超音波反射体は鉛等の重金属
で形成されており、該反射体は中央が盛り上がった略円
錐形状とされ、その縦断面形状は、発振センサーから発
振されてきた超音波が受振器の方向に反射される角度の
傾斜面として形成されていることを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明に係る地中コンクリー
ト構造物の健全性評価に用いられる測定用の発振センサ
ーは、地中コンクリート構造物の測定孔へ挿入し、同地
中コンクリート構造物の欠陥箇所の有無を測定するため
超音波を発振する発振センサーであって、測定装置から
延びるコードの先端に設けられた、鉛直方向下向きを発
振方向とする超音波発振器と、前記発振器から下方に距
離をあけて支持された超音波の反射体と、該反射体の支
持部とで構成され、発振器から下向きに発振された超音
波を反射体により受振センサーに向かう方向に反射させ
ることを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明に係る地中コンクリー
ト構造物の健全性評価に用いられる測定用の受振センサ
ーは、地中コンクリート構造物の異なる測定孔へ挿入
し、同地中コンクリート構造物の欠陥箇所の有無を測定
するため超音波を受振する受振センサーであって、測定
装置から延びるコードの先端に設けられた、鉛直方向下
向きを受振方向とする超音波受振器と、前記発振器から
下方に距離をあけて支持された超音波の反射体と、該反
射体の支持部とで構成され、発振センサーから発振され
てきた超音波を反射体により受振器に向かう方向に反射
させることを特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項5記載の地
中コンクリート構造物の健全性評価に用いられる測定用
の発振センサーにおいて、発振センサーの超音波反射体
は鉛等の重金属で形成されており、該反射体は中央が盛
り上がった略円錐形状とされ、その縦断面形状は、発振
器から入射した超音波が受振センサーの方向に反射され
る角度の傾斜面として形成されていることを特徴とす
る。請求項8記載の発明は、請求項6記載の地中コンク
リート構造物の健全性評価に用いられる測定用の受振セ
ンサーにおいて、受振センサーの超音波反射体は鉛等の
重金属で形成されており、該反射体は中央が盛り上がっ
た略円錐形状とされ、その縦断面形状は、発振センサー
から発振されてきた超音波が受振器の方向に反射される
角度の傾斜面として形成されていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施形態及び実施例】本発明に係る場所打ちコ
ンクリート杭など地中コンクリート構造物の健全性評価
方法の要領は、既に従来の技術として図2と共に説明
した内容と同様である。即ち、超音波の発振センサー1
及び受振センサー2を、地中コンクリート構造物3に予
め測定管4を複数埋設するか又は地中コンクリート構造
物の完成後にコアボーリング等の方法で掘削した孔(以
下、両者を測定孔4と称する。)うちの異なる測定孔
4へそれぞれ挿入し、発振センサー1から発振された超
音波Sを受振センサー2で受振し、その第一波の到達の
遅れや波形の変化等から地中コンクリート構造物3の欠
陥箇所の有無を測定する健全性評価方法として好適に実
施される。
【0017】本発明の特徴的な実施形態及び実施例は、
図1に示したように、発振センサー1が、地上の測定装
置5から延びるコード6の先端に設けられた、鉛直方向
下向きを発振方向とする超音波発振器1aと、前記発振
器1aから下方に数cm乃至10数cm程度の距離をあ
けて支持された超音波Sの反射体7aと、この反射体7
aの支持部8aとで構成されていることである。つま
り、発振器1aから下向きに発振された超音波Sを反射
体7aにより受振センサー2に向かう方向に反射させる
のである。そのために発振センサー1の超音波反射体7
aは、超音波Sを透過又は吸収することなく完全反射す
る性質を持つ鉛等の重金属で形成されている。しかも、
該反射体7aは中央が盛り上がった略円錐形状とし、そ
の縦断面形状は、入射した超音波Sを受振センサー2の
方向(同一レベル乃至高低差Hの範囲)に反射させるに
適した角度の傾斜面(曲面を含む)として形成されてい
る。そして、支持部8aはその形状的特徴として前記反
射体7aから反射される超音波の360゜方向の進路に
できるだけ障壁とならず、発振センサー1が測定孔4内
で鉛直軸を中心に回転しても、発振される超音波Sの密
度や反射角度などの諸条件が変化することの少ない構成
とされている。
【0018】一方、受振センサー2は、やはり地上の測
定装置5から延びるコード6の先端に設けられた、鉛直
方向下向きを受振方向とする超音波受振器2bと、前記
受振器2bから下方に数cm乃至10数cm程度の距離
をあけて支持された超音波Sの反射体7bと、この反射
体7bの支持部8bとで構成されている。つまり、発振
センサー1から発振されてきた超音波Sを反射体7bに
より受振器2bに向かう方向に反射させるのである。そ
のために受振センサー2の超音波反射体7bもまた発振
センサー1の超音波反射体7aと同様に、超音波Sを透
過又は吸収することなく完全反射する性質を持つ鉛等の
重金属で形成されている。しかも該反射体7bは中央が
盛り上がった略円錐形状とし、その縦断面形状は、入射
した超音波Sを受振器2bの方向に反射させるに適した
角度の傾斜面(曲面を含む)として形成されている。そ
して、支持部8bは、その形状的特徴として発振センサ
ー1から発振されてきた超音波の進路にできるだけ障壁
とならず、受振センサー2が測定孔4内で鉛直軸を中心
に回転しても、受振する超音波Sの密度や反射角度など
の諸条件が変化することの少ない構成とされている。
【0019】従って、図1の発振センサー1と受振セン
サー2を各々単独で図2のように使用する場合はもとよ
り、両者を組み合わせて使用すると、発振センサー1が
水平方向乃至斜め上方に、密度の大きい超音波を確実に
受振センサー2の方向へ発振し、これを受振センサー2
が確実に密度の大きな状態で受振するので測定精度及び
品質が向上し、ひいては健全性評価の信頼性向上に一層
効果的である。
【0020】
【本発明が奏する効果】本発明に係る場所打ちコンクリ
ート杭など地中コンクリート構造物の健全性評価方法及
びその装置によれば、発振センサーは水平方向乃至斜め
上方に、密度の大きい超音波を確実に発振し、受振セン
サーは水平方向等から入射する超音波を密度が大きな状
態で受振する。しかも、発振センサー及び受振センサー
の形状的特長として、測定孔の中で鉛直軸を中心として
回転しても、測定条件が変化することがない。よって、
測定精度、品質を大幅に向上した場所打ちコンクリート
による地中コンクリート構造物の健全性評価をすること
に大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発振センサー及び受振センサーの
斜視図である。
【図2】超音波測定装置を用いた健全性評価方法の実施
説明図である。
【図3】超音波測定装置を用いて測定された超音波受振
波形の出力グラフである。
【符号の説明】
S 超音波 1 発振センサー 2 受振センサー 3 地中コンクリート構造物 4 測定孔(測定管) 5 測定装置 6 コード 1a 超音波発振器 7a、7b 超音波反射体 8a、8b 超音波反射体の支持部 2b 超音波受振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 隆浩 愛知県名古屋市東区葵三丁目24番2号 ヨーコン株式会社内 (72)発明者 丸茂 文夫 東京都千代田区神田淡路町2−4−6 株式会社東横エルメス内 (56)参考文献 特開 平9−203727(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 29/00 - 29/28 E02D 33/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波の発振センサー及び受振センサー
    を、地中コンクリート構造物に複数設けられた異なる測
    定孔へそれぞれ挿入し、発振センサーから発振された超
    音波を受振センサーで受振し、その第一波の到達の遅れ
    や波形の変化等から地中コンクリート構造物の欠陥箇所
    の有無を測定する健全性評価方法において、 発振センサーは、測定装置から延びるコードの先端に設
    けられた、鉛直方向下向きを発振方向とする超音波発振
    器と、該発振器から下方に距離をあけて支持された超音
    波の反射体と、該反射体の支持部とで構成され、発振器
    から下向きに発振された超音波を反射体により受振セン
    サーに向かう方向に反射させることを特徴とする、場所
    打ちコンクリート杭など地中コンクリート構造物の健全
    性評価方法。
  2. 【請求項2】超音波の発振センサー及び受振センサー
    を、地中コンクリート構造物に複数設けられた異なる測
    定孔へそれぞれ挿入し、発振センサーから発振された超
    音波を受振センサーで受振し、その第一波の到達の遅れ
    や波形の変化等から地中コンクリート構造物の欠陥箇所
    の有無を測定する健全性評価方法において、 受振センサーは、測定装置から延びるコードの先端に設
    けられた、鉛直方向下向きを受振方向とする超音波受振
    器と、該受振器から下方に距離をあけて支持された超音
    波の反射体と、該反射体の支持部とで構成され、発振セ
    ンサーから発振されてきた超音波を反射体により受振器
    に向かう方向に反射させることを特徴とする、場所打ち
    コンクリート杭など地中コンクリート構造物の健全性評
    価方法。
  3. 【請求項3】振センサーの超音波反射体は鉛等の重金
    属で形成されており、 該反射体は中央が盛り上がった略円錐形状とされ、その
    縦断面形状は、発振器から入射した超音波が受振センサ
    ーの方向に反射される角度の傾斜面として形成されてい
    ることを特徴とする、請求項1記載の場所打ちコンクリ
    ート杭など地中コンクリート構造物の健全性評価方法。
  4. 【請求項4】受振センサーの超音波反射体は鉛等の重金
    属で形成されており、 該反射体は中央が盛り上がった略円錐形状とされ、その
    縦断面形状は、発振センサーから発振されてきた超音波
    が受振器の方向に反射される角度の傾斜面として形成さ
    れていることを特徴とする、請求項2記載の場所打ちコ
    ンクリート杭など地中コンクリート構造物の健全性評価
    方法。
  5. 【請求項5】地中コンクリート構造物の測定孔へ挿入
    し、同地中コンクリート構造物の欠陥箇所の有無を測定
    するため超音波を発振する発振センサーであって、 測定装置から延びるコードの先端に設けられた、鉛直方
    向下向きを発振方向とする超音波発振器と、前記発振器
    から下方に距離をあけて支持された超音波の反射体と、
    該反射体の支持部とで構成され、発振器から下向きに発
    振された超音波を反射体により受振センサーに向かう方
    向に反射させることを特徴とする、地中コンクリート構
    造物の健全性評価に用いられる測定用の発振センサー。
  6. 【請求項6】地中コンクリート構造物の異なる測定孔へ
    挿入し、同地中コンクリート構造物の欠陥箇所の有無を
    測定するため超音波を受振する受振センサーであって、 測定装置から延びるコードの先端に設けられた、鉛直方
    向下向きを受振方向とする超音波受振器と、前記発振器
    から下方に距離をあけて支持された超音波の反射体と、
    該反射体の支持部とで構成され、発振センサーから発振
    されてきた超音波を反射体により受振器に向かう方向に
    反射させることを特徴とする、地中コンクリート構造物
    の健全性評価に用いられる測定用の受振センサー。
  7. 【請求項7】振センサーの超音波反射体は鉛等の重金
    属で形成されており、 該反射体は中央が盛り上がった略円錐形状とされ、その
    縦断面形状は、発振器から入射した超音波が受振センサ
    ーの方向に反射される角度の傾斜面として形成されてい
    ることを特徴とする、請求項5記載の地中コンクリート
    構造物の健全性評価に用いられる測定用の発振センサ
    ー。
  8. 【請求項8】受振センサーの超音波反射体は鉛等の重金
    属で形成されており、 該反射体は中央が盛り上がった略円錐形状とされ、その
    縦断面形状は、発振センサーから発振されてきた超音波
    が受振器の方向に反射される角度の傾斜面として形成さ
    れていることを特徴とする、請求項6記載の地中コンク
    リート構造物の健全性評価に用いられる測定用の受振セ
    ンサー。
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