JP3016156U - 球技マスク用サンシェイド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 球技マスクの上面部分にサンシェイドを簡単
に取付けられるようにする。 【構成】 合成皮革など柔軟素材を，鋼製のワイヤで製
作されている球技マスクフレームの上面部分を覆う形状
に立体裁断し縫製してなるサンシェイド本体の左右両端
には，面ファスナー付きテープ，又は，面ファスナー付
きエラスチックテープをそれぞれ取付け，サンシェイド
本体の左右両端部分の内側面には，上記各面ファスナー
とそれぞれ係止しうる面ファスナーを取付け，サンシェ
イド本体の上辺中央部には，球技マスクフレームに取付
けられているセンターストラップを通すための長孔を設
ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は，球技マスク用サンシェイド，特に野球で使用されるマスクフレーム に取付けるサンシェイドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来，この種のサンシェイドに関する考案として実公昭２６−１３８８９号公 報に記載された野球用直射光防止マスクがあった。この考案は，ずいぶん古い考 案であるが，近年になって，特にデイゲームなどでは，その有用性が見直されて いる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の野球用直射光防止マスクでは，マスク金枠における眼前透孔の上方 にある透孔の内側に沿って着色セルロイドその他の直射光防止用薄板を当て，こ れをマスク金枠の左右においてねじ及びナット等により取付けていたから，飛球 などが薄板に当ると，割れて，マスク着用者が怪我をするおそれがあり，また， マスク金枠の形状や寸法が変化すると，直射光防止用薄板の形状も変えないと， マスク金枠の内側に沿って取付けられず，したがって，マスク金枠の種類に応じ て形状を変えた直射光防止用薄板を取り揃えなければならないという面倒な点が あった。 本考案は，このような問題点を解消しうる球技マスク用サンシェイドを提供す ることを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために，本考案は，合成皮革など柔軟素材を，鋼製のワ イヤで製作されている球技マスクフレームの上面部分を覆う形状に立体裁断し縫 製してなるサンシェイド本体の左右両端には，面ファスナー付きテープ，又は， 面ファスナー付きエラスチックテープをそれぞれ取付け，サンシェイド本体の左 右両端部分の内側面には，上記各面ファスナーとそれぞれ係止しうる面ファスナ ーを取付け，サンシェイド本体上辺中央部分には，球技マスクフレームに取付け られているセンターストラップを通すための長孔を設けることを特徴とするもの である。

【０００５】

【実施例】

以下図面にもとづいて本考案の実施例を説明すると，１は昨今一般的に使用さ れている野球用マスクで，鋼製のワイヤを用いて製作されたソフトトップタイプ のマスクである。２はサンシェイド本体で，合成皮革など柔軟素材をマスク１の 上面部分をテントのように覆う形状に立体裁断し縫製してなる。３，３及び４， ４はサンシェイド本体２の左右両端に取付けた面ファスナー付きのテープ，又は ，面ファスナー付きエラスチックテープ，５，５及び６，６はサンシェイド本体 ２の左右両端部分の内側面に取付けた面ファスナーで，これらは，テープ３，３ 及び４，４に取付けられている面ファスナーと係合しうるものである。７はサン シェイド本体２の上辺中央部分に設けた長孔で，これはマスク１のマスクフレー ム８の上辺に取付けられているセンターストラップ９を通すためものである。１ ０はマスクフレーム８の顎部に取付けた顎パッド，１１はマスクフレーム８の額 部に取付けた額パッドである。

【０００６】 次に，以上の構成よりなる球技マスク用サンシェイドの野球用マスクに対する 装着法を説明すると，図２及び図３に示すように，まずセンターストラップ９の 先端を長孔７に通して，マスクフレーム８の上辺に固定してから，サンシェイド 本体２でマスクフレーム８の上面部分をテントのように覆う。次いで，右側の面 ファスナー付きテープ４，４，又は，面ファスナー付きエラスチックテープ４， ４はそれらの間に縦向きフレーム材１２を差し入れながら，横向きフレーム材１ ３の右端部を巻き込んで，サンシェイド本体２の右端部分の内面へ導き，それら のテープ４，４の面ファスナーを面ファスナー６，６に押し付けて係止させるこ とにより，サンシェイド本体２の右端をマスクフレーム８にしっかりと結合する 。左側の面ファスナー付きテープ３，３，又は，面ファスナー付きエラスチック テープ３，３は，それらの間に縦向きフレーム材１２とは反対側の縦向きフレー ム材を差し入れながら，横向きフレーム材１３の左端部を巻き込んで，サンシェ イド本体２の左端部分の内面へ導き，それらのテープ３，３の面ファスナーを面 ファスナー５，５に押し付けて係止させることによりサンシェイド本体２の左端 をマスクフレーム８にしっかりと結合する。

【０００７】 上記実施例では，野球用マスクにサンシェイドを装着する例を示したが，本考 案は，これに限定されるものではなく，ソフトボールで使用するマスク，その他 の球技で使用するマスクにもサンシェイドを装着することができる。また，面フ ァスナー付きテープ，又は面ファスナー付きエラスチックテープの長さは装着し ようとするマスクフレームに応じて適当な長さにすることができる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は，叙上のように構成したから，次のような効果を奏する。 サンシェイド本体を柔軟素材で製作したから，サンシェイドに飛球などが当 っても，割れるようなことはなく，怪我をするおそれはないため，安全である。 サンシェイド本体の左右両端に面ファスナー付きテープ，又は，面ファスナ ー付きエラスチックテープを取付けたから，１枚のサンシェイドでほとんどの種 類の球技マスクに取付けることができる。 サンシェイドの素材に顎パッド，額パッドなどのマスクパッドの外皮に使用 されたものと同種，同色の素材を使用すれば，サンシェイドを装着したときの全 体のコーディネーションを良くすることができる。 サンシェイド本体の素材に半透明のものを使用して，従来品のようにサンレ ンズ的にできないこともないが，むしろ不透明な素材の方が帽子のつばのように 働き，遮光効果は高い。実際に遮光効果を充分に発揮するほど濃い色のサンレン ズでは，そこを通して飛球を目で追うことはまず無理である。 本考案の球技マスク用サンシェイドは，比較的安価に生産することができる 。 本考案の球技マスク用サンシェイドは，マスクフレームの内側に取付けるの ではなく，マスクフレームの上からマスクフレームの上面部をテントのように覆 うように面ファスナー付きテープ，又は，面ファスナー付きエラスチックテープ で取付けられるから，使用者にとっても，サンシェイドの着脱を簡単に行うこと ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本考案に係る球技マスク用サンシェイド
の平面図である。

【図２】図２は野球用マスクフレームのみの正面図であ
る。

【図３】図３は野球用マスクフレームのみの右側面図で
ある。

【図４】図４は本考案に係る球技マスク用サンシェイド
を野球用マスクに装着した状態の正面図である。

【図５】同状態の右側面図である。

【符号の説明】

１…野球用マスク，２…サンシェイド本体，３，３…面
ファスナー付きテープ，又は面ファスナー付きエラスチ
ックテープ，４，４…面ファスナー付きテープ，又は面
ファスナー付きエラスチックテープ，５，５…面ファス
ナー，６，６…面ファスナー，７…長孔，８…マスクフ
レーム。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 合成皮革など柔軟素材を，鋼製のワイヤ
   で製作されている球技マスクフレームの上面部分を覆う
   形状に立体裁断し縫製してなるサンシェイド本体の左右
   両端には，面ファスナー付きテープ，又は，面ファスナ
   ー付きエラスチックテープをそれぞれ取付け，サンシェ
   イド本体の左右両端部分の内側面には，上記各面ファス
   ナーとそれぞれ係止しうる面ファスナーを取付け，サン
   シェイド本体上辺中央部分には，球技マスクフレームに
   取付けられているセンターストラップを通すための長孔
   を設けてなる球技マスク用サンシェイド。