JP3015787U - 階段の止滑構造 - Google Patents

階段の止滑構造

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JP3015787U
JP3015787U JP1995003442U JP344295U JP3015787U JP 3015787 U JP3015787 U JP 3015787U JP 1995003442 U JP1995003442 U JP 1995003442U JP 344295 U JP344295 U JP 344295U JP 3015787 U JP3015787 U JP 3015787U
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善徳 楊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 止滑効果が高く、強固に固定される組合せ式
の階段の止滑構造。 【構成】 溝状に形成された基座板10に、上面に複数
の長手方向に平行で且つその根部の一側を内縮させ凹口
が形成された楔形凸條21を有して該楔形凸條21の二
端部の一つは円弧状角部22とされもう一つは尖角23
とされた止滑板20を取り外し可能に嵌合してなり、固
定ボルトを必要とせず階段に埋込み式に取付け可能とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一種の階段の止滑構造に関し、特に基座板と止滑板からなる組合せ 構造を有し、埋込み式を採用することで階段の材質如何を問わず強固に取付けら れ、同時に高い止滑効果を有し、階段の美観を損なわないものに関する。
【0002】
【従来の技術】
階段の滑り止めのために、一般には凸條を設けたプラスチック製の止滑ストリ ップを階段辺縁に貼付したり、或いは上面に金属粒を付着して一層の止滑層を形 成した止滑條を階段辺縁に貼着する方法が採られている。ただし、その止滑効果 は明らかではなく、前者ではごみが溜まりやすく掃除がしにくいこと、後者では 金属粒が脱落しやすく止滑効果が徐々に低下するという欠点があり、また両者と もに交換する際には、貼着に用いた接着剤を徹底的に除去してから新しいものを 貼着しなければならず、面倒であった。
【0003】 上記従来の止滑構造を改善するものとして、図1に示されるような組合せ式の 止構造がすでに提出されている。それは、階段辺角に組み合わされ、ボルト3で 鎖結されるL形の基座板1と止滑板4からなる構造であり、基座板1は銅或いは アルミニウム等の金属をプレスして断面視がL形となるよう形成され、階段に鎖 結後に上面となる面には止滑板嵌入溝が形成される。上記止滑板4は弾性材で製 造されて上面に複数の凸條が設けられた構造で、上記止滑板嵌入溝に嵌入され、 取り外し可能とされ、掃除が容易とされている。
【0004】 しかしこの技術では、基座板1の階段への取り付けがボルト3によっているた め、階段2の強度を大きく破壊し、また水洗に用いた水が残存する場合にボルト をねじこんだ隙間より浸透してボルト3の腐食、断裂をもたらして脱落させるこ とがある。且つ基座板1の厚みは非常に薄く設けられ、通常約1mm程度とされ るため、ねじ穴縁の強度が弱く、穴が崩れたり拡張したりし、ボルトによる基座 板1の階段への固定力が失われる。また、ボルト3により基座板1を固定する方 式の石材或いは非常に硬い材料を用いた階段への適用に関しては、鎖孔しにくく 且つ鎖孔並びにボルトのねじ込みにより階段の基座板固定角部分が裂損する場合 があり、不適当であった。
【0005】 さらに、上記技術では、基座板1は完全に外部に露出しているために、長期の 使用の後には踏まれて変形を発生し、これにより止滑板4を嵌入できなくなる場 合がある。また基座板1はL形とされるが、階段に取り付けた時の垂直面が階段 本来の美観を損なう場合がある。さらに、止滑板4は単純に表面に複数の平行な 凸條が設けられたのみで、止滑効果は理想的とは言えず、且つ容易に変形、脱落 を発生しやすかった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、階段の材質如何を問わず強固に取付けられ、同時に高い止滑効果を 有し、階段の美観を損なわない、階段の止滑構造を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、基座板10とされ、上面に長手方向に止滑板嵌入溝11が形成され て該止滑板嵌入溝11の底部中央は止滑板嵌入溝に平行に隆起して突起槽道12 が設けられ、該止滑板嵌入溝11の両側壁上端には外凸縁13並びに内凸縁14 が形成され、両側の楔形凸條21の外側面下方には長手方向に嵌め溝24が設け られ、下面には中央凹溝26が長手方向に凹設され、該中央凹溝26の両側にそ れぞれ伸縮縫が凹設けるされたものと、 止滑板20とされ、上面に複数の長手方向に平行で且つその根部の一側を内縮 させ凹口が形成された楔形凸條21を有し、該楔形凸條21の二端部の一つは円 弧状角部22とされもう一つは尖角23とされたもの、以上を有し、 上記止滑板10の嵌め溝24に基座板10の内凸縁14を圧入し、止滑板20 を基座板10の止滑板嵌入溝11に嵌入し、よって止滑板20を取り外し可能に 基座板10に組合せてなる。
【0008】 前記基座板10の突起槽道12は止滑板嵌入溝の両側壁の高さに隆起させ並び にその両側に凸縁を設け、基座板10に二つの止滑板嵌入溝を形成し、それぞれ に複数の上記楔形凸條またはその他の形状の止滑凸條を有する止滑板が取り外し 可能に嵌設される様態としてもよい。
【0009】 前記基座板10は単一の溝形状を有し、一つの止滑板が取り外し可能に嵌設さ れてなる様態としてもよい。
【0010】
【作用】
本考案の止滑板20は、上面に複数の長手方向に平行で且つその根部の一側を 内縮させ凹口が形成された楔形凸條21を有し、該楔形凸條21の二端部の一つ は円弧状角部22とされもう一つは尖角23とされているため、階段を上がる時 には該円弧状角部22が滑らかに重心を移動させるほか、弾性変形と尖角23部 により効果的に止滑し、階段を下りる時には該尖角23が足裏を抑止して止滑す る。また、基座板10が埋め込み式とされて、階段面板に予め設けられた基座板 嵌入溝41に嵌入される設置方法により、固定ボルトを必要とせず、ゆえにボル ト打ち込みによる階段角部の断裂や、ボルトの腐食により基座板が外れるなどの 現象を発生せず、階段に強固に固定され、その使用寿命も長く、また階段から突 出する部分の高さが従来のものより低く、階段を上る時に使用者に抵抗感を感じ させず、また外観上も自然である。
【0011】
【実施例】
図2、3、4、5に示されるように、本考案は一つの基座板10、一つの止滑 板20を有し、その中、基座板10はアルミ合金、ステンレス鋼、黄銅などの金 属が加圧加工されてなり、その平面視は長方形とされて、長手方向に止滑板嵌入 溝11が形成され止滑板嵌入溝11中央は長手方向に隆起されて突起槽道12が 形成され、これにより基座板10本体の構造強度が増し並びに止滑板20の固定 性が高められる。同時に、基座板10の長手方向両側上端部には外凸縁13が設 けられ、該外凸縁13は階段面板40に削設した基座板嵌め溝への取付け時にそ の辺縁をカバーし、また基座板10の両側の上端部には対向する内凸縁14を設 けて止滑板20両側に設けた嵌め溝24との嵌合に供する。なお、上述の各部分 の角はいずれも円弧状とし、加圧加工時の材料応力集中による構造体破壊を防止 する。
【0012】 上記止滑板20は、耐磨性の弾性材料を用いて製造されて平面視が長方形を呈 し、上面には複数の平行な長手方向の凸條が設けられ、該凸條はその根部の一側 が内縮されて凹口27が形成され、断面視で楔形とされた、楔形凸條21とされ る。楔形凸條21の上部前方の角部は円弧状角部22とされる。これにより通行 者が階段を上る時に踏み込み易く、運足が滑らかに行える。一方、楔形凸條21 の上部後方の角は尖角23とされ、階段を下りる時に複数の尖角23の阻止を受 けて、快適な着地感が得られると共に止滑効果が得られる。別に止滑板20の長 手方向両側には上記基座板10の内凸縁14を嵌入する嵌め溝24が設けられ、 下方には基座板10の突起槽道12に組合わされる内凹の中央凹溝26が設けら れる。該中央凹溝26の両側には伸縮縫25が凹設される。
【0013】 本考案は以上の構成を有し、取付け施工時には、まず階段面板40の前縁近く を基座板10を組み合わせる幅と深さに切削する。なお、切削工具には炭化タン グステン、人口ダイヤモンドなどのバイト材料があり、花崗岩、大理石などに溝 を切削することはすでに困難な技術ではない。そして止滑板20を上に持ち上げ て弯曲させ基座板10の二つの止滑板嵌入溝11内に嵌入し、基座板10の内凸 縁14と止滑板20の中央凹溝26を嵌合し、これにより基座板10と止滑板2 0を強固に結合する。さらに、階段面板40の基座板嵌入溝41に少量の填縫接 着剤を塗布し、止滑板20を嵌入した基座板10を該基座板嵌入溝41内に嵌入 して該基座板嵌入溝41内に接着固定する。
【0014】 また、階段面板40の日常的な清掃のために、基座板10の取付け施工時に、 その両端部に適当な長さの端部嵌め板30を嵌設してもよい。該端部嵌め板30 は止滑板20の上面を平面としたものであり、塵や土などを階段面板40の両側 に掃き落とすのに便利であり、取付けた実施例は図5に示される。
【0015】 上述の止滑板20の楔形凸條21の二端側は、上り方向に円弧状角部22とさ れ、下り方向に尖角23とされる。階段を上る時には人の重心は前傾し、足の作 用力はまず下向きに掛けられてから逐次後方に傾く。ゆえにその段へのステップ の重力移動に沿うように本案の止滑板20上の円弧状角部22の円弧が設けられ ているため、順調に運足が行え、なんらかの阻止により人の重心が突然後方に移 動して後ろに倒れるという心配がない。さらに足を進める時には、その足の前部 が楔形凸條21の別側の尖角23に押止されて止滑される。
【0016】 一方、階段を下りる時に足が止滑板20の楔形凸條21上に落ちると、該楔形 凸條21の根部に設けられた僅かに内縮する凹口27の設置により、楔形凸條2 1が人に踏まれると、その踏み込みの圧力量に応じて円弧状角部22が下に変形 して圧力を緩衝し、並びに尖角23部が上に持ち上がって凹凸程度が増加し摩擦 力が増し、止滑効果を高める。
【0017】 このほか、本考案の構成の要旨に基づき、多種の実施例の様態が可能であり、 需要に応じて、基座板10並びに止滑板20の様態を図6の上下に示されるよう なものとすることもでき、上の実施例では、突起槽道の幅を狭めて且つ二つの止 滑板嵌入溝Aを形成し、並びに突起槽道Dの頂端部の両端を突出させて二つの凸 縁A1を形成し、前述の嵌入方式を採用して止滑板B、Cを該二つの止滑板嵌入 溝Aにそれぞれ嵌入している。
【0018】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の階段の止滑構造は止滑板と基座板からなり、その 止滑板に複数の楔形凸條を設けた構造と、弾性耐磨材を用いた製造方法により、 止滑効果を大幅に前進する。さらに、本考案は止滑板を取り外して容易に洗浄で き或いは交換できる。且つ基座板は填縫接着剤を採用して階段の基座板嵌入溝内 に嵌入され、磨損或いは従来のもののような変形、固定ボルトの腐食などの現象 が発生せず、使用寿命もまた一般のものに比べて数倍にも延長される。別に、基 座板と止滑板は分離できることから、使用者は好みの、或いは必要とする配色に でき或いは夜光材を用いて夜間に階段位置を表示でき、安全性を高めることがで きる。また従来の止滑板の凸條は階段面より一般に6mm突出しているが、それ に対して本考案は階段への埋め込み式を採用しているため、3mm程度の突出で あり、踏んだ感じが快適であり、突出過多により階段を高すぎると感じることも ない。且つ、本考案は施工が簡単であり、安全で、実用性及び美観を有し、その 形状、止滑機能及び構成は従来のものにはなく、新規性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の階段の止滑構造の斜視図である。
【図2】本考案の分解斜視図である。
【図3】本考案の基座板及び止滑板の断面視による組合
せ表示図である。
【図4】本考案の基座板及び端部止め板の断面視による
組合せ表示図である。
【図5】本考案の階段へ取付けた状態を表示する斜視図
である。
【図6】本考案の別の二つの実施例表示図である。
【符号の説明】
10・・・基座板 11・・・止滑板嵌入溝 12・・
・突起槽道 13・・・外凸縁 14・・・内凸縁 20・・・止滑板 21・・・楔形凸條 22・・・円
弧状角部 23・・・尖角 25・・・伸縮口 26・・・中央凹
溝 27・・・凹口 30・・・端部嵌め板 40・・・階段面板 41・
・・基座板嵌入溝 A・・・止滑板嵌入溝 B、C・・・止滑板 D・・・
突起槽道 A1・・・凸縁

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基座板10とされ、上面に長手方向に止
    滑板嵌入溝11が形成されて該止滑板嵌入溝11の底部
    中央は止滑板嵌入溝に平行に隆起して突起槽道12が設
    けられ、該止滑板嵌入溝11の両側壁上端には外凸縁1
    3並びに内凸縁14が形成され、両側の楔形凸條21の
    外側面下方には長手方向に嵌め溝24が設けられ、下面
    には中央凹溝26が長手方向に凹設され、該中央凹溝2
    6の両側にそれぞれ伸縮縫が凹設けるされたものと、 止滑板20とされ、上面に複数の長手方向に平行で且つ
    その根部の一側を内縮させ凹口が形成された楔形凸條2
    1を有し、該楔形凸條21の二端部の一つは円弧状角部
    22とされもう一つは尖角23とされたもの、以上を有
    し、 上記止滑板10の嵌め溝24に基座板10の内凸縁14
    を圧入し、止滑板20を基座板10の止滑板嵌入溝11
    に嵌入し、よって止滑板20を取り外し可能に基座板1
    0に組合せてなる、階段の止滑構造。
  2. 【請求項2】 前記基座板10の突起槽道12は止滑板
    嵌入溝の両側壁の高さに隆起させ並びにその両側に凸縁
    を設け、基座板10に二つの止滑板嵌入溝を形成し、そ
    れぞれに複数の上記楔形凸條またはその他の形状の止滑
    凸條を有する止滑板が取り外し可能に嵌設される、請求
    項1に記載の階段の止滑構造。
  3. 【請求項3】 前記基座板10は単一の溝形状を有し、
    一つの止滑板が取り外し可能に嵌設されてなる、請求項
    1に記載の階段の止滑構造。
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