JP3016069B2 - ハサミ - Google Patents

ハサミ

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JP3016069B2
JP3016069B2 JP8317455A JP31745596A JP3016069B2 JP 3016069 B2 JP3016069 B2 JP 3016069B2 JP 8317455 A JP8317455 A JP 8317455A JP 31745596 A JP31745596 A JP 31745596A JP 3016069 B2 JP3016069 B2 JP 3016069B2
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英靖 森田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本願発明は、一対のハサミ片を相対回転可
能に連結することにより構成されたいわゆる洋バサミタ
イプのハサミの切れ味を高めるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハサミの一例としては、実開平5
−80470号公報に記載されたものがある。この従来
のハサミは、本願の図17に示すように、相対回転可能
に連結された一対のハサミ片4B,4Cの各刃体1E
は、薄肉の金属板をプレス加工して形成されている。ま
た、各柄体2Eは、合成樹脂製であり、上記各刃体1E
の基端部19に連結されている。このように、各刃体1
Eを薄肉金属板のプレス加工によって形成すれば、その
製造コストを安価にでき、また軽量化も図れる。さら
に、柄体2Eは樹脂成形されたものであるから、やはり
製造コストの低減化と軽量化が図れ、軽量な刃体1Eと
柄体2Eどうしの組み合わせによって、手元側と刃先側
との重量配分のバランスがとれたハサミとし、その使い
勝手を良好にすることが可能である。
【0003】一方、上記のようなハサミでは、一対のハ
サミ片4B,4Cを相対回転可能に連結するための手段
として、ボルトとナットとが用いられているのが一般的
である。具体的には、上記一対のハサミ片4B,4Cど
うしを連結する手段としては、たとえば実用新案登録第
3018865号公報の図3に示されているような手段
が適用されている。この手段は、本願の図19に示すよ
うに、刃体1Eと柄体2Eとをそれぞれ連結して構成さ
れた一対のハサミ片4B,4Cに対し、ボルト91をそ
の一方向から挿通し、その一端部にナット92を螺合し
て締付ける手段である。このような手段によれば、一対
のハサミ片4B,4Cの組み立て作業が比較的容易に行
える他、ボルト91とナット92との締付け具合を変更
することにより、刃体1E,1Eの刃部どうしの擦り合
わせ具合を任意に調整することもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のハサミでは、次のような不具合を生じていた。
【0005】すなわち、従来のハサミの刃体1Eは、図
18に示すように、刃体1Eの一側縁部に刃(小刃や内
刃)75を設けるとともに、その他側縁部には細幅な補
強リブ76を設けた構成にすぎず、刃体1Eの基端部1
9の外周縁領域19aは、上記補強リブ76や刃75よ
りも低い高さになっている。そして、図17に示すよう
に、一対のハサミ片4B,4Cを組み合わせた状態で
は、一対の刃体1E,1Eのそれぞれの基端部19,1
9において、上記刃75や補強リブ76どうしが相互に
摺動するに過ぎない構成となっている。このような構造
では、柄体2E,2Eを矢印Na方向に操作して、刃体
1E,1Eの開脚角度α1を種々変更させた場合に、上
記基端部19,19における刃75や補強リブ76どう
しの接触状態は安定せず、これらの接触状態は上記開脚
角度α1の変化に伴って種々に変化する。したがって、
従来においては、刃体1E,1Eのそれぞれの基端部1
9,19どうしの摺動動作が不安定なことに原因し、各
刃体1Eの先端部側における刃75どうしの擦り合わせ
動作も不安定なものとなり、切れ味が劣るという不具合
を生じていた。このような不具合は、紙切り用のハサミ
よりも優れた切れ味が要求される布切り用のハサミの場
合に、より深刻となる。
【0006】また、従来においては、図19において説
明したとおり、一対のハサミ片4B,4Cをボルト・ナ
ット91,92によって連結させているに過ぎず、ハサ
ミの使用時などにおいてボルト・ナット91,92に緩
みが生じ易い。このようなボルト・ナットの緩みは、刃
体1E,1Eどうしの擦り合わせ具合を悪化させる要因
となる。したがって、従来では、このようなことにも原
因してハサミの切れ味が悪くなっていた。なお、従来で
は、上記とは異なり、一対のハサミ片を連結するための
ボルト・ナットの緩み止めを図った構造のものも種々提
案されているが、これら従来のものは、いずれも、ボル
ト・ナットの締付部分近辺のサイズ、とくにハサミの厚
み方向のサイズが大きくなっており、ハサミの外観体裁
を損なうといった不具合を生じていた。
【0007】さらに、上記ハサミにおいて、刃体1E,
1Eの擦り合わせ具合を安定させてその切れ味を高める
ためには、一対のハサミ片4B,4Cがボルト91を中
心としてできるだけ平行に相対回転する必要がある。一
対のハサミ片4B,4Cが相対回転する際にこれらの厚
み方向に振れを生じたのでは、適切な擦り合わせが行え
ないからである。ところが、上記従来のハサミにおいて
は、ボルト91とこのボルト91が挿通する貫通孔93
との間には、ある程度の隙間、あるいは遊びが生じるこ
とは避けられず、ボルト91に対してハサミ片4B,4
Cにがたつきが生じてしまう。このため、従来において
は、一対のハサミ片4B,4Cどうしの相対回転動作を
正確に平行に行わせることも困難となっており、このよ
うなことにも原因して、ハサミの切れ味が悪くなるとい
う不具合を生じていた。
【0008】本願発明はこのような事情のもとで考え出
されたものであって、一対のハサミ片どうしの相対回転
動作を円滑かつ安定的に行えるようにして、一対の刃体
どうしが適切に擦り合うようにし、もってハサミの切れ
味を良好にすることをその課題としている。
【0009】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0010】すなわち、本願発明によって提供されるハ
サミは、金属板をプレス加工することにより形成された
一対の刃体を有する一対のハサミ片と、これら一対のハ
サミ片どうしを相対回転可能に連結する連結部と、を具
備するハサミであって、上記一対の刃体のそれぞれに
は、これら各刃体の基端部の外周縁部を各刃体の幅方向
に繋がったフランジ状に形成する凹状部がプレス加工に
よって形成されており、かつ上記基端部の外周縁部は、
上記一対のハサミ片どうしが上記連結部を中心として相
対回転するときに相互に対面摺動するように構成されて
いることに特徴づけられる。
【0011】本願発明においては、一対のハサミ片の各
刃体の基端部には、一対のハサミ片どうしが連結部を中
心として相対回転するときに相互に対面摺動するフラン
ジ状の外周縁部が形成されている。したがって、一対の
ハサミ片どうしを相対回転させるときには、上記基端部
の外周縁部どうしの対面摺動によるガイド作用によっ
て、刃体どうしの擦り合わせ動作が不均一とならないよ
うに規定することが可能となる。すなわち、上記基端部
の外周縁部どうしを平行に対面摺動させることによっ
て、刃体の先端側についても平行に相対回転させること
ができ、刃体の厚み方向の振れを抑制することが可能と
なる。とくに、上記基端部の外周縁部は、各刃体の幅方
向に繋がったかたちに形成されているために、一対のハ
サミ片どうしの相対回転角度がどのような角度にある場
合でも、2つの外周縁部どうしをスムースに、かつ安定
的に対面摺動させることができる。その結果、本願発明
では、刃体どうしの擦り合わせ具合を適切な状態に維持
することができ、ハサミの切れ味を良好なものにするこ
とができるという優れた効果が得られる。
【0012】しかも、本願発明では、上記各刃体の基端
部のフランジ状の外周縁部は、各刃体に凹状部をプレス
成形することにより形成されている。したがって、上記
基端部のフランジ状の外周縁部を形成する手段として
は、たとえば各刃体を煩雑な加工作業によって研削する
といった必要を無くし、または少なくすることができ、
刃体の製造コストを廉価にすることができる。
【0013】本願発明の好ましい実施の形態では、上記
基端部の外周縁部は、上記一対のハサミ片の相対回転の
中心、またはその近傍の一点を中心とする所定幅の円弧
状に形成されている構成とすることができる。
【0014】このような構成によれば、上記一対のハサ
ミ片を相対回転させるときには、その回転中心、または
その近傍部分を中心とする所定幅の円弧状に形成されて
いる基端部の外周縁部どうしが、その外周縁部自身の円
弧状方向に沿うように、またはそれに近い軌跡を描くよ
うに、対面摺動することとなる。したがって、上記基端
部の外周縁部どうしの対面摺動動作をよりスムースかつ
安定的なものにでき、ハサミの切れ味を高める上で、一
層都合がよいものとすることができる。
【0015】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記凹状部は、上記刃体の内刃側の第1側面部のうち、
その全外周縁部を除く内側領域を窪ませるように、上記
刃体の基端部から先端部側に延びている構成とすること
ができる。
【0016】このような構成によれば、刃体の内刃側の
第1側面部がその略全長域にわたってプレス加工により
窪んだ形状となっており、上記刃体の第1側面部を窪ん
だ形状に形成するための切削加工を施す必要を無くすこ
とができる。すなわち、ハサミの切れ味を良好とするた
めには、相互に擦れ合う刃体の一側面部のそれぞれに窪
みを設けることによって、刃体の刃先部分どうしのみが
実質的に擦り合うように構成することが望ましいが、上
記構成によれば、刃体の略全長域にわたって上記窪みを
形成する凹状部が予めプレス加工によって形成されてい
るために、その後にわざわざ切削加工を施す必要がなく
なる。また、上記凹状部は、刃体の全外周縁部を除く領
域に設けられているために、上記刃体の全外周縁部をフ
ランジ状に形成することができ、その一部分を切断用の
刃として形成するのにも好都合となる。さらに、刃体の
一側面部の略全長域にわたって窪みを生じさせた刃体形
状とすれば、刃体の強度を高めることも可能となる。し
たがって、刃体の原材料としての金属板を薄肉にしても
充分な刃体強度が得られる。
【0017】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記凹状部は、上記刃体の外刃側の第2側面部に、上記
刃体の厚みを刃体の腹側になるほど薄くする傾斜面を設
けるように形成されている構成とすることができる。
【0018】このような構成によれば、上記外刃側の傾
斜面の存在により、次のように、ハサミの使い勝手を良
好にすることが可能となる。すなわち、たとえば布など
を切断する際には、切断された布が刃体の外刃側の第2
側面部に接触することとなるが、この場合に上記布を上
記傾斜面の傾斜に沿ってスムーズに移動させて、刃体と
切断された布との引っ掛かりを少なくすることが可能と
なる。上記構成では、このような機能を有する傾斜面
を、凹状部のプレス加工によって同時に形成しているた
めに、やはり刃体に切削加工を施すといった煩雑な手段
を採用することなく、上述した機能を得ることができ、
ハサミの製造コストを一層低減化することができる。
【0019】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記上記各刃体には部分的に焼入れ処理が施されてお
り、かつこの焼入れ処理が施された領域は、少なくとも
刃の形成部分および上記基端部の外周縁部である構成と
することができる。
【0020】このような構成によれば、刃体の刃の形成
部分、および基端部の外周縁部のそれぞれの箇所の硬度
を高めることができる。したがって、刃の切れ味を良好
にできるとともに、基端部の外周縁部の対面接触による
磨耗も少なくすることができる。これに対し、上記焼入
れ処理は、刃体の一部分にのみなされており、刃体のそ
れ以外の部分については、刃体の素材が本来的に有する
特性、たとえば塑性変形加工の容易性をそのまま具備さ
せておくことができる。ハサミの製造に際しては、その
最終工程近くにおいて、ハサミの刃体の反り具合(湾曲
度合い)の調整作業がなされるのが一般的であるが、こ
のような場合、刃体の全体に焼入れ処理を施したので
は、刃体全体を適度に塑性変形させることが困難とな
り、刃体の反り具合の調整が困難となる。これに対し、
上記構成によれば、そのような不具合を生じさせず、刃
体の反り具合の調整を容易かつ適切に行えるという利点
が得られる。
【0021】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
上記一対の刃体のそれぞれには、合成樹脂製の柄体が取
付けられている構成とすることができる。
【0022】このような構構によれば、刃体に取付けら
れた柄体は、合成樹脂製であるために、柄体の製造も容
易となり、ハサミの製造コストを一層低減化することが
できる。また、上記柄体は軽量化することが可能である
ために、この軽量化された柄体とプレス加工によって軽
量に製作された刃体との重量バランスも釣り合いの取れ
たものとすることができ、ハサミの使い勝手を良好にす
ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0024】本実施形態については、説明の便宜上、本
願発明に係るハサミを製造する方法について、先に説明
する。本願発明に係るハサミは、金属製の刃体に合成樹
脂製の柄体を連結した概略構成を有しており、その刃体
は、次のようにして製造される。
【0025】まず、図1に示すように、刃体の原材料と
なる薄手の第1次の金属板9から、いわゆるブランクと
称される一枚の刃体の製造に必要なサイズの第2次の金
属板90をとり出し、この金属板90から刃体の中間品
としてのワーク1aを成形する。このワーク1aの成形
は、金型を用いたプレス成形加工、および打ち抜き加工
により行う。上記金属板9としては、たとえば厚みが
1.5mm程度の炭素鋼、炭素工具鋼、あるいは合金工
具鋼が用いられる。
【0026】上記ワーク1aは、図2に示すように、正
面視において基端部10から先端部11側へ進むにした
がって小幅となる長細な形状であり、刃体の内刃側とな
る第1側面部12には、凹状部13が設けられている。
この凹状部13は、既述のプレス加工により形成された
ものであり、このワーク1aの基端部10から先端部1
1側に至る略全長域にわたって設けられている。ただ
し、上記凹状部13は、ワーク1aの全外周縁部14を
除くように設けられている。このため、図2のIII −II
I 断面部分においては、図3に示すように、ワーク1a
の外周縁部14は、凹状部13の形成領域に対して所定
幅を有するフランジ状となっている。
【0027】このような構成は、ワーク1aの基端部1
0においても同様であり、図2のIV−IV断面部分におい
ては、図4に示すように、この基端部10の外周縁部1
4Aも、凹状部13の形成領域に対して所定幅を有する
フランジ状に形成されている。ただし、この基端部10
の外周縁部14Aは、図2によく表れているように、ワ
ーク1aの幅方向に連続して繋がった所定半径Rの一定
幅の円弧状に形成されている。
【0028】図3に示すように、刃体の外刃側となる上
記ワーク1aの第2側面部17には、上記第1側面部1
2に凹状部13がプレス成形されることによって傾斜面
15が形成されている。この傾斜面15は、ワーク1a
の幅方向中央部側からこのワーク1aの一側縁部18側
へ進むにしたがってワーク1aの厚みtを薄くするよう
に傾斜している。また、上記ワーク1aは、図5に示す
ように、その側面視形状において全体が湾曲し、基端部
10と先端部11とを結ぶ直線に対してワーク1aの長
手方向中間部が僅かに凹状となるように反り加工を施さ
れている。この反りは、ワーク1aから構成される刃体
どうしの擦り合わせ具合を良好にするのに役立つ。この
ようなワーク1aの反りも、上記プレス加工時に施すこ
とが可能である。ただし、刃体の製造方法としては、こ
れに限定されず、たとえばハンマーを用いた別加工工程
によって施すこともできる。また、上記ワーク1aには
反り加工を施すことなく、ハサミ製造の最終工程近くに
おいて刃体に反り加工を施すようにしてもよい。
【0029】次に、上記ワーク1aをプレス加工によっ
て形成した後には、図6に示すように、上記ワーク1a
の基端部10に、支点孔6と2つのネジ孔60,60と
を設ける。上記支点孔6は、ハサミの回動動作の中心と
なる孔である。上記ネジ孔60,60は、このワーク1
aを刃体として仕上げた後にその刃体に後述する合成樹
脂製の柄体2,2Aを連結するための孔である。上記ネ
ジ孔60,60の下孔、および支点孔6についてはプレ
ス加工によって形成することができ、このプレス加工が
終了した後に上記ネジ孔60,60のタッピング作業を
施せばよい。
【0030】上記作業の後には、図7に示すように、上
記ワーク1aに焼入れ処理を施す。この焼入れ処理は、
たとえば高周波焼入れによって、ワーク1aの外周縁部
14の一部領域に対して行う。具体的には、同図のクロ
スハッチングで示す部分が焼入れ処理を施す部分であ
り、刃体の刃先部となる先端部11、刃体の小刃および
内刃となるワーク1aの一側縁部18、および基端部1
0の外周縁部14Aのそれぞれの領域に、焼入れ処理を
施す。むろん、焼入れ処理を実際に施す際には、上記領
域よりも多少広めの領域に対して焼入れ処理を施しても
構わない。上記ワーク1aの各所のうち、上述した各部
以外の領域には、焼入れ処理を施さない。このため、上
記ワーク1aは、薄肉金属板によって形成されているこ
とと相まって、その後塑性変形加工を容易に行うことが
でき、たとえば反りの調整などを簡単に行えることとな
る。
【0031】上記焼入れ処理が終了した後は、上記ワー
ク1aに必要な刃の研磨作業を行い、図8(a),
(b)に示すように、上記ワーク1aを刃体1として仕
上げる。刃の研磨作業としては、内刃研磨と小刃研磨と
があり、内刃研磨は、ワーク1aの第1側面部12の外
周縁部14の表面を、たとえば自動研磨機によって研磨
し、この部分を内刃7として仕上げる。この内刃研磨時
には、基端部10の外周縁部14Aも同時に研磨し、そ
の表面をより滑らかな状態に仕上げることが好ましい。
上記内刃研磨は、帯状に延びる狭い領域の外周縁部14
のみを研磨すればよく、ワーク1aの第1側面部12の
全面を研磨する必要はない。したがって、その研磨作業
は容易である。一方、小刃研磨作業は、ワーク1aの第
2側面部17の一側縁部18を研磨し、この部分に小刃
70を形成する作業である。刃体1の製造に際しては、
上記研磨作業に付随し、刃体1の先端部に比較的鋭利な
切先部を形成する作業も適宜行われる。
【0032】上記一連の工程を経て製造された刃体1
は、図9に示すように、これと同様な製造工程を経て製
造された他の刃体1Aと対をなし、これら一対の刃体
1,1Aのそれぞれに合成樹脂製の柄体2,2Aが取付
けられる。上記柄体2,2Aの具体的な材質としては、
たとえば機械的強度が高いガラス繊維強化樹脂あるいは
炭素繊維強化樹脂などの繊維強化樹脂が適用される。上
記柄体2,2Aのそれぞれには、使用者の指を通すため
の孔部20や、上記刃体1,1Aを支持するための支持
部21が設けられている。上記支持部21には、上記刃
体1,1Aの各支点孔6に対応する孔22、および刃体
1,1Aの各ネジ孔60,60に対応する孔23,23
も設けられている。刃体1,1Aと柄体2,2Aとのそ
れぞれの連結は、上記孔23に挿通したネジ体(ボル
ト)24を上記ネジ孔60に螺合させることにより行
う。このようなネジ体24を利用した連結手段を採用す
れば、刃体1,1Aと柄体2,2Aとの連結強度を高め
ることができ、またその組み立て作業も容易に行うこと
ができる。ただし、刃体1,1Aと柄体2,2Aとを、
リベットなどを用いてかしめて連結させてもよい。ま
た、これに代えて、たとえば柄体2,2Aに突起を形成
し、この突起を刃体1の適当な孔部に挿通するなどして
連結してもよい。さらには、インサート成形によって柄
体2,2Aと刃体1,1Aとを一体化させるといった手
段を採用してもよい。
【0033】このようにして刃体1,1Aと柄体2,2
Aとをそれぞれ連結することにより、一対のハサミ片
4,4Aを製造する。図10は、上記のようにして製造
されたハサミ片4,4Aを組み合わせて構成されたハサ
ミを示す正面図である。図11は、その要部拡大断面図
である。
【0034】上記ハサミの一対のハサミ片4,4Aを相
互に連結する連結部3は、次のような構造となってい
る。すなわち、図11によく表れているように、上記連
結部3は、一方のハサミ片4の刃体1に取付けられた筒
状ナット30、他方のハサミ片4Aの柄体2Aに突設さ
れた筒状部31、ボルト32とナット33、およびキャ
ップ34,34aを具備して構成されている。
【0035】上記筒状ナット30は、図14〜図16に
示すような工程により刃体1に固着される。すなわち、
図14に示すように、上記筒状ナット30は、その一端
部に鍔部30bを有するものであり、この鍔部30bを
刃体1に係止するように上記支点孔6に上記筒状ナット
30を挿入する。次いで、図15に示すように、上記筒
状ナット30の内周面に形成されたネジ部30aに工具
としてのネジ部材50を螺合させるとともに、上記鍔部
30bに補助部材51を当接させる。このような状態に
おいて、図16に示すように、補助部材51を矢印N1
方向に押圧しつつ、ネジ部材50を矢印N2方向に移動
させる。すると、筒状ナット30の一部を座屈変形させ
て、この座屈変形部30cと鍔部30bとによって刃体
1を挟み込むことができ、これにより上記筒状ナット3
0を刃体1に固定して取付けることができる。
【0036】上記筒状部31は、図13によく表れてい
るように、柄体2Aに一体的に形成されており、刃体1
Aの支点孔6に挿通している。この筒状部31には、上
記筒状ナット30を嵌入可能とする貫通孔35が設けら
れており、この筒状部31は、上記筒状ナット30に対
して摺動回転可能に外嵌される。
【0037】上記ボルト32は、一方のハサミ片4Aの
外面側から上記貫通孔35内に挿通し、筒状ナット30
のネジ部30aに螺合している。また、他方のハサミ片
4B側から上記ボルト32に対して六角ナットなどのナ
ット33が螺合している。したがって、上記一対のハサ
ミ片4,4Aは、上記ボルト32に対してナット33お
よび筒状ナット30が締付けられることにより相互に連
結されている。
【0038】上記キャップ34,34aは、たとえば合
成樹脂製であり、ボルト32の頭部32aやナット33
をそれぞれ配置させるための凹部36,36aに嵌合装
着されている。これらのキャップ34,34aは、ボル
ト32やナット33が外部から不体裁なかたちに見える
のを防止し、ハサミの体裁を良好にするのに役立つ。こ
れらのキャップ34,34aは、好ましくは、必要に応
じてボルト32の締付け具合を適宜調整できるように、
上記凹部36,36aへの着脱が自在である。なお、上
記のようなキャップの装着手段としては、上記凹部3
6,36aにキャップを嵌合させる手段に代えて、たと
えばボルトの頭部、ナット、ナットを貫通したボルト軸
の先端部などに対してキャップを嵌合させる手段を採用
することもできる。
【0039】上記のようにして組み立てられたハサミ
は、製品として出荷または販売される以前の段階におい
て、最終的な切れ味の調整がなされる。この調整作業
は、主に上記連結部3のボルト32とナット33との締
付け具合、および刃体1,1Aの反り具合を調整するこ
とにより行うことができる。ただし、上記ボルト32
は、ナット33と筒状ナット30との2つのナット部材
に螺合しているために、これら2つのナット部材の相乗
効果により、いわゆるダブルナット機能が得られる。し
たがって、ハサミの切れ味が良好となるようにボルト3
2の締付け具合を調整した後には、その後の使用によっ
て上記ボルト32が容易に緩むようなことが防止され、
ハサミの良好な切れ味が維持される。また、上記筒状ナ
ット30は、一対の刃体1,1Aのそれぞれの凹状部1
3,13の内部に位置するように突出しているために、
上記筒状ナット30を追加して設けたことに原因して連
結部3の厚み方向の寸法が不当に大きくなることが回避
できる。また、柄体2Aには筒状部31が突設されてい
るが、この筒状部31についても、上記筒状ナット30
と同様に、上記凹状部13,13内に配置されており、
しかも上記筒状ナット30に嵌合しているために、やは
り上記筒状部31の存在に原因して連結部3のサイズが
大きくなることも回避できる。
【0040】上記ハサミの使用時においては、一対のハ
サミ片4,4Aは、実質的には、筒状ナット30と筒状
部31との嵌合部分を中心として相対回転することとな
る。したがって、上記筒状ナット30と筒状部31との
相互に摺動する部分を平行面とすれば、一対の刃体1,
1Aを擦り合わせるときにこれら刃体1,1Aを互いに
平行に動作させることができる。その結果、ハサミを使
用する際の刃体の厚み方向の振れを少なくし、切れ味を
良好なものとすることができる。
【0041】さらに、上記ハサミの使用時においては、
連結部3を中心として一対のハサミ片4,4Aを単に相
対回転させるだけではなく、刃体1,1Aの基端部1
0,10の外周縁部14A,14Aどうしを相互に対面
摺動させることができる。これら外周縁部14A,14
Aどうしの対面摺動を確実に行わせる手段として、柄体
2,2Aに刃体1,1Aを取付ける際には、上記外周縁
部14A,14Aを柄体2,2Aのそれぞれの側面と面
一とするのではなく、柄体2,2Aの側面よりも適当寸
法λだけ相互に対面する方向に突出した状態とする(図
13参照)。上記各基端部10の外周縁部14Aは、図
10によく表れているように、刃体1,1Aの各腹側
(小刃70の形成側)の一側縁部18から峰側(腹とは
反対側)の他側縁部18aに至る領域において連続して
いる。したがって、このような外周縁部14A,14A
どうしが互いに対面摺動することにより、刃体1,1A
の各先端部11の動作も安定し、刃体厚み方向の不当な
振れが少なくなる。
【0042】このように、上記ハサミにおいては、刃体
1,1Aどうしが擦り合わされる動作、さらに具体的に
は、刃体1,1Aのそれぞれの切れ刃どうしが順次点接
触しながら刃体1,1Aの長手方向に移動してゆく動作
を、上記外周縁部14A,14Aの対面摺動動作、およ
び連結部3における筒状ナット30と筒状部31との摺
動動作によって規定することができるので、優れた切れ
味が得られる。とくに、上記外周縁部14A,14Aの
それぞれは、円弧状に形成されており、その円弧半径の
中心を一対のハサミ片4,4Aの相対回転の中心、すな
わちボルト32の装着位置、またはその近傍部分に設定
すれば、円弧状の外周縁部14A,14Aどうしがその
円弧方向に沿って互いに対面摺動することとなって、上
記外周縁部14A,14Aどうしの対面摺動動作をより
滑らかに、かつ安定させることができる。より具体的に
は、上記外周縁部14A,14Aどうしの擦り合わせ状
態を、刃体1,1Aの開脚角度に関係なく安定させるこ
とができ、刃体1,1Aを狭めたときと広げた時との操
作感の一定化が図れることとなる。
【0043】さらに、上記ハサミにおいては、たとえば
図12に示すように、布などの所望の切断対象物mを切
断するときには、切断された切断対象物mが矢印N3方
向に沿って相対移動し、刃体1,1Aの各外刃側の第2
側面部17の傾斜面15に沿うこととなる。したがっ
て、切断対象物mを切断するときの切断対象物mに対す
る刃体1,1Aの抵抗力を小さくすることもできる。ま
た、刃体1,1Aのそれぞれの内刃側の第1側面部12
には凹状部13が設けられており、この凹状部13は、
切断対象物mの切りカスの逃げを助けることとなる。
【0044】上記構成のハサミにおいては、既述した製
造工程から明らかなように、プレス加工によって刃体
1,1Aのそれぞれに凹状部13を形成することによっ
て、上記傾斜面15やフランジ状の外周縁部14Aなど
の各所を同時に形成している。したがって、上記構成の
ハサミの製造コストの低減化を図ることもできる。
【0045】なお、上記実施形態では、刃体の基端部の
外周縁部を正面視円弧状に形成しているが、本願発明は
これに限定されず、その具体的な形状は限定されない。
本願発明では、上記基端部の外周縁部を正面視非円弧状
のフランジ状に形成した場合であっても、これら外周縁
部どうしを相互に対面摺動させることによって刃体どう
しの擦り合わせ動作を安定させることが可能である。ま
た、上記刃体の基端部の外周縁部の表面は、滑らかな平
面として仕上げても構わないことは勿論のこと、これと
は異なり、多少湾曲した湾曲面として仕上げてもよい。
【0046】その他、本願発明に係るハサミの各部の具
体的な構成は、上記実施形態に限定されず、種々に設計
変更自在である。たとえば、刃体に取付けられる柄体
は、必ずしも合成樹脂製に限定されず、それ以外の材質
としてもかまわない。また、本願発明に係るハサミは、
布切り用のハサミ以外として種々の用途のハサミとして
構成することもできる。さらに、本願発明に係るハサミ
の製造方法の具体的な構成も上記実施形態に限定され
ず、種々に変更自在である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るハサミの製造において金属板か
ら刃体の原型となるワークを形成する工程を示す斜視図
である。
【図2】図1に示す工程によって得られたワークを示す
正面図である。
【図3】図2のIII −III 断面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】図2に示すワークの側面図である。
【図6】本願発明に係るハサミの製造において所定のワ
ークに孔を穿設する工程を示す斜視図である。
【図7】本願発明に係るハサミの製造において所定のワ
ークに焼入れ処理を施す工程を示す正面図である。
【図8】(a)は、刃の研磨作業を行う以前の状態を示
すワークの断面図であり、(b)は、ワークの研磨作業
を終了して得られた刃体の断面図である。
【図9】刃体と柄体とを連結する工程を示す斜視図であ
る。
【図10】上記ハサミの製造方法によって製造された一
対のハサミ片を組み合わせて構成されたハサミを示す正
面図である。
【図11】図10に示すハサミの要部拡大断面図であ
る。
【図12】図10および図11に示すハサミの使用状態
を示す断面図である。
【図13】図10および図11に示すハサミの組み立て
作業の一例を示す要部断面図である。
【図14】刃体に筒状ナットを取付ける作業の一例を示
す要部断面図である。
【図15】刃体に筒状ナットを取付ける作業の一例を示
す要部断面図である。
【図16】刃体に筒状ナットを取付ける作業の一例を示
す要部断面図である。
【図17】従来のハサミの一例を示す斜視図である。
【図18】図17に示す従来のハサミの刃体を示す斜視
図である。
【図19】従来のハサミの一対のハサミ片の連結部の構
造を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1,1A 刃体 1a ワーク 2,2A 柄体 3 連結部 4,4A ハサミ片 7 内刃 9 金属板 10 基端部 11 先端部 12 第1側面部 13 凹状部 14 外周縁部 14A 外周縁部(基端部の) 15 傾斜面 17 第2側面部 30 筒状ナット 31 筒状部 32 ボルト 33 ナット 70 小刃 90 金属板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26B 13/06 B23P 15/40 B26B 13/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板をプレス加工することにより形成
    された一対の刃体を有する一対のハサミ片と、これら一
    対のハサミ片どうしを相対回転可能に連結する連結部
    と、を具備するハサミであって、 上記一対の刃体のそれぞれには、これら各刃体の基端部
    の外周縁部を各刃体の幅方向に繋がったフランジ状に形
    成する凹状部がプレス加工によって形成されており、か
    つ上記基端部の外周縁部は、上記一対のハサミ片どうし
    が上記連結部を中心として相対回転するときに相互に対
    面摺動するように構成されていることを特徴とする、ハ
    サミ。
  2. 【請求項2】 上記基端部の外周縁部は、上記一対のハ
    サミ片の相対回転の中心、またはその近傍の一点を中心
    とする所定幅の円弧状に形成されている、請求項1に記
    載のハサミ。
  3. 【請求項3】 上記凹状部は、上記刃体の内刃側の第1
    側面部のうち、その全外周縁部を除く内側領域を窪ませ
    るように、上記刃体の基端部から先端部側に延びてい
    る、請求項1または2に記載のハサミ。
  4. 【請求項4】 上記凹状部は、上記刃体の外刃側の第2
    側面部に、上記刃体の厚みを刃体の腹側になるほど薄く
    する傾斜面を設けるように形成されている、請求項3に
    記載のハサミ。
  5. 【請求項5】 上記各刃体には部分的に焼入れ処理が施
    されており、かつこの焼入れ処理が施された領域は、少
    なくとも刃の形成部分および上記基端部の外周縁部であ
    る、請求項1または4のいずれかに記載のハサミ。
  6. 【請求項6】 上記一対の刃体のそれぞれには、合成樹
    脂製の柄体が取付けられている、請求項1ないし5のい
    ずれかに記載のハサミ。
  7. 【請求項7】 上記連結部は、上記一対のハサミ片のう
    ち一方のハサミ片に設けられた支点孔に挿入することに
    よって上記一方のハサミ片に固定して取付けられた筒状
    ナットと、上記一対のハサミ片のうち他方のハサミ片に
    設けられた筒状部と、締付用のボルトおよびナットとを
    具備しており、かつ上記筒状部は、上記筒状ナットに対
    して摺動回転可能に外嵌されているとともに、上記ボル
    トは、上記筒状部および筒状ナットのそれぞれの内部に
    一連に挿通して上記筒状ナットに螺合し、上記筒状部と
    筒状ナットとはそれらの軸長方向に上記ボルトおよびナ
    ットによって締付けられている、請求項1ないし6のい
    ずれかに記載のハサミ。
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